最近更新した20件

※ 記事は上が最新です。                                         
※ 再食記事は追記しますが、「変化なし」の再食履歴および誤記訂正は上書きする場合があります。


特 報 !


  自身13冊目となる単行本が、発売されました。

『“駅酒場”探訪』(イカロス出版。2023/12/15発売)

  北は北海道から南は九州まで、
駅構内で気軽にちょい飲みが楽しめる店を集めました。
いわゆる立ち飲み屋から、お好み焼き店、そば店、ラーメン店まで。.
駅酒場ならではの、鉄道要素濃いめの店が中心。
駅そば研究家の目線でしたためた酒場本です

1000ベロ可能な店も盛りだくさんです。


お 知 ら せ

作者取材のため、
4/5~8日付の更新をお休みします。
8日の夜遅くに帰ってくる予定ですが、その後も切れ間なく取材旅行が入ります。
9日以降も引き続き更新をお休みする可能性がありますので、ご了承ください。

・曳舟駅(東京・私鉄6)  「にゅー曳舟そば」  実食日:2023/8

  改札内コンコース。上記「曳舟そば」の跡地。外観は「曳舟そば」時代と大きくは変わっておらず、店名も「にゅー」が追加されただけ。ここだけ見れば同一店の店名変更として処理することもできそうだが、店主が交替しているうえメニューなどもだいぶ入れ替わっているので、別店として扱うこととする。食券制で、客席はフロア中央の島式椅子付きカウンター15席くらい。
  麺は、生とのこと。大きな特徴を感じるものではないが、そばの香りはほどほどにある。まずまず美味しい部類と言ってよさそう。つゆは、あご出汁との表示が出ている。しかし、実際に飲んでみた印象としてはあご出汁のまろやかさはあまり感じられず、普通にバランス派の味わい。千川「よしゆう」ほど分かりやすいあご出汁ではない。もっとあご出汁を全面的に利かせたほうがよさそうだけれど、それだと採算が合わなくなるだろうか。たぬきは、揚げ置きの天かす。「曳舟そば」時代には油ギッシュな印象だったけれど、今回はカラッとしていて食感もサクサクだった。各種天のクオリティは「曳舟そば」時代より上がっていそうだ。たぬき500円(ワカメ入り)。各メニューにワカメが入るのも、「曳舟そば」時代と異なる部分(「曳舟そば」時代には、きつねと冷やしたぬきにだけワカメが入っていたもよう)。生卵1個サービス。これも、「曳舟そば」時代にはなかったものだ。メニューの多くは「曳舟そば」から継承されているというか一般的なものだが、激辛ニラねぎ600円、あぶらかす740円、名物を謳う曳舟そば700円、鬼辛カレーつけ880円などが新規登場している。激辛系が好きな人にとっては注目すべき店かもしれない。酒類もいろいろあり、ちょい飲みにも使えそう。「曳舟そば」時代の床のベトベトもきれいに掃除され、衛生面がだいぶ向上していたことも含めて、全体的にセンスが洗練されて若返ったような印象を受けた。
  平日19:00頃の訪問で、先客3・後客0。サラリーマンの帰宅時間帯でコンコースは足早に歩く人々でごった返していたが、この店は意外なくらい空いていた。この時間に帰る人は、晩ご飯や晩酌は自宅でまかなうのかな。この店が賑わうのは、もう少し後の時間帯かもしれない。


4 3 1 3 3 2 16
・曳舟駅(東京・私鉄6)  「曳舟そば」  実食日:2020/1

  改札内コンコース。上記「すたんどそば助」の跡地。外観は一新されているけれど内装等はほとんど変わっておらず、ほぼ居抜きの状態。というか、実運営業者自体は変わっていない。それでも、店名からメニューから、もちろん味も変わっているので、別店扱いで。客席は、フロア中央の島式椅子付きカウンター14席と、壁際に立ち食いカウンター8人分くらい。
  麺種は未確認。オペレーション的には茹で麺のものだが、食べてみた印象としては乾麺か生麺。中細で、モチモチ感がなくプツプツ切れやすい。わりとそばらしい食感ではある。最初にイメージが湧いたのは、「青森県の津軽そばにちょっと近いかな」だった。津軽そばほど硬質でないというか、外側がやわらかいのだけれど。つゆは、ややモヤリ系。良く言えばバランス派だが、悪く言うと方向性がハッキリしない。決して不味くはないのだが、印象に残りにくい。たぬきは、各種天が店揚げであることがひと目で分かる天かす。やや油が強め。最初のうちはサクッとした食感が楽しめるが、ふやけやすく、中盤以降にちょっとダレる。もう少し固揚げにして油をよく切れば、私好みになりそう。たぬき350円(ワカメ入り)。店のイチオシは、かき揚げ400円。大きさが売りとのことなのだが、個人的には大きすぎるかき揚げはあまり好きではないので、食べてみるかどうかは思案のしどころだ。変わりメニューに、そばとうどんを両方盛りつけた「2枚あいもり」500円。朝10時までのお得な限定メニュー3種各380円あり。21時以降は天かす無料サービスあり。売れ残ったら即廃棄になってしまうもの、ということか。箸はエコ箸。
  平日17:45頃の訪問で、先客1・後客1。ワンオペ対応だったので、だいたいいつもこのくらいの客数なのだろうか。ちょっと改善を希望したい点として、店内に酸化した古い油の臭気が充満していたことを指摘しておきたい。換気が悪いのかな。味とか値段とかの前に印象を落としてしまうのは、ちょっと勿体ないと思う。当サイト的には、衛生を-1点とさせていただいた。


※2020/6、再食。公式取材ではありませんが、仕事上必要でかき揚げそば400円をいただきました。かき揚げは、貼り紙類で「通常の1.5倍!」と謳っているもの。確かに直径は大きいのですが、嵩がなく平べったいので、質量としてはそこまで多い印象ではないです。もっとも、私はかき揚げについて「大きい・多い=良い」とは考えていません。特に、嵩のあるかき揚げは外側と中心部とで火の通り具合が均一でない場合が多く、それ自体が良いとは決して思っていません。では、ここのかき揚げはどうか。具材は、9割ほどがタマネギ、残りをニンジンと長ネギで構成。揚げ置きでサクサク感はなく、良い意味では特段目立った印象がありませんでした。逆に悪い意味では、いくつか。まず、嵩がない仕様なのに、なぜか中の方は火の通りが甘かったです。また、ざく切りのタマネギはちゃんと切れていない(根に近い部分でつながっている)部分が結構あって、食べにくさを覚えました。大きさよりも、こういうところをきちんとケアしてほしいなぁというのが本音です。次回訪問時には、違うメニューを選択することになるでしょう。
  土曜14:00頃の訪問で、先客2・後客1。全員男性ひとり客。味には関係ない部分でのイチャモンになりますが、床がなんだかベタついていて、歩くとネチャネチャと音がするのが気になりました。初食時に感じた異臭は特段気にならなかったのですが、あちらを治せばこちらが傷むという感じです。コロナ禍で客も衛生面には神経質になっているご時世だし、早急に改善を図った方がいいように思います。


※閉店(「にゅー曳舟そば」化)していました。店名変更と捉えることもできそうな変化ですが、内容もだいぶ変わっているので別店として扱います(2023/8、確認)。

3 3 2 2 3 1 14
・県庁前駅(九州3)  「永當蕎麦」  実食日:2021/10

  北口を出て左へ進み、信号のある交差点で道路を右に渡ってそのまま久茂地川沿いの路地に入って3分、左側角地。沖縄そばではなく、日本そばの立ち食い店。沖縄では貴重な存在だ。食券制で、客席は立ち食いカウンターのみ。複雑な形状をした立ち食いカウンターは20人くらい同時収容可能。吉野家タイプの従業員通路を囲むカウンターが、厨房から放射状に3本伸びているようなイメージだ。フロア内にデッドスペースを生まないよう工夫したということなのだろう。
  自家製を標榜する麺は、すぐに提供されたので茹で麺ということになるのだろうが、食感的には生麺を連想させるもので、生麺の茹で置きの可能性もある。自家製麺だから自前で茹でていることは間違いないので、茹でるタイミングがどこかというだけの話。歯ごたえ強めで、そばの香りもそこそこある。つゆは、甘みが強め。納豆のような熟成味を感じたのは、醤油由来だろうか。一般的な醤油ではなくたまり醤油で作ったのではないかと感じるようなものだった。ちょっと個性的というか、癖がある部類だ。私はこのような個性歓迎派だが、若干抵抗を感じる人もいるかもしれない。かけ190円。値段的には、沖縄最安値かもしれない。自家製麺の強みだろうか。種物も全般的に安く、タヌキ240円、月見240円、かき揚げ390円など。変わったところでは、チーズ290円、チーズカレー450円がある。たぬきは、副産物系の天かす。ややオーバー気味の揚げなのか、カリカリと歯に触る食感。やや油強めではあるが、香ばしさもあって悪くない。ネギは白。箸は割り箸。多少癖はあるが目立ったマイナスポイントはなく、値段に鑑みれば充分な満足度を得られる一杯。沖縄にもこのような店があったことを、素直に喜ばしく感じた。
  平日13:00頃の訪問で、先客6・後客8と好況。加えて、私が出るときに券売機のところに2人。女性客もいたし、年齢層も幅広い印象。これまでに入った沖縄の日本そば店では、もっとも賑わっている印象だった。熟成味のあるつゆはチーズとよく合いそうだし、また訪問する機会がありそうだ。


4 3 6 3 3 3 22
・首里駅(九州3)  「桃どん」  実食日:2019/5

  沖縄そばとラーメン、そして丼ものやスナックフードなどを扱う簡易食堂。日本そばの扱いはないのだが、沖縄特例で対象に含める。場所は、改札を出て左側の階段(南口?)を降りてすぐ目の前。駅歩5秒の好立地にある。食券制で、店内に「すべてセルフサービスとなっております」との貼り紙が出ているが、訪問時には空いていたためか配膳してくれた。下げ膳はセルフ。客席は、2人掛けテーブル×6。カウンタータイプの席がないのが個人的にやや残念。厨房はオープンなので、造りとして駅そばっぽさは充分ある。
  沖縄そばの麺は、注文後茹での生麺だった。自家製麺とのこと。「三丁目そば」とは違い、平打ちタイプ。少し透明がかった色合いでややモチモチ感があり、どちらかというとラーメンに近い食感。つゆは、とてもあっさりしている。第一印象は牧志駅「田舎」に近いのだが、食べ進めてもさほど旨みが膨張してこない。カツオの香りが勝っているけれど、これは出汁というよりもトッピングの花かつおに由来しているかもしれない。出汁としては、豚骨が主体なのではないかと思う。沖縄そば(肉なし)450円、三枚肉沖縄そば600円。変わりメニューに、坦々沖縄そば600円、カレー沖縄そば600円。いずれも同額でラーメンに変更可。また、沖縄そば・ラーメンとも、200円で替え玉が可能。ご飯ものには、カツ丼680円、牛丼500円、カレーライス500円などオーソドックスなもののほか、やんばる風チャーハン500円、オムタコ丼390円といった謎めいたものもある。実食は、三枚肉沖縄そば。トッピングは、豚三枚肉(バラ肉)2切れと、さつま揚げのようなもの。三枚肉も自家仕込みだという。ちょっと脂身が多いので人によってはしつこく感じるかもしれない。さつま揚げのようなものには、ニンジンとゴボウが練り込まれていた。キツネ色の揚げ色が付いておらず、真っ白。揚げていないのかな。どのようにして作られているのか、不思議な食品だ。コーレーグース等の各種調味料は各席にはなく、返却口近くに置いてある。個人的に、コーレーグースは中盤の味変グッズとして使いたいので、そのタイミングで席を立つのがちょっと面倒。できれば、各席に用意してほしい。箸はエコ箸で、レンゲとともに商品と同時提供。水のほか、コーヒー(温)もフリーで提供されている。食後にひと息つけるので、これはありがたい。
  平日13:00頃の訪問で、先客0・後客0。私が食べている間に、おそらく首里城観光に来たのであろう観光客グループが数組覗きに来たが、結局入らず。2人掛けテーブルしかないのを見て立ち去っているのかも。グループで訪れている観光客には、やや使い勝手が悪いのかもしれない。4~6人くらい座れる大きめのテーブル席をひとつ入れる手もありそうだが、それだと地元住民の普段使いをカバーしきれなくなるのだろうか。悩ましいところではあると思う。


