バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

・「エアポートバス東京・成田」に戻った成田空港交通330号車

2024年03月26日 | 気の向くままに、、


成田空港交通330号車が「エアポートバス東京・成田」の運用に戻ってきました。



330号車は、京成系の格安空港バス「東京シャトル(TOKYO Shuttle)」の専用車として導入されました。

その後、京成系の「東京シャトル」と、ビートラ&JR系の「THEアクセス成田」とが統合し、「エアポートバス東京・成田」の運用に就くようになりましたが、後に「エアポートバス東京・成田」が原則トイレ付き車両で運行することになり、同運用を離脱。「土浦・つくば~成田空港線」に活躍の場を移していました。

今回の「エアポートバス東京・成田」復帰に伴い、トイレの設置工事が施工された模様です。



また、ナンバープレートが「成田ナンバー版図柄入りナンバープレート」になりました。

これまでは「東京2020ナンバー」の払い出しでしたが、車号に合わせた希望登録に変更しています。

330号車 成田230う・330
 
追記:目撃情報ありがとうございました
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桧山

2024年03月24日 | 関西


京都府船井郡京丹波町に位置する、桧山(ひのきやま)です。

西日本JRバス、京丹波町営バスが発着します。



桧山は、山陰本線の園部駅~福知山駅間を結ぶ、西日本JRバス「園福線」の拠点となる停留所です。

1939年に路線開設し、鉄道省の省営バス、国鉄バス、JRバスと歴史を重ねてきた「園福線」は、2024年3月31日をもって廃止が決まりました。桧山は、かつての自動車駅で、広大な敷地に、鉄道のようなプラットホーム、数多くの発着場、営業所を有します。

自動車駅について、簡単に説明すると、鉄道の無い駅です。国鉄の旅客列車のかわりにバスが、貨物列車のかわりにトラックが発着しました。鉄道の周遊券等を持っていれば、そのままバスに乗車することも出来ましたし、駅によっては、小荷物の取り扱いもしていました。例えば、東京都内の駅から桧山駅宛で小荷物を送れば、桧山駅で受け取ることも出来たはずです。



ここには、西日本JRバスの京丹波営業所が存在します。

「園福線」の車両基地であり、バス運行の中枢となる場所です。路線廃止に伴い、京丹波営業所の廃止も決まりました。



それでは、桧山停留所を見ていきましょう。

何よりも、自動車駅の印象を深く植え付けるのが、「西日本JRバス 桧山駅」と表記された駅名看板です。



それから、鉄道の駅を連想させる、プラットホーム。

線路を引けば、列車がきそうな雰囲気です。



プラットホーム中央には、待合室があります。

そして郵便ポスト。



待合室の内部。

ベンチが並びます。



「園福線」の路線図。

桧山は、園部駅へ約30分、福知山駅へ約60分の場所に位置します。



2023年11月現在の「園福線」時刻表。

園部駅方面へ8便、福知山駅方面へ5便を運行しています。園部駅~福知山駅間を直通する便もありますが、その大半は桧山で系統を分離しています。



こちらは、京丹波町営バスの路線図。

その多くは「園福線」と同様に、かつては西日本JRバスが運行していた路線です。路線廃止により、自治体運行のバスに代替しました。

路線図を見ると、かつて桧山は、JRバスが集まる拠点であったのがよくわかります。



2023年11月現在の町営バス時刻表。



他に、プラットホーム上には、飲料の自動販売機や、お手洗いがありました。



出発を待つ、町営バス。



ワンボックスタイプの車両もいます。



さて、午後の福知山駅行きが営業所を出庫してきました。

近隣の学校の下校時刻に合わせて、便を設定しているようです。



福知山駅行きのバスが到着すると、大勢の小学生がバスに乗車しました。



のりばには、町営バスも据え付けられました。下校ラッシュです。

おそらく昔は、つばめのバス達が並んた光景が見られたのでしょう。

そして、最後まで残った「園福線」もまもなく姿を消すことになります。



最後になりますが、西日本JRバス「園福線」が廃止される4月1日以降は、園部駅側が中京交通、福知山駅側が京都交通に引き継がれます。但し、その分離点は桧山ではなく、桧山より福知山側に位置する菟原~丹波大身間が事業者の境目となります。



<撮影2023年11月>
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

・アルピコ交通 東京営業所の移転

2024年03月22日 | 気の向くままに、、


アルピコ交通の東京営業所が移転をしました。

営業所の場所を、これまでの東京都板橋区から、東京都大田区へと移しています。(敷地外から撮影)



