その後々シリーズ:セロハンテープのズレ防止
2020年の11月以来3年半の間、未使用のセロハンテープ(セロテープ)を変形させずに済みました。
セロハンテープ保管のポイントは唯一つ。「ビニール袋に密封しておく」だけです。
これが10巻中の最後の1個。
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以下は2019年の記事再掲
以前、保管していたセロハンテープ(セロテープ)が巻軸方向にズレてしまい、あの手この手で補正しました(「セロハンテープを救おう」参照)。また、そもそも変形させないよう、保管方法も編み出しました(「セロハンテープの保管方法」参照)。
セロハンテープを1本ずつ買ってる分には問題ないんですが、まとめて10本とか買うと使い切る前にずれてきてしまうわけです。これを防ぐには乾燥させないことが大事なようで、ビニール袋に密封しておくとズレは止まります。今回も昨年の4月末に買ったテープの残りにズレや変形はなく保管できています。
まとめ:
使わないセロテープ、セロハンテープはビニール袋に入れて密封保管する。少なくとも3年程度なら最後の1本までズレることはない(ほぼ3年毎に10巻ずつ買っていることから推定)。
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おまけの1枚:
モルディブ、ヴィラメンドゥ
那珂湊の反射炉
酒列磯前神社から車で約15分、那珂湊の反射炉にやって来ました。
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駐車場すぐ脇の山上門はひたちなか市の指定建造物。もともとは水戸藩江戸小石川邸正門右側の門。
反射炉とは繋がらないけど、現在残存する唯一の建築物。当時の陸軍省から払い下げを受け移築。
反射炉は9年前に行った韮山の反射炉以来です。
那珂湊の反射炉は1855~57年に建造されたものの、1864年に元治甲子の乱(げんじかっしのらん)(*1)で破壊されました。
現在の反射炉は、1937年に復元された模型。
幕末、那珂湊沖にも異国船が現れるようになり、水戸藩の徳川斉昭(*2)が大砲の鋳造(ちゅうぞう)のため反射炉を建設。
口径約21cm、射程約2,800mのモルチール砲3門、口径約9cm、射程約1,400mのカノン砲1門などが製造されました(茨城県教育委員会)。
展示されている大砲はレプリカ。
後ろ側にまわってみます。
ドーム状の天井に反射した熱や炎を一点に集中させ、鉄を溶かす構造。
大型の大砲を製造するには2基の反射炉が必要でした。
横の穴は左が燃料を入れる焚口、右が鋳口。
反射炉から少し降りた場所にあるのが煉瓦焼成窯(復元模型)。
反射炉に使用された耐火レンガ4万枚を製造。
斜面を利用した登り窯です。
では那珂川を渡ってホテルへ向かいます。
この日は大洗のホテルに一泊し、翌日は那珂湊のおさかな市場へ行きます。その話はまた今度。
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(*1) 1864年(元治元年)に水戸藩内外の尊王攘夷派(天狗党)によって起こされた一連の争乱。
(*2) 徳川斉昭(とくがわ なりあき、1800年3月11日 - 1860年9月29日)は第9代の水戸藩主。尊王攘夷思想を持つ。1858年二度目となる失脚で水戸に幽閉。1860年に桜田門外の変(*3)が起こると、水戸藩兵が尊王攘夷運動を展開。斉昭はその責により1860年自刃。
(*3) 暗殺された井伊直弼は日米修好通商条約の調印を進め鎖国政策を終わらせた。
SHOGUN 出演者(2) ~登場人物から探るあらすじ~
たまにいますよね、
頭にポッと浮かぶやいなや、
パッと言ってしまう人、
やらかしてしまう人、
馬を見てウマズラとか。
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ハリウッドが描くSHOGUN(将軍)もいよいよ残り1話となってしまいました(*1)。
エミー賞(*2)は確実だろうと言われるこのドラマ、Youtubeに公開される断片をかき集めて観ています。
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前回の吉井虎永、戸田鞠子、ジョンブラックソーン(按針)、宇佐見藤、戸田広松に続く出演者の紹介です。
落葉の方(淀、茶々)を演ずるのは二階堂ふみ。
そう、VIVANの医師二階堂ふみです。
吉井虎永を目の敵にするラスボス。動かずとも目線一つで演技。
五大老の筆頭格の石堂和成(石田三成)を演ずるのは平岳大。
吉井虎永(徳川家康)の宿敵。
憎まれ率101%だが、落葉の方には逆らえない。
虎長の息子吉井長門を演ずるのは倉悠貴。
考える前に行動してしまうわ、言ってしまうわのハラハラキャラ。
すってんころりんゴツン。どんな時代劇も描くことはなかった情けない武士の末期。
良い人かどうかは別として、いい人ではありました。
伊豆を統治する樫木藪茂を演ずるのは浅野忠信。
虎永の家臣でありながら石堂に寝返るのか?
