※以下、メモをまとめた個人的なものです。
第6回 ワンダフルエイジング
■ストレスとは
ストレス反応
●情動的反応 不安・怒り・恐怖など
●認知行動的反応 無気力など
●身体的反応 自律神経・内分泌系・免疫系
の変化など
●物理的ストレッサー 騒音・寒冷など
●化学的ストレッサー 排気ガス・薬品など
●心理社会的ストレッサー 対人関係・仕事など
■一般適応症候群
セリエの一般適応症候群の3段階
●警告反応期
一時的に抵抗力が下がるが、体内の生体機能が整うと、平常時より抵抗力が高まる
●抵抗期
抵抗力が維持され、目立った症状は消失し、適応が良い状態が続く
●疲憊期
やがて生体機能が破綻をきたし、抵抗力が激減する
■ラザルスの心理ストレス理論
ストレッサーの経験
↓
認知的評価
(一次的評価・二次的評価)
↓
コーピング(対処)の実行
↓
ストレス反応の表出
●一次的評価 ストレスか?
損害/胸囲/挑戦か?
●二次的評価 対処できるか?
どう対処できるか
コーピング(対処)の実行
(3次元モデルにもとづく対処方略尺度)
●問題焦点型対処
感情焦点型対処
●関与対処
回避対処
●認知的対処
行動的対処
■ストレス対処方略の類型(神村、1995)
●関わる対象の違い
具体的に→問題焦点型対処
情緒に →情動焦点型対処
●問題焦点型対処
現状を変えるための努力をする
例)・もっぱら、次の段階でしなければならない事に、注意を集中する
・行動計画を立ててそれを実行する
・その問題について具体的に何かできる人に相談する
●情動焦点型対処
生じた情動を調節しようとする
例)・気をまぎらわすために仕事をしたり、何かほかのことをするようにする
・奇跡が起きることを望む
・現実よりも良いひとときやそのような場所を空想したり、創造したりして過ごす
■ストレス対処方略の類型(神村、1995)
●関わる対象の違い
具体的に→問題焦点型対処
情緒に →情動焦点型対処
●かかわり方の違い
接近的か→関与型対処
回避的か→回避型対処
■関与型対処と回避型対処
●解決できることには関与型対処が有効
問題の先送りはさまざまなストレスを生む
対応例)・嫌な仕事から終わらせる
・嫌な事にも楽しみや好きな事を見つけてみせる など
●一人の力ではなんともできない場合は回避型対処が有効
対応例)距離をとる など
■ストレス対処方略の類型(神村、1995)
●関わる対象の違い
具体的に→問題焦点型対処
情緒に →情動焦点型対処
●かかわり方の違い
接近的か→関与型対処
回避的か→回避型対処
●機能する反応系の違い
認知系→認知型対処
行動系→行動型対処
■認知の変化
●悪い思い込み(ビリーフ)はストレスの元
悪い思い込みの種類
・もうがまんできない
・自分は劣っている
・絶対〇〇しなければならない
・恐ろしい
認知の変化は漠然とした不安によるストレスからの開放に有効
■行動で対応する
●行動で不安に対応する
情報の収集
対応例)・事前に対応法を考える
・調べる など
■これらの組み合わせによる対処法の種類
・情報収集:問題ー関与ー行動
・カタルシス:情動ー関与ー行動
・計画立案:問題ー関与ー認知
・肯定的解釈:情動ー関与ー認知
・放棄・諦め:問題ー回避ー認知
・回避的思考:情動ー回避ー認知
・責任転換:問題ー回避行動
・気晴らし:情動ー回避ー行動
■さまざまな対処の効果
問題焦点型対処
・ソーシャルサポート 他者からの援助や支援
⇒他者との世話と親密化を通して、ストレスに対処する仕組みも人間には備わってる
(Taylorら、2000)
特に、女性は他者との接触を行いやすくするホルモン(オキシトシン)が多く分泌される
・自己開示(≒カタルシス)
自分の苦痛な感情を他者にうちあける
感情的な体験を文章に書く事も効果がある
⇔不快な感情を抑制することは、かえって交感神経の活動を活発にし、健康には有害(Gross、1998)
・再評価(≒肯定的解釈)
受け取り方を変える
例)その経験に利得の発見(finding benefit:FB)を行う
生命の価値観の実感、人生の目的を見直す、親しい人への感謝、自分が成長した など
免疫力の維持、生存期間の延長などがみられる
■Goodness of fit 仮説
出来事に対して
自分を変え統制することができそると思う時→問題・関与・行動の対処
自分を変えられそうにないと思う時→情動・回避・認知の対処
反対の組み合わせで対処を行うと、ストレス反応が高まることもある
しかし、対処の家庭は1回きりで完結するものではない→対処の柔軟性も重要
問題焦点・情動焦点、回避・関与、認知・行動の対処を柔軟に使い分けできる者ほど
心理的に健康であるといわれる
■ストレス耐性を高めるには
身体的健康 規則正しい生活習慣
心理的健康 気持ちへの対応が行えている
社会的健康 人、社会とのつながり
3つのバランスが大切
■ストレス耐性の弱い部分を補う
あくまで、現在の自分を知りストレス対策をするための指標として考えてください
身体的健康→充分な睡眠を取る
心理的健康→プラス思考を心がける
社会的健康→コミュニケーションを積極的にとる など
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
今回の授業はすごく面白かったです。
3次元モデルにもとづく対処方略尺度は、簡単な質問に1~5段階で答え
それを点数化します。
自分の事が少しわかりました。
何か問題が起こって感情的になってしまった時は
「何でも帳」みたいなノートを作っておいて書くことで
気持ちが整理されるそうです。
カウンセリングと同じ効果があるそうです。
また、物の見方を変える事も大切、と教わりました。
次回は、自分の強みを知ろうです。