OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

しあわせに理屈は不要

2024-04-30 17:27:35 | Singer Song Writer

しあわせ / 古谷野とも子 (キングレコード)

あれやこれやと屁理屈やレトリックを弄するよりも、ストレートに生きていたいというのがサイケおやじの願いではありますが、やはり生来の天邪鬼ゆえに……、せめて本日はシンプルな歌に素直な気分を託したく、ご紹介するのは昭和50(1975)年4月に古谷野とも子が自作自演で出したシングル曲「しあわせ」でございます。

もちろん、彼女はシンガーソングライターですから、自らの気持ちを素直に表現出来る立場とはいえ、それが気恥ずかしい場合だってあるんじゃ~なかろうか?

―― なぁ~んて、所謂下種の勘繰りに走りたくるのはサイケおやじの悪い癖とは思いますが、この「しあわせ」という歌は、それほど私小説的な歌謡フォークであり、恋愛とか人生とか、それをチマチマ考えるよりも先に自らの気持ちをストレートに表現するのが、しあわせ♪♪~♪

それを自然体で感じられる素敵な歌謡フォークであり、加えてソフトロック&ボサロック風味を馴染ませた瀬尾一三のアレンジと古谷野とも子のナチュラルな歌声の相性も抜群なんですねぇ~~ (^^♪

正直、心身共に疲れを覚えている本日のサイケおやじには、こ~ゆ~歌がジャストミートしているというわけです。

ということで、本日で4月も終了するというのに、ど~にも腰の据わらない気分は、これ如何に!?

流されているのか、あるいは時流に取り残されているのか……?

まあ……、無理に答えを出す必要も無いんですがねぇ (^^;

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言い訳無用

2024-04-29 18:48:52 | サイケおやじの日常

予想はしていたんですが……、遠出して、渋滞に巻き込まれ…… (>_<)

ようやく帰宅出来ました…… (^^;

まあ……、親戚の法事だったんで、泣き言は。ねぇ……。

疲れたんで、今夜は早く寝ます <(_ _)>

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ヤン・シスターズの季節かな

2024-04-28 17:26:39 | 歌謡曲

子供すぎる彼 c/w 海が知っている / ヤン・シスターズ (キャニオン)

世間一般、いよいよゴールデン・ウィークがスタートしてみれば、この時期のサイケおやじはヤン・シスターズが聴きたくなる「パブロフの犬」という真相は、以前掲載した拙文によるところでしょうか (^^;

そこで取り出した本日の掲載盤は昭和49(1974)年2月に発売された、おそらくは彼女達の日本におけるデビューシングルと思しき1枚なんですが、台湾から出稼ぎに来たキャシー(vo,b)、ジェニー(vo,g)、ティナ(vo,key)、サンディ(vo,ds) の四姉妹は各々が楽器をマルチに演奏し、またリードボーカルも皆が担当出来た実力派ではありましたが、やはり当時の芸能界の常として、テレビ出演等々ではアイドルガールグループという扱いでしたから、バックはテレビ局がセッティングしたフルバンがやっていましたですねぇ~♪

ですから、それゆえにレコード発売されていた楽曲の魅力が存分に楽しめていたのは紛れもない事実であり、このシングル盤に収録されているA&B面2曲は共に作詞:千家和也&作曲:鈴木邦彦が提供した痛快なポップス歌謡 (^^♪

特にA面曲「子供すぎる彼」はアップテンポのソウル歌謡風味がイントロから全開で、ウネリを表出させたリードボーカルにリズミックな合の手コーラスの妙は流石、台湾というよりも、日本人離れした片言フィーリングがフィリピンバンドあたりにも通じる、そのドメスティックな洋楽趣味が素晴らし過ぎるんですねぇ~~♪

また、このあたりの竜崎孝路のオーケストラ&リズムアレンジも絶品でありましょう (^^♪

ですから収録B面曲「海が知っている」にしても、またまた冴え渡る竜崎孝路のアレンジがニクイばかりで、曲調そのものは往年のGS歌謡というムードも滲んではおりますが、アップテンポで歌いまくるヤン・シスターズの存在感の強さゆえ、これまたソウル歌謡の裏名曲じゃ~ないでしょうか (^^♪