相当な曲者。
吉井長門の葬列で「ま、釜茹でよりは下だが、犬に食われるよりは上じゃな」とつぶやく。
戸田広勝を演ずるのは阿部進之介。弓矢の名手で戸田鞠子のDV夫。
通詞を務めている鞠子と按針の関係を疑い、鞠子の眼前で弓を放つ。
あわてふためくジョン、微動だにしない鞠子。
伊豆随一の遊郭の女将であるお吟を演ずるのは宮本裕子。
鞠子と遊女お菊の値段交渉をする場面は緊迫の中にもユーモアが。
また、お吟は芸に励んだ女郎たちが歳をとっても身を立てられる場所を創ってほしいと吉井虎永に嘆願。
これが後の吉原につながるのかと想像が膨らむ。
伊豆で一番の遊女 お菊を演ずるのは向里祐香。
按針にあてがわれる夜、通詞の鞠子に「女は女の苦しみを見過ごせぬもの」と意味深な言葉をかける。
今はディズニープラスでしか観られないSHOGUNですが、いつか有料でもいいのでAmazonプライムで配信してくれないもんでしょうか(*3)。
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(*1) 毎週火曜日配信。4月23日に第10話完結編。
(*2) エミー賞は映画におけるアカデミー賞に相当。米国の優れたテレビドラマなどの功績に与えられる。
(*3) 月額990円でDisney+に加入してもいいんですが、調べると足抜け方法が難解との情報も、、、と思ったらAmazonでも売っているプリペイドがありました。自動更新なし、1ヶ月限定で990円。
インクカートリッジの復活は湯煎で
今日のD.I.Y. (Dondon Ikeike Yacchimae)はインクカートリッジの湯煎です。
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先日、枯れてしまったプリンターインクカートリッジにインクの補充をしたんですが、カラー印刷が復活しません。何回もクリーニングや強力クリーニングを試したもののマゼンタは出てこないし、他の色もかすれて安定しません。
新しいインクカートリッジ(Canon BC311)を買うのは癪なので、最後の手段でカートリッジを湯煎してみることにします。ノズルに固着したインクを溶かせば直るんじゃないかと。
容器にお湯を1cmくらい入れる。保温ポットに残っていたお湯なので80~90度です。カートリッジの吐出部(ノズル部)を浸けます。途端にお湯の色が変わるけどそのまま放置。
7~8分経過したらお湯を捨ててカートリッジ全体を拭います。時間に根拠はないけど慎重に考えた適当な時間です。
何度も強力クリーニングを繰り返したので、マゼンタから補充。
濁ったマゼンタではありますが、ノズルから出ています。
イエロー、シアンも補充。
何回かクリーニングや強力クリーニングを繰り返すとテストプリントで色が出てきました。
試しに写真をプリントしてみます。一般紙の裏紙なのできれいな印刷は期待できませんが、色は出ているようです。(大洗磯前神社の絵馬)
この後、ヘッド位置調整をやっておきました(大分ずれてた)。
一応カラー印刷はできるようになりましたが、縞模様が出ます。
再度クリーニングを試したけど効果なし。
今回はこれでOKとします、たまに街歩きマップが印刷できればいいので。
今回、ノズルが固着したのは長期間プリントしなかったためでしょう。月に一度程度ははがき大でもいいので印刷してノズルを掃除するようにします。
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おまけ:
古くから捕鯨で栄えた那珂湊市にはクジラのオブジェがあちこちに。
読めない酒列磯前神社
マドロスがいた大洗漁港から車で20分。
酒列磯前神社に到着しました。初見で「さかつらいそさき」なんて読めません(*1)。
参道には樹齢300年を越える椿やタブノキが鬱蒼と茂ります。
参道の途中、左手には海が見え、新郎新婦を撮るスポットになってます。
鳥居前には昭和の名工飯塚兵吉作の狛犬。
境内から振り返ったところ。左が駐車場で、正面には300m続く参道。
ガルパンの大洗磯前神社とこの神社は兄弟神社。創建は平安時代の856年、御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、配祀神は大名持命(おおなもちのみこと)。そう、大洗磯前神社の神磯に降り立った二神です。
拝殿には精巧な彫刻の数々。日光東照宮の「眠り猫」を手掛けた左甚五郎の作品と伝えられています。
拝殿右手には読めないけどきっと「酒列磯前神社」と彫られた丸板。左右には優雅な龍の姿。
柵の間からちらっと見えるのは本殿を守る陶製の狛犬。色鮮やか。
本殿は流れ造り。
本殿の左側。
本殿左脇には日露戦争から大東亜戦争までの戦没者を祀る鎮霊社。
絵馬に書かれた願いは、宝くじ当選、健康、志望校合格、病気快癒、縁結びなど。
宝くじに高額当選した方が奉納したという亀石像の説明を撮りました。が、肝心の亀の写真を撮り忘れました。左に見える甲羅と足だけでご容赦を。(*2)
神馬舎には笑顔の馬。
きっと知っていたんです、亀石の撮り忘れを。
では、そろそろ御暇しましょう。ホテルのチェックインまでの時間を利用して、那珂湊の反射炉を見学します。水戸藩の徳川斉昭が築造したという反射炉です。
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(*1) 「列」の読み「つらなる/つらねる」からですね。
(*2) 毎年年末ジャンボ発売時に、酒列磯前神社の神職と巫女さんがジョイフル本田チャンスセンターで高額当選の祈願祭を実施。亀石象に触ると御利益があるとか。