メイアのアマツ城下商会日記(Idun

呆けたりイベントしたり
Idunでのんびり頑張っている
製造タイプのアルケミストの日記
や小説を書きとめています

やっとパスワードを見つけました・・・そして告知です

2006年09月19日 | アマツ城下商会告知
そういうわけでして、やっとブログ更新です
もう少しパソコンの管理を憶えなくてはいけませんね、はぅぅ・・・

とりあえず
皆様お久しぶりです
これからものんびりと頑張っていきますので宜しくお願いいたしますね

では、簡単な告知を

毎週土曜日夜19時30分から(19時から来ても大丈夫です)
アマツカプラさんの左にある屋敷にて活性化市を開催しております
内容は、蚤の市や北活性化市と同じように露店市となっています
ご参加いただいているお客様の個人イベントなども稀に発生したりと
とても賑やかな時もございます(ないときもあります)
そして、20時30分よりその屋敷内部にて
毎週恒例の[アイテム1zセール]を開催しております

[アイテム1zセール]
20時30分からの活性化市のメインイベントです
屋敷内にて開催しております
概要は、私を含めたギルドメンバー全員でアイテムを1zで配布いたします
このとき配布するアイテムは[コモンアイテム]となります
注意)コモンアイテムとは主に価値の低いアイテムを指します
そしてそれらのコモンアイテムの中に1つだけ[当たりアイテム]が混ざっています
[当たりアイテム]もコモンアイテムなので、どれが当たりなのかは
公表するまでわかりません
そして当たりアイテムを当てられた方には
およそ[1Mゼニー(100万ゼニー)]相当の商品をプレゼントさせていただきます
このアイテムセールは毎回大体3回ほど行っています
そして毎週開催しています
その日手に入らなかった方も、次回頑張って下さいね
きっと手に入るときが来ると思います

例)今までに出てきた商品例
sマフラー       :+5ダブルタイタン2HS
sバックラー2つ    :ハイビスカス
sガード5つ      :紫の箱+おまけ
+7ボロマントとおまけ :sチェイン
sグラディウス2つ   :他多数

[月別イベント]
これは現在休止中なのですが、近い内に復活させる予定です
1zセールとは違い、様々なイベントを用意させていただいています
・クイズ大会
・レース大会
・サイコロ大会
・ゴルフ大会
・後は模索中

詳しい事は開催する1~2週間前に此方で告知いたします

と、以上がアマツ活性化市の簡単な宣伝告知でした
皆様、お暇があれば遊びに来てくださいね
特に1zセールは100zもあれば参加可能ですので
お金が少ないといって遠慮しないで下さいね
皆さんが楽しんで頂けるように鋭意努力してまいりますので
これからも宜しくお願いいたします

そして、現在未定の情報
今は色々資金を貯めてある計画を模索中です
その計画とは
[Idunサーバー]全体を巻き込んだ、ユーザーの巨大イベントです
現在は何をするかはほぼ内緒ですが
賞金100Mほどの大きいイベントを画策しています(増えるかもしれません)
そして、参加しない方々も楽しめるように
順位を予想する[予想ゲーム]も同時進行して行く予定です
どちらも流石に大きいだけあって参加費などが必要になりそうですが
まだ、完全な内容が出来ているわけではないのと
そもそも資金が少ないので、何時になるかわかりません
もし、興味の有る方が居りましたら、のんびりとお待ちくださいませ
(現在の予定としては最低500Mは必要なので・・・まだ半分しか貯まっていません


そして最後に
この時期は寒いですね、皆さん体調に気をつけて日々を過してくださいね
では、そろそろ終了させていただきます



オモイハスベテヲ

2006年05月02日 | ミニ小説
このお話は『最近の騎士団の事情』の数年前のお話です
主人公のジーク君とはまったく関連性はありません(今の所はですが…)


「…で、ボロ負けしてきたと、そう言いたいんだな」
先輩の女性アサシンクロスさんこと、シャロンさんがこめかみを
ひくひくさせながら僕に言った、あぁ、かなり怒っている…
「ご、ごめんなさい」
「いや、怒っているんじゃない」
「ほ、本当ですか?」
「呆れてるんだ」
「はぅ!!」
「2次職にもなって何故ポポリンごときに倒されるかな君は」
だって…仕方がないじゃないかポポリンとはいえ
10匹以上もいたんだ!と言い訳したらソニックブローが来そうなので
やめておくことにする
「まったく…今後はもっとしごくからな覚悟しておけ」
「は、はい!」
そういうとシャロンさんは外に出て行った

「はぁ…確かになぁ…」
僕はエレメス、最近ようやくアサシンになったばかりの…駆け出しです
アサシンになろうと思ったきっかけは、先程出かけていった
シャロンさんをみて憧れたから
あの、威風堂々として、つねに獲物を追いかけていそうな姿に
惚れ…違う違う!、憧れたんです
とは、いうものの普段から気弱な僕にアサシンという職業が上手く行くはずもなく
今日もポリン島でポポリン達にやられてきたという訳なのでした
あぁ…転職考えようかな…
だめだだめだだめだ!
こういう時は気分転換でもして落ち着こう
僕は部屋の中にあるアサシンの教本を読むことにした
本を読むのは好きだ、アサシンになる前はセージになろうと決めていたから
「ふむふむ…なるほど…」
アサシンの教本…実際そんなものあるわけがない
これはシャロンさんが僕のためにわざわざ書いてくれたものだ
その御蔭か色々ためになることが沢山書いてある
いつも厳しいけど、どんな時もこんな僕のことを確り見ていてくれる人なんだ
ただ厳しいだけじゃなくて、何か暖かい物も感じる時があるんだ
あたかも、見守ってくれているような…それはどうしてだかわからないけど
そのとき、どうしても死んだ兄さんを思い出す
兄さんはこの町の騎士団に所属していて、そしてそこの副団長だった
とても強くて、噂では団長より強いって聞いたこともある
そんな兄が僕にとって自慢だった
でも、兄さんはニブルヘイムに行ったまま帰ってこなかった
とても悲しかった…そんな辛い気分をかき消す為にがむしゃらに
モンスターを倒していた、でも戦闘の素養もない僕だ
すぐさまモンスターに囲まれた、あわや、という所で僕を助けてくれたのが
シャロンさんだったんだ
『強くなりたいのか?』
そういったあの人の瞳はとても強くて…そして優しかった…
そのとき僕も、こんな人になりたいって思ったんだ
そうだ!この気持ちを忘れてはいけない!もっと頑張らなきゃ!
僕はそれから数時間、本に没頭した
………
……

