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高山宏の検索結果1 - 24 件 / 24件

  • ChatWP: WordPressをAI化しておしゃべりする

    今は日記をScrapboxに移行(scrapbox.io/kentaro/)したのですが、その前の20年分ぐらいのブログはWordPressに入っています(kentarokuribayashi.com)。長い間書き続けてきたブログには、僕の人格のかなりの部分が注ぎ込まれているでしょう。そうであれば、ブログそのものをAI化することで、自分自身の代理=エージェントを作れるはずです。 そこで、WordPressをAI化して、自分の代理人格としておしゃべりできるようにしてみました。 できたもの こんな会話ができるようになりました。自分で読んでみても、そこそこ自分っぽい感じがします。 python ./chatwp.py Question: お名前はなんですか? Answer: 私の名前はケンタロウ・クリバヤシです。 Question: 職業は何をしていますか? Answer: 私はソフトウェアエン

      ChatWP: WordPressをAI化しておしゃべりする
    • ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

      ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』を勝手に翻訳している話をした。 cruel.hatenablog.com で、引き続きやっていて、第2講もいまのところ、なかなかおもしろい。まだ前半だけだけれど、言われていることはやはり単純だ。 頻出する観念として「異世界性」と「この世性」みたいなのがある。 異世界性は、来世の天国で処女が17人!とか、この世が気に食わんから異世界転生するなろう小説みたいなもの欲しげな話とはちがう。そういう異世界転生って、この世の価値観のまま自分の都合のいい世界になるってことで、「この世性」の権化。 本当の異世界性というのは、この現実は現実ではなく、永遠不変の絶対的な善の世界があるのよ〜みたいな話。 この手の論者はみんなインチキ。なんだけれど、西洋思想では圧倒的にこの異世界性が大きな影響を持つ。宗教なんてみんな神さまだのといったありもしないものを押しつけるという理屈で、この異

        ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
      • ORGANISM という未来の廃墟に行った。ーーVRChat紀行 - 名馬であれば馬のうち

        廃墟というのは裏返しの未来にすぎない。 -ウラジミル・ナボコフ ORGANISM いままで行った vrc のワールドでトップクラスによかった。 pic.twitter.com/iJZ1KhpE2Q— 集 (@uraq_) 2022年5月21日 エメラルドの鹿に導かれて電話ボックスから出ると、そこは誰の記憶にもない中庭だ。 暗い。異様に暗い。団地なのか、マンションなのか。陰鬱とした空気に憑かれた高層住宅に四方を囲まれ、上を見ると建物が渦をまいて白く輝く空の穴に吸い込まれている。 出口はない。 心細くなっていると、柔らかな表情の球体関節人形、八十年代から復活してきたかのようなウサギめいた謎電子生物、リトルグレイ、黒い天使、黒い少女、ワンピースの少女、黒いペスト医師などが出迎えてくれた。 これからいっしょに ORGANISM を攻略しようという。 ORGANISM ? 眼の前にそびえる建物は有機

          ORGANISM という未来の廃墟に行った。ーーVRChat紀行 - 名馬であれば馬のうち
        • TVアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』とオリンピック批判の最前線:アスリートとの連帯は可能なのか|髙橋優

          TVアニメ『バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!』とオリンピック批判の最前線:アスリートとの連帯は可能なのか はじめに最も肉体と共同体に近いものでありながら、同時に最もそれから遠いものにもなりうる文化感性のきわどい接合部がスポーツと、そしてファンの世界(ファンダム)である……その異様な盛り上がりは、誰しもすぐにそれと分かるいかにもという倒錯趣味などより、一見健康に見える分、よほど「世紀末的」な兆候なのだ。 (高山宏『ガラスのような幸福:即物近代史序説』五柳書院、1994年、173頁) 新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなかで強行された2021年の“TOKYO 2020”によって、オリンピック・パラリンピックの抱える無数の矛盾と欺瞞が人々の目に明らかとなっている。そんな折、オリンピック批判と受け取れるTVアニメが製作・放送されていたことは注目に値する。東京オリンピック開幕の直前、2

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          • 【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院