※閉店していました。跡地は、自販機コーナー(建物内に自販機が並んでいる)になっています(2021/10、確認)。

4 3 1 3 4 4 19
・大久保駅(東京・中央線3)  「富士そば」  実食日:2003/12



  北口を出て直進、道路を渡って右、ガード脇。お馴染みの「富士そば」だが、とびきり新しいニュースを一つ。なんと、「富士そば」の社長である丹まさと氏は演歌の作詞活動にも熱を入れており、こともあろうに店内でテープを販売しているのである。千葉なんとかという歌手の歌で、2曲入り1200円。念を押しておくが、CDではなくテープである。売れているのかな?
  そばの方は、「茹で麺富士そば」の味だが、そば湯フリーのサービスがあるところから察するに、生麺なのか。生麺でこの食感では少し寂しい気もするのだが。たぬき340円。


※値上げしていました。現在、たぬき380円です(値-1点。2014/6、確認)。

※改装していました(写真は左から2枚目)。正確に言うと、この間にもう一度改装しています。中間段階の写真が手元にないのが残念です(2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。朝そば320円の設定あり。店舗オリジナルの類は、特に見当たりませんでした(2016/2、確認)。

※2017/5、再食。わりと珍しい(扱う店舗が少ない)メニュー「ミニタルタルチキン丼セット」を食べてみました。「タルタル」の名がついていますが、ごはん+千切りキャベツ+チキンカツの上にかかっていたのはマヨネーズでした。これは、タルタルソースではないですね。チキンカツは、トンカツと同様に冷凍ものを店揚げしていると思われます。ムネ肉でしょうか、パサパサ感がなく、意外と食べやすかったです。旨味があまりなく淡泊な肉だけど、マヨネーズでうまく補ってあります。500円という割安な設定なら、充分リピートありだと思います。この冷凍チキンカツは他メニューでは潰しの利かない食材のはずで、これだけのために仕入れが発生しているので、よくこの値段で出せているなと感心しました。その他のメニューでは、ダブル肉そば500円が登場していました。これまではあまり変わり種が出ない店舗でしたが、ちょっと方向転換でしょうか。今後の展開も楽しみです。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。値段は変わっていませんが、メニューがちょっと入れ替わっていて、紅生姜天410円が入って特撰450円が落ちています。特撰富士そばは、全店舗強制扱いなのかと思っていましたが、店舗裁量メニューだったんですね(2018/6、確認)。

※紅生姜ちくわ天450円のほか、ダブル肉500円という他店舗では見た記憶がないメニューも登場していました。ワンコインなら、ちょっと試してみたくなります(2019/4、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、朝そば340円、ダブル肉530円紅生姜天430円です。ミニタルタルチキン丼セットと紅生姜ちくわ天は、終了しています。ややレアメニューとしては、辛たぬき肉450円が登場しています。また、いか天450円も、なにげに「富士そば」では扱う店舗が少ないような気がします。ミニいか天丼セット570円も同様。いわんやミニいか天そばセット(ミニカレー付きで590円)は、かなりレアだと思います(2019/12、確認)。

※2021/7、再食。少し前にハッピーロード店で見かけて実食した冷やし味玉そばセット500円がこちらにも出ていたので、比較の意味も含めて食べてみました。内容としては、ハッピーロード店とほぼ同じ。ぶっかけスタイルの冷しそばに味玉・揚げ玉・ワカメをトッピングし、ミニカレーが付きます。ただし、味玉をふたつに切って乗せているところが、ハッピーロード店とは違っていました。貼り紙では味玉は「割らずに提供」と書いてあったのですが……。まぁ、味覚的には同じなので、不問としましょう。
  平日19:15頃の訪問で、先客2・後客3。うち先客のひとりはテイクアウト客でした。外国人が多く住む街だけあって、貼り紙類には英語が併記されたものが目立ちますが、この時の客は全員日本人(と思われる)でした。なお、各席に可動式ながら個別パーティッションが設置されています。また、客席と厨房の間には、ビニールカーテンが掛かっています。


※値上げしていました。現在、たぬき440円、紅生姜天460円です。ミニいか天丼セットは通常600円ですが、訪問時にはキャンペーンで500円になっていました(600円表示と500円表示が混在している状態)。辛たぬき肉と冷やし味玉セットは、終了しています(2022/3、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき460円、紅生姜天490円、ミニいか天丼セット620円です(2022/8、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき490円、紅生姜天540円です。ミニいか天丼セットは、終売していました(2023/8、確認)。
※その後、再値上げしていると思われます。ご注意ください。

3 3 1 4 5 2 18
・新宿三丁目駅(東京・地下鉄2)  「富士そば」  実食日:2005/4



  上記の「富士そば」から見える位置にある、こちらも「富士そば」。B3出口を出て左へ30秒。上記店舗と同じような形をしているが、こちらの方が規模が小さい。「く」の字カウンター一本だけの店である。
  ここでは、混雑時を除いて、麺は注文後茹で。だから、注文から出来上がりまでに2~3分を要する。同系他店に較べて麺が細く、平べったい形状をしているのは、注文後茹でへのこだわりの産物だろうか(茹で時間が短くてすむように、ということ)。たぬきは360円で、ワカメ入り。カウンター上にそば湯ポット有。


※値上げしていました。現在、たぬき380円です。朝そば・朝食セット(各310円)の設定あり。変わりメニューに、麺類でもご飯ものでもありませんが、そば茶プリン180円があります。デザートを扱う駅そばは珍しいと思うので、これはよい特徴になっていると思います。なお、店舗名は「新宿店」です(付+1点。2015/1、確認)。

※昼間の写真に貼り替えました。相変わらず、少し古いタイプの看板を掲げています。値上げして、たぬき390円になっていました。茶そばプリンは、終了してしまったようです。残念。ラーメン420円のほかに、鶏ねぎラーメン420円があります。これが店舗オリジナルでしょうか。ノーマルラーメンと同じ価格なので、ぜひ試してみたいメニューです。朝そば320円、朝食セット320円の設定あり(付-1点。2016/1、確認)。

※改装していました(写真は左から2枚目)。ベースメニューの値段は変わっていません。変わりメニューとして、明日葉天440円が登場していました。なかなか魅力的な価格帯だと思います(2017/11、確認)。

※現写真を、昼間のものに貼り替えました。値段等、変わっていません(2018/2、確認)。

※暖簾デザインが変わっていました(丸紋→富士山ロゴ。写真は右端が最新)。値段等、変わっていません(2018/5、確認)。

※2019/2、再食。明日葉天そばを食べたくて寄ったのですが、残念ながら券売機で売切れ表示。仕方なく、タペメニューのコロッケそばミニカレーセット620円にしました。ミニカレーセット+単品コロッケより、10円だけ安い設定です。私は、コロッケはどちらかというとそばよりもカレーに乗せたい方なので、提供後すぐにコロッケを救出して、カレーの上に移しました。つゆに少々浸かってやわらかくなったこともあって、カレーによく馴染み、美味しくいただけました。
  平日16:00頃の訪問で、先客1・後客1。空いていました。この店舗は初期型でフロアがたいへん狭い(客席は椅子付きカウンター7+立ち食いカウンター5)ので、個人的にはこのくらい空いていないと入ろうという気になれません。なお、明日葉天の明日葉は八丈島産とのこと。また、紅生姜ちくわ天450円が登場しています。

※2019/9、公式取材にて再食。たぬきそば390円の再食です。たぬきが、揚げ玉から店内揚げの天かすに変わっていました(付+1点)。その他詳細については、公式取材のため割愛します。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、ラーメン430円です。明日葉天は480円まで上がっています。仕入値が高騰しているのでしょうか。また、鶏ねぎラーメンは終了し、煮干しラーメン460円に変わっています(2019/10、確認)。

※2021/9、再食。先日上野店で明日葉天を食べたことを受け、こちらと直近比較しておこうと思って寄ったのですが、なんと明日葉天は終売していました。仕方なく、これまたレアメニューの俺の唐揚げ510円をいただきました。トッピングは、巨大鶏唐揚げです。我孫子サイズです。通常の丼には乗りきらないためなのか、大盛り用の丼で提供されます。皮付きのモモ肉を使っているのですが、揚げたてではないうえやや火を入れすぎているのか、少し固く、パサつきも感じました。我孫子と比べると、2枚落ちくらいの印象。一度つゆに沈めて、しっかり馴染ませてから食べた方がいいでしょう。
  祝日16:30頃の訪問で、先客2・後客5。新型コロナ対策としては、立ち食いカウンターにのみ個別パーティッションが設置されています。


※値上げしていました。現在、たぬき490円、俺の唐揚げ610円、ラーメン500円です(2023/8、確認)。
※その後、再値上げしていると思われます。ご注意ください。

3 3 1 3 4 2 16
・西武新宿駅(東京・私鉄5)  「いわもとQ」  実食日:2009/11



  新宿区役所の真裏、歌舞伎町東通り沿いにある。西武新宿・新宿・新宿三丁目のトライアングルのほぼ中央に位置していて、どの駅を最寄りとするかで悩んだのだが、当サイトでは便宜上、靖国通りの北、区役所通りの西は西武新宿として掲載する。壁際に椅子付きカウンターが8席。フロア中央にテーブルが2つあり、1つは立ち食い、もう1つは止まり木タイプの椅子が設えてある。一番奥の壁が全面鏡になっているので、入店前にはすごく広く感じた店内が、入ってみたら意外に狭かった、という印象。
  この店のそばは、注文後に茹でる生麺。太さにばらつきがあり、食感が楽しい。タイミングや茹で方にもよるのかもしれないが、麹町や赤坂の「いわもとQ」とはちょっと異なる印象だ。つゆは、店内掲示の看板に謳っているとおりに、一人分ずつ沸かしている。だから、少々時間がかかる。麺の茹で時間よりも、つゆの沸かし時間の方がかさんでいる様子だ。風味は悪くない。具(たぬき)も悪くなかったし、全体的によくまとまっている出来映えだと思う。ただ、改善を望みたい点が1つ。それは、従業員同士での私語。調理手順に凝っているためもあるのか、狭い厨房に見合わない数の従業員がいる。混雑時はこれでちょうどいいのだろうが、閑散時には手の空いた従業員同士での私的会話がやたら耳に触る。まったく無言とまでは言わないが、一人でも客がいるときにはもう少し自重してほしい。ましてや、衛生に特に気を遣う必要がある厨房内なのでね。ネギフリーで、たぬき330円。受渡口に梅干しがあり、自由に取れるようになっている。


