マ○コの知らないダイヤモンドの世界
〜ダイヤモンド100年目の衝撃 その5〜
「ダイヤモンドは割れる」
「売れぬジュエリー」
こんにちはEGGのPです。
前回お知らせしたジュエリー関係書籍ヤフオク出品に沢山の方々御入札頂きありがとうございました。
お手元に届いた方、届かなかった方、いらっしゃると思いますが、また資料整理する際はお知らせしたいと思います。
3.11の震災から8年の月日が経ちました。
まだまだ復興したとは言えない中、来年開催予定の東京オリンピックに関して複雑な気持ちです。
原発の処理はどうするのでしょうか!?
東京オリンピックが開催されれば大量の電気が必要となることでしょう。
日本は被爆国なのに自ら原発という爆弾を抱えている・・・ここにミサイル打ち込まれたら終わりなのに・・・・
最近数が増えた電気自動車もECOとか言いますが〜これが増えれば増えるほど、発電所が不足してしまう・・・また原発に頼るのでしょうか!?
あっ、ダイヤモンドの話をしましょう。
「ダイヤモンドは割れる」
ダイヤモンドのモース硬度は10で、比較的最近まで地球上でもっと硬い鉱物とされていました。
現在ではダイヤモンドより硬いロンズデーライト、ウルツァイト窒化ホウ素が確認されています。
また同じダイヤモンドでも天然ダイヤモンドと人工(合成)ダイヤモンドでは人工(合成)ダイヤモンドの方が硬いです(その1参照)
*モース硬度とは主に鉱物に対する硬度の指標とされているが、叩いて壊れるかではなく、ひっかいた時の傷の付きにくさを表し、1~10で表し柔らかいモノを1硬いモノを10としている、数値の差は比例せず1と2に差は小さく9と10の差は大きい。
ダイヤモンドより硬い物質があるとは言え最近まで最強と言われてきたダイヤモンドが割れるなんて・・・・と思われる方々多いのでは?
昔々、某国営放送の朝の番組でジュエリー評論家の○○さんがダイヤモンドはロードローラー(道路を舗装する車)で踏んでも割れない、バーナーであぶっても燃えないと言うのを実際実験していました。
当時私は弟子時代でダイヤモンドってスゲーなぁーと思ったモノでした。
でもこらは実験のやりかたですかね〜実は「ダイヤモンドは割れる」し「ダイヤモンドは燃える」。
かれこれ10年程前ですが、ある保険会社の調査員からダイヤモンドが割れたと言うのだが「ダイヤモンドが割れることはあるのか?」と問われました。
「ダイヤモンド割れますょ」と私は答えましたが、調査員も詳細言わなかったので私も細かくは話しませんでした。
ダイヤモンドの劈開(へきかい)
劈開(へきかい)とは、特定方向に割れやすい性質でダイヤモンドは炭素の結晶なのですが、ダイヤモンドに限らず結晶や鉱物において材木と同じように目があり、弱い目に力が加えると割れます。
劈開(へきかい)だけでなく(結果的に劈開が起こる場合も)流通している天然ダイヤモンドの中には意図的に大きなインクルーション(内包物)を取り除き、そこにガラス等の詰め物をしているモノが存在します。(鑑定書に記載されるはず、見た目では気が付かない)
このような場合、ダイヤモンドと詰め込んだ素材の差から衝撃の受けたことにより割れる場合があります。
またアルコールや中性洗剤などが、その隙間に入り込んでしまい熱が加わった際、液体の膨張率の差から割れることもあります。
ダイヤモンドの石言葉に「永遠の絆」というモノがあり、日米においてブライダルリングにダイヤモンドが良く用いられますが・・・・
実は男女と同じよう普段は固い絆で結ばれていても〜ヒョイとしたことで崩れてしまうことがあるのがダイヤモンドです。
ダイヤモンドも男女の間もぶっけないよう気をつけましょうね(^O^)/
また、ダイヤモンドは炭素の結晶であるため酸素が十分供給される情況下において800℃ぐらいで燃えます(600℃くらいから変化が見られるようです)。燃えると言っても消滅する感じで灰などは残らず、酸素と結び付き二酸化炭素になります。
写真は教本用に撮影した割れてしまったダイヤモンドのルース
「売れぬジュエリー」
ここでは10代から30代前半女性を中心に、ダイヤモンド含め何故ジュエリーが売れなくなったのか!?を考察したいと思います。
ここ数年ジュエリー業界の方々が口を揃え「売れない」「売れない」と・・・・
ブツブツ言っています。
国内メーカーで唯一好調だった4℃(よんどしー)もマイナスになってしまいましたね。
