OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-155:井上美里 ~ 吃驚させられたよっ!

2024-04-19 18:38:40 | 歌謡曲

Tokimeki Trip (トキメキ トリップ) / 井上美里 (vap)

本日の掲載盤も例によって、かなり以前に某ネットオークションから纏め落札出来たレコード群の中から最近になって掘り出したブツなんですが、もちろん、歌っている井上美里については何も知りませんし、つまりは初めて針を落として耳にした歌声ではありますが、とにかくも問題(?)のA面曲「Tokimeki Trip」には驚愕させられましたですよ (@_@)

それはアップテンポのハードフュージョン系サウンドにアレンジされたアイドル歌謡ポップスというよりも、ある意味……、歌謡ロックでもあり、ミョウチキリンな歌謡フォークみたいな感じさえ滲んでいるというか…… (^^;

しかも、主役たる井上美里が甘え口調で節回す楽曲の流れが不思議と心地良いわけですよ (^^♪

で、早速制作クレジットを確認してみれば、ここからが驚きの本番というか、なんとっ!?!

そこには作詞:大久保一久&作曲:吉田拓郎!?!

つまり、説明不要とは思いますが、大久保一久は伊勢正三と組んで「」という、今ではシティ・ポップにも分類されているハイセンスなデュオを組んでいた才人であり、一方の吉田拓郎は歌謡フォークの大御所ですからねぇ~~、そんなコンビが、ここまでイケイケの楽曲を書き下ろしているという事実は、これ如何にっ!?

そして発売されたのは昭和54(1979)年9月とされていますので、天野正道が施したアレンジにも納得するしかないとはいえ、ジャケットスリーブには、この「Tokimeki Trip」は「名古屋名鉄イメージ・ソング」というキャプションが掲載されているんですから、ますます不思議な気分にさせられてしまいますよ、サイケおやじみたいな保守派の人間には…… (^^;

それでも、ハードな演奏パートを抜きにして、純粋に楽曲だけを傾聴してみれば、メジャー&マイナースケールを常套的に用いたメロディ展開が、まあ……、吉田拓郎っぽい気もしますし、同時に……、そ~した先入観イメージを払拭せんと企図されたアレンジだとしたら、殊更吉田拓郎コレクターにとっては必携の1枚なのかもしれませんねぇ~~ (^^;

また、個人的には井上美里のボーカルが薄めにミックスされているあたりにも、なかなかの面白みを感じおりますし、ジャケットスリーブ裏には制作スタッフや演奏パートに参加しているミュージシャンの名前が英語表記で掲載されているところにも、意味深なものを…… (^^;

ということで、繰り返しますが、歌っている井上美里が当時、どのような活動をしていたか?

そしてプロフィール等々に関しても全く不明なところからして、こ~ゆ~摩訶不思議な感覚に陥れられるレコードに出会うのも、ほとんどスタートレックの世界に近い気さえするんですよ (^^;

結局、それも好奇心の表れなんですけどねぇ~~ (^^;

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たわむれてAOR歌謡

2024-04-18 18:34:51 | Singer Song Writer

たわむれの恋のままに / 豊広純子 (SMS)

所謂シティ・ポップの流行から最近人気が高まっているらしい豊広純子(とよひろすみこ)はヤマハ系のシンガーソングライターですから、当然の流れとして昭和52(1977)年頃から数回「ポプコン」にも出場し、最初は某バンドのボーカリストではありましたが、ついに昭和57(1982)年、本日の掲載盤A面曲「たわむれの恋のままに」で大きな賞を獲得し、公式ソロデビューした実力派です。

で、件の「たわむれの恋のままに」は作詞:豊広純子&作曲:白石公彦、そして編曲:淡野保昌という顔ぶれで制作された、これが本来はボサノバ歌謡だったとしかサイケおやじには思えない、なかなか琴線に触れまくるAOR歌謡に仕上がっておりまして、そのサウンドの要は静謐なピアノのイントロに続いて炸裂するピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアを想起させられる鋭いギターであり、ミディアムスローで展開される美メロと大人の恋愛模様を描いた歌詞を節回す豊広純子の素直な声質の相性もバッチリ♪♪~♪

