アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

エゴの声、ハートの声 2

2024-04-06 19:34:36 | 思い
先に述べたとおり、多くの人にとって、自己は子どもの頃から、ほとんどエゴに乗っ取られた状態にある。だから「エゴ=自分」と信じて疑わない。なにかにつけエゴの声はとても大きいし、対してハートの声は感じれるかどうかの微かなものだ。ではこのエゴを小さくしてハートの声を復活させるには、どうしたらいいだろうか。 例えば私がしたように「信念体系」というものに正面から取り組んで自己を変えていく方法もある。またバシャ . . . 本文を読む
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エゴの声、ハートの声 1

2024-04-05 19:25:50 | 思い
母なる地球が次元上昇するのに合わせて、今多くの人が自分の意識を変えようと試みている。そしてこのための豊富な情報がメディアやネット上で容易に入手できる状況にもある。更に宇宙からはそれを助長し支援してくれる膨大な量のエネルギーが注ぎ込まれている。時は絶好のタイミングにある。そして実際に多くの人たちが日々生まれ変わっている。 しかしながら、この作業に少なからず停滞してしまっている人も多い。その多くはいわ . . . 本文を読む
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完璧主義

2024-03-30 17:41:08 | 思い
若いころ、食器を洗う時は使う前よりもきれいになるまで洗う、という言葉を聞いたことがあった。そうかそれがいいのだなと思って、長い間そんなことを真面目に心掛けていたりした。しかしよくよく考えてみると、これは噴飯ものである。モノは使えば必ず消耗する。いずれは壊れるなり摩耗して原形を失う。これは自然界の摂理であり、およそすべてのものに当てはまる。それなのにいったい誰があんなことを言い出したのだろう。まあ、 . . . 本文を読む
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ゴミの行方

2024-03-20 09:01:09 | 思い
私の家の隣りは少し高台になっていて、家が一軒ある。そこは地形上風当たりが強くて、風が吹くとよくうちの畑や山の中にそこから物が飛ばされてきた。みな、その家から飛んで出たものだということは明らかだった。他に該当するような家が無いのである。その家には70代になる老夫婦が二人住んでいた。 そこで私は越してきてしばらくの間は、それらの物を拾い集めてはまとめてその家との境の畑の脇に置いておいた。たぶん飛ばされ . . . 本文を読む
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蓄熱テーブル

2024-03-14 09:48:46 | 暮らし
今年はまるで冬がすっぽりと無かったかのような暖かい冬だった。しかしこの山里では例年そうではない。最低気温はマイナス10度を下回るし、台所の流しが凍り、隙間風に震えながら布団を肩に背負って炬燵に入るのがいつもながらの状態だ。わが家は築(推定)85年くらいの、たぶんただの水飲み百姓の家だったと思う。屋根こそトタンに葺き替えてはあるが、冬はとても寒い。 玄関スペースを暖かくしたい。真剣にその課題に取り組 . . . 本文を読む
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豊かさの秘訣

2024-03-09 11:45:38 | 思い
私がこの地に越してきた22年前、それまでの農業経験から、作物は必ず無農薬・無化学肥料で作ろうと決めていた。そこでさっそく土作りに励んだのだったが、なにぶんそこは長年の慣行栽培で土は汚染され生態系は破壊されていた。簡単にはできない。どうしても農業を軌道に乗せるには時間がかかってしまう。そこで私は、玄米と野菜、そしてそこらに生えている野草を食べることにした。持ち金をできるだけ減らさないためである。また . . . 本文を読む
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猫家の新しい出発

2024-02-24 15:20:57 | 猫家
昔、東京でサラリーマンだった頃、人が互いに扶け合い、慈しみ合って生きることはできないものだろうかと思った。都会では無理だが、田舎に行けば、自然や生きものたちと触れ合う生活をすればできるのではなかろうか。当時私は35才だったが、そうして仕事を辞めて田舎を探した。今からもう27年前のことである。それから各地の農村を渡り歩いた。 流れた末に行き着いたこの岩手の地で、出会ったおじいさんは昔確かにそういう世 . . . 本文を読む
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恍惚の猫 2

2024-02-22 20:11:50 | 
ここでまず、「猫」とは一体どんな生物なのかを見てみよう。 現在世界中で飼われているイエネコの先祖は、リビアヤマネコに行き着くといわれている。アフリカ北部からアラビア半島にかけての乾燥地帯に分布する野生ネコだ。ネコの身体の機能からして、明らかに森林地帯に起源がありそうなものなのだが、どうして砂漠やオアシスが点在する乾燥地帯なのだろうか。これについて私はひとつの考察を巡らせてみた。 サハラ砂漠が太古の . . . 本文を読む
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恍惚の猫 1

2024-02-21 11:40:52 | 
ミーコばあちゃんはこの春が来れば23才になる。人間でいえば120才くらいかもしれない。獣医さんが、今まで見た最長齢の猫だと言っていた。私がこの家に越してくる際に、連れてきた猫の一匹である。その時は手のひらに載るほどの子猫だった。 彼女はお日様が差すと、よく外に出て日向ぼっこをする。目を閉じて弛緩した面持ちで。それは冬でも同じで、彼らにとっては戸外の寒さなど、お日様の心地よさに比べれば取るに足りない . . . 本文を読む
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「マルダヌキ物語」

2024-02-07 18:06:38 | マルダヌキ物語
【上の絵は、描き始めた当時のマルダヌキ】 マルダヌキを描き始めたのは、もうずいぶん昔のことだ。 あのときは夏だった。廃屋のようなこの家に引っ越してきて、1年かそこらが経った。チラシや広告の裏にいきなり筆ペンで描いた。登場人物はわが猫家の家族たちで、題材は暮らしの中にたくさんあった。子どものころ、実は私、漫画家志望だった。 描いた画用紙の束は日に日に厚くなって、次第にひとつの「物語」を形成していっ . . . 本文を読む
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