相変わらず忙しい日が続いているため更新停滞中。。。。


せっかく、ラウンチイベントまで開催されたのに、ろくに紹介することもできなかったが、とりあえず生存確認の意味もこめてひとネタ書き込み。


SkyDrive上で展開されていたパブリック版のOffice Web Appsが、ついに正式リリースとなりRTM版がアメリカ、イギリス、カナダ、アイルランドを皮切りに順次各国でサービスインする運びとなったようだ。


Office Web Apps Now Available on Windows Live - Microsoft Office Web Apps - Site Home - MSDN Blogs

http://blogs.msdn.com/b/officewebapps/archive/2010/06/07/10021218.aspx


このブログを見ると、日本での展開はまだ先のようにも読めるが、実はすでに一部機能が有効になっている。


http://office.live.com


こちらからアクセスし、LiveIDでログインすると、アカウントホーム内のOfficeサービスディレクトリに接続し、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteをブラウザ上で新規作成できるトップ画面が表示される。なお、従来のSkyDrive経由だと、それぞれのフォルダにいったん入った後で、パンくずメニューからOfficeディレクトリへのリンクをクリックする必要がある(つまり、SkyDriveのルートとOffice Web Appsのルートは現時点では別々に管理されているらしい? 上記URLからアクセス後、SkyDriveにある最新ドキュメントの下にあるSkyDriveというリンクをクリックすると、SkyDrive側のトップ画面に移動できる)。


どうやらSkyDrive内のフォルダ構成もリフレッシュされたらしく、まずファイルの表示形式が変更されていたり、ファイルをドラッグアンドドロップでアップロードするためのSilverlightUIが無効?になったのかアップグレードされたのか、Silverlightのインストールを要求される場合があるなど、従来通りの使い方をする場合でも若干戸惑う場面がある。


また、既存のSkyDrive内のファイルを編集しようとするとエラーになったり(すべてそうなるかは不明だが、たまたまいくつか開いたファイルが全滅だったのは確か)、OneNoteについては引き続き機能が無効になっているのは日本語正式対応が遅れているのかもしれない。なお、新規にファイルを作成したり、アップロードしたファイルについては、日本語でもほぼフル機能が使えるようだ。今のところ気が付いた例外はOneNoteファイルの新規作成して保存したファイルは閲覧も編集もできるが、アップロードしたファイルは従来通りただのファイルとして扱われるという点。


・・・と、書いていて気が付いたが、新規に作成した場合、実は保存先のフォルダを選択できずプライベートエリア内に自動的に保存されてしまう(SkyDriveから見た場合のドキュメントエリア直下)。これ自体正式対応してない状態の制限なのかもしれないが、もしかすると、この空間に保存されていればフル機能が使える、ということなのかも?しれない。ただ、そう思ってこの場所にファイルをアップロードしようとしたが、どうしてもこの場所は選択できなかった(プライベートエリア内のフォルダを選択、もしくは新規に作成する必要がある)。この辺りも、もしかしたら今後日本語サイトで正式対応した際に動きが変わってくる可能性はありそうだ。


これ以外にもアメリカ始まった今シーズン最初のTechEdネタとかいろいろ書きたいのはやまやまだが、明日もあさから客先でプレゼンなので今日のところはこの辺で。


Virtual Launchイベントが開始され、日本語コンテンツもWeb上で確認できるようになっている。


http://www.the2010event.com/


こちらのサイトからはDL可能なストリーミングセッションビデオを視聴できるが、基調講演は日本語同時通訳、その他のセッションは日本語字幕付きなので、英語がわからなくても問題ない。


このタイミングで日本語まで対応済みとは思わなかったのでちょっとびっくり。ダウンロードも早い方だと思うので、インフラにはかなり配慮されていることがわかる、つまりMicrosoftの本気度がある程度うかがい知ることができそうだ。



いよいよアメリカでのラウンチイベント開催が迫ってきたところで、Office 2010、SharePoint Server 2010はもちろんそのほかVisual Studio 2010やSQL Server 2008 R2などの最新製品をすべて詰め込んだ180日期間限定の評価用デモキット(ただし英語のみ)が公開された。


2010 Information Worker Demonstration and Evaluation Virtual Machine (RTM)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=751fa0d1-356c-4002-9c60-d539896c66ce&displaylang=en