※改装していました(写真は左から2枚目)。たぬきというメニューはなくなっています。ちなみに、きつねもありません。両方ない店は、都内ではかなり珍しいと思います。他メニューは、全体的に値上げしています。現在、かけ290円、月見340円、かき揚げ390円などです。セットメニューもいろいろありますが、全体的に高め設定。一番CPがよさそうなのは、TKG(卵かけごはん)セット440円でしょうか。券売機上に「ほうれん草サービス終了しました」の貼り紙が出ています。初食時にこのサービスはありませんでしたが、実施していた時期があるようです(2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ330円、かき揚げ430円です。月見とTKGセットは、終了しています。メニューは、神保町店や高田馬場店と完全一致です。微小な変化ではありますが、看板が一部変わったので、写真を貼ります(左から3枚目)。写真の部分がイラストになったのですが、これはどういう意図でしょうか? 当該メニューの扱い終了に対応しにくいとか、そういうことでしょうか(値-1点。2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、かき揚げ450円です。一方で、かけは300円に値下げされています。単純値上げではなく、メニュー構成の見直しという感じですね。たぬきが再登場(350円)していました(値+1点。2017/11、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、かけ320円、かき揚げ470円です。池袋店と高田馬場店では増税値上げがなかったのですが、こちらは値上げ。「吉そば」と同様、時間差値上げの戦略かもしれません。なお、店頭に大きな提灯が出ていましたので、一応写真を貼ります(右端が最新。値-1点。2020/1、確認)。

※閉店していました。跡地は、焼肉店になっています(2023/8、確認)。

4 2 1 3 4 2 16
・美栄橋駅(九州3)  「そばとうどん」  実食日:2019/5

  沖縄そばではなく、日本そばを扱う立ち食い準拠の店。正式な店名は「さぬき屋」らしいのだが、店名表示を確認できなかったため、当サイト上では日除けに記載されている文字列「そばとうどん」で。場所は、南口階段を降りて右へ3分。間口が狭く奥に長い、ウナギの寝床型の店舗。観光客の利用が多いのか、店内奥の方の壁や天井には、無数の名刺などが画鋲で留められている。なんだか、JR釧網本線の北浜駅みたいな雰囲気だ。客席は、厨房と対峙する椅子付きカウンター一列のみで、席数は8。厨房と対峙してはいるけれど、厨房と客席の間にはガラス窓があり、窓を開けていても商品の受け渡しをしづらい席が生まれてしまう。他ではあまり見たことがない、ちょっと変わった造りだ。そして、カウンター下が垂直になっているというか、足が入らない造りになっているのが残念。ガバッと足を開くか、壁側に下がって座り丼を手に持って食べるかになる。
  麺は、冷凍。中太の角麺で、そばの香りはあまりないものの、歯ごたえを含め主張が強すぎず弱すぎず、バランス感は良い。つゆは、うすくち醤油仕立ての関西風。あまり雑味のない、すっきりしていてクリアなテイスト。店名から小魚系の出汁を連想していたのだが、独特の癖や丸みが感じられなかった。昆布出汁が中心ではないかと推察。讃岐よりは大阪のイメージに近い。たぬきがちょっと変わっている。天かすと既製の揚げ玉が、両方乗って出てきたのだ。このオペレーションは珍しいと思う。かけ400円、たぬき450円など、天婦羅は600円と高値。変わったところでは、納豆600円、かつ600円、五目650円などがある。また、店内に「激辛そばはじめました」の貼り紙が出ていた。個人的にはあまり関心がないが、チャレンジ精神をくすぐられた方はぜひ。替え玉150円あり。ご飯ものは、カレーライス500円と卵かけご飯(値段未確認)程度。麺単が中心のメニュー構成になっている。飲み水は薄めに作った麦茶。箸は箸先が箸袋に入った割箸。
  平日17:30頃の訪問で、先客0・後客0。表から覗き込む人はたまにいるのだが、なかなか入らない。先客ゼロ症候群どころか、先客があっても二の足を踏む人が多い様子。沖縄では貴重な立ち食い系のそば店だし、おばちゃんの接客も丁寧かつフレンドリーなので、初心者も臆さず入ろう!


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税を経て、値上げしています。今回は入店していないので一部メニューのみでの確認ですが、現在はかけ450円、天650円です(2021/10、確認)。

3 3 1 3 3 2 15
・牧志駅(九州3)  「どん亭」  実食日:2019/5

  沖縄そばと牛丼をメインに扱う立ち食い準拠店で、日本そばの扱いはない。沖縄ならではのメニュー構成であることもあり、特例で対象に含める。場所は、東口(エレベーター)を出てすぐ目の前の信号で国際通りを渡り、右へ30秒。「那覇のメインストリート」と言ってもいい国際通り沿いではあるが、久茂地辺りのもっとも賑やかなエリアからは北に少し外れている。「国際通り安里店」という店舗名が付いているので、一応チェーン展開しているということか(ググると計3店舗ヒットする)。国際通り安里店はいかにもファスト感覚の外観で、メニュー構成もファスト的。24時間営業なのも、ファストフード店ならでは。食券制で、客席はテーブル4人×7~8くらいと、椅子付きカウンター15席くらい。
  牛丼が沖縄そばと同格でメイン扱いになっている店なので、ものは試しということで、ミニ牛丼セット750円を食べてみた。セットメニューは、もちろん沖縄そばとのセットになる。沖縄そばの麺は、少々縮れたタイプ。やや幅広な麺で、ツルツル食感。語弊を承知で言うと、ややインスタントラーメン寄りの食感・風味だった(油揚げ麺というわけではない)。つゆは、同日連食の「三丁目そば」に比べると、だいぶカツオ系の和出汁が強い。豚骨は、トッピングの肉から多少染み出ているかなという程度で、少なくともスープには使っていないと思う。あっさりしていて飲みやすく、個人的には好き。逆に、「三丁目そば」の味覚が好きな人にとっては、少々物足りなく感じるかもしれない。沖縄そば(単品550円)のトッピングは、三枚肉(ブロック状2個)とさつま揚げのようなもの2枚。三枚肉は、やわらかいけれど、ほどよく食感を残した調理を施している。さつま揚げのようなものは、「三丁目そば」のもの以上にフワフワしていて、それこそはんぺんのような食感だった。牛丼は、味付け甘め。「吉野家」や「松屋」よりもだいぶ濃い。ミニサイズで食べるぶんには美味しいが、フルサイズだと後半に飽きがくるかも。薄切りで縮れた牛肉とタマネギを合わせて炊いている。セットには、これに加えてモヤシナムルのような小鉢が付いた。麺単メニューは、ゆし豆腐そば650円、キムチ牛肉そば700円など。ソーキそばとかてびちそばとか、伝統的な沖縄そば店には必ずあるメニューが、だいぶ落ちている。こういったメニュー構成を見ても、「なるほど、国際通り沿いだな」と感じる。つまり、内地や海外からの観光客の利用が多そうだということ。沖縄そばと牛丼以外では、カレーライスが各種ある。ノーマルなカレーライスは350円で食べられる。牛丼も390円だから、安くお腹を満たしたい場合には沖縄そばよりもご飯ものを攻めた方がいいかもしれない。箸はエコ箸。
  平日22:00頃の訪問(写真は翌日撮影)で、先客1・後客4。後客のうち3人は、中国人グループ。入店してからなかなか食券を買わず、私が食べているものを興味津々に覗き込んできた。外国人観光客にとっては、物価が高い日本ではこういう店が貴重な存在なのだろうと思う。

※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、沖縄そば580円、ゆし豆腐そば700円、キムチ牛肉そば750円、ミニ牛丼セット850円、カレーライス390円です。牛丼は390円で据え置かれました(2021/10、確認)。

3 3 1 4 3 3 17
・県庁前駅(九州3)  「三丁目そば」  実食日:2019/5

  沖縄そばの専門店だが、沖縄特例で対象に含める。場所は、東口(エレベーター)を出て、目の前の横断歩道を渡り、右斜め前に入って2分、左側。エレベーターではなく階段を降りると、ちょっと遠回りになる立地。この店舗は「2号店」で、本店はもう少し駅から離れたところにあり、2号店の方が駅に近い。本店もギリギリ徒歩圏内に入るのだが、まずは駅に近い店舗から攻めていこう。食券制で、客席は厨房を囲むL字型椅子付きカウンター。席数は10くらい。
  沖縄そばは多くの店で茹で麺を使っているのだが、この店では茹で麺(「普通麺」と表記)と生麺を両方用意している(同額)。普通麺は迅速提供、生麺だと茹で時間が5分ほどかかる。せっかくなので、珍しい生麺を選択した。太めの角麺でコシが強く、噛み切るときにキュッと音がする。かん水が入っているのか、麺自体に独特な甘みがある。もうこれは、完全に中華麺だ。美味いことは美味いのだが、これだとあまり沖縄そばらしさが感じられない。ほぼラーメン。透明感のあるスープは、魚介系の和出汁+豚骨だが、1:9くらいで豚骨が勝っている。実食メニューがなんこつソーキそばで、トッピングの豚軟骨肉から出汁が出たとも考えられるが、他店の同メニューと比べても明らかに豚スープの存在感が強い。これも、ラーメン寄りの味覚。総じて、“沖縄そば風ラーメン”の印象だった。次回は、普通麺にしようかな。一番安いメニューがなんこつソーキそばで、550円。他に、ヘルシー野菜そば580円、三枚肉そば580円、てびちそば780円、店名を冠した「三丁目そば」780円などがある。また、ライトなご飯ものとして、沖縄らしい「ジューシー」100円を用意しているのが嬉しい。なんこつソーキそばのトッピングは、ブロック状の豚軟骨肉3個と、さつま揚げのようなもの。軟骨ソーキは圧力をかけて煮てあるものと思われ、とろとろで美味い。さつま揚げは、東京で食べるものよりも柔らかく、はんぺんのような食感だった。原材料となる魚の種類が違うのか、製法が違うのか。全体的にラーメンテイストになっている中で、このさつま揚げだけ妙に和テイストなのが面白かった。ネギは青(小口)。各席に紅生姜とコーレーグースあり。箸は割り箸。
  平日20:30頃の訪問(写真は翌日撮影)で、先客0・後客0。夜は25時まで営業している店だから、夜間帯にも客は入るものと思われるが、この日は閑散としていた。飲んだ後の〆利用が多いのだとしたら、賑わうのはもう少し後か。あるいは、雨が降っていたせいもあるかもしれない。


