都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

井上輪店

2024-03-18 | 千代田区 
井上輪店
所在地:千代田区 富士見2-2-11
構造・階数:木・2
建設年:戦前?
解体年:2014(平成26)
Photo 2008.4.4

 飯田橋駅近くの商業地にあった自転車屋さん。袖看板には三菱自動車のマークがあり、ギャラン、ミニカなどの文字もあるので、かつては自動車の取り扱いもしていたのかもしれないが、戦後間もない時期の火保図(1952年)では、井上サイクルと記載されているので、基本はやはり自転車屋さんだったのだろう。

 モルタル平入り看板建築で、2階の窓まわりの壁はトタンかアルミに換えられたかしたようだ。一帯は戦災では焼失しなかったエリアなので、もしかすると戦前に建てられたものだったのかもしれない。現在は5階建ての雑居ビルになっている。

Tokyo Lost Architecture  
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あかね書房

2024-03-15 | 千代田区 
あかね書房
所在地:千代田区 西神田3-2
構造・階数:木・2
建設年:戦後まもなく
解体年:2005(平成17)
Photo 2005.3.25

 あかね書房は1949年創立。1964年発行の全住宅案内地図帳で「KKあかね書房」として記載されている。いつ頃建てられたのかは不明だが、会社の創立期、1950年頃だったのではないかと思われる。

 木造2階の小さなオフィス。モダンな外観で小路を挟んで神田蓄電池のひとつ西側に建っていた。奥が前項の神田蓄電池。

 写真の少し後に解体され、同街区は住友不動産千代田ファーストビル南館になった。現在は、あかね書房もこのビル内にある。

あかね書房、再開発で新ビルに 07年11月に竣工 - The Bunka News デジタル

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神田蓄電池

2024-03-12 | 千代田区 
神田蓄電池
所在地:千代田区 西神田3-1
構造・階数:木・2
解体年:2014(平成26).4
Photo 2008.9.9

 一部にギャンブレル屋根があり、その部分は屋根裏3階建てだったモルタル看板建築。

 2008年時点のこの写真では玄関シャッター上部に神田蓄電池の名が見えるが、住宅地図でその名が見られるのは1980年代のこと。建物も戦前なのか戦後の築なのか分からず、神田蓄電池が建設当初からの店だったかどうかも不明。90年代以降は別の居住者の名が記されていたりして、いつ頃まで神田蓄電池として営業していたのかもわからなかった。

 この数年後の2014年に解体され、現在、同所はコインパーキングになっている。

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鉄道日本社

2024-03-09 | 千代田区 
鉄道日本社
所在地:千代田区 西神田2-1-4
構造・階数:木・2
建設年:戦後まもなく?
解体年:2018(平成30)
Photo 2008.9.9

 白山通りの西側の裏通りに面してあった、少しだけ洋風なモルタル塗りのオフィス。界隈はかなりの部分が戦災で焼失している。鉄道日本社は1954年発行の火災保険特殊地図には記載があるので、戦後まもなく建てられたものだったのではないだろうか。


 Photo 2010.6.6

 鉄道日本社は過去には鉄道系の書籍や雑誌を出版していた会社。鉄道ではないが「自動車工学」という雑誌も2016年までは出していたようだ。
 窓枠や玄関扉は木製で、玄関は洋風の観音開き。2018年3月時点のGoogleストリートビュー画像には解体のお知らせ看板が写っている。

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尾張屋蕎麦店

2024-03-06 | 千代田区 
尾張屋蕎麦店
所在地:千代田区 神田富山町17
構造・階数:木・2
建設年:戦後まもなく?
解体年:1997〜2000(平成9〜12)
Photo 1996.10.10

 店のウェブサイトによれば、尾張屋蕎麦店は1923(大正12)年に創業したというが、神田富山町あたりは戦災で焼失したそうなので、写真の建物は戦後のものだったのではないだろうか。角地の店舗ではあるが、和風の木造2階建てはある意味昔ながらの典型的な蕎麦屋さんの店構え。

 この写真の後、2001年の住宅地図では3階建てと記されているので、1997〜2000年に建て替えられたのではないだろうか。蕎麦店は現在も同所で営業している。

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