最近、Discordチャンネル(FEZ懐古ch)で何を血迷ったかFEZをプレイしたがる輩がいるため書こうと思います。
いや、それは全然関係ないんだけどね
書きたかったら書くだけだよ。ルナの負けだよ。
<どうしてソーサラーは戦場の主役ではなくなったのか?>
かつて、ソーサラーは戦場の花形クラスであった。
ヘルファイアやジャッジメントレイなどの範囲火力。凍結や鈍足など豊富な移動阻害。高低差無視のライトニング。中級による仰け反り合わせ。
しかし、戦場の環境の変化に取り残され、ソーサラーは不遇の職となってしまった。
今ではかろうじて氷皿が息をしているくらいで、火、雷は戦場にいらない職になってしまったし、マドーグ(笑)については存在価値がまったくない。
なぜこうなってしまったのか?
それは、数々のアップデートがソーサラーに対してことごとく逆風だったからだ。それを詳しく振り返っていき、今後このような失敗をしないための教訓としなければならない。
・フェンサー、セスタスの実装
かつて、近接職はウォリアー(と短剣)のみであった。
「近接には有利、遠距離には不利な中距離クラス」というソーサラーの役割は明確で、有利不利がハッキリしていた。
ところがここに、フェンサーという新たな近接職が追加された。
フェンサーは、イレイスマジックとかいう「どんな魔法も見てから無効にできる」クソオブクソスキルを持っている上に、タンブルとかいう「発生の遅い攻撃なら見てからステップ回避できる」クソクソクソクソスキルも持っていた。
「全スキルの発生が全体的に遅め」かつ、「弓のように手数で勝負するのではなく、Pw消費が重たいが性能の良いスキルを使う」ソーサラーにとって、「自分がPwを消費して使用した攻撃が打ち消される」というのは非常にキツい相手であった。大魔法でも消された日には目も当てられない。
新たな「魔法職アンチの近接職」の登場である。
このせいで戦場の花形、ソーサラーに陰りが見えた・・・かというと、そうでもない。
幸いフェンサーは、
以前の日記でも書いた通り
「戦場で役に立たないゴミ職」だったので絶対数が少なかった。
仮に前線でフェンサーを見かけても、無視して他の敵に攻撃していればよかった。
なので、フェンサー実装後もソーサラーはまだ強かった。
しばらくしてセスタスも実装されたが、こちらも裏方職としての側面が強かったため、前線での影響は大きくなかった。
どちらも苦手な相手ではあるが、数が少ないので気にならなかったのだ。
・凍結時間の減少
時期は覚えていないが、ソーサラーのスキルに大きな調整が入った。
まずヘルファイアのダメージが弱くなり、スコアボーナスも減少した。代わりにPw消費が下がった。それはまあ良い。1年くらいで元に戻ったし。
問題はブリザードカレスの凍結時間が14秒→5.5秒に変更され、Pw消費が80→70?に低下。アイスジャベリンの凍結時間も、最大で8秒から、4秒に半減。
ここが問題だ。
(※確かに凍結は強かった。だから下方修正は仕方ない側面もある)
とにかく凍結時間の減少によって氷皿が弱体・・・・・・・・・・したわけではなく、火皿が弱体化した。
何を言っているのかわからねえか?