う~ん、現代の歌謡界では、こ~ゆ~フィーリングで歌えるガールグループがサイケおやじには見当もつきませんので、ますますヤン・シスターズが愛おしいです (^^♪

ということで、皆様夫々に休日の楽しみは用意されていると思いますし、逆に仕事や生活の諸々に汲々とされていたとしても、心の豊かさを忘れないためにある趣味の世界は、有難いばかりと思います。

何をやろうか……?

それを考えるのも、また……、楽しい時間ですよねぇ~~♪

独り、納得しているのでした。

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故郷へ…、極みの哀切歌謡

2024-04-27 17:26:02 | 歌謡曲

故郷へ…… / 八代亜紀 (テイチク)

きっと……、誰しもが悲しい歌を聴きたくなる時があるはずと思うサイケおやじの場合は、八代亜紀が昭和53(1978)年9月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「故郷へ……」に針を落とします。

あぁ……、これは作詞:池田充男&作曲:野崎真一が書き上げた哀切歌謡の決定版であり、流されて、捨てられて、社会の底辺で蠢きながら夜の街で生きていく他は無いと哀しく自覚している孤独な女性が、それでも生まれ故郷へ帰る願いだけが唯一の希望……

……、そんな刹那の情念を歌いあげる八代亜紀という稀代のボーカリストが、その真骨頂を披露する、そのバックの演奏が、これまたドラマチックなイントロからジャストミートのアレンジを施した竹村次郎のイイ仕事共々に胸に迫る傑作でありましょう。

ですから、聴くほどに泣けてくる名曲にして名唱が彼女の代表作のひとつとして大ヒットしたのもムベなるかな、巷間知られているとおり、八代亜紀が続けてきた女子刑務所慰問活動のステージにおいては、この「故郷へ……」が歌われる時、その場の誰もが涙するという逸話に嘘偽りがあろうはずもないという……。

極限すれば、家出同然に上京した15歳の頃から、様々に下積みの苦労を重ね、そこから大スタアに上り詰めた彼女なればこそ、しっかりと弱者の気持ちを歌に込める力量が培われていたと思うばかりですし、だからこそ、この「故郷へ……」を八代亜紀以上に表現出来る歌手は果たして……。

そんなふうに思わされてしまいます。

そして、ど~か皆様にも、じっくりと堪能していただきたいと願うばかりです<(_ _)>

ということで、実は本日の高齢者バンドの練習において、この「故郷へ……」を練習課題に!?

―― みたいな話も出たんですが、やはりメンバー揃って、これは無理という結論になったのも当然の帰結でありました (^^;

いゃ~~、八代亜紀!

やっぱり凄い歌手だったという実感を再認識させられましたです。

あらためまして、合掌。

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連休前の呻吟…

2024-04-26 17:15:15 | サイケおやじの日常

ということで、物分かりの悪い政治屋を説得中です…… (>_<)

何度も卓袱台をひっくり返されても、あんたに頼らなけばならない弱者の気持ちがねぇ……。

今夜、心にも無い事を言わねばならない、そんな自分が嫌になります <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-157:亜里ひろみ ~ 美し過ぎて、上手過ぎて…

2024-04-25 17:02:22 | 歌謡曲

恋の貝殻 c/今日からひとり / 亜里ひろみ (東芝)

亜里ひろみもサイケおやじにとっては「この人」シリーズの分類になりますが、それにしてもジャケ写ポートレートの彼女は、やっぱり昭和歌謡曲の美人歌手でありましょう (^^♪

もちろん、皆様ご推察のとおり、これは完全に「ジャケ買い」させられてしまった1枚ではありますが、肝心のA面曲「恋の貝殻」は作詞:丹古晴己&作曲:大沢浄二、そして編曲:小林郁夫のクレジットが確認出来る、これが切々としたミディアムテンポのポップス演歌であり、同じレコード会社の所属として当時人気が高かった奥村チヨや小川知子あたりからの影響も滲み出る亜里ひろみの歌唱力は本当に素晴らしいですねぇ~~♪