車庫は、kmモビリティサービスや、栄和交通と共用しているようです。

アルピコカラーのバスと「ケイエム観光」や「お台場レインボーバス」が並んでいました。



これにより、品川ナンバーを付けたアルピコ交通の車両が登場しました。



品川ナンバーを付けた、アルピコ交通のエアロエース。

徐々に、練馬ナンバーや板橋ナンバーから、品川ナンバーへと登録を変更した車両が増えています。

以下見たまま

品川200か3478 13020号車 高速車 エース
品川200か3481 13018号車 高速車 エース
品川200か3482 16049号車 高速車 ガーラ
品川200か3483 12005号車 高速車 ガーラ
品川200か3485 17056号車 高速車 ガーラ
品川200か3486 18065号車 高速車 エース

今回の品川ナンバー登場により、アルピコ交通(アルピコ交通東京含む)は、練馬、板橋、足立、品川の4ナンバーを制覇したことになります。
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

・京王バス「Sクラスシート」の終焉

2024年03月19日 | 気の向くままに、、


2024年3月1日発行の京王バス「新宿~松本線」の時刻表を頂いてきました。

以前(2023年4月1日発行)との大きな変更点を探すと、まず、西東京バスへの委託がなくなった点、それから、京王バスの担当便から「Sクラスシート」の表記がなくなった点の2つがあげられます。(アルピコ交通への委託便はSクラスシート設定が残っています)

これにより、2010年から始まった京王バスの「Sクラスシート」は、その幕を閉じたことになりました。


↑2010年7月 西口にて撮影

「Sクラスシート」が登場したのは2010年7月。

『プラス1000円するだけで、ワンランク上のすわり心地』をキャッチコピーに、これまでの4列シート(2列-2列配列)と比較して、3列シート(1列-2列配列)の上位クラスが登場。京王電鉄バスだけではなく、共同運行事業者の松本電気鉄道も参画するという、会社間を跨いだ施策でした。

「Sクラスシート」が登場した経緯はわかりませんが、当時の情勢から推測するに、ライバルの特急「あずさ」に加え、台頭した高速ツアーバスへの対抗策だったのではないかと考えられます。


↑高速ツアーバス

この当時、中央高速バス「新宿松本線」は、相次いで増便ダイヤ改正を実施して利便性を向上させました。加えて「2回回数券」の発売を開始します。これにより、往復だけではなく、2人で同時に回数券を使用する使い方も出来るようになりました。

様々な施策の実施。「Sクラスシート」は、そんな高速ツアーバスとの競合期に登場しました。



京王電鉄バス「Sクラスシート」仕様車の車内です。

前方に位置する計4席が「Sクラスシート」です。但し、松本電気鉄道の「Sクラスシート」は配列が異なり、京王バスより多い計7席を設定しました。

車内最後部は「パウダールーム付き豪華トイレ」です。洗面台や着替え台を設置し、メイクや着替えが出来るというフレコミでした。



「Sクラスシート」のコンセプトは「高速バスをご利用するお客様に、もっとくつろげる空間をお楽しみいただきたい」です。

最大幅600mmの座席、電源コンセント、専用ブランケット、スリッパ、ドリンク(期間限定)といった設備とサービスが、その特長です。無線LAN(有料)にも対応しました。

私個人の話を書くと、ちょこちょこと松本へ通っていた時期があり、その際「Sクラスシート」には幾度もお世話になりました。何よりも携帯電話を充電出来る電源コンセントの存在はありがたかったです。当時は、高速バスの座席に充電設備があるのは一般的ではなく、帰路まで携帯電話の電池が持つか心もとなく不安だらけでした。「Sクラスシート」を予約しただけで、その不安が安心に変わるのですから、プラス1000円の価値は大きかったです。


↑デビュー当時のチラシ

そんな「新宿松本線」の目玉商品だった「Sクラスシート」も、車両の世代交代を迎え、徐々に便数を減らし、京王バスからは姿を消しました。

最近は、以前と比べて増車の台数は減りましたし、運賃設定もダイナミックプライシングが主力です。輸送力の観点からも、収益性の観点からも、車両には座席数の多さが求められる時代になったのではないかと考えられます。今回、京王バスの「Sクラスシート」が新車に引き継がれなかったことは残念ですが、時代が移り変わり、またいつの日か、このような上位クラスの車両が登場して、快適な旅が出来る日が訪れるのを願っています。
 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

・京王バスの新車 三菱ふそうエアロエース 52401号車

2024年03月16日 | 気の向くままに、、


検査標章3月。京王バスの新車、三菱ふそうエアロエース、52401号車です。



2年ぶりに折戸仕様のエースが増備になりました。

4列シート、トイレ付き、42席仕様と思われます。



52401号車 杉並200か・206

追記:先日、杉並区からお披露目がありましたが、永福町営業所に「すぎ丸」用のEVバス(BYDのJ6)が導入されました。(充電設備も設置されました)車号はD72408。以前導入したスカニアと同様に、メーカーの数字は「7」を採用しています。この車が京王バス初のEVとなりそうです。発表によると3月下旬から「けやき路線」で運行開始するそうです。
  

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする