Fool & the Gag

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ヤン・ファーブル『寛容のオルギア』

2009-06-30 00:41:03 | 雑記
観てまいりました。ヤン・ファーブル『寛容のオルギア』。これまでに僕が観たステージは「性差」だとか「血」といったテーマを抽象的に掘り下げてたような印象があったのです。が、今回は外にある「フェイク・オルガスム」というテーマを広げた感じで。総じてどんな印象だったかと言えば「SODのヌキにくい作品+BANKSYのグラフィティ+コンテンポラリー・ダンス」。まあ、何のこっちゃ?ですよね。このごった煮で、奇跡的に品があり。「21世紀のモンティ・パイソン」とあるのは、オープニングのスケッチのフォーマットや、あるスケッチが時をおいて回帰してくる感触のことだろうか? 風刺と笑い? 真顔でギャグ言うとき、その表情が真顔を超えた何かになってて、その不可解な表情の方が気になって仕方ないといった印象でした。「21世紀のモンティ・パイソン」ってキャッチコピー自体に「早くイカせる」感があるけど、とにかく、むちゃくちゃ面白かったですね。音楽の使い方にシビれました。

フジテレビではこないだ「白い春」が最終回。グレイト!!
久々に海外ドラマより面白い作品でした。

で、いよいよグラフィック折り紙ユニット「cochae(コチャエ)」による個展「紙nication!!!」が7/10に迫ってまいりました(僕もちょっとお手伝い)。昨日、チラシが届いたのですが、これがまたスゴいことになっています。ここにすぐに写真を載せたいのですが、まずは実際に手にして楽しんでほしいので、写真はもう少ししてから。折り紙という薄っぺらい立体物に、文章をどうやって載っけていくか、その折りの構造と文章をどうやって関連づけるかと考えるのはたいへんに厄介で楽しかったです。コチャエさんと、彼らとつなげてくれた山下陽光さんに感謝。

コチャエさんにいくつかお渡しした新しい文章の中に『普遍的なMJ』というマイケル・ジャクソンのことを書いたものがあったのですが、その後にあの報道。偶然にも、追悼作品に。

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折り紙ユニットcochaeによる、

紙+コミュニケーション=「紙nication!!!展」

会期:2009年7月10日(金)~2009年7月29日(水)
時間:9時~20時
会場:生活工房ギャラリー(3F)/三軒茶屋
※会期中無休、入場無料

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折り紙ユニットcochae
http://www.cochae.com/

生活工房ギャラリー(三軒茶屋)
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

楽しみな催し

2009-06-08 02:20:15 | 雑記
土曜、FATBOYのBIG BEACH FESTIVAL。
出発まで家でウダウダしたり途中で飯くったりの
グウタラ道中で現地に6時くらいに到着。
航空機ショー(広告)の後、FATBOY登場するも
ステージ前の広場をちょっと外れた方が実は音が良い?という
亜空間のなか、いつの間にかクライマックスの花火。
「季節外れな花火に場違いな拍手を贈り続けるさ」という
かせきさいだぁ≡風な、そんな気分なのでした。

航空機を用いた広告というのは、僕にとって懐かしく
幼少期を過ごした地元では、週末の昼頃になると
セスナ機が飛行しながら大音量で
中古自動車店の宣伝を放送してたものでした。
あれって、今でもやってるのだろうか?
なんか急に思い出しました。  

今月はQPの個展(@the LAST gallery)がやってるし、
ヤン・ファーブルの公演(@さいたま芸術劇場)もあり。
いずれも必見ですね。

で、来月は遊びのなんたるかを知ってる「紙nicator」、
グラフィック折り紙ユニット「cochae」の個展が開催されます。
cochaeの事は、以前、山下陽光さんのブログを通じて知ったのですが、
これがどんだけ紙と戯れたら気が済むのかという人たちです。
折り紙という遊べるものにまた遊びの要素を重ねたり、
伝承折り紙や手染め和紙などの古典的な素材・技術への目配せも忘れぬ
明るくクレバーな折り紙ユニットです。
2008年度グッドデザイン賞受賞の「FANNY FACE」(写真)は
折り方によって何百通りもの顔が出現。これ、楽しすぎる。

そんなcochaeの個展は「紙nication!!!」というナイスなタイトルで、
7月10日~29日の日程で三軒茶の生活工房ギャラリーで開催。
有り難いことに、僕も少しだけお手伝いさせていただくことになりました。
お時間のある方は是非とも足を運んで頂きたい催しです。


