2014.06.19 Thursday
春のかいこ2014ー繊度測定ー
ちょっと更新の間があいてしまってごめんなさい。
まずは、500gの粒数(りゅうすう)を数えます。
座繰りやら、繭の保存、そして夏のバイト探しなどで多忙でした。
今回は、育てた繭のデータを集める作業を行いましたので簡単にご紹介。
まずは、500gの粒数(りゅうすう)を数えます。
ランダムに3回、測ってからそれぞれの数をカウント。
これはレギュラー繭。
差を知りたかったので、遅れ子繭は別扱いで。
ついでに、玉繭含む、雑繭。今回はこれで玉糸を少し引いてみます。
次に、50粒ほどをに煮繭して、繊度測定。
8粒をつけて、最初から最後までひたすら引きます。注意点は、糸が切れないこと。
万が一切れたら、すぐに糸口を出してつけ直しますが、正確に計測するにはやり直しする
方がベター。8個の繭のうち、4個は繭に穴が開いたら新しい繭を付け替えます。
5個目が終わった時点で終了。乾かないように水に浸けておきます。
同じことを3回やって、225mかそれに近い回数でかせ上げして、乾燥したら重さを量ります。
この時のかせ上げにあみそは要りません。屏風に折った紙の上に順番に並べておきます。
重さ÷長さ×9000=デニールです。この方法だと8粒の太さですから、数字を8で割って、
一粒あたりの繊度を出します。繭の糸は最初が太く、だんだん細くなりますので、
数字を足して平均値を出してやる必要があります。かせ上げ回数から、一粒当たりの
糸長もわかりますね。これだけのデータが揃うと、必要な糸量を計算することができます。
最後の方は夜の作業になってしまい、写真がなくてごめんなさい。
本来は繭を切って重さを測り、繭層歩合を調べたりするのですが、今回はもったいないのでやめました(笑)
最後の方は夜の作業になってしまい、写真がなくてごめんなさい。
本来は繭を切って重さを測り、繭層歩合を調べたりするのですが、今回はもったいないのでやめました(笑)