珈琲とギターの日々

横浜馬車道でカフェのマスターをやってた男の日記

あまちゃんの名言から

2013-07-19 22:54:41 | ひとりごと
あまちゃんにハマってます。
ギャグ要素も多いし音楽も良いのですが、
テーマも何気に深く名台詞も多いので、ご紹介させてください。

「あんたじゃなくて、みんなが変わったんだよ。自信持ちなさい!」
~主人公アキちゃんを東京に送り出す母、春子さん(キョンキョン)の名台詞
 新しい人が現れると、周りが良い刺激を受けるという意味もあるし、
 無理して変わる必要なんてない、っていう意味にも取れる名言です。

「一緒だと楽しいからやってたんだべ。ダサいくらいなんだよ!我慢しろ。」
~アキちゃんが、ヤンキーと化した親友のユイちゃんに語った一言。
 ダサいなんて、気にしちゃダメダメ、楽しまなきゃ(笑)

「自分が潜りたいから、潜るんだ」
~アキちゃんの祖母、夏ばっばの名言。
 「他人のために」って思う事は「他人のせいに」という事と表裏一体。
 あくまで、自分のために。

「琥珀も磨けば光る、お前の仕事も同じだろう。」
~琥珀マニアの勉さんの名言。
 自分も若者も磨かなきゃね。磨かなきゃ光らないし。

「わかるヤツだけ、わかればいい」
~レディー・ガガならぬ、レディオ・ガガをQUEENフレディの格好で
 パフォーマンスした花巻さんの名言。
 わかるヤツだけ、わかればいいのさ!(笑)

倍音

2013-04-29 17:48:12 | 音楽
今、「倍音」の本を借りているのだけど、
これがなかなか面白い。

中村 明一 「倍音 音・ことば・身体の文化誌 」
http://p.tl/AQLc

倍音を多く含む尺八奏者の著者ならではの切り口で、
ただの音の分析や音楽の解析に留まらず、タレントの声なども
分析しているのが面白い。

特に「整数次倍音」の「非整数次倍音」の違い。
数学的な解説は面倒なので、端的に言えば、
「整数次倍音」の声の代表は黒柳徹子、タモリ。
「非整数次倍音」の声の代表は森進一、ビートたけし、明石家さんま。

整数次の方は、小さい声でもやたら通る楽器的な声で
非整数次の方は、ガサガサとかハスキーとか、ノイズ的な声。

聞き手への心理的な影響もこの声とリンクしていて、
非整数次の声だと、幾ら毒を吐いても、嫌われない(笑)
確かに、たけしさんやさんま師匠の毒舌には嫌みを感じないが、
徹子さんやタモさんが毒を吐くとストレートに他人を傷つけてしまう。

はて、自分の声はどうかなぁと思うと、割と整数次なんじゃないかなと。
記憶に無い僕の吐いた毒舌で、後から「あの時はどうこう」と
他の人に怒られたりするのよね(汗)
ということで、毒を吐ける人って選ばれしものなんだなぁと思ったり(笑)

閑話休題。

あと面白かったのは「いよーーーっ、ポン」と、
かけ声を元に鼓を打つタイミングって、西洋人には測れないという事。
微妙な音量や声質の流れで、「ポン」のタイミングは都度変わるけど、
日本人は違和感無くできるのに、西洋人はカウントしないと出来ないらしいのだ。

日本人は「いよーっ」の音高、音量、音質などの要素を総合的に把握して、
それらが増大→減少→原点に戻る所を無意識に察知して「ポン」が揃うらしい。
。。。たしかに、頭でカウントなんかしてないけど、できるよなぁ。。。
逆に、西洋人は音楽の要素がそれぞれで独立して把握しているので、
テンポはテンポなので、「ポン」を合わせる事ができないらしい。

ということは、日本人以外に「三三七拍子」とか「関東一本締め」を
強要させてはいけないのですね(笑)
まぁ、西洋人の皆さんの反応をみるのも面白そうですが(汗)


などなど、面白い発見だらけで、もう、この本面白い。目から鱗すぎ。
音楽本の中でも格段に読みやすいと思います。

マチャアキ、ムッシュ、順

2013-04-26 22:30:41 | 音楽
本日、堺正章、ムッシュかまやつ、井上順のコンサートに行って参りました。
もうお客さんの平均年齢高過ぎでしたが(腰の曲がったおばあちゃんもチラホラ・汗)
この3人を同時に見れる機会も殆どないだろうわけで(笑)

僕が世代も違う、スパイダースが好きになったのは、
ムッシュ+コーネリアス小山田君、ムッシュ+ピチカート小西さんなどの、
共演からムッシュを好きになり、徐々にスパイダースに遡って、もうすっかり虜になりました。

今日のライブは2部構成。
前半はスパイダースの歩みを、ショートコントまじりに(笑)

この動画のように、ムッシュのギターソロを二人で担いだり、

田舎のライブの時の停電騒ぎを再現したり、デパートの屋上でのイベントを再現したり、
順ちゃんはジュリーのマネで「君だけに愛を」を熱唱したり、
マチャアキのタンバリン講座も飛び出したり、
しまいには禁断のムッシュのカ○ラネタも出てくるわで、
もう、エンターテイメントの塊でした(笑)

「ムッシュ、もうスパイダースも限界だよ、何かネタ無いの?」
「一個だけあるんだけど、、、コミックソング。。。」
ってな具合で「エレクトリックおばあちゃん」を演じたり、もう感激!

