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ところてん

はじめました。
冷し中華ははじめてません。

ひらたく言うとひっこしました。
緑道沿いの素敵なおうちです。
特にキッチンが素晴らしいので、友人どもは機会があったら自慢されに来るといいよ(社交辞令)。


ところてん_d0009528_1354016.jpg


……うん、まあ、まだ冷蔵庫には液体しか入ってないけど。
しかも何故かアイスコーヒーが1ダースもあるという。

いや、固体も一応はあるのか。
氷が。
# by aprikose0302 | 2010-10-11 13:54 | ひび

回転偏光プリズム または 飴色子午線(仮)


(伊坂幸太郎)
 そろそろ行くぞ、と言ってベンチから立った。ビニール袋を持ち上げる。中
(杏呼)
秋の名月を肴に呑んだくれよう、と出てきたはいいが、夜空はあいにくの薄曇
(電さん)
り。すっぽかされた気分で、ふいに肩に舞い落ちてきた紅葉に話しかけてみた
(紫微さん)
らし団子と黒猫のタンゴと藤森慎吾(オリエンタルラジオ)の違いについて討
(あんどぅさん)
論しようと思い立った。だが紅葉は肩に落ちたままで黙ったままだった。当然
(浅葱さん)
しょげる。今度は「菊水」の一升瓶に「ノストラ・ダ・ムースは美味いか」に
(アロさん)
ついて語ろうとしたら、瓶の底に黒っぽい物体が!?「僕オオサンショウウオの

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# by aprikose0302 | 2010-09-22 23:57 |

ねぇねぇ、「簓」って読める?


……ええまあ、早い話が、また何かやるらしいですよ。


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『簓美人』

【TIME TABLE】※受付・開場は開演の30分前です

  2010年8月20日(金)19:00
          21日(土)13:00/16:00/19:00
          22日(日)14:00/18:00

【THEATRE】 遊空間がざびぃ (JR中央・総武線西荻窪駅より徒歩8分)

【Ticket】 2,000円


【演出・構成】 笠原唯人/久菱拓海

【演出助手】 渡邊農夫也

【出  演】 岩崎都織/加藤隼/深澤寿美子/まつばらゆうこ ほか

【スタッフ】 照明:関矢幸恵/音響:大石和洋/舞台監督:光田宣之

【ご予約・お問い合わせ】
  こちらまでどうぞ。
  おなまえ/来場日時/人数をお知らせくださいませ。
# by aprikose0302 | 2010-08-09 01:46 |

光の速度で祈っている


週末だけ猫を飼っている。
灰碧の眼をした黒猫である。

膝の上で、にゃぁ、と小さな声で鳴くのなど聴くと、
愛とかいう不確かなものを、少しだけ信じてもいいような気分になったりもする。
# by aprikose0302 | 2010-05-21 02:22

『メメクラゲは新月の夢を見るか(仮)』


 なるべく透明でシンプルで、そのまま溶けてしまいそうなのが良い。

 たとえばハナガサクラゲよりも、ミズクラゲが好きだ。手を伸ばしたらゆらめいて消えそうな儚い群泳。くらげの死体は残らない、という話をどこかで聞いた気がする。猫の足音のように軽やかな、その在り方に憧れる。
 まあ、実際には、彼らなりに悩んだりしつつ生きているのかもしれないけれど、それは僕の与り知るところではないわけで。仮定の深刻さのことはきれいに忘れて(というか正確には、そもそも考えることすらなく)、ただ、ぼんやりと、水槽の中を浮遊するくらげを眺める。いつしか水族館の喧噪は紗幕の向こう側になり、現実から薄皮一枚隔てた地面に立っているのだ。ゆめとうつつのあわいの、淡い時間。その感覚は、ほろよいの視界や、雨の朝の微睡みにも似ている。

 夜歩くのが好きだ。まだ音や光にあふれていて、けれどひんやりと静かな、不思議な空間を回遊する。自分と街の、どこか遠いような感触が心地良い。グールドが弾くバッハを聴きながら、時折月を眺めてみたりなどして、とりとめもない思索と散策に耽る。
 天鵞絨の夕刻から、絹の眠りにつく深夜まで、空気と時間の流れを泳いでいると、傍を漂うものが髪や耳朶やゆびさきに絡むことがある。茜と宵の境目の、滲んだ水彩のような空。道端に咲く名前も知らない花。シグナルとシグナレスが点滅し始める一瞬。霧雨に溶ける紫煙。すれ違った誰かがくちずさむ歌。革製の赤いブックカバーのてざわり。鍵孔の中の静寂。淹れたての紅茶の香り。星も凍りそうな夜に読み返してみる、君からの手紙。そのどれもが愛おしいと思う。

 うつくしい言葉を紡ぐ人が好きだ。物語でも、呟きでも、描線でも、旋律でも、或いは所作でも。感性を根幹から揺るがす必要はたぶんそれほどなくて、目の前にある世界にほんの少しだけ風穴を開けて、違う彩を見せてくれるような。自分の輪郭を忘れられる一瞬の幸福は、ささやかで、けれど、この上なく甘美だ。
 糸の材質や染料には限りがあっても、そこから織りあげられるものたちは水平線より遥かに広がり、きっと一生かかっても、果てに辿り着くことはないのだろう。

 願わくば、言葉の海をくらげのようにたゆたって生きていきたい。幸い、野生のくらげに噛まれたことはまだないので、ねじを締めても僕の左腕が痺れるようにはなっていないのである。
# by aprikose0302 | 2010-03-31 23:45 |


不定期日記という方向で。たぶん。


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