「ん…良く寝た…ってあれ…?」
いつの間にか寝入っていたようだ
目が覚めると既に日が落ちている
気がつくと僕の上に毛布がかけられていた…
もしかしてシャロンさんが?
辺りを見回すけど、誰もいないし気配もない
「あれ…シャロンさんいないのかな?」
特にすることもないので僕はマントを羽織って外に出た
流石に春先といってもこの時間は少し寒い
この季節でもコモドやモロクは暖かいんだろうなぁ…
っと、どうでもいいことだね
この時間だとシャロンさんは酒場にいるかもしれないと思って
僕は酒場に向かうことにした


「おや?エレメスじゃないか?お前がこんな時間にここに来るなんて
珍しいじゃないか?」
お店の店主さんが気さくに話しかけてくる
まぁ、アサシンの癖にか弱いオーラを出しているせいなんだろうけど
僕としてはちょっと嬉しかったりする
「あ、シャロン先輩来てませんか?」
「ん?シャロンさんかい、いや今日は来てないな、どうかしたのか?」
「あ、いえ居ないのならいいんです、では」
お店を後にする、珍しいなこの時間に居ない時は大体ここにいるはずなのに
一体何処にいったんだろう…
あのシャロンさんがどうにかなることはないと思うけど
先天的に心配性な僕は再び夜の街を歩いていった

―教会の裏小さい墓所
シャロンはある墓の前にすわっていた
その墓にはこう書かれていた
[ガリアン・グラスガンナー]と
「ふぅ…この時間にこんな場所で飲むのも乙なもんだね」
持っている酒を墓にかけるシャロン
「あんたが死んでもう2年になるんだねぇ、あの頃は私も若かったよ」
酒を傾けながら夜空を見上げる、あの時もこんな綺麗な星空だった
あの時には、まさかこんなことになるとは思っていなかった
「あんたは死ぬには早すぎだよ…ガリアン…」
「僕もそう思うよ」
「は、あんたかい…騎士様の仕事はいいのかい?」
「こんな時間さ、今ぐらいは普通の人間として友人に会いたくなってね」
ニコっとアルヴェールは笑った
シャロンは持っていた酒の入っている瓶をアルヴェールに投げつけた
「もらっていいのかい?」
「今日ぐらいはね」
「其処に座ってもいいかな?」
「好きにするといいさ」
アルヴェールはシャロンの横に座り、同じく星空を見上げた
「あんたのとこ、この間随分酷い目にあったそうだね」
「あぁ、酷いテロだった…、大勢死んだよ…」
「…そうかい」
「一番堪えたのは…アコライトの少女だったよ…」
小さいリボンを抱きしめながらずっと泣いていた少女
自分は守りきれなかった…少女と少女の友達を…
きっと自分が弱いから…
「だから…次は必ず守る…それがガリアン…君との約束だから」
「約束…ね」
約束…その言葉を聞くたび思い出す、あいつの言葉を
結局その約束は果たされなかったけど
「ま、あんたの大切な弟君は私が責任を持って立派な暗殺者にしてやるよ」
「弟…もしかしてエレメス君のことかい、何故君が?」
「あぁ、あんたは知らなかったのかい?」
「初耳だよ、確か彼はセージを目指していたはずなのに」
「さぁね、何か思うところでもあったんだろうさ」
「君がガリアンの…」
「知らない筈さ、あいつプライベートのことは何も言ってないみたいだしね」
「…無理はさせないように」
「さぁね、私なりにやるさ、まぁ死なない程度にね」
そういってシャロンは立ち上がる
「さて、そろそろ馬鹿弟子が探し回る頃だね、もういくよ」
「そうかい、僕はもうすこしここにいるよ」
「あいよ、それじゃまたいつか、会うときがあれば」
………
……

「あ、シャロンさん!何処に行ってたんですか!?」
がいん!
「何時も言っているだろう…先輩と呼べと」
「いつつつ…すいませんシャロン先輩、って一体何処に行ってたんですか?」
「何だ?お前は私がそこ等の悪漢如きに負けるとでも考えていたのか?」
「いえ、逆です悪漢どもがぎたぎたにされて騎士に連行でもされてないかと」
がいんがいん!
「殴るぞ」
「殴ってから言わないでください…」
「さて、帰るぞ」
「あ、ちょ、ちょっと待ってくださいよ~」
何故だろう、今日のシャロンさんはとても悲しそうに見える
でも…強い眼している
何時か…この人を守ってあげられるようになりたい
僕はそう思った


僕の物語の続きはまたいずれ…

あいも変らず稚拙な文章です…もっとうまく書けるようになりたいなぁ
こんな小説でもよければコメントなどを頂けるととても嬉しいです
それでは

まさか連続でバトンがくるとは・・・

2006年05月01日 | 今日の日記
皆さんこんにちはです
と、題名の通り連続でバトンになります…
大変だ…
それも…恋愛系バトンって…
苦手ですよぅ…
でもかかねば…
ROと混同すると訳がわからないのでリアルの方で行きます

