マッタリ家庭教師のポシライフ

豊かな暮らしを求めます!

自己推薦終了

2007年02月17日 00時59分29秒 | 塾のお仕事
岡山県の公立高校入試のシステムの1つに自己推薦入試がある。

かつては学校推薦で,しかも旧岡山5校や倉敷4校は受ける事ができなかったのだが,
今は自分の受けたいところを受ける事が可能になった。

総合選抜制度もなくなったし,行きたい高校を2回受けれるなんて恵まれてると思わざるを得ない。

但し,この自己推薦入試の倍率は高い。
普通科の定員は32~多くとも60人ほど。
一般入試を含めての定員は320名,入学志願者の合計は400を超えるくらい。
従って,倍率は10倍近くになることも多々ある。

まぁなかなか高い壁で,俺らも「自己推で!」とは推せない。

あくまで「一般入試で受かる実力を!」を合言葉にやってるわけだけど,
実際には「ここで受かって欲しい」と願うわけである。


今日がその合格発表日。
いつもより早い出社。

電話が鳴るのを心待ちにしていると,2時過ぎに電話が鳴った。

「先生!!受かりました!!!!!!」

つばが受話器越しに飛んできそうな勢い。
かかっても構わない,それくらいにうれしくなりました。

それを皮切りに,合格の報告,不合格の報告が舞い込み,
結果,19名中9名が見事合格していきました。
うち8名は普通科系の合格で,もううれしくてうれしくて。

もちろん不合格者が出たのだが,もともと一般を視野に入れてのことだし,
そこでは絶対受かると思うから本当に喜びが爆発したのです。

ちなみに去年はやはり19名受けて合格者は5名。
普通科系の合格者は3名だったのだから,ホント今年は大躍進。

子ども達の頑張りには脱帽です。


自己推薦組
一般入試組

何とか全員合格を勝ち取ってもらって,一堂に集めて記念撮影をする。

これが俺のささやかな夢。


一般入試まであと3週間。
あと一踏ん張り,がんばらなきゃならん。

一人の命と一人の命

2007年02月10日 23時51分16秒 | 
先日、痛ましい事故がありました。

自殺願望のある女性が,その想いを遂行すべく線路内に立ち入り,
それを交番勤務の警察官が助けに入り,2人共々電車にはねられ,
警察官は重体,女性は重傷とのこと。

↓探偵ファイルより
死を賭けた警察官がいる/BOSS

俺は自殺はいけない事だとは思いますが,それをしようと思う大人を止めようとは思いません。
冷たい人間と思われるでしょうが,止めやしません。
子どもの場合は話は別ですが・・・

死を選ぼうという決断に至るまで,どれだけの苦悩があったのか,外部の人間からは図り知る事はできないだろうからです。

色々と光を求めているが,一向に光は射さない。
射す気配もない。

「死ぬな,生きろ」
と言うのは楽だ。

じゃあ,どうやって生きるのか。
光明も無いままに,そして差し伸べる事もできないとしたら,そんな無責任なことは言えない気がするわけです。

「生きていたらきっといいことがある」

もちろん大半の人はそうなんでしょう。
しかし,そうではない人もいるのです。

その人が考えて考え抜いた結果,
耐えて耐え抜いた結果,
行き着く先がそこだとしたら止めようがないと思うのです。


自分の生死を選択する権利はあっても,他人の生死を選択してはいけないんです。


どうして,人を巻き込まないような方法を取らないのか。
例えそれが一番早い道だったとしても,巻き込む可能性のある方法を取るべきではないはずです。
今回の事故はまさにそうなんです。

