サイゴン・スカイデッキで優雅なランチを終えて地上に降りてきた。
これは帰国してから抹茶を点てた際の写真。お菓子の器もホーチミンで購入した。
その間、ずっと激戦を繰り広げていたわけではない。
ホーチミンって、半円状の街だと思う。
その外周の一角から(本来の円の)中心を目指して蛇行しながら歩いたっていうイメージ。
で、中心部分にあたる?サイゴン川の畔へ。
予習替わりに視たテレビ番組でも紹介されていたホテル。
ちょこっと入ってみた。
フランス統治時代の空気が伝わってくるような。
そして、いよいよランチを予約したお店へ。
サイゴン・スカイデッキ。ホーチミン市のランドマーク。
展望デッキではなく、レストランへ。
2日前に訪れたランド―マーク81タワーも見える。
直下の眺め。
久しぶりにフランス料理?のコースをいただいた。
3日目はベトナム料理の高級版が食べられなかったねぇ。そのリベンジ!
ベトナムはかつてフランスの統治下にあったから、こういったナイフフォークでいただく料理もレベルが高い。
美味しかったし、眺望も最高だったし、大満足! サイゴンスカイデッキはサイコー!
そして、午後の部へ。
今年の1月2日の午前中の話。
南部女性博物館を出て通り沿いに先へ進んだ。
最終日はいわば予備日で初日(12/30)に寄れなかった観光スポットを巡った。
建物がレトロでいいね。
人通りが多くなってきたなと思ったら、目の前に市場。
タンディン市場。
初日に訪れたベンタン市場も大きくて立派だったけれど、こちらも大きくて建物も立派。
別名「布市場」と呼ばれるだけあって、衣料関係のお店が充実していた。
民族衣装のアオザイがきれい。
もちろん、食べ物関係のお店もいっぱいあって、布と食材が隣接する配置にクラっとしそうになった。
市場の隣?はピンク色の教会。
タンディン教会。(年が明けたのに、まだXmasの飾りが残っていた)
大きなキリスト像。日本の教会ではあんまり見かけないかなー。
外から見た程度だけど、ステンドグラスが美しい。
結構歩いたので、カフェタイムを摂ることに。
どこぞの露地に入る。友人がスマホをチェックしてお店を探している脇で私は路地裏の風景が珍しくてキョロキョロしていた。
おしゃれなお花屋さん。日本とあまり変わらない。
レトロなアパートメント。なんか、オシャレに見える。
友人おすすめの雑貨屋さん。
友人が買ってプレゼントしてくれたグッズがとてもかわいい。
パッケージはご飯キャラ。
布巾というか日本手ぬぐいのような。
2024年のカレンダーになっていた。
布として使うのはもったいなくて。
タペストリーとして部屋に貼っている。
祝日がベトナムのものなので、ちょっと不思議。
でも、毎日ついつい眺めちゃう。
で、このグッズ屋さんのはす向かい
にあったカフェで休憩(したと思う~)。
やはり古いビルで「ふるカフェ」って感じ。ホーチミンらしくて素敵なお店。
店内も素敵だし、床がよかった。
思わず床をしげしげ見ちゃった。
ここで飲んだのは塩コーヒー。
昨夏、NHKのBSで何年か前に放送されたベトナムの食文化を巡るドキュメントの再放送で「最近のベトナムで若者たちに人気」と紹介していた。
別にしょっぱくなかった。
正直なところ、初日に飲んだエッグコーヒーも卵っぽいところはわからなかった。
エッグも塩もどちらも美味しいぞ~というのが素直な感想。
本来、私はホットコーヒーをしみじみ飲んで味わいを感じるヒトなので、アイス珈琲になっちゃうと違いはわかんないなぁ。
水分補給した後はやや急ぎ足で中心部へ。
ふと気づけば4月も下旬。
昨日から二十四節気の穀雨に入った。
次は立夏ダ。
暖冬だったはずなのに3月が彼岸に入っても寒いまんまで
桜の開花が遅れ、暖冬で収穫時期が早まった野菜が今度は成長が停滞?
いきなり高騰しちゃって。
そんな中、例年だと視界にさえ入らなかった筍の値札があまりにも割安で。
(ニュースによく登場する某スーパーの店長さんも筍とジャガイモをお薦めしていた)
米ぬかと一緒に試しに買って、あく抜きして食べたら美味しかったので
以来、お値段みながら財布と相談しつつ週末に買っている。
これで3度目。
来年からも春の風物詩になるといいナ。
今日は散歩中、藤の花が目に入った。
桜が終わったらフジか。咲いている時期は意外と短い。
タイミングよいとあちらこちらで見物できるのね。
そして、もう一つ。和菓子屋さんに「柏餅あります」の貼り紙が。
さっそく買っちゃった。
今や春は駆け足の詰め込み型か。
あれもこれも季節を味わうのが忙しい。
朝食を終えて、ふたたび街の散策。
食堂の場所がどこにあったのかは把握できていないのだけど、
そこからホーチミンの中心部に向かって歩きだした。
「ちょっと興味深いふるカフェがあるんです」と友人。
見た目は普通の古いビルをリノベしたカフェなんだけど、地下壕があるのだという。
その場所に到着。ビル? 一軒家?
市松模様の床がすてき。
友人が「あれ?」 「カフェじゃなくなっている~」。
前年に訪れた時はこの場所がカフェだったんだけど、現在は向かい側のビルに移転?されていた。
向かい側のビルにスタッフさんに聞いたところ、スタッフさんが来て徐に床の板を外してくれた。
おぉ。地下壕に向かう秘密の入り口が。
下に降りてよいとのことだったので、降りてみた。
ベトナム戦争時は武器庫だったようで。
秘密基地に使われていたのかな。
※ご参考 余所様のブログ
SNSなどで人気が出たのか、この場所はギャラリーになっちゃったみたい。
友人曰く「カフェだったから、よかったのにぃ」
確かに。で、カフェ利用はやめた。(見学だけゴメンナサイ~)
一応、新年ということで国旗で飾られた露地。
インターナショナルスクール。
ベトナムでは1月2日は平日扱いなので、子供たちも登校していた。
南部女性博物館へも訪れた。
無料だけど、入館証を出してもらう。
アオザイの変遷が興味深かった。
また、ベトナム戦争に散った女性戦士の紹介も。
日本には存在しなかったからねぇ。
2日前のクチトンネル(戦跡見学)でも女性戦士の存在があったなぁ。
これはちょっと衝撃だった。(正直なところ、ベトナム戦争における女性戦士の存在を知らなかったので)
※ご参考 余所のサイト
ベトナム戦争時、サイゴンは取材基地だった~という印象が強い。(米軍の拠点だったという印象もある)
戦場になったのは終結時のサイゴン陥落の時だけ?なんていう思い込みもあったりして、やっぱり理解が足りていない。
だけど、サイゴンの面影を遺す街に戦時の名残もそこで戦ったベトナムたちの存在も記憶もしっかり遺されている。
そのことが強く理解できた街散策だった。