・告白する→×  ありませんねぇ
・告白される→○ あはは…稀に…
・同性に告白される→△ …思い出したくありません
・片思いで告白して振られる→× 勇気が必要ですねぇ
・付き合っていて振られる→×  いえ、お付き合いはしたことがないので
・話したこともない人を好きになる→× それは凄いお話ですね…
・年上が好き→× いえ、特に
・年下が好き→× いえ、特に
・外見重視→×  心が重要かと
・最近、結婚を意識→× ないです
・結婚をした→×    ないです
・ダメな人を好きになりやすい→× うーん、わかりません
・指輪をもらう→× ありません
・指輪を贈る→×  ありません
・嫉妬深い→△ あ、あははは…
・二股以上した→× 人として最低だと思うのです
・二股以上された→×いえ、お付き合いしたことがないので
・好きでもない人と付き合っていた→× それは、酷いお話です
・ファンクラブがあった→× 無いと言う方向でどうか一つ…
・ペアルック→× あははは…何故?
・恋人色に自分を染める→× 私は、私、ですよね
・恋人との携帯会社はおそろいが基本→× 何でもよいかと思うのです
・ほれやすい→× あははは…それだったら楽だったのに
・今までの恋人10人以上→× 0人です
・歯ブラシを2本並べて過ごす→× それはダメです
・3年以上付き合う→× ありません
・アッシー→× …
・貢ぎ→×   …
・忘れられない人→× とくに、恋愛で以外なら色々な人がいましたが
・抱きしめ好き→×  触られるのは、苦手なので
・友達の恋人を奪う→×いえ…それはどうかと…
・アブノーマル→?
・ビビビ→?
・遠距離恋愛→?
・ビックリプレゼント→× 吃驚箱なら頂いたことが
・10万円以上のプレゼントをもらう→○ すぐお返ししましたが
・親に別れさせられた→× 其処まで厳しくはないと思います
・赤い糸を信じている→× いえ、ないですね
・最近、白馬の足音が聞こえる→× そんなのがいたら捕まると思います
・恋がしたい→△ 私にもそんなことができるのかな…?

はぅぅ…見ないでスルーしていただけるとありがたいです

バトンです

2006年04月30日 | 今日の日記
知り合いの方から回ってきたので書いてみようと思います

1.朝起きて始めにする事は?
お風呂に入ります
お風呂をでた後は、朝ごはんを用意ですね

2.これだけは欠かせない、日常的な事
お風呂ですね、お風呂に入りながら呆けるのが大好きです
まぁ、2時間近く入っていて怒られることも多々あります
でも、銭湯とかは苦手です
一人でのんびりと入るのが好きですよ

3.好きな食べ物3つ
パンとケーキと…特に思いつきません…
ケーキは…好きですがあまり食べません…
カロリーが…恐ろしいですよ…

4.嫌いな食べ物3つ
えと、あまり好き嫌いはよくないのですが
嫌い食べ物は…ウニですね
ウニ…よく食わず嫌いという言葉がありますが
私は食べて嫌いになりました…
あの感触はダメです…

5.踏まれたくない地雷は?
…つまりは聞かれたくないこと、ですか?
うーん、リアルのことを聞かれるのはちょっと苦手です
まぁ、色々ありましたので…

6.最近一週間で嬉しかったことは?
お婆ちゃんが元気だったことです
元気に退院してくれたのが一番嬉しかったです

7.最近一週間で悲しかったことは?
…そとで歩いている途中…
何もないところで躓いて転びました…
物凄く恥ずかしかったです…
今度はもっと足元を確認しよう…

8.今使ってるシャンプー&リンス
普通のシャンプーとかですね

9.お風呂で初めに洗うのは?
内緒です…

10.恋愛とは?
何なのでしょうね…
悲しいこととか嬉しいこととかあるのだと思います
素敵なことだと思いますが、私は…

11.恋愛は手のひらで転がすタイプ?
い…意味がよく…

12.あなたの長所
あるのかな…

13.短所
うーん、例を挙げると沢山ありすぎて…

14.動物にたとえると?
アライグマかな…
ちょっと潔癖症なのは内緒です

15.弱点は???
バランスが足りないかと…

16.寝る前にする事は?
特にありません、しいて言えば、小説などを読んだりします

17.リラックス、ストレス発散法は?
歩きます、ただひたすら歩いて町を見回したりすると
何だか悩んでることとかが、意味の無いことだと思うのです

18.大好きな映画3つ
特にない場合は書かなくていいのかな…

19.大好きな季節
冬です、寒いのは苦手ですが、そのあとやってくる春を
のんびり待つのがいいですね

と、以上です
こんなのでよいのかな、では失礼いたします

ファーマシーの成否考察…個人の私見による成否

2006年04月28日 | 今日の日記
皆さんお元気でしょうか
私は最近身体の調子もよくて健康そのもの(?)です
さて、今日はアルケミストらしく製薬について考察してみたいと思います

現在製薬に必要なステータスは
ジョブレベル=0.2%
INT=0.05%青ポーション作成の場合0,1%
DEX=0.1%
LUK=0.1%青ポーション製薬には必要ない
となっているらしいです
難しいですね…

私はDEX=LUKの純粋な製造タイプです
INTも必要と聞いてからちょっと上げてますが微々たる物です

詳しい確率などはアルケミスト専用のサイトを覗かれるとよいと思います

さてさて

今回は前々から思っていたのですが
確率とはどういう風に設定されているんでしょうか?
という点についてです

今までは何も考えずに成功率が高いと成功する数も多いんだなぁ、と
漠然と考えていましたが、ちょっと違うかなぁと最近思ってきました
そういう風に思ったのはある時の製薬の時です

そのときは青ポーションを作成していました
現在はINTとDEX依存らしいので私の青ポーション成功率は
大体42%ほどでした(LUK依存なら49%ほどです)
その日製薬した青ハーブの枚数は250枚ほどで
支援を頂き、大体成功率43%ほどになりました
(ブレスのみですグロリアはこの理論で行くと青ポーションには役に立ちません)

