Ida Maria - Fortress Round My Heart
ノルウェイ出身(現在はスウェーデンのストックホルムに在住)の新たな歌姫との声も高いIda Mariaの初アルバム、「Fortress Round My Heart」が最近なかなかお気に入りです。
是非とも聴いて欲しいと思ってYouTubeを探していたら、結構動画が上がっていました。
(曲目)
4. l Like you So Much Better When You're Naked
10. See Me Through
ライブ映像やPV動画を可能なものはリンクさせておきました。曲はMyspaceからも試聴できますよ。
http://www.myspace.com/idamaria (←クリック)
なかなかポップで弾けたチューンの「Oh My God」でおおっと唸ります。声質は女性ながらちょっとザラっとした感じです。少し野太い感じで、ロックチューンに合う声です。厚みがありながらシンプルなバック演奏にもよく馴染んでいると思います。
とにかく各曲、くっきりとメロディーが立った曲群で良いです。「Drive Away My Heart」はなかなか実力で聴かせてくれる曲ですし、「Louie」は本当にポップで楽しい感じの曲で良いです。
私は他に好きな曲は、独特のメロディーでやややさぐれた感じながら、サビでの高揚感を覚える「l Like you So Much Better When You're Naked」や、タイトルのコールがとても印象的な「Stella」ですね。「Queen Of The World」もメロディーがポップで転調するところも快く聴けます。これらの曲はなかなかの名曲だと思います。
しっとりしたメロディーの「Keep Me Warm」もなかなか哀愁深く歌いこなしていてシンガーとしての実力も見せつけてくれます。「Morning Light」もギターポップと言う感じの曲調ですし、非常に声に感情が込められていて良い出来です。
純粋にちょっとパンキッシュでポップな曲を楽しみたい人にはピッタシのアルバムだと思います。全曲すっと聴いて、何回も聴きたくなります。素敵なアルバムだと思います!
- Fortress Round My Heart/Ida Maria
- ¥2,422
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Johnny Foreigner、Kleerup、Pia Frausなど新譜諸々
- またもや、遅らばせながら今回も今年出た新譜の感想を簡単に書いていきます。いやー、本当に聴きごたえあるアルバムが多いですねー。とにかく、行ってみましょう!
- Waited Up Til It Was Light/Johnny Foreigner
- ¥2,052
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UKのJohnny Foreigner。サマソニに出ていたから今更ですけど、私は初めて聴きました。
まずはこちらを↓
まずはPV等を上げましたが、曲調はどれも威勢が良いです。前のめりになるって感じの音楽ですね。日本盤ボートラはなかなか違う感触の曲で新鮮でした。これから、もっと多様なリズムが曲に現れるのではと思います。実力はあると思います。次にも期待したいですね。
http://www.myspace.com/johnnyforeigner
(←クリック)
- Kleerup/Kleerup
- ¥4,226
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スウェーデン出身の人で、このアルバムはスウェーデンでベスト10に入る大ヒットをしました。
とりあえずこちらの動画PVを↓
Until We Bleed (With Lykke Li)
With Every Heartbeat (With Robyn)
Longing For Lullabies (With Titiyo)
とても心地よいエレクトロサウンドです。普段、こういうジャンルを聴かない人にもなかなかポップな感じでオススメできると思います。ボーカルの人が変わることで曲の表情も変わってくるのが面白いですね。これからも多岐なコラボ活動を期待したいです。
http://www.myspace.com/kleerup (←クリック)
- After Summer/Pia Fraus
- ¥1,587
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エストニア出身のPia Fraus。結構知名度高いんじゃないでしょうかー。
最初の「Springsister 」、「Yenissey 」から透明感あふれたギター音に乗ったポップでシューゲーな楽曲です。ギターはそんなに騒動しくないし、ボーカルもはっきりしていますので、シューゲイザーが苦手な人もぜひ聴いて欲しいです。
http://www.myspace.com/piafraus (←クリック)
- Mega Breakfast/The Chap
- ¥1,497
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UK出身のなかなか前衛的な音楽を奏でる人たちです。前作はある意味、とても刺激的な作品でした。
まさに前衛的な出来ではありますけど、ポップに仕上がっています。曲によってはクラシックな雰囲気も感じますね。全曲良いと思いますけど、「Fun and Interesting」は実に格好良い出来でとても好きです。コーラス部分も囁くような声が挿入するところもとても良い響きに聴こえます。
今回もなかなか前作同様、刺激的な一枚です。Sparksとか好きな人とかはツボだと思いますけど、この一風変わった音や歌の世界は広く体験してほしいと思います。納得の作品です。とにかく格好良いです!
