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4月19日(金)

 慶應の偉いぼんぼんの発言、自分でも意外なほど腹立つわ。

 S君母に母の日のプレゼントを選ぶ仕事、いかなごに手伝ってもらって終了。うちの母に送っていたので、結婚後は一緒に送り出したのが始りだが、S君は「あの人何送っても喜ぶから」と選ぶ戦力にならないので、最近は祖母の日になりつつある。

4月18日(木)

 そういえば、こないだ来た3年目の先生、生まれた時からロシアだし、昭和天皇はyoutubeでしか見たことない言うてた。

 また何か出たんだ、と思ったら「代々の当主が生涯で一度だけ開けることを許される箱」から出たのか(凄)>冷泉家。

 量子コンピュータの話、何がどうなったのかさっぱり分からないけど、大変そう。

4月17日(水)

『村木風海が「アカデミアの栗城史多」』というXの投稿を見て、コレだコレ、と思った。小保方さんと比べるむきもあるが、確信犯で剽窃したのであろう、自らの技能で世渡りしている人とは何か違う気がしていたので。
 スコーンの「海老のとりこ」味を食べたが、かっぱえびせんの味がする。

 もぐが品数が多いと食べられないと言うので、今日はドリアと自家栽培三つ葉入り卵とじ吸い物にしたら、吸い物残された…。

4月16日(火)

 昨日丸太町で飛び込みがあって、京阪止まったので、途中までいかなごを迎えに行ったのだが、飛び込んだの市内の高3女子だって…いかなごと同学年やん…。

 いかなごが自由英作文の宿題を出されて、初めて書いて提出したら、先生にブロック体で書いてとか、一文目から文法間違ってるとか言われてたけど、両親「とりあえず書いて出しただけでも偉い!無問題!」。

 バシール『悲しみのダルフール』を読み終わった。スーダンのダルフール地方に生まれた女性が医者になり、自分と同じ黒人の反体制派を治療したことで、政府側に目をつけられてレイプされ、実家に逃げたところをジャンジャウィードに村を焼かれ、イギリスに亡命する。多数派の黒人が、裕福なアラブ系に差別されているという基盤も、部族主義の強力さも、知識がないことを利用して1チャンネルしかないテレビでジハードを煽る地獄も良く分かった。イギリスの難民政策はアメリカよりはマシっぽい。ただ、著者はイギリスで一人暮らしの年寄りを見て、故郷なら老人に一人で寂しい思いはさせないし敬う、と語っているが、その結果がFGMを強要されたり、素人療法で耳にガソリン入れられたりする世界なのでは、とは思った。

4月15日(月)

 学校で自分の机と椅子をクラスメイトに勝手に使われるのが大嫌いないかなごさん『他人の椅子に座るなんて、その時点で喧嘩を売ってるも同然。人間として駄目だと思う』とか言っていて、そのぶっ飛び過激思想に、遺伝を感じた。間違いなく私の娘だわ…。

 木乃が鯛の骨を拾い食いしてるところを発見したら、止めてもいないのに噛まれた。本犬もシマッタと思ったようで、その後素知らぬ顔をしているので「え?どういうこと?噛まなくてもよくね?」と詰めていたら、もぐ「ママって子供も犬も同じ詰め方するのね」

 もぐに額をすりすりされながら「ずっとココにシワを寄せてるから、シワが取れなくなったんだねえ。羅生門の老婆みたいだねえ」と言われた。あなたの母は死体の髪の毛抜く人ですか?

4月14日(日)

 今日も木乃は外部屋(庭のデッキ)で幸せそう。

 職場の宴会に行くためにワンピース着て、もぐにファスナー上げて、と頼んだ。
「なんで僕がこんなことしなきゃいけないんだよ」
「今練習しとかないと、彼女のファスナー上げられないでしょ」
「こんなの犬でもできるよ!ママ、どこ行くの?合コン?」

4月13日(土)

 朝っぱっから何を歌うことがあるのか>もぐ。

 庭のデッキに布団敷きを敷いて、昼寝して本読んで、古い柑橘類をミキサーにかけてゼリー作った。外で昼寝するの、ほんと好きだわ。庭が程よくうらぶれているところがまた良い(貧乏性)。

 高村『レディ・ジョーカー』を読み終わった。長かった。出てくるの男ばかりだし、犯人団の動機が意味不明過ぎるし、警官同士話したこともないのに、考えてること分かり合い過ぎだし、義理兄弟は流れが微妙だし(クリスマスイブはないだろ)。グリコ森永事件だというのは、私世代には自明だが、アラフォー以下には事件自体もナゾだろうな、とも思った。

4月12日(金)

 職場でドラマ『三体』をお勧めされた。
私『原作は読みましたけど、ドラマは…』
職場の人『ゲーム・オブ・スローンズの人が作ったんですよ!』
私『でしょ?ゲースロも原作部分過ぎてから目茶苦茶になったじゃないですか』
職場の人『え?ゲーム・オブ・スローンズも原作あるんですか?』
 …微妙な空気が流れた…。

 大塚「嫉妬と階級の『源氏物語』」を読み終わった。最後の浮舟自殺未遂時が源氏物語の執筆当時の現代で、物語の始まりは100年ぐらい前、執筆時点では既に更衣はいなかった、紫式部の曽祖父は従三位で、紫式部は没落貴族たる自分の身分の低さを嘆いていた(清少納言は元々受領階級)、宇治十帖の隠れ主人公は中将の君(浮舟の母)、つまり召人(貴族の愛人)目線。宇治十帖になると場末感が出るのは、紫式部の現在の身分(召人)から見た話だからで、前半は自分の祖先の時代の殿上人の話なのか。

 女三宮が降嫁した時に、紫の上に、ねえ、どんな気持ち?とお見舞いの手紙書いた人、確かに言われてみれば花散里と明石か。京都人っぽいな。六条院の明石の君の区画には蔵が並んでいた(入道大金持ちだから)というのも面白かった。この時代は「身分や顔が悪い人は、前世が悪いんだから自己責任、よそ様から笑われても当たり前だし恥じ入るべき」という考え方らしいが、身分制度が固定されている所はどこもそんな感じよね。それはともかく、凄く面白かったし、以前から『源氏物語』は私の「無人島に持っていく一冊」なのだが、その意をますます強くした。

4月11日(木)

 外来に話の通じない人ばかり続々と来て疲れた。暖かくなってきたからかなあ。

4月10日(水)

 新学期なので再度申し上げますが、租庸調雑巾の制度はそろそろ廃止していただきたく…。

4月9日(火)

いかなご「今日体育で5周走れって言われたんだけど、みんなが5周走ってる間、私3周しか走れなくて申し訳なかった」
私「同じ時間走ったんだから無問題」

 いかなごの塾、Lineで連絡取るんだけど、新年度からの新しい先生がマメに返答する人で、それにつられたのか、昔からの先生も返事の文字数が多くなってきた。

4月8日(月)

 朝から昨日焼いたスポンジのデコレーションをば。オレンジの内果皮を剥くのに時間がかかった。あと素人には中心を保持するのが難しい。

 お釈迦さまと共に歳を一つ重ねたもぐ、プレゼントにヨガマットを貰って嬉しそう(最近、夜になると床が抜けそうなドタバタ音が聞こえるのだが、腕立て伏せと飛び蹴りの合いの子のような運動をしてるっぽい)。「マットのケースもイイねえ、不審者来たらこれで殴れるねえ」だそうだ。

 近所の寿司屋から初めて宅配寿司を頼んでみたが、それほど高くないのに美味しかった。プレゼントは他に、くねくねした人型キャラのゲームと、何とかして歴史を勉強させようとするS君が『風雲児たち』の続きを大量に買っていた(が、もぐは家にある分も読んでいないらしい)。もぐ「ママからのプレゼントはないの?」…すみません、今回は食事担当で、プレゼントはS君に任せていたので…。

 ちなみに、いかなごからのプレゼントは『風呂洗い(←もぐの仕事)代替券』。「19:30までに申請すること」「使用期限6月30日」などと制限が厳しかった。

4月7日(日)

 鴨川で花見。遅く到着したせいか、咲いている桜のそばで平らな日陰がなかなか見つからず、しばらく彷徨ったが、ワイン飲んだだけで幸せになった。まだ満開とはいかないので、今年はだいぶ遅いな。

 日中20℃超えが続いているので、チアシードの種をスポンジ上に播いてみた。どこに置こうか考えた結果、職場に持っていくのが一番良いという結論に(一番日が当たる)。

4月6日(土)

 職場の人に誘われて、謎イベントに参加したら、たまたま教授がいて、誤解されてあせる。

 初めて『ヴォルガの舟唄』を聞いたら、ずっと廻ってる。アイダダアイダアイダダアイダ…。

 作り直していた針山できた。今回はサボテンと多肉植物と犬毛フェルト切り株の寄せ植え風にした。

4月5日(金)

 妊娠中、刺身って食べてたっけ?とふと顧みたが、常に悪阻だったから刺身とかそういうレベルじゃなかったわ。

4月4日(木)

 3日間S君実家に行って帰ってきたもぐ…私の身長抜きそう。

4月3日(水)

 ルリヤ『偉大な記憶力の物語』を読み終わった。ソヴィエトの心理学者が、共感覚と直感像記憶を持つ男を1920年代から調査し、その記憶法や理解力を説明した本。直感像記憶は心の中の景色に配置して整理し、一旦記憶したものは忘れることができず、共感覚と一致しない言語に悩まされ、算数問題は図形に変換して考え、直感的に答えが浮かび上がってくるが、読書や抽象的な言葉は浮かび上がるイメージに妨害されてなかなか理解できない。ラマヌジャンもこんな感じだったのかな。エイゼンシュタインが学生を選抜する時に、言葉に対する感受性が鋭い人を選んでいたというのも面白かった。かなり昔の本だが、こういう症例報告は大事よねえ。

4月2日(火)

 新しく来た3年目の先生のお母さん(医者)、53歳だそうで、正直凹んだ。なので、周りに言いまくって、誘爆する人を増やした。

4月1日(月)

 S君がもぐ連れて実家に帰った。いかなごが留守番していたが、木乃が不審がってわんわん言っていたらしい。散歩も一瞬で帰りたがるし、どうも行動がおかしい。いかなご「パパなんて、いてもいなくても一緒なのに、そんなに違うのかねえ」(確かに居間にいても、木乃とは目を合わせないし、大概コタツの端から動かないし…)

3月31日(日)

 崔、申『闇からの谺』を読み終わった。前にドキュメンタリーで見たことのある、香港から朝鮮に誘拐された韓国の有名女優とその元夫の映画監督の体験記。浮気して若い女優と2人子供を作り、離婚となった夫の方は、いかにも自己顕示欲が強そうで、どうも好感を抱けないが、それはともかく韓国の強権的な政権からも睨まれていて、元々亡命しようかと考えていたところを北朝鮮に誘拐され、脱走を何度も図って強制収容所に何年も入れられる(金日成の経歴を詐称するために、邪魔になって収容所に入れられた歴史学者もいたらしい)。改心した振りをしてやっと出してもらってからは、東欧を拠点にして、怒涛の勢いで元妻と映画を作りまくり、2年後にウィーンに行った時に、アメリカ大使館に駆け込んで亡命する。

 金日成を褒め讃える文化事業を推進したことで父親の信任を得た金正日は、世界中から映画フィルムを集めさせ(外交官に違法コピーさせて外交袋に入れて運ばせたりも)物凄いコレクション館を作っていたらしい(しかも基本的によその人には見せない)。オタクの望みの極致やな。おまけに俳優と映画監督まで誘拐させ、個人崇拝を強制するとは。

 初めから逃げる気満々の映画監督は、韓国も信用できないこともあり、自分達が拉致されたことを証明するために、金正日との会話もしっかり録音していたのが凄い。70年代の韓国人から見ても、北朝鮮の個人崇拝ぶりは異様なのね。

3月30日(土)

 昨日開花して、3日には満開予想らしいけど、まだ全然咲いてない感じ。花見は来週末だな。

3月29日(金)

 ずっと前から欲しかった柊鰯のガラス細工来た♪

3月28日(木)

 今朝、走り回るウサギを見て「君、耳短いよね…」とシミジミ言ってたら、後ろを通ったもぐ「え?嫁いびり?」

 お気に入りだったヤフオク1000円で買った、カエル付きの陶器の傘立てが割れた。陶器の傘立てって、あまり売ってないし、高価いのよねえ…と落ち込んだが、そこそこ気に入ったやつをやっぱりヤフオクで見つけた。傘立てはヤフオクに限るのか。

3月27日(水)

 new針山を作っていたら、茶色の毛が欲しくなったので、木乃の毛の茶色いところだけ拝借した。

3月26日(火)

 ガレアーノ『収奪された大地』を読み終わった。初版1971年。南アメリカ諸国が、最初はスペインに、それからアメリカに、地下資源やコーヒーやゴムの生産地として、いかに土地と労働力を奪われまくったか、という話。ゴムの種を蘭だと偽ってこっそり持ち出したり、特定の作物だけを作らせて、残りの土地は利用させず、食糧も生産させなかったとか、唯一途中まで外国の干渉を跳ねのけていたパラグアイも、結局周囲から侵攻されて人口の半分以上、成人男子のほとんどを殺されたとか、資本主義黒書という感じ。

3月25日(月)

いかなご「女医が増えると困るから、医学部の試験に持久走を導入しろ、ってtwitterで言われてたよ」
私「必要なのは持久走じゃなくて、『36時間寝かせないで、その間1時間おきに簡単な計算問題をやらせる』とか『10時間立ち放しで、その間飲食なしで、手の震えを測定』とか』」
いかなご「そんな試験、人権上できません」

私「今日、齢50にして初めてやる手技をやった」
いかなご「それってお母様の科がやることなの?」
私「…普通はやらないかなあ…」

3月24日(日)

 ワールド男子FSは、メモラの手の関節と久しぶりに見たクソ遅いキャメル、マリニンのバタフライ(そこ?)に引き付けられた。

 スコルニアコフって、マリニナさんの時もキスクラに座ってたけど、今もキスクラに座るのが仕事なのね、と妙にしみじみ。イリヤもそろそろ筋肉ついてきたよねえ(←親戚のおばちゃん目線)。

 久しぶりに針山解体したら、縫い針63本出てきた。記録更新だわ…これじゃ針山ではなく、針置き場やがな。。

 岡『<賄賂>のある暮らし』を読み終わった。賄賂が生活に根付いているカザフスタンの話。スターリンの強制移住政策で人口の40%を失ったカザフ人は、ソ連から独立してから、カザフ文化を比較的保持していた国外に逃れていたカザフ人を95万人呼び寄せたらしい。旧ソ連時代はコネで物事は動いていたが、今はカネがないと動かない、大学入試のための共通テストであからさまに不正が行われ、大学の卒業論文はコピペが普通(教授『君達の卒業論文など誰も読まない』)というのも大概だが、外科や救急で治療前に賄賂を要求というのはさすがにねえ…昔は初等教育で倫理観を植え付けていたが、今はそれがない、というのも大事なところよね。

3月23日(土)

 こないだ仕事中に携帯落として盛大に画面にヒビが入り、S君が替わりを注文してくれて、新しい携帯ケースも注文して届いて、やっと今朝から移行をはじめた。googleに身を売ったせいか、以前よりは断然楽だけど、アプリ延々とログインしなきゃいけないし、なぜか背景が灰色っぽいの直せないし…。

 Xのフォントサイズを変えられない、とブツブツ言ってたら、いかなごが変えてくれて「こういうところだよね。お母様が割れ鍋なの」。S君と私だと、S君が綴じ蓋(使える方)で私が割れ鍋(使えない方)なんだって。

 うわあモスクワ…選挙終わった途端コレ?

 いかなごさん、つまみ細工が好きらしい(キラーン)。ママ、昔、七五三の髪飾りのつまみ細工を日直の時に延々と作ってたんすよ。

3月22日(金)

 寒い眠いしんどい。

 もちろん昌磨も素晴らしかったけど、ゆまち氏の力強さアップ度が物凄くてびびった。

3月21日(木)

 大変お世話になった他科の先生が異動になったので、超久しぶりに歓送会に参加。看護師さんに「こんなところで先生に会うなんて珍しい」と言われて、もっと参加せねばと反省した。1ヶ月の短期赴任先で結婚相手を見つけた話とか、頑張っても頑張っても患者さん助からなくて悔しいと思ってる人の話にびっくりした。

3月20日(水)

 こないだ職場の人が尿管結石になった。
みんなで(←子持ち女5人)
「痛かった?陣痛とどっちが痛かった?」
「うーん……陣痛かな」
 なるほど…それ位か…。

 ヘンリック『文化がヒトを進化させた』を読み終わった。類人猿とヒトの2歳児を比較すると、社会的学習能力だけが2歳児は飛び抜けて優れている。チンパンジーは必要なものだけを真似するが、ヒトは明らかに関係ないことでもとにかく真似をする。ドミナンス(支配)心理は他の動物にも見られるが、プレスティージ(信望)心理を持つのはヒトだけ。こうした能力で文化が形作られ、それがヒトを進化させた。

 ヒトは意図を明らかにしていない社会規範に従うが、実はその社会規範は巧みに作られており、パターンを見つけたり、相手の真似をしてしまうため、ランダム化が苦手がヒトに、ランダムに行動させるようにしていたり、自分の経験や直感ではなく、生存する可能性が高い先祖の知恵に従うようにさせていたり、食糧を継続的に行き渡らせるようにしていたり、男女別に行動することで、総合的な知識を増やしていたり。そして、模倣により文化の複製が行われていく。

 妊娠している女性は他の男性と性交渉が必要で(そうしないと胎児が死んでしまう)、その相手は第二の父親と呼ばれて互恵関係が生じるとか、従属関係を表す言語ツールは最近の発見(だから聖書は、あんなだらだらした文になるのか)とか、アイルランドやスコットランドの特定地方からの移民が多いアメリカ南部は、名誉の文化が維持されているので殺人率が高いが、移民元の地方では既に文化が失われていて殺人率は高くないとか、他にも色々と面白かった。個人的には「情報を啜ると幸せになる」のはヒトとして当然なんだなあ、と思った。

3月19日(火)

 最近、大学の卒業式が続いてるけど、薄いグレーやクリーム色の袴姿の人がいて吃驚した。好き好きだけど、袴は濃い色がいいなあ。あの色ならロングスカートでええやん。

 いかなご「通知表渡された時に、担任の先生に『成績は良くないけど、どの先生もSさんには光るものがある、と言ってる』と言われた。友達にこんなこと言われたんだけど、と言ったら『私もそう思うよ』って言われた」
私「新生児の時から光り輝いていたから(いかなご「お母様、ソレ正気で言ってる?」)産んだ時から分かってるけど、問題はその光るものが受験に役に立つかどうかだ」

3月18日(月)

 さらっと(全うすれば)「スターリン超え」。

   話題騒然の奈良医大二次募集の件で、奈良医大の入学金が県外生80万と知って仰天。今そんなに入学金高いの!?と思って調べたら、府立医大も府外生50万だって。そりゃ授業料も上ってるから当然なのかもしれないけど…(私の時は30万で府内の人は10万だった)。

3月17日(日)

