2024年4月30日

円安円高

昨日は瞬間的にUS$1=160円を超えて、それ故に財務省の為替介入があったのか今度は154円台まで上がる乱高下の状態に。 この「US$1=160円台」というのは34年振りの1994年4月以来との事で、日本経済の弱体化を危惧する声も。でもね、US$1=360円の固定相場とか、その後の変動相場制でもUS$1=200~180円位の時代に海外出張とかしていた世代としては、「まだまだじゃないの」とつい思ってしまう。

勿論、そんな30年、40年前とは、国内の社会構造も違うし世界との関わり合い方も異なるから、当時の規準とか常識が今でも正解というわけではない。ただ、今以上の円安レートで、US$1=200円を切ったときには「円高に突入」みたいなニュースが流れていた時代と比較して、今はやっぱりちょっと変だと思う。その1980年代は、日本は良くも悪くもバブルの時代で経済的には国内だけで無く世界的にイケイケドンドン状態だったわけですから。

当時は今以上に円安状態だったけれど、それすら物ともせずに国内企業がどんどん海外に出て行った時代だったんですよね。それは、その前にUS$1=360円と言う時代を経験していたから、US$1=200円とか190円何て言うのは、当時から見たら半額くらいの「円高」状態で、これは海外進出の好機とみんな思っていたから。その後まさか、US$1=70円台まで円高になるとは想像もしなかっただろうけど。現在は「円安」ということで、海外進出した国内企業はどんどん国内回帰を進めているし、それとは別に海外の有力企業も日本への投資を進めている。単に円安と言うことだけでなく、世界の製造工場として期待した中国が、どうもきな臭くまた信用できず、さらには経済発展でコストアップも進んで競争力が無くなってきたことで、日本の良質な労働力や社会インフラの品質が評価されているらしい。となると、今の「円安状態」は海外企業からみたらこれまでよりも少ない支出で、日本国内へは同等の投資が出来る分けだから、これはある意味好機といっていいのでは。

とは言っても、大きな設備投資をしても実際に稼働するまではに数年かかるわけだし、今のコロコロ変わる世界情勢だとその数年の間に状況が逆転している可能性も少なくない。熊本のTSMCが話題ですが、10年は熊本にいるかもしれないけれど、その後は世界情勢や技術革新で更なる技術が必要となった場合、彼らはそのまま日本国内に止まらず、もしかしたらベトナムとかインドネシアとか、これからの土地へ今度は進出するかもしれない。その時に日本としてより付加価値の高い魅力的な「条件」を出せるか、今からの準備が必要なんですよね。安定的なエネルギー供給や、良質の労働力、さらには投資するだけの価値を見いだして貰えるような社会的なインセンティブ等、やることは多いけれど日本ならば決してそんなに難しいとは思えない。これまでの中国の場合は、政府の一存で何でも可能だったことで、多くの企業が進出したけれど、それって政府の意向が少し変わればそれに従わないといけない事もあるわけで、そのリスクが最近大きくなったことに嫌気がさしたことも大きいんでしょうね。将来のことを考えると、中国と地続きの韓国よりは、少し距離のある日本の方がまだ安全、ということも有るんだろうか。案外そちらの方が円安よりも重要だったりして。

アニメ聖地

昨日の夕食時にローカルニュースで放送されてビックリした話。沼津市に「キン肉マンミュージアム」が開業したという話は、今回初めて聞きました。「キン肉マン」は、私は全然はまらなかったけれど、国内のアニメ作品の中でも人気作品の一つで、 今でも根強い人気のある作品。「キン肉マン消しゴム」通称「キンケシ」は、かなりブームになったことくらいは私も知っているくらいだし。

疑問は、「何故沼津?」という事。記事によれば、作品の中に登場するトーナメント戦の舞台が富士山を素材にしているので、それで「沼津」という話らしい。沼津と言えば同じアニメでも「ラブライブ! サンシャイン!!」の舞台としても有名で、こちらはかなり前から聖地巡礼で賑わっている話は良く聞きました。それに続く名所となるのだろうか。

「静岡県」のアニメとして一番有名なのは、なんと言っても「ちびまる子ちゃん」だろうなぁ。当初は清水市が舞台だったけれど、その後静岡市と合併して、現在は「静岡県清水区」となっているけれど、それらを考慮しても「清水の町」の話という言い方をすれば、今も昔もこれからも矛盾無く収まりそう。地元浜松は、最近ちょっと賑わっていた「新エバンゲリオン」の「第三村」の舞台と言われた「天竜二俣」かなぁ。西鹿島線ではラッピング電車とか走っていたけれど、最近はもう見なくてちょっと「聖地」と言うほどでは無いような気もする。

こういう聖地巡礼というか、アニメの舞台が人気になり作品とともに支持されるようになったのはいつからなんでしょうね。映画等でヒットした作品は、その撮影場所だったり舞台が人気になることは良くあって、その延長と見れば不思議は無いけれど、実写では無いアニメが現実を舞台にして、その現実の舞台がアニメの聖地として人気になるというのは、何か入れ違っているような気もします。まぁ一種の「仮想空間」というか、「複合現実」みたいな物なんでしょうね。変形ロボットブームが、オモチャメーカーによる製品販売の宣伝材料になったように、アニメ作品も「聖地タイアップ」みたいなものが出てくるんだろうか。でもアニメの場合、そう言う見え透いた手段は作品の内容以前に読者に嫌われそうな気がする。そもそもアニメの内容で人気が出ないとブームにもならないわけで、そのアニメ作品の競争も半端ないんだろうな。色々大変な世の中です。

2024年4月29日

全敗と全勝

週末に行われた、東京、長崎、島根の補選3選挙。結果的に、立憲民主党の候補者が全ての選挙区で当選したわけですが、その結果を伝えるメディアの多くが「自民全敗」「自民3連敗」という言い方をしている。同じ内容を伝えるにも、ごく一部のメディアだけが「立憲民主党全勝」という言い方をしていて、個人的にはこちらの方が正しい言い方だと思う。

前職の自民党議員の問題で辞任したことにより補選となった東京と長崎は、元々自民党候補は立候補していないのですよね。だから「自民党候補が敗れた」という言い方はおかしいと思うけどなぁ。逆に、立憲民主党議員は対立候補との選挙戦を勝ち抜いて当選したのだから、本来ならばその立憲民主党議員の「勝利」を伝えるべきだと思う。じゃ何故「自民全敗」みたいな言い方をするのかと考えると、立憲民主党の結果よりは自民党への影響を強くしたいという意図があるんじゃ無いかと邪推するわけです。仮に自民党が3選挙区全てに候補者を立てて、その結果敗れたならば、それは「自民全敗」でも良いと思うけれど、実際に対立構造になったのは島根選挙区だけな訳ですからね。

その島根選挙区に関しては、全議員の細田氏の死去に伴うものだから、自民党としては本来氏死守しないといけない選挙区。しかし、細田氏のなくなる直前説明責任の態度とか、今回の候補者の知名度とかもあってか、結構な票差で立憲民主党の亀田候補が当選。立憲民主党としては、他の2選挙区はそれなりに勝算があったと思うけれど、個々は事前調査で優位が出ても最後まで安心出来なかったんじゃ無いだろうか。でもなぁ、その亀井候補って彼らが批判している所謂「二世候補」な訳ですよ。彼らなりの定義によれば、「地盤、看板、鞄」の三要素を全て満たさないと「世襲候補」とは言わないので、今回選挙区を変えて出馬した亀井候補は「世襲議員」には当たらないらしい。何とも都合の良い解釈だと思うし、それを受け入れる人達も人達だと思うけれど。

所謂「裏金問題」の影響が大きかったことは確かで、世間の印象が悪くなったこともあるし、派閥解体等もあって党としての選挙支援もこれまでのように派手に出来なかったこともあるんでしょうね。それでも、3万票近い差は大きいと思うし、保守王国と言われて油断していた所もあるんじゃ無いだろうか。静岡県も「保守王国」と言われていたけれど、あの民主党政権前後の時には自民党議員はボロボロでしたからね。今回の選挙結果で、あの2009年の「政権交代前夜」みたいなことを言う人もいて、確かにそういう雰囲気も感じるんですが、じゃぁあの時のように民主党が熱狂的に支持されているかと言えばそう言うことも無いのが前回との違いでは無いだろうか。だからと言って、自民党が安泰とは決して言えないけれど、15年前の政権交代の時は、民主党は「ガソリン税撤廃」とか「米軍基地撤廃」とか聞き心地の良いことを連呼して大衆から支持を得ていたけれど、今回はそういう雰囲気無くて、「今は自民にお灸を据えよう」という意識がこの結果を出したんじゃ無いだろうか。まあ、それでも岸田政権として自民党政権としては、危機感をもっと大きくして対策しないといけないだろうけど。こういう状況だから、解散総選挙は来年だろうけど、その間に起死回生のヒットを打てるだろうか。これまでの歴史から言えば、その前に立憲民主党が粗相をして自滅するというパターンなんだが。