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折り紙ユニットcochaeによる、

紙+コミュニケーション=「紙nication!!!展」

会期:2009年7月10日(金)~2009年7月29日(水)
時間:9時~20時
会場:生活工房ギャラリー(3F)/三軒茶屋
※会期中無休、入場無料

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折り紙ユニットcochae
http://www.cochae.com/

生活工房ギャラリー(三軒茶屋)
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/


天使と悪魔

2009-05-25 20:48:03 | 雑記
「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの「天使と悪魔」。
小説を先に読んでいたからついていけたのか、
あるいは読んでいなかったらもっと面白かったのか。
まあ比べるものではないですが小説と映画、
「同じで別のもの」両方ともに接したときに
いつもこの変な感覚になるなあ。
とにかく今回はアンビグラムがおもろい。
原題の"Angels & Demons"も現地の装丁では
アンビグラムのようですね。
グラフィティアーティストが
日本語でアンビグラムをやらないかなあ。

グラフィティというのはロケーションも大切で
この場所にこのグラフィティが!って驚きがあり。
神楽坂で見たのは力士?の顔が筆っぽい線で書いてあるやつで
神楽坂っていうロケーションとはまっててシビレた。
何かの本で読んだけど、QPのものらしく(真偽不明)。
ロケーションに寄せたりズラしたりのさじ加減。

新宿三越で、ライオンのブロンズの横を通って、
COACHの店の前を通ってエスカレーターに乗り、
6階、ジュンク堂にたどり着くと、
山下陽光さんのフェアがやっています。
ディスプレイの具合がロケーション込みで面白い。
必見です。

上の写真は、その山下陽光さんのフェアに
参加させてもらっている拙作の手作本「8枚の鏡を見た君」。
印刷してある鏡文字に鏡をあてて読む本です。
鏡にも文字が刷ってあり、鏡文字と組合ったりします。
下の日記の写真「何色問題」のオマケ付きです。






エンタクシーと美術手帖

2009-05-11 02:52:07 | 雑記
いま本屋さんにあるエンタクシーと美術手帖。
まだご購入していない人はすぐに買わないと。
それぞれ、山下陽光さん(トリオフォー/PR学園)の
小説と特集が載っています。必見です。
とにかく山下陽光さんってのは面白い人で、
彼を中心に(トリオフォー/PR学園)など
周辺に才人が集まっているのですね。
以前からもそうなのですが、
これからもその活動から目が離せない人物の一人です。

上記の山下陽光さんと、あと、佐藤梟が
個人的に注目している人物です。

佐藤梟はデリシャスウィートスなる集団に所属する
人物なのですが、そのステージングの面白さといったら!
過日中野の駅前自転車置場付近の広場で
デリシャスウィートスのステージをやってて
そういえば去年も見たのを思い出して、
やたら面白い人がいたなあってことで見てみたら、
やっぱり面白かった。何気に歌上手いし。

とそんなオモシロ才能にあふれる人々の活動を横目に
私はテレビ見たりDVD見たりのまたっり生活ですが
テレビドラマは阿部寛主演「白い春」が面白い。
阿部寛×尾崎将也といえば「結婚できない男」を
思い出すわけですが、あのドラマでは
阿部寛がヒュー・グラントみたいだった。
あとフジのドラマで「BOSS」というのがあって
カメラの撮り方が、微妙に揺れてたり、急な寄り引きがあって
海外ドラマの「ボストン・リーガル」にちょとだけ似ています。
特筆すべきはオセロ松嶋と町山の番組がオモシロ過ぎます(絶対に必見)。

テレビライフのあいまに何かせにゃいかんなあと
「何色問題」という小ちゃい本を作ってみた。
折り開きが無限に続く形状で、この形状を利用した
面白いグラフィックのものは結構あるのですが、
これを文字でやったら面白いのではないかしら?
てことで作ってみましたが、文字のつながりと
面付けが難しく、頭がおかしくなりそうだった。
内容は色についての無限にループする小説です。

ケータイ小説

2009-01-06 00:26:10 | パッシヴアタック
早いもので、2009年。
川上未映子氏朗読&ビュトールの豪華DVD付「早稲田文学2」も出たよ!同誌掲載の仙田学氏の「乳に乾くpart2」が気に入った方は熊野大学文集「牛王vol.5」に掲載の「乳に乾く」もぜひ!! 併せて読むとなお面白いですよ!! というか必読です!!

