私には、ほぼ毎日話す清掃のおばちゃんがいる。
うちの店の前を通り、ハローと言い合ううちに世間話などするのが日課になった感じである。
おばちゃんは、私が働くショッピングセンターの清掃の後、夕方5時から近くの小学校の清掃もやっている。

昨日もおばちゃんと常識が無い客の愚痴を話していた。
先日、うちの店に来た客がカフェで買ったばかりの持ち帰りコーヒーを商品の棚に置き、それを置いたまま自分は買い物をしていたらしいが、それと知らずにコーヒーカップを触った別の客が床にコーヒーをぶちまけた。
商品はコーヒーが付着し全て売り物にならず、コーヒーを置いた客は「私の買ったばかりのコーヒーをどうしてくれるの?」と悲鳴をあげて怒る年配ババア。
どうにもならず、警備を呼んだ。

コーヒーを商品の棚に置いた客が100%悪いが、そこは絶対に謝罪しなかった。
「熱いコーヒーを持ち歩けと?どうしろって言うの?」とワメいていた。
呆れるわ…と私が言うと、おばちゃんは「私が昨日行った学校の掃除でな…」と話始めた。

おばちゃんが掃除に行っている小学校には、男性教諭専用トイレと女性専用トイレがある。
おばちゃんが掃除に行くと、女性教諭専用トイレの便器の外にしてあった大便を、後から入ってきて床に大便が放置してあるのを知らなかった女性教諭が踏んだらしい。
他人の、しかも同僚の大便を踏んだ教師は大激怒した。
しかし、便器の外に大便を落として拾わず去った女性教諭は申し出なかった。

だれも大便を拾わず、ギャーギャー女教師らがワメいていた。
「掃除のやつらにさせたらエエわと思てんねやろな…。私ら掃除スタッフが出勤するまで大便を放置し、これも清掃のうちやからお願い」と教師らは言って帰って行ったという。

「教師が職業を見下すんやもん、そらその程度の人間やから便器の外に大便して放置して出ていけるんやろけど…」と呆れていた。

和式ならともかく、洋式便器の外に出す、または出てしもた…とは、どういう状況でそうなるのか…出した本人は何故拾わない?
自分と入れ替わりで同僚が入って来たら、間違いなく自分は便器外排泄癖だと言われてしまう。
そのリスクを負って放置逃走出来るのか?

一生かけても理解出来ないイギリス女の尻癖の悪さである。
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イギリスに暮らして最初、私は接客業とかサービス業、カスタマーサービスという概念があるのか無いのかわからん国だと思った。
素晴らしい接客をしてくれるスタッフに巡り合うこともあれば、つり銭は投げてよこす、ハローもサンキューもバーイも言わん、どんなに客が待っていても同僚と喋り続けな死ぬんか!という程、知らん顔するババアスタッフ…これはもう、暮らしていて遭遇したくなくとも避ける事の出来ない事故である。

先日、娘とTK MAX という量販店に行った。
なんか色々売っている、何とも言えんが行ったら何なりと買ってしまう魅力がある。
土曜日で、カーライルの割には混んでいた。
商品が床に落ちたままで、スタッフはおそらく店内を歩いて整理していないのだとすぐに分かる。
そこでキャンドルを買いレジに行くと、あれほど店内のフロアにいなかった店員が、9人レジで手を叩き大爆笑して談笑していた。

レジは4つしか開けていないが、9人が全員そこにいる。
なるほど…せやからあんなに衣類やら靴が床に落ちたままやったんか…

私の番になったが、若い女性店員は8人と喋り続けたまま私のレジから支払いまでを終えた。
顔は終始横を向いたままである。
私は嫌みにサンキューと言ったが、喋り続けたままだった。
感じ悪っ…とイギリスに来た頃は思っていたが、慣れたら慣れる。

娘が後で「失礼やな…あれはアカンわ…」と言った。
それから数日後、うちのスタッフ16歳(女)と18歳(男)が、全く同じだったのを目にした時、もうこれは大英帝国の御家芸だと諦めた。
若いから…ではない。
なかなかのババアでもやる。
しかし不思議にも、なかなかのジジイはやらん。
まずもって紳士なジジイスタッフにしか私は遭遇したことがない。

思うに、今後は男性スタッフを採用していけば、サービス業は気持ちの良い買い物が出きるような気がする…
知らんけど…
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先日、万引きを発見。
とは言え、された後だった。
うちのマネージャーが床に落ちている磁石式のセキュリティタグを4セット見つけ、すぐに防犯カメラを巻き戻して見たら、女がコートのポケットに商品のタグを当てつけ、その磁石式タグをはずしては、自分のカバンにいれている様子がハッキリ撮られていた。

