本当に私的でどうでもいい話です。オチもありませんし、救いもありません。
大変すいません。それでも書きました。自己満足なのか、なんなのか、さっぱり分かりません。
本当に申し訳ないですが、私の役に立たない繰り言を連ねます。
嫌な気分になったらすぐにバックしてください。そして忘れてください。
お願いします。
私は以前この骨髄バンクのドナー登録をしてました。
実は過去に2回、移植のお願いの通知が来たことがあります。
一度目は登録して1年ほどした夏。
移植を興味本位でしたかったのだけど、自分の健康状態が悪かった。(移植のお願いを受け入れると健康診断があるのです)
いわゆる脂肪肝という奴で飲み過ぎ食べ過ぎでフォアグラでした。
この時に非常に悔しい思いをしたのです。
なんというか、イイコトに憧れてエエカッコしたかっただけで、全然真剣さがなかったと。
自分の体の管理もできないのに、アホかと。
適合者が見つかったのに、相手(私のことです)の不摂生で移植できませんとか。
もし、自分がレシピエントだったら、どんなに絶望してどんなに呪うだろう。
もし自分がレシピエントの家族だったら、親だったら、子だったら、夫だったら。
多分一生許さないでしょう。
もちろん、相手が誰かだなんてシステム的に判るはずもありません。
私は、HLAが遺伝子レベルで同じ誰かに本当にすまない気持ちで一杯でした。
そして、この不摂生を何とかしようと思い、断酒しました。
昼は外食、夜は毎晩のようにバーに通っていたのですが、一切やめて半年で10キロ以上痩せました。
そして1年後、再度通知が来ました。
今度は健康診断もなんの問題もなくクリア。
多分、前と同じ人だったんではないかと思いました。
健康診断でアウトを食らった場合、1年間は登録が一時的に対象外になります。
で、きっちり1年後復帰した途端に再度通知。
もちろん、聞いても教えてくれませんし、そもそも誰も知りません。
で、いよいよ嫁さんを説得です。
嫁は医療関連の技術者で骨髄移植について正確な知識を持ってました。
もっともすぐに賛成してもらえたわけではないのですが。
で、最終同意が翌週末に控えた頃に私の母親が絶対にやるなと私に言ってきたのです。
当時、母親は心筋梗塞で入院ー退院した直後で入院中に発覚した深刻な脊髄ヘルニアを
手術するかどうかで心を病んでました。
自分が手術するかどうかのジレンマを抱えているところに私の(母にしてみれば)不要な手術。
本来からすると配偶者が同意すれば問題ないのですが、母がそれこそ怒り狂わんばかりに
反対しているため、コーディネータを交えた会議では最終同意には至りませんでした。
私は、同じ人を二度絶望に突き落としたのだと思います。
そして、多分その方の最後の救いの糸も断ち切ったのだと思います。
ご本人と遺族の悲しみ、遣る瀬無さ、怒り、絶望の幾万分の一にも満たないかもしれませんが
私の心の底の更に奥深くにずーっと刺さっているトゲが痛みを持って私を苛みます。
その痛みから逃れるようにいろんなことをしました。
アウトドアを始めたのもそんな理由だったりします。
寒空で一人で炭火を起こして料理を作ったりしてました。
ダッチオーブン、グリル、スモーク、BBQと道具を揃え
肉を買い、スパイスを調べ、歴史や文化を覚え、その事自体に
溺れるようにのめりこんでいきました。
そして数年が経ち、ニコニコで動画を上げてます。
まだトゲは刺さってます。以前に比べると痛みは減ったかもしれません。
先日、町内会がありました。
町内のメンツで会食があり、私の隣地に住んでらっしゃるご夫婦の正面に座りました。
私が燻製すると風下にそのご夫婦のお宅があるので、なるだけそちらに行かない努力をしてますが
如何せん行くものは行くのです。ですので、たまに作ったベーコンなどを持って行っています。
いつもすいませんねえと頭を掻きながら。
その日もそんな会話(「いつも臭くてすいません」「いえいえ気になりませんよ。ベーコンも美味しいですし」)
してました。
また、そのご夫婦にベーコンを持って行こうと思っていたのですが、
昨日、母親が「近所に配るのはやめるように」と私の嫁を通じて怒ってきました。
何故?と聞いたところで理由があってないようなものです。
もし食中毒でもなったら、うんぬんかんぬん。気にならないとかいうのはお世辞だ、うんぬんかんぬん。
母は、心筋梗塞後、脳梗塞になり、言語中枢に近いところ(欝とかになるあたり)を軽く損傷しました。
日常的に会話したり、生活するにはほぼ問題ない(言葉がたまに出てこないことがありますがごく僅か)
のですが、感情の起伏が異常に激しくなりました。
もちろん、激しくなるのは病気というか障害というか、本人の生まれついての気質とかではありません。
本人に責任があるわけではないのです。
分かってます、理屈では。
まして自分の母親です。言われたことに対して怒るのではなく、すっきりとスルーしておけばいい話です。
分かってます、頭では。
でも理屈や倫理ではなく、感情は恐ろしい勢いで膨れ上がります。
しかし昨晩は暴発することなく理性で抑えきりました。
今朝、心のトゲがまた鋭く傷をつけていることに気が付きました。
もうふさがった、なくなったと思った傷がまた血を流していることに気が付きました。
もう俺も今年で40になります。世間的には十分な大人です。
そのオッサンが真っ暗な闇に放り投げられたような不安と
同世代の人間に対する劣等感で潰されそうになってました。
どうしたいのか、どうしてほしいのかさえ、わからなかった。
表面上は少し顔色が悪かったかもしれないけど、普通通り仕事して
普通通り褒められて、怒られて、心では何も感じてなくて。
ツイッターで、呟いた。トイレの個室で呟いた。
オッサンだから、デスクでケータイをずっと弄るわけにいかないから。
みんなからレスがきた。
一つ一つにレス返したいけど返せない。時間なくて、心に余裕なくて。
もっかい呟いた。やっぱりトイレの個室で呟いた。
ゴメンみんな。ゴメン。ちゃんと説明できなくてゴメン。
あるフォロワーさんからレスがきた。
「私は貴方に助けられたから」
泣いた。トイレの個室で泣いた。
40になろうかというオッサンが昼間っから個室で泣いた。
カッコワリい。超カッコワリい。
ほんとにカッコワリい。
実はこのフォロワーさんからのレスが来るまではブログに怨みつらみを延々と
書こうかと思ってたのですが、このレスのお陰で俺は本当に助けられました。
ありがとうございました。