朝日杯の予想をする。
馬券引退まで、残るはこのレースと有馬記念の2戦。可能な限り頑張ってみたい。
軸候補は前走で重賞連対をしているアトムとプレイアンドリアル。 過去の傾向からどちらが軸に相応しいか考えてみる。
東スポ杯を4角7番手以内で4着以内だった馬の朝日杯成績は以下のとおり。
【5・0・0・1】とほぼパーフェクト。 ちなみに8番手以下の馬は【0・1・1・3】とイマイチなので、ある程度前につけられる器用さが求められるのが中山マイルなのだろう。
フライングアップルは惜しい4着だったが、ドリームジャーニーはグランプリホース、ローレルゲレイロもスプリントGⅠ2勝の名馬だったことを思えば、やむ無しか。
オースミダイドウを粘らせたのはペリエの腕だろう。
04年以降
フサイチリシャール 1番手1着 →FS1着
フライングアップル 5番手2着 →FS4着
ドリームジャーニー 7番手3着 →FS1着
ゴスホークケン 3番手4着 →FS1着
ローズキングダム 4番手1着 →FS1着
コディーノ 4番手1着 →FS1着
プレイアンドリアル 3番手2着 →FS?
普通に走れば、プレイアンドリアルは勝ち負けできるのではないだろうか。 続いてデイリー杯4着以内馬の成績を見ておく。
【0・1・2・8】とかなり微妙な成績だ。
04年以降
エイシンヴァイデン 2番手4着→ FS7着
ダイヤモンドヘッド 4番手2着→ FS5着
オースミダイドウ 6番手1着→ FS3着
ローレルゲレイロ 6番手2着→ FS2着
キャプテントゥーレ 2番手1着→ FS3着
ウイントリガー 7番手3着→ FS10着
シェーンヴァルト 7番手1着→ FS7着
ホッコータキオン 1番手2着→ FS4着
アドマイヤサガス 6番手2着→ FS11着
ダローネガ 6番手2着→ FS5着
クラウンレガーロ 3番手2着→ FS9着
アトム 7番手2着→ FS?
上記以外に、デイリー杯連対実績があるスーパーホーネットやエイシンアポロンがFS2着、デイリー杯4着経験馬でFS3着のダイワバーバリアンがいるのだが、これらは、次のレースで東京1400m戦を1着している。京都マイルから中山マイルへの直行はマイナスなのではないだろうか。
ちなみに馬券になった3頭は全て4角6番手以内だったので、4角7番手だったアトムを軸にするのは難しいという判断になる。 前脚に頼った走り方をする馬なので前半置かれてしまうと、内枠なだけに外を回らせられる危険性もあり、力を発揮したとして届かず4着以下というシーンもありうることを踏まえると、1番人気で軸として買うべき馬ではないだろう。
川田騎手も08年以降、中山マイルで未勝利というのも気になるデータ。消えて不思議ない1番人気と判断したい。
軸が決まったところで相手馬分析をしたい。
04年以降、04年を除けば、必ず4番人気以下の馬が1頭は馬券になっているので、過去4番人気以下で馬券になった馬を分析していき、今年のメンバーで近似する馬がいないか探してみることにする。
5番人気2着スーパーホーネット デイリー杯2着(上がり2位)、くるみ賞1着(上がり1位)
父ロドリゴデトリアーノ 内田博
→上がり2位以内で連続好走。その後の活躍を考えれば、人気がなさ過ぎたということか。
7番人気2着ローレルゲレイロ 函館2歳2着、デイリー杯2着
父キングヘイロー 本田
→こちらは上がり実績はないが、重賞2連対の実績がありながら、不当に人気がなかった。その後の活躍は周知のとおり。
10番人気2着レッツゴーキリシマ ききょうS2着(上がり1位)、かえで賞1着(上がり3位)、京王杯2歳S3着
父メジロライアン 幸
→この馬も地味なので人気しながったが上がり連対実績もあり、普通に買える馬だった。その後、マイル重賞で活躍。