髪を赤く染め、小型犬を連れている。
夫らしき男と入ってきて、しばらく過ごし、一度店を出た。
再び戻ってきて、女は犬のリードを片手に持ち、慣れた手つきで商品を盗んでいる。
スタッフも客に無関心であるし、ベラベラ喋っているだけで客に話しかけもしない、この店ならできると確信したから戻って来たはず。

昨日、うちの店舗があるショッピングセンターの警備の偉いさんにビデオを見てもらい、今後は要注意人物として認識してもらった。
警備の人も警官も同じ事を言うが、「こういう万引き常習者は体型から髪型、メガネ、連れている犬まで完全に変えて次は来るから、赤い髪…と覚えない方が良い。目を覚えておいたら、次に来ても分かるから」と言った。

そんな…全国指名手配犯を探す警察官やあるまいし、目を覚えろて…

悪いのは万引きするやつ。
しかし、客に話しかけ、見てますよとアピールしないスタッフの責任である。
万引きした衣類を身に付け、立派な服装の飼い主を犬はどう思って毎度の万引きに付き合って来たのだろうか…
犬に聞いてみたいもんである。
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野獣のような行動をする女がいるイギリスにおいて、やはり私は紳士の国であると思う事が生活の中にある。
年齢に関係なくドアを開けてくれる、道を譲ってくれる確率は日本に比べて遥かに高い。

今日、売場にいると工事現場の制服に身を包んだ若い男性が2人入ってきた。
一人の男性が私に「これの黒ある?探したいけど、休憩中で手が汚いから商品に触るの悪いから」と言った。

パンツを直で履いて汚して放置していく女がいる一方で、自分の手が汚いからと遠慮がちに買い物してくれる男性。
私は男性に試着室を教えた。
しかし男性は「多分大丈夫やけど、家帰ってからシャワー浴びて試す」と言った。

接客業をしていると、時に老紳士もヤング紳士もいたりして、私は感動したりする。
うちの男性スタッフも本当に紳士であるが、紳士行動ができる男性と全く出来ない男性の違いは家庭環境なんだろうか…
イギリスにおける紳士は、男の子は誰から学ぶのだろうか…
夫に聞いたら「そんなん家庭で習わんかった」と言ったが…
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今日はエリアマネージャーなる人が我が店舗のチェックにきた。
マルサの男…とでも言おうか、パソコンの保管データから金庫、レジ、スタッフの数や労働時間の照らし合わせに来る。
また売場も見て、気に入らねば彼の好みに変える。

先日の下着の件をエリアマネージャーに話した。
正直、気持ち悪いから取り扱いを他店のスタッフはどう思っているのか?と。
「パンツの試着はアカンというサインが無いのが問題なのでは?」と言うと、「サインなんか抑止力にならん」と言った。
「世の中の常識として、国関係なく普通パンツは試着したらアカンのが人間の暗黙の了解ちゃうか?それを生身に身につけ買わずに、しかも汚したと分かって放置する女など、サインがあってもやる」と言った。

そこで今日は近隣にある下着を扱う店を見に行ってみたが、やはりパンツの試し履きを禁止するお願いは貼ってない。ただ、試着室にスタッフがいるので、もし手に持っていたら注意するとみた。
エリアマネージャーが言うように、わざわざ書いて貼っておくお願いでもない、当たり前に履いたらアカン
試したらアカンもんだという常識のうえでの販売である。

夕方、エリアマネージャーを見送る時、「まあ下着の件は今すぐやないから…それに試し履きすんのは客だけやないで…」と言い帰った。

…怖っ…客だけやない…
スタッフもか…
スタッフが、か…😱
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職場のトイレを片付けていたら、バターナイフがトイレットペーパーの横にあるのを発見。
休憩室には一応、皆が使う皿やナイフ、フォーク、スプーン、バターナイフ、包丁…などなど置いてある。

誰や‼️と今日のスタッフに聞いたが、知らんと言う。
昨日の夜にはなかった。
絶対に今日のスタッフである。

何にどう使ったのかわからん気持ち悪さを、お前らは考えへんのか-!!