[ 2025/04/29 追記 ] 

長崎3区の補選に関して、興味深い考察。

前回(2021年)と今回の選挙では、今回当選した山田候補の得票数はほぼ一緒。ただし、 投票率が前回の60%余りから今回は25%も下がって35%余りに激減しており、その分の票数が前回当選して今回の補選の理由となった谷川前議員の前回の得票数にほぼ一致するんですよね。(25%×23万人=57,500票)。谷川候補支持者全員が綺麗に今回棄権したとは思えないけれど、もし自民党が候補者を擁立していたら、案外結果は分からなかったかもしれませんね。勿論、その場合は無党派層の投票率があがって、批判票として野党候補に流れた可能性もあるけれど、案外既得権益の確保のためにしっかりと組織票で固められて、6万票位は取れたかもしれない。まぁ、いずれにしてもればたらの世界ですが。

知らないでは済まされない

乗り物ニュースの記事から、例年以上に混雑が予想されるG.W.の空港通過テクニック。G.W.、これからの夏休みシーズン、さらには年末年始とか秋のシルバーウィークに春休みシーズンとか、年に何回かある混雑シーズン。私もそういう時期に空港を利用して、保安検査場とか搭乗口で慣れていない人が増えて停滞してイライラすることが正直少なくないですね。

保安検査場で多い事例は幾つかあって、

  • 踝まで隠れる靴は脱がないといけないのに、それに抵抗する人
  • 飲みかけのペットボトルやカップを以て通過しようとする人
  • 鞄さえ預ければOKと重いX線検査ゲートを通過する度にアラートが鳴る人
    • 1回目: 腕時計を外す
    • 2回目: ネックレスを外す
    • 3回目: ポケットから鍵束をだす
    • 4回目: 反対がポケットから小銭を出す
    • 5回目: ズボン後ろポケットからスマホを取り出す
    • 6回目: やっと通過。でも、自分が悪いのに係員に文句言ってるし...
  • 鞄を預けても、中にパソコンやタブレットやペットボトルが入っていて、通過後の確認に時間が掛かる人
  • 本来は、機内持ち込み手荷物は実質二つ(小型の手荷物と、パソコンケース・日用品などを入れたバッグ) なのに、幾つもバッグを持ち込む人。しかも、一つ一つのサイズが大きい。
  • コートや上着を着たまま通過しようとする人
まぁ、これでもかというくらい色々なケースがあって待たされました。

ゲート前だと、搭乗券では無く保安検査場の黄色の確認用紙をゲートのセンサーに当てて通過しようとする人が、まだ結構多い気がします。あれって、廃止するんじゃ無かったかな。後は、先日もちょっと書いたけれど、QRコードをスマホで表示して通過しようとするときに、その当て方によって全然認識しない場合も。総じて、スマホ画面とセンサーのガラスパネルの間を開けすぎている気がします。あのガラス面にQRコードがつくことを想定して内部からスキャンするわけですから、本来はベタ付けしても良いはずなんですよね。

そのQRコードの場合、事前改札などで優先搭乗する家族ずれなどのグループの場合、複数のボーディングパスを出してスキャンするのに結構時間が掛かる場合も。スマホの画面で表示させる場合、何回も画面をスライドさせてセンサーに当てて、またスライドしてパスを選択して、みたいな行為になれていないのか、案外皆さんぎこちなくて時間が掛かっている気がします。あるいは、ゲート前に早めに来て待っているのは良いのだけれど、逆にギリギリになるまでゲートに来なくて、その数名の搭乗待ちなんていうケースも、この時期は増える気がします。飛行機に乗り慣れていない人は、どうしても計時されている「出発時刻」までにゲート前に行けば良いと思っちゃうんでしょうね。酷い場合には、保安検査場も直ぐに通過出来るみたいな変な確信を持っている人も多いし。正直、その最後の一人二人待ちの状態で出発が遅れて居るときに、急いで乗り込んできてくれれば「あぁ、何か事情があったんだな」とこちらも気持ちを少し落ち着かせるけれど、既に定刻過ぎているのにゆっくりカップル何かがキャッキャ言いながら機内に入ってくると思わず... (以下、自粛)。

多くの人の場合、バスとか電車には乗り慣れているけれど、飛行機はかなり特殊な交通機関で馴染みの無い人が殆どと言ってもいいのでは。で、バスとか電車は計時されている「発車時刻」にドアが閉まり出発するから、極端な話その数秒前に飛び込んでしまえば乗車できる。でも飛行機の場合は、あの時刻は多くの航空会社の場合ドアが閉まりプッシュバックが始まる時刻なので、本当は計時時刻の5分前のドアクローズ前に機内に搭乗しないといけない。その為には、遅くとも出発時刻の10分前にはゲート前にいないと搭乗出来ない。そう言う「事前の行動」が要求される乗り物という認識は、多分殆どの人は持っていないと思う。また、バスとか電車は、場合によっては動き出しても止まって乗せて貰えることも有るかもしれないけれど、飛行機の場合は一度ドアを閉めてしまうと、トラブルでも無い限りドアを開けることは無い。幾ら外に乗り遅れた人がいても、一度閉めてしまえばもう終わり。そう言うことを理解せずに、結構バス・電車感覚で飛行機利用をする人が一気に増えるのが、この時期。昔だと、JTBとかチケットを購入した時に注意され足りましたが、今はネットで購入したるする人も増えたので、ますますそういう意識が減ってきている気もしますね。まぁ、自分がそうならないように注意しないと。

自宅警備生活

いよいよ始まったG.W.。土曜日こそちょっと天気が悪くなりましたが、昨日の日曜日は真夏のような天候に。それでも、やっぱりまだ4月なので、時折吹く風は夏の熱風とは違って涼しい感触が感じられて、やはり気温だけでは判断出来ない気がします。それでも、浜松でも真夏日になったのかな。好天でしたが、朝から洗濯機を回して物干し竿一杯に洗濯物が並びました。

テレビのニュースでは、羽田や成田から海外へ行く人達や、国内移動の人達を何度も撮していたけれど、私はG.W. 10連休というのに殆ど「自宅警備」状態。以前も書きましたが、3日以外は予定が無く、まぁ折角纏まった時間が生まれたので自宅の整理、特に外回りには色々廃棄物とか「いつか整理する」と思って積んである物が増えてきたので、これを何とかしないと。自分で処分場に持ち込むか、業者に依頼して一括で処分するかまだ決めていませんが、せめて可燃物と不燃物くらいには分けないと。後は、危険物の類も分けないと。これは業者さんに頼んでも引き取ってくれませんからね。 

機能は真夏日の陽気で日差しも紫外線が気になるような強い日差しでしたが、今朝は朝から曇り空。予報では、今日は一日曇り空で日付が変わる頃位から雨模様の予報。気温も、20度は超えるみたいですが、前日と比べるとグッと下がる様子。幸いにも、天気が崩れるのはG.W.前半では今日明日くらいらしいので、今日はエアコンの掃除とかしようかと予定しています。実は機能は暑いこともあり、まだ片付けていなかったファンヒーターを掃除して何度に仕舞い込んだところ。代わりに扇風機を出そうかとも思ったんですが、まだ早いかなぁと言うのでそのままだったんですが、浜松祭りも開催される5月の3日~5日は再び晴れ間が戻ってきて気温も上がるみたいなので、その時には扇風機を出した方が良いかも。

今日はエアコンの掃除をするので、一緒に冷房機能が動作するか確認もしないと。自宅には何台かエアコンが設置されていますが、一番新しいのは昨年に入れ替えた物から、古い物はもう冷気が出ないようなものもあるし、早めに入替なども検討しないといけないかも。少なくとも、生活空間の中心である、キッチンとか居間とかのエアコンが動かないと大変なので、それらはしっかり機能確認しないと。今年の夏も「猛暑」が予想されているらしいので、夏の暑さとの戦いは厳しくなりそうですし。そう言えば、一時は製造の理由等から供給不足とか言う話も昨年くらいには聞いた記憶があるんですが、今はどうなんだろうか。国内メーカーは、海外の製造拠点を国内に戻しているけれど、流石に最終組立などは戻せても、個々のパーツ類等はまだまだ海外のメーカーに依存してる部分もあるだろうし。G.W.も終わる5月6日からはまた雨模様になる予報なので、それまでにはしっかり準備しておかないと。

2024年4月28日

捻るスマートウォッチ

先日の沖縄行脚の時、羽田空港でゲート前で待機し優先搭乗が始まったときの事。私の前に並んでいた40代位男性がゲートを通過するとき、右手をクルッと捻ると多分Apple Watchだと思うんですが、QRコードが表示されている画面をゲートのセンサーに押しつけました。で、「ピンポーン」とあのDiamondのアラームが鳴りゲートが開いて通過していきます。Apple Watchを利用して、Suicaでゲートを通過する様子は何度か見たことがあるんですが、QRコード表示でも行けるんだとちょっと感動した瞬間です。

