岩室温泉ゆもとやを後にし
出雲崎に向かう。
道中…
ナビのアホな案内にだいぶ振り回され
通らなくていいような田んぼの中の細ーい道を何キロも走ったりしながら
出雲崎おけさ全国大会の会場
出雲崎町民体育館に到着。
入場券を買おうと思ったら
「入場無理ですよー」と入り口の係りの方に言われ
うちわを渡される。
???
なんで、うちわ?
客席と舞台のある体育館に入って納得。
冷房完備が無い…
マジかー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
今日は何℃あるんだ???
いや、考えるのはやめよう。
とりあえず、空いてる席確保して
大会観戦。
パタパタとうちわ扇ぎながら
地元の方々の唄う出雲崎おけさを堪能。
県外の出演者が唄うと、ちょっと感じがかわる。
やっぱり新潟県内の人の唄の方が、なんとなくあじがあって良い感じ。(笑)
はやし言葉の違いに気づいてみたり
箇所箇所、言葉尻が違うのに気づいてみたり
発見!!がいっぱい。
おもしろいぞ、出雲崎おけさ。
そうこうしてるうちに、愛弟子登場。
そうそう。
ナイショで応援に来たのに
会場に入った途端に見つかってしまった。
恐る恐る近づいて来て
「先生!?先生!?!?どしていらっしゃるの!?!?」と、あちゃ!あちゃ!する様は
なんとも可愛い。
応援に来たのさ☆と伝えると、みるみる笑顔になってくれた。
あら、私も嬉しくなって来た。
来てよかったー。
お弟子ちゃんのご両親にもあってビックリ!されたけれど
やっぱり喜んでくれて…。
そんな愛弟子、予選で登場するも
あまり良い唄では無かった。
元気が無いというか、緊張してたのか、固くなって声も伸びがない。
お稽古の時は、もっとよく唄うのになぁ…と辛口評価で聞いていた。
決勝に残れるか?
結果が出ると、予選は全体の7位の成績で通過。
決勝は12人での戦い!
よし。
作戦会議だ!
愛弟子と三味線を持って来てくれているお母様と3人で楽屋で確認練習。
予選の音源を聴きながら、音が不安定なところ、もっと声を張る所、を確認して
声出しをさせる。
何回か気になるところを直し
やれることはやった。
あとは、愛弟子ちゃん次第。
さー決勝!行って来い。
抽選で引いた番号は6番。
真ん中ね…よしよし。
ん?
決勝が始まった時間は15:15を過ぎている…
まずい。
帰りの新幹線の時間を考えると
会場を15:30には出なければならない!!
いや、でもお弟子の唄は、聞かなきゃ帰れねー。
腕時計見ると…15:35。
司会のアナウンス…6番 佐藤愛珠さーん
☆☆☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆
☆☆
☆
よーし!良い唄だったー!!
今唄える限りの、良い唄だった!
もう結果なんて、どーでもよい!
お弟子のお母様に、とにかく褒めてあげて!!と伝えて、会場を飛び出す。
ブンブン丸アッコ号…とにかく飛ばして
新幹線駅に向かう途中
携帯が鳴る。
大会の結果を知らせる知人からだった。
誰?
誰が優勝したの???
だれー!?!?
な、
なんと、
愛弟子だった!!
マジかー!
運転してるってのに
大号泣…涙が止まらない。
前が見えねーっつーの。
ガクガク…って本当に震えるのね。
自分のことのように嬉しく
身体が震えた。
そこから、レンタカーを返して
新幹線の中でも東京からの電車の中でも
この嬉しい話題が、両親と私との話の中で
何回もグルグルする。
表彰式…見たかったなー。
また違う大会にチャレンジした時に
今度は、最後まで見てあげようと思う。
愛弟子の一言から始まった今回の旅。
最高な旅となった。
お弟子に感謝!!
さー次回は
どこに行こう???
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