4番人気3着キャプテントゥーレ 野路菊S3着(上がり3位)、デイリー杯1着(▲0.3差)
父アグネスタキオン 川田
→重賞楽勝した馬にしては人気薄だった。当時売り出し中の川田騎手だったからではないだろうか。
5番人気2着フィフスペトル 函館2歳1着(上がり1位)、京王杯2着(上がり2位)
父キングカメハメハ ルメール
→こちらも重賞で上がり連対実績がありながら、不当に人気が低かった。後に古馬マイルGⅠで2着あり。
5番人気3着ダイワバーバリアン デイリー杯4着(上がり3位)、500万条件(東京1400m)1着(上がり2位)
父マンハッタンカフェ 蛯名
→こちらは、500万勝ち直後では順当な人気だったか。しかし、後にマイルC2着するなど能力はあった馬だった。
5番人気1着グランプリボス 京王杯1着(上がり3位)
父サクラバクシンオー(母父SS) デムーロ
→これは父バクシンオーで距離不安があったが故の人気薄だったかもしれない。後の活躍を考えれば、当然の勝利であり、血統のスケールを遥かに超えた馬だったということか。もちろんデムーロの手腕も光る。
4番人気2着リアルインパクト 京王杯2着(上がり2位)
父ディープインパクト ベリー
→これは順当な好走だろう。後に安田記念を3歳で制することになる。 4番人気2着マイネルロブスト 札幌2歳S3着(上がり2位)、東スポ杯2歳S9着 父ゼンノエルシド 蛯名 →地味な馬で前走大敗馬にしては人気したと思う。早熟馬だったのか、その後は活躍できず、障害で頑張っている模様。
8番人気3着レオアクティブ くるみ賞2着(上がり1位)、京王杯2歳S1着(上がり1位)
父アドマイヤムーン 横山典
→不当に人気薄になったのは外枠の影響と芙蓉Sの大敗歴の影響だろう。東京1400mを上がり上位で連対している馬は警戒が必要ということ。
7番人気1着ロゴタイプ ベゴニア賞1着(上がり2位)
父ローエングリン(母父SS) デムーロ
→後の皐月賞馬。デムーロマジックだけではなかったということ。やはり上がり上位で勝ち上がった馬は強いということなのだろう。
ポイント1 上がり上位での好走歴が重要。ない場合は重賞実績必須。
ポイント2 外人騎手を侮るな。
ポイント3 血統はあまり気にしない方が良い。母父SSは突き抜けるケースあり。
この3点から、今年の好走馬を探してみる。 4番人気以下の馬が対象。なお、週中の分析から11番人気以下、単オッズ50倍以上の馬は好走していないので、そこに該当する馬は分析から除外する。
4番人気 アジアエクスプレス ムーア ダートでかなり強い内容というのは事実だが、初芝で4番人気では非常に狙い難い。
5番人気 ウインフルブルーム 和田 父スペシャルウィークという地味な血統ながら、前走は非常に強い内容。外枠を嫌われてのこの人気なら積極的に狙いたい。野路菊Sは上がり2位で2着しているし、前走は上がり5位ではあるものの、0.5差の楽勝。JFと同タイムと価値は高い。
6番人気 ショウンアナチーヴ 後藤 キャリア4戦、オール上がり1位で母父SS、東京1400で勝利経験と狙い目の1頭。6番人気馬は過去10年で1頭も馬券になっていないのだが、この馬は買うべきだろう。
7番人気 ショウナンワダチ 北村宏 2戦2勝、ともに東京マイルを上がり1位の脚で追い込んでのものである。東京マイルステップの馬に好走馬が少なく(いちょうS1着のジャリスコライトぐらい?)、求められる適性が違うと思われること、大外を引いたことを加味すると、ここは非常に狙い難い。下げて追い込む競馬しか考えられないが、今年はペースが上がる可能性が高く、そういった流れになると、中山マイルは追い込みがハマることは極めて少ない。