というか、上手過ぎる事が、こ~ゆ~下世話な楽曲には逆に作用している感じさえしてしまうほどなんですが、微妙にボサロック風味を入れた小林郁夫のアレンジも洒落ていますし、そんなこんなも、これが世に出た昭和44(1969)年の歌謡界の底力という気がするばかり (^^;

ですから、作詞:丹古晴己&作編曲:大沢浄二から提供のB面収録曲「今日からひとり」がミディアムスローの聊か古めかしい三拍子演歌に仕上がっているあたりが、これまた逆に亜里ひろみの歌唱力を活かしきっている様に聴こえてしまう ――

―― なぁ~んってのは、贔屓の引き倒しというよりも、素直に楽しみたい彼女の魅力かもしれません。

イントロにおける「湯の町エレジー」みたいなギターのフレーズが、これまたジャストミートしているところも、なんとなく気恥ずかしくなるのはサイケおやじだけでしょうか (^^;

しかし、そ~ゆ~不遜な想いすらも帳消しにしてくれるのが、美しい亜里ひろみのジャケ写ポートレートであります (^^♪

う~ん、だから「ジャケ買い」趣味は止められませんよ (^^;

これをゲットした中古屋には、他にも彼女の素敵なポートレートが拝めるブツが販売されていたので、欲しくなってしまうばかりでございます (^^;

ということで、寒暖差が強烈な最近の気候にサイケおやじはコーヒーや麦茶ばかりをガブ飲み状態という、なかなか不摂生モードに入りつつあります。

本来はスタミナ源ともなりうる食べ物が必要なんでしょうが、それは気力で乗り越えんと心に決め、それゆえに好きな音楽に頼ってしまうのでした <(_ _)>

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初めてだからね…

2024-04-24 17:23:43 | サイケおやじの日常

う~ん、定期健診で何故か、胃カメラ飲まされて…… (>_<)

気持ち悪くて……、ダウンしてます (>_<)

話には聞かされていましたが、ここまで嫌なものだったとは……。

本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

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サイケおやじの幻のアイドル:北岡夢子の巻

2024-04-23 18:52:34 | 歌謡曲

もういちど逢えたら / 北岡夢子 (FOR LIFE)

本日の主役たる北岡夢子はサイケおやじの異郷の地への島流し期に活動していたアイドル歌手みたいですから、その実像(?)は知る由もありませんが、本日掲載のシングル盤は平成元(1989)年6月の発売とされていますので、つまりは既に音楽媒体がCDにシフトされていた頃に、あえて出されたアナログ盤というだけの理由で中古ゲットした1枚ではありますが、それにしても収録A面曲「もういちど逢えたら」には完全に耳を奪われてしまいましたですよ (^^♪

それは作詞:井上輝彦&作曲:朝倉紀幸、そして編曲:山川恵津子とクレジットされたミディアムテンポのデジタル歌謡ポップスであり、頭サビが設定された典型的なアイドルソングではありますが、いきなり間奏でハードプログレなギターソロが飛び出したり、彼女の歌いっぷりが殊更Aメロでは意識せずとも松田聖子っぽさに溢れているという確信犯的な仕上がりで、う~ん、これが当時のアイドル歌謡の典型だったのでしょうか?

―― なぁ~んて、その頃の我が国歌謡界にオンタイムで接する事が出来なかったサイケおやじは、それなりの後追いで空想を膨らませるばかり…… (^^;

それでも、北岡夢子と名乗るアイドルが一生懸命に歌ってくれる芸能魂(?)と楽曲そのものの魅力・面白さには満足させられてしまったレコードです (^^♪

直向きに見つめてくれる彼女のジャケ写ポートレートも楽曲イメージに適合していて、イイ感じ♪♪~♪

ただし……、それにしても、そこに強い存在感を示すバーコードの不粋さは、辟易させられますねぇ~~、何時も思う事ですが (^^;

ということで、本日は久々に「幻のアイドル」シリーズでした。

もちろん、皆様にとりましては、今更の彼女かもしれませんが、サイケおやじは後追いモードに入っている次第…… (^^;

そのあたりも所謂奥の細道と居直らせていただければ、幸いでございます <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-156:壇まゆみ ~ 見岳章なら、OK!