 こないだ1才児が大泣きしながら診察室入ってきたので、まずシール差し出したら、受け取ってあっさり泣き止んだので、賄賂って有効だな、と思った。

 ちょっとだけお世話をした上司から、お礼に果物が送られてきたんだけど、尋常じゃない大きさの苺と、超巨大化したみかんで、不自然さ凄い。

私「風呂、12時までに出てきなさいよ(下手すると1時間位出てこない)」
いかなご「努力します」
 普段の「善処します」より実効性がありそう。

 コルカー『統合失調症の一族』を読み終わった。10男2女の兄弟のうち、男性5人が統合失調症を発症した一家の話。軍人からコンサルタントのような職業に転職した父親、暴れては入院を繰り返すシゾの息子達の世話をし続ける母親、なるべく家族と関わらないようにしている他の兄弟をしり目に、荒廃した兄達の面倒を見続ける、母親そっくりになった末娘。悲惨な話だが、非常に読みやすかった。

3月16日(土)

 S君誕生日なので、いかなごが幼児の頃によく行っていた、ホテルのバイキングに行った。大衆向けなので、質が高いとは言い難いが、ちゃんと補充されるし、肉ダメ魚好きのいかなごが食べられるものがあったし、個人的にはスモークサーモンサラダとラムレーズンアイスが美味しかったので満足。あと、ソフトクリーム用に置いてあったコーンフレークが、私が食べた限り過去最高にパリパリしていて刺さりそうなほどだったのにびっくりした。何なんだあれは。たまたまなのか、乾燥させているのか(謎)。

 いかなごを可愛がってみたら、傍にいた木乃が段々目を逸らしはじめた。しかも、その後いかなごを奇異な目でじっと見つめていた。

 車椅子の話。実際何が起ったのかは分からないけど、緊急時でもないのに、人を載せたままの車椅子ごと移動させるのは恐過ぎ。あと、移乗も(日々やってはいるが)車椅子ごとに特性が違うので、毎回かなり注意が要る。

3月15日(金)

 木乃、気分を損ねたいかなごに犬質に取られる。
私「ママ、先程春のうさぎお喜びミニ7種セットを採って来たところなんだけど」
即座に木乃を解放したいかなご「何なら犬撫でましょうか?」

 JKが高2最後の登校日にやったことはフルーツバスケットだったそうで、「妻がいる人」「お酒飲んだことある人」「体重90kg以上の人」「数Vが好きな人」などで担任を炙り出して楽しんだらしい。

いかなご「お母様は犬の何が一番好きなの?」
私「良く寝た犬の匂いかなあ」
いかなご「ちょっと何言ってるか分からない」

3月14日(木)

 仕事で使っている機械の調子が微妙に悪いのでメンテに出したら、過去365日中350日稼働していて、中身が弱っていた、と言われた。過労死水準。

 医者にはそういう人が多いと思うのだが、私には(治療するのが)好きな病気がある。最近、好きな病気の人が多いなあ、と思っていたら、機器関係の人曰く、この辺では大概うちの病院に回ってきているらしい。なるほど、10年やってると集まってくるのねえ。

私「あなたも(友達の)Kさんも、第一志望の高望み度はおっつかっつだね」
S君・いかなご「(゚o゚)」
→いかなご、目の前の板で調べる
→いかなご「『おっつかっつ』なんてガチ死語だよ!」

3月13日(水)

 久方ぶりにいかなごと髪切りに行ってきた。その前に、南座(京阪上がったら、すぐ横に出たのでびっくりした)の近くのお茶屋でパフェ(小さかった)食べた(いかなごはあんみつにしたら少な過ぎてお腹空いたというので、丹波屋で味噌団子追加した)。いかなごは中学生と思われていた。

 なぜか「親が法律を犯して逃げ込んで来たら匿うか」という話になり、いかなご「警察に言う」私「そりゃ高校生ならそう言うでしょ。私も高校生の頃ならそう言ってたわ」にS君がショックを受けていた。ちなみに、もぐも「警察に言う」と言っていた(笑)。

3月12日(火)

 うわ、アカデミー賞のロバート・ダウニー・ジュニア、えげつねえ。

 受験生に少子化対策について熱く語られるの巻。

 ヘス『アウシュヴィッツ収容所』を読み終わった。アウシュヴィッツ収容所の所長を務めたヘスが、戦後処刑される前の収監中に書いた手記をまとめたもの。読んだの後悔したぐらい不愉快な書。要約すれば「すべてヒムラ―のせい」。

 軍人に憧れていたヘスは、二次大戦前に入っていた義勇軍(というか右翼団体)で仲間をリンチして捕まり、懲役に6年行った(途中で拘禁病になったりも)経歴を買われて、ナチ加入後は強制収容所管理業務に廻される。「労働は自由を作る」というのは、禁固だと暇だし懲役の方がいいわ、という、ヘスがマジで考えた格言らしい。

 私は冷酷を装っていただけで、収容者を優しく扱おうとしたが、残虐で無知な奴らばかり部下として廻されてくるので、うまく運用できなかった、何もないアウシュヴィッツに収容所を作れと言われたので、建物の建築改修や資材調達にかかりきりで、収容者のことは部下に任せきりだった、やって来た収容者はみんな衰弱していて、どうしようもなかった、ヒムラ―は労働者をどんどん寄越せと言ったり、収容者の扱いを厳しくしろと言ったりで矛盾ばかり、人手ないなら犬で代用しろと言ってきたけど、犬部隊全然使えない、おまけに食糧もないのにアイヒマンはがんがんユダヤ人送ってくる。

 挙句の果てに「ユダヤ人は、仲間の振舞いに絶望して自殺していった」「残虐行為を聞き及んで戦慄の思い」。目を背け過ぎ、言い訳し過ぎで、私自身も流されがちで良い人間とは言えないが、こうなってはダメだと心に刻もうと思った。あと、アウシュヴィッツ自体も、結局は一時的なもので、終戦がなければソビボルみたいに跡形なくなってたんだろうな。

3月11日(月)

私「ママが中高生の時は、休日はいつも親より早く起きて勉強してたけど、君達見てるとママが異常だったんだなあと思う」
いかなご「当たり前でしょ」
私「平日は4時に起きて英語の勉強して、5時に寝て、6時にまた起きて学校行ってた」
いかなご「お母様以外にそんなことしてた人いた!?いないでしょ!??」

 中学受験は手取り足取りだったし、中学の頃に一時成績下がったりもしたし、センターで国語で失敗して合計9割届かなくて、こんな点数じゃ恥ずかしいから二次受けずに浪人すると発狂したりもしたけど、何も言わなくても勝手に起きて勉強して、塾行かせなくても勝手に大学入ってくれる子供を持ってたうちの親が(子供の勉強面に関しては)羨ましい。

いかなご「前々からお母様はヤバい奴だと思ってたけど、最近思ってたよりヤバくて、思ってたより賢かったと気付いたわ」
S君「ヤバいことしてても、結果を出さない人の方が多いのに、たまたま結果を出したものだから…」
 悪かったな。

3月10日(日)

 たまたま劇的ビフォーアフターやってて、京都だし犬だし見た。広過ぎて、改造し甲斐があるね。でも、台所だけは犬通れたらダメだと思うの。

 ふと思い立って、何度目かにペンギンの島を起動してみたら、落ちずに起動した(驚)。どうやら2年ぶりに入れたっぽい。ペンギン達、お久しぶり。

3月9日(土)

「いかなごの振袖用長襦袢をクリーニングに出しに行く」「お雛様を仕舞う」の本日の二大業務を無事終了。クリーニングに出しに行くついでに、S君と京野菜バイキングにも行った。

 京野菜バイキング、店が狭いのと、料理が冷えてるのが残念だったが、野菜はどれもマジ美味しくてビックリした。S君はパクチー食べ放題だと喜んでいた(私はパクチー駄目派)。

3月8日(金)

 カスタマロフ、両足BK切断後元気なのね。さすがエリートスポーツ選手は違うわ。ドキュメンタリー映画も公開されるのか。

 鳥山明、私のイメージ的には「下品」だな。ドラゴンボールは全巻読んだし、スライムは好きだけど。

3月7日(木)

 しんど過ぎて夕寝していたら、居間に来たもぐ「パパは百パー寝てる。ママは八割寝てる」いかなご「風呂追い炊きしたから入り」

3月6日(水)

 山川『女官』を読み終わった。明治天皇夫妻の晩年に女官として仕えた華族女性の回想記。士族ではなく華族出身なので、19歳でもいきなり天皇にお目見えできる地位に。明治天皇は厳しい躾を受けて育ったインドア派で、晩年なせいもあるだろうが、皇后とは仲良しで始終一緒にいる。女官との間に子供を大勢作っているはずだが、女官はあくまで臣下扱い。あと「皇室御貧窮の時代」という言葉が良く出てくる。

 立派な明治天皇夫妻と対比されるのが大正天皇で、明治天皇に「あの皇太子では危ない」と言われたり、輿の上でじっとしていられないとか、女官の写真を集めるのが趣味とか、臨終の明治天皇に水をうまくあげられないとか、イケてない感が凄い。大正天皇は、自分が皇后ではなく女官の子だと知って、臣下の腹から生まれたことを嫌がったんだとか。

 昭和30年代の本なので、文章自体は読みやすいが、出てくる単語に分からないものが多過ぎて、ググりながら読む感じ。特に服装系はサッパリ(当時でも、宮中の服装は民間とは全く違っていたようだが)。袿袴って「けいこ」と読むのね。

3月5日(火)

職場で
「なんでS先生は外科に行かなかったの?」
「絵が描けなかったから、って言ってはったよ」
という話がされていたことを知った。

 某病院で、患者も医者も得をしない施策を、「働き方改革」を理由に1ヶ月後から導入すると発表されて、大騒ぎになっているという噂を聞いた。明後日過ぎるやろ。しーらんぴ。

3月4日(月)

 イスラエル、海外の外交団にはみんな、スイカ輪切りを添えたフルーツ盛り合わせを出してるわけ?

もぐ「いかなごめ」
いかなご「もぐめ」
とお互い日々煽りあっていて、とても仲良さそう。

 韓国の研修医スト、人手足りなくて教授が当直強いられてるって話は正直メシウマ。いや、日本だとそもそも人手足りなくて、普通に教授がローテンション入ってる科もあるやに聞くけど。

3月3日(日)

 ひな祭りなので、3色白玉寒天フルーツを作った。緑色を作るのに、抹茶かたくりを混入してみたら、すが入りまくった平たい白玉になってしまった。

 試験前だというのに、レポートをパワポで提出することになった、ともぐが言い出したらしく、S君がもぐの書いた原稿をパワポにしていた。同時に作っている同級生が複数いたらしく「全員お父さんが作ってたら面白いな」

 ヒルバーグ『記憶:ホロコーストの真実を求めて』を読み終わった。大著『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』の著者の回想記のようなもの。滅茶苦茶面白かった。子供の頃にホロコーストから逃れてアメリカに渡り、米軍として二次大戦に参加した著者は、戦後大学に入り、加害者側から見たホロコーストについて研究をはじめる。

 元々鉄オタだった著者は、まずユダヤ人輸送に興味を持ったらしい。当時は被害者は「過去を忘れるように」と忠告されていた時代で、資料もあまりなく、当初はニュルンベルグ裁判の資料から、後にはアメリカに大量に空輸されたドイツの書類(アメリカはここから対ソ連情報を得ようとしたらしい)も使って、数年子供部屋おじさんをしながら博士論文をまとめ、アカポスも何とかゲットしたが、大著を出版してくれるところやお金はなかなか見つからない。ユダヤ人自身もホロコーストに協力していた面もあることを指摘した著者は、ヤド・ヴァシェムからも協力を拒否され、長過ぎて売れないと言われ(それはそうかも)、やっとのことで出版しても、出るのが早過ぎた(それもそうかも)と言われる。

 ナチは官僚、軍、産業、政党がそれぞれバラバラに無政府状態で存在したこと、『ユダヤ人はなぜ殺されたか』の著者ダヴィドヴィチ批判(歴史家ではない、ホロコーストについてはどうすることもできなかった、と片づけている)、ハンナ・アーレントに滅茶苦茶言われたのに、『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』を資料に挙げられたために、悪の陳腐さ論争に巻き込まれたことなど、他にも読み所たくさん。

3月2日(土)

 小さい頃、ドリトル先生シリーズのルビが振ってある漢字の、漢字だけを紙で隠し、小さいルビだけが並んでる様子をうっとりと眺めていたことを覚えている。

 一方、少年漫画系に出てくる大きな擬音(ギギギギとか)は苦手。やたら文字が大きくて内容がないし、いちいち読んでしまうのに角度が色々で疲れる。少女漫画の欄外の手書きの文章も、読みにくくて苦痛だった(いや、読まなきゃいいのだが)。

3月1日(金)

 デミック『密閉国家に生きる : 私たちが愛して憎んだ北朝鮮』を読み終わった。アメリカ人記者が脱北した北朝鮮人にインタビューして、数人の体験をまとめたもの。非常に読みやすい。北朝鮮の歌からとられた「羨むものは何もない」という原題の方がずっといいのにね(繰り言)。

 朝鮮戦争休戦直後の北朝鮮は確かに南より暮らしやすかったこと、毛沢東の大躍進政策後の飢饉の話は北朝鮮の人々も良く知っていて「でもわしらは幸せだよ。金日成さまだもの」と言っていたこと、医者はノルマ分の薬草を山で自力で集めてくるのが仕事なこと、家族条項(いわゆる連座制)がいかに効果的か、一番衝撃だったのは、はいていた中国製パンツを、それほど着ていないから、とその場で脱いで渡して賄賂にした、というところかも。

 日本に向けて輸出されていた高級「朝鮮梨」って何だろう?とか、「白人のように見えるように」二重に整形するって何だよとか、思うこともあったが、日本でよく見る太ゴシック「恐怖の北朝鮮」系の煽りのついた体験記(おどろおどろしさを感じて苦手) と違って、爽やか(でもないが)で良かった。

 それにしても、韓国って、脱北してきた人全員から詳細に事情聴取してたんだから、北朝鮮の内部事情には相当詳しかったんだねえ。

2月29日(木)

 いかなご、塾の先生達に、先月まで「Sさんはちょっと難しいかもしれんなあ」と思われていたらしい。なるほど、だから先月の模試の成績出てから、妙に先生達盛り上がってたのね。

2月28日(水)

 ツムツムでやっとのことでエルオラを引いた。ループが凄くてパチ(ンコ)エル(サ)とあだ名されているようだが、グランフェッテにしか見えなくて楽しい。

2月27日(火)

いかなご「木乃、匂いを嗅がない!」
私の「犬が匂いを嗅ぐのは、本を読むのと一緒らしいよ。木乃に本を読むなって言うの?」
いかなご「それだと極悪非道なこと言ってるみたいだな…。よし、私の周りの本を読むな!」

2月26日(月)

 数年ぶりに婦人科に行ったら
先生「一か八かやってみる?」
私「できなかったら、どうなるんですか?」
先生「放っておくしかないねえ。まあ、突き破ったり、腹膜炎起こして全摘になった人もいたけど」
 なんて感じで、これは客を減らそうとする策略なのか?外来を減らすためには、このスキルを学ぶべきか?と思ったが、待合室は客で溢れてたから、失敗してるよなあ(うちの近く、婦人科ないのよねえ)。外来が多過ぎて、先生疲れ切ってるのかも。

 もぐの音楽の授業、学生のリクエスト曲を流してくれるらしく、毎週ワケの分からない昔の曲を仕入れてきて凄い(今日のはひょうきん族で流れてた曲らしい)。

2月25日(日)

木乃に「お手」→木乃無視、横のいかなごがお手→私、いかなごを褒める。 再度「お手」→いかなご、すかさずお手、木乃遅れてお手。
再々度「お手」→木乃すかさずお手。
 ライバルの必要性を認識した。

 最近の木乃、雨の中散歩に行くと、家の周りを軽く一周して、すぐ帰りたがる。賢くなったのか、身体が弱ったのか。

2月24日(土)

朝のもぐ「ちょっと奥さん」
私「お前に奥さん呼ばわりされる義理はない」
もぐ「お母さん、お金下さい」

 クリッパ『アウシュヴィッツの囚人写真家』を読み終わった。アウシュヴィッツで囚人の写真を撮る仕事をしていた、父オーストリア人、母ポーランド人で、ポーランド側についたために収監された写真家の話。自叙伝ではなく、ノンフィクション形式。例のドイツ式厳密さで、痣や怪我がある姿を撮ってはいけないことになっていたり、囚人の背中の刺青を撮らせた後、その皮で本を装丁しようとしたり、ソ連兵捕虜はまとめて食事を与えず放置して大量に殺していたり。半分アーリア人なため、自陣営に臣従させようとナチから勧誘されながら、今からほぼ確実に死ぬと分かってる人々の証明写真とナチ隊員の記念写真を大量に撮影現像し続け、終戦間際にはレジスタンス活動も行っていた写真家凄し。あと、この時代は、写真を綺麗に撮って現像するのは、本当に特殊技術だったんだな、と。

2月23日(金)

 朝から凄くしんどかったが、とりあえず掃除と化粧はしたので、まだ頑張れるはず→ サイゼリヤ行って、パスタとグラスワイン食べたら元気で幸せになった。

 サイゼリヤのパスタはファミマのパスタ(←私の好物)と同じぐらい美味しい。

私「ちょっと回復したけど、まだしんどい。おかしい」
S君「休め」
私「休んだのにしんどい」
いかなご「もっと休め」
私「休んでたら掃除できない」
もぐ「僕が掃除してあげる」
私「お前の掃除など信じられるか。まず自分の部屋をだな…」
 口だけは優しいのに可哀想な息子であった。

2月22日(木)

 ウサギ布に色が合う別布を買いに行った。7、8種類見て、ピッタリ合う微妙な色を見つけたので満足。

 帰宅→夕寝→目覚める。やって来たいかなご「あ、目が戻ってる」
 夕寝前は目がいっちゃってたらしい。

 整骨院から施術して良いという同意書を貰って来いと言われた、と内科を受診する人いるんだけど、保険診療にするためなのか(酷)。

2月21日(水)

 生霊の時に2人殺し、死霊になっても1人危篤に追い込んだ六条御息所は凄い、という話をいかなごとした。

 谷畑『江戸八百八町に骨が舞う』を読み終わった。古人骨研究者が書いた本のようだが、色々なテーマを持ち出して当たり前のことしか言わず、「関係は分からない」で終了、が多い。「かかりやすい病は環境によって変わるのである」とか、骨からは分からない病気の話をして「骨からは分からない」とか。自分の思想と道案内は詳しい。医学的な説明も引っかかるところが多過ぎる。ちゃんと監修入れて欲しい。「屍蝋はくさい」と鍋かぶり葬は面白かった。

2月20日(火)

