サッカー界に新たな名言誕生。書評「Jリーグクラブをつくろう!」
Jリーグを目指している全国29チームを中心に取材を行った作品。
この手のジャンルは、かえってネットのほうが纏まった情報を得やすいものですが、
この本は現地に赴かないと知りえない情報もふんだんに盛り込まれています。
また出版ぎりぎりまで最新情報への差し替えが行われており、著者の本気さが
ひしひしと伝わってきます。
表紙の帯に書かれた言葉。サッカー界の新たな名言と言ってもいいかもしれません。
―残念ながら、あなたが4年に1度だけ応援していても、日本サッカーは、また負けます。
「おらが町にもJクラブがほしいっ!」
―あなたが、日常的に応援したくなるサッカークラブを必死で作っている人たちが、日本にたくさんいます。―
夢見がちな視点だけではなく、言うべきところはきちんと突っ込んでいる点もGOOD。
評価:5
★★★★★
本やタウンはこちら↓
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?author=%8FH%8C%B3%91%E5%95%E3
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BIG toto当選!!
ただいま飯田の宿舎に到着。
土曜日は友人の結婚式。午後に等々力で川崎vs福岡戦を観戦後、みなとみらいに移動しました。
友人たちとビリージョエルのThe longest timeをアカペラで歌い二人の門出を祝福。
なかなか感動的なパーティでしたよ。。。
- Billy Joel
- Greatest Hits Vol. 1-2
さてJリーグの観戦情報は後日アップします。先週の東京戦の戦評も逃げているわけではありません(泣)。
帰宅して銀行のオンラインサービスにログインするとなぜか12000円が振り込まれていてびっくり。
BIG totoは3つ外しだったので諦めていたのですが…4等まであったのですね。
「君たちは、FC東京に勝ちたくないのか」 対する川崎は?
「勝つ気持ち以外に何がある?―FC東京戦に行こう―」
FC東京の挑発ポスターに反応したと思われるキャッチコピーです。
サポーターの心理は、アウェー戦参戦により敵に利益をもたらすことへの躊躇と、
敵地で選手を力強くサポートしたいという思いの間で揺れ動きます。
しかしクラブとしては敵チームにも儲けさせるという発想が絶対に必要です。
リーグ形式をとるスポーツでは、各事業主体が利益を上げることはもちろんですが、
リーグ全体の発展も考慮にいれなければいけません。ある特定のチームばかり儲かって
他のチームは経営状態が悪化するような事態になれば、リーグ全体が衰退しそのチーム自身も
衰退してしまいます。自身が儲けたければよそのチームも儲けさせなければいけないわけです。
元ネタはこちら↓
評価:5 ★★★★★
難しいことはさておき…戦意がどんどん高まる一連のやりとりでした(笑)
FC東京vs川崎フロンターレ
長野エルザがチーム名を変更
北信越リーグ1部で3位の成績を収め、今シーズンを終了した長野エルザがチーム名の変更を
発表しました(ソースはabnニュース)。新名称は「AC長野パルセイロ」。ポルトガル語でパートナー
という意味だそうです。チームの方向性を巡って対立があるともいわれており、今後の動向に注目です。
内紛の影響なのか、登録商標の関係なのか、いずれにせよチーム名を変えるということは一大事です。
安易な気持ちでの変更は控えてほしいと思います。
松本山雅と共に、Jリーグ入りを狙う長野エルザ。両チームとも長野県内のローカルニュースでは
かなりの露出があります。今私がいる長野県南信地方はまったく別の文化圏のため、地元での
認知度、盛り上がりがどの程度かはわかりませんが、着実にその地位を確立しているのは間違いありません。
サッカーJ+ vol.5
いわずと知れたJサポーター応援誌。
「パルちゃんショー」という記事の写真が笑いを誘います。あれはパルちゃんの中の人なのでしょうか。
その他の記事では、
■JFLや地域リーグを追う宇都宮徳壱の連載記事「ネタか本気か、カマタマーレ讃岐」、
■当時川崎にいた茂原選手の住居侵入事件と報道のあり方を検証した「サッカーを続けられる喜び」
が秀逸。
評価:5
★★★★★
川崎が来シーズンのチケット料金体系を発表
http://www.frontale.co.jp/info/info_0611.html#061101-3
SS指定 4500円→4500円
Sゾーン 3600円→3600円
SA指定 - 3100円 NEW!
ホームA 2000円→2200円 ↑UP
※いずれも前売り一般大人料金
SS指定年間 60000円→60000円
Sゾーン年間 43000円→45000円 ↑UP
SA指定年間 - 35000円 NEW!
ホームA 22000円→25000円 ↑UP
SA指定席が新設。場所はメインスタンド中央部。等々力競技場はバックスタンド側に
高額シートがあり、メインスタンドは自由席券で入場できます。今回新設された箇所は
サポーターの陣取るコーナー付近と並んで最も早く席が埋まります。正直見易い席
とは思えませんが、需要があるからこその設定なのでしょう。
ホームA席(自由席)の値上げは痛いですが、クラブの発展を考えると仕方ないのかもしれません。
今シーズンのFC東京の謎のタイミングでの値上げに比べると、日本代表の輩出や、優勝争いへの参入で
注目度を上げた今、値上げに踏み切るという選択は合理的かもしれません。
まずは今シーズンの目標である年間平均観客数15000人以上の達成を切に望みます(現在14226人)。
また来シーズンはチケット収入の増加だけではなく、観客動員数の増加も実現してもらいたいと思います。
Jリーガーのキャリアサポート2
>Jリーガーに早大進学の道が開かれた。早大人間科学部eスクール(通信教育課程)が今年から、
>Jリーガーらを対象に特別選抜入試を実施することが30日、分かった。すでにJリーグ選手協会を
>通じて各クラブへ志願者の募集が行われており、来春に「Jリーガー早大生」が誕生する可能性も
>出てきた。Jリーグでは現役中に何かを学ぶことを推奨している。―中略―通学の必要がない
>通信制はJリーガーには好都合。人間として幅を広げる格好の場が提供された。
とのこと。現役中の大学への進学例としては大リーグの大家友和投手等が挙げられます。彼は
社会人入試を利用して立命館大学経営学部に入学しました。
勉学への意欲があれば、独力で進路を切り開くことは可能です。ただリーグとして進学への敷居を
低くする措置は必要かと思います。キャリアアップし社会的地位のある元Jリーガーが増えれば
将来のJリーグ発展にも大きな影響があると思います。多くの選手の挑戦を期待したいですね。
「Jリーガーのキャリアサポート」(過去記事)もご覧ください。
川崎の集客作戦
川崎市は南北に細長く、ほとんどの鉄道が市内を東西に横切り東京を目指します。
こうした地理的要因もあり、住人が川崎市民としてのアイデンティティを育むのは非常に困難なのが
現状です。以前拙ブログで、フロンターレが川崎市民としてのアイデンティティを形成する原動力
になれば、という記事を載せましたが、フロントも同じことを考えていたようです。
http://sports.biglobe.ne.jp/golazo/interview/elgolazo/004.html
EL GOLAZO web版より
現在フロンターレサポの多くが等々力競技場のある中原区かその近辺在住であるといわれています。
昨年オープンしたフロンタウン鷺沼は川崎市北部。まずはここが北部でのファン開拓の拠点と
なるでしょう。あとは鉄道のアクセスが悪く、実際以上に等々力への心理的な距離間のある
川崎駅以南でのプレゼンス向上が大きな課題です。
↓過去記事もご覧ください