http://www.myspace.com/thechap (←クリック)
- Big Blue Ball/Big Blue Ball
- ¥1,657
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(曲目)
1 Whole Thing [Original Mix] - (with Alex Faku/Francis Bebey/Karl Wallinger/Andy White/Peter Gabriel/Tim Finn)
2 Habibe - (with Natacha Atlas/Hossam Ramzy/Neil Sparkes)
3 Shadow - (with Juan Canizares/Papa Wemba)
4 Altus Silva - (with Deep Forest/Iarla O'Lionaird/James McNally/Joseph Arthur/Ronan Browne/Vernon Reid)
5 Exit Through You - (with Joseph Arthur/Karl Wallinger/Peter Gabriel)
6 Everything Comes From You - (with Richard Evans/Guo Yue/Joji Hirota/Sevara Nazarkhan/Sinead O'Connor)
7 Burn You Up, Burn You Down - (with Arona N'Diaye/Jah Wobble/Peter Gabriel/The Holmes Brothers/Wendy Melvoin/Billy Cobham)
8 Forest - (with Arona N'Diaye/Hukwe Zawose/Levon Minassian/Vernon Reid)
9 Rivers - (with Karl Wallinger/Marta Sebestyen/Vernon Reid)
10 Jijy - (with Arona N'Diaye/Jah Wobble/Rossy)
11 Big Blue Ball - (with Karl Wallinger/Manu Katche/Peter Gabriel)
元ジェネシスのPeter Gabrielが中心のレーベルのコンピレーションアルバム。元WaterboysのKarl Wallinger(World Party)ら共に監修したワールド・ミュージックの曲群です。
見事なサウンド・プロダクションで、多種多様な音楽をポップなフォーマットに乗せています。Peter Gabrielが参加している曲群はアルバムの「So」を思わすような実に端正なポップ加減で、聴きごたえあります。
全般に、実に聴きごたえのある一枚です。良い曲揃いのコンピアルバムですよ!
Rick Springfield (リック・スプリングフィールド) - Bruce
懐かしいけど、意外と知られていない曲かも。。
Rick Springfield (リック・スプリングフィールド)の「Bruce」。84年に全米で27位まで昇ったヒット曲です。
Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)に捧げた歌との噂もあったけど、本当かな?
とにかくロックでポップで非常に疾走感もあり、個人的にも大好きな曲です。
PVは作られていなかったと思うけど、YouTubeに動画がUPされていたので、是非聴いてみてください!
Benjamin Diamond、Cut Copy、Oppenheimerなど新譜諸々
今日は、未聴だった今年出た新譜アルバムの感想を、まとめて書きたいと思います。
ちょっと聴きすぎて頭も混乱している感じだけど、まとめて感想を書くことで落ち着きました。これからの新譜ラッシュの前にちゃんと聴いておかないとの使命感もあります。
今回はダンサブルなアルバムが多いのかな?とりあえず、よろしければ参考に読んであげてください!
- クルーズ・コントロール/ベンジャミン・ダイアモンド
- ¥2,500
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フランス出身のBenjamin Diamond(ベンジャミン・ダイアモンド)の新作、3作目。前作「Out of Myself」は傑作でした。
フレンチクラブミュージックという肩書きよりは、1曲目の「1000 Lives」で聴けるように普遍的なポップチューンが並びます。そんなにクラブミュージック色は濃くなく、ポップ・ロックソングの曲群が楽しめます。
2曲目の「Still」なんかは曲調はギターポップ風でなかなか爽やかに聴かせてくれます。「Baby's On Fire」みたいなダンスチューンも非常に楽しめます。「The Letter」のようなしっとりとしたアダルトな曲もあって、全般に曲調は多彩です。なかなか楽しめる佳作です。
http://www.myspace.com/presidentbenjamindiamond (←クリック)
- In Ghost Colours/Cut Copy
- ¥1,029
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オーストラリア出身のCut Copyの2作目。前作は独特のザラっとしたポップ感があってなかなか愛聴していました。
今回はかなりバックのビートが強くて、アッパーなダンスミュージック色がより強まった感じですね。「Lights and Music 」とか「Hearts on Fire 」はそんな曲かな。もうちょっとダンス色を控え目にしてくれた方が私は好みなんだけどねー(PV動画をリンクさせておきました)。
1曲目の「Feel the Love」はなかなかキャッチーなポップチューン。全体的にはなんとなくNew Orderを彷彿させるようなメロディーと演奏ですねー。もうちょっとサビ的にインパクトが強い曲が欲しかったところだけど、踊れる曲群であることは間違いないです。
http://www.myspace.com/cutcopy (←クリック)
- Take the Whole Midrange and Boost It/Oppenheimer
- ¥1,320
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北アイルランド出身のOppenheimer(オッペンハイマー)の2作目。ちょっとエレクトロ風味ながらドリーミーなポップソングを奏でるバンドです。1作目はこちら に記事に書きました。