10年程前まではマティリアルが何だか分からない、それでいてお値段もそこそこするブランドロゴのネックレスとかしている20代〜30代(当時)の女性を沢山見かけましたが〜今じゃ見なくなりましたね。
ジュエリーが良く売れたのは金融ビッグバンまででしょう。
それまでジュエリーは展示会と称した販売会で金融と組んで消費者の購買力をアオリ、ローンを組ませても売っていた時代があります。
ただローンの返済が出来なくなる人が多なったことで金融業界は困りました。
この現象はジュエリーだけではなかったのですが、社会的な問題となり制約が出来ました。
これにより、言葉は悪いですが簡単に多額のローンを組ませ売りつけることが出来なくなりました。
そして時はバブル景気崩壊前後ですから、消費者も何とかなると思っていた時代なのでしょう。
また、当時70%off 80%offなど書かれたジュエリーの新聞折り込みチラシも多々目にしましたが〜これらの値引き、何を持って70%off 80%offなのか・・・元々の値段が値引き後の値段なのではと言うモノも多々お見受けしました。
その後リーマンショックやドバイショックなどで景気がどんどん悪くなりジュエリーが売れなくなったのですが・・・・
私が思うに消費者の動向が顕著にあらわれたのは3.11の震災です。
震災直後一時的に東北地方ではブライダルリングが通常より売れましたが、これは、あまりにも衝撃的な出来事が起こったためでしょう。
私の生活圏である関東では一部を除き大きな被害はなかったものの2次災害とも言える自粛を余儀なくされました。
これは関東だけではなく全国的だったと思います。
テレビでは連日震災の様子、TVCMでは連日AC(公共広告機構:現ACジャパン)のコマーシャルが流れ、人によってはこのコマーシャルを見る度に震災を思い出し気分を悪くされた方も多かったと聞きます。
震災で被害を受けた地域や方々のことを思えば当然なのですがやり過ぎ感あり経済自体がボロボロになったと言えます。
現在、景気は回復したような事を言っていますが、それは大手企業だけを見ており、大手企業は労働者の削減、工場の海外移転、下請けとなる中小企業の首切りをおこなった事により帳簿上回復したに過ぎないことに国は気が付かないのか見て見ぬふりしているのか・・・・な状態と言えます。
それにより格差も生じ、現時点で景気が回復したとは言えないと思います。
10代〜30代前半のジュエリー、ブランド離れ
ジュエリー業界で1番押さえたいところが10代〜30代前半の女性ではないでしょうか!?
高額品ならばもっと上の世代がターゲットでしょうが、若い世代に興味をもってもらいたいところでしょう。この世代が興味を持たねば、この世代が歳を重ねた時もまた興味を示さない可能性が高いからです。
十数年前を思い出してみて下さい、街にはヴィトンやコーチ、エルメスなどブランドバッグを手にした10代〜30代(当時)の女性が沢山いました。
さてさて今はどうでしょう。
私は職業柄電車に乗ったり街を歩く時、ついつい女性の持ち物をチェックしてしまいます。・・・・かなり危ないオジサンですね〜^_^;
ただこの行為はずーっと以前からジュエリー企業のおじさん達には自社の女性社員含めチェックするよう話してきた大切な事なのです。
今のこの年代の女性の多くはリュック。
街や電車でリュックを背負ったり抱えている女性増えましたよね。
それとノーブランドのバッグ。
よく考えて欲しいのですが・・・8年前、彼女達は幾つだったのか。
感受性が豊であった時期に・・・あの震災そして自粛、景気の悪化・・・場合により親が職を失った方もいるでしょう。
勿論、この世代の中にもジュエリーやブランド好きな女性はいますが・・・
そして震災前に当たり前のようにブランドバッグを手にしていたOLさんの多くも自粛という流れの中でノーブランドのバッグに変わっていた流れもあります。
草食系男子と強くなった女子
震災の前からあらわれた草食系と言われる男子。
それと共に女性が強くなったとも言えます。
私自身は男女共に男・女と言う以前に人であり人は対等と思っています。
ただ同じ男として草食系男子の気持ちも分からなくもありません。
草食系男子が増えたことで、何が起きたか。
草食系男子はけしって女性と付き合いたくない、セックスに興味がないではないのです。いかに安価にそして平等にを求めています。