世間で脚光を浴びるような警察官とは異なり,
周囲から愛されていて,他人のために命を張れる警察官を巻き込んでしまったのです。

憤りにも似た気持ちが芽生えました。


何とか警察官の方には生還することを祈るばかりです。



最後に,俺は自殺否定派ということを付け加えておきます。

生きたくても生きることができない人がいる。
必要とされていながらも生きることができない人がいる。

そう思うと自分は五体満足で生きている事に感謝しているし,
両親や家族、親友や友人たち、そして生徒たちがいる。

そんな人たちを差し置いてどうして自ら死を選ぶ事ができましょうか。


どんなに苦しい状況になったって,周りの人たちに助けられているのです。

そう思うと,そのような愚行をするわけにはいきません。


最後の灯火が消えるその日まで俺は生き続けます。

不変のこと-枕草子より-

2007年01月29日 01時16分04秒 | 古典文学
以下は『枕草子』より抜粋

 男こそ、なほいとありがたく、あやしき心ちしたるものはあれ。いときよげなる人をすてて、にくげなる人をもたるも、あやしかし。公所に入りたちたるをとこ、家の子などは、あるがなかによからむこそは、えりておもひたまはめ。およぶまじからむきはをだに、めでたしと思はむを、死ぬばかりも思ひかかれかし。人のむすめ、まだ見ぬ人などをも、よしと聞くをこそは、いかでとも思ふなれ。かつ女の目にもわろしと思ふを思ふは、いかなることにかあらむ。


意訳はこうだ。
「男は不思議な生き物だ。清楚で美しい女性を捨てて、醜い感じの女性を妻にするのも不思議だ。朝廷に仕える男や良家の男は、たくさんの女性がいる中で『いい』と思う人を選んで思いを寄せるのがよいでしょう。手が届かないような身分の女性でさえ、すばらしいと思う女性を死ぬほど想いを寄せればよいでしょう。人の娘や、まだみたことのない女性なども、美しいと聞くなり、どうしてでも手に入れようと男は思うものである。その一方で男は、女性から見ても醜いと思う人を好きになるのは一体どういうことであろうか。


清少納言って、ひどいこと言うよ。
でも、確かに今でもこのことってあてはまりますよね。
男女が逆になっても同じことがいえそうだしね。

「なんであんな美人があんな奴と・・・」
みたいなことありますもん。

時は変われど、人は人でしょうか。

まぁ身分蔑視の部分などチラホラ見えるけど、清少納言って人間味があって結構好きかな。
高校の古文の授業でも、単に文章を読むだけにしなければいいのにね。
結構面白いのになぁ。

部屋探し

2007年01月26日 23時59分03秒 | ポシライフ
俺は部屋探しは得意だと自負する。

自分の気に入る部屋を見つけるためなら、どれだけの不動産屋を回っても、何軒の物件を回っても苦にならない。

別に何の能力も要らない。

自分の足と目があればできる。


チェックのポイントもあるのだが、それはさておき、
自分の足と目以外に必要なもの、
それは口と耳。

つまり、物件について疑問に思ったことは聞く。
いや、思う前に自分なりに聞くことを用意しておく事だ。

例えば、
学生が多いのか、そうでないのか
リフォーム済か違うか
ゴミ捨て場と収集日
ガス会社
・・・

などあげればキリがないが、準備をしておくことはかなり重要だと思う。

物件を探す時に何の判断材料も持たずに不動産屋に問い合わせをしていませんか?
不動産情報誌だけを頼りにしていませんか?

度々引越しのできる身分ではないゆえ、後悔のない選択をしたい。

そうすれば自ずといい物件にめぐり合えると思うのである。


これは不動産に限った事ではないが、
人任せにして、あとから文句を言うってみっともないと思うんです。

相手はプロかもしれないけど、商売のプロでもあるのだ。


自分のできる範囲で学ぶ姿勢を持つというのは、今の社会で生きるために不可欠なことだと俺は思うわけです。

あるある

2007年01月21日 01時03分14秒 | 社会
本日のyahooニュースより

<あるある大事典>「納豆ダイエット」はねつ造 関西テレビ

毎日新聞の記事によると

「納豆を食べるとダイエットができる」との内容だったが、研究者のコメントや被験者の検査データをねつ造していた

とのこと。

まぁメディアによる功罪っていろいろあるのだろうが、捏造ってねぇ。


nissyさんの記事にもあったことに関連するかもしれないけど、
様々な性格の様々な番組を持つとは言え、発信元のTV局って限られているし、
それこそ信憑性を疑われていても仕方はないだろうな。

