ブログ: ボクシングHBO/SHOWTIME放送の実況中継

HBO/SHOWTIMEで放送するボクシングの試合の放送内容を不定期に書いていきます。最新の試合日程等もアップします。

フェルナンド・バルガスのタイトル戦

2005-04-19 14:35:54 | Weblog
あのフェルナンドバルガスのタイトル戦が予定に組み込まれました。
8月20日に行われる予定です。

WBCライト・ミドル級暫定王者のJavier Castillejoとの対戦です。Javier Castillejoはオスカーデラホーヤと試合をして以来ずっとスペインで試合を試合をしてきましたが、久しぶりにアメリカで試合をします。

以前のバルガスだったら、問題なく勝てると思いますが復帰してからのバルガスだとちょっと微妙な気がします。Javier Castillejoが相手ということも考慮してもバルガスが勝てるかどうかわかりません。しかし、今後に繋いでいくためにもなんとかしてバルガスには勝ってもらいたいというのが私の正直な気持ちです。

ジャメイン・テーラー インタビュー :3月25日

2005-04-05 15:28:56 | Weblog
7月16日
4団体統一ミドル級タイトルマッチ:
バーナード・ホプキンス対ジャメイン・テーラー
ファイト・マネー
ホプキンス:$3Million
テーラー:$1.8 Million


司会者:調子はどうだい、ジャメイン・テーラー?

ジャメイン・テーラー:とても良いよ。

司会者:それと、子供の出産おめでとう。LSUでの奥さんのことも。

テーラー:いろんなことで良いことがあったけど、まず最初に聞きたいのはビッグ・ファイトのバーナード・ホプキンス戦。

司会者:ホプキンスとの試合が決まるという段階で何を考えたの?

テーラー:こういう状況になってとても感謝している、なぜならこんなに早くホプキンスに挑戦できるはずでは当初なかったから。実をいうと、交渉の話がまとまるのはとても難しかったのだけれど、最終的に全て上手くいった。

司会者:ホプキンスはもう少しで引退かもするかもしれない、なんて考えはなかったの?

テーラー: すべてのボクシングファンが自分とホプキンスとの試合を見たいと思っていると思っていたし、たくさんの人が「ホプキンスと戦いなよ」と言って来た。

司会者:この後で、リングサイドにいるホプキンスとデラホーヤとこの試合のことを話すけど、ディミトゥリウス・ホプキンスのことはどう思う?

テーラー:彼はとても良いボクサー。背は高いし、ハンド・スピードも速いし、経験もある。私は彼のことはボクサーとして好きです。




司会者:赤ん坊はどうよ?ちゃんと寝れているの?トレーニングキャンプに影響してない?

テーラー:早く寝るようにして、そのあと妻が赤ちゃんを面倒見ている。だから彼女はあまり睡眠が取れていないと思うよ。

司会者:君の奥さんはエリカ・テーラーでルイジアナ・テックのシニアの選手で近い将来のWNBAのプレーヤー。12月に奥さんは子供を出産して、いつプレーを再開するの?また君がトレーニング・キャンプの時は一人で子供の面倒も見てバスケットボールの一流の選手としても活躍する。どうやって対応していくの、彼女は?

テーラー:うちは乳母がいるんだけど、それだけではなくエリカは物凄く強い人間で、彼女はすべてのことをちゃんとこなしている(誇らしげに言っていました)。


司会者:いつホプキンスと戦っても大丈夫だと思ったの?

テーラー:前回の試合の直後。今まで近い将来ホプキンスと戦う事になると思っていたけど、いつ戦うというのは想像できなかった。「さあ、ホプキンスに挑戦しよう、どういう結果になるか分からないけどやってみよう」と前回の試合の直後に思った。

司会者:ホプキンスの過去2試合をどう思う?

