ドクトル・ウッピーの診察室

病院 ようこそ、ドクトル・ウッピーの診察室へ 病院 

この診察室では、診察はございませんので、着衣はそのままで結構です。あしからず汗


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でも、ペタ返しがなかなかできなくて、ペタ返し出来ない方には、ごめんなさい、です(´□`。)


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風疹大流行

2012年の風疹罹患者が増え続けています。
過去4年間は、1年間で300~400名でしたが、2012年は7月下旬の時点で800名弱にまで増えています。
関西地区、特に大阪・兵庫が多く、東京都も多いです。

年齢は30代男性が最も多く、次いで20台後半の女性も増えています。

妊娠出産した女性は産婦人科で、風疹の抗体(免疫)があるかどうかチェックされており、抗体の無い方は、出産後にワクチン接種することが勧められています。
問題は、男性です。

抗体を持たないパパが風疹に罹患して、麻疹風疹ワクチン1期を接種する前の乳児に感染させているケースが出てきています。
またすでに妊婦さんが風疹に罹患したケースも報告されています。

また、保育所保育園や幼稚園の保育士・幼稚園教諭から感染が拡大する可能もあります。

麻疹・風疹のワクチンを1度も接種していないあるいは1回だけ接種した人は、麻疹風疹混合ワクチンを受けるべきです。

子どもを扱う保育士・幼稚園教諭・保健師・看護師・助産師等は、必ずワクチン接種は徹底すべきです。



何故か高くなる国内承認ワクチン

ものすごくご無沙汰でした。すいません。

さて、ポリオのワクチンが、経口生ワクチンから不活化ワクチンへ9月から切り替わります。

接種回数などが次々と決まりました。

接種回数は合計4回。
生ワクチン2回済んだ人は、不活化ワクチンなし。
生ワクチン1回済んだ人は、不活化ワクチンを3回。
生ワクチン1回済んで、不活化ワクチン1回済みの人は不活化ワクチンを2回、
生ワクチン1回済んで、不活化ワクチン2回済みの人は不活化ワクチンを1回
生ワクチン1回済んで、不活化ワクチン3回済みの人は、それ以上のワクチン無し。
生ワクチンを接種していない人は、不活化ワクチンを4回接種。すでに1回済んでいる人は3回、2回済んでいる人は2回、3回済んでいる人は1回を接種します。

ただし、4回目の追加接種に関しては、9月の開始時点ではまだ定期接種として認められません。いずれ認められますが。
もし3回済んでいる人の場合、定期接種扱いになってから4回目の接種をするか、あるいは1回目と称して4回目をするか、です。もっとも後者は不正です。

不活化ポリオワクチンが4回だけで終わらせるのは、日本くらいです。
他の欧米諸国は5回以上の接種で実施しています。

さて、不活化ポリオワクチンは、フランスのサノフィ・パスツール社のImovaxPolio(イモバックスポリオ)が輸入されて、日本国内用にパッケージを換えて国内承認となります。
(ヒブワクチンも、同じ会社の輸入ワクチンです)

ところが、ImovaxPolioを個人輸入して希望者に接種しているので1本当たりの価格を知っています。国内承認の同じワクチンが、3倍以上(4倍弱)の価格に跳ね上がります。輸入に必要は搬送費用などを加味しても、ちょっと高すぎる。

日本のワクチンは他の国に比べてワクチンが高すぎます。

ちなみに経口生ワクチンはかなり低価格です。
不活化ポリオワクチンは、最終的には生ワクチンの100倍くらいになります。
これが全て税金で支払われます。
複雑な気持ちになります。



新しい予約システムへ

記事の更新ができず、とってもご無沙汰していました・・・・
・・・といってもぼーっとしていたわけではありません(笑)。

クリニックのレセプトコンピューター(レセコン)と電子カルテのバージョンアップと、予約システムを全く新しい物に切り替えるため打ち合わせや実際の作業などなど・・・

S社製のレセコンと電子カルテは、WindowsXPで動いていますが、今後のことを考えてWindows7Pro64bitで動くようバージョンアップしました。
Win7が動くためには現在のPCでは役不足なので、全て新しい機種に変更。サーバーと受付と会計と診察室の4台を総入れ替え。

開院以来、使っている予約システムに限界がある(業者に改良を申し入れても、技術的にもなかなかできない)ことと、J社製の予約システムを見つけてこちらの希望をJ社の担当者に申し伝えると具現化してくれたので、そのJ社製予約システムに全面的に変えることになりました。

電話予約の番号はそのままですが、それ以外の電話回線も変更する必要があり、光回線の増設を含めて、NTTが工事をしました。

新しい予約システムもWin7Pro64bitで動きます。
予約システム用に2台のPCを新たに入れ替え。また、診察室でも予約できるように、診察室にも予約システム用のPCを1台追加。