 朝、霧が凄かった。川端から西は真っ白。

 医局人事の話を聞いた。いつかは来るのは分かってたけど、これで数年後の我が身はどうなるか。。

 イ『7つの名前を持つ少女』を読み終わった。北朝鮮の中国との国境近くで生まれた著者が、うっかり脱北してしまった話。たまたま出身階層が高い家に生まれ(それでも親戚には収容所送りになった人がいる)中国との密貿易をしている母の下で、飢饉の中でも何不自由なく育った(それでも一番の贅沢品は新しい靴)おしゃれに夢中な美人ティーンエイジャーの著者は、ちょっと中国に行って自由を味わって来る、と家の前の川を越えたところ、戻れなくなる。数々の危険をすり抜けながら(従順で家族のいない嫁を探す朝鮮系中国人女性から逃れたり)偽の身分で中国で長期間暮らした後、韓国に亡命し、最終的に母と弟も脱北させる(ラオスで賄賂のための大金を援助してくれたオーストラリア人旅行者が凄い)。危険を逃れる賢さ、取引の上手さ、美人であること、漢字の読み書きができたことなど、とにかく著者の有能さが凄い。北朝鮮の学校教育は、無料とは言っても、必需品を学校に持参しないといけないので、貧乏だと実質通えないよう。

2月19日(月)

 木乃がしばらく前からくしゃみをするようになり、しばらく様子を見ていたが、良くならないので、今日病院に連れて行った。レントゲン取ってもらって、占拠病変はないと言われ、点鼻で様子見ることになった。その場で詳しく説明する獣医さん凄いわ。短頭種の犬は、前頭洞ほぼないらしい。レントゲンで見ると、頭の形はだいぶ人類と違う。

 雨が降っていたので、S君に送迎してもらったのだが、帰りに買い物に寄ろうとして
私「買い物行ってる間、あなたどうする?」
S君「犬を車の中に出しとくなら、僕も外に出ないと…」
私「なんで?一緒に待ってたらいいじゃない」
S君「君はゴキブリがそこにいても、一緒に待ってられるのかね?」
 ……。

2月18日(日)

 木乃と散歩行ったら、京都マラソンの人々が、小走りか徒歩で密集して延々と連なっていて、大変そうだった。

 で、夕方S君が、外が犬くさい、と言いだした。
@S君が犬くさいと感じているのは、埃くささか何か人がたくさん移動すると生じるもの。
A実は京都マラソンに犬部門もあった。
 さあ、どっちだ。

 いかなごが「外がカリッと、中がトロッとしたたこ焼きが食べたい」と言い出したので、夜はたこ焼きにした。うちの電気たこ焼き器、出力調整ができないので、たくさん焼くのは時間がかかる。てことで(弁当作る暇がないので)明日の弁当もたこ焼きじゃ。

2月17日(土)

 こないだ家の木に実ったからあげる、とレモンを貰ったので、レモンメレンゲタルトを作ってみた。タルト生地って作るの難しいイメージだったけど、そうでもなかった。堅いのが好きなので薄力粉と強力粉混ぜて作ったけど、薄力粉だけでも良かったかも。

 余『文城』を読み終わった。清末の匪賊跋扈時代の泥棒の浮舟の話。素晴らしい。

 『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』(2016年、韓国・フランス)を見た。37歳で脱北したら、中国の農家に嫁として売られたが、売られた先の家族と気が合って、脱北ブローカーをはじめた超強そうなおばさんマダム・べー。北朝鮮に息子2人がいることを理解して、子供を作らずにいてくれた今の夫と正式に結婚するため(?)、タイに脱出して韓国に亡命して(この過程はこないだの『ビヨンド・ユートピア』と同じ感じ)、息子2人としばらく暮らして、旅券取って中国に帰ろう、と思ってたのに、元夫も脱北してきたので、なぜか一家4人で韓国で暮らす羽目に。おばさんは最終的にどっちの夫の元に行くのか。生活苦や圧政で家族は簡単に壊されるのよね。

2月16日(金)

 大体設定終わった。新しいパソコンは、前の真ん中に赤いポッチがある子と比べて小さめで可愛い。

 中学に入ってから、もぐはよく外に遊びに行くし、昼は学食で食べるので(弁当持たせても、忘れたり食べたり食べなかったり…)お金が要るが、ヤツは無駄遣いするので、毎回千円札しか渡さない(ので、千円札を貯める癖がついた)。いかなごは無駄遣いしないので、万札渡しておく(楽)。

2月15日(木)

 昨日滋賀の庭で摘んできて、いけていた水仙、今日になって芳香が凄いので、食卓から玄関に移した。

 一昨日の夜パソコンがおかしくなった。昨日もおかしかったのでS君に見せた。今日新しいパソコンが届いた。

 壊れたパソコンからS君がサルベージしてくれたHDの中身を新しいパソコンに移しているが、さすが壊れただけあって、全然読み込んでくれないから進まない。

私「なんで隠しファイルなんかにするのよ。データ移せないでしょ。表示しとけよ!」
S君「愚民化政策のためだよ」
私「おかげで愚民が困ってるやないか!」

 メールと日記のパスワードを取り戻したところで力尽きた。

2月14日(水)

 年度末有給頑張って消化期間なので、1日休んで、S君と滋賀の家に行ってきた。雨樋か何か壊れたらしく、それを見に行ったのだが、私の目的はいちじくの剪定。切りまくってきたので、これで今年実がなるのかどうか(不安)。

 インディ・ジョーンズの4作目をアマプラで見た。なるほど。で、ついでに1作めもチラ見したら、4作目のヒロインが仰天するほど若くて可愛くてびっくりした。

いかなご「学校の友達はみんな夜髪の毛乾かしてるんだって!」
私「ママが必ず乾かしてから寝るようになった(乾かさないと寒いんだよね…)のはここ数年だから、君には30年早いな」

 ロストウォロフスキ『征服者ピサロの娘 ドーニャ・フランシスカ・ピサロの生涯1534-1598』を読み終わった。最も裕福なメスティソ、ピサロの娘の話。母はインカ王の娘だけど、母の母は地方豪族の娘なので、それほど地位は高くないよう。幼い頃に母と引き離されてスペイン風の教育を受け、スペイン王がピサロとインカ王の娘との子を南アメリカに残すことを嫌ったため、スペインに移住させられる。母はピサロと別れた後もスペイン人と結婚させられるし、娘も最初の結婚相手はピサロの兄だし、なんか大変そうだが、スペイン人に征服されていなくても、インカの王族女性なら似たような感じなんだろうな。17歳でスペインに渡る前に作成した遺言状が、17歳が思いつくとは思えない葬式の細かい指示とか、最も貧しい男女数十組を結婚させるための遺贈とか、やたら詳細なのが面白かった。

2月13日(火)

 SF研のOP会みたいなのに行ったら、「今はファンタジー研究会なんで、ファンタジーしか読みません」って言われた夢見た。

2月12日(月)

 竹田くん、京都にもいたことあるのね。身近過ぎる。

 竹田くんみたいな医者、誰の周りにもいるでしょ、というポストを読んだが、確かに少し考えただけでも2人ほど。ただ程度問題だから、あそこまでのことには普通はならないよね。

 『ベルリン終戦日記』を読み終わった。ソ連軍が攻めてきた時にベルリンにいた34歳匿名女性の日記。ヒトラーが疎開させるのを拒否したため、当時ベルリンには女子供を中心に200万人住んでいたらしい。空襲が止んで、ソ連兵が侵攻してくると、そこら中で強姦が発生するが、著者は「キリがないし、輪姦されそうだし、地位の高い将校を相手にして保護してもらおう」という発想に至り、最初は中尉、それから佐官を確保。そうすると毎晩、左官と部下達が食糧と酒を持参して、家の中で宴会をするようになる。

 ソ連兵は屋内で勝手に排泄するし、軍内の階級差が少なく、教養はなく、上の階が苦手で(高層階にはあまり行かないらしい)、子供大好き、アジア人も多い。あと、アルコールが入らなければ、強姦はしない。10日ぐらいでソ連兵は別の場所に移動してゆき、後には瓦礫と蠅と食糧難が残される。

 とはいえ、そこは秩序と命令を求めるドイツ人、数日で水道も復旧するが、女達は知り合いに再会すると、第一声は「何回やられた?」。輪姦されて精神的に病んだ大学生もいれば、自分はイケてると強姦相手に言われたとエロ話をはじめる50歳女性もいて、女性の仲間意識は強くなる。そこへ戦争に行っていた著者の彼氏が帰って来るが、酒とタバコばかり要求する彼氏とは話が合わない。

 侵攻されて負けるとどうなるかが良く分かる、筆力あり過ぎの凄い本。『流れる星は生きている』を思い出した。他国では出版されたが、ドイツでは歓迎されずに葬られた、というのもよく分かる。超お勧め。

 面白過ぎる本を読むと、次の本読みたくなくなる。中身が混じる気がするのよねえ、この齢になると…。

2月11日(日)

 今年はダイソーの鳥獣戯画型抜きを使って、型抜きクッキーを作成。ウサギはS君に、カエルはもぐに、出来の悪いのはいかなごに(チョコ要素なし)。もぐも学校で友チョコあげるらしい。最近は男子校でもやるのか。

 たこつぼ心筋症の説明用takoシェーマが可愛すぎて、moyamoyaのシェーマもあるかと探してみたら「moyamoyaとは『puff-puff』」の日本語である」と説明されてた。ぱふぱふ。

 森『吉原花魁日記』を読み終わった。売春することになるとは思わず、19歳で吉原に売られた著者の日記。なんと1924年の話。最初は愛想を振りまけず悩むが、だんだん慣れてなかなかの売れっ子に。女郎屋の搾取構造に気づいて逃亡して廃娼したらしい。馬鹿野郎と言われたことを根に持ちまくる客の話が面白い(今もいそうな感じ)。

2月10日(土)

 午前中に廊下の掃除と木乃の風呂と粉類のふるい終了。
 寝室の乾燥機の上にS君が雛壇作ってくれたので、久しぶりに七段出した。一番下の段でもベッドぐらいの高さなので、お雛様とお内裏様は天井近くではるか遠く。偉い感が出ている。

 お雛様出すために一階と二階を何度も往復し、クッキー生地も作ったので、今日はよく活動した。

 黄『北朝鮮人喰い収容所』を読み終わった。いくらなんでも題名が酷い。収容所で人を食べてるわけでもないのに。著者が留置場や収容所に入っていた時に、周囲から聞いたという話をまとめたものだが、著者が収容所に入れられた経緯も、周りの人々から話を聞きまくる動機も、何だかよく分からないので、どうも違和感が。飢饉が続いたので人肉食が起こるのは当たり前だと思うが、殺して食べた話をさまざま聞き出して、その場面をわざわざ挿絵に描いて載せる、というのもね。金属を売るために、電線泥棒が頻発して、98年までは死刑だったらしい。政治犯収容所の酷い有様は、他で読んだ話とも一致していて、ナチの強制収容所と変わらない酷さの施設が、長期間維持されていることには恐怖しかない。

2月9日(金)

 12人噛んでトイプー殺した犬、狂犬病予防接種受けてなかったって、飼い主長期収監してもいいんじゃないか。

 いいなあ、二階、3500万の書籍代なんて。と思ったが、本で購入するなら、まず床強化して本棚揃えないといけないよね。全部電子書籍で3500万使えるかな。

 唐突にチョコプリンが食べたくなった、と買い物に行くS君に言ったら、チョコプリンは探したけどなかった、と、カップに入ったチョコケーキなるものを渡された。8割ぐらいチョコプリンだった(満足)。そしてチョコプリンは食べた後胸焼けするのを思い出した。

2月8日(木)

 招待制がなくなったら、大移動が起きてる感>Bluesky。

 右耳が痛い。ズキズキする。そのせいか、頸も肩も痛い。

 いかなごが肩揉むのが上手過ぎて。いつでも揉み屋に売り飛ばせそう。私は何を育ててしまったのか。

 リケット『解放の囚人―中国革命にまきこまれたアメリカ人夫婦』を読み終わった。朝鮮戦争の時に、中国に留学していたアメリカ人夫婦がスパイ容疑で逮捕され、帰国するまでを綴った手記。

 夫の方は、定期的に政府関係者に中国の情勢を報告していて、どっからどうみても普通にスパイなのに、「たとえ中国の法を破ったとしても、自分のしたことは自分の国ならびに中国人の利益のため」だから、悪いことはしていない、という謎思想を持っていて、当初は拷問されるのではないかと怯えながらも、自白を拒否。

 しかし、留置場に入れられて、同房の仲間と自己批判をし合うことで、「他の人が自分の国で、自分のやったのと同じことをやったら憤激する」ことに気付き、「父が鉄道労働者で貧しかったので、自分は教授になりたくて、スパイ活動にも熱心だった」ことを認めるに至る。

 当時のアメリカ人としては普通の考えなのだろうが、ザ・帝国主義な発想だらけで、同じく逮捕されて、自己批判や勉強会をしていた妻の方も「手足が長い私が、かけっこで中国娘に負けるなんて」「白人になりたがっていない人がいるなんて、考えもしなかった」「(人種差別をなくす方法は)雑婚して黒人はみんな白くなればいい」「釈放後はアメリカで英雄として迎えられ、きっと公演活動をして、大学の職を得るんだ」という感じ。

 留置場の中で行われる囚人達(殺人犯から、国民党支持者まで色々)の自己批判大会は、50年代前半なせいもあるのか、形式的な感じではなく、「悪いのはお前ではなくお前の思想」と言われたり、著者が集団カウンセリングと同一視しているのも分かる感じ。兵士や看守の規律の高さ、親切さも凄い。

 その結果、夫婦は釈放後に「私は共産主義者になるほど立派な人間ではない」と発言し、米マスコミに洗脳されたと騒がれるわけだが、百家争鳴を素晴らしいと言っていた著者は、「自己批判を繰り返して、個人ではなく、みんなのために生きるという規範が身に着いた」理想社会にはならなかったその後の中国をどう受け止めたのだろうか。

 あと、朝鮮戦争時の中国では、朝鮮戦争に参加したアメリカ軍が、蒋介石を連れて満州を占領するかも、と思っていたとのことで、確かにそれはアメリカに対して敵対的にもなるのも分かるかも。

 ちなみに夫の方は、帰国後、教授になって中国の古典を翻訳して、中国系の養子をとって、98才で亡くなったらしい。面白いのでお勧め。

2月7日(水)

 立てこもり熊と居座り熊はどう違うのか。

2月6日(火)

 はるか美味い。他のみかんと違って、はるかは最初が酸っぱくても、後味が良いんだよねえ。

2月5日(月)

 未明にいかなごの前髪を切ったら、今日、学校で何人もの人から声をかけられたらしい。S君「いかなごのクラスはそんなに話題がないのか?」

 夜、うたた寝していたのを頑張って起きて、風呂入って髪の毛洗ってドライヤーもかけたので、「褒めろ」と要求したら、S君「えらい。すごい」。よろしい。

2月4日(日)

 もぐの初舞台をやっと見ることができた。他の出演者は高1と中3で、一人だけ声変りしてなくて小さいので、子供が混じってる感半端なかったが、上手だったぞ。

 その後、もぐは(正当な理由があるとはいえ)女子中学生と連絡先を交換したらしい。やるな。

 トイレ素手掃除V.S.放射線デマは、結局結構な差がついた模様。

 トールズ『モスクワの伯爵』を読み終わった。ボルシェビキにモスクワの高級ホテルに軟禁された伯爵の紳士な半生を描いた小説。伏線はしっかり回収して、願望充足的で、美味しそうで、時の進み方が実感に沿っていて、いちいち面白い。ロシア人は自分のものを破壊する性質らしい。伯爵が働くようになった理由と、最後はすぐにバレると思うけど、それに対する対策が描かれないのが気になる。あと、とにかく痛快で面白い小説だけど、そう思えるのは西側の見方から見た場合だよね。

2月3日(土)

 子供らいないので、昼に以前S君が買っておいてくれたエビ増量カップヌードルとしそ納豆ご飯を食べた。謎肉嫌いだけど、あれが入ってないとコクなくなるのね。

 プラフ『ハンナの戦争』を読み終わった。主人公一家が暮らしていたポーランドの小村は、ソ連に支配されていたが、ドイツに侵攻される。横暴なシオニストの父は、素晴らしい文化を持ったドイツ人がユダヤ人に酷いことをするはずがない、と逃げることを拒み、ドイツに協力した村内のウクライナ民族主義者に殺される。父に盲従する母は「復讐復讐復讐」と書いた手紙を遺して父の後を追う。主人公はパルチザンに参加するが、撃たれたところをドイツ軍に救われ、ポーランド人の証明書をもらって、労働者として生き残り、戦後パレスチナに移住する。インテリの父親に教育され、ドイツ語を含め複数の言語を喋れたのが有利に働いたよう。途中で出てくる、ドイツ兵と恋仲になって17歳で妊娠した女の子が、兄が用意した殺人犯と結婚して丸く収まってる風なのが、今も昔も変わらない感じ。

 知り合いが貸してくれたので『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を見た。インディ・ジョーンズってこんな荒唐無稽なアクションばっかりだったけ、と思ったけど、よく考えればそうだったよな。慣れたのか後半にかけて面白くなっていった。後で考えたら、どうも4作目を見てないっぽい。あと、前半のハリソン・フォードをCGで若くしたやつ凄い。

 Xで話題の国試問題を見た。いやいや、額を3-0絹糸であんなハムにしたらダメだろ。間隔も狭過ぎ。現実問題、救急だから仕方がない、のは分かるが、何も国試の問題にせんでも。

2月2日(金)

 誕生日なので、S君といかなごが皮から手作り餃子(今年は柚子と大葉入り)を作ってくれた。五十肩のS君に代わり、包んだのはすべていかなごらしい。

 誕生日だから百回歌う、ともぐが「ハッピバースデーママ♪」と言い続けながら私の回りを踊り出した。ひとしきり踊ったもぐ「よし、次は耳元で囁くバージョンだな」

 耳元バージョンは最後に低い声で「おめでとう」がついた。

2月1日(木)

 ふと思ったのだが、私「努力が報われるかどうか」なんて考えたことないわ。たぶん、努力はしなければならないから(あるいはしたいから)するもので、報われるかどうかを決めるのは運、と思ってるぽい。人生最初の受験を「一次試験二次試験に受かった挙句、最後のくじ引きで落ちた」体験が影響しているのかも。

1月31日(水)

 S君が、最近また調子が悪い柑兎を病院に連れて行っていたが(悪いところはなかったらしい)、待合室に「よくその辺で見る犬」がいたらしい。「鼻が長い」というのでミニチュアダックス?と言ったら「胴が長いかどうかは分からない」が「あの種類は黒いのしかいない」と断言するので悩んだが、S君がコレ、と携帯で調べて見せた画像、ミニチュアダックスやん。黒いのも茶色のも同じ種類よ!