            『ゴシックカルチャー入門』『黒人音楽史――奇想の宇宙』を著し、「暗黒批評」を掲げる批評家・後藤護が取り上げるのは、ホッケ『迷宮としての世界』やマゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』の邦訳で名高いドイツ文学者・評論家の種村季弘。ゴシック、バロック、マニエリスムをキーワードに黒人音楽からサブカルチャーまで縦横無尽に論じる後藤が、種村の原初体験からその仕事を貫く本質を描き出します。 批評の座標 ーー批評の地勢図を引き直す 溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」 後藤護 水に背いた「火性の人」 「戦後焼け跡派」、「戦後闇市派」を自認する種村季弘(1933-2004)は、東京大空襲で生まれ故郷の池袋を焼き尽くされ、その結果「瓦礫」なり「無」なりが原風景、彼の思想のスタート地点になった。種村の初仕事であり、その後の活動全てに一貫するモチーフを提供することになったG・R・ホッケ『迷宮としての世界

              【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院
            • ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

              その昔、荒俣宏だったかで、ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』をほめていて、その後高山宏が、ニコルソンとかの紹介で観念史をいろいろもてはやしていた頃に、読もうかと思って邦訳を買って取りかかった。 存在の大いなる連鎖 (ちくま学芸文庫 ラ 10-1) 作者:アーサー・O. ラヴジョイ筑摩書房Amazon が、これ本当にひどい翻訳で、何を言っているのかさっぱりわからない。で、原書を見てみたら、なんだ、ずっとわかりやすいじゃないか。 訳者はおそらく、著者が何を言っているのかまったく理解できていなかったと思う。最初の一章をまず訳してみたので、まあ暇な人は読んで見てくださいな。持っている人は邦訳版と対比してみるのも一興かとは思う。 ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第1講:観念史とは何か? 言っていることは、全然むずかしくないのだ。人は「すべては一つ!」とか「世界に1人で立ち向かうぜ」とか言うと、理屈もな

                ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
              • 學魔書庫訪問記——本棚天界篇➊

                とうとう「學魔」こと高山宏大人の書庫(@大妻女子大多摩キャンパス)に行ってまいりました! 以前書いた記事で「撮影隊を差し向けたい」と紹介した書庫です。 2021年9月7日(火)14時に唐木田駅前集合ということで、当日は早起きしてリサイクルショップでリュックサックを購入(書庫の本を好きなだけ取って行け、という話だったので)、學魔へのお土産(船橋屋のくず餅)も吉祥寺デパ地下で買って30分前に着く予定でしたが、小田急線の路線を間違えて本厚木方向に行ってしまい、逆に30分遅刻……あきれて帰ろうとする學魔に猛ダッシュで何とか追いついて〈死〉を免れました(自殺して魂だけ向かうべきか悩みました like a 菊花の契)。本当にすいませんでした… まあ読者に関係のない個人的前置きはこの辺にして、さっそく書物の宇宙遊泳を始めましょう。遅刻したのと、自分の戴く分を確保するので精一杯で——格安セール品を奪い合う

                  學魔書庫訪問記——本棚天界篇➊
                • 六本木ヒルズ夕景④『特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界』森アーツセンターギャラリー - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

                  六本木ヒルズ夕景④ 特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界 森アーツセンターギャラリー [六本木ヒルズ森タワー52F] ふるさと英国から、日本へ「アリス」の文化現象をたどる初の大規模展、この夏開催!(パンフレットより) アリスを主人公とした奇想天外な物語は、1865年に英国のオックスフォード大学の数学講師ドジソン(角川文庫版ではドッドソン)が、知人リドゥル(同リドル)の娘たちに語った即興のお話が基になっています。 ドジソンは高名な挿絵画家ジョン・テニエルと話し合いを重ね、ルイス・キャロルのペンネームで「不思議の国のアリス」初版を完成させました。 本展は19世紀の誕生から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真などさまざまなジャンルで表現され、影響を与えてきた「不思議な国のアリス」の世界と、その魅力を紹介する展覧会です。 (参考:本展パンフレット、角川文庫「不思議の

                    六本木ヒルズ夕景④『特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界』森アーツセンターギャラリー - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
                  • 「ゴシック・カルチャー」論じる新世代の暗黒批評家・後藤護さんインタビュー|好書好日