新しくしたPCは、全部で7台、モニターは6台、周辺機器の諸々。
これらのPCに従来のデーター移行などの作業、動作確認などなど。

全て合わせると、自家用車1台が買えるだけの費用がかかりました。

新しい予約システムは・・・
(1)従来通り、電話・携帯imode、PCから予約ができる。
(2)診察券にQRコードのシールを貼り、受付でそれを専用機器にかざすだけで、受付完了。
(3)お財布携帯機能のある携帯電話を専用機器にかざすと、携帯メールが簡単に登録できる。携帯メールを登録すると、予約日に確認メールを自動で送付、診察順が近づくとお知らせメールを自動で送付する。
(4)予約診療の人数や、予約無し受診の人の待ち時間が待合に表示される。
(5)レセコン・電子カルテと予約システムが常時連動する。

(5)に関しては、S社とJ社のエンジニアが相談しながら、種々の設定をして、連動できることを先週確認できました。

スタッフの負担軽減を考えて、思い切って変えるのですが、切り替えてから当面はかえって負担が増えそうです。慣れるまで時間がかかりそう。

3月31日(土)の診療が終わってから午後に完全に切り替え、新しい予約システムに変わります。

研修会

日本小児科医会学校保健研修会が東京の全国町村会館(永田町)で連休初日の朝9時半から開催されたので、始発ののぞみ号に乗って東京へ。
朝が早かったので流石に眠かったですが、しっかりお勉強。

常々、可能な限り研修会、研究会、学会に参加して、polishしてます(磨きをかける)。新しい知識や情報は、日々の診療にフィードバックするために必須です。勿論、医学雑誌や学会誌を読んでも知識は得られますが、やはり第一人者からの直接話が聴けるのはより多くが得られます。

京都府医師会の委員会の副委員長や、京都小児科医会の理事をしていると、以前にもまして参加する機会が増えました。

開業医にとって少々辛いのは、他の地域で開催されることです。今回のように祝日連休で行くのはいいですが、全国レベルの学会は平日にも開催されます。多くは、金土日の三日間です。遠方の場合は前日に移動、前泊します。
必然的に、臨時休診にならざるをえないので、患者さんに迷惑がかかります。
また、土日の開催が多いので、週末にゆっくり休むこともできません。
(カトリック信者なのに、日曜日に教会にもいけない(涙))
それと、下世話な話ですが、交通費、宿泊費、学会参加費(これが結構高額)がかかり、経済的な負担がかなり大きいです。

それでも行くのは、自分を磨いていたいという希望と、必ず患者さんにフィードバックしたい、という気持ちです。まだまだ、頑張るぞグッド!

東京へ

日本小児科医会学校保健研修会が、東京の全国町村会館で開催されます。始発の新幹線で移動中の車内です。
滋賀県の大雪で少々遅れがでています。薄暗い外は、本当に真っ白の世界。岐阜羽島を通過する頃は、朝焼けが綺麗です。

さあ、きょうも一日、しっかり勉強です。

AもBも

インフルエンザが流行しています。厚生労働省からもインフルエンザ流行の警報が出て、各都道府県からもそれぞれの地域の警報が出ています。年明けに注意報だったのが警報に代わりました。

京都市内では主にA型(香港型)が主体ですが、ある地域ではB型が主体になっています。
多くの保育所保育園で休んでいる人が多くなっています。幼稚園、小学校、中学校では学級閉鎖があります。

ある小学校ではB型で学級閉鎖していましたので、徐々にB型が増えて来つつあるようです。

多くの子どもは、倦怠感、頭痛、咽頭痛、関節痛を訴え、嘔吐・嘔気といった消化器症状が最初に出てくることもあります。

しかし、とても元気であったり、機嫌良く食欲もある、熱はさほど高くない、というインフルエンザも含まれています。

このインフルエンザの流行に混じって、RSウイルス感染症、溶連菌感染症、水痘、おたふくかぜ、ノロウイルス胃腸炎、手足口病、マイコプラズマ感染症などの他の感染症もみられます。
また、倦怠感や頭痛があり38度以上の熱が急に出るが、翌日くらいには解熱する、といった「インフルエンザ様感冒」も混じってきます。

感染症オンパレードです。

「うがい」と「手洗い」は必須です。
また、熱が出たらインフルエンザを疑って、まずはマスクを装着することも、感染を広げないための有効な手段です。



ロタウイルスワクチン

昨年11月に、ロタウイルスワクチンが日本でも発売されました。すでに多くの方が希望されて接種しました。

接種と言っても注射ではなく、口から飲むワクチンです。生ワクチンですから、飲んでから腸の中でロタウイルスが増えます。
いわば、軽い胃腸炎を起こすわけです。

ロタウイルス胃腸炎は、誰でもかかる病気で、何度もかかります(インフルエンザだって、何度もかかる)。このうち一番最初の感染の時にもっとも強い症状を引き起こします。
激しい嘔吐や何度も水様下痢を起こして脱水症になったり、ロタウイルスによる脳症を起こします。けいれんを起こすこともあります。2度目、3度目と回を重ねると、徐々に症状が強く出なくなります。

