ヌッキーに「夢は見た直後に語ることが大事(?)」て言われて、初めて書くことにした。
現実世界で、寝るちょっと前にヌッキーに電話した。すると、またもやささっきいと一緒に車に乗ってるとのこと。
2日連続だが、また遊びたいなと思いつつも、何故か断った。
そしてジョージ・ガーシュインと、Geri Halliwellと、Prefab Sproutという全く別のタイプのアーティストをプレイリストに入れて、布団に入ったのが12時過ぎ。
そして、ここからが夢なのだが、俺はそのまま机に脚を乗せながら、ヌッキーと電話していた。電話の内容は現実と同じくこれから会おうかという話。
ただし夢の中で僕はそのまま会う約束をとりつけていた。
すると突然、ぞろぞろと自分の親戚連中が集まってくる。このあいだ結婚した母の妹夫婦の娘、要はいとこの「のんちゃん」もいるし、見たことない若い人もいるし年老いた人もいた。僕の机は現実よりも3倍ぐらい広くて、それはコップや書類の嵐だった。それを若い親戚が黙りながら片付けていく。
そしてそこに何故か、自分の親戚として「伊東四朗」もいた。
まあいたから仕方ないけど、何か周りが、有名人の親戚ということで気を使っている雰囲気を感じた。そこで僕がおとんの計らいでちょっとお茶目な行動に出ると、気を良くしたのか伊東四朗が、往年のギャグらしきものをやってのけた(全く見たことはない)。
周りの親戚と、その前で一緒になって喝采を浴びる僕。なんだか、スター気分でその場をやり過ごした気分だった。
そこから、何度かヌッキーに電話をしなくては思い始める。そしていつのまにか場所が自分の祖父母の家に変わっていた。もちろん親戚連中もいたまま。
「何かの儀式かな?」と思いながら、ヌッキーに電話をするため、2階へあがった。うっすら佐々木に行き先変更を告げるためだ。
すると下から、とっぺん(妹夫婦の旦那)が上がってきた。とっぺんは、ビジネスマンであり長身のナイスガイで周辺の家系的にも珍しく気配りができ優しい人である。僕はヌッキーに電話をしてる最中で、ちょうどこの儀式がいつまであるのか、知りたかった。
僕「この行事って明日まであるんですよね…?」
するととっぺんは今まで見たことない声で
「お前そんなことも知らんのかコルヮー!」
と大声をあげた。
僕はヌッキーに「とりあえずまたかけなおす」と伝えたまま、とっぺんの前でピンと背筋を伸ばした。
「お前、人の前でよう顔変えるよな、よう顔変えるよな!」
多分伊東四朗の前で、親戚にウケたことを快く思っていなかったのだろう。
「はい、ごめんなさい、ごめんなさい」
僕は何のことかはすぐに感じたが、とりあえず謝った。普段はええかげんなくせに皆の前になると、おちゃらけてとりあえず帳尻を合わせてしまう事を言われているのだと思った。
するととっぺんはそのまま僕の方を持ちぴったりと腹と腹を重ね合わせた。
そして「背筋伸ばせ、背筋伸ばせ」と繰り返し連呼させられた。
僕はそのまま肩をもたされた状態で今度は自分の足に足を絡ませて、組み体操みたいに互いが腕で引っ張り合う構図となった。
僕はすいませんの連続だったがとっぺんにそのテンションのまま「歌うたえ!」と言われた。言われるがままとっぺんとコールアンドレスポンスの状態で
とっぺん「僕はギターが弾けない~」僕「なぜギターが弾けないの~」
といった形で歌を歌った。
いつの間にか僕は布団の中に居た。とっさにヌッキーのことを思い出し、急いで携帯を見ると着信とメールの嵐だった。ああ、自分はなんていい加減なんだろうと思ったりさっきのことでパニック状態だった。
そんなことをしているうちに目が覚めた。夢の中で夢を見ている状態だった。現実を把握するのにだいぶかかったけれども、やっと我を戻したとき時刻は2時を過ぎていた。僕はとりあえず携帯を探して、現実と夢の違いを恐る恐る確認した。
千田さんからのメールが一通だけだった。