今月6月は「プライド月間(Pride Month)」。世界各地でLGBTQ+の権利啓発を目指したイベントが開催される。近年では実業界にもそのうねりは及び、多くの企業が、キャンペーンなど独自の活動を行っていることはよく知られている。 ギルバート・ベイカー考案の「あのシンボル」から「プログレス・フラッグ」へ? さかのぼること2020年、ロンドンでは希望を表す世界共通のシンボルである虹がNHS(イギリス国民保健サービス)の職員との団結を示すために掲げられ、LGBTQの世界のシンボルである6色ストライプのLGBTのプライド・フラッグとまぎらわしいと物議をかもした。 Getty Images 赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色を使ったギルバート・ベイカー考案の旗は、42年間、LGBTQコミュニティのシンボルとして世界各国で認識されてきた。 2022年6月4日、イタリアでのプライド・イベントでプログレ