                    文:篠原諄也 写真:北原千恵美 後藤護(ごとう・まもる)暗黒批評家、映画・音楽ライター、翻訳家。 1988年山形県生まれ。『金枝篇』(国書刊行会)の訳文校正を担当中。また「高山宏の恐るべき子供たち」をコンセプトに掲げる「超」批評誌「機関精神史」の編集主幹を務める。黒眼鏡を着用。 苦しむ知性、滅びの美学 ――「暗黒批評」とは何でしょう? 暗黒批評……僕のやってることですよ(笑)。ただのキャッチフレーズなんですよね。もともとゴシック・ロマンスやフィルム・ノワールが凄い好きでした。それを日本語にすると、暗黒小説や暗黒映画になるらしいと。ああ暗黒舞踏もあるなとか気づき始める。暗黒というのは、結構何にでもつくんだなと思っていたところ、とうとう哲学の人まで「暗黒啓蒙」(ニック・ランド)とか「ダークエコロジー」(ティモシー・モートン)と言い出したぞ!と。これはもう批評全体が暗黒化せねばなるまい!と思って

                      「ゴシック・カルチャー」論じる新世代の暗黒批評家・後藤護さんインタビュー|好書好日
                    • 北のセーフイメージ(1) 病と支配のアイヌ絵史|春木晶子

                      安心のかたち 日常を一変させた新型ウイルス。その「見えない恐怖」に怯える人が少なくない。しかし、いやむしろだからこそ、ウイルスの姿は毎日のように、「見える」。電子顕微鏡で撮影された拡大写真、CGによる3Dモデル、それらを簡略化したイラスト。見えないはずのそれをあらゆる方法で可視化したイメージが、新聞にテレビにインターネットに、感染をはるかに上回る規模で蔓延する。あの不気味な、突起に覆われた球体のイメージを、もはや誰もが思い描くことができよう。ウイルスだけではない。感染状況の推移を示す種々のグラフやマップ。江戸時代の瓦版に登場したという疫病除けの妖怪アマビエ。「見えない恐怖」を「見える安心」に変えるべく生み出されたイメージたちは、恐怖を可視化せずにはいられない、わたしたちの性をも、あらわにする。 それは古代から通底する人間の性であろう。中国古代の辟邪(=邪悪を辟さける)思想に言及した小林太市

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                      • リミナルスペース座談会|かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン

                        ※この記事は、「第三十四回文学フリマ東京」(2022年5月29日(日))にて頒布予定の『感傷マゾvol.07 仮想感傷と未来特集号』に掲載予定の「架空のノスタルジー座談会」の中から、「リミナルスペース」に関する部分を抜き出したものです。 Twitterのリミナルスペースbot(@SpaceLiminalBot)が投稿した画像を見ると、「一時的に立ち寄る無人の場所」から懐かしさと不気味さが共存した感情を覚えます。深夜のオフィスや閉店後のデパート、もしかすると子供の頃に見た夢の中で似たような場所を歩いたことがあるのかもしれません。この言語化が難しい不思議な場所について、今回はノスタルジーに詳しい三人の方と座談会でお話させていただきました。 「架空のノスタルジー座談会」では、その他にも面白いお話がされており、現在、編集作業中です。 「もしも、生まれつきVR機器が手元にある世代にとっての思い出とな

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                        • 不便な本屋はあなたをハックしない(序)|内沼晋太郎

                          「不便な本屋はあなたをハックしない」目次 (序) (1)本屋としての筆者 (2)「泡」と「水」――フィルターバブルを洗い流す場所としての書店 (3)独立書店と独立出版社――「課題先進国」としての台湾、韓国、日本 (4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」 (5)「大きな出版業界」のテクノロジーに、良心の種を植え付ける (6)全体の未来よりも、個人としての希望を 筆者の経営する「本屋B&B」はこのたび、台湾の「有限責任台灣友善書業供給合作社」に加わった。非中国語圏の書店としては初となる。やけに長い名前だが、要は本の流通を共同で行う組合のようなもので、入会には出資金と、社員(会員)の推薦が必要だ。現在約150店の「独立書店」が参加しており、台湾で現在流通している本の多くを、各書店が定価の7掛で仕入れることができる。注目すべきは、その流通拠点から国内の各書店までの送料を

                            不便な本屋はあなたをハックしない(序)|内沼晋太郎
                          • 未来を人質にとる? イーロン・マスクを駆り立てる「長期主義」という特異な倫理観――木澤佐登志『闇の精神史』まえがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