仮想イメージの2台構成ですべてダウンロードした後(rarで圧縮&分割されているので)結合すると、50GBくらいの容量が必要になる。rarファイルだけでも20GBくらいあるので、あらかじめそれだけHDDの空き容量が必要なので要注意だ。


このコンテンツに含まれるMS製品は以下の通り。


Windows Server 2008 R2 Standard Evaluation Edition x64(x2)
Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise Edition with Analysis, Notification, and Reporting Services
Microsoft Exchange Server 2010 (*この製品のみ別イメージ)
Microsoft Office Communication Server 2007 R2
Microsoft Visual Studio 2010
Microsoft SharePoint Server 2010 Enterprise Edition
Microsoft Office Web Applications
Microsoft FAST Search for SharePoint 2010
Microsoft Project Server 2010
Microsoft Office Professional Plus 2010
Microsoft Visio 2010
Microsoft Project 2010
Microsoft Office Communicator 2007 R2


また、このキットと前後してランゲージパック(言語パック)がリリースされている。


2010 Server Language Packs for SharePoint Server 2010, Project Server 2010, Search Server 2010, and Office Web Apps 2010 - 日本語
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=046f16a9-4bce-4149-8679-223755560d54


こちらは、ダウンロードしたい言語のランゲージパックごとに、このページ自体の言語を変更する必要があるので注意が必要だ。ベータ版では、1つのページ内に複数の言語用ランゲージパックが同時にリストアップされていたが、RTM版では今のところそうした公開形態はとられていない。


また、上のリンクは日本語版となっているので日本語ランゲージパック、つまりデモキットのような英語環境で新規にサイトを作る際に日本語サイトを作れるようにするために使用するランゲージパックがダウンロードできる。


逆に日本語環境に英語を追加したい場合は、「言語の変更」でリストから英語を選択して変更することで、英語ランゲージパックがダウンロードできるページに切り替わる。ややこしいことに(Microsoftのサイトではよくあることだが)ダウンロードされるファイル自体はRM版から同じファイル名になっているので、複数のランゲージパックをダウンロードする際には保存場所やファイル名を変えて保存しないと上書きされてしまう危険がある。言語を切り替えると、上記のページ自体がその言語表記に切り替わるだけでなく、ダウンロードサイズの表記も変わるので、それで区別することも可能だ。


ちなみに、現時点で公開されているランゲージパックは、日本語と英語以外に、アラビア語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、スペイン語、タイ語、デンマーク語、ドイツ語、ヒンドゥー後、フランス語、ヘブライ語、ポーランド語、ポルトガル語(ポルトガル/ブラジル共用)、ロシア語、韓国語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)となっている。




法事や仕事でバタバタしていたらあっという間に連休突入。


この間に、Office 2010関連RTMリリースの続報がいくつか入ってきたので、メモ代わりに更新。


まずは、ダウンロードセンターから次の日本語版が相次いで公開済み。


SharePoint Designer 2010 64bit版
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=566d3f55-77a5-4298-bb9c-f55f096b125d


SharePoint Foundation
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=49c79a8a-4612-4e7d-a0b4-3bb429b46595

また、MSDNライブラリからは、SharePoint Server 2010のみ公開されていたServer製品群が、Groove Server 2010、Project Server 2010、Search Server 2010がそれぞれ公開開始になっている。


ちなみに、Groove Serverのクライアントは今回のバージョンからSharePoint Workspace 2010となってOffice Professional Plusに組み込まれている。企業向けライセンスを買えば基本的にセットになっていると考えてよいので、利用者が一気に拡大する可能性がある。ただし、今回の目玉はGroove連携ではなくSharePoint連携だ。


構成が変わっているといえば、InfoPathが今回からDesignerとFillerの2つに分離している。2007では1つのアプリケーションでデザインと入力を行っていたが、2010では別アプリで行うことになる。


修正を重ねるとくどくなるので別記事で紹介。


SharePoint Designer 2010の32bit版のみ日本語版が公開された。


Microsoft SharePoint Designer 2010 (32-bit) - 日本語
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=d88a1505-849b-4587-b854-a7054ee28d66&displayLang=ja


どうやら、順次公開されている最中らしく、前回の記事のリンク先に一瞬だけ言語切り替えのドロップダウンリストも表示されたがすぐに見えなくなってしまった。現在こちらの記事のリンクからは、言語を切り替えることが可能になっている。