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読書に関するDelete_Allのブックマーク (66)

  • 『面倒なことはChatGPTにやらせよう』を文系ゴリゴリおじさんが読んでみた。 - Everything you've ever Dreamed

    面倒なことはChatGPTにやらせよう (KS情報科学専門書) 作者:カレーちゃん,からあげ 講談社 Amazon 『面倒なことはChatGPTにやらせよう』(カレーちゃん氏、からあげ氏著)を2回通読した。著者のひとり、からあげさんは、僕がキャラクターを認識できる数少ないブロガーだ(お会いしたことはない)。現在、データサイエンス研究者として大活躍している。なお、僕は勝手に彼をターミネーター2に出てくるサイバーダイン社の開発者ダイソンさんをイメージしている。人類の未来のために、凶悪なターミネーターを開発することのないことを祈るばかりである。僕はゴリゴリの文系の営業職の50歳のオッサンで、書の推薦人である松尾教授とは真逆の人間である。もしかしたら書のターゲットから外れている人物像かもしれない。そういう人物に書がどう役に立つの?という視点でレビューになる。 書を一語にたとえると「ブルドー

    『面倒なことはChatGPTにやらせよう』を文系ゴリゴリおじさんが読んでみた。 - Everything you've ever Dreamed
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    Delete_All 2024/02/25
    ChatGPTがどういうものなのか、どうやって付き合えばいいいのか、文系ゴリゴリおじさんの僕でもわかるように丁寧に解説してあってとても良かった。
  • 2022年に読んでよかった本 小説・新書篇 - Everything you've ever Dreamed

    1年で区切る意味がよくわからないが挙げてみる。はよく読む方だと思われる。専門書や雑誌が圧倒的に多い。確認したら小説や新書は計83冊しか読んでいなかった。しかも再読が多い。その中で読んでよかったものを列挙しておく。レビューはない。順位もない。得点や星もない(星3.5と4の差が説明できない)。僕が評価する点は、投じた金額より「満足したか否か」のみだ。だからベストもランキングもない(強いて1位をあげるならナボコフの『ディフェンス』) というわけで、おなじ内容でも新刊と文庫では文庫のほうが安価なぶん評価は高めになり、無料で手に入れたものは高評価になる傾向がある。奥様がミーハーで売れているを買ってきてくれるため、小説新書のベストセラーはだいたい目を通しているけれどここには挙げられていない。シンプルに奥様が購入した価格に見合わないものが多かったからだ。「こんなものを買う金があるならこづかいを増やし

    2022年に読んでよかった本 小説・新書篇 - Everything you've ever Dreamed
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    Delete_All 2022/12/28
    今年読んで良かった本を挙げておきました。読書ライフの参考にどうぞ。
  • 世界のTAMIYAを作った田宮俊作氏の自叙伝かつビジネス本「田宮模型の仕事」 - karaage. [からあげ]

    「田宮模型の仕事」を読んだきっかけ 人気ブロガーであるフミコ・フミオ先生のセカンドブログの「1分日記」。その中に、ちらっと紹介されていて、妙に気になったのが「田宮模型の仕事」というでした。 田宮模型の仕事 (文春文庫) 作者:俊作, 田宮文藝春秋Amazon 電子書籍版が無いということで、購入迷っていたのですが、珍しく禁を破って買ってしまいましたがこれが大正解。 今の世界のTAMIYAを築いた創始者である田宮俊作氏(以降田宮氏)の自叙伝であると同時に、モノづくりに関する姿勢・ビジネスへの取り組み方等、そこいらのビジネス以上の知見の詰まった凄いでした。 「田宮模型の仕事」の紹介 (ほぼ)一代でTAMIYAを作り上げていく波乱万丈のサクセスストーリーの読み物としても普通に面白いのですが、やはりその真髄は、モノづくりへの姿勢とビジネスへの取り組み方ですね。 実際の戦車を世界中に見に行ったと

    世界のTAMIYAを作った田宮俊作氏の自叙伝かつビジネス本「田宮模型の仕事」 - karaage. [からあげ]
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    Delete_All 2022/02/14
    この本はさまざまな業種と職種に通じる名著だと思います。学びがあるうえ面白い。
  • フミコフミオさんの新刊本。おすすめ。 - 幸せなことだけをして生きていきたい