 誕生日が近いので、午後から仕事休んで、S君とアフタヌーンティに行ってきた。普段行かない烏丸五条近くのホテルで、凄く凝ったケーキばかりで、紅茶も色々種類が飲めて(フレーバーティが多かったが)良かったが、紅茶は一定間隔でサーブされるので、どれぐらいのペースでケーキを食べれば良いのか悩んだ。あと、全部食べるのはやっぱり無理だった。

 店はホテルのロビーにあったが、夜はディスコ(S君に「クラブ」と訂正された)に変わるらしく、壁が一定間隔でさまざまな色と形の四角形が光るようになっていて、S君が見入っていた。

 時間帯がちょうど良かったので、帰りに『ビヨンド・ユートピア 脱北』(2023年、アメリカ)を見てきた(インフルエンザ蔓延で学級閉鎖中のもぐには「ママとパパは新婚旅行に行って、別れて帰って来た」とお伝え)。

 脱北する人をたくさん助けている韓国人牧師に密着したドキュメンタリー。普通にスマホ使ってる人々が脱北している姿は身近過ぎて恐ろしい。コロナ禍後に全長1400kmの北朝鮮中国国境に二重の有刺鉄線張って電気を流してるので、国境を越えるのは不可能になっているらしい。牧師は「中国が脱北者を難民と認めて送還しなければよい」と言っているが、中国には無理だろうなあ。。

1月30日(火)

 いかなごの制革リュックのファスナーが破れてきたので、キルト糸で補強してみたが、あと1年持つかなあ…6年持たせるのはなかなか大変だと思うが、ガンバ(祈)。
 
1月29日(月)

 補充用ビーズの残りを、毎日地道にたぬきクッションに補充していったら、まん丸なたぬきが出来上がった。

 ラインハルト『インカに眠る氷の少女』を読み終わった。高地考古学者の著者が、ペルーとアルゼンチンの山頂に作られたインカ帝国の遺跡からミイラを発掘した話。5,6000m級の山にばんばん登っていて、感覚おかしくなりそう。6800mの山に数日で登って発掘までするのもびっくりだし、そんな高山に少女や幼児を連れて行って、生贄にして埋めてくるインカ人にもびっくり(しかも一人や二人じゃない)。

 最初は著者をイラつく白人やな、と思っていたが、約束など守る気のない現地人・大学・政府関係者や盗掘者と日々闘っていたら、そうもなるわなあ、と。ミイラが雷に打たれてるのと、やっぱり死臭するのに納得感あり。

1月28日(日)

 もぐによると、部活に「とーでん先輩」という人がいるそうで、いつも体育館のコンセントで自分の携帯を充電しているらしい。まんまやんけ。

 共テ模試の自己採点を終えたいかなご「私には注意力や記憶力が不足している。お母様から分けて欲しい」
私「マイナスの理解力と破滅的な精神力も、一緒にもれなくついて来るけど?」
いかなご「やっぱいいわ」

いかなご「お父様は何か欲しいものはないの?」
S君「精神の安定した妻と娘かなあ」
いかなご「精神の安定した娘が欲しいなら、精神の安定した妻を用意することからはじめた方が」

1月27日(土)

 ハーバリー『勇気の架け橋―グァテマラ内戦とマヤ先住民族・ゲリラの戦いの記録』を読み終わった。グアテマラ難民を支援するアメリカの弁護士が、ゲリラの証言をまとめたもの。

 帝国主義的に圧倒的に搾取されていた先住民を、共産主義者ゲリラだとして、グアテマラ政府&CIAが弾圧していた8-90年代。先住民の村を襲って、全住民を皆殺し(先に女と子供を殺し、残った男は気力がなくなる)、戦うことを選んだ人は男女問わず山に入ってゲリラになり、ゲリラを少しでも助けた村人は政府軍にがんがん殺される。捕まったゲリラは拷問の上殺され、晒される。赤子も爪を剥がされる。こんな状態から、不十分とはいえ、よく休戦に持ち込めたな。今でも全く平和ではなさそうだけど。

 金持ちの家の台所に入り込んだゲリラが、アメリカの食べ物の不味さに驚愕した話が面白かった。

1月26日(金)

 グループ名「大地の牙」で盛り上がる我が家。

1月25日(木)

 注文していたビーズクッション用補充ビーズが来たので、補充を始めたら、最初は順調だったのに、最後の方では、帯電したビーズが跳ね返ってくるようになって、結構な惨事に。しかもコロコロで掃除中のところに、それまで大人しく寝てた木乃がやって来て…。。

1月24日(水)

私「木乃をミス日本に選ぼう。未婚女子だし」
S君「ミス日本の後に何かつければいいんじゃないか」
私「じゃあミス日本犬で」
S君「それはちょっと…ミス日本うちの犬ぐらいじゃないか」
 ……。

 上田『人口の中国史 先史時代から19世紀まで』を読み終わった。中国の人口と言っても、その時の中国の版図や、人口の数え方(税を人にかけるか、土地にかけるか、戸数調査だけか、女性や奴隷を数えるかなど)で全然変わってくる、と。皇帝ではなく豪族の支配地の場合は調査されない場合が多かったり、職業ごとに戸籍が違ったり、人頭税かけたことで闇人口が横行したり。

 18世紀になると急に人口が増えるが、それは女児間引きの禁止によるもの、という仮説が面白かった(満州族には女児間引きの習慣はなかったとか)。人口が急増したことにより、食い詰めて反乱を起こす人が多発し、平均寿命が10歳減った太平天国の乱へ繋がる。インフラも破壊され、作物の端境期になると死亡率が高くなる昔に戻ってしまったらしい。

1月23日(火)

 いかなごの友人達は英語がよくおできになるらしく、準一級を持ってたりするらしい(羨)。

 スケート友からの葉書に、そんな酷いことをよく一文で表現できるな、という一言が書いてあった。やっぱり好き過ぎる。ちなみにS君「なんか知らない人名が書いてあるから、スケート友達やろ?」

1月22日(月)

いかなご「どうして高校生は学校に行っても給料貰えないんだろう…」
私「あなた貰っても行かないでしょ」
いかなご「特定の授業は受けたいんだよ。でも…」
私「そんなアナタには通信制高校がおすすめ」
いかなご「いや、授業は全部受けてもいいんだよ。行くのが嫌」
私「そんなアナタには家の近くの高校がおすすめ」
いかなご「黙れ」
 …結局、どこでもドアがあればよい、という結論になった。

 玄関先で育てている三つ葉、1日2回たっぷり水をやっても全然伸びず、飽きて1日1回にしても枯れるでもなく、冬は育たないのかと思っていたら、1日雨降ったらむくむく伸びた。土の中にいるの、向いてないんじゃない?

 寝る前に木乃の水を換えていたら、S君「あ、びっくりした。なんでまた水換えてるのかと思ったら、いかなごじゃないのか」。動き方が似ているらしい。
 
1月21日(日)

 昨日は本を読む→うたた寝するをひたすら繰り返していたのに、一日座る気にもなれなくて、我ながらヤバいんじゃないかと思ったが、良かった、今日は座れるようになった。

 もぐが友達と焼肉食べに行って、S君は町内会の会合に行ったので、昼はうどん作っていかなごと食べた(平和)。

 焼肉食べに行くのはいいけど、宿題終わってないから、寄り道せず早く帰って来い、と言っておいたのに、17時過ぎても音信不通のもぐ。友達の家で遊んでいたらしく、19時前に帰宅して「『早く帰って来い』しか聞いてなかった」「だって遊びたかったから」などと言うので、軽く締めた。17時過ぎたら連絡せえよ。

 平田『隋―「流星王朝」の光芒』を読み終わった。それぞれ入れ替わる三つ巴の争いの話なので、説明が大変。運河って、人が曳航するんかい、とか、半地下の巨大穀物個を作ったけど、穀物結構痛むの早いとか、皇帝が大道芸人を自分がいる街に集めて大サーカス大会を開いて外交官をもてなすとか、ナゾの巨大パノラマ装置を作って持ち歩く、とか色々面白かった。引用の翻訳がべらんめえ口調でするする読める。

1月20日(土)

 同じ模試を受けたいかなごの同級生は、模試の成績を取に行くと面談を受けさせられる、と言っていたらしいが、いかなごがいつも受ける塾の支店は、模試の成績を取りに行っても特に何の営業もされず、「この調子で頑張って下さいとお伝え下さい」などと言われる(優良)。

 ナチオス『北朝鮮飢餓の真実』を読み終わった。NGOの専門家が90年代後半の北朝鮮の飢饉について語った本。2001年初版なので、実情がはっきりしない段階で、実際に飢饉になっているかどうかをどうやって判断するのか、どういう風に介入すれば助けられたのかについて主に書かれている。

 まず大前提として「飢饉は政治体制と経済情勢が生み出すもの」であり、天候不順や天災が第一の原因ではない(有名なエチオピア飢饉も、強制植民と食糧移動の禁止が原因)。つまり、適切な援助ができれば、終わらせることができる(1921-23年のソ連に対するアメリカの援助は伝説的と言われているほどうまくいったらしい)。

 難民からの聞き取り調査(飢饉の時に難民が一般的にする話と同じようなことを話している)や商人が食糧を退蔵していることから、実際に飢饉が起きていると著者は判断するが、基本的な統計情報が存在せず、援助は求めるものの、援助団体の調査は拒否する北朝鮮相手の援助は難しい。

 北朝鮮は元々国土の15-20%しか耕作に適しておらず(工業化の方が望ましい)、収穫後の穀物の損失が多く(集団農場にありがち)、特に東北地方は差別されている(政府が援助を拒否)らしく、著者は「現政権が昔の秩序を取り戻すことはもうないだろう」と語っているが、果たして。

 なんだかんだ言っても近くの国で、在日もたくさん住んでいる日本には、当時からそこそこ飢饉の話は流れていたように思うが(?)、世界的には完全に藪の中だったことも分かる。

1月19日(金)

いかなご「朝起きただけで今日の仕事の半分は終えた気分」
私「確かに。偉い!」

1月18日(木)

 S君が古くてダサいキーホルダーを所望したので、たんすの中から発掘した、意味不明のアルファベットが記載されている、サーフィンしている男の子のキーホルダーを渡したら、80年代風で素晴らしい、といたく気に入った模様。

 いかなごが、生物の先生が自分の子供2人が体外受精だと授業で言っていた、というので、あなたも体外受精ですよ、と秘蔵の卵写真を見せたら、まさか私も体外受精だったとわ、結構いるのね、と衝撃を受けていた。

 皆さん粛清を期待し過ぎ>共産党新委員長。

1月17日(水)

 朝の木乃、いつもなら私の手を満足するまで舐め終わると、とっととケージに入るのになぜか入らず、お留守番と言っても、ケージの前で立ち往生していて、何かと思ったら、ウサギが勝手にケージに入って、木乃の毛布の上で粗相していた。やっぱりうちの犬は超天才だと思った。

 うち、麻婆豆腐の時は、辛い人や熱い人のために「追い豆腐」が別皿で提供されるんだけど、これS君の独自発明じゃね?

 ここ数日何度目かのバリシニコフのドン・キホーテブームが来ていて、頭の中ずっとドン・キホーテ。酔っ払いヴァリエーションとか天才過ぎない?

1月16日(火)

 Googleクラウドが一杯になってきたので、最近写真の整理をしているが、いかなごと私、似てきてるわ。写真だとぱっと見、見分けがつかないことがある。パーツは本当に何一つ似てないのに、恐ろしいなコレ。

 目が乾くと眼帯をし始めたS君に
息子「劣化版伊達政宗みたい」
娘「俳優を間違えた伊達政宗みたい」
 伊達政宗強いな。

 クラシック音楽の省略呼び、ハイバリも良かったが(「ハイドンの主題による変奏曲」)、ガンつきで腹筋崩壊した(サン=サーンスの3番)。

1月15日(月)

 今日も外来60人超えだったが、多くの人が「別に今日来なくてもよくね?」て感じだった。「なんで今日はこんなに混んでるんですか?」と言われても…。

1月14日(日)

 いかなごを送りついでに、北白河のお金持ち住宅街を散歩してきた。うちの周りとはえらい違い。

 ロメオ・ダレール『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記』を読み終わった。ルワンダ虐殺時に休戦協定の維持のために派遣されていたPKO司令官の回想録。著者はケベック出身のバイリンガルで、フランス語系と英語系の対立の中、蝙蝠のように育ったらしい。ルワンダの実情は大して知らないまま、PKO司令官として派遣され、口では和平を口にする政府関係者(実は過激派)とRPF関係者の間に立ち、国連から金も人も情報も貰えない中で、孤軍奮闘する著者と部下達。FAX用紙や鉛筆がないとか、机も椅子もないから腹ばいで仕事とか凄いな(当時と違って、今ならスマホで仕事できるから、大丈夫かもしれない)。

 ルワンダには各国から部隊が派遣されてくるが、ベルギー部隊には「アフリカでは現地人に対して対面を保つためテント泊しない」という内規があったり、他国の有色人種の将校に敬意を払わなかったり、バングラデシュ部隊はサボタージュするわ、無能だわ、政治面では著者の上役に当たる、カメルーンの政治家らしい国連事務総長特別代理は、贅沢ばかり好み仕事は何もしない、と、とにかく大変そう。

 アルーシャ協定が履行されて暫定政府が出来上がると、自分が逮捕される可能性が高いハビャリマナは、すべてをなるべく遅延させようとしていたが、結局実権を失ったらしく(推定)暗殺され(推定)、同時に与党穏健派の殺害と国中でのツチ族虐殺がはじまる。

 この本を読んで、なぜ虐殺がRPFによる権力掌握という形で終焉したのか、ようやく分かった。そもそもRPFは休戦ラインの外側に陣取って散発的に攻撃を続けており、首都キガリの国会にもRPFの分隊が滞在しているような状態だったのね。ごくごく簡単に言えば、過去のポグロム的迫害で国外に逃れた旧支配者階級のツチ族を中心とするRPFが攻めてきて負けそうなので、現政権の中のフツ至上主義過激派が、穏健派の政敵と一般住民のツチ族を虐殺に走ったのが、ルワンダ虐殺だと。

 ルワンダは丘ばかりで気候は良いが、内陸過ぎて港も電車もないため輸送が遅いとか、負傷者後送や人道支援のためには空港が必須なので、国連軍は少ない戦力で空港を維持するのに必死(RPFも与党過激派も攻撃して来るので、映画ばりの攻防が何度も繰り広げられていた)とか、当時安全保障理事会にルワンダが入っていて、そのルワンダ代表が過激派とか(……)、アメリカが役に立たない古い車両を送ってきたり(ウクライナみたいな話やな)、虐殺を煽るラジオ局の空爆は許可されなかったり(アウシュヴィッツみたいな話やな)、挙句の果てにミッテランの息子がルワンダに利権を持っていたとかで、なぜか与党過激派寄りのフランスが乗り込んできたり、NGOは目立つところにしか行きたがらなかったり、アメリカが輸送機から食糧を落として、怪我人が続出したりで(ソマリアではできても、山がちなルワンダでは無理だった、と)、最終的に心を病みかけた著者は退任するが、その後自殺未遂したりもしたらしい。

 子供の時に印パ紛争を経験し、アフガニスタンで仕事をしたこともある国連事務総長特別代理に「カンボジアよりルワンダが酷い」と言わしめた虐殺では、4月に20万人、5月に30万人、6月に30万人、計80万人が亡くなり、その後も難民が多数流入した隣国コンゴで長年紛争が続く。著者はRPFの指導者カガメ(ルワンダ大統領、現在は長期独裁で有名)が、ルワンダの全土掌握を優先するため、虐殺に目をつぶって侵攻を遅らせたと非難しているが、司令官としてはやむを得ない気もするけどなあ、どうなるかなんて分からないわけだし。カガメ本人の親族も首都で殺されたみたいだし(しかも国連軍が様子を見に行ったことで、過激派に存在を気付かれて)。

1月13日(土)

 普段の共テ模試だと死んだ魚の眼をして帰ってくるいかなごだが、今日の同日模試は本番同様2日制なので、元気一杯で帰宅した。

 1日休んで、夕方やっと復活してきた。1日に66人も診てカルテ書くのはもう頭廻らないわ。

1月12日(金)

 ホラフスキー『ゲットーから来た兵士達: 包囲された森林と都市』を読み終わった。シオニスト家庭で育った著者が地方都市のゲットーで反乱を起こし、ベラルーシの森でパルチザン生活を送って生き残った話。個人名の記載が多い。ベラルーシの森で反ナチ活動をしていた人は多かったみたいだけど、この本でも、食糧に不足したことはない、と書かれているし、地元農民からの供給が潤沢なのよね。豊かなのか。あと、この本でアクチオンに充てられている訳語「出動」はぴったりだと思った。

1月11日(木)

 今朝、木乃にお留守番(ケージに入って、という意味)と声をかけても反応しなかったんだけど、その後、木乃と目を合わせて「お留守番」と言った瞬間に、一目散にケージに飛び込んだので、うちの犬は超天才だと思った。

1月10日(水)

 最近、またウサギが元気がない気がするが、空気暖房やめたせいかな。乾燥するし、ウルサイからとS君は苦手のようだが、空気暖房やめてから私も生きる気力が低下した気がする。

 5歳児の熱傷見たけど、確かに「軽症ではないが重症でもない」。小児のことは分からないので、入院適応については何とも言えないが、肛門周囲だし、通常時なら初診で入院になっても分かる感じ。おまけに、水が出ないので充分な冷却も洗浄もできないというのは、熱傷には厳しい。

 それはそうと、5歳児がいる部屋に、お湯入れたやかんを上に置いた石油ストーブって…いかなごが5歳の時でも私には無理だわ(もぐだったらあり得ない)。

1月9日(火)

 八代亜紀、amyopathic DMだったのか。

 最近のもぐ、「私を誰だと思ってる」と言いながら登場するんだけど、中二病の一種かコレ。

1月8日(月)

 来年度の犬プリキュアに兎も出るという噂を聞いて、S君といかなごが興奮している。

 S君ともぐがいないので、昼は残りカレーきしめんにした。…きしめんはたぶんうどんより跳ねやすい(敗北)。

 逮捕された人、ドリル優子ってたのか。

 砂野『酒を食べる:エチオピア・デラシャを事例として』を読み終わった。こないだ読んだコンソの人々の近くにいる、ほぼ酒のみで生きているデラシャの人々のレポート。こちらは著者が女性なおかげか、酒の作り方も詳しく説明され、味も表現してくれているし、量や組成なども測定されていて分かりやすい。朝から晩までお腹が空いたらすぐに飲むという形式で1日150mgのアルコールを摂取するらしい。アルデヒド分解活性は高いんだろうし、ゆっくり飲むとはいえ、身体に支障はないんだろうか(謎)。珍しい腸内細菌いそう。

 酒と同様詳しく説明されていた、酒の材料の穀物を長期保存できるポロタという地下倉庫の話も凄く面白かった。場所は村の人以外分からないので、他村からの焼き討ちに遭っても無事だし(地下の土地は共有なので、人の家の中に自分のポロタがあったりするらしい)、普段はギリギリの収穫しかないが、雨が多い年だけ豊作になる土地なので、豊作時に収穫した穀物を何年も保存して貸し借りし合うとか、内部は低酸素高二酸化炭素なので、開けてすぐに中に入ると死ぬとか。

 何だか楽しそうな暮らしに思えるのは、苛政や重税の話がないからかも(エチオピアなので強制移住の話も出てくるが)。

1月7日(日)

 朝からS君に車で連れて行ってもらって免許の更新。免許試験場、建物は旧態依然だが、予約ができるようになっていて、待ち時間はほぼなかったので、少し楽だった。

 午後からいかなごの長襦袢を縮めようと思っていたのに、S君指令により、もぐの冬休みの社会のレポートの下書きを作ることになった。中学生向けに作ったつもりだったのに、いかなごからはどう見ても大人作、S君には夜間社会人コースの学生作っぽい(まんまやんけ)と言われた。ちなみに、お題は4つ選択肢があったが、パレスチナ問題なんてA41枚に纏めるのは無理やろ(というか解決法なんて分かるかよ)。