2024-04-22 18:53:43 | 歌謡曲

Say you love me c/w 初恋エピローグ / 壇まゆみ (EXPRESS / 東芝)

大衆音楽の鑑賞と蒐集において、それを制作者やソングライター毎に実践する事は奥の細道を辿るには有効や手段ですから、例えば我が国の歌謡界においては「筒美京平」の書いた楽曲を集中的に愛でるマニア系リスナーの存在等々、とにかく「遣り甲斐」は確実の行動かと思っております。

で、そんな方法論があればこそ、現在のサイケおやじが集めているのが美空ひばりの「川の流れのように」があまりにも有名な見岳章の書いた楽曲です。

皆様ご存じのとおり、見岳章はロックバンドの一風堂でキーボードを担当し、昭和57(1982)年に「すみれ September Love」の大ヒットを放ってブレイクしたわけですが、それは共に一風堂を立ち上げた土屋昌巳(vo,g) の書いた作品でありながら、業界では作編曲家としての見岳章の力量が高く評価されていたと云われていたらしく、だからこそ、一風堂が解散する直前から主に作詞家・秋元康とのコンビでアイドル歌謡や意外なほど正統派の歌謡曲を様々な歌手&グループに提供する事になったのでしょう。

告白すれば、サイケおやじが見岳章に注目したのは、とんねるずが昭和60(1985)年頃に歌っていた「雨の西麻布」の下世話でオシャレな歌謡フィーリングに耳を奪われたのが最初だった気がするんですが、他にも城之内早苗の「あじさい橋」や「金沢の雨」とか、なかなか真っ当な(?)歌謡曲を書ける才能に感服させられてしまったわけですよ。

ですから、猟盤活動における制作クレジット確認作業では、「見岳章」は要注意となって、今日に至っております。

で、本日ご紹介のシングル盤は、その見岳章が収録両面2曲共に書き上げたアイドル歌謡ポップスというだけで、歌っている壇まゆみについては何も知らぬままに中古ゲットしたブツでして、発売されたのは昭和56(1981)年とされる、全くヒットしなかったレコードです。

それでも作詞作曲:見岳章&編曲:井上鑑という、今では夢の制作陣が手掛けたA面曲「Say you love me」は、シンプルなリズムパターンを用いたバブルガム歌謡ポップスと申しましょうか、壇まゆみの危なっかしい歌唱力を逆手に活かした曲展開と覚え易さメインのアレンジが洋楽ファンにもウケそうな雰囲気であり、曲中の短いセリフを繰返し聞きたくなってしまう仕掛けもニクイところでしょうか (^^♪

一方、B面収録の「初恋エピローグ」は作詞&作編曲の全てを見岳章が担当した、これが尚更に正統派アイドル歌謡ポップスに仕上がっており、ミディアムアップの曲展開の心地良さにターヘな壇まゆみのボーカルがジャストミートの裏傑作じゃ~ないでしょうか (^^♪

演奏パートでの様々な目論見(?)にしても、これが見事に「見岳章」になっているあたりもイイ感じ♪♪~♪

楽曲そのものが、これまたシンプル路線に仕上げているところも高得点だと思いますので、個人的は完全にB面推しでございます (^^♪

ということで、主役たる壇まゆみについては何も知らないままではありますが、サイケおやじにとっては好きな1枚になっています。

うむ、それにしても、壇まゆみって…… (^^;

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萩尾みどりの美しき慕情

2024-04-21 18:42:14 | 歌謡曲

大連慕情 c/w ためらい / 萩尾みどり (EXPRESS / 東芝)