    毎日、書いていると、いろいろな疑問が出てくる。 ので、先人たちに学ぼうと、読書した。 小説家になって億を稼ごう(新潮新書) 作者:松岡圭祐 新潮社 Amazon yoshimor.hatenadiary.jp そして今回はこれ。 フミコフミオさん 神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する 作者:フミコフミオ KADOKAWA Amazon メンタル弱めの私が、ブラックな企業でも生きていけるのは、彼の文章のおかげ。 驚いたことに、フミコフミオさん自身も、書くことによってどんな状況でも折れない心を手に入れたとのこと。 この感覚なんとなくわかるな。 yoshimor.hatenadiary.jp これだけのことを考えているから、あれだけの文章が書けるんだ。素晴らしい。 書き捨てていくということは、0秒思考とすごく似ている。 ゼロ秒思考 作者:赤羽 雄二 ダイヤモンド社 Amazon 心に浮

    フミコフミオさんの新刊本。おすすめ。 - 幸せなことだけをして生きていきたい
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    Delete_All 2021/12/20
    ありがとうございます!嬉しい。
  • 朝吹真理子『きことわ』 - sekibang 1.0

    きことわposted with amazlet at 11.02.10朝吹 真理子 新潮社 売り上げランキング: 126 Amazon.co.jp で詳細を見る 朝吹真理子は1984年生まれ、私と学年が同じ年に生まれている。生まれた土地や環境はまったく違う。けれども、学年が同じである、ということはほとんど似たような時代の風景を見ている……であろう、そしてそういう自分とほとんど同時代人がどういった小説を書いて芥川賞を受賞しているのか、それが気になった。普段誰が芥川賞をとっても特段気にもしないのだが、今回ばかりはそうしたところで意識に止まり、書店で手に取ったら『E2-E4』への言及が目に止まる。それはマニュエル・ゲッチングが1984年に発表した、クラブ・ミュージック界隈、ミニマル・ミュージック界隈から今なおリスペクトされている記念碑的アルバムだ。そういえばゲッチングが昨年来日してこのアルバムを

    朝吹真理子『きことわ』 - sekibang 1.0
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    Delete_All 2011/02/11
    芥川賞受賞の話題作のレビュー。丁寧。
  • 村上春樹『村上春樹 雑文集』 - sekibang 1.0

    村上春樹 雑文集posted with amazlet at 11.02.05村上春樹 新潮社 売り上げランキング: 14 Amazon.co.jp で詳細を見る 仕事がちょっと忙しい → ストレス発散で金を使いまくるなかでアホほどを買う……というのをちょっと繰り返していたら積読が大変な量になってしまったため、しばらくの買い控えをおこなっていたのだが、会社の屋さんで見つけて抗いがたく購入。そして一気に読んでしまった。400ページ以上の大ボリュームのなかにさまざまな文章が収録されている。これまで彼のエッセイはかなり好んで読んでいたので特別目新しいものはない。しかし、リズミカルに読めてしまい退屈もない。(もしかしたらこのブログで同じことを何度も書いている可能性があるが)そうした読書感をもたらしてくれる書き手は稀有だ。 読んでいて、それにしても村上春樹という人はストイックなのだな、という印

    村上春樹『村上春樹 雑文集』 - sekibang 1.0
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    Delete_All 2011/02/06
    これは買ってしまうエッセイ集。ハルキのエッセイとシュールな短篇、かなり好き。
  • 村上春樹 柴田元幸『翻訳夜話』 - sekibang 1.0

    翻訳夜話 (文春新書)posted with amazlet at 11.01.15村上 春樹 柴田 元幸 文藝春秋 売り上げランキング: 9544 Amazon.co.jp で詳細を見る 『翻訳夜話』は作家、村上春樹とアメリカ文学者、柴田元幸という翻訳でつながったふたりが、翻訳について語ったもの。出版されたのは10年ほど前のことで、最初に収録されたフォーラムにいたっては1996年のものだから15年も前になる。このあいだ、村上春樹も柴田元幸も、かたや日で最も人気のある作家のひとりであり続け、かたや日で最も人気の翻訳者のひとりであり続けたのだからなんだかすごい話であるな、と思う。当初で触れられるのは、翻訳の話だけではなく、村上春樹の文章の作り方、一種の創作論も含まれており、この面でもとても興味深い書物だろう。 翻訳といえば思い出すのはベンヤミンの「翻訳者の使命」という文章だ。これはつい先

    村上春樹 柴田元幸『翻訳夜話』 - sekibang 1.0
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    Delete_All 2011/01/16
    翻訳者=巫女って喩えはうまいなあ。さすがハルキ。「むしろ、翻訳がおこなわれることによって、その物語の核が一層磨かれ、さらに輝くこともあるだろう」
  • あなたの人生の物語 - テッド・チャン - 青色2号