8番人気 ツィンクルソード 福永 京都1400の500万下を2番手から上がり1位で勝利してきており、器用さはあるものと考えられる。掛かり気味の馬なので、もしかしたらGⅠのペースが合うかもしれないし、2歳戦に強い福永騎手なのも心強い。押さえたほうが良いだろう。
9番人気 マイネルディアベル 京王杯4着馬でデムーロ騎手なので、もう少し人気すると思われたが、流石に血統が地味過ぎるということだろうか。ここ4戦、上がり3位以内の好走歴がなく、GⅠでは荷が重いと思われるが、デムーロは怖いので押さえは必要。枠も悪くない。
10番人気 サトノロブロイ 上がり好走歴がないが、一応OP3着がある。太めだったとはいえ、今年の物差し馬ピークトラムに先着しているので、仮に3着ぐらいに粘られても驚けないので、この人気なら押さえてもいいだろう。
積極的に買いたいのは、ウインフルブルーム、ショウナンアチーヴの2頭。
押さえで、ツィンクルソード、マイネルディアベル、サトノロブロイ。 このメンバーならアトムも好走するだけの能力があると思うが、デイリー杯組の相性の悪さから消える可能性も高いため、プレイアンドリアル1頭軸で買いたい。
ここまで触れなかった3番人気ベルカント、重賞1勝2着1回の実績はあるが、極めてスプリント寄りの競馬をする馬で上がり実績もないので、中山の坂では粘りこめないと思う。消し。
◎13 プレイアンドリアル
○14 ウインフルブルーム
△11 ショウナンアチーヴ
△ 3 アトム
△ 9 ツィンクルソード
△ 4 マイネルディアベル
△ 5 サトノロブロイ
結果的に2桁馬番の馬を中心視することになったが、11番については、過去10年で【1・1・1・7】と一定の結果が出ており、気にするほどではないだろう。
しかし、13番が【0・0・0・10】、14番が【1・0・0・9】と微妙になっている。
14番で勝利したのはロゴタイプ。GⅠ級の能力馬なら克服して不思議はないのだが、過去、どのような馬が、その馬番で負けたか見ておくことにする。
以下のとおり、並べてみたが、枠だけを理由に、負けた馬というのはいないのではないだろうか。後の名スプリンター、ハクサンムーンの名前もあるが、それ以外は、これといった実績なく、消えていった馬達ばかり。 2番人気に支持されながら大敗したアポロドルチェも後の成績を見れば、スプリンターだったのは明白な事実。また、アポロドルチェが凡走した朝日杯はインバイアスがキツく、レースも3番手以内で行った、行ったの典型的な競馬だったのも大きいだろう。当時の自分の予想も、アポロドルチェは軽視していたと記憶している。 マイル以上で既に強い内容を示しているプレイアンドリアル、ウインフルブルームは少なくとも枠を理由に凡走する危険性は低いものと考えたいし、逆に外枠に入ったことで、オッズ的に美味しいぐらいに考えて勝負したい。
13番
ディアセルヴィス 16番人気14着
ハクサンムーン 11番人気16着
エーシンブラン 13番人気14着
エスカーダ 15番人気10着
ピースピース 14番人気 5着
スマートギャング 13番人気15着
コアレスレーサー 15番人気14着
タニオブゴールド 14番人気14着
エイシンサリヴァン14番人気14着
マイネルゼスト 13番人気 8着
14番
ロゴタイプ 7番人気 1着
ヒシワイルド 13番人気14着
マジカルポケット 11番人気15着
キョウエイアシュラ 9番人気 7着
ブライトクロノス 12番人気13着
アポロドルチェ 2番人気11着
アドマイヤヘッド 8番人気11着
フィールドカイザー12番人気13着
ローランコングレ 11番人気 8着
リガードシチー 15番人気15着