いざ製薬
…結果は何と250回中200個↑と
信じられないほど高い結果に終わりました
これだけなら、単純に[運がよかった]で片付けられるのですが
私はこのときある法則性のようなものを見つけたのでした
製薬途中
無意識ですが、私はファーマシーをするタイミングが
ほとんど同じだったのです
成功したタイミングを記憶して、次も同じタイミングで製薬してみた所
失敗することはなかったのです

そして今回、再び青ポーションを150個製薬することにしました
もし、私の考えていることが正しければ、今回も100個以上成功
することが出きるのです

先ずは成功した時のタイミングを覚えました
そして実行…
何と成功した時のタイミングで製薬すると
面白いぐらいに成功したのです
でも、これだけだと単に運がいいだけ、ということで終わります
なので今回は失敗したタイミングで製薬すると[必ず失敗する]ということも
実験してみました
結果は、やはり失敗しました
再び成功するタイミングに合わせ製薬を続行した結果
タイミングミスとわざと失敗した時以外は総て成功し
150個中112個という結果になりました

これにより、個人の勝手な私見ですが
ファーマシーには[成否ルーレット]のようなものが存在すると考えました
ファーマシーのスキルを使用した瞬間にこのルーレットが回転し
ボタンを押した時(つまりは作るアイテムの名称)に
ルーレットが止まり成否が決まる、と考えたのです
この場合ステータスなどによる成功率はルーレットゾーンに成功する
割合を増やすといった感じになります

この理論で行くと
成功するタイミングさえ掴むことができれば
いかにステータスが低くても100%製薬を成功させることができると
いうことになります
まだまだ、製薬した数も少ないのでただの運といってしまえばお終いですが
これからも沢山製薬して研究してみることにします
皆さんも製薬するときはこのことをちょっとでも覚えていてもらえると
嬉しいです

以上、他愛もないお話にお付き合い頂き真にありがとう御座います
書き殴った様な稚拙な文章ですみません、もっと上手くお伝えできる
様な文章を書いてみたいですねぇ…
では、今日はここまでとさせていただきますね



『最近の騎士団の事情』第5話・優しい気持ち、そして終結

2006年04月25日 | ミニ小説
小説の5話をアップしました
あいも変らず稚拙な文章ですが、お暇がある時にでも
呼んでいただけると嬉しいです

―中央街
ドォ……ン!!
「マグナム…ブレイク!!」
アルヴェールの渾身の一撃が怨霊武士に直撃する
だが多少怯んだものの、決定打にはなってておらず逆に此方は
回復剤も総て切れている、このままでは倒されるのも時間の問題だろう
すでにバルバトス、シェリーはともに戦闘不能だ
格言う自分も最早余力は残されてはいない
さらに周りにはカブキ忍者と酒天狗が周りを囲んでいる
正に絶体絶命だった
「これまで…か…」
応援はまだ来られそうにない、逃げる場所もない
「…ガリアン…どうやら君の場所に行く事になりそうだ…」
愛槍グングニールを強く握る、アルヴェールは覚悟を決めた
「だが、只では死なない、せめてこいつだけは!!」
高く跳躍、そのまま怨霊武士の頭部を狙う!
全力を込め、そして開放する!
「スパイラル!ピアース!!」
槍の先端が閃光を放ち怨霊武士に襲い掛かる!
ドガァ……ン!!
しかし…!
かなりの打撃は与えたがそれだけだった
そして怨霊武士が刀を振り下ろした!
瞬間!
怨霊武士の刀に何かが直撃しアルヴェールの横に振り下ろされる!
鈍い音がして刀は大地に突きつけられる
「やれやれ、団長、相討ちなんてまったく美しくないよ」
「騎士アステア…」
「ふぅ、どうにか間に合ったようだね」
アステアは何時もの様に周りに薔薇が咲きそうな笑顔を浮かべていた
「さ、団長、これを」
投げ渡したのはイグドラシルの実が入った袋
すぐバルバトスとシェリーに食べさせる
「さて、忍者と天狗か、うーん美しくないね、もう少し服装を気にしたほうがいいよ」
そういうとアステアは周りの敵を一瞬でなぎ払う!
モンスター達は一瞬で倒され消滅していく、其の様は本当に華麗な騎士そのものだ
アルヴェールも回復が終わり武器を構えつつアステアに駆け寄る
「助かったよ騎士アステア、ジーク君達は?」
「他の所の敵の掃討に当たらせているよ、なぁに彼らならきっと大丈夫さ
それよりも、まずはこの美しくない敵を倒さないと、でしょう?」
「そうだね、騎士バルバトス、騎士シェリー、もういけるかい!?」
バルバトスとシェリーも、すでに武器を構えて怨霊武士と相対している
「勿論!行くぞ!騎士シェリー!!」
「了解!」
全員で怨霊武士に切りかかった!


―商店街
ジークはニアを探して走っていた
モンスターがよく現れるが、全部薙ぎ払っていく
大悪魔ならともかくその辺の雑魚にジークが負けるわけがなかった
「…っ…テロか…」
実際に現実になるとやりきれないものがある
あれほど賑わっていた街が今は悲鳴や鳴き声などで染まっている
到る所に火が上がり其れを消化する為に必死な町民なども見えた
そのどれも恐怖に顔が歪み、悲しみが総てを支配している
「俺達は平和な方がきっと幸せなんだよな…」
常日頃考えていたことがいかに愚かしいということを
まざまざと思い知らされる
そして、こんな非道なことをする人間に激しい怒りを覚えていた
暫く走り続け先程カーリッツバーグを戦闘をした場所につく
其処には灰になったカーリッツバーグがいるだけで
近くにニアの姿はなかった
「何処にいったんだ…ニアさん」
辺りを探すが見つからない
他の場所に移動したのだろうかと、思い始めた矢先
遠くで爆発音が響いた!
「!もしかして…!」
爆発がした方向に駆け出していった


