並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 33 件 / 33件

新着順 人気順

山根一眞の検索結果1 - 33 件 / 33件

  • 大半の日本人が知らない……「福井県の水月湖」が世界の研究に決定的な影響を及ぼした理由 7万年の年縞が1年刻みで残る : 登山ちゃんねる

    2020年09月14日 大半の日本人が知らない……「福井県の水月湖」が世界の研究に決定的な影響を及ぼした理由 7万年の年縞が1年刻みで残る カテゴリニュース Comment(34) 1: 名無しさん 2020/09/13(日) 16:02:12.46 ID:CAP_USER 大半の日本人が知らない……「福井県の水月湖」が世界の研究に決定的な影響を及ぼした理由 地学の仕事に「過去の時間を正確に測る」という大事な作業がある。 日常生活で時間を計るのは時計であり、年月日や時分という単位が用いられる。 そして地球が刻んだ時間を決めるのは地質学の仕事だ。 それも地球科学者は10年や100年ではなく何千年あるいは何万年という時間を可能な限り正確に測定したい。 よく知られているように、樹木に見られる「年輪」では縞(しま)の1本が1年に相当し、年輪を数えれば木の年齢が分かる。 夏は年輪の幅が広く冬は狭いの

      大半の日本人が知らない……「福井県の水月湖」が世界の研究に決定的な影響を及ぼした理由 7万年の年縞が1年刻みで残る : 登山ちゃんねる
    • コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)

      インフルエンザウイルスが横綱なら、新型コロナウイルスはせいぜい関脇だ──。 猖獗をきわめているかに見えるウイルスだが、過剰に恐れる必要はないのか。呼吸器ウイルス感染症の大御所・根路銘(ねろめ)国昭氏にノンフィクション作家・山根一眞がインタビューする緊急企画、後編を配信する。〈前編はこちら〉 ワイドショーの看板である某司会者が、「コロナウイルスに感染して肺に入り、インフルエンザが発症した時に……」と口にした。ニュース番組を仕切る者ですら、インフルエンザとコロナ肺炎の違いがわからないのだから、情報が混乱しているのは当然だろう(いずれも呼吸器感染症だが、発症原因のウイルスがまったく違う)。 そこで、インフルエンザやコロナウイルスによるSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)との闘いを経験してきたウイルス呼吸器感染症の大御所、根路銘国昭さんに、何が正しい情報かを聞いたインタビ

        コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)
      • コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!(山根 一眞)

        新型コロナウイルスの脅威を報じるニュースが後を絶たない。だが、私たちは本当にそれほどこの事態を恐れるべきなのだろうか。何か根本から誤解しているのではないか。 ノンフィクション作家・山根一眞氏が、呼吸器ウイルス感染症の大御所を直撃。すると今回のウイルスは「弱い」という衝撃的な事実が判明した! 新型コロナウイルスの模型をテニスボールで作ってみた。表面の大きなトゲ(突起)が健康な肺胞細胞にとりつき「感染」するが、このトゲは壊れやすい弱点がある。大きさは100ナノメートル(1mmの1万分の1)前後で、このテニスボールサイズに拡大すると、身長170cmのヒトのサイズは福岡~花巻間の距離(約1140km)になる。今、世界はそんな超極小ウイルスに翻弄されている(模型製作・写真:山根一眞) 新型コロナ肺炎の不思議 2019年末、中国・武漢に発したコロナウイルスによる肺炎は、新型コロナウイルス、武漢肺炎、新

          コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!(山根 一眞)
        • 【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない

          1923(大正12)年9月1日、相模湾を震源とする関東大震災が発生した。東京都心は大火災に見舞われ、首都は壊滅。死者・行方不明者は10万5000人。その犠牲者の87%が焼死という生き地獄だった。 その関東大震災を予測し、想定焼失戸数や死者数を18年前の1905(明治38)年9月に発表した偉大な地震学者がいた。今村明恒(1870~1948年)だ。 雑誌『太陽』(博文館)に「市街地に於る地震の生命及財産に對する損害を輕減する簡法」という一文を寄稿したが、一般向け雑誌であったため大反響があり、その後「ほら吹き」という批判にさらされることにもなった。2013年には『関東大震災を予知した二人の男 大森房吉と今村明恒』(上山明博著、産経新聞出版発行)という名著が出ているが、『太陽』の記事は、一部引用のみだった。 同様に件の記事を引用した論文は多々あったが、オリジナルの全文が読みたかった。そこで『太陽』

            【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない
          • コロナにも? 自然素材石けんは合成洗剤の「1000倍のウイルス破壊力」(山根 一眞)