テーラー:ホプキンスは彼のスタイルを完全にマスターしていて、決して急いでパンチを出していかず、すべてのパンチに対してカウンターを打っていく。本当に私はホプキンスを尊敬していて、彼は私のアイドルです。でもホプキンスと試合は待ちきれない(照れくさそうに言っていました)。

次回はホプキンス、デラホーヤ、テーラーの同時インタビューです。(同じ放送内行われました。)

WBA・WBCクルーザー級・統一タイトルマッチ;結果速報

2005-04-03 15:59:42 | Weblog
18年ぶりに行われたクルーザー級・統一タイトルマッチ。
結果はWBAチャンピョンのJean-Marc Mormeckが判定でクルーザー級を統一しました。
圧倒的な内容で勝利しました。7ラウンドにはMormeckが右ストレートでBraithwaiteからダウンを奪いました。ダウンはこの一回だけでしたがBraithwaiteは危ない場面がたくさんありました。

簡単な試合の流れですが、2ラウンド終了まではBraithwaiteがリズム良くたくさんの手数を出して優勢に試合を進めていました。しかし、3ラウンドになった途端、急にBraithwaiteがブレーキ。その後試合終了まで数ラウンドを除いてMormeckが着実にBraithwaiteを痛めつけていきました。

この試合に限って言えば、Braithwaiteのディフェンスが良くなく穴だらけ、そしてパンチの打ち終わりに全くの無防備、一番気になったのが2ラウンドでガス欠になってしまったスタミナ不足です。
Braithwaiteはコンディションが良くなかったのでしょうか?
試合後のインタビューでは、一切言い訳を言っていませんでした。だから分かりません。

ウォッチャー様、普段のBraithwaiteはどうなんでしょうか?

逆にMormeckの良かったところは、タイトなディフェンスでほとんどパンチを直接受けることがなかったこと(ほとんどのパンチをブロック)、Braithwaiteの打ち終わりに必ず良いカウンターをあわせて有効打をたくさん打ち込んだ、常にインサイドに入っていってBraithwaiteの距離をつぶしていた、というところだと思います。その他に、驚いたのはMormeckのボクサータイプの能力です。10ラウンドから試合終了までなんと足とジャブを使って試合を進めました。とても良いジャブを何度も打ちました。Mormeckがジャブを使ったのは最後の3ラウンドのみです。

今後については、2人ともクルーザー級に留まるとインタビューでは言っていました。
試合後のインタビューの内容は後日アップしようと思っています。

感想としては、とてもよい試合であったと思います。残念だったのは試合会場でのお客の入りです。全くお客さんが来ていませんでした。あんなんで興行大丈夫なんでしょうか。いつもショータイムの試合はお客が全然いません。それとは対照的にHBOの試合はいつも満員です。

写真はBraithwaiteがダウンしたシーンです。


3月25日 ESPNボクシング放送:試合結果

2005-03-30 15:38:52 | Weblog
スーパーミドル級:
Enrique Ornelas vs. Sam LeeseはSam Leeseが判定で勝ちました。Enrique OrnelasがサウスポーのSam Leeseに対応できずに最後までその状態が続いて試合が終わってしまいました。両者ともパンチの正確さに欠けていて、スピードもあまりなかったです。試合のスコアはなぜか物凄く競っていました。理解できませんが、地元選手を優遇したのが、その直後にわかったので納得です。

ミドル級:
ディミトゥリウス・ホプキンス vs. Nito Bravo
ディミトゥリウス・ホプキンスはバーナード・ホプキンスの甥っ子です。ゴールデンボーイ・プロモーションでは次代のジュニアー・ウェルター級のスターそしてチャンピョンはディミトゥリウス・ホプキンスだと確信してそれを一日でも早く実現するために取り組んでいくと、ホプキンスとデラホーヤがインタビューで言っていました。
試合の方はといえば、ディミトゥリウス・ホプキンスが判定で勝ちました。前半はリズム良くジャブやフットワークがさえて良かったのですが、後半はなぜか接近戦で戦って思うような戦いが出来なかったようです。決して有効的なパンチをもらうということは、ありませんでしたが印象はあまり良くなかったように思います。