何故…
「キリエ…エレイソン!!」
何故…
「ホーリーライト!」
何故…
私はこんな子供を助けているのだろう…
こんなことをしている暇などない、このテロの主犯者を探す目的があったのに…
無視して行けばいいのに…
私はこの子を助けている…
「っ…ヒール!」
子供は私に抱きつき震えながら泣いている
おかげで逃げることもできない
何故、こんな無駄なことをしているのだろう…
「ホーリーライト!!」
聖なる光がモンスターに直撃する
しかし、魔法に抵抗があるのか大してダメージになっていない
それに引き換え私は魔法の連続で精神力が尽きてきている
テレポートすれば…
でもそうすると子供を置き去りにすることになる…
私は…どうしたいのだろう…
子供を助けたい…
何故…
あの人が喜んでくれるから…
もういないのに…?
笑ってくれないのに…?
喜んでくれないのに…?
もう…会うことができないのに…?
「キリエ、エレイソン!」
防御魔法をはるけど、一時しのぎにしかならない…
「お、おねいちゃん…」
子供が私の腕をぎゅっと掴む
「…大丈夫」
「おねい…ちゃん」
「大丈夫…私が守ってあげるから、ね」
…わからない…
私は…この子を助けたい…?
こんなに震えてる小さな子を…守れないで…
「そうだ…この子も守れないで…あの人の為のプリーストなんて」
私が望んだプリーストは…あの人が望んでくれたプリーストは
「なれるわけがない!」
力を解放する、今できる限るの総ての力を使って!
この子を守る!
あの時のように…彼が私にしてくれたように!!
「邪悪なる魔族、呪われし生命を開放し総てを消し去る力を」
詠唱、子供は泣き止んで私を見ている
「今こそ、裁きの時!開放せよ!『マグヌス・エクソシズム』!!」
3体の天使がモンスターを中心に裁きの光を放つ!
光が周りを覆った……

俺がついた頃にはもう全部終わっていた
ニアさんは子供を優しく抱きながら、その場に座っていた
其の顔は、今まで見た顔の中で一番優しい顔をしていた
「ニア、さん」
俺はニアさんに近づく
子供は小さく寝息を立てていた
「あら…戻られたのですか?」
ニアさんは心底不思議そうな顔をしていた
「俺、ニアさんが心配になってアステアさんに頼んで戻ってきたんです」
「そうでしたか」
「でも、必要なかったみたいですね」
「其の気持ちだけ頂いておきます」
其の時たしかに、本当に微かだが彼女が笑った気がした
「そういえば…私はプリーストだったんですよね」
「…は?」
「いえ、何でもありません」
そういうと彼女は子供の頭を優しく撫でた
「…まぁ、急いでも仕方ないよね…レイト…」
其の声は誰にも聞こえることはなかった

―その後
今回のテロ騒動は幕を閉じた死者はあれだけの惨事にもかかわらず
50人という少なさですんだという報告があった
だが…実際に被害に有った人の事を考えるとけっして少ない
という言葉で片付けていいわけじゃない
これからも俺達はテロが起きないように、おきても直ぐ鎮圧できるように
戦い続ける
こんな悲しいことはもう沢山だ…

―こことは違う場所

アァ…魂ガ…

オレハ…

ドウシテ…コンナニ…ココロガ

痛インダロウ…

誰カオレヲタスケテクレ…

「ヨクヤッタ…コレデ貴様ハ一ツ開放ニチカヅイタノダ」

開放…アァ…開放サレタイ

…アァ…ある…ヴぇー…る…

オレハ…誰ナンダロウ…

「フフフ…思イ出ス必要ハナイ、貴様ハ魂ヲアツメルノダ我ノ為ニ」

魂ヲ…開放サレルタメ

「フフフフフ…」

オレハ…誰ダッタンダロウ…

6話に続きます

日常の本当にどうでもよいこと

2006年04月24日 | 今日の日記
皆様、こんにちは
最近は寒かったり暖かったりするので体調に気をつけてくださいね
私も最近は調子がよいのでこれからも頑張れそうです
そして、そろそろ春の到来ですねぇ
綺麗な桜を見ながら呆けていると
一日が過ぎてしまいそうな気がします
と、言いたい所なのですが…
ええ…外を見るとなぜが猛吹雪です…
あぅぅぅぅ…
外にかけておいた洗濯物がもう少しでだめになるところでした…
最近は特に天気が不安定です
散歩したいなぁ…


ま、まぁ、其れはさておき
さて
身内も何とか元気になり久方ぶりにROに入れました
アマツ活性化市もなんとか進行することができました
沢山の方に参加していただいてとても嬉しい限りです
来週も頑張りますのでお暇があれば御参加して下さいね

そして、とある知り合いの方のブログで見つけたのですが
成分分析なるものがあるというので試しに実行してみました
すると…
メイア・ブレイズンの成分解析結果:
メイア・ブレイズンの47%はツンデレで出来ています。
メイア・ブレイズンの31%は株で出来ています。
メイア・ブレイズンの9%は運で出来ています。
メイア・ブレイズンの5%は回路で出来ています。
メイア・ブレイズンの3%は睡眠薬で出来ています。
メイア・ブレイズンの3%はミスリルで出来ています。
メイア・ブレイズンの1%は真空で出来ています。
メイア・ブレイズンの1%はかわいさで出来ています。

ツンデレって…なんですか…
株はなんとなくわかるような気がしますが…
でも、結構楽しいですね
と、今日は本当にどうでもいいことをアップしてみました
さて、そろそろ失礼させていただきますね
それでは


バトンです

2006年04月20日 | 今日の日記
皆様こんばんは
今日も何とか落ち着いて珈琲を飲んでいます
今日は知り合いの方のブログを覗かせて頂いたのですが
そこに、バトンなるものがありまして…何やら強制なようなので
やってみようと思います
…バトンって大変なんですね…

