貨幣・法人・バザール(岩井克人・安冨歩・鈴木健・東浩紀) 貨幣論とか経済学とかよく分からないので、「へぇそうなんだ」と楽しみました。 でも、難しい、よくわからないことが多い……。 岩井「貨幣論」 本人による「貨幣論」要約! まず、「価値形態論」と「交換過程論」にわける。 価値形態論では、貨幣とは自己循環構造をしていることを示す。 構造自身が自己自身を決定することを意味している。自己循環論法とは、まさに構造それ自体が自律してしまうことなのです。 そして、その自律性ゆえに、貨幣とは人間の主観によって存在しているのではなく、客観的に存在しうるものだとする。 続いて、交換過程論に入る。 交換過程論の内部の論理からだけでは貨幣の発生を一義的に決定できないということです。 つまり、商品を交換している間に、そのなかのある商品が貨幣になる場合もあるし、誰か偉い人がいて「今からこれが貨幣ね」っていって流した