そして、3人ともボーカルですが、特に御歳74歳!のムッシュの声が通って凄かった。
特に「ブーン・ブーン」のカヴァーと、一部最後の「どうにかなるさ」は
絶品でした。すごいわ、ムッシュ。
「ムッシュかまやつ - どうにかなるさ」


休憩を挟んで後半は、それぞれのソロ特集。
井上順「おせわになりました」堺正章「さらば恋人」かまやつひろし「シンシア~我が良き友よ」と
有名曲ぞろい。お客さんも大盛り上がりです。

ラストは3人で「あの時君は若かった」「風が泣いている」「バンバンバン」!
やっぱり、「バンバンバン」は楽しい!

「ザ・スパイダース - バン・バン・バン - 1967」


3人揃ってダンスする姿は、可愛格好いい。まさに「ポップ」でした。
ああ、こんなおじいさんになりたい!(笑)

アンコールで、多分リハもやってなさそうな「Long Tall Sally」を。
(ビートルズによる演奏でもおなじみの曲です)
マチャアキのテンションが一気に上がって、カッコ良かった!
ああ、この人はコントや司会よりも、こういう音楽やりたいんだなって

という具合に、、、散文で申し訳ございませんが、、、
もう、最高でございました。ごちそうさまです(笑)
またやるんだったら、絶対に行きます、ホント。

マンハッタンから、あまちゃんへ

2013-04-10 22:03:05 | 映画
最近は、NHK朝の連ドラ「あまちゃん」にハマってる。

正直、朝の連ドラにハマるのなんて初めてだ。
出勤で家を出る時間が8:20なので、丁度見れるっていうのはあるけど、
個人的には「あまちゃん」はそれだけではないのだ。

丁度10年前、「あまちゃん」と同じクドカン脚本の
「マンハッタンラブストーリー」というドラマに、
僕はどハマりして、DVDボックスまで買ってしまった。
。。。普段、ドラマなんか全く見ないのに(笑)

当時、視聴率平均一桁台だったのに、
10年経った今でもDVDレンタル率が高かったり、
当時のザ・テレビジョンで年間最優秀作品賞を取ったりで、
変な形で記憶と記録を残したドラマだ(笑)

出会ったキッカケは、第一話が始まる前に、
当時、僕が付き合ってた女子が及川ミッチーのファンで、
「見れないから録画しておいて」と言われたのが運の尽き。
録画ついでに見ていた僕の方が、ハマってしまった(大汗)

小泉今日子、及川光博、森下愛子、松尾スズキ、酒井若菜、
船越英一郎(本人役!)、塚本高史、TOKIO松岡(主人公)、
と個性的なキャストが巻き起こす
「片思いの連鎖」と、「小ネタ」の数々。

テンポの良さと、多くを語らない展開が小気味良く、
買ったDVDは今でも見返している。
笑えて泣けるのだ、これがまた。。。。

。。。
そして今、「あまちゃん」である。

「マンハッタン」の時はキョンキョンはタクシードライバーで
その同僚、尾美としのりとの漫才のような掛け合いが面白かったが、
「あまちゃん」では、この二人、冷えきった夫婦役と来たモンんだ。
しかも尾美さんは未だタクシードライバーだし(笑)

やっぱり、クドカン脚本のキョンキョンは本当に凄い。
妙な熱さとクールさを兼ね備えていて、怖い位に「生きて」いる。
あ、「あまちゃん」の主人公はキョンキョンじゃないんだけど、
主役を食ってるよなぁ、、完全に。。。

そんなこんなで、「あまちゃん」が大好きなのだ。
しかも、音楽も大友良英さんだしねー、色々ツボに入るのよー(笑)

【この音楽を聴け!】ドリフターズ(後編)

2013-04-09 21:03:40 | 音楽
ドリフの今でも一番の稼ぎ頭と言えば志村けんな訳だけど、
(僕も志村ドリフで育ったし)
どうやら、荒井注脱退+志村けん加入直後は人気が出ず、
ブレイクするまで、かなりの時間が掛かったようです。
(全員集合の視聴率もだだ下がりだった模様)

彼のブレイクのキッカケはおなじみ「東村山音頭」



休憩中に志村が口ずさんでいた元ネタを、いかりやが発掘。
元々、4丁目だけの歌を、「起承転結」の
「承」である3丁目をいかりやが
「転結」である1丁目を志村が作り上げ、
一気に志村自身もスターダムにのしあがります。

綺麗に3丁目をまとめあげた、いかりやの作詞作曲手腕も凄いのですが、
この1丁目がねー、楽器のできない(と言われている)志村の
ファンク魂炸裂で、たまりません!
♪いっちょめ、いっちょめ、わーお
もう、天才すぎ!(爆笑)

志村といえば、ヒゲダンス。
BGMを「Do Me」を元にバックバンドに伝えて演奏させ、
彼がお茶の間にファンクを溢れされたという逸話も有名ですよね。

(ヒゲダンスの元ネタ)Teddy Pendergrass - Do Me (1979)


なにより、音楽から遠ざかっていたドリフに光明を与えたのが、
バリバリのバンドマン達から一番遠い志村であり、
その志村が「音楽でドリフを復活させた」という流れは本当に面白い。
(志村自身も昔バンドをやってたらしいけど、他のメンツよりも
 テクが劣るのは仕方が無い。だって、みんなレベル高いんだもん!)

ああ、志村に関して熱く語ってしまった(笑)
ということで、今回の締めの一曲は「ドリフのバイのバイのバイ」。
志村加入の第一弾シングル。(東村山以前ですね)



加ト茶の可愛いボーカルと、志村の狂気のシャウト!
左右に分かれたワウギターとベースのグルーヴ感。
しびれるぅ!何故これが売れないんだ!(笑)


。。。ここまで書いて気付いたけど、俺、3年前もドリフネタで日記書いてたわ(汗)
。。。
お粗末っ!(「のってる音頭」より引用)

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