明日は可能であればジャメイン・テーラのインタビューをアップします。

カシーム・オウマ パート3.:IBFジュニアー・ミドル級チャンピョン

2005-03-28 15:28:12 | Weblog
今現在カシーム・オウマはフロリダで、彼女と1歳の息子との3人での幸せな生活を送っています。

実は、3年前彼の近所のFridaysといういレストランで下腹部を銃で撃たれたとう皮肉な事件もありました。

オウマは過去15年間でウガンダ人最初のボクシングの世界チャンピョンで、
ウガンダでは国民的なヒーローになっていますが、ウガンダ政府は現在までもオウマを脱走兵(deserter)と宣言しており、もし彼がウガンダに戻ったら国家反逆罪で逮捕すると明確な立場を表明しています。

アナウンサー:もし君がウガンダに戻ったら処刑される?

オウマ:はい。


実際、オウマがアメリカに亡命をした時、ウガンダ政府はオウマの父親を探し出して、殴り殺しました。

彼のアメリカで生まれた子供の名前は彼の父親の名前‘ウンド’をつけました。
今現在ウガンダではオウマの首には報奨金がかけられていますが、物凄く再びウガンダをすぐにでも訪れたいと思っています。

なぜなら、彼には亡命する時にウガンダに残してきたもう一人の息子がいるのです。彼の名前はウーマ。ウーマは現在8歳で、未だ子供兵士にさせられる危険下に生活しています。


アナウンサー:ウーマが子供兵士になるなんてこと想像できる?

オウマ:(悲しい顔をして)No. 彼が自分にねだってくるものは、自分が子供の時にはほしいと言えなかった子供用のバイクとかそのような類のもの。

アナウンサー:なぜなら、彼は普通の子供時代を過ごせているから?

オウマ:Yes. 喜んでそういうものを彼に与えたい。


現在世界チャンピョンのオウマは兵士時代のことをすべて忘れたいと願っている。しかし、彼にはとても難しいことで、できない。睡眠不足、フラッシュバック、金縛り等にしばしば襲われる。


アナウンサー:現在はいつ泣くんだ?

オウマ:一番最初にゲリラから教わったことが、泣かないようにすること、特に泣くことなしに処罰を受けること。

アナウンサー:じゃー、泣かないの?

オウマ:全く泣かない。

アナウンサー:自分の過去に恥を感じる?不名誉なことだと思う。

オウマ:思う時もあれば、思わないこともある。ゲリラグループがやってきたことに怒りを感じたり、自分がやってきたこと(命令どおり人を殺したこと=人間としてやってはいけないこと)を許せなかったり。


HBO放送がカシーム・オウマのことに関してウガンダの陸軍にコメントを求めたが、コメントを拒否したそうです。今現在、陸軍のシニア・オフィサーでウガンダのボクシングコミッションの役員が、オウマのことで政治的に働きを欠けているということです。

もしかっしたら、将来逮捕される危険なしに、オウマがウガンダに戻れる日が来るかもしれません。私は切実にそれを願います。
(こんな時日本政府が人道目的で何かできたら、私は日本政府のことを少しは誇りが持てるようになるのですが。無理だよね、日本政府には。だって、国益すら守れない国だから)

これでオウマのストーリーは終わりです(完)

フェルナンド・バルガス復帰戦:結果速報

2005-03-27 14:49:55 | Weblog
今日(3月26日)フェルナンド・バルガスの復帰戦が行われました。対戦相手はRay Jovalです。結果はバルガスの判定勝利でした。それにしても、相変わらずバルガスの人気はすごいですね。ガッティーと同じかそれ以上の人気ぶりです。
試合の内容は、多分皆さんが期待している内容とは違うものだったと思います。しかし、バルガスはスマートに戦えるようになっていました。少し気になったのは、スピードがなかったことです。