----強制バトン>『見た人はすぐやるバトン』----

●今、どこに居る?
日本です

●今、一番近くに誰が居る?
誰も居りませんねぇ

●今 どんな服装?
パジャマです

●今、何食べたい?
おばあちゃんの作ってくれた料理ですね

●今、何飲みたい?
現在珈琲を飲んでいます
やはり珈琲はブラックですねぇ、この苦味が好きです

●今、真後ろには何がある?
本棚があります

●今、まわりを見渡して、いちばん目についたものは?
に…人形が…
い、頂いたものですよ、買ったものでは…

●今、誰に会いたい?
おばあちゃん
そしてROの皆さんですね
後、もう一人ROでとてもお世話になっている方です

●その人に今伝えたいことは?
私にできることがあれば、何でもしますから早く元気になってくださいね、です
ROの皆さんには、ご迷惑をおかけしてすみません、です
無理しない程度に頑張ります、です

●今一番歌いたい曲は?
歌…にはあまり興味がなくて…
えと…ないです…

●今頭の中でパッと思い浮かんだ言葉もしくは台詞は?
ほぇ…でした

●今の体調は?
はい、何とか大丈夫です

●今どんな気持ち?
これからも頑張らないと

---------ルール:見た人は強制のようです…-----------



『最近の騎士団の事情』第4話・ジークとアサシン/ニアとプリースト

2006年04月13日 | ミニ小説
皆さんお久しぶりです、まずは近況をご報告いたします
色々ごたごたしていて大変でした入院していた身内も
何とか息災で、此方も一安心です、私の方も
ようやく落ち着きはじめました、ROにももう少しで戻れそうです
ギルドのメンバーの方にはご迷惑をかけてばかりで申し訳ないです
早く戻って皆さんとお話がしたいです
では、かなり更新が遅れてしまいましたが小説の4話をアップいたしました
宜しければご覧ください


「くっ!何だよこいつら!」
俺達の前を遮るカーリッツバーグの集団
先程から倒しても倒しても沸いてきて先に進むこともままならない
「どうやら通常の枝も撒き散らしているらしいね」
華麗なレイピア捌きでカーリッツバーグを蹴散らすアステアさんだが
流石に疲れが見え始める
ニアさんも回復魔法や支援魔法で俺たちを援護するが
いかんせん数が多すぎる
「砕け散りやがれ!!『バッシュ』!!」
俺の鋭い一撃がカーリッツバーグの頭部を叩き割る
がらがらと瓦解する悪魔、だが全然数は減らない
「このままじゃジリ貧ですよアステアさん!」
「参ったね…無視して先に向かえばきっと町の住民が襲われてしまう」
「……アステア様。ジークさん、ここは私が抑えます」
「なっ!?、何言ってるんですかニアさん!一人なんて無茶だ!」
「ですが、このままここにいては逆に他の方が大変なのでは?」
「しかし、ニア君プリーストの君では」
「あの悪魔は死霊です、ならここは私の役目です、幸い退魔の呪文は習得しています」
俺達の前に出て詠唱を始めるニアさん
「彷徨える死者よ、汝らに永久の安らぎを、光の道を『ターン・アンデッド』」
ニアさんの杖から暖かな光が満ち溢れた、するとカーリッツバーグが
苦しそうに蠢きそして、灰になっていく!
「さぁ、早く行かれた方が、ここは私にお任せください」
「わかりました、行くよジーク君」
「で、でも!」
「君の気持ちは分かるが、彼女の言うことももっともだ、
だが騎士団の目的は忘れてはいけない、僕達は町の住民を守らなくては」
「わ、わかりました…、ここはお任せしますニアさん!」
俺とアステアさんは団長たちの下へ走り出した
……

「さて…」
私の前には数十体の悪霊が蠢いている
「ふん…所詮は死霊」
カーリッツバーグ、有名な騎士の遺骨が邪悪な力で蘇ったモンスター
「私、今とても気分がいいの、もしかしたらあいつに会えそうな気がするから」
そう、気分がいい私の目的が近づいている気がするから
「Uooooooo!!」
ボロボロの剣が私に襲い掛かる

キィ――ン…

剣は私の直前で何かに弾かれる
防御魔法[キリエエレイソン]だ、この程度の雑魚では私には傷一つつけられない
さぁ、さっさとこいつらを消してしまおう、上手く彼等と別行動ができるのだ
今の内に目的をこなさなくては
「神に奉る、裁きの時来たれり…」
騎士団の人間には内緒にしている力、私の本当の力を解放する
「邪悪なる魔族、呪われし生命を開放し総てを消し去る力を」
持っているブルージェムストーンが割れる
「今こそ、裁きの時!開放せよ!『マグヌス・エクソシズム』!!」
……


「………」
「彼女が心配かい?ジーク君」
「あ!い、いえ…大丈夫です急ぎましょう!」
心配に決まっている、でも早くこいつらを倒さないとマリーシャまで
危険に晒すことになる、ニアさんは其れを知っててあの場を受け持ったんだ…
「騎士ジーク君」
「は、はい!?」
アステアさんが俺のことを騎士とつけて呼んだ、珍しいこともあるもんだ
「君は今から戻って彼女の支援に当たれ、ここからは僕一人に任せるんだ」
「な!?、しかし!」
「これは、命令だよ、だから助けに行くといい」
ニコっと微笑むアステアさん、…俺の気持ちを知っててくれたんだ
「分かりました!お願いします!」
「任せて、ちゃちゃっと倒してしまうよ」
「はい!」
俺は踵を返しニアさんのところに向かった
……

「ふん、所詮は雑魚、さて…」
あーん…あーん…
「子供の…声?」
どうやら、モンスターに襲われているらしい
「私には…関係ない」
そう、関係ない
あーん…あーん…
「関係…ない」
…甘さはいらない…私にはやることがある
私は声を無視して歩き出した…
……