1月6日(土)

もぐ「いかなごキショい、キショいんだよお前」
いかなご「もぐ君は反抗期だなあ」
もぐ「反抗期とか関係ねえよ!そういうとこがキショいんだよ」
私「そんなこと言うなら、ママはこれからもぐにキショいしか言いません」
もぐ「え、それは困るなあ…いかなごキショくないんだよ!キショくない!」

 昨日ずっと立っていたから足が痛いとかで、もぐが暴言吐きまくり。やはり目の前に人参ぶら下げて統制しないとダメなのか。

 もぐが、英語の先生達が、英単語とその日本語訳を発音しているクリップを聞いているが、日本語訳が思いきし関西弁で面白い。関西弁のアクセント練習にも使えそう。

 米軍艦隊の外側にいた船が、日本軍の特攻隊に向けて「空母はこちら」という掲示を出していた(それぐらい特攻隊によるダメージがあった)という話を見た。なるほどねえ。

1月5日(金)

 もぐ、8時前にユニバに到着するために6時前に家を出て、人身事故があったこともあり、帰宅は23時過ぎ。ひたすら並んでいたらしい。

 仕事から帰ったら、いかなごとS君が、ウサギの体重が軽過ぎる、と騒いでいたが、スケールの上に直接載せて測っていたらしい。何だよそれ。1kgの砂糖でスケールチェックした後、箱を用意して中に入れて再測定させたら1.8kg。ちなみに木乃は5kgぐらい。

1月4日(木)

いかなご「お母様疲れてるね。外来56人来たの?」
→56人だった。今年もいかなごの何の役にも立たない能力は好調のようです…。

 能登半島って海岸ギリギリまで山だらけなのね。

1月3日(水)

私「ママ、4日前位からお腹から呪いの声が聞こえる」
いかなご「何の?」
私「もち米の」
いかなご「奇遇だねえ、私もその辺りから、もち米の『よくも食べたなあ』という声が」
私「それそれ」

 ちなみに今日の昼ご飯は、S君が炊飯器で炊いた赤飯。もち米が余ってるんだって。

 いわゆる「悪の凡庸さ」は、忖度で有能さが競われてより悪くなる、というのに納得。

 京都に来たしおしお一家&うちの一家&TさんとT君で新年会。しおしお上の子はしっかりしてるし、下の子はまだまだ可愛くてうっとり。いかなご「お母様、本当っに子供好きだよね」そこ一般化しない。子供らはクイズ大会とかもしていた(しおしお下の子は、ねこねこ日本史で学んだらしい日本史の知識が豊富)。

 T君には久しぶりに会ったので、体重が増えているのに仰天。もう歳なんだから、そろそろ体重落とさないと、関節も内臓もやばいよ。Tさんの(結果的に)強制的に歩かされるゲームアプリの話が面白かった。

1月2日(火)

 もぐが宿題で英語の日記を書くというので、みんなで捏造日記を考えてあげた。
「僕は美しい母と優しい姉とつるっパゲの父と噛み癖のある犬と耳の長い兎と楽しい正月を過ごしました。」

 昨年読んだ本は60冊。

 内藤『カンボジア わが愛』を読み終わった。日本に赴任していたカンボジアの外交官と結婚して、カンボジアで暮らしていたところにクメール・ルージュ侵攻。プノンペンを追い出されて数ヶ月で息子2人、夫の先妻の娘、夫は死亡するが、著者は日本人ということで特別扱いされ、仕事に出なくても良く、洋裁のスキルがあったり、1人なので1世帯分の食糧配給があったこともあり、次々と色々な家族と同居しては上手くいかなくなるのを繰り返しつつ、何とか生き残っていく。旧住民の娘を養女にし、その養女からNHKの取材班に手紙が渡ったことで、政府間交渉により4年後に帰国が実現。外側、日本側からの体験談。

1月1日(月)

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 年越し待ちは麻雀で。食卓にマット引いてやったので、今年は体勢は楽だった。

 紅白はアダムが歌上手過ぎたのと(adam bombなのは何それNHK仕様?)、伊藤蘭親衛隊の皆様とポケットビスケッツが良かった。しかし、普段どの国のアイドルも見ない私が見ても、みんな同じ顔と体形してるからぱっと見で韓国アイドルグループだと分かるの、ちょっとどうなのか。

 東急ジルベスター、楽しみにしていたチャイコフスキー5番は明らかにズレてたけど、ご本人がしまった顔をしてるんだから、いいんじゃないかと。Xでは84歳だぞ12時に起きてるだけで凄いと言われていて、確かに。オケからの人気(?)が凄い人なのね。

 年越し直前にもぐが何の勉強もせずにぼーっとしてたことが判明し、このままじゃ年明けに行く予定とか言ってたUSJ行けねえからな、と言い渡して、両親が見張れるように居間で宿題をやらせるという事案が発生して超面倒くさい正月。

 昼過ぎに職場行って、その間に私以外の3人に初詣行ってもらったんだけど、その辺に続々と初詣に行く家族連れがいたので、かなり時間がかかるかと思いきや、裏口から入ったら、並ばずにその場でお祈りするように係員に言われたそうで、一瞬でお参り終わっていた。

 帰宅して、大掃除もお節づくりも、出勤も終わって、やっとお節食べながら日本酒飲んで、ネット見たり本読んだりするぞ、とお酒を飲み(肴が普段食べない高級品なせいか、お酒も美味しかった)寝落ちしたら、すぐに地震で目覚めた。

 火の手上がってるの見て、さすがにクラっときた。すぐ日が落ちる時間だったのも、タイミング悪かったよね。夜、もぐの友達から急遽連絡が来て、友達の両親が阪神大震災経験者で、余震が来るかもしれないから年明けに遊びに行くのに難色を示されたと聞いて、気持ち分かるわ、と思った(友達の説得により撤回されたらしい)。

12月31日(日)

 アホの坂田が死んでしまった。

 家の廊下をガサガサッとアライグマっぽい生物が3匹走り回る悪夢を見た。アリクイっぽい顔で横縞があったが、後で調べたらそんなイキモノいなかった。

 里芋剥くの面倒だからって頭芋輪切りにしたら、煮崩れた(当たり前)。

 昼はもうその辺のパン屋が休みなので、uberもぐでマクド。

 大掃除をしたもぐの部屋に入ったら、クローゼットの中に不審者が来た時に隠れるスペースを見つけた由を語られた。君、常に不審者のこと考えてるよな。

 今年は私(とたぶん家族も)がコロナウイルスに感染し、S君は五十肩で、2人ともさらに白髪が増えた。いかなごは相変わらずで、もぐは暴言を吐くが、とりあえず大きな病気もなく1年を過ごすことができた。

 お世話になった皆様、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

12月30日(土)

 今年は珍しくS君が昼間に餅を搗きだしたので、昼は搗きたて餅バイキング。って専門店作ったら面白そうだけど、事故が出るかな。

 検察働き者だね。

 私立中学って、出身小学校はバラバラでも、塾が同じ子が必ずいて、そこで大概長時間一緒に過ごしてるから気質を分かってる同級生がいるのが面白いよね。私は弱小勢力の塾出身だったので、仲間いなかったけど、今はほとんど大手塾だからね。

 ガザの人口密度って、ワルシャワゲットーの4割ぐらいか。

 しおしお一家が京都来るって→食べ物屋探すが分からない→Tさんに連絡→教えてもらう、って先輩偉大。

 西井編『ホロコースト:絶滅収容所の記憶』を読み終わった。ホロコーストの経緯を述べながらの写真集。みんな絞首刑写真撮り過ぎ。キャプション(というか解説?)が、偏ってるが詳し過ぎて、まさか これ編集の人が一人で書いたの?後書きで本人も語っているが、付属のホロコースト年表が、異様にごちゃごちゃしている。あと、163人の亡命著名人一覧というのが写真入りで載っているが、マレーネ・ディートリヒとアーレント以外全員男で凄まじい。

12月29日(金)

 台所の壁やら棚やら鍋の蓋やらを掃除した。擦り過ぎで手が痛い。

いかなご「お母様!」
S君「しっ、いかなご。大掃除をしてるママは、冬眠前の子連れのクマと一緒だからな。目を合わせたらダメ」

 カプラン『ワルシャワ・ゲットー日記』を読み終わった。学校教師の著者が、39年9月1日のポーランド侵攻から、移送される直前の42年8月4日まで書き綴った日記(一部欠損あり)。著者は自分のことはなるべく書かないようにしているが、改宗者に厳しく(改宗しても無駄だったね的なことを言ったりしている)偏屈な感じも含めて、如何にもな感じのおじさん。

 ナチスはユダヤ人が就ける職業を少しずつ禁じていき、ユダヤ人が住める地域を狭めて一か所に集め、物価も少しずつ上げていき(電車のユダヤ人運賃を4倍に上げるとか)、とにかく毎日地道に少しずつ生きる道を断っていく。それと並行して、家から家具を奪っていったり、往来でユダヤ人を殴ったり、踊らせたり、とにかくひたすらドロボーで、やることがえげつない。以前から噂が絶えなかったゲットーが作られると、食料は密輸頼りになり、タケノコ生活のユダヤ人は仕事もできないから暇で、往来で噂話をするしかない。1942年に入ると他地域での集団射殺や移送の話が流れてきて、4月からワルシャワ・ゲットー内で無差別射殺がはじまり、移送を知らされたチェルニアコフの自殺となる(著者は二流の人物と言い続けていたが、自殺後は一気に評価)。

 著者は、周囲のユダヤ人が戦況について楽観的に考えよう、考えようとしていることを記載し続け、何度となく、これ以上酷いことは起きないだろう、もう何をされても驚かない、と語るが、さらに酷いことが起き続ける。当初はポーランド人の反ユダヤ感情の強さ(最初はナチによるユダヤ人虐待に喝采を送ったり、ポーランド人ごろつきがユダヤ人を襲撃したりしていた)を記し「汝がなしたようにされるだろう」と述べるが(シオニストの著者は、パレスチナについてどう思っただろうか、とつい考えてしまう)そのうちポーランド人も強制労働につかされたり、射殺されたりするようになる。あと、ジョイントは戦前から活動していた組織なのね。日記は8月4日が最後だが、著者はトリブレンカで12月か1月に亡くなったそう。

12月28日(木)

 もぐ『「勉強サボる」→「バレてママに怒られる」→「ちょっとマジメにやる」→最初に戻る』を繰り返してて、いい加減嫌になってきた。最初からやれよ。

 58人診て、魚焼きグリルの大掃除して、もぐがサボってるのを知った私に
いかなご「私が勉強してる、って今まで言ってたのが、実はしてなかったら?」
S君「やめなさい、その発言だけで、もうママのSAN値はゼロだ」

犬disり主義者のS君「ここ掘れワンワンは犬が愚かだって話だろ」
私「なんでそうなるのよ」
S君「いじわる爺さんの駄犬は役に立たないって結論だろ」

12月27日(水)

 年末でオペないし、持ち患者さんはみんな明日の予定なので、今日は有休とって、掃除→家族で外食→掃除。

 S君がウナ電なるものの話をした。私は初めて聞いたが、urのモールス信号で至急の意味で、ウナコーワのウナも同じ由来だとか。て昭和51年に廃止されてるやん。なんで知ってるんだよ。

 今日の大掃除のハイライトは、綿あめ製造機が台所の端に出されていることに気付き(S君は逆に箱がどこにあるか気付いてなかった)うん年ぶりに収納できたこと。あとレンジフードの外側をピカピカにした。

 いかなごの振袖一式で、唯一揃えていなかった長襦袢をメルカリで買った。長襦袢はみんな化繊のピンクのやつにされますね、と言われたけど、やっぱり正絹で、振袖に合うのにしたくて。桜柄の振袖に合わせた桜柄の薄緑のぼかしの襦袢にしたが(中古なので値段は化繊と変わらない)、予想通りでかいのて、袖も肩も裾も詰めねば。

12月26日(火)

 西洋人が「Happy holidays」と言い合ってるのを見聞きして、なんか西洋人って感じだな、と思っていたが、今日職場で、誰彼構わずお互いに「良いお年を」言いまくってるのに気づいてしまった。

 木乃がよく響く声で「わん」と言ったので「今のわんは良かったねぇ。天才だねえ」と言ったら、子供らが「今までのママの犬キチガイ発言の中でも1、2を争う」と騒ぎ出した。なんでよ、綺麗なわんだったよ?

12月25日(月)

 サンタがいつくるかは保育園児親には重要だったよなあ。今年は1日ずらすだけだから簡単だけど、上皇様誕生日が休みではなくなったことで、調整はより面倒そう。

 そういえば、いかなごは着物のお店の人々に「地味なのが好きなんですね」と言われまくり、「お母様が派手好み」なわけではない、ということをやっとご理解いただいた模様。

12月24日(日)

 朝からクリスマスケーキ作りつつ冷蔵庫の掃除→昼ご飯→いかなごの振袖見に行く→木乃散歩→クリスマスケーキ仕上げ→M1見つつ全日本追いつつ、プレゼント開封、ってなんでこんなに忙しいんだよ。

 いかなごの振袖は、ネットで事前に選んでおいた中古振袖の試着に行ったんだけど、そのうちの1つに決めたら、隣の駅でイベントをやっていて、帯や小物一式を選べるのでどうですか、と言われたので、そのままそちらに移動。振袖はいかなごはまずまず気に入ってるし、色も似合ってるし、うさぎもついてるしで、ピッタリだとは思うが、正直訪問着でももっと派手だよ位の地味さなのが気になっていた。が、色が振袖に一致しているキラキラで柄の大きさが中ぐらいの帯がちょうどあり、いかなごも気に入ったのでちょっと安心。帯だけだと派手だが、あれぐらいじゃないと、いくら何でも華やかさが足りない。

 催事場では、専門の人が手際よく小物を試着して選ばせてくれて、草履バッグまで選択肢がたくさんあって良かった。私の時は草履バッグだけ売ってなくて、後から自分でポルタで探して買ったけど、高いし気に入ってなかったことを未だに覚えている(値段は今回のいかなごの倍以上した)。今は半襟も刺繍入りがあるし、帯締めは最初から組紐みたくなるようになってるのね。

 最後に「足袋ありますか、帯板は、帯枕は、コーリンベルトは」と確認されて、一式ありますと答えたら、「昔はなくて今はあった方がいいのは…」と変わり結びの羽を固定するゴムをお勧めされたのが面白かった。昔は紐で括ってたけど、今は専用のゴムがあるらしい。

 ちなみに、たまたま帯が半額セール品だったのもあって、草履バッグまで揃えても、総計で正月レンタル一式価格より安いぐらいだった。振袖も、状態が良いものを選んだこともあり、どこに瑕疵があるのか全く分からないレベルだったし、中古が嫌でなく、着物の質に拘りがない(というか見る目がない)人には良い時代になったものだと思う。

 クリスマスケーキはムースにしたが、今年も失敗。もっと日頃から練習を積まないとなあ。失敗しても食べられる味になるのが上達しない一因かも。

 今年のプレゼントは、もぐは(地味な)マフラーと危険生物図鑑、いかなごはうさぎワンポイント腹巻と『ねむねむ こうさぎ』。この絵本、乳児向けなのだが、うさぎがえらく可愛くて選んだら、いかなごもとても気に入っていた。ウサギ好きにお勧め。

 毎年S君母から届くクリスマスプレゼント、今年は当たりだった。もぐの好きな分厚い靴下が入っていたので、私といかなごの分ももぐへ。私といかなごには、爪お手入れセットとプラスチックトレーとタオルハンカチ。爪お手入れセットには、金属製の耳かきがついていて、いかなごは耳に入れそうなので取り上げて、私のセットが耳かき2本に(何かに使えそう)。プラスチックトレーは、私の分はいちご泥棒の柄だったので、日常使いに。いかなごは要らないというので、私がサンタさんからもらった人類の進化フィギュアを飾る台にした。人類の進化、いつ見ても酷い。肌の色がだんだん薄くなるんだぜ。

 M1は普通にさや香が面白かった。というか、決勝もさや香だけが面白かった。S君ともぐは敗者復活戦からずっと流し見していたが、今年は叫ぶ系が多かったらしい。

 Blueskyが突然ちょうちょに。

 代表は佳生君なのね。

12月23日(土)

 午前中は木乃のお風呂と、風呂と洗面所の大掃除。

 もぐの学校で行われた異教徒の祀りに参加して、精神的に疲弊し、帰宅後いかなごに仏教聖歌を歌ってもらって、ちょっと落ち着いた。宗教行事と学芸会を一体化して伝統行事にするという発想がなかったし、許嫁が妊娠したと天使に告げられるとか、野宿してたらあっちで救世主が生まれたと天使に言われて拝みに行くとか、にわかには受け入れが困難で…。あと降誕劇って、ひたすら神を讃えて、イエスは出てこないのね。7歩歩いて喋れよ、とか思ってしまった。

 草太君3本凄え。

 ちょ、ステファンとカロリーナのダンスだなんて、もう。この2人のデートを目撃したの、ブダペストだったっけ?

 亡くなった時でさえ、え?兄弟なの?と言われていた寺尾だが、長男が逆鉾にそっくりと言われていた。似てた。

12月22日(金)

 もぐが超基礎的な問題しか出ていない数学の定期試験で凄い点を取ってきて、姉「これは四則演算ができない、と言われても仕方がない…」。一次方程式間違えんな(怒)。

 マニックス『人間はどこまで残虐になれるか 拷問の世界史』を読み終わった。64年の本を74年に翻訳したものの99年の再編集版を、なんで今読んでいるのか、自分でもよく分からない。大体どこかで聞いたことがあるような話ばかりだったが、魔女狩りの話が結構詳しくされていて、『魔女に与える鉄槌』とか信奉している人は、単なる変態サディストっぽいが、当時からまともな人もいたことが書かれている。ネトウヨの書き込みみたいなので、魔女裁判になって、拷問されて死ぬ人がたくさん出たんだろうな。「残酷さを過去のものと考えてはいけない」と主張しているのが、『暴力の人類史』と対比すると面白い。

12月21日(木)

 昨夜いかなごが突然「クリスマスプレゼントに腹巻きが欲しい」と言い出したので、慌ててうさぎ腹巻きを探して注文。

 寒い。寒過ぎる。通勤より散歩が辛い。

 いやいや、ガザの人は海で泳げばと公言とか、どうにかならんのか、イスラエルの大臣。

 早乙女『ベトナム“200万人"餓死の記録』を読み終わった。日本では中国侵攻後、1940年から米不足が始まり、初期は東南アジアから奪って来た外米を配給していたが、輸送船が沈んだので、そのうち外米も手に入らなくなった。米不足の原因は肥料と労働力不足。一方、フランスに支配されていたところに、日本がさらに割り込んできて、二重支配されていたベトナムでは、日本軍が食料を奪ったり(輸送船がなくて運べなかったので、現地保管していた)食料以外のものを栽培させたり、南部の米を輸送できなかったりして、北部では45年3月以降、5人に1人が餓死したらしい。翻って日本では終戦前後に大量餓死は起こっていない。団塊の私の父親が無事に生まれたことと直結した話。

12月20日(水)

 田野先生のステッカー、汎用性が高くて、犬責主義者のS君により「悪いのは犬です ウサギではありません」ステッカーを家中に貼られそうな勢い。

いかなご「お母様、まだその寺尾って人、引きずってるの?」
私「だって出回ってる写真見たら、やっぱり逆鉾格好いい」

 医師付き添いで搬送してるのに、そのまま帰して、最初は委員会で「過失なし」と判断、て凄いな>秋田大医学部付属病院。それで普通の地域なのか?