            コロナにも? 自然素材石けんは合成洗剤の「1000倍のウイルス破壊力」 天然由来成分に驚きの効果を発見 新型コロナウイルス感染症から命を守る予防策として「石けん」による手洗いが推奨されているが、「石けんのウイルス破壊」には未解明の謎があった。 そこで、長年にわたりウイルス不活性化の解明に取り組んできたのが、広島大学大学院、北九州市立大学、シャボン玉石けん(北九州市)の研究者チームだ。そして2019年、大きな研究成果が発表された。 石けんの「洗浄力」は主成分の界面活性剤によるが、インフルエンザウイルスによる実験で、ハンドソープ製品の大半の主成分である合成系界面活性剤と比べ、自然素材無添加石けんの界面活性剤のインフルエンザウイルス破壊能力が、100〜1000倍も大きいことが明らかになった。そして、その攻撃力の差がウイルスに対する石けんの作用の常識を覆す事実がわかったというのだ。 前回に続き研究

              コロナにも? 自然素材石けんは合成洗剤の「1000倍のウイルス破壊力」(山根 一眞)
            • 船を知り尽くすメタルカラーが「数字」で覆す「日本史の常識」(山根 一眞)

              話題の本、『日本史サイエンス』を読み、著者の播田安弘さんに会いたいと思った。これは私の悪い「癖」(?)だが、本を読んで感動すると著者にどうしても会いたくなる。 その最初は20歳、宮澤賢治先生だった。岩手県花巻市の生家を訪ね、ご令弟の宮澤清六さんにお目にかかったが、それが後に、私が「もの書き」という仕事を選ぶことにつながった。 次が1981年、34歳の時に読んだ京都大学ウイスル研究所、畑中正一さん(現、京都大学名誉教授)の『がんはどこまでわかったか』(講談社サイエンティフィック)だ。「取材」という名目でお訪ねし、8時間におよぶインタビューに応じていただいたが、以降、私がウイルス学を取材し続ける契機となった。 作家の吉村昭さんをご自宅にお訪ねしたのはその数年後だったと思う。2度お訪ねし、徹底して史実を調べあげ物語を構築する“技”を多く学ばせていただいた。 そして「著者に会いたい」の4回目が、『

                船を知り尽くすメタルカラーが「数字」で覆す「日本史の常識」(山根 一眞)
              • クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(山根 一眞)

                ノンフィクション作家・山根一眞氏が、呼吸器ウイルス感染症の大御所を直撃する大好評緊急企画。沖縄にて最新データをもとにあぶり出した、新型コロナウイルスの意外すぎる姿とは──。(本文中の写真:山根一眞) 呼吸器感染ウイルスの大御所、根路銘(ねろめ)国昭さんにインタビューしたコロナウイルスに関する2つの記事が大きな反響を呼んでいる。 ◆コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る! ◆コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由 そこで、あらためて沖縄県名護市に根路銘さんを訪ね、2日間にわたりインタビューを、そして意見交換を行ってきた。 折しも、安倍総理大臣が専門家による検討をせず独断で3月2日から全国の学校の臨時休校を指示、大きな社会的な混乱を引き起こしたが、沖縄入りはその翌日だった。根路銘さんは、この異常事態をどう見ているのだろうか。 那覇市から高速道

                  クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(山根 一眞)
                • 国語の読解問題(物語文・説明文)にはどんな作品が使われているか?~進研ゼミ【考える力・プラス 中学受験講座】(私立・国立受験用)4年生10月号11月号より - 知らなかった!日記

                  毎月楽しみにしている講座 丁寧で楽しい内容だから2学年先でも大丈夫 物語文だけは苦戦 男の子は物語が苦手なもの 塾の先生の話~仕方ないと諦める 問題文で「物語」に触れる経験を重ねればOK 月によって学習テーマが決まっている 【物語文】の月 【説明文】の月 学習の成果は塾の公開テストに出た 読解問題(物語文・説明文)に使われている作品 4年生10月号の【物語文】で使われた小説など テキスト 演習ワーク 添削テスト 子どもが全部読んでみたいと言い出した物語は… 4年生11月号の【説明文】に使われた実用書・専門書など テキスト 演習ワーク 添削テスト 4年生11月号の【詩】 テキスト 演習ワーク 親世代にとって、読解文に載っている作品は懐かしく楽しい 今回は進研ゼミ【考える力・プラス 中学受験講座】の話です。 毎月楽しみにしている講座 丁寧で楽しい内容だから2学年先でも大丈夫 通常コースはそのま

                    国語の読解問題(物語文・説明文)にはどんな作品が使われているか?~進研ゼミ【考える力・プラス 中学受験講座】(私立・国立受験用)4年生10月号11月号より - 知らなかった!日記
                  • 「日本の研究者」が世界をリード…人類が見たことのない「最古の遠方銀河」を見つけた若手研究者の実像(山根 一眞)