今日見せたスタイルを定着させるためには、最低あと3試合ぐらいが必要かもしれません。詳しくは後日にさせて頂きます。
写真は試合後のインタビュー時のものです。

7月16日のホプキンス vs. テーラー:4団体統一ミドル級タイトルマッチ

2005-03-26 15:11:01 | Weblog
今日テレビでホプキンスとテーラーが同時に出演して
7月16日のホプキンス vs. テーラー戦の宣伝と抱負を
デラホーヤと一緒に話しました。

今日の放送の詳しい模様は後日アップします。
今インフルエンザにかかって、体調が最悪なので。

カシーム・オウマ パート2.:IBFジュニアー・ミドル級チャンピョン

2005-03-25 11:39:55 | Weblog
亡命直後彼は、モーテルを自分のすみかにして、ピザのデリバリー・ボーイの仕事を始めます(この時は全然英語を話せません)。

ピザの配達の合間に、手当たり次第にいろんな家に行って、ドアをノックして「Boxing Gym? Anywhere, Boxing gym?」と訪ね歩いきました。その度にいろんな人からひどい扱いを受けたそうです。

最終的に地元のFred Smith Boxing Centerにある、Dennis Porterが主催するAlexandria Boxing Clubにたどりつきます。

Dennis Porter:オウマがシャドーボクシングを俺に見せた時、オウマのシャドーは奇妙でひどかった。だから、全然才能はないし、将来性も全くないと思った。しかし、いったん試合のためにリングに上がると全くの別人だった(すごく強かった)。

オウマのアメリカボクシングデビューはアマチュアの地元で行われたゴールデン・グローブトーナメントの予選でした。
対戦相手は経験豊富なボクサーで、試合会場の観衆が一様に「このアフリカのやつはぼこぼこにされるぞ」と言っていたそうです。
しかし、笑顔で「とんでもないよコーチ、俺はこの試合に絶対勝つよ」と言っていたそうです。実際もすべてのラウンドで圧倒的に相手を叩きのめして試合に勝ちました。

その勝った試合を、有名なトレーナー、Rou Duvaが見ていてオウマに興味を持ったそうです。その4ヵ月後、Rou Duvaはオウマのプロデビュー戦のコーナーの一員でした。

6年後21勝13K.O.でオウマは世界チャンピョンになるのです。

次回に続きます。


カシーム・オウマ パート1.:IBFジュニアー・ミドル級チャンピョン

2005-03-24 14:17:06 | Weblog
カシーム・オウマはまだ26歳であるが人生の半分以上をゲリラとして戦争にかかわってきた。彼にとって人生でしてきた最悪な行為がまさしく戦争であり、だからオウマはボクシングで良くつかわれる「戦争(War)」と代名詞を、ボクシングで使うのを嫌う。

カシーム・オウマは自分で何人の人間を殺したか、または殺されるのを見たか多すぎて覚えていません。

今現在も時々ゲリラ時代の悪夢の記憶に悩まされることもあるそうです。

オウマが6歳の時、学校で授業を受けている時に2・300人の生徒がゲリラに誘拐されたそうです。今現在もこの学校は残っていますが、当時銃を乱射された痕も学校やクラスルームに残っています。

彼らは反政府ゲリラに、腐敗した政府から政権を奪うための、兵士として育てられます。

カシーム・オウマ:「父親も母親もいない、しかし泣いてはいけない」
カシーム・オウマ:「泣けば穴を掘ったところに水だけ与えられて閉じ込められる」

普通の子供だったら学校で読み書きを習っているはずの時期に、オウマはNRA(National Resistance Army)で人を殺すために銃の使い方などを訓練されました。

カシーム・オウマ:7歳か8歳の時に初めて銃を撃った時、銃の反動が強すぎて立っていられなかった。

上官から命令されたことは、どんな事であっても質問なしで遂行したそうです。これはどこの軍隊でも同じことです。

カシーム・オウマ:もし上官からあいつを殺せと命令されれば、素直に即遂行(no questions asked)。それが命令だから。

ゲリラが政権を転覆した後も、不幸にもオウマは人を殺し続けなくてはいけませんでした。

その後、元ゲリラの上官が新政権の要職につき、なおかつそれらの人たちがボクシング連盟の重要な地位なった時に、元ゲリラからのボクサー志願者を募集していたのを知り契約書にサインをします。