「あぁ、あの局ね。」

みたいな。


まぁテレビの情報に対してこれ以上突っ込みたくも無いが、
このことから感じた事。

多種多様な情報があって、それを我々は手にする事が出来る。
ただし、その真贋は誰にもわからないはず。

納得して自分の懐に引き寄せることができた時、それは真実となり、
その逆の場合は真実となりえないのではないだろうか。


真実は与えられるなど考えてはいけないと思う。
それは今の時代にあぐらをかいている証拠。

自分で真実を見つけ出す、そんな力を持った人間に成長していければ、と思います。

語呂PART2

2007年01月20日 01時07分46秒 | 勉強法
昨日に引き続き語呂を。
今は中学生に数学・理科を教えているわけで、理科は特に暗記が必要な教科です。
そこで教えながら語呂を開発しました。

たとえば
銅と酸素の化合時の質量比は


銅:酸素=4:1
(道三 よ い)


油売りの出と言われる斎藤道三は暗君土岐頼芸を追いやって美濃一国の支配を確立した。
下剋上の申し子であるが、これが戦国の慣わし。
優れた人物が支配しなければ忽ち戦乱が勃発していくことだろう。

また
化石が埋まっている地層の時代がわかる「示準化石」の覚え方は
ナウマンゾウ、ビカリア、アンモナイト、キョウリュウ、フズリナ、サンヨウチュウ
を覚え、頭文字をつなげて


ナビアキフサ


これを覚える時、のび太をリンクさせると覚えやすいようです。
しかも
「ナビ」→新生代
「アキ」→中生代
「フサ」→古生代
と時代順に二個ずつ分けれる優れものなのです。


鉱物で有色鉱物の覚え方。


感覚器、黒っ!


感→カンラン石
覚→角閃石
器→輝石
黒→黒雲母

これでいけます。
残すは無色鉱物だけど、長石と石英でこれは結構覚えやすいし、
この語呂で不自由はしません。


馬鹿らしいのですが、授業でポロっとストーリーを交えて話すと意外と生徒たちの印象に残るようです。

語呂

2007年01月19日 01時20分23秒 | 勉強法
ルート2→ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ:1.41421356…
794(なくよ)ウグイス平安京:794年平安京に遷都

など、語呂で覚える勉強法ありますよね。
俺も語呂は好きで、高校時代に息抜きで自分で作ったりしていました。

邪道だ、とか言う意見をお持ちで受け入れない方もいらっしゃいますが、
あくまで受験のため、点数を取れば合格できる現実を考えたらアリかなって思うわけです。

結局は記憶しなきゃいけない。
そのために脳のチャンネルといかにリンクさせるかが語呂の真髄だと思うのです。
最終的にはきちんと覚えておかないとダメな場合も多いですがね。


高校時代の日本史語呂の最高傑作。

「楽々例文、フェー五郎。異国の海の森でアヘンを吸って死んだらドルがペリプチャ。」

まぁ全く意味がないわけですが江戸時代の対外関係は結構いけるんです。

楽々→ラクスマン来航
例→レザノフ来航
文→文化ブジュツ令
フェー→フェートン号事件
五郎→ゴロウニン事件
異国→異国船打払令
海→シーボルト事件(海→sea)
森→モリソン号事件
アヘン→アヘン戦争
死ん→薪水給与令
ドル→ビッドル来航
ペリ→ペリー来航
プチャ→プチャーチン来航