洗浄後、引き出しに戻る怖さなかな…
一句読んでみました。
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昨日は研修で都会に行った。
私がいる店舗では扱いはないのであるが、研修の一つとして下着の商品ノウハウなど学びに行った。
都会店舗は下着も扱う。

商品を保管する在庫室を見せてもらっていたら、店長が箱にゴム手袋をしたまま女性下着のパンツとティーバックを詰め込んでいた。
まさか返品商品ですか?と聞くと「ちゃうちゃう。試着室に置き去りにされた試着済み汚れパンツ」と言った。
あー気持ち悪…

試して汚して置き去りかい…
どんな神経しとんねん…

直で試しても汚れてなかったら売場に戻して誰かが買う。
そもそも試着室のなかで、その女が我がパンツを脱いで試したなど誰が知ることがあろうか…
汚れたから置き去りにしたのか、汚れてなくとも置き去りにしたのか…

今回の研修は前の会社から一緒のマネージャーと行った。
私は思わず「明らかに直に履いたと分かります?」と聞いた。
都会店舗の若い店長は「汚れてるからね、しかるべき場所が…」と笑った。
さすがに、「どんな汚れか…」など知りたくはないから聞いてもないが、これは5ヶ月に一度まとめて廃棄処分にするために、本社に送る。
5ヶ月に一度、およそ20枚以上が廃棄となる。
行儀の悪い女が汚したパンツのせいで…である。

私は日本で下着売場にいたこともないし、わからないが、例えば店員さんがしっかり客を見ている百貨店などは、こういう事例はほぼないかもしれないが、量販店のような店なら、日本でもあるのかもしれない。

帰りの車内で、私とマネージャーは「下着扱うん、嫌やな…めっちゃ気持ち悪いやん…」と語り合った。
ちなみに男性下着は盗まれこそすれ、試して汚して置き去りはないらしい。
女のみ、直履きらしい。

下着を買うのが怖いよな~とマネージャーと笑った。
一枚売りより、5枚1パックの明らかに誰からも開封されてないパンツしか信用出来へんやん…と落ち着いた。

汚して置き去りにする女達の話。
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イギリスに来る前、海外の映画で「グループセラピー」に行く場面を何度となく見たことがあった。
グループセラピーとは、集団精神治療を目的としていて、依存症の人々が集まって自分達の経験や思いを語りながら、共にこれから先、再びそれにはまって行かないように支えになる治療法である。

イギリスに住むようになり、ここで人との繋がりが広がるにおいて、周囲のしかも今は人の上に立った仕事をしている人であっても、かつてはアルコール依存、ギャンブル依存で行き詰まる所まで行き、それから10年15年が経過した今尚、週1開催されるセラピーには必ず参加して今の自分を保つ人がこれほどいるのかと驚いた。
10年前であれ、また手を出したくなる未練はどこかに残り、これはほぼ一生通いながら自分をコントロールして後悔を忘れない、支えた家族や離れて行かなかった友人らに感謝を持ちながら自分と戦って生きていくと、知人が言っていた。

イギリスは毎年ニュースで、今年は過去にない低年齢のアルコール依存が…とか、低年齢の喫煙者が…など頻繁に耳にする。
ああ、この前もそんなん言うてたやん…と流す。
アルコールやタバコだって安くはない。
どこから手入れるのか…
先日は12歳のアルコール依存のニュースがやっていた。
12歳の依存。

12歳の私が依存していたものは、イチゴポッキーとチェルシー、さくらんぼの唄という飴の食べ過ぎで歯医者通いだった。
何故お菓子でなくアルコールにはまってしまったか…
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2か月位前から、突然空手道場にきた親子がいる。
看板も宣伝もネットでも出てこない空手道場に、何故どうやって来たのかわからないが、とにかく空手を習う子供が増えるのは良いことである。

最初はお試しで来たが、終始連れてきた母親は空手には顔を向けることもなく、ずっと携帯で誰かと見学席を立つことなく話していた。
翌週から来た。
胴着は今の先生が強要しない主義であるから、今もずっとジャージで来ている。
強要しない…というとそうであるが、私から見ていると習うに可能性のある子供には胴着を勧めている。
集中力もなく、やる気もない子供には勧めていないと、私が見てきてそう思う。

今、その2ヶ月前から来ている7歳半の児童について、先生は悩んでいる。
7歳半であるから、落ち着きないのは無理もない。
ただ注意し続けても全く素通りで、練習にならず、道場の壁がわに座っている母親は全く見てもいないし、先生も困って1時間が終わる。
先生としては、せっかくレッスン料金を支払ってくれていても、空手の練習が成り立たないから教える事が困難で、それは自分が教える能力がないからか…と悩んでいた。