    今まで読んだことがないという体たらくでありました、テッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』。構成と主題の組み合わさり方が美しいのはもはや当然として、SF懐というべきか、ものごとをまったく別の視点から照射するそのやりかたがあまりに鮮かな一冊でした。 以下、すべてではないにせよ個別の短編の感想とか。っていうか、今読み返してみたらあらすじの説明に終始しているぞ!まあいいや!! 理解 高次の知能を獲得していくと最終的に超能力戦にしか見えなくなるっていうのが笑えるんだけど、それはともかく。ある意味では、お猿さんにとっての人間知能ってどんなものなんだろうっていうか、幼年期の終わりというか、そんな感じで、とくに「陳述の変更が全文法の調整をもたらす」言語についての記述はやっぱりゾクゾクしてしまいました。 あなたの人生の物語 目的論的な思考方法が最終的にトラファルマドール星人にまで至るっていう話。構

    あなたの人生の物語 - テッド・チャン - 青色2号
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    Delete_All 2010/12/12
    テッド・チャン面白いよ!寡作なのが難点だけど。/id:murashit  今月のSFマガジンにテッドの新作中篇が掲載されているよ。傑作。
  • イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』 - sekibang 1.0

    その数学が戦略を決める (文春文庫)posted with amazlet at 10.10.29イアン エアーズ 文藝春秋 売り上げランキング: 2097 Amazon.co.jp で詳細を見る タイトルだけ読むとろくでもないビジネスのような印象を受けるのだが、中身は「絶対計算」と呼ばれる意思決定をうながすような統計学的分析の世界を紹介する大変勉強になる。昔と違って、計算に使えそうなデータが莫大な量となり、かつ、コンピューターの発達によりその莫大な量の計算が可能なものとなってきたため、絶対計算の進歩も目覚しくなっている。その成果として、計算式によって「今年作ったワインが、ヴィンテージになったとき、どのぐらいの価値を持つか(どのぐらい美味しいか)」を導き出せたり、将来性のある野球選手のスカウトの仕方までわかってしまう、という。書がまず紹介しているのは、こうした驚くべき事実だ。 これに

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    Delete_All 2010/10/29
    絶対計算(?)について書かれた本。なにかのネタになりそうなので読みたい。
  • 西成活裕『渋滞学』 - sekibang 1.0

    渋滞学 (新潮選書)posted with amazlet at 10.10.16西成 活裕 新潮社 売り上げランキング: 1929 Amazon.co.jp で詳細を見る このところ連休前などの道路が混みそうな時になると必ずニュース番組でコメントを求められている人がいる。それが書を書いた東大の西成先生で、がっちりとしたスポーツマン風の体格で鼻と口のあいだにヒゲを生やした、男性ホルモンが濃さそうなメガネの先生の顔を覚えている人も多いと思う(なんでも大学時代はラグビーをやっていたんだそうな)。テレビ画面に映った西成先生は「気がつかないような上り坂が自然渋滞の原因だ」という。その説明は、とってもクリアで、私は「えー、ほんとなのかよ、なんかわかりやすすぎてあやしくない?」と前から気になっていた。屋でこのを見つけて読もうと思ったのは、そんな理由がある。 で、読んでみたんだけれど、これはものす

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    Delete_All 2010/10/16
    渋滞学、なんだかとても面白そうだZE。
  • ジーン・ウルフ『拷問者の影』(新しい太陽の書 1) - sekibang 1.0

    拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)posted with amazlet at 10.07.27ジーン・ウルフ 早川書房 売り上げランキング: 81652 Amazon.co.jp で詳細を見る 高度に発達した文明が一度崩壊し、太陽の力が弱まった世界を舞台にした(ポスト・ヒストリー的な世界)この『新しい太陽の書』というシリーズは「すべてを記憶している男」であるセヴェリアンの自叙伝という形式をとっている。その世界に生きる人々は階級や職業といった区分に強く縛られているのだが、主人公もまた「拷問者」という職業組合に所属しており、組織内の厳格な掟のもとで生きていた。 『新しい太陽の書』の第一巻『拷問者の影』は彼がその組合の徒弟時代から語られ始める。それも少年から青年へ、という境目となる――もうすぐ正式な「職人」として認められる――頃から。だからこれはひとつの典型的な教養

