こんにちは。4年の山田です。
早いものでもう9月に突入してしまいました。空気ももうすでに秋に変わっていますね!
さて、そんな晩夏に行われる試合といえば!そう、インカレでございます!
そんなわけで、去る8月27日から30日にかけて行われた第71回目の大会の模様について、ご報告させていただこうと思います。
今年度の会場は、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場。ついこの間できたばかりのとても綺麗な333mバンクでした。とはいえ、標高約1000mのところにあるだけあってこれまでの短い期間にも何度か記録の出ているバンク。今回も大会新記録などが期待されます。
さて、それでは早速試合の様子を報告していきたいと思います。
まず最初の種目は、各種スプリント予選です。男子は2年後藤くん、女子は3年中嶋さん、そしてタンデムは3年森くん、2年中井くんの出場になります。
まず、後藤くんは10秒634の6位で1/8決勝に進出。中嶋さんは13秒540の7位で1/4決勝へと駒を進めます。
また、タンデムは18秒140の6位で1/4決勝進出を決めました。
続いては、男女個人追い抜きの予選です。男子は3年伊藤くん、女子は中嶋さん、そして1年の池田さんが出場しました。
まずは女子ですが、中嶋さんが4分16秒899で8位、池田さんが4分40秒931で10位となり、残念ながらポイント獲得とはなりませんでした。
続く男子ですが、7組目に出走した伊藤くんのタイムは4分45秒185。その後3組が残っていたのでどうなることかと思いましたが、見事予選4位通過で最終日の3,4位決定戦に進出となりました!
さて、続くは女子のチームスプリントです。
中嶋さん、池田さんのペアで臨みます。
タイムは53秒545、6位となりました。まだ1年目のペア、来年の記録にも期待です!
そして、初日最後の種目は男子スプリント1/8決勝。後藤くんが朝日大学の選手と対戦しましたが、上がりタイム11秒29でしっかりと1/4決勝に進みました。
さて、緊張のインカレ初日も天候の悪い中無事終わり、いよいよ怒涛の2日目がやってきます。
この日の第一発目はケイリン予選。1年佐藤くんが出場します。
予選3組目に出場した佐藤くん、先行逃げ切りで1着でゴール、着実に準決勝へとコマを進めました。
さて、続いては女子のポイントレース決勝です。中嶋さん、池田さんの2名で出場します。
まずは一回目のポイント通過、3着で中島さんが通過し2点を獲得。しかし、その後池田さんは集団から離れてしまいDNFに。中嶋さんも徐々に集団から切れてしまい、2名ともDNFとなってしまいました。
13人中ゴールしたのは5名だけという、非常にサバイバルなレースでした。
さて、引き続いては男子のチームスプリントです。
今年は手嶋くん、後藤くん、佐藤くんの短距離班3人で臨みます。
タイムは1分03秒711。結果は6位、対抗得点を獲得しました。上位では4チームの大会新記録が出るなど、非常にレベルの高いレースでした。
続いては女子の500mタイムトライアルです。こちらには池田さんが出場しました。
タイムは44秒343で9位でした。
引き続いては男子4kmチームパーシュートです。メンバーは伊藤くん、塩田くん、八田くん、孫崎くんの4人で臨みました。
しかし中盤にかけて3人になってしまい、その後も何とか隊列を崩さぬように走り抜けましたがタイムは4分28秒380、全体では10位となりました。
この調子で次から次へとレースは行われていきます。お昼をはさんで続いては男子1kmタイムトライアルです。手嶋くん、佐藤くんの2名が出場しました。
手嶋くんは1分08秒170で19位、佐藤くんは1分07秒522で16位となりました。
さて、続いてはスプリント系種目の1/4決勝です。まずはタンデム組から。
対戦相手は日本大学でしたが、わずかに届かず先着を許してしまいます。これで、翌日の5~8位決定戦へ進出することになりました。
さて、続くは女子です。中嶋さんは鹿屋の選手と対戦、こちらも残念ながら先行を許してしまい5~8位決定戦へ進むことになりました。