しかし昨年は公私にわたり盛りだくさんの一年でした。「文藝」に「早稲田文学1」に「エクス・ポ(第一期)」に「テルテルポーズ1、2」。僕なんかにしてみれば、とんでもなく恵まれたありがたい事態でありました。「エクス・ポ」ではイベントにまで声をかけていただき、「こいつ誰なんだ感」丸出しのまま厚顔無恥にも出演させていただきました。昨年お世話になった皆様、ありがとうございました。そして本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、ギャグマンガの王様こと赤塚不二夫の訃報を耳にした後で、思い切って無い金はたいてモンティの舞台「Spamalot」をロンドンまで見に行き、またその際、現地のHMVのDVDコーナーでコメディーの豊富さ(新宿TakashimayaのHMVと比べれば6倍!!)に驚き、また、路上で目にしたBanksyのグラフィティ、ロケーションも含めた過激さとトロンプイユを利用したユーモアにうちのめされ、漱石さながらにショックを受けて帰国。秋には第1回したまちコメディ映画祭で日本では当たりずらいアダム・サンドラー主演映画がちゃんと上映されたりして、いよいよ「コメディ」と「笑う」についてきちんと考えないといけないと思った。すると年末にトリオフォーの山下陽光さんから連絡があった。

それは個展の報せで「じゃましマンの限界演芸」展なるものでした。
「じゃましマン」とは山下さんと同じトリオフォーのメンバーでこのトリオフォーというのが何と言えばいいのか、お笑いともアートともキュレーションともカテゴライズ不能の活動をしている集団で、駅工事のガムテープ文字「修悦体」を世に送り出したと言えば判りやすいがそれだけではないので、詳しくは先頃刊行された福住廉さんの『今日の限界芸術』で山下さんがChim↑pom(卯城氏)と対談しているので読んでもらうほかないです。で、この「じゃましマンの限界演芸」展というのが福住廉さんの企画なのでした。

トリオフォーのパフォーマンスは数えるほどしか見た事のない私ですが、書き出すときりがないので、機会があるときにまた書く事にしますが、山下さんやじゃましマンさんのほかにもとんでもなく面白いメンバーが控えています。で「じゃましマンの限界演芸」展に足を運んで目にしたのもカテゴライズ不能なもの。トリオフォーがしていることは10年とか100年先になってやっとカテゴライズできる「何か」なのかもしれないし、その時点でもまたカテゴライズ不能かもしれません。ただ現時点で間違いなく言えるのは、それが面白いということ。いま、トリオフォーから目を離してはいけません。

トリオフォーの山下陽光さんは昨年オモシロ講義で京都精華大の教室をブイブイいわせたらしいですが、なんと1/9(金)、慶応大学湘南キャンパスで、倍率ドン更に倍!のオモシロさで講義なさるようですので時間のある方、ぜひぜひ!! 
(詳細は山下さんのブログ「場所っプ」参照)

で、1/20(火)は新宿眼科画廊にて「山下陽光チョロイズムshop」と題して、山下陽光さん&じゃましマン改めショボシマンさんがパフォーマンス。なんと、私もお手伝いで参加させていただきます!! めざせ「恋空」の呪文とともに、私、ケータイ小説に初挑戦。山下陽光さん&ショボシマンさんのパフォーマンスをリアルタイムケータイ小説化する予定です。号泣ならぬ改行する準備はできていたテイストで、
改行
改行
改行で、今年最初(で最後?)のケータイ小説をライブで発表予定。お暇な方はぜひ遊びにいらしてください!!


■ 新宿眼科画廊 〔OPE〕フェス
■ 2009年01月16日(金)~22日(木) 〔7日間/スペースO〕
  1月20(火)14:00~21:30「山下陽光のチョロズムshop」
■ 1500円/1day


新宿眼科画廊
http://www.gankagarou.com/s-ope.html

山下陽光さんのブログ「場所っプ」
http://blog.goo.ne.jp/bashop/


向井豊昭個人誌『Mortos』(終刊号)

2008-08-15 03:51:53 | 雑記
●『Mortos終刊号』

向井さん、『Mortos終刊号』は勿論面白かったですし(特に「新説国境論」)、「WB」の「わっはっはっはっはっは!」も『島本コウヘイは円空だった』も面白かったです。向井さんの本をわたしはこれから何度も読むだろうと思います。