 『カポ』(1960年イタリア、邦題は『ゼロ地帯』らしい)を見た。収容所に移送されたユダヤ人美少女が、到着した途端、親切な囚人に刑事犯と身分を入れ替えてもらい、カポになって生き残るが、という話。ソ連兵捕虜と女性捕虜が簡単に接触、美男美女だから、という以外に特に理由もなく愛し合うヒロインと美男子達。ストーリーはともかく、最近でもクソホロコースト映画がたくさんあることを考えると、ホロコーストについてあまり周知されていなかったであろう、戦後15年しか経っていない60年にこれは、水準高い気がする。

12月19日(火)

 いつも予防接種に行っていた小児科が臨時休業が続いているので、別の内科にS君と子供らを行かせてみたら、帰ってきたS君「すぐ打ってくれた。医者いなかったよ」。いやいやそんな訳は、とHP見てもらったら「ああ、あの医療事務っぽい若い男の人が医者だったのか」。いやその人、私と一緒に働いてたことあるから、どんなに若くても私より6歳下。そんなに若く見えるのか。

 いかなごさん、学校ではいつも6人グループでくっちゃべってるらしく、楽しそうなのだが、その中の2人が「昔から仲が悪い」らしいのが面白い。

いかなご「柑兎、君は耳が短いことを除けば最高だよ」
私「酷いピョン」
いかなご「お母様は木乃がもっとこうだったらいいのに、とかないの?」
私「ないよ。木乃は完璧なシーズーだから(きっぱり)」

12月18日(月)

 今季初、全自動あんか(←気温が下がると、朝木乃が布団の中に入ってくる)作動。

 本日の夕食時の話題:身長偏差値。調べてみたら、S君53、私50、いかなご40。
いかなご(不満気)「だって、私クラスでは真ん中ぐらいだよ!?」
両親「それはクラスの平均偏差値が低いんだって」

 悪阻の原因はメトホルミンや悪液質と共通かもしれない、と。私が悪阻だった時、癌末の母はこれと同じ症状だったんだろうなあ、食事を取るよう日々言っていて申し訳なかったなあ、と後悔したものだが、やはり。

 篠原『ほろ酔いの村―超過密社会の不平等と平等』を読み終わった。山の上に密集して住み、朝食以外の食事は酒なアフリカの部族の話。1000mの石だらけの山を切り崩して、石垣で区切られた畑を作って混植するとか、糸を紡ぐのも布を織るのも服を作るのも男の仕事で、女がはくのは二段ギャザースカートとか、酒は一気に作ってすぐに飲まないといけないので、作った家にみんなで行って、小銭を払って廻し飲みするとか、システムが綺麗に出来上がってる感が凄い。著者は平等不平等について考察していて、部族の吝嗇な性格とか土器の作成数を、富の蓄積を妨げることと関連付けているのは、正直意味が分からなかったが(第二夫人がいたり、長男相続厳守らしいし)、超密集プライバシーゼロ環境に絶対住みたくないと思いながらも、興味深かった。

12月17日(日)

 本日の夕食時の話題:犬のおまわりさんの犬は無能過ぎないか?

 ええええええ。享年、寺尾60才、逆鉾58才、鶴嶺山60才。鶴ヶ嶺は結構長生きだったのに、この三兄弟は…。寺尾、心筋症だったのかなあ。

 対小錦戦だったと思うけど(自信なし)寺尾が土俵際に落ちた時に、土俵近くにいた逆鉾が立ち上がって覗き込んで、後で呼び出しをくらって記事になったことがあったけど、その時も「心臓が悪いんで」って言ってたよね。

 鵜飼編「『ショアー』の衝撃」を読み終わった。『ショア―』についての哲学者?の対談や、評論を集めた本。何だかよく分からないところも多かったが、ホロコーストはポーランドでは公然で、隠蔽はされておらず、『ショアー』はあとかたがないものを証言することの不可能性を示しているらしい。あと、ノルテは、ホロコーストはクラーク撲滅をやらせないための予防的処置と言ったんだとか。道徳家のハーバーマスが、ヨタを言い出したやつを否定したのがドイツ歴史家論争なのか?(ますます混乱)

12月16日(土)

 1週間前の写真と比較すると、もぐがいかなごの身長をはっきり越えたことが明らかに。

 12月も半ばだというのに夜19℃。窓開けてるよ。

もぐ「いかなごに暴言を吐いてやった!」
私「暴言吐いたら駄目なんじゃない?」
もぐ「なんで?だっていかなごも『弟だからイジメてもいい』って言ってるよ」
私「…ま、まあお互い同意ならいいか」

 メリマン『亡命トンネル29』を読み終わった。ベルリンの壁ができた翌年に、西ベルリンから東ベルリンにトンネルを掘って29人を脱出させた話。放送局の人が書いただけあって、途中で密告者を登場させたり、非常に読みやすかった。

 東ドイツは戦後すぐに体制反対派15万人を旧ナチス収容所にぶち込んだらしい。壁ができた1961年までに、東ドイツから300万人、全人口の5分の1が脱出した、って逃げ過ぎ。どんだけ東側体制嫌われとんねん。人口流出防止のため、恥も外聞もなく一夜にして壁を作って西側に逃げられなくしたため、生き別れになったり、シュタージに目をつけられている人は必死に脱出しようとし、先に西側に逃げていた人々からの援助も盛んだった、と。逃げる人は若者が多く、年代的に終戦時に子供で、父親は捕虜になったり殺されたり、母親は強姦された人が多かった訳か。ケネディが西ベルリンで演説し、フルシチョフがそれに張り合って東ベルリンで演説したとは知らなかった。シュタージがひたすら細かく盗聴していた日常生活の記録、数百年後に研究されそう。

12月15日(金)

 いかなご、前日ちょっと慣れないグループワークしたからって、学校サボって昼過ぎまで起きないの、やめて欲しい。

 いかなご「もぐに『やあい、バ チカン市国ぐらいの広さの心を持ついかなご』って言われたんだけど、褒められてるのか貶されてるのか…」

12月14日(木)

 帰宅して19時までにマカロニグラタンとミネステローネを作りながら、合間に散歩に行くチャレンジ疲れた。

 もぐ「さっき使ったタオル、めっちゃいい匂いしたんだけど、洗剤に人間とか入ってないよね?」
 …なんでそういう発想になるわけ?

 コンクエスト『悲しみの収穫』を読み終わった。 ホロドモールは飢餓輸出とかそういう問題ではなく、単なるジェノサイドであることが説明されている。そもそも、農民に共産主義者は少なく、革命とは相いれない。ホロドモールは32年だが、18〜20年に900万人、21〜22年に500万が飢饉で既に死んでおり(21年はアメリカが支援している)その後の集団化に農民達は頑強に抵抗。戦争並みに暴動起きるし、みんな取られるよりは、と家畜を一斉に売り払う。

 なんでそこまで、と思うが、コルホーズのシステムが思っていたより酷い。収穫は政府にほぼ吸い上げられ、1年間働いた給料が靴1足とか、最早「共産主義はたくさん働いても評価されないから熱心に働かない」とか、そういうレベルじゃない。単なる奴隷化。そりゃ抵抗するわ。子供の頃、コルホーズソフホーズを懸命に覚えたのに、実態がこれだったとは。コルホーズより、個人所有が認められた家の庭の畑での収穫の方が多かったとか。

 政府側は、貧農階級を作って階級闘争を引き起こすとか、半グレみたいなのを手先として使って、政府に反対する人々はクラークのレッテルを貼って1000万人強制移住とかで集団化を推進。こういう経緯があるからこそ、少量の穀物泥棒や農業機械の破壊工作で逮捕なんて話になるわけね。

 さらに民族自決を唱えるウクライナはうざい存在で、集団化と同時に知識人も粛清逮捕。ウクライナ共産党の地元指導者をロシア人にすげ替え、穀物の実際の収穫高を測定禁止にし、現実的ではない予想収穫高分の穀物を供出しないと「農民、富農は飢饉をもたらそうとしている。取り入れを拒んでいる。我々は飢饉がどんなものかみせてやる」てことで、33年3月から大量死がはじまる。ウクライナの餓死推定数500万人、集団化の死者数は650万人(そのうち、遊牧民のカザフ人を強制定住させたことによる死者が100万人)。

 訳注が詳しくて、人物はたいがい説明してくれているのだが(これが辛辣)大体大テロルの38年前後に死亡している。以前から読みたかったが、市立図書館になかったので、なかなか読めなかったのよね。と思ったら、なんと今、再販されてるやん。お勧め。

12月13日(水)

 最近、春に多い疾患が多い。温度から考えたら当然か。

 いかなごがS君のはんだ付けを手伝っていた。技術非履修の母から見ると凄い。

いかなご「ジュニアってキラキラネームの漢字は?」
私「樹児亜」
いかなご「当て字ではありません」
私「二世」
いかなご「もっと馬鹿っぽく」
私「息子」
いかなご「正解!」

12月12日(火)

 未明からの雨のおかげか、三つ葉から本葉が出てたので、嬉しくて写真撮ってたら遅刻した。

 いかなごは日々「食事中に甘いものを食べること禁止」警察をやっている。

12月11日(月)

 テスト期間中のもぐが、いつもより1時間早く学校に出かけて行った(凄。

 今年はS君にクリスマスツリー出してもらったのに、子供らが興味を示してくれない(哀)。あと、電飾が壊れてた。適当に買った安いやつだしな。

12月10日(日)

 JGPFペアのメテルキナ&ベルラワなんか凄えな、と思ったら、組換えして出てきたロシアの子達なのね。出来上がってるけど、プログラムはまだもうちょいな感じ。

 「犬が人間の足元で寝るのは、その人間を信頼してるから」って言説を流してるのは(飼い主に抱きしめられてると安眠できないので)ゆっくり寝たい犬だと思ってる。

 望月『土偶を読むを読む』を読み終わった。『土偶を読む』を読んだことはないが、 サントリー学芸賞の価値に疑問を投げかけた有名なトンデモ本だという噂は目にしていたので読んでみた。…今まで自分が土偶について全く知らなかったことがよく分かった。

 『土偶を読む』は一部が欠けた土偶や、自分の主張に適合する写真をもとに、植物に似ていると主張しているらしく、そもそもNHKが例によって専門家の意見を聞きに行き、自らの放送に都合の良い部分だけを抜き出して、本の宣伝を行ったことがきっかけで有名になった面もあった模様。

 それはともかく、当初は文体がちょっと、と思ったがそのうち慣れ、あとはひたすら土偶(というか縄文時代)への愛を見せつけられタイム。「言わずと知れた」とか書かれているが、全く分からん(笑)。で、土偶は人間(特に女性)の形だし、土偶の10分の1は三内丸山遺跡で出土してるし、縄文時代の推定人口は四国200人近畿2800人(少なっ)だし、屈折像b類土偶は可愛い。トンデモ本が出た時に、専門家はどこまで労力を費やして否定するべきかという議論もされている。

12月9日(土)

 S君と初めて府立図書館に行ってきた。大鳥居のすぐ傍という凄い立地、建物も立派だし、自動書庫もあって、流石府立、お金ある感半端ない。市立図書館とはえらい違い。中ではそのスジの人っぽいご老人が、古そうな書物をめくってたりした。

いかなご「受験生としてのプレッシャーが」
私「ママでも受験生の時は犬にシャーペン投げたことあるわ」
いかなご「お母様でも!犬に!シャーペン投げる!なんて受験生のプレッシャーは恐ろしいのかしら!」

 シャツは楽だよな。別布とかいって、布足りないの、合法的に誤魔化せる。

12月8日(金)

 私以外の3人がインフルエンザのワクチン打ちに行ったら、医院が臨時休業だった(敗北)。

 「よく切れるハサミを先生に渡すな」ってまた言われた。「サンタさんによく切れるハサミをお願いする」と言ったら「ダメ」って言われた。という話をしたら「船幽霊みたい」っていかなごに言われた(泣)。

 いかなご「一昨日、駅前で手作りマフィン売ってる人がいて、オーガニックとか具沢山とか書いてあったから、流石にやめた」具沢山は危なそう。

12月7日(木)

 しばらく前から、お腹(卵巣嚢腫)も足(坐骨神経痛)も痛い。

子供ら「将来何になりたいか分からない」 私「ママも昨日の鍋の残りで中華丼と味噌汁作るようになってるとは思わなかったわ」
 4A、3Aキタ―。

12月6日(水)

6時40分 いかなご「寒い。家から出たくない。学校行きたくない」
7時10分 もぐ「眠い。布団から出たくない。学校行きたくない」
8時20分 私「仕事行きたくない。寒い」
S君「君達、同じこと言ってるから、みんな引きこもったらいいんじゃね」

12月5日(火)

 散歩していたら、近所の看板に気づいたので、今日のMVPは木乃!

12月4日(月)

 今見てるシャツの本、解説は初心者向けっぽく丁寧なのに、型紙は前立てや縫い代を自分で付け加えなきゃいけなくて、全然初心者向けじゃないの謎。

12月3日(日)

 居間のパソコンで、イヤホンつけずに京フェスつけてたら、やって来た子供ら「これって学会?」「これって学会?」

 研究会に行ってきたS君「人の名前を覚えられないので、大変だったわ。みんな小太りで眼鏡かけてるし」。いかなご、S君に似過ぎなんだよな…。

 京フェス、40年もやってるのか。

12月2日(土)

 誰もいないので、魚焼きグリル洗おうかと、重曹ぶっかけたが、メラミンスポンジが見つからず挫折。

 レシピ通りにおでん作ったら美味しかった。

 京フェス特集WORK BOOKを読んだら、現役の皆さんは昔とあんまり変わってなさそうで、なんか安心した。あと、今の京大SF研は第5期らしいことを知る。第4期の人々が京フェスについての座談会で「OPが同窓会してるのはちょっと」とか「現役がしたいようにすればいい」とか「司会してたら年長者に冷やかされて嫌だった」とか、私の時代に言われていたのと同じこと言ってて面白かった。

 歴代本会企画表見ても、自分が何年の実行委員長をやったのか、ぱっと分からなかったが「大賞は受賞してない」って突っ込まれた覚えがあるから、多分95年だ。スタッフやってた時の合宿なら、比較的覚えてるよね。さなぎ柱とかセンターテストとかエヴァエンディングとか。

12月1日(金)

 最早マスクよりメガネの方が鬱陶しいみたいで、昼、食堂でご飯食べようとする度に、マスクじゃなくて、メガネを外しそうになる。

 「人類の進化」ガチャが欲し過ぎて、5種セットをサンタさんにお願いしてみた。

11月30日(木)

 今日はいかなご、塾があるので、不機嫌だろうと思い、夕食に大量にポテトフライを作っておいた。授業を受けに行くいかなご「愚痴を言いたいのに、さっきたらふくポテトフライ食べたからグチグチ言えない…」母の作戦勝ち。

11月29日(水)

 学校から帰って来たもぐが、深刻な顔で「ママ、怒らないで聞いてね」と言うので、何をしたのかと思ったら、「(無駄遣いしないように言われていたのに)遠足で行った売店でぬいぐるみを気に入って買ってしまった」だった。買うのはいいけど、大事にしてね。

11月28日(火)

 もぐにDNAとRNAの説明した。って今、中学でこんなことやるのか?それとも先生の趣味?いかなごは勝手にブルーバックスとかで学習してたので、教えるの初体験。

 特17は26年前から走ってないらしい…。

11月27日(月)

 散歩中に木乃が突然走り出して、何かと思ったら、暗がりの中、前に息子がいた。ちゃんと家族を認識してたんだ。

 山本『史料が語る犯科帳の真実 江戸のお白洲』を読み終わった。町人同士の雇用でも主従関係が生じ、雇用主を殺したりすると尊属殺人扱いになるのね。あと、相手が死んだら基本死刑。で、お白洲関係より、史料に登場する人の名前が「右衛門」だらけなのに驚いた。普通に新右衛門とかいるんや。「弥兵衛の兄弟が弥蔵と弥十郎」とか、上セット名付けもあるのね。

11月26日(日)

 少子化と関係する因子は、女性の教育のみ、と言われているが、これだけ全世界的に少子化が進むと、そのうち技術革新が来て、そんなこと言われてた時代があったね、となる気がする。

 今のXの仕様だと、私が興味があると思われていることの関連ポストばかり表示されるので、みんなが勝手に好きなこと話してて、全然意味分かんなかったり、スケートの試合が始まった途端、突然スケートの話ばかりになる、などということがなくて哀しい。

11月25日(土)

 ステファンいるだけでリンクサイドは楽しかったが、その上カロリーナまで拝めるとは男子凄過ぎ。

 確かにこれだけの良い演技でこの年齢だと、回転不足とか言われたら、引退の二文字を口に出すのも当然だよね。

11月24日(金)

 昌磨の月の光、凄過ぎるな。昌磨君も大人の身体つきになったねえ。

 ナクツァン『ナクツァン あるチベット人少年の真実の物語』を読み終わった。赤子の時に母を失くした(←巡礼に行って感染症に罹った)幼い少年のチベットでの暮らしが描かれる。鳥葬って、鳥葬場の管理人が、鳥に食べやすいように遺体を切り刻み、いつも食べにくる鳥に名前つけたり、自ら遺体を食べて見せて、鳥に食べるように促したりするのか…。

 遊牧より家畜の略奪が好きで、銃持って数ヶ月いなくなっては戻って来るのを繰り返していた父は、祖父が亡くなると財産をすべて寺に寄付し、少年は出家した兄と寺の近くに暮らして、寺からもらう施しで生活する。財産はヤギや羊だから、育てていけないなら、こっちの方が効率的なのね。少年は少し大きくなると、父、兄、母の姉妹とともにラサに巡礼の旅に出る。地元の人々と巡礼団を組んで出発するが、途中で狼や熊の群れや強盗団に襲われるのが普通なよう。父親はラサまでの巡礼の案内人も何度もしていたようで、あちこちの強盗団に義兄弟もいて、ヤクザ商売な感じ。

 無事に辿り着いたラサは、お寺はたくさんあるが、貧富の差も激しく、物乞いはたくさんいるし、チベット政府軍は罪人を鞭打ちとかしてるし、少年は普通に万引きするし、周りの人々もチベット政府軍の罪人を普通に逃がしたりして、そもそも政府支配より部族支配の方が強そう。

 ラサから帰ってきたところで、突然登場するのが中国軍。地元民の圧倒的尊敬を集めていた寺院を騙し討ちにして占拠、僧に僧院や仏典を壊すことを強制したり、偉いお坊さんを集団で殴り殺させたり、部落民を皆殺しにしたりして、少年の父は中国軍相手に戦って戦死、兄と少年は孤児院に入れられる。この辺りでやっと少年の生年が判明、なんと1948年生まれ。うちの母より若い。そんな最近の話だったのか。