「はぁ、はぁ、急がないと!」
俺は来た道を戻る、途中雑魚モンスターが襲い掛かってくるが
この程度の雑魚、俺の進行を妨げることはできない
「どけどけどけぇ!!」
剣を振り回し、俺は突き進む…が
「な、何だ!?」
俺の目の前に大量のファミリアーが湧き出てきた
「邪魔だどけぇ!!」
渾身のマグナムブレイクで吹き飛ばす…だが!
「な…なんだって…」
ファミリアーはどんどん増殖する、そして一つに…
其処に現れたのは大悪魔[ドラキュラ]だった…
「ほぅ…愉快なか弱そうな騎士よのぅ」
ドラキュラは静かに笑う
「あ…あぁ…」
俺が一人でどうにかなるモンスターじゃない…
逃げないと…逃げないと逃げないと逃げないと!!
「ふふふ、逃さんよ」
奴はいつのまにか俺の後ろに回りこんでいた
そして一撃!
「ぐはっ!!ごぶっ…げほっげほっ!!」
たったの一撃で吹き飛ばされる俺、体中の骨がバラバラになったような衝撃が走る
いや、実際にあばらの数本が折れている
まずい…
「ん?もうだめなのかね?、つまらない、あぁつまらない」
「く…あ…」
このままだと、殺される…
「まったくつまらない、興ざめだ、もう死ぬといい」
ドラキュラの爪が振り上げられる!
「ふ、つまらないなら私と遊んでもらおうか」
「何!ぎゃあああああ!!!」
瞬間!ドラキュラの身体がボールのように跳ねる!
そして近くの壁に激突した、先程までドラキュラがたっていた所に
銀髪のアサシンが立っていた
「ぐおおおぉぉ!!貴様!高貴なこの私に傷つけるとは!!許さんぞ人間!」
ドラキュラがアサシンに襲い掛かる!
だがドラキュラの攻撃は何一つ彼に当たらない!
「何故だ!何故だぁぁあ!!」
「教えてやろう」
アサシンの姿が掻き消えた
「ど、どこだ!どこにいる!?」
辺りをがむしゃらに攻撃するドラキュラ!
「それは、貴様が弱いからだ」
ザシュッ!!
何とアサシンはドラキュラの真上に飛んでいたのだ
そのままカタールで真上から切り落とす!
一撃…たった一撃であのドラキュラが真っ二つにされた…
「Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!ばかな…ぁ人間ごときに…」
そのまま溶けて行った大悪魔、其処に残ったのは俺と其のアサシンだけだった
「あ、あんたは…」
「私のことはいい、それよりこれを使え」
手渡されたのはイグドラシルの実、俺は其れを口に含む
其れと同時に身体の痛みが取れた
「す、すまない助かった」
「なら、急ぐといいやることがあるのだろう」
「あ、あぁ、何で助けてくれたんだあんた?」
「人を助けるのに理由が必要か?」
「い、いや」
「なら、早く行け、お前にできる事をしろ」
「わかった!サンキューな!」
俺は走り出す、ニアさんの所に
「おい、あんたの名前は!?」
後ろを振り向くとすでにあのアサシンはいなかった
……

「…」
どうして…心が痛いの…私は子供を助けたい…?
違う、子供なんてどうでもいい、ううん、他の人間なんてどうでもいい
はずなのに
私は足を止めた、目の前に誰かが立っていたからだ
其処に立っていたのは一人の女性プリーストだった
「何か、用ですか?」
「それでいいの?」
「何が…ですか」
何でだろう…彼女の眼が私を見透かしている気がする…
「たった一度の過ちで、自分のすべてを否定するのはよくないわ」
「なっ!!…」
何故…其のことを
「もう一度聞くね、本当にそれでいいの」
「だから…何がですか!?貴方は誰ですか!」
いつの間にか私は声を荒げていた、何故だろう…いやだ、すごくいやだ…
「あなたは自分を閉じ込めてる、それじゃ彼は喜ばない」
「…どうして知っているんです…まさか…あなたが」
私は杖に力を込める
「違うわ、私は…私達は道標、あなたは選ばれた」
何を言ってるんだろう、この人は
「総てを知りたいのなら、もう一度自分に素直になるといい」
「私は、いつも素直です、貴方に言われなくても」
「そう…」
彼女は後ろを向き歩き出した
「ま、待ちなさい!貴方は一体!」
「私達は道標、それだけよ」
そういうと彼女はきえてしまった…
「自分に素直…」
私は…どうしたらいいのかな…、私は歩き出す…
さっきの子供の所へ…
だって、彼が喜んでくれる気がしたから

5話に続きます

『最近の騎士団の事情』第3話・血塗られた木の枝

2006年03月05日 | ミニ小説
「ねぇ…」
「どうした?」
「本当にこのままでいいの?」
「うむ、これで[選別]もできよう」
「沢山の人が死んでしまうのに?」
「我々には詮無き事だ」
「!!…それで…いいの」
「もう、決めた事だ…世界を救う為には…多少の犠牲は付き物だ」
「…御免なさい…一番辛いのは…」
「気にするな、もう腹は括っている…願わくば…一人でも死ぬ人間の少なき事を…」
「私達は…最低ね…」
「言うな、それに最低なのは私だけだお前は違う」
「…兄さん……」

