突然のお知らせになりますが,本日付けをもって,『黒猫のつぶやき』は新サイトに移転することになりました。
移転先のアドレスは
http://kuronekonotsubuyaki.blog.fc2.com/です。
(↑クリックすれば新サイトを見ることができます)
gooブログは長年にわたって利用させて頂きましたが,ブログ機能の更なる充実を検討するにあたって,gooブログでは限界があるとの結論に . . . 本文を読む
司法修習生や弁護士の就職難については,マスコミにも取り上げられ,一般市民の皆様にも事情が知られるようになってきました。現在,66期の司法修習生が修習を行っていますが,今どきの修習生はさぞかし就職活動で苦労しているだろう,と想像されます。
しかし,実際に司法修習生と接し,就職活動の支援をしている先生から見た今どきの修習生の印象は,必ずしもそのようなものとは限らないようです。 . . . 本文を読む
7月26日,法制審議会・新時代の刑事司法制度特別部会・第2作業分科会の第5回会議が開催されました。この分科会で検討された議題の一つに「被疑者国選弁護制度の拡充」があります。
議事録はまだ公開されていませんが,配布資料『被疑者国選弁護制度の拡充』は見ることができます。これによると,被疑者国選弁護制度の対象を,全ての被疑者に対して勾留状が発せられている全ての事件」に拡大することが検討されているようです。
対象事件の拡大は,弁護士としては良いことのように思われるかも知れませんが,法曹制度全体からの視点としては,必ずしも手放しで喜べる話ばかりではないのです。
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甲南ローの院長がまた吠えているようです。
上記,8月8日付けのBecause KONANによれば,甲南大学法科大学院の前期では18名を目途に募集しているところ,今般,一般入試と未修者特別入試,また併願を含めて,延べ102名からの出願があったそうですが,この数字には相当のインチキが含まれています。 . . . 本文を読む
甲南ロー関係の記事を書こうと思ったのですが,まだ関連する情報の収集ができていないので,先に民法関係の記事を書きます。法律の専門的な話ですので,興味の無い方は適当に読み流して下さい。
今回は,7月16日に開催された第74回会議の論点のうち,前回取り上げなかった,債権の消滅時効の問題について取り上げます。 . . . 本文を読む
Schulze先生のブログでも紹介されていましたが,中央ローと慶應ローの志願者数が公表されたようです。どちらも,入試制度の変更を行い敷居を下げているのですが,中央ローはそれでも志願者減,慶應ローも微増にとどまっています。来年度は,中央ローの入学者数200人割れはほぼ確実でしょうし,慶應ローも入学者数は減るかも知れません。 . . . 本文を読む
日弁連会長ブログに福原哲晃副会長(大阪弁護士会所属)が記事を書いていますが,福原副会長には自分の息子と言ってもよいくらい親密にお付き合いしている,トルコ人のファーティ君という青年がおり,そのファーティ君が最近ご結婚されたそうです。
それ自体は別にどうでもいいのですが,そのファーティ君が日本の弁護士を目指して挫折したという話が,とても印象的でした。 . . . 本文を読む
政府は8月8日の閣議決定で,内閣法制局長官に小松一郎氏を任命しました。小松氏は,一橋大学を中退した後,昭和47年に外務省へ入省し,欧州局長や国際法局長などを経て,平成23年から駐仏大使を務めてきた外務官僚ですが,これまで内閣法制局における勤務経験は全くありません。 . . . 本文を読む
日弁連や各地の弁護士会では,法律相談事業や法律援助事業に力を入れており,会員から徴収された会費収入の多くがそれらの事業に費やされていますが,それらの多くに疑問の声が挙がっています。
例えば,各地の弁護士会が主催している法律相談センターは,もちろん弁護士会の会費で運営されているわけですが,実際にはあまり利用されておらず閑古鳥が鳴いているようなところが多いようです。 . . . 本文を読む
コメント欄で情報のあった新潟大学法科大学院の件について,法曹人口問題全国会議のMLで情報が流れていました。『8月に改革案最終まとめ』(新潟日報モア)によると,新潟ローは8月19日に(1)単独で維持,(2)他大学と連携し維持,(3)廃止のいずれかで方向性をまとめる方針のようです。 . . . 本文を読む
今回の記事は,いつもながらのお話である割に,やたらと手間がかかりました。何に手間がかかったのかは,・・・たぶん読めば分かると思います。
法曹養成制度検討会議に対する批判は,細かいことを除けば大体言い尽くした感じですが,検討会議が行ったパブコメの手続きは法的にも問題がある,という話です。
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法制審議会民法(債権関係)部会では,中間試案に対するパブリック・コメントの結果を踏まえ,7月16日開催の第74回会議から,要綱案の取りまとめに向けた検討(いわゆる第3ステージの検討)が始まっています。
黒猫自身は,今次の民法改正にはあまり賛成できない立場ですが,中間試案で過激な提案がいくらか削減されたことで日弁連などの態度も軟化しており,このまま民法改正が実現してしまう可能性も否定できないので . . . 本文を読む
最近書店で『週刊エコノミスト』という雑誌の8月6日号を買ったのですが,この雑誌では『食える弁護士 食えない弁護士』という特集が組まれていて,その中に『企業が信頼する弁護士ランキング』という記事がありました。
今回は,この『週間エコノミスト』の記事を踏まえて,最近のブル弁事情について少し考えてみようと思います。 . . . 本文を読む
法曹養成制度の問題については,閣僚会議の結論先送り決定で展望が見えない状況になっていますが,それでも民間レベルの動きはあるようです。今回はそのうちの2つ,パブコメ意見の全文公開と給費制廃止違憲訴訟に関して触れることにします。
1 法務省がパブコメ意見の全文公開へ
一聴了解さんの記事によると,法務省は検討会議のパブコメで寄せられた意見の全文について,10月末以降にホームページで公開する方針を採 . . . 本文を読む