※閉店していました。看板等がすべて外された状態になっています。本店は存続しているようです(2021/10、確認)。

3 3 1 3 4 2 16
・板橋区役所前駅(東京・地下鉄11)  「蕎麦食堂いけち」  実食日:2023/8

  運転免許更新事務所の並びの角地に、2023年4月にオープンした新店。最寄りの出口は、A2。目の前の中山道(首都高高架下)を右へ進み、最初の路地を右折して30秒、右側。角地なので間口が2面あり、ともにガラス張りになっているので開放的な雰囲気。客席はテーブル席(4人×2+2人×3)と椅子付きカウンター(6席)。テーブル席のうち4人掛けの2卓は、ボックスタイプになっている。少しゆっくりくつろぎながら食べることもできそうな造りになっているのは、酒類の扱いがあるためだろうか。食券制だが、店内にはレジスペースがある。察するに、昼は食券制でそば中心、夜は後払い(フルサービス)で酒中心になるのだろう。
  麺は、細打ち生麺の注文後茹で。少しモソッとする歯ごたえではあるが、細麺にしてはしっかりとつながっており、箸で持ち上げただけでプツプツ切れてしまうようなことはなく食べやすい。つゆは、バランス派ということになるだろうか。店主(夫婦)は「富士そば」で修業を重ねたとのことだが、味覚的には富士そばとはまったくの別ものだ。たぬきは、揚げ置きの天かす。粒の大きさがまちまちで、天ぷらを揚げた際に出る副産物であることがひと目でわかるもの。一瞥してドキッとするほど天かすの量が多いのだが、油はしっかり切れていてサクサク軽く、ゾル化してつゆがなくなることもなければ胸が焼けることもなかった。総じて、突出したワンポイントはないものの目立った欠点もなく、万人が美味しく食べられる一杯なのではないかと思う。たぬき520円。高めの設定だが、食品価格高騰の時下でのオープンとあって、致し方ないかなとも思う。その他のメニューは、かけ470円、かき揚げ600円など。変わったところでは、肉680円とは別に「牛がけ」720円というのがある。「肉=豚肉、牛がけ=牛肉」ということだろうか。ちなみに、麺はそば・うどん・中華麺の三択になる。ご飯ものもいろいろあり、選べるプチ丼セット570円はお得感がありそう。また、カレーかつ丼840円が入っているあたりは、「富士そば」出身らしい部分だと感じる。箸はエコ箸で、レンゲとともにかわいらしい箸置きに乗せて商品と一緒に提供。
  平日16:00頃の訪問で、先客4・後客1。先客のうち3人は店主をねぎらうような話し方をしていたので、個人的な知り合い(もしかしたら「富士そば」の関係者かも)と思われた。各席に、可動式の個別パーティッションあり。個人的にわりと行きやすい場所でもあることだし、長く続いてほしいものだ。


4 4 1 4 3 3 19
・神保町駅(東京・地下鉄7)  「いわもとQ」  実食日:2014/6

  A5出口を出て右、すぐの交差点を渡らずに右折してすぐ。2つ上に記載している「むぎなわ」の跡地。「利根そば」「むぎなわ」と、代々この地には立ちそばがあったのだが、間口が狭く、いずれの店舗もあまり目立たなかった。しかし、「いわもとQ」になって建物の側壁にも大きな看板が取り付けられ、遠くからでも認知されやすくなっている。店内は一部改装され、窓際の立ち食いカウンターが2人掛けテーブル&そば湯置き場に変わっている。このため、現在はテーブル席2×3と、立ち食いカウンター8人分くらいという編成になっている。
  麺は、生。注文後茹でを基本としているようで、3~4分くらいの待ち時間が発生する。食感・風味とも○。バランス感がよい麺だ。ただ、つゆがかなり濃いので、かけ系だと麺の風味はやや負け気味。出汁もちゃんと利いているのだが、それ以上に塩分が強い印象。以前に実食した他店舗よりもだいぶ濃い印象だ。夏場にはわざと味を濃くする店もあると聞くが、そうだとしたらちょっとやりすぎか。朝8時の実食だから、煮詰まっていたということでもないだろうし。たぬきなし、かけ290円、月見340円、かき揚げ390円など。変わりメニューに、野菜たっぷりそば440円。揚げたての天ぷらが売りで、天丼も各種設定がある。一番人気は天丼セット690円だが、これだと少々高い印象があるので、個人的にはかき揚げ丼セット540円がオススメ。また、「TKGセット」と表記している卵かけごはんセットが440円とお値打ちな印象。おもしろいところでは、各種「ちび天」の設定がある。これは、通常よりも小さいサイズの天ぷら。揚げ置きになるが、各種50円という安価で用意しているので、追加トッピングに好適。朝6~10時限定の朝そば(かけ+月見+天かす+青味で290円)と組み合わせれば、かなりお得感のある一杯になるだろう。そば湯は、バイキングレストランでスープを入れているような容器で用意。無料で自由に利用できる。ビールや天ぷら盛り合わせ(どちらも300円)もあるので、一杯飲み屋としても利用できそうだ。箸はエコ箸・割箸併用。


※大幅に値上げしていました。現在、かけ330円、かき揚げ430円、野菜たっぷり480円、天丼セット760円、かき揚げ丼セット580円、天ぷら盛り合わせ400円です。朝そば330円(見たところ、内容はきつね)のほかに、朝セット330円という設定が登場しています。TKGセットとちび天は、店頭メニューから削除されていました。全メニューに、玉子1個と揚げ玉(スプーン?)1杯無料のサービスがあります。なお、値上げしたことにより、値段が大きく表示されていた看板が微妙に変わっています(写真は左:旧、右:現。値-1点、サ+1点。2016/2、確認)。

※現写真を、昼間のものに貼り替えました。値段等、変わっていません(2016/3、確認)。

※2017/7、再食。深夜3時に再食シリーズです(厳密には4:45頃)。店内が全面的に改装されていて、びっくりしました。かつての「うなぎの寝床型」立ち食いカウンターが、オール椅子席になっていました。フロアが細長いから仕方ないですが、なんだか路線バスの車内みたいな雰囲気。キャパは少し減りましたが、要望の声が多くあったんでしょうね。
  冷やしたぬきそば350円をいただきました。池袋店で一度食べているメニューで、その時にはつゆが香らなくていまいちだったのですが、今回は特にそのような印象もなく、普通に食べられました。池袋と神保町でつゆが違うということはないと思うので、誤差でしょうか。冷やしのつゆは温つゆに比べて誤差が少ないはずなんですけどね……。あるいは、注文後茹での細麺が歯ごたえよく美味しかったので、つられてつゆも美味しく感じたのかも。そば湯フリーのサービスが健在で、よくよく見るとそば湯で割る用のつゆと、ネギもサービスしてくれるとの貼り紙が出ていました。かけ系のそばを食べてもそば湯を美味しく飲めるわけで、これはありがたいサービスです。
  眠らない繁華街という立地ではないので、深夜帯は閑散傾向の様子。先客1・後客1でした。後客は20代くらいの若い女性で、なにやら複雑なカスタム注文をしていました。見かけによらず、結構なつわもの。こういうのも、深夜帯ならではの光景なのかもしれませんね。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、かき揚げ470円、野菜たっぷり520円、天丼セット780円、朝そば370円、朝セット420円です。麺単の値上げ幅が大きくなっています。そんな中、かき揚げ丼セットは580円で据え置き。お得感が際立ってきました。なお、平日は24時間営業を続けていますが、土日祝は22時までに変わりましたので、ご注意ください(2020/1、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき390円、かき揚げ490円、野菜たっぷり540円、天丼セット790円、朝そば390円です。今回も、麺単の値上げ幅が大きくなっています。なお、朝のセットメニューは終了しているもようです。少なくとも、店頭のお品書きからは消えています(2022/6、確認)。

※さらに値上げしていました。現在、たぬき410円、かき揚げ510円、野菜たっぷり560円、天丼セット820円、朝そば410円です(2023/8、確認)。
※その後、この店舗は休業(事実上の閉店?)しているようです。ご注意ください。

4 3 1 3 5 4 20

・水道橋駅(東京・中央線1)  「富士そば」  実食日:1998/8



  JR東口を出て、白山通りを南へ2分。間口が狭くて、あまり衛生的ではなさそうな外観の店である。しかし、中に入ってみれば、外観ほど不衛生ではない。このチェーンは、基本的には生麺を使っているのだが、水道橋の店に関してはちょっと印象が異なる。この食感は、どうも茹で麺のようだ。たぬき330円。


※写真は2006/11撮影。改装したかもしれません(再食せず)。

※暖簾が変わっていました(写真は左から2枚目)。現写真ではラーメンの暖簾が目立っていますが、その奥に本来の暖簾があり、これも新調されています。値上げしていました。たぬきの値段を確認し忘れましたが、他メニューの価格構成から考えて370円か380円になっていると思われます。が、「得たぬきつね」390円というメニューがある(たぬき+きつね+麺大盛り)ので、こちらを選択した方が断然お得です。また、15時以降(土日祝は終日)生ビール・各種サワー・ハイボールがすべて240円という、たいへんお得な設定になっています。ちょい飲みに最適な店舗でしょう。なお、店舗名は「水道橋店」です(値-1点、付+2点。2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。得たぬきつねは410円になっています。「ふじ酒場」が始まっていました(15~29時。土日は24時間OK)。「ふじ酒場」対応店の酒類は「1杯目280円・2杯目以降200円」と「何杯飲んでも1杯240円」の2パターンがありますが、水道橋店は後者です。ケチ臭い話をすると、1杯で切り上げるのが一番お得な設定です。つまみには、ナンコツの唐揚げ(240円)など、他店舗の「ふじ酒場」では見たことがないものもありました(2016/2、確認)。

※2018/7、再食。土曜の朝(9:30頃)の訪問だったので、朝天玉そば320円を冷やしでいただきました。天はかき揚げの1/2カットです。揚げ置き時間が長く、冷めていましたが、それでもなおサクサク感が残っていました。玉子は温玉です。先客5・後客2と、土曜の朝にしては結構入っている印象でした。外観的には、暖簾のデザインが変わっています。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。
  そして、衝撃の事実を発見! なんとこの店舗は、店内BGMが演歌ではありません! 客席フロア内に大型のテレビが設置されていて、普通に音声付きで番組が放映されています。こういうのは、たぶん店長の独断でできることではないと思うので、もしかしたら客側からのクレームが多かったのかもしれません。最近ではこのような対応をとる店舗に全然出会っていなかった(以前はちらほらとあったが)ので、驚きです。演歌は、絶対ではないんですね。

※2019/5、再食。といっても、食事ではなくちょい飲みで利用しました。生ビール(プレモル)390円を2杯と、唐揚げ(2個)240円、ほうれん草のお浸し100円を。唐揚げは、食べやすくひと口大にカットしてあります。下味が薄めなので、酒の肴にするのなら少し醤油を垂らして、七味をかけるのが良いでしょう。全部で1000円を少し超えてしまいましたが、小一時間席料(お通し)なしで座って飲めるのですから、ありがたいです。
  平日22:00頃の訪問で、先客7。長居したため、後客は数えていません。混みすぎず空きすぎず、飲むにはほどよい客数でした。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、生ビール430円です。ややレアメニューに、ミニミニセット(半そば+半かつ丼)500円が登場しています(2020/1、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき440円です(2022/3、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき460円です(2022/6、確認)。

※さらに値上げしていました。現在、たぬき490円です(2023/8、確認)。
※その後、再値上げしていると思われます。ご注意ください。

3 3 1 3 3 2 15
・薊野駅(四国)  「ごはんどき」  実食日:2021/10

  駅を出て右へ3分、右側。パチンコ店「マルハン高知一宮」内。パチンコフロアを通らずに食べに行ける造りだが、駅から見て遠いサイドにあるため、駅に近い方の出入口から建物内に入ると、パチンコフロア経由になる。食券制で、客席は厨房を囲むL字型の椅子付きカウンターのみ。席数は、訪問時には13だったが、背後スペースに椅子がいくつか並んでいたことから推して、コロナ対策で少し席を間引いていたと思われる。
  麺は、おそらく冷凍。細めで、意外と言っては失礼だが、そばの香りはわりとある。艶のある上品な香りではなくくぐもったような香りではあるが。つゆは、東か西かで言えば西風ということになるが、四国にしては赤い色が強め。「ごはんどき」のつゆはもっと黄色っぽいイメージなのだが、地域による違いがあるのか、それとも過去には「そば助」とのコラボをやっていたりしたので経時変化なのか。ちょっと分からない。出汁感はあまりなく、パチそばらしい平たい味。ネギは青(万能タイプ)。かけ450円、きつね490円、かき揚げ590円、ざる490円。そば・うどんメニューは、この4種。いただいたのは、きつねそば。きつねは長方形1枚だが、いわゆる油揚げ1枚ではなくやや小さめになっている。わりとふっくらした仕上がりで、歯がキシキシすることなく想定していたより美味しかった。そば・うどん以外には、ラーメン、丼もの、定食類などいろいろあり。そばとミニ丼のセットメニューはないが、ミニそば200円の設定がある。訪問時にはキャンペーンで4種のメニューが半額で提供されており、醤油ラーメンごはんセットが400円、生姜焼き定食が450円だった。この設定だと、そば・うどんを注文する人はほとんどいないのではないだろうか。箸は割り箸。
  日曜17:30頃の訪問で、先客1・後客0。このくらいの時間帯には、パチそばは空いていることが多い。中休みにする店もあるくらいだ。賑わってくるのは、もう少し後だろう。なお、各席にコロナ対策の個別パーティッションが設置されている。席間もとても広いし、対策はかなり念入りに行っているようだ。なお、駅名は(特に首都圏在住者は)「あざみの」と読みたくなるところだが、正しくは「あぞうの」。難読駅である。