火皿のヘルファイアは「凍結に撃つ」のが一番ノーリスクで簡単だ。ヘタクソでも当てられる。カレスで2~3人凍ってれば、そのまま複数焼きだ。それができなくなった。
それだけじゃない。
凍結時間が減少して何が起きたか?「氷が大事にされなくなった」んだよ。
10秒以上も凍ってる氷なら、「バッシュやヘルファイアを待とう」って気になる。でもな、5秒や6秒しか凍らないなら「ま、パワシュで割ってもいいっしょ」みたいな感じになってくる。
5秒でパワシュで割られるなら、3秒でファイアランスで割るよって奴も出てくる。そんな感じで、みんな氷を割ることに躊躇がなくなってった。
まだあるぞ。
「ジャベ2ヘル3ライト3」の、自前ジャベヘル型ってのも消えた。
ジャベの凍結はレベル2で以前は6秒だった。Pw回復の間隔が3秒なので、Pw回復を挟んでジャベ→ヘルが打てたんだ。
ところが、凍結時間の弱体化によってジャベ2の凍結時間は3秒になった。これじゃパワポを飲まないとジャベヘルは打てない。これ以降のヘル皿はサンボル取りがメジャーになったな。
そもそもジャベの凍結がレベル3でも4秒ってのが短すぎる。
FEZの4秒ってのはクソ短いぞ。スキルの撃ち終わりの硬直だけでも0.5~6秒とかあるし、スキルを入力してから当たり判定が発生して、ターゲットに着弾するまでの時間も0.7秒とかかかるんだからな。実質的な猶予は2秒ちょっとしかない。
これじゃ全然使い物にならねえよな。
さてこの調整によって前線では何が起きたか?
「鈍足」にスポットライトが当たったんだ。
凍結は凍結時間が短いし、遠距離のショボい攻撃でもバシバシ割られていく。
せっかくジャベで敵を捕まえても、何かの間違いで弓が当たったら氷が割れて逃げられてしまう。
ところが、効果時間が長く(たとえばカレスの範囲鈍足は8秒、アイスボルトの鈍足も8秒だ)、しょぼい攻撃が何度当たっても効果が消えず、耐性時間もない「鈍足」っていう状態異常は、新たな環境に非常にマッチしていた。
「カレスは凍結目的じゃなくて鈍足目的で撃て」ってのは、この頃から言われるようになった。
「複数に各種ブレイクと鈍足をつけて、混戦に持ち込んで轢き殺せ」っていう、いわゆる短氷片手大剣時代の幕開けだな。
一発芸のヘルファイアより、燃費の良いスマッシュやヘビスマと範囲の広いエクス、ランページを使い分けられる大剣のほうが、集団に対する火力役としてはマッチしていたわけだ。
さようなら火皿。戦場に君の居場所はなくなった。凍結には確定するけど、鈍足には確定しないしねヘルファイア。
こうやって火皿は死んだ。
・弓スキルの修正
一方でこの短氷片手大剣構成に対しての対策が求められた。
これを意識して・・・なのかは時期をよく覚えていないのでわからないが、弓スキルの上方修正があった。
簡単に言うと、今まで当てにくくて使い道のあまりなかった毒矢、火矢、蜘蛛矢を当てやすくしたのでみんな使ってね!ってな感じである。
片手には毒矢と火矢のDoTで対応、大剣には蜘蛛矢の鈍足で対応、短剣には火矢の仰け反りハメで対応。氷・・・はもともと有利。
ほら!これで短氷片手大剣構成に対抗できるね!
ってな話である。
バカか?
開発者は無能か?
なんで短・氷・片手・大剣の全部に有効なスキルを弓一人が持ってんだ?
李 濶玉(GMユノ)いい加減にしろ。
お前もう開発会議に出てくんな。
話をもとに戻す。
3すくみを捨て全職に有利なスキルを持った完璧超人弓スカウト様による「遠距離ゲー」と、潜入短剣から始動して轢き殺す「短氷片手大剣」の時代。
当然、どちらにも居場所がない氷以外のソーサラーは・・・お察しである。
特にやばいのが火矢の仰け反りで、エンダーがなく射程負けしており硬直が長い皿は、火矢ハメの格好の的となった。
本当にこの上方修正はクソだった。当てやすくするならせめてPw消費を上げるべきだった。
どのくらい弓スカウトがクソっていうと、公式大会の優勝者が、優勝後のインタビューで「弓スカウトが強すぎるので修正しろ」とコメントしたくらいヤバい。
なお、その後も弓スカが弱体化されたとは聞いていない。
(※追記 その後弓スキルにも弱体化入ったよ!とのこと。2014年くらいまでしかFEZをまともにプレイしてなかったからね、情報古かったね、ごめんね)
まとめ
・凍結時間が短くなって火皿が死んだ
・弓が強くなって皿は死んだ
・GMユノ無能
おわり。この反省は来世に生かせ。