                    南米チリ共和国北部、標高5000メートルのアタカマ砂漠に建設された電波干渉計「アルマ望遠鏡」。日本、北米、ヨーロッパを中心に、チリや東アジアを含め22カ国の国際協力プロジェクトとして建設、運用されてきました。 2003年に建設が始まり、試験運用を経て、2013年3月に開所式を迎え、本格運用が開始されました。今年は、このアルマ望遠鏡の運用開始10周年になります。これまで、多くの発見や研究成果をもたらしてきましたが、その中には次代の天文学を担う若手研究者によるものも目立ちます。 そこで、山根一眞さんが、アルマプロジェクトのリーダーである井口 聖さん(元 国立天文台 副台長)に3人の若手研究者を紹介してもらい、それぞれに興味深い研究内容について話を聞きました。 アカタマ高地のアルマ望遠鏡。アルマは電波をとらえるので日中でも観測可能 photo by National Astronomical O

                      「日本の研究者」が世界をリード…人類が見たことのない「最古の遠方銀河」を見つけた若手研究者の実像(山根 一眞)
                    • ついに初打ち上げ、日本の国産基幹ロケット「H3」――その「凄すぎる全容」完全レポート(山根 一眞)

                      打ち上げ中止の真相 2003年3月7日、午前●時●分●秒、H3ロケット1号試験機が種子島宇宙センターから、やっとやっと打ち上げられ、●時●分●秒、「初荷」である先進光学衛星「ALOS-3」(だいち3号)を静止遷移軌道に投入、打ち上げは成功した。 H3初号機は、2023年2月17日に初打ち上げを迎えたが、メインエンジンが点火し白煙(液体酸素と液体水素の燃焼による水蒸気)が上がったもののエンジンは自動停止。2基の補助ロケットブースター(SRB-3)が点火せず、発射台に居座ったままだった。H3は、「僕飛びたくないよ」とダダをこねているように見えた。 発射できなかった原因について、JAXAのプロジェクトマネージャ、岡田匡史(ただし)さんは、「ロケット本体が電源系の異常を検知したため半導体スイッチがOFFとなり、SRB-3に着火信号が送られなかった。自動安全システムにより発射が<中止>されたので、打

                        ついに初打ち上げ、日本の国産基幹ロケット「H3」――その「凄すぎる全容」完全レポート(山根 一眞)
                      • コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

                        ---------- インフルエンザウイルスが横綱なら、新型コロナウイルスはせいぜい関脇だ──。 死ぬ瞬間はこんな感じです。死ぬのはこんなに怖い 猖獗をきわめているかに見えるウイルスだが、過剰に恐れる必要はないのか。呼吸器ウイルス感染症の大御所・根路銘(ねろめ)国昭氏にノンフィクション作家・山根一眞がインタビューする緊急企画、後編を配信する。〈前編はこちら〉 ---------- 新型コロナウイルスに関する情報があふれているが、専門家ではない人たちの憶測や誤った情報も多く混じっている。 ワイドショーの看板である某司会者が、「コロナウイルスに感染して肺に入り、インフルエンザが発症した時に……」と口にした。ニュース番組を仕切る者ですら、インフルエンザとコロナ肺炎の違いがわからないのだから、情報が混乱しているのは当然だろう(いずれも呼吸器感染症だが、発症原因のウイルスがまったく違う)。 そこで、

                          コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
                        • 【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない

                          1923(大正12)年9月1日、相模湾を震源とする関東大震災が発生した。東京都心は大火災に見舞われ、首都は壊滅。死者・行方不明者は10万5000人。その犠牲者の87%が焼死という生き地獄だった。 その関東大震災を予測し、想定焼失戸数や死者数を18年前の1905(明治38)年9月に発表した偉大な地震学者がいた。今村明恒(1870~1948年)だ。 雑誌『太陽』(博文館)に「市街地に於る地震の生命及財産に對する損害を輕減する簡法」という一文を寄稿したが、一般向け雑誌であったため大反響があり、その後「ほら吹き」という批判にさらされることにもなった。2013年には『関東大震災を予知した二人の男 大森房吉と今村明恒』(上山明博著、産経新聞出版発行)という名著が出ているが、『太陽』の記事は、一部引用のみだった。 同様に件の記事を引用した論文は多々あったが、オリジナルの全文が読みたかった。そこで『太陽』

                            【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない
                          • コロナ対策の手洗いに期待!「昔ながらの石けん」の抗ウイルス効果(山根 一眞)

                            新型コロナウイルス感染症の拡大で関心を集めるようになった「手洗い」の重要性だが、手洗いに欠かせない石けんの作用機序には謎が多かった。 そんな中マイナーな存在だった昔ながらの「自然原料の無添加石けん」の主成分に驚くべき抗ウイルス作用があることが判明した。その研究者、メーカーの研究開発者らを訪ねた。 「自然原料で製造した無添加石けん、そのハンドソープの主成分である界面活性剤を調べたところ、インフルエンザウイルスに対する効果があまりにも大きいことにびっくりしました」 こう語るのは広島大学大学院医系科学研究科(ウイルス学)教授、坂口剛正さんだ。 坂口さんらが調べたのはヒトインフルエンザウイルスとネコカリシウイルス(ノロウイルスの仲間)。実験結果は、広く販売されている合成系洗剤(の石けん)の主成分と比べて、自然原料で製造した無添加石けんの主成分の抗ウイルス作用が最大で1000倍も大きかったというのだ

