今年も残る所あとわずかですが、今年も色々とありました。僕に取っては結婚という一大事をやってしまった大きな年でした。結婚生活には少しずつ慣れ、楽しい事も多いですが、国際結婚となると、やはりビザの関係が一番やっかいです。と言う事で、今回はビザについて書き記しておこうかなと思いまして、おおお、ちょっと役立つサイトっぽい。知っ得サイトっぽい。
ビザというとピンと来ない方もおられるかと思いますが、外国人が自国では無い、第二国に滞在するとなると何かしらのビザが必要になります。通常、日本に来る外国人は観光ビザで来日します。しかし、これは90日間のみ有効の短期滞在ビザになります。都合、日本での就労、学習、婚姻するにあたっては何かしらの長期滞在ビザがが必要になります。
しかし、この長期滞在ビザの申請がやねこいんです。これは「どこの国からの来日か。」「どの自治体に属する地域への滞在か。」によって申請方法も必要な書類も異なります。ビザを申請する入国管理局に電話しても細かな事は教えてくれません。おそらく、いちいち何の書類が必要か説明するとキリが無いからかと思います。ですので、自力で調べるしかないのでとても苦労しました。インターネットで調べてもなかなかピッタリのケースが見つかりませんでした。
ですので、今日は今回のビザ申請の復習がてら、いつの日か、日本に滞在する外国人のどなたかの役に立てればと記録しておきます。
おお、何か役に立つブログっぽい!(ここから先はビザに興味の無い方にとって、いつもに増しておもしろくない上にとんでもなく長い文章です。)
1、外国人登録
この申請は地域の市役所で申請できます。申請から訳2週間で外国人登録カードをもらえます。このカードが今後、日本での身分証明書となり、パスポートとほぼ同等の効力があります。なお、この外国人登録カードの取得は強制ではありませんが、提示する機会が多々あるので実質、取得しなければなりません。
(必要書類;外国人のパスポート、日本での居住地を証明する物)
2、婚姻届の提出
これも地域の市役所で提出できます。日本人同士の婚姻と違いはほとんどありません。後々、ビザの申請の際に「婚姻関係の記載された戸籍謄本」が必要になるので、婚姻届けが受理された際に戸籍謄本を取得すると二度手間にならず楽ちんです。
(必要書類;外国人の自国での戸籍謄本、出生証明書、外国人登録カード。)
3、外国人の自国での婚姻登記
これはビザ申請の際にとても重要かつ、手軽に申請できないので注意したい項目です。僕の奥さんのケースを例に挙げると、日本で婚姻届を提出しているからと言って、台湾でも結婚している事にはなりません。自国での婚姻登記を忘れていると、自国では独身のままになってしまいます。そうなってくると、ビザ取得の為の偽装結婚であるとか、色々な事を疑われます。自国でも忘れずに提出しなければなりません。この提出に関しては本人以外で両親や兄弟などでも代理で登記可能な国が多いそうです。その際に、登記証明書と、その日本語訳を取得しましょう。ビザ申請の際に必要になります。
(必要書類;外国人の自国での戸籍謄本、出生証明書、代理人依頼書。)
4、ビザ申請
ここまで来て、やっとビザの申請が可能になります。前項で取得した婚姻登記簿と自国での戸席謄本(日本語訳付き)、出生証明書(日本語訳付き)、婚姻登記簿(日本語訳付き)、さらに日本での婚姻届と外国人登録カード、パスポートを持って自国の領事館に行き、ビザを申請します。主な国の領事館は全国の主要都市にありますが、僕の奥さんの場合の台湾領事館は福岡、大阪、東京の3都市にしかありません。と言う訳で、日帰り弾丸ツアーで大阪へ言ってきました。領事館は公的な機関になるので原則として平日のみ開いており、昼休みも長く、夕方は早く閉まるので午前中に到着し、先に提出を住ませる事をお勧めします。そうすると当日中に領事館での仕事が終了する事が可能になります。ここでおもしろかったのが、台湾だけに限った事なのか、他の国の場合でもそうなのか分かりませんが、「ビザを取得したいんだけど、良いですか?」などと聞いてはいけないそうです。聞いてしまうと面接をしなくてはいけなくなります。「ビザを取得します。」と言い切る事が重要になってくるそうです。この意味と真偽はよく分かりませんが、色んな所で耳にしたので本当ぽいです。
(必要書類;外国人の自国での戸籍謄本、出生証明書、婚姻登記簿、外国人登録カード、パスポート。)
5、ビザ取得
やっとビザの申請が終了しました。と言っても領事館でビザの取得が出来た訳ではありません。領事館でビザの申請を済ませると、日本と自国の両方でキチンと結婚してますよ、という証明書を貰えます。今度は、それをもって自治体にある入国管理局へ行きます。この入国管理局で最終的にビザを発行してもらえます。この入国管理局も公的な機関なので営業日時に注意して行かなければなりません。広島県の場合は合同庁舎の中にあります。この作業は比較的、簡単にできると思います。
(婚姻証明書、パスポート、外国人カード)
これでパスポートに新しいビザを貼付けてもらって全て終了です。あ、でも、最後に。この段階まで外国人登録カードには「短期滞在ビザ」と書かれています。これを市区町村の役場に持っていって「長期滞在ビザ」に書き換えてもらわなければなりません。もし、警察官などに身分証を提示するように言われた際、「短期滞在ビザ」の記載のままでいると不法滞在と間違われてしまいます。せっかく取得したビザは常に証明できる形でカ−ドに残しておきましょう。これで本当に全て終了です。
しかし、このビザは定期的に更新しなければなりません。更新については上記の手続きする必要は無く、比較的簡単に出来るっぽいです。ただ、最初の段階での長期滞在ビザの有効期限は1年とされている国が多いので、1年後には更新しなければなりません。この更新の度に1年だった滞在許可期間が少しずつ延びていくそうです。一発更新で4年に延長されるケースもあれば何年も1年ずつというケースもあるみたいで、国によって大きく違うそうです。その時点の国際情勢も影響してくるかもしれません。また、長期滞在中、帰国する場合は、その都度、入国管理局に行き、手続きしなければなりません。また、1回の帰国につき、3000円の手数料がかかります。(意味わからん)
もし、頻繁に帰国する際は年間5000円の手数料で1年間、出入りし放題になります。(凄い意味わからん)フリーパスの様なものでしょうか。ですので、年に2回以上、帰国または海外旅行をする予定がある場合はフリーパスを取得する方がお得です。この料金設定も地域の入国管理局によって変わってくるかもしれないので先に確認しておかなければなりません。どちらにしても、1回で数千円、お得なフリーパスもありまっせという、手数料とは名ばかりの「それって誰かが儲かってるから、こんな仕組みなんだよね。」と嫌味の一つも言いたくなる料金設定なのは確かかと思います。
以上が国際結婚の手順です。今回は日本ー台湾の場合の例ですので、別の国が対象となると多少の差異が出てくると思います。僕が実際にやった時は分からない事だらけで色んな本やサイトで調べ、とても苦労したので、今後、また別のどなたかが参考にしてくれたらと思います。正直、時間もお金も掛かる大変な作業ですが、今後、とても重要な事ですし、自身の為の作業です。何よりも、良い思い出になる共同作業ですので、協力して丁寧にしましょう。僕の時もとても大変で疲れましたが、とても良い勉強と思い出になりましたよ。
て、この文章を一度に打つ事の方が大変で疲れました。