ビックリした最大の理由は、あの小さな画面に表示されたQRコードでも、ちゃんと認識されるんだということ。何でもかんでも対応可能というわけでは無いだろうけど、ANAの搭乗券くらいのサイズ(密度)なら可能なんだと、これは新しい発見でした。FeliCa/NFC利用ならば、そのセンサー部分を相手側のセンサーに対応させれば良いけれど、QRコードの場合はその画面を相手のスキャン画面に向けてかつその内容が読み取れないといけないわけですからね。あの搭乗ゲートでのQRコードチケットのスキャンてちょっと癖があって、スマホで表示させている場合何故か皆さんスマホ画面をセンサー面から離し気味に近づけるんですよね。その為、読み取れなくてエラーに成る例が結構発生します。有る程度利用していると、離してスキャンさせるにしてもその距離感というか塩梅は何となく体得出来るんですよね。私も、Skipが終了するというのでQRコードに切り替えましたが、最初の頃は距離感が分からなくて少し苦労しました。

QRコード搭乗券は、実はUAは結構前から使用していて、だからUAの米国内フライトを利用していた自分は案外直ぐに成れたように思います。でもセンサーの違いなのか読み取りソフトの違いなのか、UAの場合は少し離し気味にしないと読み取ってくれなくて、ANAの場合はほぼ画面にスマホを付けるくらいが丁度良い気がしています。 その「センサーに近づけ気味」の場合でも、スマホを画面を下向きにして近づけるので、当然スマホを下側から支える指が入るわけで、その指がスマホとセンサーの間に存在するから、画面を密着することは出来ない。逆に指が入ることで、そこが支点になってスマホ眼が上に上がってしまい読み取りエラーに成りやすくなるような気もします。だから、スマホの横の部分を左右から指で支えて、そのままスマホを通過ゲートのセンサーパネル部分に「そっと」置くような感じに接触させると、100%の確立で認識してくれるような気がします。まぁ、でも経験ですよね、その塩梅を理解するには。

閑話休題。そのQRコードでのゲート通気の時も感じたんですが、どうしてもスマートウォッチの画面が普通は上に向いているので、それを下向きにしてセンサーにタッチする動作が、どうも不自然でぎこちなくて無理があるように感じます。センサー部分に垂直な部分があれば、もっとスマートウォッチをタッチさせやすい気がするんですが、その為には今のデザインからかなり変更しないといけないし、FeliCa/NFCで通過する場合は逆にそういう垂直部分は邪魔になるわけで、その共存方法が難しい。いずれにしても、今のスマートウォッチの早着位置と各種センサーの向きは相反している気がします。唯一の解決策は、スマートウォッチを手の甲側に画面が来るようにでは無く、反対側掌側に画面が来るように早着すれば、今の通過ゲート上のセンサー位置でも対応しやすい気がします。私も一時期そういう方向に腕時計を早着していたことがあって、その理由は表示面に傷が尽きないようにと言うことと、3時の位置にある竜頭が通常の位置で左手に早着すると手の甲に有る場合があってそれを避けるために180度回して反対向きに早着していた時代があります。でも、それはそれで人好き好きだろうし、自分のように一度はやってみたけれど戻した場合には困るだろうし。何か良い解決策があれば、喜んでスマートウォッチ利用者になるんですが...

三井アウトレットパーク岡崎

愛知県の岡崎市に、「三井アウトレットパーク岡崎」が、2025年秋にオープンするという記事。アウトレットと言えば、系列は違うけれど御殿場の「御殿場プレミアムアウトレット」が県内では確か唯一のアウトレットモールで、今でも混雑しているのかな。東西に長い静岡県の東の外れに位置しているので、西の外れの浜松から御殿場にアクセスするのはなかなか大変で、まだ一度も行ったことがありません。


今回の岡崎市は、場所的にはお隣愛知県の中央部ぐらいだけれど、多分東名高速で行けば浜松から1時間は掛からない位じゃないかな。場所的には東名の沿線沿いみたいですが、IC(音羽蒲郡IC)からは少し離れていて、距離的には新東名の岡崎東ICの方が近いみたい。そうで無くても国内でもトップクラスの「車社会」の愛知県(個人推定)だから、オープンしたらかなり混雑しそう。名鉄本線の本宿駅から徒歩圏内ならば、豊橋から名鉄でアクセスするのも良いかもしれないけれど、時間は車の倍以上掛かりそう。 

店舗数は170店舗ということで、日本最大規模と言われる御殿場アウトレットが約300店舗位なので、6割位の規模でしょうか。まぁ、アウトレットの場合、店舗数よりも「どこが入るのか」が重要ですからね。先に三重県に「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」がオープンしているけれど、ここは浜松からだとさらに先になるから、ここに行くならば御殿場の方が良いかなぁ。まぁ、アウトレットでの買物は魅力的だけれど、そんなに頻繁に行きたいという場所でも無いし、国内価格だとまだまだ高い気もするし。

あくまで個人的印象ですが、日本のアウトレットパークって「アミューズメントパーク」的要素が多いような気がして、「買い物に行く」と言うよりは「レジャーで行く」という印象が強い気がします。昔々、自分が子供の頃は、今のデパート当時の言い方では「百貨店」というのが、買物・食事・そして屋上の遊具という、娯楽の場、晴の場という要素が強かったと同じように、少し前はそれが「モール」になり、そして今度は「アウトレットパーク」へとシフトしているんじゃないかと。じゃぁ、その先は何だろうかというと、その先はいよいよメタバース、あるいは仮想世界みたいな場所にステージは移っていくような気がするけれど、さてどうだろうか。

2024年4月27日

捲土重来の30年

佐々木俊尚氏が紹介している、ブルームバーグによる日本観の記事。最近の日本に関しては、経済では中国やドイツにGDPで抜かれ、国民の生活は物価高で苦しく、そこに円安が追い打ちを掛けて、とうとうG7ではとかG20では底辺に落ちるまで凋落した、見たいな悲観論が主流だけれど決してそうでは無いという話。

確かに、1990年代のバブル崩壊から始まった「沈黙の30年」は、最近でこそやっと出口が見え始めたけれど、まだ抜け出したとは言えない状態。史上最高値、4万円台の株高とか、毎年アップする大手企業の給与とか、明るい話もあるのだけれど、周りを見渡してみると、あれの値上げこれの値上げ、さらにはあの増税にこちらの増税、でも給料のアップはなかなか進まない。悲観する象徴みたいなものが、最近急増している「インバウンド」なわけで、日本人には手が出ないような高価な品物や飲食を、外国からの訪日観光客は「安い安い」といって購入している姿に、日本人はちょっと惨めな印象を受けているような印象も受けます。でも考えてみたら、彼らが「安い」というのは円安による為替レートも理由だけれど、元々彼らの国の中では希少性だったり新規性だったりして価格が高いものを多いわけで、そう言う意味では日本由来の例えば和食が海外よりも安いのは当然だし、そうで無くてもデフレで価格維持が最大目的の20年が過ぎたわけだから、諸外国と比べて物価が安いのも当然だと思う。それならそれで、それを武器にすれば良いんじゃ無いの。

1980年代などは、円高の影響もあり日本企業が盛んに海外進出をしていて、アメリカの有名物件や企業買収を日本企業が行って話題になったり、それこそ日本人の爆買いツアーが話題というか場合によっては問題にすらなった時代。この頃は物理的な事で日本が世界を席巻したと言って良い時代だと思います。その後長い停滞期に入ったことは事実だけれど、それならそれで日本人の好きな「内向きの世界」がどんどん充実していき、それがアニメコンテンツとかソフトコンテンツとして世界で話題になり始めたのが、2000年に入ってからだと思う。最初に日がついたのはフランスで、そこから欧州に広がり、さらに世界に広がっているのが現状なのでは。これは、ソフトコンテンツという商材のビジネスでは有るけれど、子供の頃に見たアニメが大人になっても影響するように、形の無いビジネスでもあると思うんですよね。世界的なスポーツであるサッカーならば、「キャプテン翼」はバイブルみたいな存在だけれど、そういう意義は大きいと思う。とんねるずの石橋貴明氏が、ハリウッドの「メジャーリーグ2」に出演して、その独特なキャラクターで人気になったけれど、今でもMLB選手ではあのキャラクターを覚えていて、石橋氏を見ると寄ってくると言う話ですからね。