                              コロナ対策の手洗いに期待!「昔ながらの石けん」の抗ウイルス効果(山根 一眞)
                            • コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

                              ---------- 新型コロナウイルスの脅威を報じるニュースが後を絶たない。だが、私たちは本当にそれほどこの事態を恐れるべきなのだろうか。何か根本から誤解しているのではないか。 死ぬ瞬間はこんな感じです。死ぬのはこんなに怖い ノンフィクション作家・山根一眞氏が、呼吸器ウイルス感染症の大御所を直撃。すると今回のウイルスは「弱い」という衝撃的な事実が判明した! ---------- 2019年末、中国・武漢に発したコロナウイルスによる肺炎は、新型コロナウイルス、武漢肺炎、新型肺炎など呼称も定まらないままだったが、2020年2月12日、WHO(世界保健機関)はやっと「COVID-19」と命名した。 大きな混乱が続いているこの「COVID-19」、「なぜ?」と思うことが多々ある。 2月8日には武漢で新型肺炎の疑いで入院していた日本人男性の死亡が報じられたものの(新型コロナウイルスかどうかの検査結

                                コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
                              • アレシボ望遠鏡、900トン受信機落下で崩壊の衝撃 【山根一眞の万有探査】アレシボ望遠鏡とはやぶさ(1) | JBpress (ジェイビープレス)

                                崩壊する前のアレシボ電波望遠鏡。映画『007 ムーンレーカー』や『コンタクト』の舞台としても利用され広く知られた(出典:アメリカ国立科学財団) 世界最大規模を誇った中米プエルトリコの「アレシボ望遠鏡」が大崩壊。思い浮かんだのは「はやぶさ」だった──。「はやぶさ2」の帰還を前にその役割を終えたアレシボ望遠鏡が、はやぶさプロジェクトに果たした大きな貢献とは? 『小惑星探査機はやぶさの大冒険』 『小惑星探査機はやぶさ2の大挑戦』 『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』などの著書があり、はやぶさプロジェクトを間近で見続けてきたノンフィクション作家の山根一眞氏が解説する。(JBpress) 【本記事は多数の図版を掲載しています。配信先で図版が表示されていない場合はJBpressのサイト(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63158)にてご覧ください。】 小

                                  アレシボ望遠鏡、900トン受信機落下で崩壊の衝撃 【山根一眞の万有探査】アレシボ望遠鏡とはやぶさ(1) | JBpress (ジェイビープレス)
                                • 能登半島地震を引き起こした「張本人」…なんと「活断層マップ」に載っていた(山根 一眞)

                                  2024年元旦に襲いかかった能登半島地震。知りたいのはこの巨大地震がどのようにして起こったかだが、断片的な報道は続いているものの全体像がつかみにくい。 そこで、東北大学(仙台市)に活断層研究の第一人者、遠田晋次さんを訪ね、能登半島地震がどう起こったのか、さらに活断層と巨大地震の関係などをじっくり聞いた。 遠田晋次:東北大学・災害科学国際研究所(都市直下地震災害・応用地質、教授)、文部科学省・地震調査研究推進本部調査観測計画部会委員など。詳しいプロフィールは、こちら

                                    能登半島地震を引き起こした「張本人」…なんと「活断層マップ」に載っていた(山根 一眞)
                                  • クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

                                    ---------- ノンフィクション作家・山根一眞氏が、呼吸器ウイルス感染症の大御所を直撃する大好評緊急企画。沖縄にて最新データをもとにあぶり出した、新型コロナウイルスの意外すぎる姿とは──。(本文中の写真:山根一眞) ---------- 【写真】死ぬ瞬間はこんな感じです。死ぬのはこんなに怖い 呼吸器感染ウイルスの大御所、根路銘(ねろめ)国昭さんにインタビューしたコロナウイルスに関する2つの記事が大きな反響を呼んでいる。 そこで、あらためて沖縄県名護市に根路銘さんを訪ね、2日間にわたりインタビューを、そして意見交換を行ってきた。 折しも、安倍総理大臣が専門家による検討をせず独断で3月2日から全国の学校の臨時休校を指示、大きな社会的な混乱を引き起こしたが、沖縄入りはその翌日だった。根路銘さんは、この異常事態をどう見ているのだろうか。 那覇市から高速道路で約1時間半で名護市に着く。このル

                                      クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
                                    • コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)

