降れ降れ母さんが蛇目でお迎え嬉しいな、って歌がやってきた朝。
一度だけ、母親から聞いたことがあるのが、お父さんを駅まで迎えに行ったんだ、という雨の日のこと。
その時、母親の中では、この歌がなっていたかもな、なんてね。
自分の父親が大好きだった母親だったから、わが父親、昭ちゃんに自分の父親を仮託してだったかも。
なんてこちらはこちらで妄想している次第。
そんな雨の朝。
今、長男坊が珈琲をいっぱい飲みつつの談笑のあと、現場へ向かっていった。
事件は現場で起こっているんだ的な、踊る大捜査線ネタで盛り上がりつつ、だ。
ベランダでは、この頃では、僕が登場する前からヒヨドリたちが飛び交い、待ち望み、って具合で。
すっかり巴川べりの日常風景となっているわけだ。
昨日は朝から静岡病院での検査。
手術はせずに様子見。
半年後に造影剤を入れずの検査で確認しましょうか、ってことだ。
話の途中、水戸黄門の逸話、たぶん、くだんの先生の持ちネタ、おハコみたいなものなんだろうな。
石原裕次郎の主治医がその先生の先生で、と。
水戸黄門役の東野英二郎さんも担当していたらしく、くだんの役者さん、僕の倍くらいの動脈瘤だったそうで。
なんだけど、94歳で亡くなるまでそれは破裂もせず、と。
そうですか、ところで、先生の前ですが、僕、120歳を設定しているんです、と披瀝。
最近、そんな説もありますね、だったかな、返答は。
いずれにしても、そんな感じの時間が過ぎた病院行でした。