もちろん、中盤からは感情を移入した力強さを発揮する歌いっぷりで盛り上げていくあたりのボーカリストとしての資質も素晴らしいと思いますが、何よりも楽曲の雰囲気を大切にしているところは正にAOR歌謡の神髄でしょうし、既に述べた様にボサノバのリズムを隠し味としたロックビートでの演奏もニクイばかり (^^♪

しかし、そのあたりがオシャレ過ぎたのでしょうか……、リアルタイムでのヒット状況は芳しくなかった印象が残ってはいるものの、だからこそ冒頭で述べたとおり、シティ・ポップの流行というニューミュージック再発見運動(?)が盛んな現代であれば、ウケて当たり前というのも納得であります。

ということで、その彼女は翌年に「Water Heart」と題したLPを出しておりまして、これが素敵な幻の名盤なんですよ (^^♪

まあ……、そ~思い込んでいるのはサイケおやじだけかもしれませんが、機会がございましたら、ぜひとも皆様にも聴いていただきたいと願っております <(_ _)>

いゃ~~、AOR歌謡も傑作が多数残されているあたりは奥の細道かもしれませんねぇ~~~ (^^♪

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捨て鉢歌謡の中野美紀

2024-04-17 17:39:40 | 歌謡曲

破れたダイアリー / 中野美紀 (ビクター)

長年探索を続けていた、もう1枚残されているという中野美紀の幻のシングル盤をゲット出来ましたので、ご紹介させていただきます (^^♪

以前にも書いたとおり、中野美紀は所謂「ポスト百恵」という流れの中で強い印象を残してくれたアイドルシンガーだったんですが、何故か……、フェードアウトしてからの昭和58(1983)年4月に発売されたのが掲載のブツでありまして、しかも、これは悲しいかな……、おそらくは有線放送用に配布されたサンプル盤にして、B面が焼火箸みたいな道具で潰されているという、いやはやなんとも、悲惨な生き残り状態……。

それでも、やっぱりA面「破れたダイアリー」は作詞:吉岡治&作曲:岸本健介が提供したミディアムテンポの捨て鉢歌謡と申しましょうか、決して恵まれていない青春から脱出し、ひとりの女として生きてみたい少女の哀しき願いがヘヴィな歌謡フォークメロディで歌われているんですから、これぞっ!

中野美紀が持ち前の哀切ボーカルにはジャストミートの名曲名唱!

そのあたりを徹底的に斟酌した高田弘のアレンジも「泣きのギター」や低重心のドラムスを用いた歌謡ロック保守本流の手際ですから、いゃ~~、サイケおやじは心の底からシビレまくりですよ (^^♪

もちろん、言うまでもなく、中野美紀の節回しの所々に「山口百恵」が滲み出しているあたりにも嬉しくなっちまいますねぇ~~♪

あぁ……、何時もの事ではありますが、この「破れたダイアリー」を門松みゆき、おかゆ、山西アカリという現代の歌謡曲シンガーに演じてもらえたら、サイケおやじは悶絶するかもしれません、本当に (^^;

ということで、最近は某ネットオークションでも連敗続きではありますが、そんな中にあっても、例えば本日の掲載盤とか、それなりに欲しかったブツは見つかっているあたりは、運気も上向いていると思い込んでおります (^^;

欲望を捨てることの難しさも、同時に痛感しているんですけどねぇ~~ (^^;

失礼いたしました <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-154:夏山美樹 ~ ディスコ演歌もイイですねっ!

2024-04-16 18:52:47 | 歌謡曲

ゲームオーバー (終曲) / 夏山美樹 (日本コロムビア)

昭和50年代の我が国歌謡界において、殊更明確なジャンルとして存在していたのがディスコ~ ブラコン歌謡でしたから、ヒット狙いの常として他ジャンルの音楽でさえも、各方面から参入して作られていた夥しいシングルレコード群こそは、昭和歌謡曲の全盛を示す証拠物件でありましょう。

昭和55(1980)年に発売された本日掲載のシングル盤にしても、その好例というか、作詞:吉田旺&作編曲:鈴木邦彦が提供のA面曲「ゲームオーバー (終曲)」はサウンド的にはアップテンポのブラコン歌謡でありながら、歌っている夏山美樹と名乗る女性歌手の節回しからは濃厚な演歌フレイバーが発散されているという、これがなかなか気持ちのイイ仕上がりの裏人気作かもしれません (^^)

もちろん、サイケおやじにとっての夏山美樹は完全に「この人」シリーズに分類せねばならないほど知らない歌手ではありますが、ちょっぴり細身で「しなやかな」コブシを回しているあたりは、なかなかの実力派なんでしょうか?

肝心のレコードは、これっきりしか所有しておりませんが、もっと聴きたいなぁ~~♪

そんなふうに思わせられる微妙な魅力が確かに感じられるんですが、いかがなものでしょう(^^)

ジャケ写で接する彼女はルックスもシャープだし、ライブギグが気になる存在でもありますねっ!

ということで、ディスコ仕立ての歌謡曲も奥が深く、つまりは汎用性の高さに依存した遊び心の発露でもあるとしたら、そ~したジャンルのオムニバス盤も作られているかもしれませんねぇ~~♪

探してみようかなぁ~~(^^)

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帰って来る「帰って来たドラゴン」

2024-04-15 17:49:47 | Movie

久々の大朗報!

それは和製ドラゴン・倉田保昭が日本でブレイクする端緒となった大ヒット傑作映画「帰って来たドラゴン」が50年ぶりに我が国で再上映決定という、実に嬉しいニュースであります (^^♪

以前にもご紹介したとおり、倉田保昭が単身香港に渡り、数々のカンフーアクション映画で主に悪役を演じつつ、爆発的な人気を博した諸作の中でも、それは殊更凄い出来栄えであり、ブルース・リャンとの対決アクションのハードな連続活劇シーンは、当時人気絶頂にして夭逝したブルース・リーの存在感にも肉薄した結果として、もちろん香港や東南アジア諸国に続いて公開された日本においても、破格の集客を記録したという、文字どおり倉田保昭にとっては凱旋帰国の記念碑的映画だったんですが、以降テレビ放映はあったものの、本格的な再上映やデジタル復刻も無く、幾年月……。

その大きな要因はフィルム原盤の劣化であり、それゆえにビデオ化されたソフトは海賊版紛いの劣悪な商品となり、またDVDにしても決して公式なブツでは無かった事は言わずもがな、中には前述したテレビ放映版をコピーしただけという呆れた商品が流通し、それが今ではネット等々で高値取引されているという始末でしたからねぇ~~!?!

ところが今回、ついに制作監督のウー・シーユエンが倉田保昭の凱旋50周年を祝い、件の原盤をデジタル修復し、加えてカットされていた幾つかのシーンも入れ込んだ、つまりは世界初公開バージョンが本年7月26日より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開になるんですよっ!

いゃ~~、これにはサイケおやじも我知らず、震えましたですよ(^^♪

それについては、倉田保昭ご本人からのメッセージをご覧くださいませ。

『帰って来たドラゴン』公開決定!倉田保昭コメント

ちなみに本作の舞台は清朝末期の中国、悪が蔓延る街にやって来たドラゴン=ブルース・リャンが様々な猛者と秘宝を巡って闘うという展開で、中でも倉田保昭が演じるブラック・ジャガーは最大の難敵ですから、激しい連続アクションは、お約束以上の過激さが満載で、しかも当時はCGやワイヤーがありませんでしたから、全ては肉体と感情での表現というあたりは現代であればこそ、必ずや興奮と感動を巻き起こすはずです。

また、今では普通になった感もある、両足開きの壁昇りアクションは、この作品がオリジナルだったそうですし、倉田保昭こそが、その本家本元という真相も凄いところですよねぇ~~ (^^♪

とにかく、そんなこんなのサイケおやじの稚拙な筆よりも、これは皆様にぜひとも劇場公開に参集していただきたく、本日のご紹介となりました <(_ _)>

そして当然ながら今後、BD復刻もあるはずっ!

―― という期待はあろうかと思いますが、その時には前述したテレビ放映版の吹替音声や現在の倉田保昭からのコメント解説も入るものと決死的に希望する次第です。

そして、サイケおやじは万難を排して、再上映に臨む覚悟は出来ております。

あぁ~~、凄く楽しみだぁ~~~♪

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昨日・今日・明日

2024-04-14 17:37:16 | サイケおやじの日常

昨日の顛末として、今日は朝からシャッター屋が来てくれたので、なんとか愛車は出せたんですが……。

そのまんま、高齢者バンドの練習に参加してみれば、今度は長年使っているギターアンプが絶不調!?

もはや……、厄払いが必要と思い、信心している神社に立ち寄って、お祓いしていただきました。

これで運気も上向けば……、なぁ~んて、自分に言い聞かせております。

明日からは通常のペースに戻りたいと、心に誓っているのでした。

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落ち続ける運気

2024-04-13 16:49:24 | サイケおやじの日常

今日は朝っぱらから自宅の車庫のシャッターに軽トラが追突して!?

幸いにも中にあった愛車には傷もありませんでしたが、肝心のシャッターが開かなくなって車が出せず……!?

あれやこれやと私生活にもゴタゴタが……。

失礼いたしました……。

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ご機嫌伺

2024-04-12 17:04:26 | サイケおやじの日常

PC替えたら、と言っても、古いやつをグレードアップしただけなんですが…… (^^;

しかし、その所為でしょうか、モニター画面が自分の目に馴染まないというか、特に色彩が???

調整中ですので、本日の1枚の休載、ご容赦くださいませ m(__)m

今夜中に片付けたいなぁ~~。

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縺れ、縺れて…

2024-04-11 16:54:19 | サイケおやじの日常

仕事はゴタゴタ、PCの機嫌は最悪、おまけに失せ物、見つからず……。

そんなこんなで本日は、これにて失礼させていただきます (T_T)/~~~

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小さなブランコの幸せ

2024-04-10 19:12:51 | 歌謡曲

小さなブランコ / 有田美春 (キングレコード)

昭和歌謡曲における「演歌の女王」が八代亜紀ならば、「プラトニック・ラブ歌謡のプリンセス」は有田美春!?

―― なぁ~んて、本日もノッケから独断と偏見に満ちた戯言を弄してしまったサイケおやじではありますが、彼女は実際、昭和49(1974)年の公式デビュー曲「いとこ同士」から、おそらくはラストシングルであろう通算3作目の「ふたりの自転車旅行」まで、しっかりと純愛路線を歌いきったアイドルシンガーでありました。

もちろん、皆様ご存じのとおり、彼女はデビュー曲「いとこ同士」をスマッシュヒットさせて以降、何時しかテレビのバラエティ番組でアシスタントみたいな仕事が増えてしまい、ついには加原夏美と改名し、ワイドショウ番組のレポーターとか、そんなこんなの活動が続いているうちにフェードアウト……。

しかし、サイケおやじは彼女の歌唱力に強く惹かれていたもんですから、前述したシングル盤3枚は、しっかり掌中に収めております、中古なんですけどね (^^)

で、本日ご紹介するのは昭和49(1974)年9月に発売された2枚のシングル盤A面曲「小さなブランコ」でして、これは作詞:岡田冨美子&作曲:都倉俊一、そして編曲:青木望というクレジットが、ちょい聞きには信じ難いほど、哀愁のGS歌謡っぽさに満ちた如何にもサイケおやじ好みの仕上りなんですよ (^^♪

なにしろイントロからシャドウズ系のギターサウンドがリードするメロディラインのマイナーフィーリングは極言すればパープル・シャドウズの雰囲気がモロですし、加えてサビでの泣きの展開あたりには胸キュン度数も高まりっぱなしという好ましさには、当然ながら有田美春のソフトで上手い節回しがジャストミート (^^♪

しかも歌詞の世界には子供達への柔らかな思いが描かれていますから、その生臭み皆無の歌謡世界こそは、代替不能みたいな気分にさせられるわけですよ。

いゃ~~、当時も今も、ここまでイノセントな愛情が歌い込まれた楽曲は大切にしたいものですねぇ~♪

ということで、冒頭に述べたとおり、もしかしたら有田美春には如何にも歌謡曲という、俗っぽさや下世話な歌は相応しくないという判断が下されていたのでしょうか……?

しかし、それならば尚更に下世話な芸能レポーター的な仕事をさせてしまうはずも無いと思うのは、サイケおやじだけでしょうか……。

う~ん、だからこそ、アイドルシンガー時代の彼女が愛おしいですねぇ~~ (^^)

ということで、今日も野暮用に振り回されてしまった後、独りで好きな歌を聴いていられる幸せに感謝です。

世の中、大きな幸せに浸っいられる人は本当に少数だと思えば、小さな幸せこそ市井の我々にとっては本物かもしれません。

本当に、そ~思ってしまうのでした。

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