それから五年後アマチュアの世界ランクに入り、アメリカで行われるアマチュアの世界大会に出場するためのビザを取得します。

カシーム・オウマ:このアマチュア世界大会に出場するためにボクサーになることを決意した。ゲリラから抜け出すこと、ウガンダから抜け出すためにボクシングを選んだ。これが自分にとって唯一の抜け出す方法だった。

1998年アマチュア世界大会に出場するためにアメリカに来たオウマは、試合には出場せずにワシントンD.Cでアメリカに亡命を果たします。

亡命直後彼はピザのデリバリー・ボーイの仕事を始めます。

次回に続きます。


Ring Magazine Pound-For-Pound ランキング(3月18日現在)

2005-03-23 14:24:20 | Weblog
1. バーナード・ホプキンス-ミドル級
2. フロイド・メイウェザーJr.-ジュニアー・ウェルター級
3. コスターヤ・ズー  - ジュニアー・ウェルター級
4. ウィンキー・ライト - ジュニアー・ミドル級
5. マニー・パッキャオ -フェザー級
6. ファン・マニュエル・マルケス - フェザー級
7. マルコ・アントニオ・バレラ - ジュニアー・ライト級
8. エリック・モラレス - ジュニアー・ライト級
9. ホセ・ルイス・カスティージョ - ライト級
10. グレン・ジョンソン - ライト・ヘビー級


このランキングは、マニー・パッキャオがエリック・モラレスに先週負けたので、多分もう変更されていますね。

個人的な感想としては、ウィンキー・ライトが4位というのは以外です。2位でも良いような気がするのは私の偏見でしょうか。あと、ホセ・ルイス・カスティージョが入っているのは、なぜ(?)です。

突然話はかわりますが、上記の写真は誰か分かりますか?
現在世界チャンピョンです。

分かった人、予想できる人はコメントしてみてください。

Ring Magazineのヘビー級ランキング(3月18日現在)

2005-03-22 15:38:24 | Weblog
チャンピョン: ビタリ・クリチコ

1. クリス・バード
2. ジョン・ルイス
3. ハシム・ラクマン
4. ジェームズ・トニー
5. Monte Barrett
6. アンドリュー・ゴロタ
7. Fres Oquendo
8. Jameel McCline
9. Lamon Brewster
10. Samuel Peter


私の独断のランキングは
チャンピョン: ビタリ・クリチコ
1.  ジェームズ・トニー
2.  ハシム・ラクマン
3.  クリス・バード
4.  Jameel McCline
5.  アンドリュー・ゴロタ
6.  Lamon Brewster
7.  Monte Barrett
8.  Fres Oquendo
9.  ジョン・ルイス
10.  Samuel Peter

こんな感じです。本当はマイクタイソンをランキングの2位に入れたいのですが
まだ復帰していないので、控えました。

皆さんはどんなランキングになるのでしょうか?
良かったら自由に書いてみてください。

最新ミッキー・ウォード情報

2005-03-21 23:04:31 | Weblog
ミッキー・ウォードは3月18日のESPNボクシングのスタジオゲストでした。

「ガッティーとの最後の試合の後、物が2重に見える状態がしばらく続いてボストンで手術をした。手術後は現在まで目の状態も体の状態も物凄く良い。この状態がずっと続いてほしい」というのがミッキー・ウォードの現在の状況報告です。

彼は今現在アマチュアの選手を数人とプロのJeff Rosserのトレーナーをしています。

朝起きて頭痛がなく、医者に会いに行く必要がないし、現役時代では味わえない時間を過ごせているのでとても今の生活環境を気にっているそうです。

ミッキー・ウォードにとってのアイリッシュ・トップファイター:
1. Barry McGuigan
2. Sean Mannion
3. Steve Collins
4. Wayne McCullough