女性の中には食事は男性のおごり、プレゼントは当然と思っている方も多々お見受けしますが〜草食系男子からすれば食事は割り勘、プレゼントはナシです。
平成の初めでしたかね〜クリスマスにティファニーのオープンハートをプレゼントとして求める男性の列ができたのは〜
40代半ばから50代の女性の皆さんは引出の中に1っはお持ちかも知れませんね〜
でも今の若い世代からすればプレゼントはナシだから〜クリスマスだからといって爆発的にジュエリーが売れる時代ではなくなりました。
ファションのようでファションではないジュエリー
10万円以下の安価なジュエリーをファションジェリーという言い方をしたりしますし〜女性誌にてハイブランドのジュエリー撮影の際「ファションのように」「雰囲気で」みたいな事も言われたりしますが〜
ジュエリーってそもそもファションのようでファションではないと私は思います。
見せてやらなきゃいけないところは見せてやる必要があると思います。
そもそもファションも見せてやらないといけないところは見せなきゃなのですが。
まぁ雑誌系の裏話はまた何時かとして・・・
ジュエリーもファション同様、毎年新作は出るモノのファションのように流行廃りがあまりないと言うか爆発的なヒットは皆無だし、今年の流行もない。
近代で見ると「ティファニーの立て爪リング」前述の「ティファニーのオープンハートネックレス」、「カルティエの3連リング」あとは〜テレビドラマの影響で「花男の土星のネックレス」や「クロス系のリング」ぐらいですかね〜
因みにティファニーのオープンハートは1960年代の作品なので、相当時間が過ぎて日本でブレークしたことになります。
ファションアクセサリーとしてみるならばイオンモールとかで見かける1組300円(5組で1000円だったかな?)のピアスとか〜
マティリアル素材にメッキを施したと思われるスワロフスキーのアクセサリーの方が、可愛いと思いますしファション的ですしお値段も手頃です。
ジュエリー関係者の方々、ファションジュエリーと呼ばれるカテゴリーの打ち出し方間違っているようにも思うのですが・・・・
ファション+αが必要かと思うと共にファションを語るならデザインの見直しも必要かと思いますね。
そしてこれもジュエリー企業のおじさま方に話してきたのですが〜「化粧品メーカーを見習え」と言うこと。ほとんどの女性は化粧品を消費します、いまでは中高生も化粧しています。
化粧品、けっして安くはない、なのに必ず毎年春秋の新作・新色が出る。
売れる化粧品は、勿論その質の良さもあるのだけど〜実はパッケージにもあります。つまり容器のデザイン。そしてその戦略と広告展開。
日本のジュエリー企業の多くは広告へのお金の使い方が下手というか使わなすぎと共に広告=スーパーのチラシ的な発想があり、広告打てば速販売につながるのか?つながらないなら広告打たないみたいな感じですが、広告とは文字のごとく「広く告げる」であり、すりこみ、囲い込みの手段の1っであります。
広告の話で言えば、昔々デビアスが「婚約指輪は給料の3ヶ月分」が有名ですが、これぞ広告展開におけるすり込み・囲い込みです。
しかし、今はどうでしょう?正直婚約指輪に給料の3ヶ月分かける方が何人いるのか・・・・
このような広告展開は継続性も必要なので、それなりにお金もかかりますし、一社単体で広告展開するのは厳しいと思いますが、日本のジュエリー業界には多くの協会等も存在しますので皆で考えて見てはとも思います。
それとジュエリーのコーディネートの提案も必要だと思います。
お洋服との合わせ方や重ね付けの提案とか。
例えば前述のティファニーのオープンハートだと実はハートのサイズ違い鎖の長さ違いがあるので、1本の鎖に2個ハートにしてみるとか、お洋服に合わせ鎖の長さ変えるとか。
カルティエの3連リング(トリニティ)を鎖に通しネックレスにしてみるとか・・・バッグの持ち手の所にチャームとしてぶら下げるとか・・・
昔ジュエリー以外のお仕事先のOLさんに提案してました。
写真はアイプリモ広告用に撮影したモノ。クロスハートと命名されたリング(現在は廃盤)
10万円の壁
10代から30代前半の女性に限らないのですが・・・
よほどジュエリー好きとかブランド好き、はたまたお歳の割に収入がある女性でない限り、女性が自分自身へのご褒美としてお金を使う上限は10万円と私は思っています。