                                      根路銘 コロナウイルスは壊れやすいので、1%の界面活性剤を噴霧するだけで殺せます。特別な消毒剤がなくても、水にごくごくわずかな家庭用の洗剤や石けんを溶かしたもの使うのでも効果があります。 また手洗いでは、水だけで洗うのでは十分ではないので、石けんを使うことです。石けんはウイルスを作っている膜を溶かしますから。 コロナウイルスは感染力が強いインフルエンザウイルスよりは御しやすいので、感染者、肺炎発症者に近づく時はマスクをするなどを心がければ、いずれ終息します。 山根 感染拡大はいつまで続きますか? 根路銘 テレビで4月、5月にさらに感染が広がるおそれがあると発言している人がいて唖然としました。コロナウイルスは気温が上がると生きていけないんです。もともと冬の寒い季節に活発になる風邪のウイルスなので、2月末から3月に入れば自然に終息すると私は見ています。 正しい知恵と対処法をもって向き合あえば、

                                        コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由(山根 一眞)
                                      • ブラックホール撮影の陰に日本の技術 山根一眞氏語る | NIKKEIリスキリング

                                        ブラックホール撮影の陰に日本の技術 山根一眞氏語る『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』著者2019 / 5 / 23 ブラックホール観測成功のニュースは記憶に新しい。観測の実現は世界6カ所、連携した8台の電波望遠鏡群だ。6カ所のうち最大の貢献をしたのが、南米チリのアルマ望遠鏡だ。長年にわたり同望遠鏡建設プロジェクトを取材し、2017年に『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』(日経BPコンサルティング)を刊行したノンフィクション作家の山根一眞氏に、観測成功に寄せて、万感の思いを寄稿してもらった。 ◇   ◇   ◇ 2019年4月10日、午後10時7分、東京の学術総合センター(千代田区一ツ橋)で始まった緊急記者会見で国立天文台水沢VLBI観測所教授の本間希樹さんは、こう語り出した。 「ブラックホールは天文学者が100年追い続けてきましたが、まだ見たことがありませんでした。そこで世界の1

                                          ブラックホール撮影の陰に日本の技術 山根一眞氏語る | NIKKEIリスキリング
                                        • 【日本の元気 山根一眞】キーボードはカウボーイの鞍と同じ 「指先の不快感」を解消した「HHKB」(1/2ページ)

                                          キーボードをたたいて日本語原稿を書きながら、ふと思った。タイプライターのキー配列「QWERTY(クワーティ)」がアメリカで誕生し来年で150年だが、日本人の私が英文用キーボードで日本語を当たり前のように入力(タイプ)しているのは何と不思議なことか、と。 南米上空を飛行中の機内で、私がノートPCで原稿をタイプしていたところ、その画面をのぞき込んだ客室乗務員の女性たちに騒がれちゃったことがある。英文キーボードをタイプしているのに、画面に象形文字のような不可解な文字(つまり漢字仮名交じり文)が表示されるのが不思議だと言うのだ。笑ってはいけない。私たち自身、QWERTYで日本語入力する方式の「発祥は?」と聞かれてもまず答えられないだろうから。 QWERTYキーボードによる「ローマ字入力による日本語変換」を最初に搭載したのは、1980年発売のキヤノンの第1号ワープロ専用機「キヤノワード55」だ。私は

                                            【日本の元気 山根一眞】キーボードはカウボーイの鞍と同じ 「指先の不快感」を解消した「HHKB」(1/2ページ)
                                          • 日本と世界のコロナウイルス最新情報をまとめてみた。 - 人生万事ドーパミン!

                                            今週のお題「ホワイトデー」、あれま、今夜はお題の切り替え日だったのですか。 今日は東京出張だった。 駅の構内やら、デパチカやら、ホワイトデーのギフトコーナーができていて驚いた。 コロナウイルス対策のため、学校は休校、商業施設は時短営業、不要不急の自粛要請やら、在宅勤務化やらで、今年のホワイトデー商戦は、実質なくなった、と思っていたから、それでも予定通りフェアはやっているのだな、と。 今日の新幹線の乗車率は驚いた。 いつも出張の朝乗る、金沢からやってくる全社指定の新幹線は、長野でほぼ満席になる。 2月の中下旬あたり、コロナが上陸したせいで、マスクが目立つようになってきて、出張ビジネスマンも減ってきたのかな、という感じだったけど、まあまあの乗車率だった。 今回はひどい。 1車両に5名から10名くらいしか乗車してないスカスカの列車がホームに入ってきたので、びっくりした。 長野からも、1車両に数名

                                              日本と世界のコロナウイルス最新情報をまとめてみた。 - 人生万事ドーパミン!
                                            • なんと、「石けん」だったら10分の1の水で火が消せる…! しかも生物毒性ゼロ、衝撃の「消火剤革命」(山根 一眞)