ミッキー・ウォード自身の試合のトップ5:
1. vs. Gatti 1
2. vs. Emanuel Augustus
3. vs. Reggie Green
4.  vs. Alfonso Sanchez
5.  vs. Shea Neary (WBUタイトル戦)

ザブ・ジュダーについてウォードが「タフな試合になると思うが、もしデラホーヤやモズリーと戦っても絶対に勝つと思う」とコメントしていました。興味深いコメントです。ウォードの目から見ると、「ジュダーは今の階級の方があっている、スピードもパワーもある。現在の方が以前よりも強い。長い期間チャンピョンに君臨すると思う」と言っています。

エリック・モラレス対パッキャオの試合に関しては、パッキャオが勝つと思う、とウォードが予想していましたが外れてしまいました。ESPNの解説者はパッキャオは負けると自信をもって語っていました。その反対に、ウォードのようにESPNのアナウンサーはパッキャオを予想していました。私はというと、恥ずかしながらパッキャオが勝つと思っていました。試合自体はまだ見ていないのでなんとも言えませんが、残念です。今週の土曜日に見る予定です。

ミッキー・ウォードに戻ります。
ファンからの質問への回答です。
Q. ガッティーとの3戦のなかでどの試合が一番タフだったか?

A. 第2戦の3ラウンド。


Q. たくさんの人がガッティー対ウォードの試合を「レベルの高い激しい戦い」と定義して頻繁に引き合いに出すがどう感じるか?(ホプキンス対イーストマンの試合を批判して)

A. とてもうれしいし、とても満足できる。自分にとっては、そういうものがボクシングの価値だと思っている。


Q. 誰が過去に一番強いパンチを浴びせたか?

A. (ガッティーやジュダーではなく)メキシカン・ボクサーのサンチェス。一発のパンチで考えればサンチェス。


Q.もし昔に戻れてどんなボクサーとも戦えると仮定すると、誰と戦いたいか?

A. 特に誰というのはない。


Q. すでに引退してしまったが、もし物凄い大金を積まれたらもう1試合をする考えがあるか?

A. 絶対にない。自分が出来ることは(すべて)やった。それに、自分がやめたと言えば絶対に復帰はない。


トレーナーとしてのミッキー・ウォードの今後の活躍を期待したいです。

皆さんのミッキー・ウォードへの印象はどのような感じなのでしょうか?
やはりガッティーとの3連戦ですかね?


4月23日 ウラジミール・クリチコ vs. Sergei Liakhovich

2005-03-20 18:08:00 | Weblog
4月23日にドイツでウラジミール・クリチコ vs. Sergei Liakhovichが行われます。生放送かどうか分かりませんが試合の放送は、アメリカでもされます。

元々ウラジミール・クリチコはクリス・バードのIBFタイトルに挑戦するための交渉していて、クリス・バードに破格の(クリス・バードにとっては過去最高といえる)ファイトマネーを用意していました。しかし、クリス・バードはどうしてもドイツでタイトル戦をやりたくなかったそうで、結局話がまとまらなかったようです。
ウラジミール・クリチコ陣営は、クリスバードの好むジャッジやレフリーを選ばせる用意もあったみたいですが、それでも心配で最後まで首を立てにふりませんでした。

私自身はドン・キングが無理にも説得してクリス・バードにウラジミール・クリチコと試合をさせるのかな、と勝手に予想していました。
なので、ウラジミール・クリチコ vs. Sergei Liakhovichの発表があった時は、ほんのすこし予想外でした。クリス・バードにとっては、今後いつ同じぐらいのファイトマネーが稼げる試合があるかわからないような、本当に良いファイト・マネーだったのに。

ウラジミール・クリチコとクリス・バードの試合はどうしても見たいとは思っていなかったので個人的には、なくなってしまいましたが問題なし。それよりも、その1週間後のジョン・ルイスとジェームズ・トニーの試合のほうが興味があります(もし、ちゃんと両者が調整をできるのなら)。