 最初は食べ物もたくさんあり、孤児院で楽しい生活を送っていた少年と兄だったが、突然食料供給が途絶え、小さい頃から自活する術を身に着けていた少年と兄以外はほぼ全員餓死し、2人が別の孤児院に到着したところで話は終わる。少年は成長して教師になったようだが、これだけ衝撃的な話を書いても、その後の文革については決して語らなかったというのがさらに恐ろしい。

11月23日(木)

 今日はまだ暖かい、ということで、滋賀に三つ葉を植えに行った。積んであった抜いた雑草や根っこも一応移動させた。S君が石油ストーブつけてくれたので、午後はその前から動けなかった。

もぐ「ママさん、いつもみんなのために働いてくれてありがとう」
私「これはこれはご丁寧なご挨拶痛み入ります」

11月22日(水)

 いかなごは毎日クラスの友人の話をするが、名前が覚えられないため、「気が合わない人」「親切な人」「私に話しかけてくる人」「社会選択が同じ人」などが頻繁に登場する(その他にごく少数の名前を覚えている人もいる)。しかし、属性だけだと、「親切な人」と「私に話しかけてくる人」は同じ人かもしれないし、名前の優秀さがよく分かる。

11月21日(火)

 ケアレスミスが多くて、難しい問題じゃないと戦えない人、を知った。

 「ねえ、私のこと好き?」と木乃に言ってたら「好きとか嫌いとか 犬は言わないわん」と歌い出す夫をどうにかして欲しい。

11月20日(月)

 S君がシリアルキラーで、子供達バラバラにされる夢を見た、といかなごに言ったら、使ってる無料アプリが月額270円になった夢を見た、と言われた。「夢で良かったわ」

 S君に「あなた夢の中でうちの子ら殺してバラバラにしてたんだけど」と言ったら「ふうん、吉兆?」と言われた。そんな吉兆あるのか。

 S君にちゃんと検討しろ、と言われたので、いかなごの大学受験情報(配点とか定員とかとか受験料とか)を(S君が)調べて、書きだした。私、配点とか予想点とか検討するの超絶嫌いで、自分の時はやらなかったのに、今になって…。

11月19日(日)

 いかなごが針山から埋まってた針を出してくれたので(←特技)、使える針が一気に増えた♪一本しかないと不便で。

 鴨川を散歩してたら、尻尾ぶんぶん振りまくって笑顔で一目散に私めがけてやって来たラブラドールレトリーバーがいて、私に撫でられている最中に木乃に気づいて「い、犬だっ」と尻尾下げて逃げてた。可愛過ぎたが、飼い主さん大変そう。

11月18日(土)

 子供ら学校行って、S君研究会に行って、家に一人なので、掃除洗濯して、おでん仕込んで、古い紫蘇納豆と古い豚汁と冷凍ジェノベーゼパスタを食べて昼寝。

 コタツで昼寝するとしんどいの忘れてた。

おでんを見たもぐ「おでん作るなんて、ママ、神!」
私「その神に日々悪態をついているお前は何だ」
もぐ「神の子」

11月17日(金)

 もぐにガチ強の24cmを買ったら「え?なんでこんないい靴買ったの?高価いの?」…ピカピカしてるからいい靴判定らしい。

問:『愛は勝つ』『それが大事』『勇気のしるし』『負けないで』を年代順に並べよ。
答:リゲイン88年→最後に愛は勝つ90年→諦めないこと逃げ出さないこと91年→負けないでもう少し93年

 『それが大事』とクレしんの初代ED『うたをうたおう』が作者同じという話をS君から聞いて、めちゃ納得してる。そっくり。

11月16日(木)

もぐ「パパが目を開けて倒れてるよ。ママ、暗殺した?」
私「今パパを暗殺しても、ママには何のメリットもなくない?むしろデメリットしかない」

 後に目覚めたS君「パパが目を開けて寝てたら、暗殺とかじゃなくて、目を閉じて欲しいの。起きた後、目が痛いから」

11月15日(水)

 たぶん三つ葉、芽が出てる。って、10日で発芽じゃないんかい。2週間以上経ってから出てきたし、気温も発芽至適気温よりかなり下がってるよ。

 もう芽が出ないかと思ってた三つ葉が発芽したし、もう手縫いしか無理かと思ってたコシールファスナーが、ネットで見つけたブログの方法試したら、コンシールファスナー押さえで割と綺麗に縫えたし、そういう機運(?)なのかも。今季初鍋で美味しかったし。

 いかなごがクラスメイト数人と、いかに自分の部屋が汚部屋かを暴露するLineグループを作っていた。

11月14日(火)

 初コート&フル装備(革手袋、マフラー、巻きスカート、ムートンブーツ)出勤。

 帰宅。
私「コタツだ♪」 もぐ「あっ、コタツだ♪」
いかなご「わーい、コタツだ♪」

 昨日から唐突にさめがめをやり始めたら止まらない。ハタチぐらいの頃はよくパソコンでこめがめをやっていた。

11月13日(月)

 しばらく前からS君の言うことは聞くが、私の言うことはガン無視するようになったもぐ。最近は私の言うこと全てに、聞こえにくい小声で悪態(ウルサイとか、関係ないやろとか)をつくようになった。いかなごのスルー力と返しを見習いたい。

私「いかなごはもぐみたいに悪態つかないから超可愛い」
いかなご「ふっ。相対的に私の可愛さが上がったな」

11月12日(日)

 昨日の労働のせいか、一日グッタリ。

 もぐ、クラスの友達とカラオケに行ってきた。帰宅してからメンツを聞いたら「デブのA、学年6位のB、不登校のC」。どういう組み合わせなんだ…。

 リュビー『ナチ強制・絶滅収容所』を読み終わった。フランス人の著者がナチの強制収容所、絶滅収容所をそれぞれアルファベット順に詳細に説明した本。精神的身体的に虐めることを目的としているのが強制収容所で、効率的に殺すことを優先にしているのが絶滅収容所。というか、周辺地域の人を殺し終わったら閉鎖するから、絶滅収容所は実質ただの火葬場(ベウジェツとか)。1日で2000体とか焼却できたらしいから、やろうと思えば大量虐殺は十分可能なのね。

 強制収容所はどこも似たような感じだが、ダッハウは比較的緩くて死刑が少なかったらしい。ベッドメイクさせて点検して、少しでも落ち度があれば殴り殺すとか、泥の中を走らせるとか、プールに突き落として這い上がってきたところをまた突き落とすを繰り返すとか、ほんと最悪。

 個人的には、アウシュヴィッツでは、ヘスがジプシーをゲルマン系ということで優遇していたことを知って納得(ジプシーだけ家族収容所に入れられていた)。ヒムラ―の命令で殺害されたらしい。

11月11日(土)

 たくさん木の枝や根っこを運び、出てきたコガネムシの幼虫をUber沢蟹し、足の裏に木の枝が刺さって悶絶し、午後にあまりの寒さにやる気を失った。もう来年暖かくなるまで行かない(決意)。S君は塀の外側に石積みの段が作られていることを再発見していた。

 S君「朝9時から夕方16時まで全く飲まず食わずで労働していたワタクシは大丈夫なんだろうか」連続労働に向いてるのかも。

 滋賀の家の周りを初めて散歩してみたら、境界に塀がなくて、そこら中から見られまくりの家ばかりで恐かった。

 最近毎週パウンドケーキ焼いてる。今日は黒豆緑茶ケーキにした。いかなごに「美味しいけど黒豆は特に好きじゃない」と言われた。

11月10日(金)

 こないだから、何かの拍子でXで中受アカが表示されるようになって、今更眺めているのだが、マジメに塾の向き不向きとか過去問とかを語ってる人が沢山いて、なんか凄えな、と。塾叩き込んで、基本お任せじゃないのか。あと、中受するかどうか自体を悩んでいる人も、ほんとにたくさんいるのね。うちは両親とも中受だから、むしろそれ以外の選択肢を思いつかなかったわ。

11月9日(木)

 仕事早退して、木乃と図書館の近くを散歩して、裏地の型を決めて切って縫った。もぐは相変わらず階段の昇り降りがうるさく、明日の朝家を出る時間を言えなかった。いかなごはconfirmの意味を遂に覚えたらしい。

11月8日(水)

 もぐの懇談に行ってきたS君が、待ち時間に近くの教室から出てきた先生が「先ほどは取り乱してすみません。仕切り直ししましょう」と保護者に言っていたところを目撃したらしい。どういう状況なんだ。

 ちなみに、うちの子は例によって何も言われず、S君と先生でタブレットのシステムについて話していたらしい。

11月7日(火)

 雨上がり後から、なんか芽が出てきた気がする。

 いかなご、塾の先生に「母が発狂するので」と毎回言ってるらしく「お母様、3週間前からずっと発狂してるよ」。そうかそうか。

11月6日(月)

 あまりに暑過ぎて、半袖半ズボンで木乃の毛刈りした。これで11月。ウール(の生地)を切る気がしない。

11月5日(日)

 熱が下がったもぐは部活に行ったが、親は体調悪くなったら、引き取りにいかないといけないので、自宅待機。昼は子供らいると食べられない冷蔵庫残り野菜入りUFOを食べて、午後は木乃と庭のウッドデッキで昼寝。隣のギター男ワンマンライブ特等席だが、特に嬉しくない。

 アダム、凄いプロトコール。

 道頓堀、めっちゃ飛び込んでんな(S君がライブカメラ見てた)。水位上げて塩素入れてたんだって?お疲れ様です。

11月4日(土)

 熱が下がって口を利くようになったもぐから、運動会で隣にいた子が翌日発熱していたという情報を得た。

 急にもぐの身長(というか首?)が伸びて、姉の背丈を越えた。この調子だと一ヶ月位で母を抜きそう。

11月3日(金)

 昼に突然部活の先生から電話がかかってきて、もぐが部活の出先で倒れたという。夕方初舞台予定だったので、知恵熱かと思い、解熱剤持って駆けつけたら、38.8℃まで上がっていて、全く喋らなくなっていたので、そのままお持ち帰り。初舞台はお預けとなった。

 帰宅後も珍しく嘔吐したりして可哀相だった。

11月2日(木)

 もぐの運動会。オペ終わって、もぐの出番に間に合うように、激走って学校に到着したが、応援合戦的なものが長かったらしく余裕だった。応援団が選手が戻って来る時に、ドラム缶叩きながら「ようやった、ようやった」って言ってるのが面白かった。ちなみにもぐは徒競走ビリだった。最近おにごやってないので遅くなったらしい。

 夜、妙にムカムカして、ソファで寝落ちしていたら、
いかなご「あれ、お母様寝てるの?」
S君「もぐの運動会で(出番に間に合うために)走ったから疲れてるんじゃ」
いかなご「そうかな、なんか普通の疲労と違うけど」
 …何なんだ、この母の疲労にだけ適応される観察力の鋭さ。

11月1日(水)

 外来に来た86歳が発砲…。

 メルカリで種を買った三つ葉は芽が出なかった。一応発芽適温内だったんだけどねえ…(落胆)。

10月31日(火)

 発表会前で毎日遅くまで部活なため、もぐが疲れている。

 シングル幅1.5mでそれなりの着丈のスカートを作ろうと思うと、フレアは無理だし、ギャザーは腰回りもたつくし、ティアードは柄次第では変だし、ヨーク切り替えのボックスプリーツかなあ。

10月30日(月)

 木乃が散歩の出だしに両足を揃えて跳ぶようになって可愛い。

 S君が「耳たぶ」の意味を知らないことが判明。軟骨あるところは耳たぶじゃないよ。

10月29日(日)

 部活のもぐを除く家族3人で、コメダに行って、紫芋シリーズを食べた。見かけも毒々しいし、ジェリコ美味しかった(満足)。

10月28日(土)

 滋賀の庭仕事再び。庭の外の畑を監視する木乃と並んで草むしり(幸)。

 先々週もそうだったが、土の中から白い芋虫がたくさん出てくる。庭の境界の水路にせっせと捨てていたら、沢蟹が嬉しそうに芋虫を両手で抱えて持って行った。

 後で検索したら、コガネムシの幼虫らしく、根を食べるとかで、どのサイトでも即刻皆殺しとか言われていて、庭仕事勢からは敵視されている存在らしい。

 あと、裏に繁茂している棘だらけの草が実はブラックベリーであることが分かった。分かったが、一度も実をつけたことがないので、単なる棘植物やがな。

10月27日(金)

 研修医がA採血で上腕動脈刺したって何なんだ…。

10月26日(木)

 千鳥格子の生地検索してたら目が痛い。それはそうと、千鳥格子ってイギリス発祥の柄なの、知らなかった。

 で、千鳥格子ばかり見ていたら、眠くなって寝てしまった。

10月25日(水)

 看護師さん達の昔話って面白くて、水銀体温計を多数一気にハンドル回して遠心して目盛り下げる装置使ってたり、注射器ガラスだから、毎週誰かしらトレーごと落として、どんどん本数減っていく、とか、ほんの三、四十年前の話。

10月24日(火)

 患者さんが地元に帰りたいと言うので、めっちゃ遠い病院に紹介状書いたら「そちらで使ってる◯◯は使用経験がないので??に変えました。いずれにせよ、他科にも相談したけど、治らへんやろ(大意)」というブチ切れ返事が帰ってきて、みっともな、と思った。

 もぐ、弁当は冷えていて嫌だ、学食の方がいい、と言うのと、弁当作っても食べないことも多いので、最近はいかなごの分だけ作っている(いかなごは学食より弁当希望)。好みが違い過ぎて、両方を満足させるおかずを作るのは大変だったので、楽にはなった。

10月23日(月)

 いかなごが、適当過ぎる塾の先生と交渉して宿題の量を自分で決めて来た。先生が適当なの、大事だな。

いかなご「そんなに夏のスカートたくさん作らないでよ。部屋に沢山あるよ」
私「そんなことないでしょ。もう着れないものも多いでしょ」
→(見に行く)→「え、こんなの作ってたっけ?」
私「どうやら足りないのは冬スカートのようだな」

10月22日(日)

 いかなごが摸試受けに行ったので、帰宅時に間違いなく不機嫌な荒ぶる神を鎮めるためにパウンドケーキ焼いた。少し神の機嫌がマシになった(恐)。

 いかなごの学校、修学旅行後、代休1日で日曜は模試って無理あるやろ、と思ったが、試験監督が同じ日程をこなした担任だったと聞いて涙チョチョ切れた(死語)。

 出町行ったら、鞍馬の火祭らしくて、叡電の前に行列できてたけど、見た感じ半分以上外国人観光客だった。

10月21日(土)

 玄関先でメルカリで買った三つ葉の種を植えていたら、もぐがやってきて「youtubeに流したらいいんじゃない。30代後半(←私はまだ自称永遠の39歳なのだ)のシングルマザーが三つ葉を植える動画」ナチュラルにS君抹殺。

10月20日(金)

 職場のお偉いさんに「女医さんは大事にしないといけないから」という理由で「女医が申請した新規採用薬は基本的に通し」という方針の人がいることを知った。そこなのか大事ポイント。

10月19日(木)

 いかなごさん、休み時間に珍しく校庭に行ったら、バドミントンしてた下級生にラケットぶつけられて、眼鏡大破して眼科行き。
父「校庭なんか行くから」
母「校庭なんか行くから」
いかなご「校庭なんか行ったからか」

10月18日(水)

 小野寺・田野『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読み終わった。まず、国家社会主義ではなく「国民社会主義」らしい。ナチスの行った良い政策とされているものは、宣伝されているだけでそもそも成功していなかったり、前政権からの継続政策だったり、成功したものも侵略戦争のおかげだったりするよ、という話。「国民車」フォルクスワーゲンを安く供給、ということでみんな積み立てしたものが軍事費に転用、って詐欺やな。歓喜力行団は、たとえ日帰りでも、当時としてはモチベ上がりそうな政策ではある(だからナチスが良いことをしたとは言ってない)。

10月17日(火)

 いかなごが修学旅行から帰って来て、お土産をくれた>ガラス細工の「カップケーキ」「ピンクのベタ」「ゴマフビロードウミウシ」。実はカップケーキは持っているのだが、ベタとゴマフビロードウミウシのセレクションが素晴らしい。持つべきものは小樽でガラス細工を買ってきてくれる娘。

 ちなみに、S君はリクエストの鮭とばを無事に買ってきてもらっていた。

10月16日(月)

 近所のホームセンターに行ったら、ほうれん草のタネは何種類も売ってるのに、三つ葉のタネがなかった。最近は人気ないのか?!