女性は化粧品や洋服など一見男性よりお金を使うように見えますが、大きな買い物に関しては男性の方が女性より使うと思います。
ただ年間のモノに対する消費で言えば、やはり女性の方が圧倒的に多く使います、男性はどちらかというと飲食や趣味に使ってしまう傾向があると思います。
ではでは10万円をはるかに超えるヴィトンやエルメスのバッグ、カルティエやVCAなどのジュエリーを身につけている女性は・・・・
簡単に言えばご自身のお金で買っていないがほとんどです。
彼氏やお父様からパパや・・・まで、自身で購入するのではなく買ってもらっているのです。
ジュエリー業界的には売れればOKと考えているのかも知れませんが、10代から30代前半の女性がご自身へのプレゼントとして購入を考える魅力的な商品は必要と思います。
自身で購入したモノと買ってもらったモノはやはり違い、興味を持つかに関わってきますし買ってもらえるなら誰もが知るブランドとなってしまう所もあります。
低価格で魅力的な商品を展開させることは、ジュエリー業界にとって囲い込みという観点から見れば大切なのかも知れません。
このあたり、「その1」にて書いたデビアスが人工(合成)ダイヤモンドブランドである「ライトボックス」立ち上げの際に「永遠でなくとも今の瞬間にぴったり。これまでになかった手軽なフッション・ジュエリーを提供する」と言う言葉にも含まれていると思います。
ブランディングとマーケティング
日本のジュエリー企業の宣伝・広報・マーケなどの担当の方と話しているとブランディングと言う言葉を良く耳にします。
特に40代50代の女性担当者に多いのですが・・・
ブランディングとマーケティングを勘違いしているというか〜マーケティングも出来ないでブランディング・・・と感じてしまいます。
更に言えばブランディングしたいなら、おたくの商品1から全てやり直しですょと言いたくなる時もあるくらいです。
逆に中にはブランディングをしっかりすれば良いのにもったいないなぁと思う所もあります。
たいがい40代 50代でピーチクパーチク言って、上からモノを言う担当者がいるところはNGです。前述のよう世の中が変わってきていることに気が付いていないと言うか、ご本人達はバブルを生きてきてしまっていて名前でモノを買った世代だと言うことに気が付いていないようです。
とは言え40代 50代の担当者の中にも素晴らしい人も勿論います。
まぁ〜ようは年齢より個人の性格なのですけどね。
20年前ぐらいまではハイブランドの担当者も腰が低く素晴らしい方々が多かった、これはそれぞれのブランドによりターゲットがはっきりしていた事、ガツガツすること自体そのブランドにそぐわないとしていたからなのですが・・・あるときからハイブランドでも私が一番ょ的になり、またそれはターゲットを広げたことによりところもあると思います。
そしてこれらの職種に就いている方々でも知識に乏しい人が増えました。
20代 30代の担当書の中には、逆に40代 50代の方々と比べると教科書通りの知識というか自ら見てお客様(消費者)目線を分かっているのか、自社の歴史や過去の作品を知っているのか、ジュエリーを理解しているのかと感じる時もあります。
そのような意味では年齢と共に馬数踏んだ方や販売経験がある方に流石と感じることもあります。
マーケッティング、まずは電車や街中で女性の上から下までチェックするところから始めて見てはいかがでしょう。
気をつけないとあぶない人と思われるかもですが・・・・。
追記すれば、日本で古くは女性を飾る簪や櫛などに使われた象嵌・螺鈿・蒔絵・七宝・漆・つまみ・・・などなどをもっとジュエリーに取り入れてみればよいのではないかと思います。
それは密かにジャパンブームが訪れて来ているからと技の伝承とプロディユースという観点からです。
ただ気をつけて欲しいのはジュエリーでなく工芸品(ここではお土産物的な意味あい)みたくならないで欲しいです。試みているところはありますが・・・技術は良いのですがジュエリーとしての魅力に欠けているモノが多いです。
ジュエリーとして見たならば「たくま」がプロデュースした金澤陏乃さんの旧「AKコレクション」ですが残念ながら今はありません。それと海外ブランドのヴァンクリーフ&アーペル(VCA)ですかね。