さて、最後に男子ですが、後藤くんも鹿屋の選手と対戦。こちらも実力のある選手との戦いになりましたが、先着し1/2決勝へと進出することが決まりました。
さて、早稲田の出場する本日最後の種目は男子ポイントレースの決勝です。ほぼラストのレースということもあり、会場はぐるりと一周観客が埋め尽くすほどに。終始声援の途絶えない、大変盛り上がったレースとなりました。
早稲田からは孫崎くんが出場。実力者の集うレースで、表彰台を目指します。
レースは全体的に非常に活発で、一回一回のポイント周回も非常に接戦となる場面もありました。孫崎くんも着実にポイント周回に絡み得点を重ねていきます。しかし、中心になったのは鹿屋、日体、中央などの選手。上位でのポイント通過をかなり占め、レースを優位に進めていきました。
全部で120周回、40kmという大変長丁場のレースでしたが、最後から2回目のポイント通過で孫崎くんが奮起、1位通過で5点を加えます。結果、12ポイントを獲得し8位入賞!対抗得点も獲得しました。
さて、怒涛の勢いで過ぎていった2日目もこれで終了、次はいよいよ順位決定戦を残す3日目になります。この日は朝からの大雨で、気温も低く中々のバッドコンディションでしたが、決勝系種目が集まっていただけあり大変アツい1日でした。
まずはケイリンの1/2決勝から。佐藤くんが2組目に出走です。
先行する朝日大学に追いつくことはできませんでしたが、しっかりと2着をキープ。決勝戦へ進出です!
その決勝戦ですが、ラストに向けて動いた明治大学の選手にすばやく反応。朝日大学の選手と2人でやや先行する形でゴールを迎え、最後はわずかに及びませんでしたが2位表彰台となりました!
さて、続いてはタンデムスプリント5~8位決定戦、法政大学との対戦でした。こちらはタイミングが合い、最後は相手をかなり引き離しての逃げ切りゴール。5~6位決定戦へ進出しました。
さて、その5~6位決定戦では順天堂大学と対戦です。こちらは傍から見ていると拮抗した勝負でしたが、わずかに及ばず先着を許し、結果6位となりました。
さて、続いては男子スプリント1/2決勝に後藤くんが出場です。
相手は鹿屋体育大学の選手でした。
1本目、2本目ともにわずか及ばず、先着を許します。これで、3~4位決定戦へ進むこととなりました。
さて、その3~4位決定戦は明治大学の選手が相手でした。
こちらも惜しくも二本を先取されてしまい、結果4位となりました。
さて、続いては女子の5~8位決定戦です。出場選手が7名だったためこちらは3人での対戦になります。
こちらは、ラスト1周を迎えるところでタイミングを見計らい先行。そのまま不意をつかれた形になった残り2人を置いて先行逃げ切り勝利を収め、結果5位となりました。
さて、ラストにお伝えするのは個人追い抜き3~4位決定戦です。伊藤くんが中央大学の選手と対戦しました。
丁度霧が濃くなってきたタイミングで、バックにいる対戦相手もいまいち視認できないようなコンディションでしたが、表彰台をかけて走りました。
結果は4分48秒43でこの対戦では敗れましたが、結果4位となりました。
さて、以上が3日間に亘ったトラックレースの模様です。この結果、3日目終了時点では早稲田大学が24pで5位という、近年ではかなり高順位につけることとなりました!
ここで松本とはお別れをして、この日はそのままロード会場の大町のほうへ移動します。翌日のロードの会場はこちらの大町美麻・特別周回コースで行われます。
試合当日ですが、朝からざんざん振りの雨…予報では出ていましたが中々天気に恵まれない試合でした。
さて、今年度のインカレロードですが男女別出走で行われました。
まずは女子のレース、池田さんが出場するのは5周・63kmのレースです。
レースは17名でスタートしましたが、早い段階でメンバーが絞られる展開に。1~2周目で先頭集団ができ、後続はどんどんと遅れていってしまいます。池田さんも千切れてから辛抱強く走り続けましたが、レース半ばでDNFとなってしまいました。
しかし今年が初のインカレ、来年からの活躍に期待です!