で先月から、うちの夫が子供クラスを手伝える時だけ手伝いながら、その子を判断してほしいとお願いされた。
先生と夫はプライベートでも仲良しであるし、小さな子供は一応エキスパートである。
発達障害にも詳しいし、そういう意味もあり夫が行ける時にヘルプに入った。

この3週間、夫は子供クラスに1時間張り付き様子を見た。
寝そべったり、跳び跳ねたり、とにかく楽しんでやっているのは間違いない。
ただ、レッスンの中のルールはある。
夫はその度にその子を端に連れて行き、聞く事を伝えていた。
母親は顔を向けることもなく無関心。

私は夫に聞いた。
先生はどうすると決めたのか…と。
夫の見解は、家庭内において親から今まで NOと言われず育ってきたと思う。それは甘やかせての事か、無関心からの事かはわからん。
ただ、あの子は間違いなく楽しんで来ている。それは間違いないが、習い事は先生の言うことを聞かねばならない事を理解していないと感じた。
学校ではどうなのかわからないから何とも判断しにくいけど、経験上、学校だけはルールを守れる子もいるし、やっぱり家庭内かな~と言った。

先生は親に話すと決めた。
あまりに先生の話を聞けないから、1対1のレッスンなら可能としても、見本を見せても真似ねばならないのも理解していないから、あと数年したら来てくださいと言うつもりでいると。

私はそれで良いと思う。
先生が正直に話すほうが伝わると思う。
空手は何も小さな時から始めねばならないことはない。
習うことがどういう事か分かってからで良いと思う。
空手を習わせたい気持ちが保護者にあり、本人も習いたいなら数年して来るのも良いと思う。
あとは先生がいつ言うかであるが、あのお母さんは本当に無関心なのだろうか…
雨の日も風の日も、幼い小さな子を連れて必ず来る。
ただ、時々はレッスン1時間の間、どこかに消えることもある。
あの人は熱心なのか無関心なのか、私には知るよしもない。
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カーライルはずーっと雨で、暴風である。
せっかく綺麗に咲いたチューリップも、数日前の暴風で花が全部飛び、茎だけ見事に揃って立ち並んでいる。
去年、パンジーを鉢植えに入れ換えた翌日には、公民館の木が2本なぎ倒される暴風のせいで、パンジーが吹き飛び消え去った。
それもあり、去年からガーデニングはカーライルに向いていないと思い止めた。

雨と風…まだ暖房がいる朝晩の冷え…
春は来るのか来ているのか…

愚痴はここまでにして…
昨日、夫の甥っ子が帰った。
月曜日から来ていたが、大学に戻った。
両親から一番離れた大学を選んだから、ここから大学まで電車で9時間かかる。
うちに来る電車代は夫が出した。
離婚した両親は一切の仕送りはしてくれず、自分の飲む酒代とタバコ代には1000ポンド以上も毎月使うくせ、我が子の食費から家賃は全て学生ローンから借り、大学卒業と共に甥っ子らが自分で返済する。
実家に戻る電車代も出さないから帰れず、別に帰りたいとも思わないと甥っ子は言った。

滞在中はいつもうちで食べている普通のご飯をお腹一杯食べさせた。
特別ではない普通のうちのご飯、唐揚げ、焼き飯、焼きそば、豚まん、餃子、野菜炒め…
そんなものを「ご馳走や!!」と食べる甥っ子達。

帰る歳、弁当と板チョコ、スニッカーズ、バナナケーキ、バナナ、コーラを待たせた。
9時間の帰路で食べなさいね、と渡した。
甥っ子の下の子が「貰えないよ」と躊躇した。
「これほど毎日ご飯を食べさせてもらって、弁当まで貰えないよ」と言った。
「ええから持っていき!」とリュックに押し込んだ。

実家に帰った時でさえ、そんな事をしてもらったことのない甥っ子らが、「申し訳ない」と言った言葉に胸が詰まった。

高校を卒業するまで我慢して離婚せずにいてやった。
大学に入ったし、もう親は卒業。
だから一切の金は出さん、自分でやってくれ。
わしらは人生を楽しむことのみに専念する。
そうして離婚して1年で互いに再婚し、人生を楽しんでいる。
それが甥っ子達の両親の言い分である。

それもアリだと思う。
生き方に正解も不正解もない。
ただ、甥っ子達はまだ親を必要としているなと今回私は感じた。
必要としていても「求められない」と甥っ子が言った。
「いつでも帰っておいでや」とだけ私は言った。
覚えておいてくれれば良い。
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