そして今日本で中心なのは「インバウンド」。京都など場所に寄っては余りの観光客の多さに問題も売れているけれど、それはその場所場所で解決策を見つけていくべきものだと思う。一番重要なのは、これまでのビジネスは日本から某かの「もの」を出していく形だったのが、インバウンドは向こうからこちらに来てくれるビジネスなわけですからね。だから日本側から見たら一番効率が良いビジネスモデルと言って良いのでは。コロナ禍が理由かどうか分からないけれど、コロナ禍以前はインバウンドでも、富士山とかニセコの雪とか爆買いとか「もの」が中心だったのが、最近では日本人も知らないような地方の絶景とか食べ物が海外で話題になったり、日本の習慣とか武道などを体験する「こと」の旅行中心になってきたことは、ますますインバウンドの可能性を広げるものだと思う。外国人訪日観光客には、例えば渋谷のスクランブル交差点が話題ですが、あの規模のスクランブル交差点とか同様に珍しい交差点って、探せば国内にもっとあると思うし。ある意味、「聖地巡礼」みたいな感じで、話題になった場所に観光客が集まるのは悪い事では無いと思うけれど、問題は観光地でも無いしそう言うことを望んでもいないような極々普通な場所が、ある日突然「有名フォトポイント」みたいな感じで世界に認知されてしまい、そこの日常が壊されてしまうこと。観光地整備として、国としてもそう言う「次の対策」を考える時期だと思うなぁ。悲観したりするのは個人の勝手だと思うけれど、苦しい時こそ前向きな考えをするべきだと思うし、少しでも切掛があるならば、最大限に利用してより前向きにならないと、結局はいつまでたっても何も変わらず自分だけが損をしている時間が続くだけ。今こそ気持ちを切り替えて前に進むタイミングじゃないだろうか。 

(NH Leg#9) HND-OKA/-OKA

前日に続いて今日もフライトですが、G.W.直前という事も有り予約が取りづらくほぼ朝一からの出発。その分戻りも早くなるので、少しフライング気味にG.W.に突入できるのはメリットだろうけど。 ホテルを05:40頃にチェックアウトして、ホテルのある3Fから1Fに移動。シャトルバスが停車する0番バス停には既にT1/T2行きのバスが停車していて、乗り込んだら丁度出発するタイミングでした。まだ朝の6時前でしたが、T3ターミナルの国際線カウンターも、このシャトルバスも結構混雑していてビックリ。T1を経由してT2の中に入りましたが、こちらもよく利用する午前中の時間帯と変わらないような混雑具合でビックリしました。

少し早めにT2に移動できたので、ラウンジに寄るか迷いましたが、入っても5分とか10分程度しか余裕がないので、AMC Diamond用保安検査場を抜けたら、右手のエスカレーターには乗らず、左手のドアから出て直ぐ左手の62番ゲートへ向かいました。

1) HND 06:35 - OKA 09:20 (NH993)

まだ朝の6時頃というのに、ゲート前には子供連れの家族のグループから、若者グループから、高齢者のグループから、結構混雑しています。ここで仕様機材がB787-10と言う事に気がつきます。どうも、前日沖縄から飛んできた機体が、そのまま翌日折返しで使用されるようです。まぁ確かに、深夜の到着で早朝の出発ですからね。さらに言えば、シートも前日と同じです(笑)。

06:14から事前改札が始まり、幼児連れのグループが通過していくのですが、とある家族の搭乗券がエラーになります。何度か試しても駄目で、ANAのGSさんもQRコードの当て方を変えたりしますが駄目。で、端末を叩いて確認したら、どうもこのフライトの10分前に出るNH461の乗客だったようです。幸いにも、そちらのフライトは二つ先の64番ゲート出発だったので、慌てて移動していったけれど、こんなこともあるんですね。この早朝の沖縄行きは、始発便のNH461(06:25@64番ゲート)、NH993(06:35@62番ゲート)、NH2421(06:45@53番ゲート)と、10分間隔で3便がほぼ同時に出発するスケジュール。まぁ、間違えやすいと言えばそうかもしれない。でも、それを避けるために、わざと900番台とか2000番台みたいな離れたフライトナンバーを当てはめているんだろうか。

満席では無かったのですが、家族連れが多いせいか搭乗に時間が掛かり、ドアクローズは定刻を過ぎた06:40頃。5分後にプッシュバックが始まり、その後移動開始となります。今回は早朝という事も有ってか、離陸後直ぐに海上に出るRW05からの離陸。離陸したのは07:05で、飛行時間は02:24と表示されたので、到着は少し遅れそうです。

早朝だったので、朝食の機内食に期待していましたが、お弁当では無くサンドイッチの軽食でちょっとガッカリ。食事の後は、流石に朝早いのでシートを倒して暫く休みました。一番新しいシートなので、電動操作できるしシートの倒れ方も深いので、こういう時には快適です。ウトウトしているうちに、フライトは奄美大島付近まで進んでおり、暫くすると着陸態勢に入ります。沖縄地方はすでに梅雨入りしたのかな? 天気は雨のようで、着陸までの暫くはタービュランスがあると事前に機長アナウンスがありました。実際、結構揺れながら北から進入をして、RW18Rに着陸したのが09:24頃でした。そこからUターンをして滑走路を戻り、33番ゲートに入ったのが09:32頃です。そうそう、この機体は新造機なので設備はピカピカなのですが、機内カメラの映像が凄く綺麗でした。飛行中は、沖縄周辺は雨で雲しか見えなかったけれど、着陸後に前方カメラに写る映像は、これまで見た同様の映像の中では一番でした。これだけで楽しめます。

雨の沖縄は湿度も高くて、機体から外に出るとボーディングブリッジの床もじっとり湿っていて、今回履いている靴だと少しスリップしそうで恐いくらい。今日はまず朝一で所用を完了するために、まずは出かけます。

2) OKA 11:30 - HND 13:50 (NH462)

空港に戻ってきて、ラウンジに寄ろうか悩みましたが、今回もちょっと中途半端な時間なので、そのままゲート前で出発を待つことに。朝早かったこともあり、ちょっと眠気も襲ってきたので、ラウンジでマッタリしてしまうと、そのまま寝入ってしまいそうでもありましたし。

暫く待っていると、事前改札が11:07からスタート。その後11:10から優先搭乗が始まると、結構スムースに搭乗が進み、定刻5分前にはドアクローズ、定刻丁度にプッシュバック開始と、お手本のような出発でした。

多分離陸はRW18Lからだろうから移動時間も少ないし、それならば少し早めに羽田に到着するかなと期待したんですが、何故かここから暫く待機状態になり、やっと目の前のRW18Lに移動して離陸したのは、11:47頃でした。

暫くして水平飛行に入り食事の提供が始まったのですが、それを待っていたかのように配布が始まると途端に機体が揺れ始めます。食事のお味噌汁を、最初は通常通りお椀に入れていましたが、直ぐに紙コップに切替ます。その辺りから揺れが酷くなり、一旦食事や飲み物の配布は中断。10分位してからでしょうか、まだ少し揺れていましたが、その間にPremium Classの食事類の配布は完了しましたが、再び揺れが酷くなります。食事をしているのか、飲み物を飲み干す競争をしているのか、慌ただしく食事を進めるのですが、揺れのモーメントで手元が定まらない時も。そのうちに、CAさんも待機となり、私は丁度食べ終わったところでしたが、そのまま15分位は揺れが収まりません。また少し揺れが落ち着いたところで、食器類を下げて貰いましたが、離陸してからずっとそんな状態。とうとう普通席の飲み物配布は中止となってしまいました。結局、沖縄を飛び立って遠州灘上空に来るくらいまでは結構強めのタービュランスが続いたフライトになりました。

羽田空港へは、房総半島の東側そこそこ遠い位置から回り込んで、真っ直ぐA滑走路を目指します。ここの所ターミナルに近いC滑走路利用が多かったので、RW34Lに着陸してからT2の到着ゲートに移動するまでの時間が長く感じますね。61番ゲートに到着したのは、定刻を少し過ぎた位でした。ここからいつもの様に品川駅に出て新幹線で帰宅するのですが、丁度浜松停車のひかり号に間に合わないタイミングなので、一本(1時間)遅いひかり号を予約しており、ですから移動は余裕状態。で、そういう時に限って途中殆ど止まらない快速特急なんていう編成が来ていて、15分程で品川駅へ到着出来るんですよね。時間が余っているので、一旦駅の外に出て港南側のDEAN&DELUCAでゆっくり買い物をして、それでもまだ余裕。駅構内に入り、新幹線待合室のスタバでコーヒーを購入しようと思ったら、入口の外まで長い待ち行列が出来ていて、しかもいつからかドリンクサイズがトールサイズのみというお知らせが出ています。確かに、ここ最近の新幹線車内や駅の混雑具合では、サービス率をあげるためにカップサイズの固定とかしないと、さばききれないだろうなぁと納得します。実際この後乗車した新幹線は、金曜日の夕方G.W.直前という事も有ったと思いますが、いつもは半分も埋まらない7号車指定席が、ほぼ満席状態でしたからね。G.W.は、ですから大人しくしていることにします。