3月18日 ESPNボクシング結果速報

2005-03-19 16:25:39 | Weblog
ヘビー級:Kevin McBride vs. Kevin MontiyはKevin McBrideが第5ラウンドにTKOで勝利。
この試合がこの日の放送のメインイベントでした。今日はアイリッシュ・ファイター特集です。だからというわけではないのでしょうが、同じアイリッシュのミッキー・ウォードがスタジオでのゲストでした。

なぜこのヘビー級の試合が今日の放送のメインだったかというと、理由があります。決して実力・人気があるからではありません。実は、Kevin McBrideはなんとマイク・タイソンの復帰戦の相手の第一候補に現在なっているからなんです。しかし、全然良いボクサーではないしタイソンのスパーリングパートナーにすらならないような選手です。スピードはないし技術もないし体はぼよぼよで、タイソンだったら殺しかねないです。このような相手と復帰戦をやるとタイソンの価値が下がるような気がしてなりません。違う相手を選んだ方がタイソンにとっても良いと思います。


ミドル級:John Duddy vs. Leonard PierreはJohn Duddyが鮮やかに第1ラウンドTKOで勝利。試合直前ミッキー・ウォードが早い回でのJohn Duddy によるTKO勝ちを予想していましたが、その通りになりました。ミッキー・ウォードは以前ニューヨークでJohn Duddyのファイトを見たことがあったそうで、その時から若くて良い選手だと注目しているそうです。私も確かに良い選手だと思いました。左右のフックが切れ味鋭いです。特に左フックはすばらしかった。これで、John Duddyは9戦全勝9K.O勝ちです。すでに人気があるボクサーです。みんな将来を期待しているそうです。私はみんなが騒ぐほどすごい一流の選手だとは思わないですが、現時点で言えば良い選手だと思います。彼もアイリッシュ。


ウェルター級:Delvin Rodríguez vs. Marteze LoganはDelvin Rodríguezが2ラウンドにダウンを奪って大差の判定で勝利しました。Marteze Loganはプロボクサーになる前にアマチュアでキックボクシングをやっていたとのこと。(このキックボクサーの面汚しが!)

さて、明日はモラレスとパキャオのPAY-PER-VIEWです。今のところ一緒に見る予定の友達が2人集まったので多分PAY-PER-VIEWを見ます。一人当たり約$15なので、スポーツバーに行っても約$10かかるので、自宅でくつろぎながらDVD録画ができて$15は悪くないと思っています(決して安くないですが)。この試合のほかにスーパーバンタム級タイトルマッチのMartin Castillo vs. Eric Morelとフライ級暫定王座戦Jorge Arce vs. Hussein Husseinがあります。

皆さんはいくらまでだったら、このPAY-PER-VIEWを見ようと思いますか?




4月30日:ジョン・ルイス vs. ジェームズ・トーニー:WBAヘビー級タイトルマッチ決定

2005-03-18 14:39:24 | Weblog
4月30日に予定されていたクリチコ vs. ラクマンのタイトルマッチが延期になったことをうけて、急遽ジョン・ルイス vs. ジェームズ・トーニーのWBAヘビー級タイトルマッチが4月30日に行われることになりました。ただ、まだ試合会場の正式発表はまだありません。

元々クリチコ vs. ラクマン戦のHBOテレビ放送枠だったところに、代わりにジョン・ルイス vs. ジェームズ・トーニーのWBAヘビー級タイトルマッチが放送されます。

こんな急なオファーで両者とも準備は大丈夫なのでしょうか?ジェームズ・トーニーにとっては、昨年から世界戦をいろんなテレビで訴えていたので、とてもうれしいに違いないですがこんなに準備期間が短いと、良い試合を見せてくれるかどうか心配です。特にジョン・ルイスは毎試合、お世辞にも良い試合をするとは言えないのでがんばってほしい。(不要なクリンチをなくすように!)

ジェームズ・トーニーというと、ロイ・ジョーンズJr.から今のヘビー級で一番強いボクサー、と言われてボクサーです。(でも、ロイ・ジョーンズは彼自身なら再びジェームズ・トーニーを倒せる、と昨年言っていました。)