※パブリックな場で向井さんを追悼する機会はわたしにはないだろうから、わたしなりのやり方というか、向井さんを手本にしたやり方でする計画です。


●『文藝』(夏号)

すでにバックナンバーとなっているのですが『文藝』(夏号)「作家ファイル」でアンケートに参加させていただきました(って、いつの話なんだか)。ご依頼ありがとうございました。しかし「自分」のことって恥ずかしいっすね。写真も回答も嘘じゃないけど人工的です。


●詩誌『酒乱』(創刊号)

詩人の谷口(哲郎)さんから詩誌『酒乱』の創刊号を頂戴いたしました。これがクオリティのある詩誌であり、かなり面白かったです。二号目はいつ頃出るのでしょうか? 楽しみです。谷口氏や廿楽順治氏の詩、稲川方人氏に関する詩論(谷口氏/森川氏)など興味深く読ませていただきました。ぜんぶ面白かったです。



●『テルテルポーズ』(創刊号)

連載させていただいている『エクス・ポ』の編集担当でもあり、あと『路字』なども編集されている、編集チーム「奔屋」の藤原ちからさん主催の新しい同人誌『テルテルポーズ』に参加させていただきました。「一握の砂漠」という掌編小説を寄稿させていただきました(例によって紙幣モノ)。クリアファイルにペラ紙を入れただけというオフィスワーク的?仕様でありながら(レイアウトもなんと全部、藤原さんひとりでこなされています)、内容はそれとは遠く。藤原さんが楽しみながら、変える/変わる契機をここから生み出してくれそうな予感。わたしも何かしないとね。というかやります。面白いので、ぜひ読んで欲しいです。吉祥寺のブックショップ「百年」で、500円(限定100部?)で販売中です。よろしくお願いします。

●『牛王』(5号)
先頃、和歌山は新宮市で開催された熊野大学の文集「牛王」の第5号がまもなく完成、発行されるようです。今回は特集「熊野」。原田芳雄氏のインタビューを巻頭に、熊野にまつわるエッセイや熊野ゆかりの作家の作品が掲載されている模様。柄谷行人「中上健次への手紙」、中上健次「柄谷行人への手紙」も。あと個人的に一押し、ぜったいに読んで欲しいのは、仙田学さんの小説「乳に渇く」。ウディ・アレン「性科学を研究・実験している医者や研究所の発見は正しいのか?」や、手塚治虫「ペックスばんざい」もビックリな、シュールな怪作です。マジ必読。正式に発行になったらまたアナウンスする予定でございます。

※今回わたしには、ちと敷居が高い(&ここのところわたしは熊野大学に不参加だし、この文集は熱心な参加者/運営陣に支えられているものなので、そういう人々のためにあるべきだと思う)ので寄稿は控えさせていだきました。わたしは表紙等のデザインを担当させていただきました。もちろんボランティアですヨ。というか仕事があれば激安で対応させていただきます!とか言ってみたり(笑)。


●読んだ/読んでる本(ピックアップ)

日高敏隆『チョウはなぜ飛ぶか』←日高敏隆はマイブーム!面白い!
石川忠司『衆生の倫理』
柏木博『「しきり」の文化論』
油谷勝海『パワーデザイニング』
澤村経夫『熊野の謎と伝説』←これ、谷川健一『青銅の神の足跡』と併読すると面白いかも!

いやあ暑くても読書は楽しいですね。

今日から北海道。ライジングサンで遊ぶ予定。私事のゴタゴタからやっと解放されたので、ちょっと羽休め。来月はモンティーパイソンの舞台『スパマロット』を観る予定。楽しみです。

『十』と『エキストラ』

2008-03-16 01:34:43 | パッシヴアタック
最近買った本、雑誌。
『小説の設計図(メカニクス)』(前田塁氏著)
『絶対安全文芸批評』(佐々木敦氏著)
『ニートピア』(中原昌也氏著・サイン本!)
『エクス・ポ2』
『イルクーツク2』
あと、文芸誌全般。

最近頂戴した本、雑誌。
『レビューハウス』(仙田学氏の短編小説掲載!)
『たんぺん』(麻田圭子氏著・私家版)

今日は久しぶりに土曜が休み。といっても午前に仕事済ませてから、午後一に新宿へでる。タワレコで『エクス・ポ』のイベント見学し、久々に新宿を徘徊してDVDを物色。BBCコメディー『エキストラ』のシーズン1,2とオリエンタルラジオの初DVD作品集『十』をゲット(BBCものでは『IT課』もみっけたが1巻目がなかったので今日は買わず。後で絶対に買う)。