                            未来を人質にとる? イーロン・マスクを駆り立てる「長期主義」という特異な倫理観――木澤佐登志『闇の精神史』まえがき全文公開 『闇の自己啓発』『ニック・ランドと新反動主義』などで注目の著者が、ロシア宇宙主義からサイバースペース、そしてイーロン・マスクまで、現代社会の背後にひそむ〈宇宙〉をめぐる思想を抉り出す待望の新刊『闇の精神史』(木澤佐登志、ハヤカワ新書)。果てなき頭上の漆黒に、人は何を見るのか。本書のテーマと問題提起を語る「まえがき」を全文公開します。 『闇の精神史』 木澤佐登志、ハヤカワ新書『闇の精神史』まえがき私たちがあの輝くばかりの砂のお城に対する信仰を決定的に失うことで、私たちの目はよりほの暗い明りに慣れ、その薄い明りの中にもうひとつのユートピアを認めることができるようになるかもしれません。 ――アーシュラ・K・ル・グィン【1】 2023年8月27日、日本人1名を含む宇宙飛行士4

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                            • 高山宏の〈驚異〉の本棚

                              高山宏大人より、大妻女子大の学部長時代に使っていたという〈驚異〉の本棚の写真が届きました! 文面には「學魔研究室(34002)に一年半ぶりに入った。この夏休みに解体分散する。頂点を写真におさめてみた」とあります。「書物の宇宙」をトラヴェルしてみましょう! (高山大人の撮影したものをプリントアウトしたものが送られてきて、それを再撮影しているので解像度の低さはあらかじめご了承ください)

                                高山宏の〈驚異〉の本棚
                              • もうひとつの驚異の人類史 『大図鑑 コードの秘密』訳者の浜口稔さんに聞く|じんぶん堂

                                高山宏先生と松岡正剛先生という豪華なお二人に、素敵な帯文をお寄せいただきました。カバーには特殊な加工が施され、触覚でもコードを発信しています。 書籍情報はこちら 博物館のような図鑑に魅せられて ――まずは、本書をまだご覧になっていない方のために、浜口先生がこの図鑑の原書に着目された理由を簡単に教えていただけますか? 少し話が遠回りしますが、以前大学の図書館で管理・運営にかかわる役職に就いたことがあります。それ以来、図書や図書館員のサービスや検索システムだけでなく、書物や書棚の配置や館内環境が気になるようになりました。そこから博物館にも気持ちが向いていって、日本各地の施設巡りをするようになり、その啓発的仕掛けとしての効果を考えるようになると、図鑑や図録、百科事典などにも興味が向かいました。本を繰るように館内をめぐって展示物を追っていくと、来館者を各ブースに導いていくフロアプラニングの案内表示

                                  もうひとつの驚異の人類史 『大図鑑 コードの秘密』訳者の浜口稔さんに聞く|じんぶん堂
                                • 「学魔」のエッセンスぎっしり 高山宏さん、60冊超の翻訳の解題本:朝日新聞デジタル

                                  <div class=\"Section videoranking\" id=\"VideosSlide\">\n<div class=\"Title\">\n<h2><a href=\"//www.asahi.com/video/?iref=com_rnavi_video#ranking-list-wrap\">動画ランキング</a></h2>\n<ul class=\"SubLink\"><li class=\"Fst\"><a href=\"//www.asahi.com/video/?iref=com_rnavi_video\">動画一覧</a></li></ul>\n</div>\n<div class=\"VideosSlide cFix\">\n<div class=\"VideosListOuter\">\n<ul class=\"VideosList cFix\">\n<

                                    「学魔」のエッセンスぎっしり 高山宏さん、60冊超の翻訳の解題本:朝日新聞デジタル
                                  • ネット論壇から距離を置く - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