これで13個も覚える事が出来ました。
まぁ強引ですが、覚えりゃ勝ちってことで。

何かインパクトの強い語呂や自作語呂があれば教えてください。

新年明けました

2007年01月15日 13時29分23秒 | 塾のお仕事
mixiをやり始めてから、本当に放置される事が多くなったこのブログ。
閉鎖しようかと考えたけど、過去の自分がここにいるのでそのままです。

一月は二日から仕事で、事実上の休みはまだ御座いません。
でもそこに不満は無いんですけどね。

受験生を抱えていたらそりゃそうでしょ。

一月は中学受験のシーズン。
受験は1段落して、結果もチラホラ出始めています。

お陰様で好結果が現れています。

今日の岡大附属の結果と週末の操山・天城の結果、
ここが大きいんですが。。。


そして高校受験へ。

私立の特別推薦から始まり、公立の一般まで。
約1ヶ月半。

その間には大学受験。

週末のセンター試験、そして私大、国公立2次。


春まで安息の日を迎えられることはなさそうです。

でも、毎年この時期になると合格の喜びを感じ、心を揺さぶられるわけです。

1年に1回喜びが待っている仕事などそうそうない、
そう思いながら今日も仕事へ行ってきます。

ルールの必要性

2006年10月13日 11時42分03秒 | 社会
久々の投稿です。

yahooニュースを見ていたら、気になる記事があったので紹介します。

「なれ合い型」学級崩壊が急増 「反抗型」影潜め 一見和やか 先生は友達…

これ最近ヒシヒシと感じるんです。
俺は塾講師ですがクラス指導で教鞭をとっています。
学校だけではなく、塾にもルールがあります。

俺はルールには厳しいです。
統制無き集団は危険だと思うからです。

ルール違反は厳しく怒ります。

当然、怒るとクラスの雰囲気は悪くなります。
でも、そこをフォローするのも務めだと思っています。

悪い事をしたら怒り、良いことをしたら誉める。

ただそれだけなんですよね。

俺の数学の授業は活気があるし、楽しい自信がある。

でも、もう1人がやる英語の授業の時は違う。
生徒に聞くと
「英語の時間はうるさいんですよ」
と、何人かからの声。

もちろん生徒は楽しんできているようなんだけど、何か雰囲気が違う。

それはまさに「なれあい」を生徒が感じてしまっているからだと俺は思っていた。
だから今はソレを何とかしようと、あれこれその先生と話をしている。


なぜ、こういう「なれあい」が起こるかと言えば、
やはり、先生が怒る事に慣れていないからではないでしょうか?

「怒る事になれる」=「怒られた経験が少ない」
っていうことも多分にあるでしょう。


勉強だけ教えて、はい終わり。
そんな塾はもはや要らないのです。

学校で教えにくい事。やりづらい事も民間だからできる。

子ども達を大人に仕立てていくこと、これが我々塾講師の役割だと捕らえ、
学校の補完期間として邁進して行かなくてはいけないと改めて思い直しました。

夏はかきいれどき

2006年08月17日 22時29分00秒 | 塾のお仕事
去年もそうだった用に思いますが、夏期講習の前はココに経過を書き込もうと前向きになるんだけど、いざ始まると、色々と億劫になってしまって・・・

申し訳ないです。

さて講習会も1段落しました。
この夏を終えて(まだだけど)、新規に11人が塾に入る事になりました。


今日も懇談をやってきたのだけど、
やっぱり授業が面白かったって言われるのが一番嬉しいかな。

もちろんわかりやすいともいわれますけどw


勉強が嫌いな子でも、この先生なら・・・
と思われたいし、なにより学校の先生には負けたくない気持ちは強いです。


願わくば、実績重視で生徒を選ぶ節のある我が塾だけど、
実業系の高校を目指す子を何とか引き受ける事が出来ないだろうかとも思うが、

まぁそれはいずれ見る我が塾の課題として取っておくとするか。