このワクチンを飲むのは、練習試合をしておくようなもので、本番の感染の時は症状が強く出ないようにするのです。

生後6週から接種できますが24週(6か月ではない!)までに2回の接種をします。
生ワクチンですから次のワクチンまで4週以上開ける必要があります。

ここで問題になるのはBCGの日程との関連です。
多くの地方自治体では、医療機関ではなく保健所あるいは保健センターでBCGをしています。
また、この場合、多くは月に1回ないし2回の定められた日時に行われます。
つまり、BCGの日は動かしにくい。BCGも生ワクチンなので、次のワクチンまで4週以上開けねばなりません。また、保健センターなどでBCGを受けた当日に、別の医療機関でワクチンを受けることは、同時接種ではなく同日接種とされますが、同日接種自体は認められていません(っておかしな話ですが・・・)。

ロタウイルスワクチンをはじめ、1歳までに接種すべきワクチン(三種混合DPT、ヒブワクチンHib、肺炎球菌PCV7、ポリオ(不活化IPVの場合)をスムースに行うには、なかなか日程を組むのが難しくなってきました。
もっとも良い方法は、次の通りです。

2か月  Hib+PCV7+ロタ
3か月  DPT+Hib+PCV7+ロタ+IPV
4か月  BCG
5か月  DPT+Hib+PCV7+IPV
6か月  DPT
12か月 MR+PCV7
13~17か月 ムンプス、水痘
18か月 DPT+Hib+IPV

これなら、ヒブや肺炎球菌は6か月までに終了できて、BCGが3~6か月までに接種、ロタも2回受けることができます。
ロタを最初の2か月の時にしないと、BCGがあるゆえ、あとのスケジュールがうまくいかず、ロタの2回目が接種できなくなるケースが多いようです。
ロタを受けるなら、Hib+PCV7の1回目に一緒に受けることが要です。
同時接種ではなく、バラバラ接種だと良いスケジュールは組めません。

基本的にうちのクリニックでは、同時接種でワクチンをすすめていきます。バラバラ接種の希望者は、別の医療機関で受けて頂くように、と丁重にお断りしています。


臨時休診

約半年前から、右手の中指を曲げるときに引っかかる感じがしていました。徐々に強くなり、曲げてから伸ばすことが出来なくなり、左手でよいしょ、と戻していましたが、それもだんだん痛くなってきました。
夜中に、痛みで目覚めるほどです。「バネ指」です。

11月にあった会合で、同じ医師会の整形外科の先生に申し出ると、「あ、それはもう手術やね」とあっさり。

それでもだましだましでいましたが、痛みが強くなるのと、中指がまっすぐ伸びなくなってきたので、とうとう観念しました。

今朝、M病院整形外科の「手の外科外来」を予約しました。月曜と木曜の午前中だけの特殊外来です。

来週2月9日に予約がとれました。

・・・で9日(木)は臨時休診です。

たぶん、別の日に手術になると思います。

年末恒例ひとり掃除

年末の休診になってから、スタッフと一緒にした大掃除でやり残したところ、診察室と院長室の掃除をひとりでやっています。
今年は院長室のロフトの物置の整理もします。何てったって、開院してから一度もしてなかった( ̄^ ̄)ゞ

パソコンの入っていたダンボールや、もう使っていないキーボードやら色々出てくる出てくる。
断捨離です。知り合いの業者の方に連絡したらダンボール二箱のゴミをすぐに取りにきてくれました。

明日は、診察室と院長室の本棚の整理です。
半年開けなかった本や雑誌は、多分今後も開く機会が無いと思われます。断捨離です。でも、医学書って、高いんですよ。だけど、古本屋でも下取りしてくれない。だから置いておくとかさばるだけ。中身は頭の中に入っているということにして、断捨離。
医学書や医学雑誌は、医療廃棄物として、専門業者にお願いしなければなりません。毎週木曜日の午後に回収に来るので、年明けにはまとめて出します。

年末年始休診

今年の診療は27日午前診で終了しました。いつもより1日早く終わりました。
というのは、毎週講義に行っている大学の、学生への特別講義を28日に行うからです。

27日の午前診が終わってから、午前勤務のスタッフとお弁当(ヒレカツ弁当:美味しかったけど、量も多かった)を食べてから大掃除です。
午前の勤務ではなかったスタッフも午後には来て、一緒にします。

だいたい誰がどこをするのか決まっています。
僕の担当はいつも、高い場所にあるものです。天井や壁の照明器具、エアコン、窓ガラス全部、外壁側の窓もです。

みんなで分担して16時には終了。何年か前までは、掃除が終わったらシャンパンで乾杯してから散会したのですが、バイクで通っている人、自転車で通っている人が半数以上なので、飲酒運転になるので止めました。
紅茶とケーキにしたのですが、夕食前になるので・・・との意見でこれも止めました。
結局、挨拶だけでおしまい。

診察室の僕の診察机周りと、二階の院長室、空気清浄機・加湿器と薬局の除湿器は、年末にひとりで片付けます。年末にのんびり、とはいきません。

新年の診療は1月5日から始めます。

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