わざわざ安倍総理が会見したようだが、、、よく分からない。
この前の集団的自衛権の「解釈変更」の時も同じ感想だった。よく分からない。
何が分からないって、ここまで必死になって集団的自衛権を補完したがる理由がよく分からないのだ。
会見の内容は前回もそう、脅しに近いような極端な事例を挙げて、集団的自衛権の必要性を説き、「切れ目のない備え」「責任ある対応」とかいったなんら具体的でないキレイごとを並べ、反論は「無責任なレッテル貼り」と切り捨て、それで丁寧に説明を果たした、ということになっている。僕が最も理解できないのは、彼が例に挙げるような日本近海における危機的事態は、別に集団的自衛権ではなく、今までも認められた個別的自衛権で対処できるのではないか、という疑問だ。なぜ集団的自衛権が必要なのか。
そこで当然疑いたくなるのは、中東等での対テロ戦争における後方支援を目的としたものではないか、ということである。それならそれで論理としては理解できる(まぁ反対だけど)が、それは今回明確に否定したらしい。ますますわけが分からない。誰か解説してくれまいか。
悲しいかな、支持率は往々にして外交政策より経済政策に左右されがちだ。アベノミクスの成功で支持率は依然として高いが、それを頼みにこういった重要案件をさっさと決めてしまおうというスタンスには、傲慢さや、怖さを感じる。本当に大丈夫だろうか。そのうち歯止めがなし崩しになって、物事が拡大解釈され、日本の存立危機でもないのに、アメリカの戦争に巻き込まれていくのではないかと思う。アフガン戦争や、イラク戦争でさえも、集団的自衛権の範囲内と解釈できるのだから。憲法ですら解釈変更できるのだ、もはや何でもありだ。
何より、何が不気味って、オープンな議論が尽くされているとはとても思えないことだ。前述した疑問点もそうだが、なぜ焦っているのかが分からない。彼が述べた理由が全てなのか、その先に別の意図があるのか、それとも単にアホで、自分の功名心なのか、誰かの理念を妄信しているのか…。
個人的には、何もやみくもに反対しているわけではない。集団的自衛権も限定的に認めるべきと思っているし、憲法9条も、あからさまな矛盾や非現実的な部分は変えていくべきだと思っている。ただ、彼のやり方は姑息だし、乱暴だと思っている。やるなら正々堂々と議論し、正攻法で変えていくべきだ。まして、今まで脈々と築いてきた憲法の解釈論議を、国の最高法規を、一内閣が「解釈変更」で方針転換させるなんて、それは暴論だし、それを認めたらその時々の内閣でなんでもありになる。鳩山が「解釈変更」なんか言いだしたら、どんなに恐ろしいことになるか。
もう少し、真っ当な議論が尽くされることを期待する。今のやり方で物事を進めるのは、自分は無力ではあるが、明確に反対だ。総理は議論は苦手と見受けるが、別に総理じゃなくても構わないから、とにかく正々堂々とやってほしい。「責任」を連呼するなら、現役世代と将来世代のためにも、せめてそれぐらい真摯な態度であるべきだと思う。
この前の集団的自衛権の「解釈変更」の時も同じ感想だった。よく分からない。
何が分からないって、ここまで必死になって集団的自衛権を補完したがる理由がよく分からないのだ。
会見の内容は前回もそう、脅しに近いような極端な事例を挙げて、集団的自衛権の必要性を説き、「切れ目のない備え」「責任ある対応」とかいったなんら具体的でないキレイごとを並べ、反論は「無責任なレッテル貼り」と切り捨て、それで丁寧に説明を果たした、ということになっている。僕が最も理解できないのは、彼が例に挙げるような日本近海における危機的事態は、別に集団的自衛権ではなく、今までも認められた個別的自衛権で対処できるのではないか、という疑問だ。なぜ集団的自衛権が必要なのか。
そこで当然疑いたくなるのは、中東等での対テロ戦争における後方支援を目的としたものではないか、ということである。それならそれで論理としては理解できる(まぁ反対だけど)が、それは今回明確に否定したらしい。ますますわけが分からない。誰か解説してくれまいか。
悲しいかな、支持率は往々にして外交政策より経済政策に左右されがちだ。アベノミクスの成功で支持率は依然として高いが、それを頼みにこういった重要案件をさっさと決めてしまおうというスタンスには、傲慢さや、怖さを感じる。本当に大丈夫だろうか。そのうち歯止めがなし崩しになって、物事が拡大解釈され、日本の存立危機でもないのに、アメリカの戦争に巻き込まれていくのではないかと思う。アフガン戦争や、イラク戦争でさえも、集団的自衛権の範囲内と解釈できるのだから。憲法ですら解釈変更できるのだ、もはや何でもありだ。
何より、何が不気味って、オープンな議論が尽くされているとはとても思えないことだ。前述した疑問点もそうだが、なぜ焦っているのかが分からない。彼が述べた理由が全てなのか、その先に別の意図があるのか、それとも単にアホで、自分の功名心なのか、誰かの理念を妄信しているのか…。
個人的には、何もやみくもに反対しているわけではない。集団的自衛権も限定的に認めるべきと思っているし、憲法9条も、あからさまな矛盾や非現実的な部分は変えていくべきだと思っている。ただ、彼のやり方は姑息だし、乱暴だと思っている。やるなら正々堂々と議論し、正攻法で変えていくべきだ。まして、今まで脈々と築いてきた憲法の解釈論議を、国の最高法規を、一内閣が「解釈変更」で方針転換させるなんて、それは暴論だし、それを認めたらその時々の内閣でなんでもありになる。鳩山が「解釈変更」なんか言いだしたら、どんなに恐ろしいことになるか。
もう少し、真っ当な議論が尽くされることを期待する。今のやり方で物事を進めるのは、自分は無力ではあるが、明確に反対だ。総理は議論は苦手と見受けるが、別に総理じゃなくても構わないから、とにかく正々堂々とやってほしい。「責任」を連呼するなら、現役世代と将来世代のためにも、せめてそれぐらい真摯な態度であるべきだと思う。