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    Delete_All 2010/07/27
    これ、つい先日読み終えた。面白いよねえ。
  • マイク・レズニック「キリンヤガ」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)posted with amazlet at 10.02.20マイク レズニック 早川書房 売り上げランキング: 92486 Amazon.co.jp で詳細を見る絶滅に瀕したアフリカの種族、キクユ族のために設立されたユートピア小惑星、キリンヤガ。楽園の純潔を護る使命をひとり背負う祈祷師、コリバは今日も孤独な闘いを強いられる…ヒューゴー賞受賞の表題作ほか、古き良き共同体で暮らすには聡明すぎた少女カマリの悲劇を描くSFマガジン読者賞受賞の名品「空にふれた少女」など、ヒューゴー賞・ローカス賞・SFクロニクル賞・SFマガジン読者賞・ホーマー賞など15賞受賞、SF史上最多数の栄誉を受け、21世紀の古典の座を約束された、感動のオムニバス長篇。《裏表紙解説より》 テラフォームされた小惑星:キリンヤガ。元は所謂“文明側”の住人であったコリバを祈祷師とし、彼の導きで、地球で

    マイク・レズニック「キリンヤガ」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
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    Delete_All 2010/02/21
    この本、いつだったかユウリンドウで見かけて手にとったけど買うのやめたんだよ~(SFは表紙がモテなさそうな感じがするので敬遠してしまいがち)。面白そうだから読もう。
  • V. - トマス・ピンチョン - 青色28号

    僕にとっては,中編「競売ナンバー49の叫び」および短編集「スロー・ラーナー」に続き,はじめてのピンチョンの長編でした.いままでだってまちがいなく好きな作家だったのですが,今回こうして長編を読むことで,自分のなかでは明かに他から頭ひとつ(どころじゃなく)飛び抜けた作家になった気がします.そんな上下二冊. 「競売ナンバー49…」の感想で僕はこう書きました. 五感の描写がなんだかやけに捻じ曲がっているように感じるのは必然性のない細部への固執がなせる業か.そのせいで,全体を通して,文章の中に現れるひとつひとつのデータのもつ情報量が不明瞭に感じられるのか. 僕がここに物語を見出すのは,こういった不明瞭なデータの連なりに情報としての意味をもたせあるいは意味をつくりだすからで,用意された因果関係があるかどうかなんてことは質的ではない. 基的にはこれと同じ構図です.「競売ナンバー49…」の主人公である

    V. - トマス・ピンチョン - 青色28号
  • ルーキアーノス『遊女の対話』 - sekibang 1.0

    遊女の対話 他三篇 (岩波文庫 赤 111-2)posted with amazlet at 09.10.29ルーキアーノス 岩波書店 売り上げランキング: 229260 Amazon.co.jp で詳細を見る 二世紀に活躍した風刺作家、ルーキアーノスのを読みました。なんの目的もなく、なんの前情報もなく読んだのですが、このの表題作ともなっている『遊女の対話』という作品がかなり良い感じで面白く読みました。この作品は、タイトルどおり、遊女(まぁ、売春婦ですね)が「アイツに男を取られた」だの「あんな男はイヤだ」だのベラベラしゃべっている様子がまとめられた短い対話集、と言う感じ。なので特にストーリーらしきものはないのだけれど「二世紀の男も女も、今とあんまり変わらないんだなぁ……」と大変感心しました。とくに最高なのは、遊女にカッコ良く思われたくて「俺、すげーんだよ。この前の戦争でもいっぱい敵を殺

    ルーキアーノス『遊女の対話』 - sekibang 1.0
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    Delete_All 2009/10/30
    面白そうだZE!
  • 62歳あぶさん、ついに現役引退(産経新聞) - Yahoo!ニュース

    37年間のプロ野球選手生活にピリオド−。水島新司さん(70)の人気野球漫画「あぶさん」の主人公、あぶさんこと景浦安武選手が5日発売の漫画誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館、10月20日号)の中で現役を引退することが3日分かった。作品の連載は続けられる。 同号に掲載されるのは「さようなら90番」というタイトルの第873話。プロ野球福岡ソフトバンクホークスに所属する62歳のあぶさんがレギュラーシーズン最終戦に出場し、試合後、ファンに引退のあいさつをする−というストーリー。 作品は昭和48年連載開始。実在のプロ野球選手や監督らを登場させながら、あぶさんの活躍を描く物語で、現在までに単行94巻、2千万部が刊行された。今年3月、作品中で今季限りの現役引退を予告していた。 小学館は「引退後のあぶさんの活動に期待してほしい」とコメント。水島さんも「あぶさんの人生はこれからです」と話していると