とりあえず、オリエンタルラジオの『十』は何だろう、うまく言えないが受け取る感覚が新しい。傑作と言ってもいいんではないでしょうか。何の番組だったか、三木聡氏とオリラジ中田氏が対談してるの観てから、DVD作品集が出たら絶対買おうと思ってましたが、これは買いです。「天才・神崎の交渉」「情熱列島」「あの夏年の夏はよく思い出せない」「エンゲージリング」(ボルト祭はヤバし☆)などが印象深いっす(他のも面白いですが)。お笑いのDVD(最近の)で「享受」なんて言葉は初めて耳にしました。なんかBABY-Qのスタジオが映ってます。

『エキストラ』は、さすがのBBCコメディー。『the Office』のリッキー主演、エキストラ止まりの中年役者の冴えない感じ、苦笑い、ビタースイートサンバな感じが、ドキュメントともドラマともスケッチともシチュエーションコメディーとも違うというか、そのすべてのごった煮状態の手法で描かれてて。BBCコメディーはかなり進んでいます。しかも、なんかゆったりしてるのに、毒がある。「よゆう」が漂ってます。ウィル・フェレル×ニコール・キッドマンの『奥様は魔女』とか思い出したり。

じゃんじゃん入って来て欲しいブリティッシュ・コメディーです。ブリティッシュコメディーかどうかわからないうえに、名前もあってるかどうかも判りませんが『ヤング・ワン』とかいうコメディー番組がめっぽう面白いと聞きます。これも観たいです。

4月の「どん底」、5月の「シティーボーイズ」を楽しみに春をすごします。

連載「似せ金図鑑」@早稲田文学webサイト

2008-02-02 03:31:49 | 雑記
早稲田文学WEBサイト内の「WWW」で連載させていただけることになりました。誠に有難いかぎりです。仙田学氏、キョウ ミナヲ氏の連載もありますので早稲田文学のサイト、要チェックでお願いいたします。芥川賞でおなじみ川上未映子氏関連の「早稲田文学」のセット販売などもありますよ☆

早稲田文学WEBサイト
http://www.bungaku.net/wasebun/

自分は「似せ金図鑑」と題しまして短いものを書かせていただきました。「ロマン戦」のスピンオフ的な内容です。つって「ロマン戦」ってば、4年くらい前の小説なので、それとは関係なく読めるように書いていますので、楽しんでいただけたら幸いです。『エクス・ポ』での連載「¥our Voice」と併せ、よろしくお願いいたします。どちらも「貨幣モノ」ですが。

で『エクス・ポ』といえば「群像」に佐々木氏と戸塚氏が登場。同人誌という括りでの座談。それが同人誌かどうかは、読むときあまり意識しないかも。面白ければなんでも。同誌には前田塁氏の「犬身」論もあって。読んでいたら、途中で前田塁氏の単行本の広告発見。青土社からは同時期に『 LINERNOTES 』(佐々木敦氏)と『 小説の設計図 』(前田塁氏)が出るらしく。楽しみです。

本業のあいまを縫って、読んだり書いたり。情報収集に本屋めぐったり。本屋めぐりのなかで一番の収穫は、タコシェの古本コーナーで見つけた『Papers』という「雑誌」。1990年代前半に出ていたらしいのですが、これが面白い。「NON EDITORIAL」をコンセプトに、寄稿者のワープロ原稿のコピーをダブルクリップで束ねただけの「雑誌」。コンセプトも凄いですが、寄稿者も、安斎肇、天久聖一、いとうせいこう、岡崎京子、桜井圭介、ナンシー関、みうらじゅん&カーツ佐藤、松沢呉一、宮沢章夫、三木聡などとひじょうに豪華。これも、ある意味「同人誌」的なものだったのでしょうか。

『WB』Vol.11

2007-12-30 17:04:47 | パッシヴアタック
さあさあ、タダで読める愉しい文学『WB』Vol.11。巻頭に蓮實氏インタビュー、もう一つの巻頭、川上未映子氏の連載対談のゲストには『ムーたち』の漫画家・榎本俊二氏。『早稲田文学1』、来春に太田出版よりの発行を記念した『新現実』5(太田出版)に続きが掲載される柄谷行人氏×大塚英志氏の対談ありの盛りだくさん。同人誌『イルクーツク2』にも期待大の福永信氏をはじめ各連載も絶好調。向井豊昭氏の「日本国憲法十二条」(タイトルおおげさですが、ユーモアたっぷりのエッセイ)が、向井氏が「BARABARA書房」名義で発行する手書きコピー個人誌『Morts』より転載。以前、ここでも紹介しましたがキュートで面白いです。