3 3 1 3 3 2 15
・橋本駅(神奈川3)  「一ぷく」  実食日:2003/11

  JR1番ホーム(横浜線)にある店だが、改札外からでも食べることができる。武蔵野線沿線に多いチェーンである。まだ新しいようで、清潔感がある。が、カウンターに手をつくとベコッとへこんだりする。造りはチャチなのかもしれない。
  このチェーンは、店によってかなり味に差がある。その中で、橋本店は上の方に位置していると言える。かき揚げは自家製でたぬきにも味があるし、麺は生麺使用と思われる。たぬき290円なら、ちょくちょく寄る価値があるのではないだろうか。


※基本的に旧店舗の外観を踏襲しているのでわかりにくいですが、全面的に改装しています(写真は左:旧、右:現)。隣にミスターミント(鍵屋)が入ったことで、少し規模が縮小されたかもしれません。値段がだいぶ上がり、現在はたぬき350円です。変わりメニューに、三元豚のカツ440円があります(値-2点。2015/1、確認)。

※2016/2、再食。初めて、改札外側で食べました。客席配置は、改札内・外ほぼ同じ造りです。椅子付きカウンター内外各8席と、立ち食いカウンターが内3、外5くらい。立ち食いカウンターの長さだけが内外で異なっています。実食は、かき揚げ丼セット510円。これは、フル丼+ミニそばのセットになります。かき揚げ丼は、なんと卵とじでした。私がは把握している限りでは、かき揚げ丼を卵でとじるのはここと「山田うどん」くらいです。「山田うどん」も「一ぷく」も、埼玉県内の店舗が多いチェーン。いろいろな仮説を立てたくなる現象です。ジャンクの極みではありますが、これはこれで美味いものです。ただ、全体的に甘さが勝ってしまうので、「山田うどん」のようにかき揚げにエビの香りがあると良いアクセントになるのではないかと感じました。他メニューについては、価格等変化ありません(付+1点)。

※2023/8、再食。その前に、消費10%増税を経て値上げしていました。現在、たぬき400円、かき揚げ丼セット640円です(値-1点)。三元豚のカツ(そば)は終了していますが、単品トッピングに三元豚のカツが残っている(170円)ので、かけ310円と組み合わせて再現することは可能です。
  今回いただいたのは、たぬきそば大盛り520円。たぬきについては、20年前と特段変わった印象なし。少ししっとりした、小エビ香のある揚げ置き天かすで、昔ながらの安定した美味しさです。この手のたぬきを出す店はどんどん減ってきているので、大事に利用していきたいです。
  日曜19:45頃の訪問で、先客3・後客1(改札内外合計)。後客の調理を終えたところで、まずは改札内の券売機が止められました。閉店時間ギリギリの到着なら、改札外側に回るのも手かもしれません。


4 4 1 4 3 2 18
・橋本駅(神奈川3)  「箱根そば」  実食日:2006/3

  JR改札を出て右、切符売り場の前で左、「味の食彩館」に入って奥から3軒目。「味の食彩館」は通路が非常に狭いので、一度ペデストリアンデッキに出てしまった方が分かりやすいかもしれない。
  タイミングの問題だとは思うのだが、ここのそばは同系他店に比べてコシが強く、食べ応えがあったように感じた。たぬき290円(ワカメ入り)。なお、駅ビルの外壁や幟、「味の食彩館」の案内板などには「箱根そば」と表記されているが、正しくは「生そば 箱根」。たいした問題ではないかもしれないが、一応別物なので。


※改装し、店名が変わっていました(「生そば箱根」→「箱根そば」。写真は左:旧、右:現)。値段は、たぬき330円まで上がっています(値-2点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。店舗限定メニューなどは、特になさそうです(2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です(2017/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき370円です(値-1点。2019/7、確認)

※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、たぬき440円です。370円から一気に440円まで上がったのではなく、間にいくつかの段階を経ていると思われます(2023/8、確認)。

4 3 1 4 3 15
・八王子駅(東京・中央線4)  「あじさい茶屋」  実食日:2016/1

  5・6番ホーム(横浜線)中ほど。中ほどなのだが、横浜線ホームは中央線ホームに比べて東側にずれて配置されているので、感覚的にはだいぶ片倉寄りに感じるかもしれない。NRE駅そばらしからぬ、駅そばらしい暖簾が掛けられている。個人的には、全店舗この暖簾にしてほしいところだ。店内には椅子席もある。4席あるものの、盆付き(セットメニュー)だと4人座ったら明らかに窮屈。2人くらいが適正か。プラス、立ち食いカウンターが5人分くらい。券売機は、3・4番ホームの店舗ではボタン式だが、こちらの店舗はタッチパネル式になっている。
  味覚的には、ちょっと特異に感じる部分があった。麺は同日連食した中野「あじさい茶屋」と同じような食感。つまり、ちょっとツルツルしている。同じだと思うのだが、なぜかこの店舗の麺は個包装。このタイプの茹で麺が個包装されているのを、他のNRE駅そばでは見た記憶がない。この店舗専用に作っているものなのだろうか。つゆは、手注ぎ。カツオは香らない。代わりに、ほかの店舗ではあまり感じたことがないグルタミン酸系の旨味が強かった。この旨味は、NRE茹で麺駅そばでは初めて感じたものだ。少なくとも、同日連食した中野とは味わいが異なる。同じ手注ぎ店なのに、だ。「誤差」で片づけるのはちょっと怖いくらいの違いを感じた。各店で何か手を加えているということなのか、それともこの店舗がちょっと異色ということなのか。たぬきは、中野と同じであろう小エビが香る揚げ玉。たぬき350円。値段やメニューは、NREスタンダード。暖簾の時点でちょっと「?」と感じた店舗だったが、味もちょっと特殊で、興味をそそられる店舗だ。箸はエコ箸。


※2018/9、再食。かき揚げそば400円をいただきました。400円ということは、店揚げですね。厨房内に揚げ場が見当たらないので、コンコースの「いろり庵きらく」で揚げて運んでいるのでしょうか。嵩のあるタイプで、ややオーバー気味の揚げ。香ばしさが強調されていて、小エビも入っているからなおのこと香ばしいです。悪くないと思います。つゆは、相変わらず寸胴からおたまですくって注いでいました。なお、外観的には暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。NRE標準の暖簾ですね。個性がなくなって、ちょっと惜しいような気もします。
  平日18:45頃の訪問で、先客2・後客3。まずまず堅調かなというところですが、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯で、ホームにはあふれんばかりに人がいたので、むしろ店内は人口密度が低く感じられました。

※値上げしていました。現在、たぬき360円です(値-1点)。天は400円で据え置かれています。ちょっと気になったのが、コンコースの「いろり庵きらく」が改装工事中だったということ。これまで、この店舗では「いろり庵きらく」で揚げた天を運んでいると考えてきたのですが、「いろり庵きらく」がリニューアル工事に入った今、どうしているのかな、と。厨房内に揚げ場はないように見えたので、この期間だけ北戸田製を入れているのでしょうか。だとすると、400円設定はちょっと、と思えてしまいます。まぁ、イレギュラー対応なのでやむを得ない部分もあるとは思いますが(2019/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、天410円です(2020/10、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき420円、天470円です(2023/8、確認)。

2 3 1 3 3 2 14
・八王子駅(東京・中央線4)  「いろり庵きらく」  実食日:2013/4



  改札内コンコース、2つ上に記載している「いちょう庵」の跡地。「いちょう庵」と同じくNRE駅そばなので、店名が変わっただけなのかなと思いきや、いろいろと変わった点があるようだ。また、変わらないでほしいと思っていた部分が変わらずに存続してくれたという面もあり、悪くない展開だ。内装や席配置は「いちょう庵」時代と変わっておらず、テーブル席と立ち食いカウンター合わせて40人くらい収容できる
  麺は、生麺茹で置き。「いちょう庵」時代と同じかどうか、判断つかない感じ。たぶん同じだと思う。つゆは、NREスタンダードよりも角がなく、マイルドで美味しいように感じた…が、これも微妙なライン。大きく変わったのは、たぬきというか、天ぷらだ。かき揚げが自家製店揚げになっていて、たぬきも天かすが使われていた。これはたいへん喜ばしいことだ。NRE駅そばの3大弱点の1つが「既製品の揚げ玉」だと思っていたので、少なくとも弱点の1つが克服されたことになる。たぬき350円という値段構成は、「いちょう庵」時代のまま。変わりメニューには、NRE系汎用の季節限定メニューがあるほか、「いちょう庵」時代に名物だった「武蔵野うどん」も健在。加えて、甲府のご当地B級グルメ「鶏もつ煮」があった(そばとのセットで620円。単品は、少なくとも券売機には存在しない)。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。むさしのうどん(武蔵野うどんから微妙に表記変更。480円。肉ねぎ汁580円)は健在ですが、鶏もつ煮は終了していました(値-1点、付-1点。2015/1、確認)。

※2019/8、再食。まず、改装していました(写真は左から2枚目)。そして、値上げしています。現在、たぬき390円です。むさしのもりうどん480円と肉ねぎ汁うどん580円は、値段据え置きです。今回は、肉ねぎ汁うどんを実食しました。こちらには「むさしの」の表記がありませんが、内容的にはむさしのうどんです。コシが強いというか、コシを通り越してかなり硬い太麺です。色味も薄く茶色がかっていて、武蔵野うどんらしいと言えばらしいです。普通のつゆと合わせたのでは麺が勝ちすぎるので、旨みの強い肉ネギでちょうどいいくらい。ただし、具材としての豚肉は、ややパサつきました。出汁をとるための肉で、食べるための肉ではないかもしれませんね。総じての印象は、悪くないです。駅そばメニューとしては高値ですが、今後もたまに食べたくなりそうです。
  平日22:15頃の訪問で、先客11・後客12。とてもよく入っています。閉店間際(平日は23時まで)の駆け込み需要がかなりある様子。これだけ混んでいる時にむさしのうどんを注文すると、後客3~4人に追い越されます。そのくらい、むさしのうどんは調理に時間がかかります。そばほど数が出ないだろうから、茹で置かないんでしょうね。そこは目を瞑るべきだと思います。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき400円、むさしのもりうどん490円、肉ねぎ汁うどん590円です(2020/10、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。値段等、変わっていません(2021/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき480円、武蔵野もりうどん580円、肉ねぎ汁うどん690円です(2023/8、確認)。