                                    「ネット論壇」にある程度コミットしていた時期があった。リプバトルもさかんにしたし、キャスで議論っぽいこともした。多少名が知られたのかどうかわからないが、全然知らない人に「ツイキャス論客」として紹介されたこともある(リンク参照)。 ronri2.web.fc2.com しかし一年近く前の、青識亜論主催のキャス討論会に登壇したあたりをピークに、次第にネット論壇から距離を置くようになった(まああれはあれで面白かったけれど)。 それは、ネット論客としての適性のなさを自覚したことが大きい。 第一に、二次元キャラのおっぱいがどうした、このポスターはありやなしや、このCMはけしからんかけしかるか、ツイフェミが、表現の自由戦士が、インセルが、というような話に心の底からは関心を抱けない。また安倍政権がどうの、野党がどうの、ネトウヨが、リベラルがというような話も同様(これはいつも、「政治に関心はあるが政局に関

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                                    • 世界文学全集を買った - ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々

                                      『集英社ギャラリー世界の文学』をまとめ買い とてもきれいな本なので、箱イラストと内容を紹介したい 第1巻 古典文学集 第2巻 イギリス I 第3巻 イギリス II 第4巻 イギリス III 第5巻 イギリスⅣ 第6巻 フランス I 第7巻 フランス II 第8巻 フランス III 第9巻 フランス Ⅳ 第10巻 ドイツ I 第11巻 ドイツ II 第12巻 ドイツ III 第13巻 ロシア I 第14巻 ロシア II 第15巻 ロシア III 第16巻 アメリカ I 第17巻 アメリカ II 第18巻 アメリカ III 第19巻 ラテンアメリカ 第20巻 中国 アジア・アフリカ おまけ:新刊案内がおもしろい 『集英社ギャラリー世界の文学』をまとめ買い 少し前に秋草俊一郎さんの『「世界文学」はつくられる:1827-2020』を読み、世界文学全集に関心を持っていました。この本では、かつて日本で

                                        世界文学全集を買った - ドイツ語教員が教えながら学ぶ日々
                                      • 不便な本屋はあなたをハックしない(4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」|内沼晋太郎

                                        「不便な本屋はあなたをハックしない」目次 (序) (1)本屋としての筆者 (2)「泡」と「水」――フィルターバブルを洗い流す場所としての書店 (3)独立書店と独立出版社――「課題先進国」としての台湾、韓国、日本 (4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」 (5)「大きな出版業界」のテクノロジーに、良心の種を植え付ける (6)全体の未来よりも、個人としての希望を ※「不便な本屋はあなたをハックしない(序)」からお読みください。 一方、台湾や韓国のそうした状況から日本を照らしてみると、取次大手二社の協業や、書店の統廃合やグループ化が起こっているとはいえ、まだ大手も多様性を保っていると感じる。何十年も続くビジネスモデルは衰えながらも未だ健在であり、書店がない自治体の数や、取次や書店の経営破綻などがたびたび全国ニュースとして報道されながら、その存続が業界の内側だけではなく

                                          不便な本屋はあなたをハックしない(4)日本における二つの円――「大きな出版業界」と「小さな出版界隈」|内沼晋太郎
                                        • 認知科学からみたゲームの効用:或いは「パターンを食べるパックマン」としての脳髄 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

                                          ゲームが「頭にいい」らしいことは薄々気付いていた。しかしなぜ・どのように「頭にいい」のか、今までは語る語彙を持ち合わせていなかった。ある日いつものように気ままに読書していて偶然パズルのピースが嵌まり、幾分か語れる語彙を得たので書いてみることにする。 * きっかけは一冊の本だった。 「ウルティマオンライン」「ウルティマオンライン ザ・セカンドエイジ」の制作主任、「スターウォーズ・ギャラクシー」のクリエイティブ・ディレクターを務めた他、文学修士号を持ち、シンガーソングライターでもあるという異色の経歴を持つラフ・コスターの『「おもしろい」のゲームデザイン』という本を手に取ったところ、こんなことが書かれていた。コスターいわく、 脳の働き方を調べて私は自分なりの答えを見つけました。文献によると、脳は非常にどん欲にパターンを食い続けていく代物で、いわば柔らかくて丸々と太った灰色のパックマンみたいなもの

                                            認知科学からみたゲームの効用:或いは「パターンを食べるパックマン」としての脳髄 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
                                          • 肥満男子の身体表象 | 法政大学出版局