                                              温暖化により、各地で森林火災が多発! ウクライナへの3000リットルの「石けん泡消火剤」の発送が決まった直後の8月1 日、ウクライナへの支援で中心を担ったシャボン玉石けんの土田久好さん(営業本部第二営業部・環境防災担当部長)、川原貴佳さん(取締役研究開発本部長兼品質本部長・北九州市立大学特任教授)に加えて北九州市消防局の小田晋さん(八幡西消防署·警防係長)ら5名は、インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ)へ出発した。 温暖化のすさまじい影響で、ハワイのマウイ島やカナダのイエローナイフなど世界各地で森林火災が多発しており、多くの犠牲者が出ている。気温の上昇による乾燥が森林火災の拡大に拍車をかけていると言われている。 世界資源研究所(WRI)は、世界で失われた森林の3分の1以上にあたる930万ヘクタールが火災によると発表している(2021年)。これは日本の国土面積の4分の1にあたる。

                                                なんと、「石けん」だったら10分の1の水で火が消せる…! しかも生物毒性ゼロ、衝撃の「消火剤革命」(山根 一眞)
                                              • 追悼・スーパー天文学者、海部宣男さん(元国立天文台長)(山根 一眞)

                                                子どもたちに夢と希望を与えるアルマ望遠鏡 「子供から、『お父さん、僕はブラックホールが見たい』と言われたので、『お父さんがきっと見せてあげるからね』と話したんです」 2012年3月5日、チリ、アンデス山脈の標高2900mにあるアルマ望遠鏡の山麓施設。 パラボラアンテナ66台が並ぶ電波望遠鏡(干渉計)アルマは、標高5000mのチャナントール高原に日米欧の国際協力プロジェクトとして建設されたが、その現場である山頂施設は酸素濃度が低いため長時間の滞在はできない。そこで、アンテナの遠隔操作などを光ファイバーを介して行う拠点がこの山麓施設だ。 この時が、私のアルマ現地の最初の取材だった。 その山麓施設で数人の日本人天文学者と声を交わしたが、その1人、若い天文学者がこんな父と子の対話を話してくれたことがずっと忘れられなかった。そこで私は、「アルマは子供たちに夢を、感動を与える」ということを忘れないよう

                                                  追悼・スーパー天文学者、海部宣男さん(元国立天文台長)(山根 一眞)
                                                • 山根一眞さん「日本のものづくりは終わり、は間違い」 ノンフィクション作家 - 日本経済新聞

                                                  ――『メタルカラーの時代』や『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』などを愛読してきましたが、山根さんがノンフィクション作家になられてから何年くらいたちますか?僕がジャーナリズムの仕事を始めたのは1970年頃、大学時代です。午前中に大学に行って午後は国会取材という週刊誌のフリー記者がスタートでした。その後24歳から25歳にかけて南米を約8カ月1人で回る中で価値観が変わり、これを本業にして、以降およそ

                                                    山根一眞さん「日本のものづくりは終わり、は間違い」 ノンフィクション作家 - 日本経済新聞
                                                  • 【日本の元気 山根一眞】月面への着陸断念「オモテナシ」のトラブル原因は? 解明できた「原因」を聞き「またか…」と思った(1/2ページ)

                                                    月面への着地を目指し、11月16日に米国の大型ロケットSLSで打ち上げられた日本の超小型月探査機「オモテナシ」は、トラブルによって月面着陸を断念した。「オモテナシ」はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙科学研究所が取り組んできたミッション。プロジェクトチーム長の橋本樹明さん(教授)は、トラブルが多発した「はやぶさ」初号機を地球に帰還させる大きな役割を果たした宇宙科学技術者の一人だ。 私は「月探査に関する懇談会」の委員として橋本さんとは2009年から1年間、審議をともにした。それだけに、「オモテナシ」がロケットからの分離直後、ソーラーパネルが太陽と反対側に向いたままで電池切れとなり通信不能に陥ったとの知らせに「まさか」と思った。 「オモテナシ」のサイズは約11×24×37センチ。ティッシュペーパーの箱6個分という超小型で重さは12・6キログラム。とてつもない技術がぎっしり詰まった「世界最小

                                                      【日本の元気 山根一眞】月面への着陸断念「オモテナシ」のトラブル原因は? 解明できた「原因」を聞き「またか…」と思った(1/2ページ)
                                                    • 「タイタニック号」見学ツアーの「潜水艇」圧壊の原因は、コスト削減のための「耐圧殻」のあり得ない「形」と「素材」にあった…!(山根 一眞)