刀の鍔などを飾った「木目金(もくめがね)」の技法を使ったリングは最近目にしますが、一部は1から技法取り入れているのではなく大手マティリアルメーカーから供給されるマティリアルにてつくられているようです。
日本のジュエリー企業は職人さんを軽視(ギャラを値切る・無理を言うなど)しているところありますが、ヨーロッパでは職人さんをものすごく大切にしており、職人さんが他に移るとなると大変な騒ぎです。
職人さんを尊重し大切にして良いジュエリーを世に生むことも結果的にブランディングにつながることを理解して頂きたいと思います。
またブランディングを仕掛けたから売れる訳ではないことも理解して欲しいと思います。
写真は雑誌掲載用に撮影した旧AKコレクションの象嵌をもちいたイエローダイヤモンドを咥えて蛇のリング。本当は旧AKコレクションのテントウ虫のブローチが可愛かったので紹介したかったのですが・・・写真がどこかにいってしまったので・・・^_^;
プロデューサーとディレクター
以前どこかでもこの話は書きましたが・・・日本のジュエリー企業にはプロデューサーやディレクターが存在しない。
以前カルティエに伺った際、石の仕入れから製品デザイン、製品の加工工程、販売、広告展開まで総合で目を通すディレクター的な人が存在しました。
そして、この方々は各行程の知識も持っており、持っているから勤まるところでもあります。
日本のジュエリー企業見ていると部分部分でしか見ておらず、総合的に見ている人がいない。というか総合的に知識を持つ人もいないように感じること多々あります。
これではダメなのではと思います。
物事は寄って見ることも大事ですが引いて全体を見ることも大切です。
ジュエリーではありませんが、私が関わった案件の中で、ただ単に出来る人を集めてくるディレクターがいましたが、これではディレクターでなくただのコーディネーターです。これでは見た目上体裁整っているだけで、全体を見れば周りに助けられているだけの状態で肝心なところが抜け落ちている。
日本のジュエリー企業で当社にはプロデューサーやディレクターがいると言っている所、実はこの状態ではないでしょうか!?
爆買いの終了
少し前「爆買い」という言葉が流行りました。
これは中国人観光客の方々が沢山のお買い物をすると思われているところありますが、実のところは観光で来日し買ったモノを転売、日本在住の方々が大量にお買い物をして中国に送り転売する為のお買い物が正しいようです。
私も何度か銀座でブランドの紙袋を大量にお持ちの方々お見受けしました。
ただ、この「爆買い」既に終了しています。
それは中国の景気が変わったのではなく、中国の法律が変わったからで、個人での「爆買い」による転売が出来なくなったからです。
それ故これまで「爆買い」により潤っていた日本に店舗を構えるブランドショップも厳しい状態かと思います。
とは言え元々ブランドショップは中国に進出していますし、アジア拠点を日本から中国に既に移している所もありますからブランド全体で見れば大きな問題ではないかも知れませんが日本を撤退するブランドも出てくるのかも知れません。
写真は本文中の記事とは関係ありませんが、ブライダル誌掲載用に撮影したCHARMYの210面カットのダイヤモンドのルース
いかがでしたか今回のブログ。一般向けと言うより業界向けになってしましましたが・・・また文字量の関係もあり全て、そして細かくまではお話し出来ませんでしたが・・・
最後に私が中高生の頃だったと思うので1980年前後かと思いますが・・・
SEIKO(小林麻美さんが出演だったような)の「なぜ時計も着替えないの」だったか「時計も着替えよう」というキャッチコピーのCMがありました。
場面場面で腕時計を着替えるという発想。(当時としては斬新でした)
ジュエリーも場面場面で着替えるという所に着目してみても良いかと思います。
次回は「人工(合成)ダイヤモンドの問題点」的な話をしょうかなと思っています。ではでは。
* 本ブログで使用している写真の無断使用を禁止致します。
* 当方は写真家でありジュエリー業界の者でないので、出来るだけ調べいますが表記等に間違えがあるかも知れません事あらかじめ御了承下さい。また、それらを見つけましたらご連絡頂けますと幸いです。
* 本ブログの内容がきっかけで発生したいかなるトラブルに関して当方では責任おえない(おわない)ことも御了承下さい。