3 3 1 4 3 3 17
・篠原駅(四国)  「ごめん」  実食日:2021/10

  駅を出て右(東)へ3分、左側。ロードサイドのセルフうどん店がたまたま路面電車の電停近くにあったパターンだが、当サイトではこれも掲載対象になる。また、うどんのみでそばの扱いはないのだが、四国特例で対象に含める。店名は、店がある南国市の中心市街の地名「後免」に由来しているのだろう。決して「不味くて御免」という意味合いではないと思う。ロードサイド店だけあって店内はわりと広く、客席はテーブル30席くらいと椅子付きカウンター15席くらい。テーブル席の方が多いのも、ロードサイド店らしい部分だ。車で訪れる客が多いということは、グループ客が多いということでもあるので。システムは平均的な讃岐スタイル。入店してすぐのところに麺の注文口があり、口頭注文。麺を受け取ってから奥へ進み、セルフ式のトッピングを好きなだけ取り、有人レジで支払い。ちなみに、セルフトッピングコーナーにはトングが用意されていない。備え付けの割箸を使って取り、その箸をそのまま席まで持って行って、使って食べる仕様だ。これは、四国のセルフうどん店ではさほど珍しくないスタイル。
  麺は、微妙に太さが揃っておらず、手打ちを思わせるもの。ただ、歯ごたえは機械打ちっぽくもあった。まぁまぁ美味しい部類だと思う。つゆは、昆布とイリコのブレンド出汁と推察。若干生臭みがあるのは、少し昆布を煮出しすぎているためだろうか(あるいは、イリコ由来かも)。多少好き嫌いが分かれるかもしれないが、それほど強烈なわけではない。天かす・ネギ(万能タイプの青)・ワカメがフリーで、かけ(小)300円。高松あたりにくらべると高めの設定だが、高知では平均的な価格帯か。ちなみに天かすは、トングか何かを使って天ぷら粉だけを油の海へ落としたような形状。副産物ではなく、意図的に作ったものと見受けた。変わりメニューに、アサリ600円(小)、肉みそラー油580円(小)。ご飯ものも手広く扱っており、定食もある。ただし、ロースかつ定食1100円など、値段は高め。セルフうどん店で1000円以上の定食系メニューを設定して、注文する人がいるのだろうか……。私が実食したのは、かけ(小)+ジャンボ鶏天160円+おにぎり100円。鶏天は、ジャンボといっても我孫子「弥生軒」の半分くらい。ムネ肉使用で、さっぱりしている。おにぎりは、ふりかけを混ぜ込んだごはんをラップで包んで三角形に握ったもの。サイズは小さめだしチープなものだけれど、手作り感があるのは嬉しい。この手の店でパラシュート包装のおにぎりが出てくると、どんなに具だくさんでも興醒めしてしまう。それだったら、具ナシの塩むすびでも、手作りの方がいい。総じて、さほど大きな特徴を感じる店ではなかったけれど、逆に目立った欠点もなく、無難に美味しく食べられる店だと感じた。
  日曜15:30頃の訪問で、先客0・後客4。アイドルタイムではあるが、ちょっと空きすぎているような気がした。周辺に競合店などはあまりないし、もうちょっと入ってもよさそうに思う。その一方で、四国のセルフうどん店の多くが14時か15時で店じまいにしてしまう理由もわかったような気がする。


3 3 2 4 5 3 20
・田野駅(四国)  「田野駅屋」  実食日:2015/10

  駅に隣接というかほぼ併設されている道の駅「田野駅屋」内。フードコートのような形式になった食事処で、四国のこの手の店にしては珍しくうどんだけでなくそばメニューも置いている。値段的にだいぶ高めではあるが、サンプル数確保のために特例を適用することにする。「食券売場」と書かれたところで口頭注文、プラ板の番号札を受け取ったら、席で待っていれば配膳してくれるシステム。
  麺は、そばの香りがそこそこあるのだが、たぶん冷凍だと思う。ズッシリとした、重い食感。つゆは、昆布とイリコの出汁と思われる。色は薄いのだけれど、四国にしては珍しく甘みを注してある。砂糖か味醂か、あるいはめんつゆを使って味を調えていそうだ。うどんにはあまり合わなそうな味覚なのだが、わざわざ変えて作っているのだろうか。一度うどんを食べてみないと何とも言えない。そばメニューは、かけに相当する「日本そば」500円と、天ぷらそば650円、ざるそば600円のみ。天に関してはそば・うどん同額なのだけれど、わかめうどん・きつねうどんはともに450円で「日本そば」よりも安いことから、そばには対応していないのだろう。ちょっとよく分からない価格設定だ。実食は、天。天ぷらはエビ天+ナス天。エビ天はなかなか大きなサイズで、衣もそんなに厚くなかった。良心的。ナス天は小さなひとかけらだけ。まぁ、彩り程度の立ち位置なのだろう。加えて、紅白カマボコが1枚乗る。変わりメニューには、ラーメン600円のほかに和風ラーメン600円がある。おそらく、うどんつゆ+中華麺の一杯だろう。ご飯ものはいくつかあるが、セットメニューはない。ご飯ものの中では、土日祝限りの販売だが、グッチ雄三さんがプロデュースしたという「あなたのピラフ」700円が面白そう。訪問が平日だったので試せなかったけれど。次回訪問時にでもと言いたいところだけれど、その前にうどんを食べてみないとね。その次に和風ラーメン。ピラフは、だいぶ先になりそうだ。


※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、日本そば550円、天ぷらそば700円、ざるそば650円、わかめうどん・きつねうどん500円です(2021/7、確認)。

※2021/10、再食。高知県東部の香南市に特有の「ちゅうにち」について考察すべく、香南市と同じく高知県東部に位置するこの駅でもゆず皮入り和風ラーメン650円を食べてみました。香南のちゅうにちは具材にも出汁にもちりめん(シラス)を使うのが特徴なのですが、こちらではシラスは使っていないようで、中華麺に一般的なうどんつゆという組み合わせでした。全国各地に見られる中華麺+和出汁の組み合わせですが、少し甘みのある関西風のうどんつゆなので、塩気が強い姫路の「えきそば」や直江津の「かけ中か」などとは大きく異なる味わいでした。これまでに食べたことがあるものの中では、東京の西日暮里「しすせそ」の裏麺が一番近かったように思います。具材は、チャーシュー、モヤシ、ワカメ、カマボコ、柚子皮。どちらかというとラーメン寄りです。コショウを振れば完全にラーメンとして美味しく食べられそうです。七味を振れば、ややうどん寄りになるでしょうか。
  日曜11:00頃の訪問で、先客3・後客0。私の後で3人入ってきたものの、何も注文せず水だけ飲んで出ていきました。客席は道の駅の休憩所を兼ねているようで、水だけ飲んでいく行為も特段規制していないようです。


3 4 1 3 3 2 16
・「完全に諦めた駅一覧」(四国)に、土佐大津駅、土佐一宮駅、清和学園前駅、一条橋駅、明見橋駅、長崎駅、小篭通駅、住吉通駅、東工業前駅、後免西町駅、後免中町駅、後免東町駅を追加。
・中野駅(東京・中央線3)  「梅もと」  実食日:2004/1



  北口を出て、サンモール商店街を入って1分、右側。このチェーンは小綺麗か汚らしいかの両極端なのだが、こちらは小綺麗な方。一応生麺を使っているようで、麺に関しては一定の評価ができる。ただ、具がイマイチだった。油が悪いのかな、異臭がするのだ。異臭といっても、食べられない臭さではないのだが。卵サービス(生・茹で選択)、盆乗せサービス、冷水ポットがテーブル毎に置いてあるなど、気の利いたサービスも行っているのだが、ちょっと気になった。たぬき290円。

※異臭は解消されていました(味+1点)。お得なセットメニューが多数登場していました。まぐろ丼セット、海鮮丼セット、カルビ丼セットなど。すべて490円均一。海鮮丼はハーフサイズで、具はネギトロ・エビ・イカの3点盛り。ワンコインメニューとしては満足に値しました(2005/1確認)。

※値上げ(たぬき300→320円)していました。お得感があったセットメニューも、軒並み530円になっています。「梅もと」、苦しいですね(2008/4、再食確認)。

※値上げして、たぬき340円になっています。各種セットメニューも550円~となり、あまりお得感がなくなってしまいました。変わりメニューがいろいろあり、薬膳天370円、きんぴら天370円など昔からあったもののほか、ミックス天370円、おばけ380円などが新たに登場しています。おばけそば、ちょっと気になります。写真を撮り忘れましたが、外観がだいぶ変わっています(値-1点、付+1点。2014/4、確認)。

※改装後の写真を撮ってきました(左から2枚目)。値段等、変わっていません(2016/2、確認)。

※またまた改装していました(写真は右端が最新)。入店していないので詳細未確認ですが、店頭のお品書きには薬膳天・きんぴら天・ミックス天・おばけのいずれも記載がありませんでした。終了している可能性が高そうです。現存メニューについては、値段等変わっていません(2018/11、確認)。

※2019/4、再食。昨秋、改装に合わせて発売されたと思われる「石臼挽き もり」360円を食べてみました。生麺の注文後茹でです。星が散見される麺で、時折ジャリッと歯に触るのですが、香りはなかなか良いです。ツンと艶のある香りが先にあり、ホワンとした柔らかな香りが後追いでやってきます。通常麺との価格差が100円ありますが、食べる価値はありそうです。ただ、合わせるネギとワサビが残念でした。ネギは少々薹が立ったもので、固く、香りがありませんでした。ワサビは、あまり香らない練りワサビです。美味しい麺は美味しく食べられるように工夫していただけるといいなぁ、と。「ゆで太郎」みたいに個包装の本ワサビを用意するのが最善かなと思います。もう10円上げてもいいので。冷水器脇に、そば湯ポットも出ています。透明でサラサラしているわりによく香るので、通常麺を食べた場合であっても飲んでみることをおすすめします。
  平日16:45頃の訪問で、先客5・後客3。まずまずの入りでしょうか。「梅もと」は最近あまり景気のよい話が出てこないので、このくらい入っているシーンを見るとホッとします。

※2019/10、再食。まず、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。石臼挽き(もり)は360円で据え置かれています。今回は、490円で据え置かれたカツ丼を食べてみました。値段的にややお得感がありますが、食べてみるとあまり色気のないカツ丼でした。肉の旨み弱め、画一的で変化のない味、玉子かた煮え。紅生姜か何か、アクセントが欲しくなる味です。七味でもそれなりに味変はできるのですが。ただ、価格の安さとボリューム感は一歩秀でているように感じるので、もうひと工夫で名物格になりそうな予感もあります。
  平日20:15頃の訪問で、先客11・後客3。数字に波があるのは、先客のうち7人が中国人グループだったため。サブカルの街だけあって、ブロードウェイ周辺は中国人や韓国人がとても多く、この辺りにある立ちそば各店もその恩恵を授かっている様子です。

※なんとこのご時世に、値下げしていました。現在、たぬき(メニュー名は「たぬきわかめ」に変更)320円、かけ(280→)250円です(値+1点)。チャレンジャーですね(2022/4、確認)。

※2022/10、再食。その前に、値上げしていました。先般の値下げ劇は、一時的なものだったのでしょうか。現在は、たぬき350円、かけ280円です(値-1点)。値下げ前に戻った形ですね。また、ご飯もののラインナップがだいぶ増えていました。しかも、和風ハンバーグ定食490円、肉野菜炒め定食490円、サバの味噌煮定食490円など、かなり安い印象です。
  今回実食したのは、ミニかき揚げ丼セット490円。これもかなり安いです。かき揚げは揚げ置きで冷めていましたが、嵩があってなかなかボリューミーです。具材は、タマネギ、ニンジン、春菊、小エビ。小エビ香があるのがありがたいです。期間限定ではありますがトッピングの無料クーポンまで付いてきて、おおいに満足できました。
  先客・後客数については、メモ忘れ。日曜の訪問でしたが、結構賑わっている印象でした。