                                                      2023年6月18日頃に起こった、米国の観光会社オーシャンゲート社が運航する潜水艇タイタン号の海難事故。乗員・乗客の生存は絶望的という驚愕のニュースが世界を駆け巡りました。事故から時間が経つにつれ、その船体の脆弱性を指摘する声が、多くの専門家や関係者、識者から上がっています。深海潜航艇で潜航の経験があり、映画「タイタニック」を制作した映画監督のジェームズ・キャメロンもその一人です。 では、彼らは、「タイタン」のどこに「問題あり」と見ていたのでしょうか? そして、そうした欠陥ともいえる構造になった理由は? 前回の記事では、最先端の「無人潜水機」のハイテクぶりを見てみましたが、続く今回は、深海潜水艇のしくみを見ながら、検証してみたいと思います。 深海艇にかかわった人ならわかる「原因は船体」 タイタンの事故の解明はこれからだが、少しでも深海艇にかかわった人なら、事故原因は「船体の構造」だと思った

                                                        「タイタニック号」見学ツアーの「潜水艇」圧壊の原因は、コスト削減のための「耐圧殻」のあり得ない「形」と「素材」にあった…!(山根 一眞)
                                                      • 【日本の元気 山根一眞】父が手がけたアニメ「白蛇伝」製作記録を発見 構想ノートや公開にいたるまでの日誌も(1/2ページ)

                                                        父、山根能文(ペンネーム・上原信)が亡くなってやがて19年になるが、実家に残されたままだった数部屋分の遺品の整理がやっと終わったのは昨年末のことだった。 その整理中に父が手がけた日本初の長編アニメ「白蛇伝」の製作記録がさらに膨大に出てきた。白蛇伝の構想段階のノートやスケッチ、かなりの数のセル画、製作初期から公開にいたる日誌には1日の欠けもない記録が記されていた。それらの記録から、父が白蛇伝の構想段階からとてつもない情熱を傾けていたことがわかってきた。 これらの資料を映画博物館の国立映画アーカイブの方々に見てもらったところ、「日本アニメ史の記録として奇跡の発見」と言われた。同時に「整理をするだけでも10年かかる量」とも。白蛇伝を製作した東映や東映アニメーションの方々にも見てもらったが、やはり「見たことがない資料ばかり」と驚かれていた。 白蛇伝は日本アニメ王国の原点であるため、この膨大な資料を

                                                          【日本の元気 山根一眞】父が手がけたアニメ「白蛇伝」製作記録を発見 構想ノートや公開にいたるまでの日誌も(1/2ページ)
                                                        • 熱海だけではない!日本中にある「盛り土」造成住宅地のリスク 【山根一眞の万有探査】土石流災害で注目「赤い地図」の発明者(3) | JBpress (ジェイビープレス)

                                                          熱海市伊豆山地区の海岸に近い場所の赤色立体地図を拡大してみると、階段状の住宅地が続いていることがわかる。(写真:アジア航測の公開データの一部を拡大・2021年7月6日計測赤色立体地図) (山根 一眞:ノンフィクション作家) 【熱海市伊豆山地区の災害で被災した皆様にお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしています。】 災害発生時に大きな使命を担ってきた「赤色立体地図」だが、考古学でも欠かせないツールになっている。2020年6月に発表され大きな関心を集めたマヤ文明最古かつ最大の公共建築、アグアダ・フェニックス遺跡(メキシコ、タバスコ州)の発見もそのひとつ。アリゾナ大学教授、猪俣健さんを調査団長とするチームが手にした成果だが、赤色立体地図の発明者であるアジア航測の千葉達朗さんはこの仕事でも協力を行っていた。 航空レーザ測量と地上探査データをもとに猪俣教授が作成したアグアダ・フェニッ

                                                            熱海だけではない!日本中にある「盛り土」造成住宅地のリスク 【山根一眞の万有探査】土石流災害で注目「赤い地図」の発明者(3) | JBpress (ジェイビープレス)
                                                          • 「船酔い」「食料」「排泄物」で検証する「蒙古襲来」「秀吉の大返し」(山根 一眞)

                                                            元寇で蒙古軍が敗退した最大の原因は「神風」ではなく「造船」にあったことを緻密な計算で解いてみせてくれた『日本史サイエンス』(講談社ブルーバックス)。その手法に感動、著者、播田安弘さんにぜひ会いたいという希望が実現した。 播田さんは、造船エンジニアならでは長年の知識、経験をもとにCGで蒙古軍船を復元し、その脆弱性をあぶり出している。さらに、その軍船の能力をもとに蒙古軍の兵力を検証、博多への上陸時、上陸後の軍勢を描く。それは、私たちが漠然と理解していた蒙古襲来とはかけ離れた仮説で、痛快きわまりないものだった。 『蒙古襲来絵詞』の伝えられていない「続きの場面」 山根 蒙古軍の陣容は大型軍船300隻、小型上陸艇300隻、水汲み艇300隻、合計900隻と言われてきた。それは、造船内容の記録がある高麗の史書『高麗史』(1451年刊)によるそうですね。 播田 それはフビライが支配下の高麗へ下した要求、「