そして、いよいよ男子のレースが始まります。こちらは14周の176.4km、このコンディションのなか大変長丁場のレースです。
早稲田からは井上くん、伊藤くん、金子くん、手嶋くん、岩田くん、塩田くん、八田くん、孫崎くんの8名で出場しました。
レースは昨年まで2連覇している徳田選手などを擁する鹿屋勢、そして総合での巻き返しを狙う日大勢、昨年ロードで上位だった法政や京産など、各チームの思惑の中展開されていきました。
まずは序盤、鹿屋などがアタックを仕掛け、たびたび逃げ集団ができますがそれも吸収を繰り返す流れが続きます。前半は孫崎くんなども積極的に前方での走りを見せていました。
しかし、5周目あたりでメイン集団から完全に抜け出した逃げ集団が形成。その次の週にはこれを追おうと、伊藤くんを含む数名の追走集団ができます。
翌周、後ろのメイン集団から8名が追走集団に合流。井上くんもこの追走におり、大きくなった追走集団には早稲田が2名となります。
しかしその状況もあまり長くは続かず、しばらくすると逃げ集団も含め後ろに吸収、全員が一つの集団になりました。
しかしここまでで集団も大分と絞られる展開に。この時点で岩田くん、手嶋くん、八田くん、塩田くんは遅れを取り始めDNFとなってしまいました。
しかし10周を越えた頃、再びレースに動きが発生します。
鹿屋の選手が単独で飛び出し、何人かが追走。この段階で集団はだんだんと縦に伸びていきます。
その後逃げる鹿屋の選手を追った日大2名、鹿屋1名が飛び出す形となり、最終的にその4人で逃げ切る流れに。後続とはおよそ2~3分ほどの差をつけながらゴールへ向かいます。
この途中、残りわずかなところで井上くん、伊藤くんがDNFに。しかし金子くん・孫崎くんを見事にアシストする献身的な走りでした。
さて、そうして集団で堅実に走っていた金子・孫崎両選手ですが、レースも残りわずかとなって順位も見えてくる頃、いよいよラストスパートに掛かります。
一方、前方では先ほどの逃げから1人脱落し3人でのゴール勝負に。ラストは日大の選手が抜け出し、優勝。2位鹿屋、3位日大となりました。
そうした先頭逃げ切りゴールの後、いよいよポイントをかけたゴール争いです。
後続はもはやばらばら、ゴール地点にいるだけでは一体誰がどんな順位で来るのかまったく分からない状況でしたが、先頭から2分弱、8位で金子くんがゴールに飛び込んできました!
その後も孫崎くんが25位でゴール。最後の最後にメカトラに見舞われてしまい悔しさの残るレースとなりましたが、是非これを来年にぶつけてもらいましょう…!
というわけで、以上がロードレースの模様でした。
そして大学対抗総合順位ですが、8位入賞でロードのポイントは5点を獲得、トラックとあわせ29点で総合6位となりました。
さてここまでで、レースのレポートを終わります。長くなりましたが読んでくださった方、ありがとうございました。
さて、上記のように散々天気に振り回されたインカレではありましたが、何とか4日間を終えることができました。期間中はたくさんのOBの皆様、そして父兄の皆様に多大な応援を頂き、大きな力になりました。ほんとうにありがとうございました。
また、悪天候・不便な場所であったにもかかわらず取材・撮影をしてくださった早スポの皆様にも大変お世話になりました。こちらで掲載させていただいた写真も、早スポ様から頂いております。
また、若干個人的なことですがインカレで4年は引退となるため、私もこれでさようならです。今までつたないブログを読んでくださった皆様本当にありがとうございました…!
さて、一年の最大の目標であるインカレが終わった今、部は一旦解散期間に入っています。そして、また新たな主将・主務の元、10月から部として本格稼動していく予定です!
後期も新人戦、早慶戦、六大学戦など大会は目白押しですので、引き続き早稲田大学自転車部の応援をよろしくお願いいたします!