割高な食費

G.W.になり、訪日観光客だけで無く、日本から海外へのバケーションもかなり復活してきた様子。テレビ等で、早めに出かける様子を報道したりするんですが、そこで何か言いたいのか「円安が海外旅行に打撃」みたいなストーリーをわざわざ展開しているような印象を受けます。特に個人的に気になったのは、「円安で割高な食費を抑えるために、日本からパックご飯やインスタント食品を持参して行く」みたいな話。 

昔から「和食が恋しくなる」と言って、例えばインスタント味噌汁だったり、パックご飯だったり、インスタントラーメンの類を持参して海外旅行することは良く有る話。でも、あれって結構大変で、例えばインスタント食品を利用するためには熱湯が必要だけれど、最近のホテルだとその入手が結構難しいのでは。自分が良く出張で出かけていた、20年位前までだと、ホテルには大体電気ポットが有って、それは部屋で提供されたインスタントコーヒーや紅茶を入れるため。だから、そこで沸かしたお湯をインスタントラーメンに使用したり、あるいはそのポットの中にラーメンを入れて煮て顰蹙を買う場合もありましたね。ところが、そういう飲み物サービスのための電気ポットは、その後コーヒーメーカーに変わって行き、今では殆ど見ることは無くなりました。コーヒーメーカーでも、コーヒーや紅茶のポットをセットしなければ、そのままお湯が出てきますが、一度に出てくるお湯の量が少ないから、それこそインスタントラーメンを作ろうと思ったら結構大変だと思う。

例えば最初からキッチン付きのリゾートホテルみたいなところとか、あるいはResidence Innみたいなホテルを利用する予定ならば、そう言う食材を持ち込むのもアリだと思うけれど、そうでも無いのに持ち込んで食費を抑えるというのは逆に負担も大きいし、何しに行っているのか本末転倒な気がします。それだったら、最初から自炊中心のつもりで地元のスーパーとかファーマーズマーケットを使うつもりで言った方が良いんじゃ無いだろうか。あと、自炊する場合米とかパスタとか素材を持ち込むのはまだしも、実は調味料類の調達が結構面倒だと思う。海外のスーパーで購入するにしても、何種類も必要になるわけだし、あとサイズが大きいのでかなり使い残してしまうと思う。その為に、ご飯とインスタント味噌汁だけというのも寂しいわけですし。さらに言えば、換装しているパックご飯とかインスタント食品はまだしも、レトルト製品なんかは入国時の税関で引っかかる可能性も大きいだろうし、そこまでのリスクやコストを払ってまでして、一体幾らセーブできるんだろうか。

家族連れとかで人数が多い場合は、そう言うことも考えないとなかなか大変だとは思うけれど、それならばレストランを利用するのではなく、スーパーなんかのお惣菜が日本と比べて大容量なので、それを利用してシェアする方がお得な気がするけどなぁ。あと、ご飯はなかなか入手出来ないだろうけど、パン類なら大概入手出来るからそれを利用するとか。パックご飯にしてもパスタにしても、「調理する」というのは結構大変な作業だと思う。それならば、その場で食べることも出来るし、ジャムとかソースを付ければ味変も出来るパン食が一番便利だと思うけどなぁ。そうそう、アメリカに限った話かもしれないけれど、食日自体も値上がりしているけれど、それとともにやはり20%前後追加で払うチップの存在も大きいと思います。最近ではスタバとかファストフード店で購入してもチップの画面が出るくらいですからね(私はファストフード店では"No Thank You"を選ぶけれど)。まぁ、そういう工夫はそれぞれの旅行者が考える事であって、メディアがことさら「節約旅」とか煽るのは、彼らが単に話題を作りたいだけだと感じますね。何となく彼らの無責任体質が透けて見える気がする。

2024年4月26日

(NH Leg#8) HND-OKA/-OKA

G.W.を控えた追い込みで、今週後半も沖縄詣で。いつもは午前発のフライトで移動して、夕方には戻ってくるのですが、今回は発見の都合で珍しく午後遅めの出発で、従って戻りは夜遅くというパターン。ですから、自宅を出るのもお昼前で、駅ビルでお昼を調達してから新幹線で先ずは品川駅まで移動します。

前日は長袖スウェットを来ても寒いくらいの天気でしたが、翌日のこの日は一転して夏日になろうかという陽気。朝から外に出るときでもTシャツ一枚で問題有りません。となれば、昼間はかなり暑さが厳しくなりそう。実際お昼前でしたが、もう夏みたいな陽気の中路線バスで駅まで出てきて、少し時間があったので駅ビルの浜松餃子のお店で軽く昼食を取り、スタバでアイスコーヒーを調達してから新幹線の出発を待ちます。お昼過ぎでの新幹線は、朝利用して居るときと比べても空いていて、隣の席にバックパックを置いてゆったりしながら移動出来ました。 

それでも品川駅は、やはり一日中混雑していて、人混みを避けながら新幹線側から反対側の京急側ホームに移動。暫くして到着した羽田空港行き特別急行は、結構空席もあり座って空港まで移動する事が出来ました。B1Fから2Fの出発フロアーに上がり、久し振りにAMC Diamond用の保安検査場を利用してみるかと中に入ってみたら、それまでは検査場を隠すような壁があったのにそれが無くなっていて、検査の様子が丸々外から見えるようになっていてビックリしました。なんでこの壁を取り外したんだろうか、ちょっと不思議ですね。その後4Fのラウンジに上がると、占有率2~3割位でかなり余裕のある状態でした。実は、空港駅で京急をおりたところANAからお知らせが届き、15:30発の往路便が到着遅れで15分の遅延との事。復路便との接続には余裕があるので、これくらいならまだ大丈夫ですが、こういう場合往々にして遅延が広がることはあっても縮むことはないので、ちょっと不安です。

1) HND 15:30 - OKA 18:15 (NH477)

ラウンジを出て出発ゲートの62番ゲートはほぼ正面。そんなに混雑している様子はありません。いつもの儀式で、駐機している期待の写真を撮影していると、丁度積み込みに持つのコンテナが到着し、ボーディングブリッジの横のドアからは、機内清掃が完了したのか清掃スタッフが階段を下りてきています。これなら、取りあえず15分遅れで出発出来そうです。

事前改札が15:20から始まり、何組かが先にゲートを通過していきます。5分程してグループ1からの優先搭乗が始まり私も機内へと入ります。その後の搭乗は比較的スムースで、15:38にはドアクローズしましたが、そこからプッシュバックに時間が掛かり、期待が動き始めたのは10分後でした。

駐機スペースで反転すると、暫くして移動開始。右に折れてD滑走路に向かうかと思ったら左に折れたので「あぁ、A滑走路か」と思ったんですが、そのまま暫く進むと今度は右に機首を向けて前進。C滑走路のRW16Lを横切りさらに前進していきます。どうもB滑走路のRW22から離陸する様子。記憶する限りでは、RW22からの離陸体験は初めてじゃ無いかなぁ。先にChina Easternの機体が止まっていましたが、それよりも先に滑走路に入ると離陸開始。16:00少し過ぎ位で、飛行時間は2時間20分位なので、ほぼ遅延した分だけ遅れて到着しそうです。そうそう、隣の席の男性は搭乗すると直ぐにACアダプターを肘掛け前のコンセントに接続して、スマホを2台充電出来るようにケーブルを接続していました。で、離陸のための移動が始まったら「LINE!」とメッセージ到着のアラーム音が鳴ります。その後も、離陸中、上昇中にも何度か着信のアラーム音が何度か鳴っていましたが、これWANの接続がそのままでインフライトモードにしていないからでしょうね。だって機内Wi-Fiの接続前の状態でしたから。

食事はてっきり軽食のサンドイッチだと思っていたら、幕の内弁当の食事が提供されてちょっとビックリしました。食事後はいつもの様に機内Wi-Fiに接続してブラウジングしながら、仕事のメールチェックをして時間を潰しました。沖縄へは、出発遅延分位の遅れで接近。今回は、時計回りに沖縄本島を回り込むと、第2滑走路のRW36Lへ着陸したのが18:19頃。底から誘導路を移動して、32番ゲートに入ったのが少し遅れを取り戻して18:26でした。機体の外に出ると、折返しの羽田行きが5分遅れるというアナウンスが聞こえました。まぁ、15分遅延で10分取り戻したならば御の字ですね。この日は、到着時刻が夕方と言う事も有り、元々空港で落ち合う約束をしていましたが、出発前に15分の遅延も分かっていたので、そそくさと空港で所用を処理して手短に完了。翌日は朝一なので、その確認を簡単にして再び制下区域内に戻りました。

2) OKA 20:05 - HND 22:20 (NH1096)