 谷村新司と言えば、女の胸に手を突っ込む人。「着物の襟は『谷村新司が手を突っ込み易いように』こっちが前」と母に習った。

10月15日(日)

 唐突に思い出したが、子供の頃、マンションの近所の人から貰ってきた活字拾うタイプの巨大なタイプライターを使って、うちの母、父親が書いた小説を清書してたわ。凄えな、うちの母。

 風邪引いて学校休んで、母がタイプライター打ってる横で寝てたら、ラジオで凄い火事で…て報道されてたのがホテルニュージャパン火災。

10月14日(土)

 S君が凄い大きな根っこを堀り上げ、柿2本と山椒を植え替えて、枸杞と柚子を植えたけど果たして。あと、またすぐに分からなくなると思ったので、刃物屋さんが作ってる銅でできたラベルを買って、果樹に取り付けた。

10月13日(金)

 バルーン入れたけど尿が出ない(私が)という夢を見た。

10月12日(木)

 ジャイアントコーンの大人のアーモンドショコラが甘くなくてしみじみ美味しい。

 メルカリで枸杞と柚子の苗木を買ってみた。枸杞はペットボトルに入れて発送されてきて感心したが、柚子は押しつぶされて平たい段ボールの中に入れられていて可哀想だった。

10月11日(水)

 おニュー(死語)のトレンチコートを着た結果、アンブレラヨーク(背中のヒラヒラ)があると、バイクでスピード出すと寒い、ということが分かった。

10月10日(火)

 イスラエル・パレスチナを「イ・パ」と書かれると、インド・パキスタンと間違えがち。

 明後日のテストのノートがないことがバレ、S君がもぐの部屋に捜索に入ったところ、大量の飲みかけのペットボトルと食べかけのポテチ袋が発見された(そしてノートは見つからず)。
 S君「生物が自然発生するかどうかの実験をしているかのようだった」

10月9日(月)

 朝夕抱っこして薬を飲ませ、すり潰したペレットをシリンジで食べさせ、昼はいかなごとタンポポ狩り場(単なる御所だ)まで行ってタンポポを採り(今はタンポポの葉しか食べない)、雨上がりで葉が濡れてるので水気を拭き取り、起きてるところを見計らって、せっせと口の中に草を突っ込み…連休はウサギの介護で過ぎて行った。ちなみに、試験前なのにもぐは風邪で寝込んでる。

 ピンカー『暴力の人類史』を読み終わった。長過ぎて読み終わるのに1年ぐらいかかったが、近年読んだ本では最高に興味深い本。全体を貫くのは「世界的に暴力はひたすら減少傾向にある」こと。2011年初版なので、戦争についてはロシアの侵略前だしちょっと何だが「戦争はランダムに勃発する」「民主国家は国家間の武力衝突を起こしにくい」「子供への的確な援助など、援助方法が確立されてきていて、戦争の死者は以前より少なくなってきている」「平和維持軍と平和維持活動は有効」。あと、今のアメリカの保守は、昔のリベラルよりリベラル、というのも面白い。

 とにかく昔は残酷で、「病気や怪我で死ぬ人が多いから、神は血を流すことを望んでると考えた」「中世の人々は幼児性と衝動を抑制できず、上層階級も暴力を振るい振るわれていた」「サディストはどんどん慣れていく。昔は残酷さに慣れてる人がたくさんいた(旧約聖書しかり、パンチ&ジュディの酷さしかり)」「アメリカ先住民は、殺した相手の妻を妻にし、子供は奴隷にするのが通常」「狩猟採集民が暴力死を遂げる確率は、文明社会の人間の5倍」「国家組織がないと、騙し討ちが増える。集落ごと皆殺しもよくある話(ただし一回の死者数は少ない)」

 ちなみに現代でも、都市より田舎の方が殺人率が高く、殺人発生率が10万人当たり1人ぐらいに下がると文明的な感じ。アメリカ南部では、合法的な暴力が市民の手に握られており、殺人率が高い黒人だけでなく、南部白人の殺人率も高い。とはいえ、アメリカでポグロムや暴動が頻発したのは1940年代までらしい。

 最近暴力が減ってきたのは、「みんなが抽象化できるようになり、仮定の話ができるようになった」「教育が普及すると、10代男子が学校に行って、路上にいなくなる」「教育すると賢い人が増え、賢い人が増えると民主主義になりやすい」などが原因として考えられるらしい。清潔さが道徳的感性に影響している、というはよく分かる気がした(不潔だと残虐に扱われやすい)。

 未婚男性が増えると殺人率が上がるのは有名だが、「自分を過信して破壊的行動を取るのはほぼ男性」「名誉の文化が過剰発達し、自尊心が分不相応にあるから暴力的になる」「女性が力を持っている国ほど戦争を許容しにくい」。あと「国際的に辱めを与える運動は、いずれ長い目で効果を生む」とも。

 誰しも自分の被害は大きめに、相手に対する攻撃は小さめに見積もる。その結果、争いは激化し、法執行がきちんと行われてないと復讐心が強くなるわけだが、内戦後、争いが収まるのに必要なのは「不完全な裁き」。人々が不公平を容認するようになることが重要らしい。「市民規範はインフラの一部」というのは頷ける話。

 ジェノサイドについての章もあり、かなり興味深かったが、「ジェノサイドの減少のかなりの部分は共産主義の衰退」という身も蓋もない話が。著者はカナダ生まれのアメリカ人なので、端々にアメリカ万歳味があるし、え?みたいな説もあるが、お勧め。

10月8日(日)

 朝から全身痛い。草刈りは毎週してるのにおかしい、と言ったら、S君「(稼働)時間が違うのでは?」そうだった、今までは暑過ぎて半分ぐらい休憩していたが、昨日は全く休憩していない。

 午前中に階段と玄関とトイレ風呂掃除。昼はにしんそば+卵ご飯いかなご付きだった。

 ウサギの食欲がまた衰えている。動物病院に行くと、プリンペランとガスモチンを処方されているようなので、とりあえずガスモチンだけ飲ませた。プリンペランは私が錐体外路症状を起こすので、危険なので置いてないのよねえ…。

 ウサギ、S君が抱っこしたり、薬飲ませようとすると頑強に抵抗するが、私がやると大人しい。S君「さすがムツゴロウ」いや、私はウサギ臭くなるので、抱っこはイヤなんだが…。

10月7日(土)

 週1で草むしりを始めて数回目。PlantNetというアプリで庭の植物の種類を調べるという知恵を身に着けた結果、昔植えたプルーンと姫リンゴの木を再発見。あと、ナツメとアケビが生えてた。

 そこら中にエノキとカシワの木があることも判明。特にエノキは物凄く根を張っていて大変。

 パレスチナの攻撃えげつないわ。若い女性の遺体裸にしてトラックの荷台に載せて引き回すってさ…。

10月6日(金)

 数日前にこむら返り起こしてから、痛くて足引きずってるんだけど、職場がやたら階段が多いので、全然回復しない。

10月5日(木)

 くそ寒いのにトレンチコートがまだ出来上がらない(ボタンホールはできた)。

 最近よく木乃にちょっかい出すカントが、木乃の前でアタマを下げて「撫でろ」と要求したところ、木乃が前足で撫でる事件が発生。「ワンちゃん賢いな」とS君の木乃への評価がダダ上がり。

10月4日(水)

 カントは最近、木乃がいるケージの中に入ったりしている。前の兎の時は、一方的に犬が追いかけていたが、カントの場合は、一方的に兎が犬を挑発しているという…この差は何なんだ。

 玉縁鳩目ボタンホールが5個できた。残り4つ。

10月3日(火)

 ウルフ『「アンネ・フランク」を超えて かくまわれたユダヤの子供達の証言』を読み終わった。ナチ支配下のオランダを匿われて生き抜いたユダヤ人の子供達の戦後の生活を聞き取りしてまとめた本。なのだが、子供達の証言が出てくるまでが長い長い。アンネの事例からオランダはユダヤ人迫害に非協力的な印象があるが、実際はそんなことはなく、ホロコーストを生き延びた親が匿われていた子供を引き取ろうとしてもオランダ国家が「キリスト教徒として育つことが幸せ」と判断して妨害まがいのことをしていたこと、奪われた財産も、奪われたユダヤ人本人が不当に奪われたことを証明しないと返還されなかったこと(ちなみにデンマークは、国家公務員がユダヤ人の家の鍵を管理していた)、戦後孤児の調査をしたソーシャルワーカーさえ「典型的なユダヤ人でずるい」みたいな報告書を出していたこと、などが語られる。

 匿われた子供達の多くは、戦後から苦しみがはじまったと述べており(そもそも匿われた時に親から見捨てられたと感じている子供も多いが)それまで匿われていた比較的生活水準の高い家庭から、実親、孤児院、新たな養子先のいずれにせよ、より生活水準の低い環境に移り、虐待を受ける可能性も高まったことが一因のよう。実親がホロコーストを生き延びたとしても、親自身も親類のほとんどと財産を失い、精神的にも身体的にもダメージを受けていることが多く、匿われている間に潜伏先を転々としていたことから、人を容易に信用しない子供が、そんな親と合流しても、なかなか幸せには暮らせない、という、確かに考えれば当たり前の現実が語られる。子供達の証言は作者が恣意的に切り取ってバラバラに纏められており、繰り返しも多いのが残念。

10月2日(月)

 昨夜寒かったので、枕動かして、身体を斜めにして、端で丸くなってる木乃にくっついて寝た。目覚まし鳴ったら、全くそのままの形で犬も人も寝てて、ちょっとびっくりした。6時間半身動きしてなかったんかい。

10月1日(日)

 こないだ(性格的に)待てない患者さんA氏に「先生もな、適当に手抜いて診察せなあかんで。待ってる方はたまったもんやないわ」と言われ「じゃあAさんから手抜きますね」と笑顔で答えてしまった。

9月30日(土)

 増税レーシックはさすがに吹き出した。

 地味なエプロンと、地味な三角巾と地味な袋を作った。これで文句ないだろ。

9月29日(金)

 ジャニーズ騒動を「セクハラ、セクハラ言ってるから、男性タレントが女性に何かしたのかと思ってた」らしいいかなごに、詳細を説明した。「え?何それ、小説みたい。その死んだ人、大勝利じゃん」そうなんだよ。

 そして、67年にジャニーズというグループがいて、そのうち1人があおい輝彦で、別の1人が性被害を訴えてたことを知る。

9月28日(木)

私「年取ったママが右傾化して『韓国人を排斥せよ』とか言い出したらどうする?」
いかなご「叩いてみる。突然変になったら、叩けって言うじゃない」
 親を家電と同一視しないで欲しい。

9月27日(水)

 寝てる私の脇の下で丸くなって、ついでに顔を胸の上に載せて甘えて、そうしたらお腹もなでて欲しくなって身体を開きつつ、でも私の手も舐めたいから顔を伸ばす、という欲望中途半端な木乃が面白かった。

9月26日(火)

 今日は昼間S君が家にいなかったんだけど、私が帰って来たら、木乃にきゅんきゅん不満を申し立てられた。いや、S君居ても、君ケージに入りっぱなしだし、いつもと変わらないんじゃ…まあ犬は時計読めないしな。

 歯医者と散歩と弁当を終えたところで、もぐが「来週家庭科でエプロンが要る」と言い出し、大人用エプロンじゃでかいから、同じ身長の姉の薄紫ウサギエプロン借りたら、と言ったら、断固拒否されて、超絶面倒くさい。

9月25日(月)

 今朝も朝から飛び込み。

 S君にジョックストラップなる下着の存在を教えてもらったので、最近やっと覚えた有機化学の知識を披露したがるいかなごをブロックするために、教えてあげようとしたら、既に知っていた。

9月24日(日)

 袖裏の生地、結構外から見えるので、手首部分だけ変えなきゃいけないし、ボタンホールあと8個作るのに、また裏地開けてひっくり返さないといけないし(閉じる前に気付けば良かったんたけど)、トレンチコート今月中にできるかな…。

9月23日(土)

 今日はクーラーいらない。

 滋賀の草むしり3回目。2週間前の私は間違っていた。草むしりのお供は鎌だ、鎌。根っこも取れる!鎌、君に決めた!

 ということで滋賀の家の草むしり、というか根抜き。庭中ヌルデに侵蝕されてるのかも。温度が下がったので、木乃も庭の草に埋まって寝てる。

9月22日(金)

帰宅したいかなご「お母様疲れてるね。今日は50人来た?」
S君「もっと多いんじゃないか?」
いかなご「いや、60人ならもっと疲れてる」
 …50人でした。全く他に役に立たない能力を研ぎ澄ますの、やめてくれないかな。

 玉縁ボタンホールの作り方を思い出しつつある。

9月21日(木)

 木乃さんが手を舐めに来た時に「ママ、まだご飯食べてるよ」と言うと、一旦退きながら、こっそり肘とか舐めてるの可愛い。

 患者さんが、家族にどこどこの偉い先生に診てもらうように言われたのて紹介して下さい、と言うので、喜んで紹介状書いたら、超上から目線の返事が来て、イラついた。「あなたの診断と治療は正しいです(分かっとるわ)今後もそちらで診て下さい(は?)」そんなに偉そうなら、せめてそっちで診てくれ。

9月20日(水)

 唐突に阿波踊りが踊りたくなって、youtube見て練習してみた。二拍子なのね。

 こないだ職場の同僚達(女性のみ)とご飯食べたんだけど、ムースを前に嚥下食について語ったり、卵管造影はどこから造影剤入れるんだろう、と考え始めたり、初夢でメタ検索のCT撮る夢見て精査受けた話を始めたり、みんなヤバいと思った。

9月19日(火)

 はは。もぐの学校、休校。そりゃ学級閉鎖出てる中で文化祭すりゃそうなるわ。

 久しぶりに『じこはおこるさ』を聞いて、やっぱりいい曲だなあ、ってなってる。男声単独英語版より、児童+男声日本語版の方が沁み入る。

9月18日(月)

 今日の夕食時の話題:一本締めと三本締めと一丁締めの違い。いかなごが小学校でやっていた「チャージ」という遊び。

 もぐ、自分と姉の水を用意するのに、自分のコップには、製氷機から氷を手で摘んで入れ、姉の分はスコップで掬って入れてあげていたらしい。きっとモテるよ。

9月17日(日)

 毎年文化祭のお化け屋敷全制覇を目指しているお化け屋敷ソムリエのいかなごによると、最近のお化け屋敷は、それぞれストーリー設定があって、途中で御札を取る、というのが基本パターンの模様。ドラえもんと漢字で書かれた御札もあったらしい(笑)。

 昨日文化祭を見に行ったS君も一箇所入ったらしいのだが、ベッドに寝ている女子高生の上に御札が置いてあって、それを取っていく設定だったが、身体に触れることになるので、取らなかったらしい。入場できる男性は親族のみで、事前チェックもされているが、賢明な判断であろう。ちなみに、その後、ベッドから女子高生が出てきて床を這うんだって(怖過ぎ)。

9月16日(土)

 もぐの文化祭(冷房なくて死ぬかと思った)に行って帰って来たら、入れ替わりでS君がいかなごの文化祭に出発するところだった。

 昨日のブエルタのゴールシーン笑った。

 ちなみに、Xで「ヨナス」を検索すると、シュタージと東ベルリンと宝塚に関係するらしい誰かが出てきてカオス。

 さらにちなみに、クスは大量に嘲笑ってる人が出てくるので、検索しにくい名前。

9月15日(金)

 もぐ、文化祭で演劇の裏方をしているらしいが、何をやっているのかを聞いても「忘れた」「面倒くさい」しか言わず、見に来て欲しいのか、欲しくないのかもよく分からない。問い正してみたら「もぐ君に分からないように、こっそり見に来たらいいんじゃない」

9月14日(木)

 お口がアングリル見た、と書き込もうとして、アレを知る。え?18年もアレしてなかったの?S君が福岡まで見に行ってたの、20年前なのか。結婚した年なのか。

私「もしもし、Aさん、また月曜日から一気に拡大して…前回6月なんですけど…」
循内の先生「仕方ないですね。やりましょう。来週でいいですか?」
 …やっぱり今の職場愛してる。ストレスなさ過ぎ。

9月13日(水)

 「いやー最近勝ち続けてるから体調ええわ」って言ってる患者さんがいて、ギャンブルでもしてるのかと思ったら、阪神だった。

 今朝から首が痛くてミシンかけられない。

9月12日(火)

 私と木乃が朝の挨拶(本日数回目)を交わしていると、S君「(怖ろしそうに)ああ、犬とあんなに近くに!ムツゴロウかよ…」

 本日の夕食時の話題「あれ?何で悪人は往生するんだっけ?」
私&いかなご「私達、和宗なんで…」
もぐ「もぐ君、キリスト教だし」
S君「わたくし浄土真宗だけど、今(将棋が佳境で)忙しいんで…」
 …調べた。悪人であるという自覚がある人が、阿弥陀仏に救われる対象らしい。ちなみに、私は不空羂索観音様に救ってもらう予定。

9月11日(月)

 いかなごさん、行きの電車で寝過ごし、学校から家に「いかなごさん、学校に来てません」の連絡が来て、「パパでも警察に連絡するレベル」の事件になりかけたらしい(こういう時に一番大騒ぎする私は、仕事中で携帯見てなかったので気付いていなかった)。

   ちなみに、もぐの学校では、学級閉鎖複数。

9月10日(日)

 今日の夕食時の話題「夕鶴のツルは換毛期なのか?」
 …初回は換毛期だった可能性ありそうだよね。

 休日の日課のリングフィットをやろうとしたいかなごだが、もぐがスイッチ渡してくれないし、S君が床で領収書の整理を始めたので、諦めて浴衣の着付けの練習をするらしい。

 滋賀の庭に生えまくっている根っこで繋がっている木が何なのか分からなかったのだが(植物検索サイトを見ても、葉の形を思い出せないので、調べられず)、昨日写真を撮ってきたので調べてみた。ヌルデだった。違う、ヌルデがかぶれるかどうかじゃなく、どうすれば簡単に根絶できるかを知りたいんだ!地道に抜くしかないのか…。

9月9日(土)

 滋賀の草むしり2回目。小さな鋤と共に草をむしると超楽なことを知った。誰か私に教えといてよ。あと、綺麗に見える地面も、実はツタだらけ。庭中つる植物に支配されている。

 帰宅してから、いかなごに教えといた>草むしりには小さな鋤。

 UFOに市販サラダを混ぜたら美味しい。2倍ぐらいの体積のサラダでちょうど良い。

 今日の夕食時の話題「すがっち」
 差し出したお金じゃなくて、もらったお金なのね。そして甘利は呼び捨て。

9月8日(金)

 新メダカ、光ってて白くてめっちゃ目立つ。さすがペット品種は違うわ(黒背景で飼って下さいと明記されていただけのことは)。今までの、その辺で拾ってきたメダカはナマズみたいだったもの。

9月7日(木)

 しばらく前に、仕事場近くに突然メダカの無人販売所が出現したので、今日買いに行ってみた。色々品種があったが、よく分からないので、一番元気そうなのを選んで、こないだ4年もののメダカの最後の2匹が死んだので空いたメダカ水槽(というか、外に置かれた火鉢)に、買ってきた7匹を放した。小さくて可愛い。

 S君が天地無用の意味を初めて把握したらしく、いかなごに「いい歳して今まで知らなかったの!?」と言われてる(哀)。

9月6日(水)

 悠仁様、ネイサン味が出てきた。

 昨日、朝からヘリ飛んでたの、地裁で京アニ放火事件の裁判やってたからなのね>ニュース映像見て気づいた。

9月5日(火)

 いかなごに院内ピッチが通じなくて全館放送で呼び出しが〜という話をしていたら「ピッチって何?ポケベルのこと?」という難しい質問をされた。

9月4日(月)

 いかなごの同級生の話を聞いてたら、反抗期の中学生の首締める父親とか、文化祭準備の居残りを前日は許可してたのに、当日朝にダメと言い出す父親とか、小学校低学年の子に、良い点を取ろうと勉強する気がない、と言う母親とか、意味分からん人が多過ぎて、私なんか、かなりまともなのでは、と天狗になりそう。

9月3日(日)

 唐突にもぐが「あれ何だっけ。いろんなキャラが出てくるの。コップや太った人が出てきて、なんか食べて、またね〜っていなくなるの。カランコロンって」とか言い出して、他3人は最初は、アンパンマンじゃないの、と言っていたが、いかなごが思い出して調べたら、でこぼこフレンズだった。もぐが言っていた内容と完璧に合ってて笑った。しかし、さらに調べたら、でこぼこフレンズはもぐが1歳になる直前で終わっていた。保育園でDVDでも見たのだろうか(謎)。

9月2日(土)

 向こうの家の無花果が実りそうだし、草むしりもいい加減しないといけないし、ということで、子供らが学校に行った7時半に家を出て、S君と滋賀へ。草むしり30分→眩暈がして限界→30分休む、を繰り返した。

 無花果の周りのやたらと増える名前の分からない木をS君に抜いてもらい、塀と山椒と柿に大量に絡みついている蔦(1種類はカボチャなんだけど、もう1種類は何か分からない)を引きちぎり続けた(今年、柿の実がつかないのは、蔦のせい?)。

 それでもまあ、昔に比べたらヨモギとドクダミと松は減ったし、大葉とタンポポは増えてるし、長年実をつけなかった無花果も、枝を切りまくって枝先を下に向けたら、なぜか今年は実がついたし、ちょっとはマシになってると信じたい(でも山椒の木はもうダメっぽい)。

 木乃は私が草をむしっている間は、一緒に庭に出ていたが、やっぱり暑そうだった。無花果数個とヤブランを持って、もぐが帰ってくる前に帰宅。もう少し行かないと。

9月1日(金)

 職場の同僚と「弁当を持って行き忘れるのはダメ」ということで一致した。