毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これから楽しむのは、イ短調のファンタジーとフーガ(BWV904)です。演奏は昨日と同じく、アンドレア・ブッカレッラで、「Fantasia」と題されたアルバムに収録されたもの。ブッカレッラの弾くのはフィリップ・ユモーの2014年製チェンバロ(ヨーハン・ハインリヒ・グレープナーの1722年製にもとづく)で、録音は2022年です。

CD : RIC 438(RICERCAR)

RIC 438

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今週前半にきいていくのは、イタリアのチェンバロ奏者アンドレア・ブッカレッラの「Fantasia」。2022年録音のアルバムにはバッハのほか、アンドレーア・ガブリエーリ、ウィリアム・バード、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ジョン・ブル、ジローラモ・フレスコバルディ、ヨーハン・ヤーコプ・フローベルガー、ヨーハン・パッヘルベルといった、鍵盤楽器の名手として名をのこす作曲家たちの音楽が、それぞれ1曲ずつ収録されています。

バッハのみ収録曲は3曲で、これからきくハ短調のファンタジー(BWV906)から収録順に楽しみます。ファンタジーは演奏効果も高く、とても華麗。これににフーガが続くのですが、そのフーガは未完です。補完して録音する演奏家もいますが、ブッカレッラはファンタジーのみ弾いています。使用楽器はヨーハン・ハインリヒ・グレープナーの1722年製にもとづく、フィリップ・ユモーの2014年製チェンバロです。

CD : RIC 438(RICERCAR)

RIC 438

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復活節後第2日曜日にきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる「イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ」(BWV104)です。このカンタータは1724年4月23日に初演。牧歌風の合唱曲にはじまり、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、アリア、コラールという全6曲で構成されています。レウシンクたちの録音は2000年。管弦楽と合唱は、ネーデルランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団で、独奏者は、クヌート・ショッホ、、バス・ラムセラールです。

CD : 99377(BRILLIANT CLASSICS)

99377

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昨日に続き今日もきくのは、デュオ・イン・ヴェントの「Inventions en Folie」(PARATY PTY8231139)から、オルガンのためのソナタ第5番(BWV529)です。同ソナタはさまざまな楽器の組みあわせ録音されていますが、リコーダーとアコーディオンははじめてかもしれません。演奏にあたっては原調ハ長調はヘ長調に移調。編成のめずらしさはあっても、なんの違和感もく楽しむことができます。

ところで、アルバムにはバッハだけでなく、マラン・マレの「スペインのフォリア」、アントニオ・ソレールの「ファンダンゴ」、アントニオ・ヴォヴァルディの「フラウティーノ協奏曲」が収録されています。どれも楽しめますが、アンブル・ヴュイエルモーズのアコーディオンによるソレールはとくに秀逸。予備知識がないかただと、アコーディオンのオリジナル曲だと思うのでは。

PTY8231139

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今日と明日楽しむのは、デュオ・イン・ヴェントの「Inventions en Folie」(PARATY PTY8231139)です。デュオ・イン・ヴェントは、リコーダーのマリオン・フェルメとアコーディオンのアンブル・ヴュイエルモーズのアンサンブル。ともに発生方法はちがいますが、リコーダーもアコーディオンはともに風の力で音を出す楽器で、アンサンブル名はそこからきているようです。ちょっとつながりのなさそうなアンサンブル名が、アルバム表題の由来とみられ、表題を直訳すれば「狂気の発明」ですが、(リコーダーとアコーディオンのアンサンブルは)「愚か者の思いつき」といった感じでしょうか。CDも発売されているようなのですが、手元にあるのはダウンロード版で、解説書がないのがざんねん。そのため、使用楽器や録音年(おそらく2023年ごろ)などについては不明です。まあ、「愚か者の思いつき」ということで、気軽に楽しむことにしましょう。今日きくのは、ロ短調のオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ(BWV1030)。もちろん、リコーダーとアコーディオンでの演奏です(編曲はフェルメとヴュイエルモーズ)。

PTY8231139

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