―プロンテラ商店街
その日、新米商人のカタリナはいつものように
店の周りの掃除を始めていた
「ふふ、今日もいい天気、絶好の商売日和ね」
店の中から景気の良い声が聞こえてくる
「おーいカタリナ、掃除は終わったかい?」
「はーいもう直ぐ終わりますー」
「早めに上げていいから賞品並べるの手伝ってくれないか?」
「んもぅ、マスターは用意が遅いんですよ」
「ははは、きついこって」
「もう直ぐ終わりますからもうちょっと一人で頑張っててくださーい」
箒を持ち直し残りの掃除を始める
と、そこに見慣れない[ゴミ]を見つけた
大したことはないちょっと大きな木の枝だ
「もう、だれか近くの木を折ったのね、何処の子供かしら」
くすくす笑いその[枝]を手に取る
もしこれが経験豊かな商人だったら解っていたかも知れない
だがカタリナは[新米商人]だった
「このまま捨てるには少し大きいわねまったく」
ゴミ箱に捨てる為、彼女はその枝を[折]ってしまった
そう…枝を折ってしまった
瞬間!
「え!?何!?何なの!?」
カタリナを中心とした半径に不気味な魔法陣が走る
そしてその魔法陣の中から[なにか]がずるり、と這い出してきた
禍々しいその姿が徐々に物質化していく
「あ…あぁ…あ……」
カタリナはあまりの恐怖に動くことが出来ない
店の中から店長が駆け寄ってきたが
彼もまたその場から動けなくなった
目の前に存在に…体の自由が効かなくなるほどの
恐怖が二人を蝕んでいた
[それ]は二人の方を向き笑みを浮かべた
「い、嫌ああぁぁぁぁぁ!!!」
カタリナ達が発した言葉はそれが最後になった
[それ]…ドラキュラは次の獲物を求めて消えていった…

『嫌ああぁぁぁぁぁ!!!』
遠くから女性の悲鳴が聞こえた
「!?くっ!…遅かったか!」
「アステアさん!、今のは!?」
「時間がない急ぐよ!」
「は、はい!」
俺とアステアさんとニアさんは商店街にいる
団長達と合流する為に移動している
どうやらアステアさんの嫌な予感は的中したようだ
あちこちで叫びや大魔法の轟音が響き渡っている
「い、一体その木の枝はどんなモンスターを召喚するんですか!?」
「この木の枝は、[大悪魔]クラスを召喚する枝なんだよ」
「!!」
ニアさんの顔が僅かに引きつった
[大悪魔]クラス、俺も流石に知っている
恐ろしいほどの戦闘力を誇り
騎士団1個大隊(およそ100人)ですら勝つことが難しいとされる
強大なモンスターの総称だ
有名な所では迷宮の森に潜むといわれるバフォメット
モロクのピラミッドに存在するアモンラーやオシリスなどが例に挙げられる
そのどれも騎士団長クラス数人と強力な魔法使いなどがいなければ
勝つことすら不可能、いやもしくはその戦力でも負けることもしばしばだという
「そ…そんな物が…そんな枝から…」
マリーシャがもしこの枝を折ってしまったらと考えるとぞっとしない…
「い、急がないと!」
俺達は走りのペースを上げた

―プロンテラ商店街
「うぉりゃああああ!!!」
騎士バルバトスの巨大な斧がエドガの首に食い込んだ
「ぬぅん!」
そのまま引きちぎるように抜きさる!
劈く様な断末魔の叫びを上げて
ようやくエドガの動きが止まった
それを確認したあとにアルヴェールが指示を出す
「よし…騎士シェリー、住民の避難を急ぐんだ!」
「了解しました!」
そう言うとシェリーは走っていく、しかし怪我をしているせいか
動きのいつもの張りはなかった…
彼女を見送った後、アルヴェールは辺りを見回した
「くっ…」
其処には沢山の死体が転がっていた
商人や一般市民…中には小さい子供や老人もいる
そしてエドガの周りには沢山の騎士や魔法使いの遺体が辺りを埋め尽くしていた
エドガによってアルヴェールの軍は甚大な被害を受けていた
既に残っているのはバルバトスとシェリーだけだった
「団長殿、これはまさしく…」
バルバトスもすでに満身創痍だこれ以上の戦闘はもう無理だろう
あとは城の応援を待つしかない
「うん…どうやら血塗られた木の枝が使われている」
そして、それはあの時と同じだった
「5年前と同じ…無差別のテロ…それも血塗られた木の枝という
市場に出回っていないアイテムを持ち出しての…」
「団長殿、今は」
「判っている、バルバトスこれが最後のイグドラシルの種だ」
「有難く」
「急いで次の場所に向かわなくて…」
言い終わらぬうちに二人はその場所から飛んだ
その数瞬その場所が切り裂かれていた
「…今度は怨霊武士か…」
「むぅ…」
数対のカブキ忍者を従えた怨霊武士がまるで遊んでいるかのように
向かってきた
「応援はまだ来ないのか…!このままでは!」
バルバトスが叫びながら斧を振り下ろす
その一撃で取り巻きのカブキ忍者が数体吹き飛ばされるが
怨霊武士にはダメージが通っていないようだ
「撤退だバルバトス!逃げて他の仲間と合流しよう!
きっとアステア達も向かっているはずだ!」
「了解!!」
残りのカブキ忍者を吹き飛ばし二人はこの場から撤退した

―??
「あれも違うな」
「……」
「気に病むなら休んでいてもいいのだぞ」
「ううん…大丈夫」
「しかし…合計で4本か[奴]め相当に焦っているようだな」
「うち1本は回収されているみたい」
「ふむ」
「さっき…商人が殺されたわ…まだ少女だった」
「あぁ…」
「助けたかった…助けてあげたかった…」
「私たちだけでは[奴]を倒すことは出来ん…」
「だから…ここで[選別]するのね…でも…」
「今我々がでてしまえば、全てが水泡に帰すのだ」
「兄さん…私…」
「……心優しいお前にとって今の状態が辛いことはわかる
だが…今を逃せばこのルーンミッドガッツだけではない
ありとあらゆる全ての世界が滅びを向かえることになるのだ」
「…」
「それだけは避けなければならん…
そして世界を救う為に我々は探さなければならない」
「強いね…兄さんは」
「…」
「見つけたら、助けてもいいよね」
「あぁ…そのときは私も力を貸そう」
「うん、兄さん…」

4話に続きます