  • ピコピコ少年/押切蓮介 : 旧機械

    ピコピコ少年 著者:押切 蓮介 販売元:太田出版 発売日:2009-09-17 おすすめ度: ファミコンもメガドラもPCエンジンもひっくるめて、カーチャン達には「ピコピコ」と呼ばれていた時代のお話。ぼくらはゲームに夢中だったんだ。 駄菓子屋のオンボロ筐体で遊んだファイナルファイト。自作の「秘密基地」に持ち込んで遊んだゲームボーイ。カセットを幾つも買ってもらえた友達の家には毎日のように集まっていたっけ。 あの頃の思い出は、少年時代のキラキラとしたマスターピース。 もちろんそんな漫画の訳がねぇ。何が「ぼくら」だ。 ゲームで学力を失い、ゲームで恋を失い、ゲーム友達を失う。真っ逆さまに転げ落ちたねずみ色の青春、ゲームにまつわる数々のダークサイド。ドロリとした手触りのエピソードが詰め込まれた心温まる回想録です。こんなに面白くてイヤな気分になる漫画も珍しい。 友達との喧嘩、親や教師との諍い、「戦争

    ピコピコ少年/押切蓮介 : 旧機械
  • ホルヘ・ルイス・ボルヘス『続審問』 - sekibang 1.0

    続審問 (岩波文庫)posted with amazlet at 09.09.16J.L. ボルヘス 岩波書店 売り上げランキング: 15530 Amazon.co.jp で詳細を見る ボルヘスの評論集『続審問』を読み終えました。これはむちゃくちゃに面白かったです。異端的な思想家・科学者・文学者への言及が満載で「へぇ……こんなおかしな人がいたのかぁ……」と大変ためになりました。小説と同じぐらい面白いのですが、彼の小説とこれらの評論は地続きで、書きたいことがブレていないので「小説と評論の面白さが変わらないことは当然だ」とも思います。超オススメ。 こののなかでボルヘスは、何度も時間・知識・夢といった彼の小説のテーマにもなっている事柄についても書いているのですが、それらを読んでいると「なぜ、ボルヘスはあんな迷宮的で、なんだかよくわからない小説をいっぱい書いていたのだろう……」ということを考える

    ホルヘ・ルイス・ボルヘス『続審問』 - sekibang 1.0
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    Delete_All 2009/09/16
    これは読もう。
  • サマーバケーションEP/古川日出男 : 旧機械

    サマーバケーションEP 著者:古川 日出男 販売元:文藝春秋 発売日:2007-03 おすすめ度: 夏だからこのという訳ではないんですが、レトロな装丁が気に入ったので。単なる偶然ですが、夏に読めて良かった。 に対する嗅覚が無くなるというか、次に読みたいというのがピタッと無くなることが良くあります。そういう時は自分にとっての定番、大体外れは無いだろうという作家の作品を手に取るわけですが、そのうちの一人が古川日出男です。 独特の文体によるリズム、適度に乱暴な言葉遣い、時々とんでもない方向に足を踏み外す物語。はっきり言って読みづらいのに、それでもぐんぐん読ませる勢いが好きなのですね。 これは「僕」の冒険の物語。冒険と言っても、井の頭公園から神田川を下り、海を目指してただただ歩き続けるだけ。それでも「僕」には初めての冒険になる。何故なら「僕」は人の顔を覚えられないから。 目が二つあり、鼻があ

    サマーバケーションEP/古川日出男 : 旧機械
  • Amazon.co.jp: となりの801ちゃん4 特別限定版 (Next comics): 小島アジコ: 本

    Amazon.co.jp: となりの801ちゃん4 特別限定版 (Next comics): 小島アジコ: 本
  • 囚人のジレンマ - リチャード・パワーズ - 青色28号

    アメリカ文学のうち、僕がなんとなく惹かれてしまうものはなぜか、アメリカそのものを、戦争のイメージ、あるいは父権的なものから照らしだすような小説であることが多いのですが、このもやはりそんなふうなもののひとつなのだろうと思いました。 そして、あるいはその構造。気づいたのはずいぶん後半になってからだったんですが、明らかにされた構造によってそれまでの物語のもつ意味が照し出されるという体験をすると、やっぱこれこそ長編小説の醍醐味なのだろうなあ、としみじみ感じてしまうものです*1。 それはそうと、今からちょっと恥ずかしいことを言います。つまり「これって、あるいみでは 『絶対に叶うはずのないセカイ系』を叶えようとした男の話なのかもしれませんよねー」って話を。 …うわあこいつセカイ系とか言っちゃってるよハズカシー!と言いたいならそう言え!!(…でもちょっと釈明させてください…) まあ普通こんなのを指して

    囚人のジレンマ - リチャード・パワーズ - 青色28号
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    Delete_All 2009/07/25
    セカイ系?