復路の機材は、数日前に機材変更のお知らせがあったんですが、その機体名が「B78K」と見慣れない名前。調べてみたら、最近投入された「B787-10」の最新鋭機材の様です。出発ゲートの33番ゲート前に行き、まずはその後尊顔を拝みました。

19:45から事前改札が始まったんですが、利用者はゼロのようで直ぐにグループ1からの優先搭乗切り替わります。機内に入ると、真新しい匂いと新しい国内線用のシートが並んでいます。CAさんが、先に登場した人達に挨拶をしているんですが、「今回機材変更があり申し訳ありません。でも、以前の機種は20年位前の古いB777でしたが、この機体は3月から利用開始をしたB787-10という新しい機体です。」と強めに機体の紹介をしています。でも、私のところに挨拶に来たときには、「〇〇と申します。羽田までよろしくお願いいたします。」だけだったけど? (笑)

夜のフライトなので、20:00前にドアクローズとなり、5分後にプッシュバック開始。その後ターミナルとは反対側のRW36Rへ移動すると、羽田に向けて離陸開始となりました。フライト時間は2時間4分と表示されたんですが、気流の関係でしょうか、少し長い気がします。

食事を頂いた後は、電動シートを倒して少しうつらうつらしながら時間を潰します。ちょっと寝落ちしたと思ったら、目が覚めたらもう伊豆半島の西側まで来ていて、そこからは房総半島の西側東京湾沿いに北上すると、直ぐに左に機種を向けて空港へ進入します。エアショーを見ていたら、C滑走路側にそれていたので「ラッキー」と思いましたが、実際はA滑走路のRW34Lへの着陸。T2の北側を回り込んで62番ゲートに入ったのが定刻を少し過ぎた当たりでした。出口に近いゲートなので、そのまま外に出るとシャトルの止まる9番バス停へ向かいましたが、丁度出発直前のシャトルバスに乗ることが出来、少し早めにホテルへ移動することが出来ました。まずは1日目の移動は完了です。

The Royal Park Hotel Tokyo Haneda

先週に続いて、今回もT3直結のRoyal Park Hotel Haneda。翌日の出発が早朝なので、本当はT2直結のExcel Tokyuを取りたかったところだけれど、ちょっと料金高めなのでT3のこちらを今回も予約することに。調べてみたら、早朝(朝の5時台)でもターミナル間の移動無料シャトルバスが4分間隔くで走っているので(始発は午前4時台)、それならば移動も問題無いだろうとこちらを予約しました。 

今回は遅いフライトだったので、羽田空港に戻ってきたのは夜遅く22:30近く。そこからT3へ空港内シャトルバスで移動をして部屋に入った時にはもう23時近く。翌日も早朝の出発で、朝の05:30頃にはチェックアウトしないといけないので、部屋に入ったら直ぐにベッドに入って休みます。目覚ましは04:30にセットしましたが、年齢もあって4時頃には自動的に目が覚めてしまう(笑)。

部屋は、今回はツインの少し広い部屋で、多分ここを利用して初めてのタイプ。バス・トイレがガラス越しに見えないので、その点安心出来ます(笑)。とにかく到着が遅くて翌日も早く出無いといけないので、ざっとシャワーを浴びてメールチェックをして、U23の結果も気になりつつも日付が変わる前にはベッドに入りました。翌日は、早めに目が覚めましたが、何とか二度寝すること無く起きてシャワーを浴びてスッキリしてチェックアウト。朝食は、ラウンジと機内食で済ませることにして、予定通り05:40頃にシャトルバスに乗車して、T2に向かいました。ターミナル間の移動は、頻繁にシャトルバスが出ているので不便ではないのですが、やはりT3が少し離れているのでT1からT3、T3からT1への移動に時間が掛かるので、そこがやはりちょっと難点ですね。

今年のG.W.

いよいよ明日から始まるG.W.。カレンダー通りだと、4月27日(土)から4月29日(月祝)までの前半と、5月3日(金祝)から5月6日(月祝)までの後半に別れています。でも弊社は、平日の4月30日(火)から5月2日(木)の3日間に会社の特別休日を適用してくれたので、 4月27日から5月6日まで10連休(笑)。それだけ休みが続けば、MLBを観戦するか、ゆっくりどこかに出かけたい気持ち10,000%ですが、5月3日に用事があるのと、今年はこれまで以上にG.W.の予約が混雑していてだから価格も高騰しているので、10連休の内9日は自宅警備に専念する予定です(涙)。

まぁ、自宅回りもいつの間にか「一時保管」のつもりの諸々のものが堆積してきているし、この時期はなんと言っても雑草や庭草がどんどん伸びていくので、その剪定もしないといけない。さらに家の中も、衣替えもあって、それは衣類だけで無く、暖房器具を仕舞って扇風機とか出さないといけないし、カーペット類も夏用の物に変えたいしとやることは幾らでもリストアップされていきます。課題は、そのリストの長さに対して自分の出せるやる気が殆ど出てこないとこでしょうね。

G.W.と言えば、浜松では5月3日から5日の「浜松祭り」の時期でもあり、この3日間は燃え上がる人も結構います。ただ天気は、今の所雨模様の予報で、中田島砂丘での凧揚げには影響が出るかもしれない。コロナ禍で色々制限があった祭りの内容が、今年は4年振り? 5年振り?に制限無しになる予定で、参加する各町の関係者は指折り数えて3日のスタートを待っているんでしょう。昔は自分の住んでいる町は参加していなかった(参加させて貰えなかった)のだけれど、暫く浜松を離れているうちに参加するようになっていてびっくり。先日町内会の祭り担当者が寄付金を集めに来たんですが、大人だから「大変ですね」と寄付金は渡すけれど、まぁ正直なところ気持ちは微妙ですよね。

雨が降ると外回りの作業が出来ないから、外回りの仕事はG.W.前半に集約した方がいいかなと思っています。でも、スタートの27日は雨予報で、その後は気温が高そうだし、そうなると年齢的には熱中症のリスクが有りそうで、それはそれで困るし。今年は祝日が週末と繋がる連休が多い年らしいのですが、年末年始の有給をまとめたときだって、なかなか10連休なんてありませんからね。何とか有効利用したいけれど、結局は前半頑張ってみようかなと動いたら、その後は筋肉痛で自宅警備で終わりました、と言ういつものパターンになりそう。勿体ないなぁ... 何か建設的な連休にしないと。

2024年4月25日

車いす利用者

最近買物とかで外出して、モールとかスーパーとか大規模量販店等を利用したり、あるいは新幹線等で移動しているときに感じるんですが、以前と比べて車いす利用の方の姿をよく見るような感じがします。先日も、近くのイオンモールへ買い物に出かけたところ、車いすを利用したやや高齢なご夫婦を数組見かけたし、その後モール内を歩いていても、別の車いす利用のグループに何回か遭遇しました。新幹線乗車でも、浜松駅でも品川駅でも何度か車いす利用者の肩が乗り込む様子を見かけていて、以前は1年に1回遭遇するかどうかだったことと比較すると、やはり利用者が増えているのかなと感じています。

少し前に、車いす利用者の飛行機搭乗や電車利用時の行動に対して、批判や賛成の意見が入り乱れたことがありましたが、今回何度か見かけた様子は無理に利用して居ると言うよりは、ごく自然にいつもの行動の延長で偶々そこで遭遇したという感じで、無理が無い印象を受けました。モール等は、大体が広くフラットな構造になっていて、しかも館内は天候に左右されず気温(室温)なども一定だから、「擬似的外出」みたいな体験をするには格好な場所と言えることもあるかも。車いす利用可能なトイレも完備されているし、多分一番便利な場所と言っていいのでは。以前から、高齢者の方々が朝からモールに来て、日がな一日知り合いと談笑したり、健康管理を兼ねてモール内を歩いたり、お腹が空けばフードコートもあるしトイレも完備していて、外は雨や嵐でも関係無いことを最大限に利用している様子が見られましたが、それは車いす利用の方も同様なんでしょうね。とにかく自宅から車で移動出来れば、駐車場も屋内のスペースもあるから、極端な話外の天候は関係無い。

同じ目的かどうかは分からないけれど、アメリカの大規模モールではモール内に遊園地みたいな設備の有るところもあったし、映画館が併設されているところは一日中人の出入りがあります。自宅近くのイオンモールにも、シネコンを併設して欲しいけれど、今の所増設するスペースが無いし、仮にシネコンが出来たら今でも満杯の駐車スペースがますます足らなくなるだろうし。それでも、コロナ禍が落ち着き人出が増えてきたから車いす利用者など、それまでは外出することを控えていた人達も、どんどん外に出てきているのかもしれない。ただ、それは、コロナ禍の反動とか季節的に暖かくなってきたことよりも、やはりそれまでよりも車いすなど補助器具を利用しての移動や施設利用がしやすくなってきた、と言う理由も有るんじゃ無いだろうか。それは、社会的に余裕が生まれてきたこともあるだろうし、色々な意味で社会の理解も進んだことが理由だと思うし思いたい。「バリアフリー」という言葉も随分昔から言われてきた言葉だけれど、最近ではあえて言わなくてもそう言う仕様が標準になってきましたからね。