今回は非常にダンサブルな曲が並んでいます。前作目の柔らかいサウンドより、今作は電子音が強く強調されています。前作よりはちょっと各曲のキャッチーさが薄れているような気がしますね。ダンスミュージックとしての側面を強くしたんでしょうねー、本人たちはクラフトワークとかが好きらしいのでバックのエレクトロサウンドを重視したのかもです。
ドリーミーな「Support Our Truths」な曲がもう2、3曲あれば印象も変わると思うんだけど、やっぱり前作の方が良かったかな。ちょっとスケール感がいきなり大きくなったから今は、多少戸惑っているかもしれません。
しかしながら、ポップで可愛らしい曲を書ける力は、「Look Up 」、「The Blue Rose」や「Before And After The Quake」などの曲からも窺えますし、良いメロディーの曲が並んでいることは確かです。だんだん聴き込めば良くなってくる予感がします。これからもやはり期待したい人達です。
http://www.myspace.com/oppenheimer (←クリック)
- Object 47/Wire
- ¥2,007
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UKのポストロックの老舗バンド。80年代のWire(ワイヤー)はとても好きなのですけど、やっぱり再結成みたいになっている今でも新譜が出ると買ってしまいます。今作は復活作から5年ぶりの作品です。
彼ら独特のちょっと地味で無機質なビート感は相変わらずですけど、近作は曲自体が非常にタイトで想像以上にポップな曲が揃って非常に聴きやすいです。スピード感が加わってより頼もしくなったという感じです。
非常に落ち着きながらも高揚感を持たせてくれ、独特のポップ感が含まれているアルバムになっています。最後の「All Fours」なんて緊張感のあってテンションが不思議にじわっと高まる曲です。
本当に長いキャリアを持つ彼らですけど、相変わらず切れ味がある曲が揃った良作です。ドラムとギターの絡み合いも聴かせてくれます。これはぜひとも過去のWireを知らない人でもお勧めできます。これを聴いて良かったら、是非80年代の「Pink Flag」や「154」などのアルバムも手に取っていただきたいです!
http://www.myspace.com/wirehq (←クリック)
- Mudcrutch/Mudcrutch
- ¥1,859
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Tom Petty(トム・ぺティ)が在籍していたバンド、Mudcrutch(マッドクラッチ)の38年ぶりの再結成アルバム。というか、過去にシングルみたいのは出しているみたいですけど、フルアルバムの発表は初です。
アルバムから「Scare Easy 」、「Orphan Of The Storm 」、「Crystal River 」、「The Wrong Thing To Do 」、「Lover Of The Bayou 」(The Byrdsのカバー)、「Topanga Cowgirl 」などの曲がYouTubeでUPされています。是非、クリックして観てみてください!「Crystal River」は長尺ながら名曲です。
新しいといった側面はないですが、非常に新鮮な感じのサウンドです。全曲、ルーツ探索のようなアメリカンロックで通しており、非常に瑞々しい出来です。ギターの音がなんとも印象的です。
オーガニックな手触りと言うか、土臭い感じもありますが、サウンドもトム・ぺティの歌も嫌みなくスムーズに聴きとおせます。懐かしさを感じつつ、アメリカンロックに対しての前向きな姿勢も感じられる好盤です。
新譜をあんまり聴かないアメリカン・ルーツロックを好む人にも良い感触を得られると思います。聴いていてとても小気味よく、気持ち良い感じがするアルバムです。
http://www.myspace.com/mudcrutchmusic (←クリック)
John Lennon (ジョン・レノン) - Nobody Told Me
「Nobody Told Me」が私のJohn Lennon(ジョン・レノン)のリアルタイムで聴いた最初の曲でしたね~。「全米TOP40」というAMラジオからでした。
たしかデモ音源などを集めた「Milk and Honey」というアルバムに収録されていました。このアルバムもあんまり聴き込んでいないけど、「Nobody Told Me」を聴きたかったから一応実家に置いています。アナログだったと思います。
- Milk and Honey/John Lennon
- ¥1,598
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この時はもう亡くなっていたので、正式ではリアルタイムではないですね。でも、この曲を聴いた当たり具合にBeatles(ビートルズ)はようやくレコードをレンタルして、聴きだしました。ほぼ全部聴いたと思います。
その時はすでに洋楽漬けの状態だから、そんなに私はビートルズの影響は直接には受けていないヒトですね。私の場合は、やっぱりリアルタイムで聴けた、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)、The Feelies(ザ・フィーリーズ)やQueen(クィーン)などのアーティストの影響が強いのかもですね。もっとイッパイ影響を受けたアーティストはいるけど、キリがないですね~。
でもビートルズの楽曲はさすがに今聴いても凄いっと思いますので、リアルタイムで体感したら今聴いている音楽とかかなり変わっているんだろうなって思います~。
そんな感じだから、まだジョン・レノンのソロ作品ってそんなにまともに聴いたことないけど(もちろん超有名な曲は知っているけど)、デモっぽい「Nobody Told Me」でも素晴らしいって感じるから、いつかはソロもきちんと聴きたいなあって思います。
多分素晴らしい作品が多いと思っているので何かジョンのオススメのソロアルバムがあったら教えてくれればって思っています!必ず聴きます。
ではでは、個人的に思い入れが強い、「Nobody Told Me」の動画PVを貼っておきますね~。84年にUKで最高位6位、USで最高位5位を記録した曲です!
↓
John Lennon - Nobody Told Me (←クリック)