地方別狂犬病死亡者數調(自大正元年・至昭和二年 内閣死因統計より)

地方別 死亡者数

東京府 5名

京都府 0名

大阪府 0名

神奈川県 0名

兵庫県 0名

長崎県 0名

新潟県 3名

埼玉県 3名

群馬県 0名

千葉県 0名

茨城県 1名

栃木県 0名

奈良県 0名

三重県 0名

愛知県 0名

静岡県 0名

山梨県 1名

滋賀県 1名

岐阜県 1名

長野県 0名

宮城県 0名

福島県 4名

岩手県 2名

青森県 2名

山形県 0名

秋田県 0名

福井県 0名

石川県 0名

富山県 0名

鳥取県 0名

島根県 0名

岡山県 2名

広島県 0名

山口県 0名

和歌山県 0名

徳島県 0名

香川県 0名

愛媛県 0名

高知県 1名

福岡県 3名

大分県 1名

佐賀県 0名

熊本県 1名

宮崎県 0名

鹿児島県 0名

沖縄県 0名

北海道 3名

合計34名

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(農林省調査)

人 34例

犬 798例

牛 25例

馬 34例

豚 0例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 891例

 

 

 

地方別狂犬病死亡者數調(自大正元年・至昭和二年 内閣死因統計より)

地方別 死亡者数

東京府 12名

京都府 0名

大阪府 0名

神奈川県 5名

兵庫県 3名

長崎県 1名

新潟県 0名

埼玉県 2名

群馬県 0名

千葉県 5名

茨城県 0名

栃木県 1名

奈良県 0名

三重県 0名

愛知県 0名

静岡県 7名

山梨県 0名

滋賀県 0名

岐阜県 0名

長野県 3名

宮城県 0名

福島県 0名

岩手県 0名

青森県 0名

山形県 0名

秋田県 0名

福井県 0名

石川県 0名

富山県 0名

鳥取県 0名

島根県 0名

岡山県 21名

広島県 0名

山口県 5名

和歌山県 0名

徳島県 1名

香川県 1名

愛媛県 0名

高知県 0名

福岡県 3名

大分県 4名

佐賀県 5名

熊本県 4名

宮崎県 0名

鹿児島県 0名

沖縄県 0名

北海道 0名

合計83名

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(農林省調査)

人 83例

犬 696例

牛 6例

馬 17例

豚 0例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 802例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 563例

牛 3例

馬 4例

豚 0例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 570例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 152例

牛 18例

馬 14例

豚 0例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 184例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 276例

牛 9 例

馬 28例

豚 1例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 314例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 213例

牛 4例

馬 17例

豚 1例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 235例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 172例

牛 18例

馬 17例

豚 3例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 210例

 

 

 

累年人及家畜別狂犬病發生調(自明治三十九年・至昭和三年 農林省調査より)

人 0例

犬 4例

牛 1例

馬 1例

豚 0例

緬羊 0例

山羊 0例

合計 6例

 

 

 

明治30年の獣疫予防法施行で狂犬病の統計がとられるようになった後の記録は下記のとおり。
 
明治30年には東京附近に流行し、神奈川、埼玉、栃木、福岡、大分に流行して二六頭の發病を見、翌三十一年には更に長崎、岡山、廣島、山口の諸縣を加へ、同三十三年に至りては四八三頭の多きに達し、爾來多少の減少はしたが三十八年に至りて神戸市に發し其の病勢を逞ふし、前後三箇年に亘りて被咬傷者四、五〇二名、内死者三五名、病犬四九頭を出し、越えて四十年には樺太より凱旋軍人の輸入したる洋犬に基因して猛烈に青森県下に流行し、被咬傷者四七名、内死者一一名を出し、同年北海道室蘭郡に初發し猛威を振ひ、遂に四三年に至るまで病犬百數十頭、恐水病患者二一名を出すの惨害を呈したのである。
又四十年、四十一年には靜岡縣田方郡、駿東郡、富士郡、沼津郡附近を中心として大流行を爲し、病犬一三五頭を出した。
更に同年東京、神奈川、山梨各府縣に流行し、四十二年には一層猛烈を極め、特に神奈川縣に於ては其の數百數十頭の多きに達し、又群馬、千葉、長崎、宮城の諸縣下にも相當の被害を見るに至つた。
四十三年には更に長崎に流行せしを初めとし岩手を加へ、四十四年に入りては福島に發し、尚一時減少の傾向ありたる東京府に於ては四十一年以來未曽有の猖獗を極め、四十四年中病犬四五二頭の多きに及び人畜の被害續出した(獣疫調査所)

 

 

 

 

 

文部省の天然記念物指定と日本犬保存運動によって消えゆく日本犬が救われた頃、外地の在来犬たちも消滅の危機に瀕していました。

朝鮮半島を訪れた日本犬保存会の板垣四郎教授は、現地の状況について下記のように伝えています。

 

朝鮮總督府の朝鮮報國畜産大會の講師に招かれ、約三週間朝鮮各地の畜産を視察して十一月下旬歸京した。

犬は釜山から自動車で慶州を訪づれた際に自動車の窓から地犬らしいものを多數見かけたが、中には體高一尺六七寸の中型犬の身體のガツチリした却々優秀らしい犬もゐた。

しかし土地の人はもう純粋の朝鮮犬は山中に行かねば殆んど見られないと云つてゐたとのことである。

「人の噂・犬の噂」より

 

朝鮮総督府が珍島犬と豊山犬を「朝鮮宝物古蹟名勝天然記念物第53号」に指定したのは、昭和13年のことでした。

しかしこれは逆効果となり、「高値で売れる」と珍島へ押しかけたペット商が犬を買い漁る騒ぎになったとか。