そうなると問題は、今度は車いすを利用しない、所謂「健常者」側に移るわけです。先日その車いす利用者を何度か見かけたイオンモール内のイオンスーパーでは、例えば車いす利用者の方が陳列(平積み)されている野菜とか見ようとしても、大体その平積みの野菜の高さが車いす利用者の目線と同じか高いくらいなので、多分見づらいんじゃ無いだろうか。それ以上に、棚に陳列されていれば、立ちあがることが出来ないから上の方だけで無く中段以上の品物は見るだけでも大変だろうし。かといって、全ての商品陳列を車いす利用者の目線に合わせてしまったら、そうで無い利用者からすると使いづらいことも有るでしょうし、なんと言っても商品陳列のスペースが広く必要になり店舗側に取っても嬉しくない。例えば、今の陳列方法は維持するとして、車いす利用の人は手元のタブレットやスマホを利用して、上の方の商品を見ることが出来るような仕組みがあれば、少なくとも商品確認はしやすくなる気がする。実際に利用して居る人達がどの様に感じて、どの様な問題解決を欲しているかまでは分からないけれど、極々狭い自分の視野の中でもそう言うことを感じる位、世の中は少しずつだけれど変わりつつあるように感じます。後は、少しずつその変化に加速度を付けて、より大きな変化を呼び込み、より多くの人が「便利」「暮らしやすい」と感じる社会にしていくことなんでしょうね。

スーツスタイル

ITmediaの記事から、紳士服のAOKIが発売している「金のスーツ(1着8万円)」が好調という話。金持ちぶるわけでは無いけれど「1着8万円」というのが微妙ですね。値段的にはブランド製スーツの安いくらいの価格帯だけれど、品質という商品の印象としては「高価格帯に負けない高級感」という事らしい。自分が社会人生活を始めて、仕事着としてスーツが必要になったときには、それまでに親から貰ったり作って貰ったジャケットやブレザーはあったけれど、上下対のスーツはなかったので、大学生時代に貯めたなけなしの貯金でスーツを先ず一着購入しました。あれはTAKAQだったかなぁ。スーツだけでなく、ネクタイとかワイシャツも必要で、靴は流石にお金が足りなくて、それまでに購入していたコインローファーとかを使った気がします。

その後6月の初ボーナス(確か1.5ヶ月分位でた)でもう一着、今度は夏用の薄手のスーツを購入して、暫くは2着を着回していました。確かその頃から、衣替え後はノージャケット、ノーネクタイの「サマースタイル」が許されていたので、夏場は何とか凌いで、その後秋口くらいにさらに2着くらいスーツを購入した気がします。2着で回していては、直ぐに傷んでしまうし寄れてしまうので、毎週クリーニングに出す必要もありましたしね。当時は、まだAOKIとかその手のスーツ量販店はそんなに無い時代だったので、TAKAQとか男性用洋品店で購入していた記憶があります。当時は「アメカジ」とか「トラッド」がキーワードだったので、そのうちにネクタイはレジメンタル、シャツはボタンダウン、スーツはややゆったりとしたアメリカンタイプみたいな感じでだんだんと揃えていた気がします。

そのうちに、唯一スーツを着用する機会の会社も、「ビジネスカジュアル」が適用されて、上着はお客様と面談するような時を除いて不要となり、ネクタイも同様。配属先が開発部門ですから、多分年間の99%は身内としか会わないわけで、どんどんスーツを着用する機会は減っていき、それこそその年に友人の結婚式とかなければ一度も袖を通さないことも。その後も「ビジカル」はどんどん進んで、上着は襟付きならば何でも可になり、パンツも最終的にはジーンズも可になったから、もう今ではラフな格好しかしない。それでも、その後仕事の範囲や内容が変わり、年に何回かお客様と直接お話する仕事が増えてきたので、結構最近になって昔のスーツを引っ張り出してきたり、新しくそれこそこのAOKIで購入したこともありました。昔は、それなりに素材とか拘りもあったけれど、もう仕事でしか着用しないものは申し訳ないけれど「使い捨て」感覚で、お値段優先みたいな時代もありましたね。ただ、「8万円」という値段は、自分の中では「標準的な価格」に感じるんですよね。ここ10年位かな、もう少し昔からかもしれないけれど、どんどんスーツの価格が下がっていって、最近では1万円を着るスーツ上下とかがあると聞いてびっくり。それこそ、使い捨てじゃ無いのかと感じるくらい。その1万円スーツではないけれど、19,800円位のスーツを店頭で見たことがあるけれど、生地の質は我慢するとしても、縫製がやはり縫い込みが足りなかったり、省略しているところがあったりと、コストダウンの後がちょっと厳しかったですよね。

商品には、その目的とか購買層に合わせた「コスパ」が有るはずで、そう言う意味ではこの「8万円スーツ」というのは、今存在するそれなりの規模のスイートスポットにハマったんでしょうね。毎日着用することは無いけれど、月に何回かは使用する機会があって、それなりに高級感というか質感を持ったもの、みたいな感じかな。例えば週に1~2回位の使用頻度で、使用する間隔も2日とか3日とかあるならば、2着用意をして交代で着用すれば、スーツの傷みも少ないし、クリーニングにも交代で出せば良いから効率的だろうし。2着揃える場合も、私ならば濃紺系とダークグレー系の2着にして、ネクタイとかどちらにも合わせられるものを数本用意しておけば、後はシャツのバリエーションで幾らでもパターンチェンジ出来ますし。16万円の投資で、多分数年は着回せるから(体型が変わらなければ)、コスパ的にもかなりお得じゃ無いだろうか。ただ、金色でも無いのに「金のスーツ」というネーミングはちょっとなぁ... これから夏場に冠婚葬祭が幾つか予定されていて、今持っている礼服は夏以外のスリーシーズン用の物なので夏用の礼服を購入しようかと考えていました。でも、それならば夏用のこの「金のスーツ」でブラックスーツを作れば、冠婚葬祭にも使えるし、プライベートでもいけるかなとちょっと考えています。問題は、夏用なのに真っ黒という事だけれど。

凋落の議員達

自民党の所謂「裏金問題」で、自身が所属する安倍派に対して「発言を制限させられた」と暴露して、疑惑の議員の一人だったけれど、何か鼠小僧みたいな「悪の中の良心」みたいな立場を確立した宮沢博行衆議院議員議員。そのまま上手く立ち回れるのかと思ったら、女性問題が週刊誌にすっぱ抜かれるという事であっと言う間に議員辞職を決めて雲隠れすることに。しかも、昨日今日のトラブルではなく、静岡に家族を残し、単身赴任している都内に別の女性と同居していたというから、もう言葉も無い。正直、裏金問題での発言が無く目立たないようにしていれば、もしかしたらこの女性問題も表に出ずに嵐をやり過ごすことが出来たかもしれないけれど、いろいろ目立つ立場になったから、いらぬ身辺を調べられることになったんだろうなぁ。もしかしたら、以前から「知る人ぞ知る」件だったものが、この補選が進む中で意図的に暴露されたのかもしれないけれど。

同じく県選出衆議院議員の塩谷立議員も、裏金問題の処分を不服として申し立てを行ったけれど、それも却下されて離党することに。女性問題では無いけれど、安倍派の責任者の一人として今回の件に関してちゃんとした説明も無いし、沈黙して嵐が通り過ぎることを待っているだけにしか見えないんですよね。言えること・言えないことあるんだろうけど、そこを含めて少なくとも公の場でちゃんと話や説明をするのが、やはり議員として最低限の義務だと思う。実はこの人、地元選出議員だけれど、正直存在感を感じられない人でもあるんですよね。 

こちらの記事では、やはり少し前に女性問題で離党した吉川赳衆院議員とかもいるわけで、これでは静岡県の議員はそう言うことをやる議員ばかりと思われてしまう。さらには、自民党としては県知事選挙では大村氏を推薦を決めたけれど、対抗馬の鈴木氏の地元の浜松市議団では鈴木氏を推す声も大きくて、鈴木氏支援にまわるらしい。個人的には、いつも批判している立憲民主党等が支援するのはちょっと「むむむ」だけれど、やはり地元の鈴木氏に次の県知事に当選して欲しいので、今回はそちらの肩を持たないといけない。でも、政治なんて結局は是々非々の世界な訳で、そう言う意味では今の野党は相手を批判するだけの自己満足な事しかしないし、与党側も明確なコンセプトをちゃんと見せているのは外交とか安保みたいな物で、もっと身近な経済とか社会保障とかに関しては、それ以上に力を入れて欲しい。

