OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

サイケおやじの幻のアイドル:北岡夢子の巻

2024-04-23 18:52:34 | 歌謡曲

もういちど逢えたら / 北岡夢子 (FOR LIFE)

本日の主役たる北岡夢子はサイケおやじの異郷の地への島流し期に活動していたアイドル歌手みたいですから、その実像(?)は知る由もありませんが、本日掲載のシングル盤は平成元(1989)年6月の発売とされていますので、つまりは既に音楽媒体がCDにシフトされていた頃に、あえて出されたアナログ盤というだけの理由で中古ゲットした1枚ではありますが、それにしても収録A面曲「もういちど逢えたら」には完全に耳を奪われてしまいましたですよ (^^♪

それは作詞:井上輝彦&作曲:朝倉紀幸、そして編曲:山川恵津子とクレジットされたミディアムテンポのデジタル歌謡ポップスであり、頭サビが設定された典型的なアイドルソングではありますが、いきなり間奏でハードプログレなギターソロが飛び出したり、彼女の歌いっぷりが殊更Aメロでは意識せずとも松田聖子っぽさに溢れているという確信犯的な仕上がりで、う~ん、これが当時のアイドル歌謡の典型だったのでしょうか?

―― なぁ~んて、その頃の我が国歌謡界にオンタイムで接する事が出来なかったサイケおやじは、それなりの後追いで空想を膨らませるばかり…… (^^;

それでも、北岡夢子と名乗るアイドルが一生懸命に歌ってくれる芸能魂(?)と楽曲そのものの魅力・面白さには満足させられてしまったレコードです (^^♪

直向きに見つめてくれる彼女のジャケ写ポートレートも楽曲イメージに適合していて、イイ感じ♪♪~♪

ただし……、それにしても、そこに強い存在感を示すバーコードの不粋さは、辟易させられますねぇ~~、何時も思う事ですが (^^;

ということで、本日は久々に「幻のアイドル」シリーズでした。

もちろん、皆様にとりましては、今更の彼女かもしれませんが、サイケおやじは後追いモードに入っている次第…… (^^;

そのあたりも所謂奥の細道と居直らせていただければ、幸いでございます <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-156:壇まゆみ ~ 見岳章なら、OK!

2024-04-22 18:53:43 | 歌謡曲

Say you love me c/w 初恋エピローグ / 壇まゆみ (EXPRESS / 東芝)

大衆音楽の鑑賞と蒐集において、それを制作者やソングライター毎に実践する事は奥の細道を辿るには有効や手段ですから、例えば我が国の歌謡界においては「筒美京平」の書いた楽曲を集中的に愛でるマニア系リスナーの存在等々、とにかく「遣り甲斐」は確実の行動かと思っております。

で、そんな方法論があればこそ、現在のサイケおやじが集めているのが美空ひばりの「川の流れのように」があまりにも有名な見岳章の書いた楽曲です。

皆様ご存じのとおり、見岳章はロックバンドの一風堂でキーボードを担当し、昭和57(1982)年に「すみれ September Love」の大ヒットを放ってブレイクしたわけですが、それは共に一風堂を立ち上げた土屋昌巳(vo,g) の書いた作品でありながら、業界では作編曲家としての見岳章の力量が高く評価されていたと云われていたらしく、だからこそ、一風堂が解散する直前から主に作詞家・秋元康とのコンビでアイドル歌謡や意外なほど正統派の歌謡曲を様々な歌手&グループに提供する事になったのでしょう。

告白すれば、サイケおやじが見岳章に注目したのは、とんねるずが昭和60(1985)年頃に歌っていた「雨の西麻布」の下世話でオシャレな歌謡フィーリングに耳を奪われたのが最初だった気がするんですが、他にも城之内早苗の「あじさい橋」や「金沢の雨」とか、なかなか真っ当な(?)歌謡曲を書ける才能に感服させられてしまったわけですよ。

ですから、猟盤活動における制作クレジット確認作業では、「見岳章」は要注意となって、今日に至っております。

で、本日ご紹介のシングル盤は、その見岳章が収録両面2曲共に書き上げたアイドル歌謡ポップスというだけで、歌っている壇まゆみについては何も知らぬままに中古ゲットしたブツでして、発売されたのは昭和56(1981)年とされる、全くヒットしなかったレコードです。

