幾つかの私的な事情から、このブログを更新することが出来なくなりました。
(当面は閉鎖せずに、閲覧が可能にしておきます)
3年前、原発事故で、自衛隊のトラックで連れて行かれた避難所で、仕事用の鞄に入れていたモバイルパソコンを開いたとき、全国の司法書士仲間が東日本大震災での対応のためにメーリングリストを通じて議論がなされていることを知り、福島の被害の状況を正しく伝えなくてはと、避難所から脱出と同時にこのブログを立ち上げました。
最初は、全国の司法書士仲間に避難住民の状況を知ってもらうことで、全国に避難した住民の支援に繋げて欲しいとの思いと、私を心配してくれる仲間に元気にしていることをブログで伝えることが目的でした。
ブログの更新が数日無いだけで、「倒れているのではないか」「心が病んでいるのではないか」とお電話やメールを頂くために、どんなに忙しくても疲れていても、ブログを更新しないと心配をかけてしまうと必死に更新した時期もありました(笑)
しかし、このブログのおかげで、自分の考え方や意見が過剰に主観的なものになっていないか、被害の当事者でもあることで、偏った見方はしていないかなどなど、チョット距離を取りながら、原発事故を見ることが出来たと感じています。
もともとプラス思考ではありますが、このブログで、一日の楽しかったことは何かを記録するため、心を病めずにいられたような気もしています。
東京電力の賠償の手続きが始まり、司法書士仲間が相談対応しやすくなるようにと解説を入れるようになると、面識の無い住民の方々からも「参考になりました」とお問い合わせを頂くことが増え、それらに伴い毎日のアクセス数も当初の800程から今では1500~2000件にもなりました。
新聞やNHKの記者さんたちにも、ブログをきっかけにお問合せを沢山頂戴し、こちらの要望も受けていただいた事には大きな感謝です。
ニューヨークタイムズ社さんからのお問合せのときは、
「本物ですか?」と疑ったデス(^^;はは。
避難した依頼人や住民の方から、「ブログが面白い」と言っていただけるのがとても嬉しかった
震災直後は、1年程度で見通しがつくだろうと考えていましたが、結局、3年が経過した今でも、避難状況も賠償の問題も何もかもが解決されないまま。
こんな状況の中、情報提供のツールを閉じてしまうことについては、継続して見て下さっている方々には申し訳ない思いで一杯ですm(_ _)m
原発事故から3年。
本当なら、この先の状況を伝えることの方が重要なのに・・・・
自分でも、「これを多くの方に知って欲しい!」とウズウズするかも知れません
ブログの更新が出来ない事情は幾つかありますが、今後別の形で情報提供が出来るようになるまでの期間、自分自身のことに専念させていただく時間にしたいと考えています。
これまでブログを見てくださった皆様、
ご支援をくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。
本当に有り難うございました
被害を受けた住民の皆様、
心身共に疲弊が続くことにも慣れてしまいがちですが、
どうぞお体ご自愛くださいますようお祈りいたしますm(_ _)m
被災した全ての方が一日も早く平穏で幸せな日々を取り戻せますように
私もまだまだ、人生の勉強途中。
これからも、精一杯頑張っていきますっ