※2023/8、再食。その前に、値上げしています。現在、かけ330円、たぬき390円、ミニかき揚げ丼セット550円です(値-1点)。定食類は値段据え置き。和風ハンバーグ定食490円、肉野菜炒め定食490円です。サバの味噌煮定食などは終売し、定食類のレパートリーは半分ほどになっています。そのぶん、カレー(ライス)のメニューが増えました。
  ベースが2種類あるカレーが気になって、欧風こくうまカレー390円を食べてみました。通常のカレー(メニュー名は「オリジナルカレー」で、390円)にくらべて色が黒く、長時間コトコト煮込まれた感じのするカレーです。目に見える具材はほとんどなく、タマネギなどはルーに溶け込んでいると思われます。フルーティーな甘みを感じながらもスパイス感はしっかりとあり、どちらかというと辛口。味覚的には美味しいのですが、やっぱり目に見える具材が乏しいのは寂しいので、先客が注文していた厚肉カツカレー590円にすればよかったかなと少し後悔。ボリューミーで美味そうでした。
  平日17:45頃の訪問で、先客10・後客3。あまり客足に波があるとは思えない立地ですが、入店時にはかなり混雑している印象だったのに出るときには寂しい入りになっていました。過去の実食歴を見るとたいてい先客の方が多いので、何かパターンがありそうな気はするのですが、現時点では解明できていません。


3 4 1 4 5 2 19
・品川駅(東京・山手線5)  「吉利庵」  実食日:2011/5

  JR在来線改札内コンコース。エキナカモール「エキュート品川」の南端。今月16日にオープンしたばかりの新店だ。経営は常盤軒なので、9つ上に掲載している「あずみ野」がちょっと場所を移してリニューアルオープンした、と考えるといいかもしれない。立ち食いカウンターがたくさん並ぶ配置もまた「あずみ野」を彷彿とさせる。異なるのは、商品受渡のシステム。食券を買って店内に入ると、店員さんが寄ってきて半券をもぎり、席を指定される。あとは、待っていれば配膳してくれる。半券をもぎるときに、回収する方の半券に席番号をメモしているので、その後席を移動してしまうと配膳の際に困ることになる。自分で席を選びたい場合には、半券をもぎる前に申し出るか、商品を受け取ってからにしよう。もっとも、このシステムはオープン直後の混雑対処の臨時措置かもしれないが。
  麺は比較的香りがあるタイプで、悪くない。つゆはちょっと塩気が強い。総じて悪い出来ではないが、やや値段が高い印象が否めない(たぬき400円)。あと、細かいイチャモンとして、自動湯切り器の音が店中に響いていて、少し煩わしい。これも、オープン直後で混雑が激しく、間断なく音が響くからこそ気になるのかもしれないが。


※2014/10、再食。値段が上がり、現在はたぬき420円です。名物のかき揚げは、なんとかワンコイン内に踏みとどまりました(500円)。券売機のボタン配置を見た限りでは、かき揚げよりも「人気の三種盛り」500円や「魚肉ソーセージ磯辺揚げ」550円の方を推しているように見えます。揚げたてのかき揚げは味覚的には申し分ないのですが、巨大すぎるため胃にもたれるという人が結構多いのかもしれません。ちなみに、再食は人気の三種盛り。きつね・たぬき・ワカメのトッピングで、特殊なものが乗るわけではありません。価格的にはお得感があります(かけ+トッピング価格だと560円になるため)が、個人的には断然かき揚げ推しです。
  今回は、自動湯切り器の音はまったく気になりませんでした。お客さんが途絶えることなく出入りしていた中でのことなので、自動湯切り器は廃止しているかもしれません(未確認)。また、フロアに食券受渡係を1名配置しているのですが、これもこの店の特徴です。受渡が非常にスムーズでありがたいのですが、コスト面でちょっと心配になります。なお、これまで味を3点としていましたが、今回実食した感想として水準よりだいぶ上だと感じたため、加点しています(味+1点、付+1点)。


※2017/2、再食。ベースメニューの値段等は変わっていませんが、変わりメニューがだいぶ入れ替わっています。現在は、うま辛生姜ネギそば520円、牛すじカレーそば680円、京風にしんそば580円などが並んでいます。個人的には、うま辛生姜ネギそばが気になります。再食メニューは、今回もかき揚げ500円。いろいろ試したい気持ちもあるのですが、わけあってかき揚げを食べなければなりませんでした。かき揚げは相変わらず高さ7センチほどある円筒形で、食べごたえがあります。味覚的にも好きなんですけどね、つゆが少し濃すぎるということもあり、終盤は少し飽きが来ました。18時ごろの訪問で、先客・後客合わせて30人以上。大混雑でした。フロア係が店内を回って、「ここ空いてま~す!」と後客に案内していたほど。盤石の人気ぶりですね。

※2018/5、公式取材にて再食。またしてもかき揚げそば500円ですが、今回は冷やしでいただきました。内容は、特段変わっていません。前食時には「少し飽きがきた」と書いていますが、冷たいつゆに合わせた今回はそんなこともありませんでした。かき揚げの揚げ置き時間の長短によって、だいぶ印象が変わりそうに思います。大きいだけに油もたくさん吸うので、ある程度揚げ置き時間が長い方が、しっかり油が切れて美味しいと思います。
  変わりメニューは、だいぶ入れ替わっています。京風にしんはシンプルに「にしん」と名を変え、600円に上がっています。うま辛生姜ネギと牛すじカレーは、終了。現在は、たっぷり青のりとろろ580円とラー油と胡椒のピリ辛580円が出ています。青のりとろろは味が気になるところですが、どちらもちょっと高い印象があります。


※微妙に改装していました(写真は左:旧、右:現)。券売機が、以前は間口の左右両側にあったのですが、現在は向かって左側に2台置かれています。また、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき430円、かき揚げ520円です。人気の三種盛りは、500円で据え置かれました。これが勝負メニューなのかもしれません(2019/10、確認)。

※2021/5、再食。ちくわ天480円を食べてみました。ちくわ天は、焼きちくわをカットせずに1本まるごと天ぷらに仕立てていました。ボリューム感があります。揚げ置きですが味覚的にも特段問題なく、総じて値段が高めな当店においてはオススメできる内容でした。
  日曜17:30頃の訪問で、先客2・後客5。この店にしては、信じられないくらい空いていました。日曜のアイドルタイムということもあるのでしょうが、それ以上にコロナの影響が大きく出ているのではないかと感じます。なお、一部の客席(入って右奥)に椅子が配され、座って食べられるようになっています。混雑時には争奪戦になると思いますが。また、個別パーティッションは、2人分ごとに設置されています。

※値上げしていました。現在、たぬき480円、かき揚げ560円、ちくわ天520円です(2023/8、確認)。

4 3 1 3 3 2 16
・中野駅(東京・中央線3)  「肉そばNAMIKI」  実食日:2020/1

  南口を出て右、信号で中野通りを渡ってすぐ。昨年2月の開業だから、1年近く経ってからの実食になる。この辺りは結構頻繁に通っているのだけど、全然気づかなかった。決して目立たない立地ではないのだが。食券制で、客席は立ち食いカウンターのみ。ざっと数えて8人分くらいだが、狭いフロアに無理やり立ち食いカウンターを4列並べているので、8人入ったらラッシュの通勤電車状態になりそう。群衆と行列が大嫌いな私は、先客が4人以上いたらスルーして「中野屋」あたりに向かうだろう。
  この店のそばは、やや、というかだいぶ、ラーメンに寄せたものだ。なにしろ売り文句が「中野発祥の背脂入り日本蕎麦」なのだから。もう、食べる前からお腹がいっぱいになってくる響き。メニューは全部で6種類。かけに相当する出汁そば400円、肉そば550円、肉そば(肉増し)650円。この3つの、それぞれ背脂入りと背脂なしがある。たぬきがないので、とりあえずこの店の一番スタンダードなそばということで、肉そば(背脂入り)をチョイス。背脂増が無料との表示が出ていたが、味が分からなくなりそうなので遠慮しておいた。調理時間は2分ほど。麺自体はすぐにできるのだが、肉やモヤシは注文後に茹でており、ここで時間がかかっている。肉はともかく、モヤシはあらかじめ大量に煮ておくのが難しい(食感が損なわれるため)だろうから、致し方ないか。背脂は、基本的には肉とモヤシの小山の頂上にトッピングするのだが、いくらかデフォルトでつゆに溶いている様子。できれば、全部モヤシの上に乗せてほしかった。そうすれば、つゆ本来の味も分かりやすかったと思うので。麺は、太め。ややモソッとした食感。小麦、それも全粒粉のような食感と香ばしさを感じる。そばの香りはあまり感じない。これも、だいぶラーメンに寄せた麺だと言えそう。不味くはないけれど、「日本蕎麦」を謳うにはやや違和感も覚える。つゆは、背脂と、デフォルトでおろし生姜も入っているようで、それらの主張が強くて出汁の香りなどはよく分からなかった。おそらくは特定の方向に突き抜けないバランス派だと思う。ラーメン寄りの味覚ではあるが、そばつゆっぽさも残っていることは残っており、折衷な感じ。これはこれで悪くない味覚だが、もう少しつゆ本来の香りを活かすような工夫があってもいいかなと思う。おろし生姜は卓上にもあるのだから、デフォルトでは入れないとか。トッピングの肉は、豚バラ。茹でることで余分な脂を落としてあるので、意外とさっぱりしている。薬味のネギは、白髪。これは良いチョイス。輪切りより白髪の方が合う味覚だと思う。
  各席にオススメの食べ方を記した貼り紙が出ており、要約すると「①デフォルトで食べる→②おろし生姜を入れる→③辛みそを入れる」ということになる。デフォルトで生姜の香りがあるので②は微妙かなという気がするが、③の辛みそ投入は正解だと感じた。豚バラと辛みそがとてもよく合い、味はかなり濃くなってしまうけれど、美味しい。そばとして美味しいのではなく、食べ物として美味しい。かなりガチャガチャした美味しさだから、カップラーメンとかカップラーメンとかカップラーメンとかが好きな人がドハマリしそうな味になる。私も他人のことをとやかく言えた義理ではないが、日本人は調味料が大好きなんだなぁ、とつくづく思った。
  平日14:00頃の訪問で、先客0・後客1。この辺りは立ちそばもラーメンも激戦区だから、新参店が生き残るのは容易でないと思う。その意味では、そば客とラーメン客を両方取り込めそうな個性派路線に行ったのは正解なのかもしれない。一方では、どちらもとりこぼすことになるリスクも、若干抱えていそうに思うけれど。立ちそばの裾野を広げてくれる可能性はあるので、そのあたりに期待したいところだ。


※閉店していました。短命に終わってしまいましたね。跡地は、テイクアウト専門のわらび餅店になっています。フロア面積的に、この物件でのイートイン業態は難しかったかもしれません。

3 3 1 2 3 3 15
・新井薬師前駅(東京・私鉄5)  「富士そば」  実食日:2004/1



  南口改札を出て、正面。間口は狭いが、大きな看板が目立つので分かりやすい。ここの富士そばでは、池袋西口の店舗同様、中太の生麺を使用している。もしかしたら、これが最近の富士そばのスタイルなのだろうか。かつては富士そばといえば「細麺にあっさりつゆ」という特徴で他店との差別化ができていたのだが。昔と比べると、味は私好みに近づいたが、個性は若干弱くなったような気がする。複雑な気持ちだ。
  ところで、この時には私以外に3人の客がいたのだが、全員カツ丼(430円)を食べていた。流行ってるのかな? しかも、これが結構美味そうなんだな。今度富士そばに入ったときには、カツ丼を試してみたい。ワカメ入りのたぬきは350円。


