風船がわれるまで

手を繋ぐ人が居るから大丈夫怖い思いも半分こになる

今回の地震で何度も何度も「大丈夫！」と言ってきたけど、
強がりの奥で怖い思いが消える事は、本当にはないんだと…

誕生日祝えぬ母の哀しみは胸の奥底癒えぬ傷痕

夏最中感謝の言葉も告げられず震える手組む「ごめんね兄ちゃん」

幼き日笑いあっては後ついて追いつけぬままの君ただ偲ぶ

優しさを閉じ込めたまま逝った人　想いは母に届きましたか

何見ても何をしてても傍らに感じる空気はいつも暖か

新しき道を選びし人となれ桜はとうに膨らんでいる

平凡の中に埋もれた幸せを拾い繋げて未来へ託す

なにものに変えてあなたを見送ろう冬雲の中覗く青空

「七つの子」せがまれ歌ったあの頃の君に問いたい何故にその歌？

（かーら～す　なぜなくの　からすはやーまーにー）
子守唄代わりだったね。

望まれてきた子等の筈なのに届かぬ想い背負う哀しみ

余裕の無い中、ほとんど即詠の状態でしたが、
なんとか完走することが出来ました。

ありがとうございました。

最後だけ少しセンチメンタルに可愛い女を演じてみたい

強靭な心と真摯な態度とが観る人々を惹きつける技

おみくじでいつも大吉出るけれどままならない我が人生は