『Morts』はすでに3号目が発行されております。月刊かなと、油断していたら、2号と3号の間は1カ月ありません。すごい刊行ペースです。読む方が追いつきません。これが向井氏のパワーなのか。。。凄いです。後でじっくりご紹介する予定です。

そう、そう、早稲田文学の仲間、不気味な、ユーモアと色気のエクリチュールでお馴染み仙田学氏が、新創刊予定の『Review House』という批評雑誌に小説を寄稿するらしいです!アーティストのドローイングとコラボだとか。これは見逃せないですぜ! 詳しい情報が入り次第またお知らせいたします。乞うご期待!!!

『WB』、『新現実』、『イルクーツク2』、『Morts』、『Review House』、『エクス・ポ』等、規模や色は様々ながら、面白い(これから刊行になるものについては面白そうな)新雑誌が増えてる気が。『hon・nin』という雑誌もあって古川日出男氏や天久聖一氏の小説が読めるし。2008年は、もっと増えたりしたら楽しい。

で、しつこいようですが『エクス・ポ』よろしくお願いいたします。できる限り多くの方に、読んで欲しいです。お求めはヘッズオンラインショップだけでなく、一部書店でも入手可能らしいです。以下、佐々木敦氏のブログより。

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エクス・ポは以下のショップでもお買い求めになれます。

ブックファースト(置いてある店と無い店がありそうなので各店にお問い合わせください)
ジュンク堂書店(池袋店、新宿店)
青山ブックセンター(本店と六本木店)
LIBRO(渋谷店、池袋店、六本木店)
紀伊國屋書店新宿店
立川オリオン書房ノルテ店
吉祥寺百年
円盤
タコシェ
ナディッフ(置いてある店と無い店がありそうなので各店にお問い合わせください)
京都大垣書店
京都ガケ書房
京都恵文社一乗寺店
京都SHIN-BI
仙台ストア・ジューゴノヴ
タワーレコード(新宿、渋谷店)
ディスクユニオン(置いてある店と無い店がありそうなので各店にお問い合わせください)
Lilmag
ONTONSON

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ブルーマングループ

2007-12-24 23:23:57 | パッシヴアタック
この三連休も仕事に追われ24日だけ休み。22日に行く予定だった三谷の舞台のチケットもイイ席だったけど手放す結果に。24日の今日は「ブルーマングループ」の公演を観に六本木のインボイス劇場へ。「ブルーマングループ」はこれ、ずっと観たかった。ようやく観ることができ感無量。アイデアのアウトプットの作法がチャーミング。笑いも最初はベタばかりなのかなあと思っていたら、ナンセンスもシニカルもあったりで。素晴らしかった。

観た後、クリスマス模様の六本木をぶらついて、ヒルズとミッドタウンを偵察し、ABCで川上未映子氏の新刊をゲットして帰宅。近所のケンタにありえないほどの長蛇の列。なんか楽しい気分に。

で、佐々木敦氏のブログを拝見すると「エクス・ポ」の寄稿者のブログ一覧が載ってて。円城塔氏のブログを拝見したら「エクス・ポ」に寄稿されている「後藤さんのこと」の読み方ガイドがあって、なるほど、これが凄い。本文が黒と赤で構成されているのだけれど、「黒+赤」、「黒のみ」、「赤のみ」と、その三通りの読み方が可能だと。面白いなあ。むかし福永信氏が「リトルモア」誌上で本文に数色を使った作品を発表していたけど、あれも面白かった。円城氏のはより複雑でしょうか。「石蹴り遊び」とか、浅暮氏の実験小説『ぬ』(のどれか)とかも思い出したり。なにしろ、ナンセンスだから好き。また、読み直してみよっと。というか「エクス・ポ」まだ全部を読めてない。まだまだ読むところがたくさんあると思うと楽しみです。ちなみにスズキロク氏、最高っス。

新雑誌『エクス・ポ』のお買い求めは
ヘッズオンラインショップで。
http://www.faderbyheadz.com/onlineshop/shop_index.html
たくさんの方々に読んでいただきたいです☆