                                            四六判 / 366ページ / 上製 / 価格 4,180円 (消費税 380円) ISBN978-4-588-01122-1 C1330 [2020年09月 刊行] 文化、医学、法の領域において、いかにして肥満男子(ファット・ボーイズ)は表象されてきたのか。本書は、彼らが病的なものとしてだけでなく、文化的序列関係においてもしばしば下位におかれてきた背景を詳らかにし、さらに、アウグスティヌス、サンチョ・パンサ、フォルスタッフらの奇妙な歴史から肥満探偵、肥満の野球選手まで、肥満という記号が性的、文化的、人種的差異と複雑に絡み合う文化表象となって、人々に創造性を与えてきたことも明らかにする。 サンダー・L・ギルマン(ギルマン サンダー)(Sander L. Gilman) 1944年生まれ。専門は医学史、ユダヤ文化史。邦訳された著作に、『病気と表象――狂気からエイズにいたる病のイメージ』(本橋哲

                                              肥満男子の身体表象 | 法政大学出版局
                                            • 久しぶりの若者の街 - トラコの日記

                                              昨日は、図書館で一緒にお仕事していた…同僚で…「娘です」って言ってもおかしくないお若くて…とっても可愛い♡お嬢さんと2人で渋谷の『ミロ展』行ってまいりました。 渋谷、何年ぶりでしょう… 表参道や新宿とは違い…何故か… 渋谷のハチ公前…の人混みに、とても気後れしてしまいます。 「ごめんなさいね〜おばさんが渋谷歩いていま〜す。はい通りま〜す」と心で言いながら… 久しぶりの渋谷の街…目が泳ぎます😄 奇妙でそして可愛いミロの数々な作品…飽きる事なく楽しませていただきました。 日本が好きだったミロ… ミロが描く何気ない一本の線や曲線そしてシンプルないくつかのフォルムを描いた作品は、どう見ても常識的ではありません けれど…全てが的を外しているような形でも…気づくと上手い具合に素敵な作品になっているのが面白く…魅力的です。 日本に憧れがあったミロのようでしたが…特に書や陶芸から多く影響を受けたようです

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                                              • 青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2019年6月臨時増刊号 総特集=書店の未来

                                                書店に見る活字文化の未来とは? これから私たちは、本と出逢いを、社会の中にどうつくってゆけばいいのか?̶̶ 本の出版、流通、販売の課題と展望について、書店の立場から再検証する。 都市型の大規模書店、地域に根ざした歴史ある書店、新しいセレクトショップ̶̶ それぞれの未来を、書店経営者や書店員の声によって構想する。 出版社、書店、図書館、学校、ネット空間……本が体現する自由と知を愛し、ビジネスに関わるすべての人に贈る。 *目次 【対談】 田口久美子+宮台由美子 新井見枝香+花田菜々子 【座談会 読書の学校】 福嶋聡+百々典孝+中川和彦 【未来の書店をつくる】 坂上友紀 田尻久子 井上雅人 中川和彦 大井実 宇野爵 小林眞 【わたしにとっての書店】 高山宏 中原蒼二 新出 柴野京子 由井緑郎 佐藤健一 【書店の過去・現在・未来】 山﨑厚男 矢部潤子 清田善昭 小林浩 【書店業界の未来】 山下優

                                                • 寄稿1 ヴィリエ・ド・リラダン作『未来のイヴ』を通して見る人形への生命付与と愛 | 小特集:金森修『人形論』を読む | Vol.36 | REPRE

                                                  人形があまり得意ではない。どこか気味が悪いのである。人形を怖いと初めて感じたのは、小学校に上がる前頃に髪の毛の伸びる市松人形の怪談を聞いたときかもしれない。人形自体というよりも、それに生命が宿ると感じられること、そこに何かが存在する気配が不気味なのかもしれない。しかし、人形とはそもそも生命を呼び込むことを前提としたものなのではないか。金森修の遺作である『人形論*1』を読み、この著作をめぐる対談を聞き*2、登壇者の菊地浩平氏の『人形メディア学講義*3』を知って、この考えが強くなった。 *1 金森修、『人形論』、平凡社、2018年。 *2 2019年3月28日に武蔵大学にて行われた、表象文化論学会の企画による、本webニュースレター『REPRE』36号掲載用の対談「金森修『人形論』を読む」(登壇者:松浦寿輝、菊地浩平;司会:香川檀、鯖江秀樹)。 *3 菊地浩平『人形メディア学講義』、河出書房新

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