色の決まりを知っていれば「センス」がよくなる | WEBクリエイターの木

色の決まりを知っていれば「センス」がよくなる

システム会社に「色はとりあえず適当にお願いします」と言ってあがってきたものを見ると「えーっ!!えっ」という配色になってあがってくることがよくある。「適当に」と指定していない自分が悪いのだが色をすべて指定しないと使ってはいけない色の組み合わせを使ってきてしまうのだ。


という私も初めて自分でチラシのデザインを作った時は「韓国風の色遣いだね」とつっこまれたが、緑や赤の原色を多様してしまった。(韓国の色づかいが悪いと言っているのではありません)そこでデザイナーさんに進めてもらったのは配色辞典。そこにあげられている色を使えばたちまちセンスの良い色遣いができるようになるのだビックリマークこれホントに。


たとえば参考サイトは

http://www.colourlovers.com/


これを見ると3色とか5色の色があげられているのでその色の組み合わせを使ってあげるとセンスがよくなる。


ああ、なんと便利なニコニコ。ちょっと知ってるだけでセンスがよくなるのだ。


これは色にはいくつか法則があって、この色とこの色の組み合わせは目に刺激が強いからダメ、とか、色のトーンは合わせようといった決まりがあるのだけれど、それを知らないと色の法律を犯してしまって、見ている人に不快感を与えたり、ダサいと言わせてしまうのだビックリマーク


ポイントは中間色をうまく使えるとセンスがよくなる。


ダメな色を使ってしまう原因は道具の問題もあるのだろう。

WordやExcelなどWindowsに最初から出ている色だけで配色しようとするとうまくいかない。中間色を使うにはユーザ指定を押して色を変更しないといけないのだ。WEBも216色しかないWEBセーフカラーなる色を使うことが奨励されているが、WinとMacで若干色が異なるだけだからWEBセーフカラーにこだわる必要はない。PhotoShopなどがある人は多くの色が指定できるカラーパレットで色を指定しよう。


小学校の頃、水彩絵の具で先生に「いろんな色を使いなさい」と言われてパレットに全部の色を出すものの、一週間後にはパレットで絵の具が固まってしまうので結局そんなに多くの色を使わなかった。どの色とどの色をどれくらい混ぜるとどの色が出るといったことは上級者でも難しい。しかし今はパソコンでデジタル化され、いつでも同じ色が指定できるし、6万5千色以上だれでも簡単に指定できるのだ。256色以外の中間色を使うことを心がけてみよう。


色がぶつかりあってしまう例を挙げると、

アジアの国々ではそれぞれ目立つように町並みの看板に派手な色を使いあうから統一感がなく、ごちゃごちゃ汚い町並みになってしまっている。ヨーロッパにいったら家に使う色、屋根に使う色が決められていて色の法律を犯さないようになっていた。それで町並みがきれいだ。京都の駅前のローソンは町並みを壊さないように、とのことで看板の色が濃い青をしていた。日本全体でこういう配慮が欲しいところだ。


それから何年か前にヨーロッパの冬服はほとんど黒ばっかりだったけれど、それは天気が悪くて明るい色がくすんで見えたからだそう。天気がよくなって太陽が出るようになってからは明るい色が出回り始めた。何年か前に日本でスーツやコートを探すのに明るい色を探しても見あたらなかったけれど、日本にはヨーロッパの輸入ブランドの服が多いのでやっと明るい色が選べるようになってきた。


色を選ぶ際に、技術的にどの色を選べば色の法律を犯さないかということはともかく、


色は人の心がそのまま反映される。


ということもポイントだ。


心がうれしいときには自然と明るい色を選ぶし、心がすさんでいるときは明るい色を選ぶことができない。

人は自分の感情と共感するときに感動を受けるので、自分の感情にあった色のものを「好み」とする。


最後の参考サイトをあげときます。

http://www.oricon.co.jp/news/ranking/41844/


>>【実践編】も参考にしてください。