新刊のお知らせ『アーサー・マッケン自伝』『カーミラ』
またまたおひさしぶりになってしまいましたが、南條城主よりなんと2冊!近刊案内が届きました。
◎『アーサー・マッケン自伝』国書刊行会
「遠つ世のこと」「遠近草」の二冊合本です。刊行は12月予定です。
紙の本では未訳の短篇が二篇入っています。刊行は12月12日予定とのことです。
書影、発売日など詳細わかりしだい追加してまいります。
小三毛は以前からなぜか怪談は冬に読むというイメージが強いです。
寒い冬の夜、暖かい暖炉(もしくは暖房器具)のそばでぬくぬくしながら読むイメージ。ということで、冬の読書の楽しみが増えました。
新刊のお知らせ『爆弾魔ーー続・新アラビア夜話』
19世紀ロンドンの爆弾事件を題材にした一種の爆笑テロリスト小 説ですが、本当に「アラビア夜話」 を思わせる枠物語式のオムニバスで、アーサー・マッケンの「 三人の詐欺師」は、これの構成を真似しています。またコナン・ ドイルの「緋色の研究」に大きな影響を与えた作品でもあります。
「新アラビア夜話」の主人公ボヘミアのフロリゼル王子が、今は「 シガー・ディヴァーン」 という煙草屋の主人になっているけれども、 実に気高く粋な脇役として活躍します。 正編を読んでフロリゼルが好きになった方には、 自信を持ってお勧めできる作品です。
南條竹則城主から四月の新刊案内でした。マッケンやドイルにも影響があった作品とのこと、楽しみですね!