※2014/7、再食。値段が上がっています。現在、たぬき370円。内・外装とも、綺麗にリニューアルされています(写真は左から2枚目)。客席は半円形の椅子付きカウンターのみで、18席です(値-1点)。

※現写真を、昼間のものに貼り替えました。値上げして、現在はたぬき390円になっています。冬季限定かもしれませんが、鍋焼きうどん550円がありました。半ライスを無料で付けられるとの表示あり(2016/2、確認)。

※2016/10、再食。そばではなくうどん、カレーうどん440円を食べてみました。大盛り用の器につゆを少なめに注ぎ、麺の上からカレールーをかけるスタイルです。大盛り用の丼を使っているのは、混ぜやすいようにとの考えてのことでしょう。カレーそばやカレーライスを食べると気づかないのですが、うどんにして初めて、カレーにニンニクの香りを感じました。まずまず、悪くないです。口の周りがカレーまみれになりますのでね、卓上の紙ナプキンで、食後のエチケットを忘れずに。

※2018/8、再食。久々に、午前3時に再食シリーズです(厳密には4:30頃)。暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。この店舗では、そば・うどんのほかにきしめん(30円増し)を扱うようになっていました。券売機にて「きしめん変更券」を買うシステムです。店舗限定ではなく、ほかにもいくつかの店舗できしめんが導入されているようです。せっかくなので、天ぷらそば410円にきしめん変更券を追加して、天ぷらきしめんを食べてみました。麺は冷凍麺で、薄く、かなり幅広のもの。薄いのにコシが強いというか、ちょっと固い麺です。幅が広いこともあってつゆがよく乗り、マッチングは悪くないです。天は揚げ置きで、高さがなく(1.5cmくらい)、高密度で固いものでした。こちらは、ちょっと残念な印象。揚げのレベルは、あまり高くありません(スタッフ特性かもしれませんが)。
  平日4:30頃の訪問で、先客4・後客2。深夜帯にしては、よく入っています。うち2人はタクシーの運転手で、駅から見て裏手の道に路駐して食べに来ています。その意味では、出入口を駅側・裏手の道側の2か所に設けているのは、大正解だと言えそうです。「なぜ?」と思うことには、たいてい明確な答えがあるものですね。


※現写真を昼間のものに貼り替えました。値段等変わらず。冬メニューになっても、きしめんが存続しています。期間限定ではないレギュラーとして位置づけられていると考えてよさそうです(2018/10、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、天430円です。今回は入店していないので確かではありませんが、少なくとも店の外側の掲示物からはきしめんの表示が消えています。終了しているかもしれません(2019/10、確認)。

※2021/6、再食。やはり、きしめんは終了していました。残念。現在は、これといった変わり種がない状態です(付-1点)。
  今回いただいたのは、日替わりワンコイン500円を、かけで。この日のセット丼は、とり天丼でした。ご飯の上にムネ肉のとり天をひとつポンと乗せてタレをかけただけの、シンプル丼です。白飯がガバッと見えている状態でやや寂しい内容ですが、500円での提供ならまぁこんなものでしょう。なお、曜日ごとのラインナップは新井薬師前店限定になっており、日曜はカレーかつ丼、水曜はたぬきそば+ミニカレーです。「もり・かけ+ミニ丼」で固定されているわけではありません。
  土曜19:00頃の訪問で、先客3・後客3。各席に個別パーティッションあり。ただし、可動式で、席間が狭いこともあってしょっちゅう動かされています。実効性は、あまり高くなさそうです。


※値上げしていました。現在、たぬき440円、天460円です(2022/4、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき460円、天490円です(2022/7、確認)。

※閉店していました。建物内のテナントがすべて閉店しているようで、ビルが建て替えられそうな雰囲気です(2023/8、確認)。

4 4 1 3 3 1 16
・六甲道駅(兵庫1)  「うどんいちばん」  実食日:2021/10

  駅南口とほぼ直結(微妙にベデストリアンデッキ経由)している「メイン六甲」の2階。フードコートではなく、単体での出店。ビル内通路に露出した店舗だが、暖簾の目隠しがあるし、店前の通路は人通りが少ないので、人目はあまり気にならない。客席は、厨房と向き合う椅子付きカウンター8席のみ。口頭注文の先払い制で、受渡はカウンター越し。返却口はなく、食べ終えた食器類はカウンター上に乗せて退店するシステム。店名については、ひらがなで「うどんいちばん」と大きく店頭表示あるも、その下にローマ字で「UDON TAKOYAKI ICHIBAN」と併記されている。館内放送でも「うどんたこやきいちばん」なので、こちらが正式店名なのかもしれない。当サイトでは、最も目立つ表示の「うどんいちばん」としておくが。
  店名は「うどん」だが、すべてのメニューがそばにも対応している(うどんは普通麺と細麺があるので、麺の選択肢は3つ。これとは別に、100円増しの「本格そば」もある)。実食したのは、かすそば450円。麺は細めで、少しぬめりがある舌触りは生麺を連想させるが、香りのなさは冷凍っぽくもある。調理時間の短さから、冷凍と推察しておく。つゆは昆布出汁が中心と思われるが、カツオではなさそうな魚介類の香りも感じる。ただ、出汁感はそれほど強くなく、また塩気も強くないので、総合的に言えばあっさりというかモヤリ系の味覚。油かすは、スライサーに通したようなカットの細かいもので、獣臭も軽め。よく言えば、癖がなく初心者でも抵抗なく食べられる。悪く言えば、パンチ力不足。その他のメニューは、かけ230円、きつね・きざみ290円、肉400円など。天330円は海老天で、ドンベを含めかき揚げの扱いはない。ご飯ものは、丼もの6種と、麺とのセット。そしておにぎり。カレー丼300円やかつ丼400円(ともにミニではない。ミニは100円引き)など、安くて魅力的。天丼(海老天2尾)400円のところに「揚げたて」の表示があるので、海老天そばの海老天も揚げたてになるのだろうか。揚げ玉は各席に置いてありフリー。フワフワ食感で、つゆに浸かるとすぐにふやける。香りもあまりなく、純粋に油分を加えたい場合のツールだろう。箸は割り箸。ちなみに、テイクアウト仕様のたこ焼きは、4個入り200円~。麺やご飯ものと比べると、やや割高な印象だ。
  土曜19:30頃の訪問で、先客1・後客1。ほかに、たこ焼きのテイクアウト客が数人。イートインの営業時間は21時までで、たこ焼きのテイクアウトは22時まで。この設定から推して、夜間はたこ焼き客の方が多いのではないだろうか。


3 4 4 2 4 3 20
・六甲道駅(兵庫1)  「こまち」  実食日:2012/8

  北口を出て、ガード沿いに左へ30秒、右側。椅子付きカウンター一列だけのコンパクトな店。この手の店には珍しい、スプリングの入った椅子で、座るとギシッと沈む。
  麺は生麺を使用しているのだろうか、ほどよい歯ごたえがあった。また、この地域にしては珍しく、黒々としていてそば本来の香りがあった。つゆにはこれといった特徴は感じられなかったが、麺には少々こだわりを感じた。かけ230円、天かす280円、かき揚げ420円など。規模が小さい割にメニューは豊富で、神戸名物の「ぼっかけそば」もある(400円)。また、この店は女性だけで運営することを旨としている様子。パートさん募集の貼り紙が出ていたのだが、やはり対象は女性限定だった。こういうこだわり方は珍しい気がする。


※昼間の写真に貼り替えました。値段は変わっておらず、消費増税に伴う値上げはなかったようです(2016/9、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税を経て値上げしていて、現在はかけ280円、天かす330円、ぼっかけ450円、かき揚げ470円になっています(値-1点。2021/10、確認)。

4 3 2 3 3 2 17
・石屋川駅(兵庫3)  「六甲おとめ塚温泉」  実食日:2018/3

  駅を出て右、川沿いに2分半歩き、信号(国道2号線)を渡ってから左折して2分。紳士服の「はるやま」の角を右折して1分半、左側の角が駐車場になっている十字路を左折して20秒、左側。住宅地内の込み入った場所にあり、ちょっと文字での行き方説明が難しい場所にある。駅から歩くと微妙に5分を超えるけれど、他に対象となる店がない駅であると同時に、興味深い要素もある店なので、特例を適用する。何が興味深いかというと、温泉銭湯に併設された食事処だということ。都市部の銭湯(いわゆる日帰り温泉ではなく、銭湯料金で入浴できる公衆浴場)で食事処が併設されているケースは、あまり多くないのだ。しかも、食事処は番台の外側にあるため、食事のみでの利用(入浴料不要)が可能。そして、廉価なそば・うどんの扱いがある。これはもう、当サイトの対象に含めるのが必然だろう。食券制で、客席はテーブル席と椅子付きカウンター。テーブルが4人×5、椅子付きカウンターは厨房と対峙する形状で、6席くらい。このうち、テーブル席は湯上がり客の休憩所も兼ねている。何も食べずに席だけ利用する人も多い。混んでいる時には、椅子付きカウンターで食べた方が落ち着けるだろう。ちなみに、玄関で靴を脱ぐ必要があるので、そこは留意を。下足箱の先で二手に分かれて、右が番台、左が食事処になっている。
  麺は、たぶん冷凍。歯ごたえが強いわりにあまり風味がないもの。つゆは、味覚的にはカツオ+昆布の味わいなのだが、カツオの風味はデフォルトでトッピングされている花かつおに由来するものかもしれない。出汁としては、昆布が中心なのだろうと思う。甘さ・辛さのバランスに、醤油の香り具合も含め、わりと上品。なみなみ注いでくれるのはありがたいのだが、丼が熱くなって持ちづらいのが珠に瑕。そばメニューは、4種類。かけというメニューはなく、きつね・こぶ・かき揚げが390円で最安。上位メニューとして、天ぷら420円がある。これはエビ天かな。あと、券売機上では「うどん・ラーメン」と表示されているカレー470円も、頼めばそばで作ってくれるかもしれない。実食は、かき揚げそば(カマボコ2枚入り)。かき揚げは冷凍ものの注文後揚げか。可もなく不可もない感じだが、ドンベが主流となる関西の中では上質の部類と言えるかもしれない。個人的には、ドンベを食べたかったのだが。そば・うどん以外にも軽食メニューがいろいろある。丼もの・定食、ラーメン470円・チャーハン430円といった中華系、そして洋食のオムライス430円まで。酒類もあるし、オニオンポテト150円などのつまみ系もいろいろ。風呂も天然温泉だし、毎年春と夏に甲子園へ行っている私にとっては、とても良いスポットだ。今後入り浸ること間違いなし!
  平日14:30頃の訪問で、食事客は先客0・後客0。湯上りのひと休み客多数。もともと、飲食で儲けようという意図はあまりないのだろう。その空気感が、なおのこと居心地の良さを高めているように思う。


※消費10%増税に伴う値上げはありませんでした。現在も、きつね・こぶ・天ぷら390円です。麺類やご飯ものは値段据え置で、上がっているのを確認できたのはオニオンポテト(180円)だけでした(2021/10、確認)。

3 4 2 4 3 3 19


駅そばトップへ戻る

inserted by FC2 system