それでも作詞作曲:見岳章&編曲:井上鑑という、今では夢の制作陣が手掛けたA面曲「Say you love me」は、シンプルなリズムパターンを用いたバブルガム歌謡ポップスと申しましょうか、壇まゆみの危なっかしい歌唱力を逆手に活かした曲展開と覚え易さメインのアレンジが洋楽ファンにもウケそうな雰囲気であり、曲中の短いセリフを繰返し聞きたくなってしまう仕掛けもニクイところでしょうか (^^♪

一方、B面収録の「初恋エピローグ」は作詞&作編曲の全てを見岳章が担当した、これが尚更に正統派アイドル歌謡ポップスに仕上がっており、ミディアムアップの曲展開の心地良さにターヘな壇まゆみのボーカルがジャストミートの裏傑作じゃ~ないでしょうか (^^♪

演奏パートでの様々な目論見(?)にしても、これが見事に「見岳章」になっているあたりもイイ感じ♪♪~♪

楽曲そのものが、これまたシンプル路線に仕上げているところも高得点だと思いますので、個人的は完全にB面推しでございます (^^♪

ということで、主役たる壇まゆみについては何も知らないままではありますが、サイケおやじにとっては好きな1枚になっています。

うむ、それにしても、壇まゆみって…… (^^;

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萩尾みどりの美しき慕情

2024-04-21 18:42:14 | 歌謡曲

大連慕情 c/w ためらい / 萩尾みどり (EXPRESS / 東芝)

男なら誰しも、人生の中で美しい女性に出会うという素敵な体験は必ずしや、一度や二度はあるはずかと思います。

幸いな事にサイケおやじには、そんな機会が記憶領域の範疇を超えるほど多々あったんですが、しかし、はっきりと覚えているのは後に女優として活躍する萩尾みどりです。

もちろん、その頃の彼女は芸能界デビューの直前ではありましたが、女子大生を対象にした美人コンテストで注目され、サイケおやじは気ままな学生生活の中の某サークルに参加した時、その場に現れた彼女に目を奪われてしまったですよ、我知らず (^^;

で、その時になって、彼女が前述した美人コンテストに出場した諸々や芸能界デビューの話を聞かされ、いゃ~~、全くサイケおやじの様な者には敷居が高過ぎる、それこそ高嶺の花である事を思い知らされたわけですが、そ~した美貌の女性を間近に出来た幸運は、なかなか忘れ難いものがあるわけですよ♪♪~♪

そして以降、彼女は萩尾みどりとしての存在感を強くしていくのと並行して、サイケおやじの妄想も高まっていくんですが、それはそれとして、やはり萩尾みどりが人気女優である証が歌手活動というのは昭和の芸能界では定番コース♪♪~♪

本日ご紹介するのは昭和52(1977)年8月に発売された、おそらくは唯一の公式レコードであろうシングル盤です。

しかも収録されているのが両面2曲共に作詞作曲:松任谷由美&編曲:松任谷正隆が提供するユーミンワールドの決定版 (^^♪

それはA面収録「大連慕情」からして、ユーミンが昭和56(1981)年に出したアルバム「水の中の ASIA へ」に収録する、これが父母の恋愛事情を想像するかの如きラブソングなんですが、だとすれば萩尾みどりのバージョンは既に述べたとおり、昭和52(1977)年の発表ですから、これが初出という事実は貴重でしょうか?

当然ながら、ユーミンならではの曲調とチャイナモードの巧みな融合で聴かせる楽曲の素晴らしさは、決して上手いとは言い難い萩尾みどりの歌唱にジャストミートのゆったりサウンドで表現されているあたり、逆説的にユーミンの遺伝子が味わえてしまんですねぇ~~♪

このあたりをプロトタイプとしてユーミンの本家バージョンが作られたとしたら、それはそれで聴き比べも楽しいところと思います (^^)

そしてB面収録の「ためらい」は、これまたサイケおやじが大好きなユーミンの傑作ラブソングであり、作者本人の自演バージョンは昭和55(1980)年に出したアルバム「時のないホテル」で聴けますので、つまりはこっちも萩尾みどりのバージョンが逸早く世に出ていたというわけなんですが、ここではなんとっ!?!

絶妙のチャイナモードが提示されるイントロが一転して大袈裟とも思えるオーケストラサウンドに変化し、そのまんまユーミンならではの胸キュン歌謡世界が広がるというアレンジがニクイばかりですし、だからこそ、淡白でありながらハートウォームな萩尾みどりの声質による直向きな節回しにはウルッとさせられたりしますよ (^^♪

皆様ご存じのとおり、この「ためらい」は増田けい子、宮崎美子、斉藤慶子あたりもカバーしたレコーディングが残されておりますので、これまた聴き比べも楽しいとはいえ、サイケおやじは萩尾みどりのバージョンも大好き (^^♪

まあ、このあたりも「名曲不滅の理」ではありますが、デビュー当初から美人女優である萩尾みどり、その存在があればこそっ!

本当に、そ~思わさせられるばかりでございます。

ということで、外面の美しさだけが人間の本質的価値とは申せませんが、それでも美しければ、それなりの得=徳があるのも、これまた現実です。

美しさを何処に求めるかは十人十色の感性である以上、それを愛でる気持ちも同様であり、素直に楽しむのは決して悪い事では無いと思います。

不肖サイケおやじは、このジャケ写ポートレートを眺めつつ、萩尾みどりの歌声を楽しんでいるのでした。

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追悼:ディッキー・ベッツ

2024-04-20 18:45:38 | 追悼

Ramblin' Man / The Allman Brothers Band (Warner Bros.)

サイケおやじが大好きなギタリストのディッキー・ベッツが逝った……。

そうです……、あらためて述べるまでもなく、オールマン・ブラザーズ・バンド創成期からウリだったツインリードをデュアン・オールマンと共に成立させる、その華麗にして、泥臭いスタイルのギターを存分に響かせていた才人は、もちろん天才として崇められるデュアン・オールマンとは常に比較され、率直に言って所謂「五厘下がり」の存在ではありましたが、そのデュアン・オールマンの急逝後、バンドを牽引する目覚ましい活躍は、それゆえに一方のスタアであったグレッグ・オールマンとの対立が表面化しようとも、今日まで揺るぎない実績と評価を得ているのは、離散集合が確かにあったオールマンズというブランドを不滅にしている証でもあったと思っております。

で、それが最初に確立されたのは、1973年に発売されたアルバム「ブラザーズ&シスターズ」であった事は、これまた説明不要!

そこで披露されていたブルース&カントリーロックが所謂スワンブ&サザンロックの完成形のひとつであったとすれば、件の「カントリーロック」風味を担っていたのが故・ディッキー・ベッツであり、就中アップテンポで軽やかに演じられる「Ramblin' Man」こそは、故人が自作自演とも云える傑作トラックであり、以降のオールマンズのライブギグにおいてはハイライトを形成する人気曲♪♪~♪

ですから、シングルカットされたのも当然が必然だったんですが、各国のシングル盤はアメリカ盤や日本盤等々、あまり感心しない短縮バージョンに編集されていたのは実に勿体ない現実で、つまりは前述アルバムに収録のオリジナルバージョンを聴いていただきたいという、レコード会社やバンドサイドの意向だったのでしょうか……。

しかし、それはそれとして、やはり「Ramblin' Man」はディッキー・ベッツの代名詞でありましょう。

さて、そこでトップに掲載したのは、それをノーカットで収録した欧州プレスのシングル盤であり、当然 45 回転仕様ですから、なかなか迫力のサウンドが楽しめるんですねぇ~~♪

そしてディッキー・ベッツのギタリストとしてのイメージはギブソン・レスポールでありましょうが、必ずしも、それだけでは無いという現実もありながら、やはりレスポールのゴールドトップ!

つまりサイケおやじの憧れのギタリストでもあり、メジャースケールをメインとしたカントリーリックは分かり易くて、コピーすれば、するほどに難しい世界です。

そのあたりは前述アルバム「ブラザーズ&シスターズ」に収録された、これまた人気トラック「Jessica」でも堪能出来ますよねぇ~~♪

ということで、故人に関しては、まだまだ書き足りないところが多々ございますが、本日は、ここまでとさせていただきます <(_ _)>

近年、オールマンズ関連の音源発掘も深化、まだまだ「お宝」が出てきそうな予感もありますし、当然ながら、ディッキー・ベッツの関連も然りでありましょう。

サイケおやじは自分が生かされている同じ時空で、素敵なギターを聴かせていただいた故人には心から感謝です。

合掌。

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この人だぁ~れ part-155:井上美里 ~ 吃驚させられたよっ!

2024-04-19 18:38:40 | 歌謡曲

Tokimeki Trip (トキメキ トリップ) / 井上美里 (vap)

本日の掲載盤も例によって、かなり以前に某ネットオークションから纏め落札出来たレコード群の中から最近になって掘り出したブツなんですが、もちろん、歌っている井上美里については何も知りませんし、つまりは初めて針を落として耳にした歌声ではありますが、とにかくも問題(?)のA面曲「Tokimeki Trip」には驚愕させられましたですよ (@_@)

それはアップテンポのハードフュージョン系サウンドにアレンジされたアイドル歌謡ポップスというよりも、ある意味……、歌謡ロックでもあり、ミョウチキリンな歌謡フォークみたいな感じさえ滲んでいるというか…… (^^;

しかも、主役たる井上美里が甘え口調で節回す楽曲の流れが不思議と心地良いわけですよ (^^♪

で、早速制作クレジットを確認してみれば、ここからが驚きの本番というか、なんとっ!?!

そこには作詞:大久保一久&作曲:吉田拓郎!?!

つまり、説明不要とは思いますが、大久保一久は伊勢正三と組んで「」という、今ではシティ・ポップにも分類されているハイセンスなデュオを組んでいた才人であり、一方の吉田拓郎は歌謡フォークの大御所ですからねぇ~~、そんなコンビが、ここまでイケイケの楽曲を書き下ろしているという事実は、これ如何にっ!?

そして発売されたのは昭和54(1979)年9月とされていますので、天野正道が施したアレンジにも納得するしかないとはいえ、ジャケットスリーブには、この「Tokimeki Trip」は「名古屋名鉄イメージ・ソング」というキャプションが掲載されているんですから、ますます不思議な気分にさせられてしまいますよ、サイケおやじみたいな保守派の人間には…… (^^;

それでも、ハードな演奏パートを抜きにして、純粋に楽曲だけを傾聴してみれば、メジャー&マイナースケールを常套的に用いたメロディ展開が、まあ……、吉田拓郎っぽい気もしますし、同時に……、そ~した先入観イメージを払拭せんと企図されたアレンジだとしたら、殊更吉田拓郎コレクターにとっては必携の1枚なのかもしれませんねぇ~~ (^^;

また、個人的には井上美里のボーカルが薄めにミックスされているあたりにも、なかなかの面白みを感じおりますし、ジャケットスリーブ裏には制作スタッフや演奏パートに参加しているミュージシャンの名前が英語表記で掲載されているところにも、意味深なものを…… (^^;

ということで、繰り返しますが、歌っている井上美里が当時、どのような活動をしていたか?

そしてプロフィール等々に関しても全く不明なところからして、こ~ゆ~摩訶不思議な感覚に陥れられるレコードに出会うのも、ほとんどスタートレックの世界に近い気さえするんですよ (^^;

結局、それも好奇心の表れなんですけどねぇ~~ (^^;

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たわむれてAOR歌謡

2024-04-18 18:34:51 | Singer Song Writer

たわむれの恋のままに / 豊広純子 (SMS)

所謂シティ・ポップの流行から最近人気が高まっているらしい豊広純子(とよひろすみこ)はヤマハ系のシンガーソングライターですから、当然の流れとして昭和52(1977)年頃から数回「ポプコン」にも出場し、最初は某バンドのボーカリストではありましたが、ついに昭和57(1982)年、本日の掲載盤A面曲「たわむれの恋のままに」で大きな賞を獲得し、公式ソロデビューした実力派です。

で、件の「たわむれの恋のままに」は作詞:豊広純子&作曲:白石公彦、そして編曲:淡野保昌という顔ぶれで制作された、これが本来はボサノバ歌謡だったとしかサイケおやじには思えない、なかなか琴線に触れまくるAOR歌謡に仕上がっておりまして、そのサウンドの要は静謐なピアノのイントロに続いて炸裂するピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアを想起させられる鋭いギターであり、ミディアムスローで展開される美メロと大人の恋愛模様を描いた歌詞を節回す豊広純子の素直な声質の相性もバッチリ♪♪~♪

もちろん、中盤からは感情を移入した力強さを発揮する歌いっぷりで盛り上げていくあたりのボーカリストとしての資質も素晴らしいと思いますが、何よりも楽曲の雰囲気を大切にしているところは正にAOR歌謡の神髄でしょうし、既に述べた様にボサノバのリズムを隠し味としたロックビートでの演奏もニクイばかり (^^♪

しかし、そのあたりがオシャレ過ぎたのでしょうか……、リアルタイムでのヒット状況は芳しくなかった印象が残ってはいるものの、だからこそ冒頭で述べたとおり、シティ・ポップの流行というニューミュージック再発見運動(?)が盛んな現代であれば、ウケて当たり前というのも納得であります。

ということで、その彼女は翌年に「Water Heart」と題したLPを出しておりまして、これが素敵な幻の名盤なんですよ (^^♪

まあ……、そ~思い込んでいるのはサイケおやじだけかもしれませんが、機会がございましたら、ぜひとも皆様にも聴いていただきたいと願っております <(_ _)>

いゃ~~、AOR歌謡も傑作が多数残されているあたりは奥の細道かもしれませんねぇ~~~ (^^♪

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捨て鉢歌謡の中野美紀

2024-04-17 17:39:40 | 歌謡曲

破れたダイアリー / 中野美紀 (ビクター)

長年探索を続けていた、もう1枚残されているという中野美紀の幻のシングル盤をゲット出来ましたので、ご紹介させていただきます (^^♪

以前にも書いたとおり、中野美紀は所謂「ポスト百恵」という流れの中で強い印象を残してくれたアイドルシンガーだったんですが、何故か……、フェードアウトしてからの昭和58(1983)年4月に発売されたのが掲載のブツでありまして、しかも、これは悲しいかな……、おそらくは有線放送用に配布されたサンプル盤にして、B面が焼火箸みたいな道具で潰されているという、いやはやなんとも、悲惨な生き残り状態……。

それでも、やっぱりA面「破れたダイアリー」は作詞:吉岡治&作曲:岸本健介が提供したミディアムテンポの捨て鉢歌謡と申しましょうか、決して恵まれていない青春から脱出し、ひとりの女として生きてみたい少女の哀しき願いがヘヴィな歌謡フォークメロディで歌われているんですから、これぞっ!

中野美紀が持ち前の哀切ボーカルにはジャストミートの名曲名唱!

そのあたりを徹底的に斟酌した高田弘のアレンジも「泣きのギター」や低重心のドラムスを用いた歌謡ロック保守本流の手際ですから、いゃ~~、サイケおやじは心の底からシビレまくりですよ (^^♪

もちろん、言うまでもなく、中野美紀の節回しの所々に「山口百恵」が滲み出しているあたりにも嬉しくなっちまいますねぇ~~♪

あぁ……、何時もの事ではありますが、この「破れたダイアリー」を門松みゆき、おかゆ、山西アカリという現代の歌謡曲シンガーに演じてもらえたら、サイケおやじは悶絶するかもしれません、本当に (^^;

ということで、最近は某ネットオークションでも連敗続きではありますが、そんな中にあっても、例えば本日の掲載盤とか、それなりに欲しかったブツは見つかっているあたりは、運気も上向いていると思い込んでおります (^^;

欲望を捨てることの難しさも、同時に痛感しているんですけどねぇ~~ (^^;

失礼いたしました <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-154:夏山美樹 ~ ディスコ演歌もイイですねっ!

2024-04-16 18:52:47 | 歌謡曲

ゲームオーバー (終曲) / 夏山美樹 (日本コロムビア)

昭和50年代の我が国歌謡界において、殊更明確なジャンルとして存在していたのがディスコ~ ブラコン歌謡でしたから、ヒット狙いの常として他ジャンルの音楽でさえも、各方面から参入して作られていた夥しいシングルレコード群こそは、昭和歌謡曲の全盛を示す証拠物件でありましょう。

昭和55(1980)年に発売された本日掲載のシングル盤にしても、その好例というか、作詞:吉田旺&作編曲:鈴木邦彦が提供のA面曲「ゲームオーバー (終曲)」はサウンド的にはアップテンポのブラコン歌謡でありながら、歌っている夏山美樹と名乗る女性歌手の節回しからは濃厚な演歌フレイバーが発散されているという、これがなかなか気持ちのイイ仕上がりの裏人気作かもしれません (^^)

もちろん、サイケおやじにとっての夏山美樹は完全に「この人」シリーズに分類せねばならないほど知らない歌手ではありますが、ちょっぴり細身で「しなやかな」コブシを回しているあたりは、なかなかの実力派なんでしょうか?

肝心のレコードは、これっきりしか所有しておりませんが、もっと聴きたいなぁ~~♪

そんなふうに思わせられる微妙な魅力が確かに感じられるんですが、いかがなものでしょう(^^)

ジャケ写で接する彼女はルックスもシャープだし、ライブギグが気になる存在でもありますねっ!

ということで、ディスコ仕立ての歌謡曲も奥が深く、つまりは汎用性の高さに依存した遊び心の発露でもあるとしたら、そ~したジャンルのオムニバス盤も作られているかもしれませんねぇ~~♪

探してみようかなぁ~~(^^)

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帰って来る「帰って来たドラゴン」

2024-04-15 17:49:47 | Movie

久々の大朗報!

それは和製ドラゴン・倉田保昭が日本でブレイクする端緒となった大ヒット傑作映画「帰って来たドラゴン」が50年ぶりに我が国で再上映決定という、実に嬉しいニュースであります (^^♪

以前にもご紹介したとおり、倉田保昭が単身香港に渡り、数々のカンフーアクション映画で主に悪役を演じつつ、爆発的な人気を博した諸作の中でも、それは殊更凄い出来栄えであり、ブルース・リャンとの対決アクションのハードな連続活劇シーンは、当時人気絶頂にして夭逝したブルース・リーの存在感にも肉薄した結果として、もちろん香港や東南アジア諸国に続いて公開された日本においても、破格の集客を記録したという、文字どおり倉田保昭にとっては凱旋帰国の記念碑的映画だったんですが、以降テレビ放映はあったものの、本格的な再上映やデジタル復刻も無く、幾年月……。

その大きな要因はフィルム原盤の劣化であり、それゆえにビデオ化されたソフトは海賊版紛いの劣悪な商品となり、またDVDにしても決して公式なブツでは無かった事は言わずもがな、中には前述したテレビ放映版をコピーしただけという呆れた商品が流通し、それが今ではネット等々で高値取引されているという始末でしたからねぇ~~!?!

ところが今回、ついに制作監督のウー・シーユエンが倉田保昭の凱旋50周年を祝い、件の原盤をデジタル修復し、加えてカットされていた幾つかのシーンも入れ込んだ、つまりは世界初公開バージョンが本年7月26日より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開になるんですよっ!

いゃ~~、これにはサイケおやじも我知らず、震えましたですよ(^^♪

それについては、倉田保昭ご本人からのメッセージをご覧くださいませ。

『帰って来たドラゴン』公開決定!倉田保昭コメント

ちなみに本作の舞台は清朝末期の中国、悪が蔓延る街にやって来たドラゴン=ブルース・リャンが様々な猛者と秘宝を巡って闘うという展開で、中でも倉田保昭が演じるブラック・ジャガーは最大の難敵ですから、激しい連続アクションは、お約束以上の過激さが満載で、しかも当時はCGやワイヤーがありませんでしたから、全ては肉体と感情での表現というあたりは現代であればこそ、必ずや興奮と感動を巻き起こすはずです。

また、今では普通になった感もある、両足開きの壁昇りアクションは、この作品がオリジナルだったそうですし、倉田保昭こそが、その本家本元という真相も凄いところですよねぇ~~ (^^♪

とにかく、そんなこんなのサイケおやじの稚拙な筆よりも、これは皆様にぜひとも劇場公開に参集していただきたく、本日のご紹介となりました <(_ _)>

そして当然ながら今後、BD復刻もあるはずっ!

―― という期待はあろうかと思いますが、その時には前述したテレビ放映版の吹替音声や現在の倉田保昭からのコメント解説も入るものと決死的に希望する次第です。

そして、サイケおやじは万難を排して、再上映に臨む覚悟は出来ております。

あぁ~~、凄く楽しみだぁ~~~♪

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昨日・今日・明日

2024-04-14 17:37:16 | サイケおやじの日常

昨日の顛末として、今日は朝からシャッター屋が来てくれたので、なんとか愛車は出せたんですが……。

そのまんま、高齢者バンドの練習に参加してみれば、今度は長年使っているギターアンプが絶不調!?

もはや……、厄払いが必要と思い、信心している神社に立ち寄って、お祓いしていただきました。

これで運気も上向けば……、なぁ~んて、自分に言い聞かせております。

明日からは通常のペースに戻りたいと、心に誓っているのでした。

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