男なら誰しも、人生の中で美しい女性に出会うという素敵な体験は必ずしや、一度や二度はあるはずかと思います。

幸いな事にサイケおやじには、そんな機会が記憶領域の範疇を超えるほど多々あったんですが、しかし、はっきりと覚えているのは後に女優として活躍する萩尾みどりです。

もちろん、その頃の彼女は芸能界デビューの直前ではありましたが、女子大生を対象にした美人コンテストで注目され、サイケおやじは気ままな学生生活の中の某サークルに参加した時、その場に現れた彼女に目を奪われてしまったですよ、我知らず (^^;

で、その時になって、彼女が前述した美人コンテストに出場した諸々や芸能界デビューの話を聞かされ、いゃ~~、全くサイケおやじの様な者には敷居が高過ぎる、それこそ高嶺の花である事を思い知らされたわけですが、そ~した美貌の女性を間近に出来た幸運は、なかなか忘れ難いものがあるわけですよ♪♪~♪

そして以降、彼女は萩尾みどりとしての存在感を強くしていくのと並行して、サイケおやじの妄想も高まっていくんですが、それはそれとして、やはり萩尾みどりが人気女優である証が歌手活動というのは昭和の芸能界では定番コース♪♪~♪

本日ご紹介するのは昭和52(1977)年8月に発売された、おそらくは唯一の公式レコードであろうシングル盤です。

しかも収録されているのが両面2曲共に作詞作曲:松任谷由美&編曲:松任谷正隆が提供するユーミンワールドの決定版 (^^♪

それはA面収録「大連慕情」からして、ユーミンが昭和56(1981)年に出したアルバム「水の中の ASIA へ」に収録する、これが父母の恋愛事情を想像するかの如きラブソングなんですが、だとすれば萩尾みどりのバージョンは既に述べたとおり、昭和52(1977)年の発表ですから、これが初出という事実は貴重でしょうか?

当然ながら、ユーミンならではの曲調とチャイナモードの巧みな融合で聴かせる楽曲の素晴らしさは、決して上手いとは言い難い萩尾みどりの歌唱にジャストミートのゆったりサウンドで表現されているあたり、逆説的にユーミンの遺伝子が味わえてしまんですねぇ~~♪

このあたりをプロトタイプとしてユーミンの本家バージョンが作られたとしたら、それはそれで聴き比べも楽しいところと思います (^^)

そしてB面収録の「ためらい」は、これまたサイケおやじが大好きなユーミンの傑作ラブソングであり、作者本人の自演バージョンは昭和55(1980)年に出したアルバム「時のないホテル」で聴けますので、つまりはこっちも萩尾みどりのバージョンが逸早く世に出ていたというわけなんですが、ここではなんとっ!?!

絶妙のチャイナモードが提示されるイントロが一転して大袈裟とも思えるオーケストラサウンドに変化し、そのまんまユーミンならではの胸キュン歌謡世界が広がるというアレンジがニクイばかりですし、だからこそ、淡白でありながらハートウォームな萩尾みどりの声質による直向きな節回しにはウルッとさせられたりしますよ (^^♪

皆様ご存じのとおり、この「ためらい」は増田けい子、宮崎美子、斉藤慶子あたりもカバーしたレコーディングが残されておりますので、これまた聴き比べも楽しいとはいえ、サイケおやじは萩尾みどりのバージョンも大好き (^^♪

まあ、このあたりも「名曲不滅の理」ではありますが、デビュー当初から美人女優である萩尾みどり、その存在があればこそっ!

本当に、そ~思わさせられるばかりでございます。

ということで、外面の美しさだけが人間の本質的価値とは申せませんが、それでも美しければ、それなりの得=徳があるのも、これまた現実です。

美しさを何処に求めるかは十人十色の感性である以上、それを愛でる気持ちも同様であり、素直に楽しむのは決して悪い事では無いと思います。

不肖サイケおやじは、このジャケ写ポートレートを眺めつつ、萩尾みどりの歌声を楽しんでいるのでした。

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