                                                              「船酔い」「食料」「排泄物」で検証する「蒙古襲来」「秀吉の大返し」(山根 一眞)
                                                            • 土石流の通り道が一目瞭然の地図と三宅島噴火の意外な関係 【山根一眞の万有探査】土石流災害で注目「赤い地図」の発明者(1) | JBpress (ジェイビープレス)

                                                              7月6日、アジア航測が朝日航洋と共同で撮影した伊豆山土石流発生源の斜め空中写真。(写真提供:アジア航測、<2021年7月6日撮影・熱海伊豆山地区の崩壊(1)>の一部を拡大) (山根 一眞:ノンフィクション作家) 【熱海市伊豆山地区の災害で被災した皆様にお見舞いを、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしています。】 2021年7月3日午前10半頃に発生した熱海市伊豆山地域の大規模土石流では、死者9日、行方不明19人という大きな犠牲者が出た(7月10日現在)。その原因は、土地開発業者による不適切な盛り土にあることが明らかになりつつある。 災害発生からの1週間、ドローンによる現場映像や写真が多々伝えられてきたが、災害発生直後はどこで何が起こったのかはわからないままだった。一方、災害の発生直後からSNSの数人のグループが報道の速報写真や映像を手掛かりに「現場」や「原因」の意見交換を始めていた。その中で

                                                                土石流の通り道が一目瞭然の地図と三宅島噴火の意外な関係 【山根一眞の万有探査】土石流災害で注目「赤い地図」の発明者(1) | JBpress (ジェイビープレス)
                                                              • 【日本の元気 山根一眞】新北陸トンネル「貫通しちゃいました」報告に唖然… 金沢~敦賀間の開業へ進む延伸工事(1/2ページ)

                                                                10月8日の深夜、掘削工事中だった新北陸トンネル・葉原(はばら)工区(4・495キロ)の福井駅方向側が貫通した。 北陸新幹線は金沢(石川県)から敦賀(福井県)への延伸工事が急ピッチで進んでいるが、その難関が南越前町と敦賀市間の鉢伏山だ。標高は762メートルにすぎないが、福井県はこの山を境に西が若狭地方、東が越前地方と異なる行政文化圏が形成されてきたほどの境界だ。この山の下にはJR北陸本線の北陸トンネルがあり、通過には特急列車でも7-10分かかる。このトンネルに並行して全長19・76キロの新北陸トンネルが掘削中なのだ。 掘削は6工区にわけて同時並行で進められているが、葉原工区が2015年1月の工事開始から4年10カ月目に大桐(おおぎり)工区(3・605キロ)とつながったのだ。工事の発注者元は鉄道・運輸機構だが、現場の工事担当は鹿島、りんかい日産、石黒、高崎からなるJV(特定建設工事共同企業体

                                                                  【日本の元気 山根一眞】新北陸トンネル「貫通しちゃいました」報告に唖然… 金沢~敦賀間の開業へ進む延伸工事(1/2ページ)
                                                                • クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(山根 一眞)

                                                                  クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明 ここまで分かったコロナウイルスの真実 それは、中国の武漢から世界に広まったとされる新型コロナウイルス「2019-nCoV」の系統樹だった。各国の感染者から得たコロナウイルスの身元(遺伝子)を整理し、それぞれの関係を描いた円形の「家系図」だった。 こういう円形の系統図は生物の進化図ではよく見るが、新型コロナウイルスの膨大な情報がこれほどきれいに整理されているとは驚きだった。 この家系図の左には、「Japan Cruise Ship」(日本のクルーズ船)のコロナウイルスも記載されていた。 山根 この進化系統樹、どこが作ったものですか? 根路銘 GISAIDです。GISAIDは、2006年8月、当時猛威をふるっていた鳥インフルエンザの対策に取り組んでいた世界の医療関係者が設立した組織で、正式名称は「鳥インフルエン

                                                                    クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明(山根 一眞)
                                                                  • 置き去りにされた"世代の多様性":「ポスト世代革命」の入り口に立つわたしたち

                                                                    Photo by gremlin via Getty Images 近年、多世代共生をめぐる議論が徐々に活発化している。 世代や年齢は、企業のESG情報開示基準である「GRIスタンダード」やSDGsなどでも言及されるように、組織や社会の多様性を担保する上で欠かせない要素だ。しかしながら、性別や人種、あるいは性的マイノリティなどのテーマと比べると引けをとり、長らく論じられてこなかったテーマでもある。 しかし、国連の推計によれば2050年には世界人口の16%、つまり6人に1人が65歳以上の高齢者になるという。世界的に高齢化が加速するなか、労働力人口の確保や経済社会の維持は各国で社会問題となり、60代、あるいは70代の労働者の継続雇用はすでに現実のものとなっている。まさにいま、わたしたちは多世代共生を考える必要性に迫られているのだ。 そのような背景から2023年8月に出版されたのが、マウロ・ギレ

                                                                      置き去りにされた"世代の多様性":「ポスト世代革命」の入り口に立つわたしたち
                                                                    1