「重要インフラ&産業サイバーセキュリティコンファレンス」より、大阪急性期・総合医療センター 診療情報管理室 主査の森藤 祐史 氏 大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センターは2022年10月、サイバー攻撃を受け、サプライチェーン(給食事業者)経由で第三者の侵入を許してしまった。同センター医療情報部 診療情報管理室 主査 の森藤 祐史 氏が「重要インフラ&産業サイバーセキュリティコンファレンス(主催:インプレス、重要インフラサイバーセキュリティコンファレンス実行委員会」の「Meetup Day」(2024年2月27日)に登壇し、同センターが被害を受けたサイバー攻撃の実際について解説した。 「2022年10月31日の午前4時、給食事業者のシステムが第三者による侵入を受け大阪急性期・総合医療センターが攻撃された。これは、2021年に脆弱性が公表されていたVPN(仮想私設網)機器の脆弱性を突い