与党にとっては、これも大きなマイナス要因となり、週末の補選特に島根補箋には影響が大きそう。二大政党制とか、政権交代という事自体には反対しないけれど、その交代候補があの人達というのが問題なんですよね。「どっちがより良いか」という基準で本来は選択するべきなんだけど、今は「どっがより悪いか」で判断しないといけないのが国民の不運。というか、民主党が政権交代したときには、「これも出来る、あれも出来る、それも出来る」と大盤振る舞いの空手形を乱発して結局何もできなかったから、もしかしたら当時の反省で自分達がコミットするのではなく相手をこき下ろすことで自分たちが有利に見える作戦に切り替えたのかなといつも感じます。本当に消極的理由でしか与党を選べないというのは問題ですよね。結局は、またあの「悪夢の民主党時代」を再体験しないと駄目なのかなぁ。それだけは勘弁してほしいけれど。まずは地元の議員がもっとしっかりちゃんとしてもらわないと。

2024年4月24日

築地スタジアム

擦った揉んだして豊洲へ移転し、今は更地になっている旧築地市場の跡地。その跡地利用に関して、事業者が決まったという記事。剪定された企業グループに読売新聞グループが入っていることから、現在東京ドームをホームにしている読売巨人軍が、ここに新しいホームスタジアムを建築して移転するのではとネットでは賑わっています。

個人的に注目したいのは、その巨人の新ホームスタジアムよりも、同じ施設がアメフトにも利用されることを想定している図が、事業提案の中に含まれていること。 

野球グランドとしての使用時の想定図とくべると、レフト側外野席はそのままで、一塁近くまで一塁側の内野席がせり出し、代わりに三塁側のフィールドに飛び出ている外野席最前列は、奧に引っ込むのかな。フィールドの取り方が、昔々西武球場でXリーグの試合が開催されていたとき見たいに内野のラインとサイドラインを合わせているけれど、これってファールフィールドが広くないと120ヤード取れないんじゃ無いかな。西武球場の時は、確か三塁線上にサイドラインを合わせていたけれど、確か10ヤード足りなくて、ゴール前30ヤードまでボールが進むと、10ヤード下げてプレーしていた気がする。それもあるので、甲子園とか東京ドームとか横浜スタジアムとかでは、アメフトのフィールドはホーム-センター方向とか、一塁-三塁方向とかに取るのは、野球のグランドの形状でそれが一番長くフィールドが取れるから。だから、この想定図のように取るという事は、かなりファールグランドを広く設置する必要があると思います。

横浜スタジアムは、今はホームベース側のエンドゾーンは、一塁・三塁のダッグアウトギリギリだけれど、昔は内野席が移動して、野球の菱形のフィールドが、アメフト用に四角いフィールドにしてくれたんですが、設備の老朽化とか費用とか手間の問題で、直ぐに移動する事も無くなりましたよね。今回は室内ドームだから、設備の老朽化は屋外の横浜スタジアムよりは持つだろうし、他のイベント利用時の想定図を見ると、そのイベントの種類によってかなり色々な形にスタンドを移動させる事を想定しているみたいなので、アメフトにとっても最適な観戦シートが期待出来るかも。

今の計画では、2032年度位にスタジアム等含めた主要施設が完成するらしい。2033年とすれば約10年後かぁ。リニアも10年位かかるし、新スタジアムも10年後。成田空港の新ターミナルも2030年位だったかなぁ。新しい設備を体験しようと思うと、少なくとも後10年はしぶとく生き抜かないといけませんね。うーん、頑張らないと(笑)。

選択過多

最近自炊をするようになり、10何年ぶりに庖丁やフライパンを振り回しているんですが、一つ困ったのが昔と比べて道具が増えてきていること。例えば鍋なんかでも、昔は雪平鍋位しか無かったのに、今は無水調理鍋とかテフロンの鍋とか種類豊富。フライパンも同様で、昔は鉄のフライパンが殆どだったのに、今はテフロン加工やフッ素加工のフライパンも多くて、どの料理にどれを利用するのが良いのか悩むくらい。

同じように困るのが調味料の類で、もうね、スーパーとかに買い物に行くと、思わず陳列棚の前で暫くフリーズするほど。例えば「醤油」にしても、昔は今で言う濃い口醤油と位で、後はたまり醤油とか有ったくらい。ところが今では、濃い口醤油に薄口醤油、さらには白醤油位までは許せるけれど、「醤油類調味料」として「出汁醤油」とか「白出汁醤油」とか、さらにはめんつゆ何かは「ストレート」から「2倍濃縮」「4倍濃縮」とか有り、更にさらに「鰹風味」とか「昆布風味」とか。いろいろなオプション(選択肢)が増えるのは良いことだと思う反面、同じような煮込み料理でも使う調味料が違うとどうしたらよいのか迷うのが最近の悩み。

最近ではYouTubeとか観れば、わかりやすく説明されたレシピは幾らでもあるんですが、例えば「肉じゃが」を作ろうと思っても、醤油・味醂・砂糖と基本材料で味付けする人、めんつゆベースで砂糖で調整する人、醤油でも色目を気にする人は薄口醤油とか白醤油を使うので、それが無いと塩梅が分からないし、「白醤油」と「白だし」とはまた違うしと、レシピを探せば探すほど混乱してきます。最近は「白だし」に代表されるような、幾つかの調味料を調合した「汎用的調味料」みたいな物が増えているので、便利になった反面混乱することも増えている気がします。料理酒だって、日本酒だけだ無く「調理酒」と明記されている物は塩分が入っていたりするので、味付けに注意しないと塩味が強くなってしまうし。

メーカーによっても同じような製品でも味付けとかかなり違ってきたりするので、私は面倒だけれど基本の「さしすせそ」で合わせて調味するようにしています。でも基本的な醤油にしても、メーカーによって結構味に違いがあるし、最近では塩でも昔ながらの精製塩だけで無く、深海水の精製塩とか岩塩とか、塩ですら味とか風味とか全然違うし。結局今痛感しているのは、何となくの塩梅を思いだして、最後に微調整する加減をすること。その為には、やはり何回も自炊をして失敗しないと前進しないのですが、かといって食堂でも無いのに毎日大量に色々な調理をするわけにもいきませんし。暫くは、失敗と修正の自炊生活が続きそう。 

Official Partners

L.A. Dodgersの大谷選手が、米国国内移動で機内でリラックスしている姿が話題になりました。ぱっと見たときに、「UAの機内みたいだなぁ」と思ったんですが、Dodgersって今の米国でのAirline PartnerはUAだったかな。こちらの搭乗時の映像を観ると、尾翼にUAのロゴが入った機体に乗り込む様子が映るのと、こちらの写真では何枚かUA機内誌のHemispheresがちらっと見えるから、今の米国でのAirline PartnerはUAなんでしょうね。以前はSouthwestだったような気がする。

写真を見ると、Betts選手やFreeman選手が座っている国内線ファーストクラスのシートが、古いタイプのシートなのと、エコノミー席が単通路の3+3=6 abreastなので、多分UAのA320あるいはA321neoじゃないかという思います。LAからWashington DCへの移動なので、フライト時間は6時間位かな。なかなかの移動ですよね。となると、国内線ファーストクラスのシートよりは、大谷選手のようエコノミー席3席を占有して「エコノミーフラット」で移動する方が楽だと思う。想像ですけど、チーム在籍期間等からファーストクラスへ優先されるんでしょうね。

よく言われるけれど、アメリカのメジャースポーツは東海岸と西海岸の往復なんてざらにあるわけで、その時差は東西で3時間。「3時間位なら」と言ってしまえばそれまでだけれど、考えてみたら東海岸でお昼からの試合は、西海岸だとまだ朝の9時だからコンディショニングは大変でしょうね。多分時間が進んでいる東海岸で生活している選手が遅れて居る西海岸の時間に合わせる方が、その逆の西海岸の選手よりは楽な気がする。国内の場合、日本ハムとソフトバンクのそれぞれのホームでの試合が、一番移動距離の長い対戦になると思うけれど、それでも名目上は時差は無いわけだし(日本国内だから)。それぞの地点の経度から時間差を計算すると約40分位になるので、日本標準時がそのまん中(実際には福岡より)にあると思えば、退官する時間差は20分程度しかないわけで、殆ど気にならないでしょう。約2時間のフライトでの疲労が一番影響が大きいと思うけれど、同じような条件で何時間も何回も移動するMLBの選手は、やはり精神的にも体力的にもタフで無いと務まらないと改めて感じますね。

UAは、ここの所色々トラブル続きなので、オフィシャルパートナー変更されないようにもう少しちゃんとして欲しいなぁ。ANA-UAと青組がオフィシャルパートナーのうちに、一度やはりDodgersの試合観戦に行かねば。