Carnal Engagement

大人のための真面目な blog

この Blog は

2038-01-19 03:14:08 | Blogmonger
この Blog は、お子様には刺激の強すぎるような話題を真面目に書く Blog です。

この Blog を書いているのは、昼間は真面目な仕事をしていて真面目なblogを半分仕事で書いている人間なのですが、その皺寄せがこの blog に来ています。

アダルトなカテゴリーを名乗っている割に画像も写真も全く無く、その方向を期待して来られた多くの男性客(ならびに一部の女性客)の皆様には全く申し訳無く思っております。しかしそういう方向のサイトへのリンクもところどころ僅かにはありますので、その辺で手を打ちませぬか。

なお、この Blog は、二丁拳銃 様が提唱されている 風俗行ったら『ありがとうございましたっ!したっ!』って風俗嬢に言う運動 に協賛しております。

1年半の間に

2008-03-02 02:35:00 | ソープ
このblogを1年半も放置してしまっていた。もはやこの blog を読んでいる人などいないだろう。いたとしても、RSS リーダーに登録したまま削除するのを忘れていた人だけかと思う。まずは、長らく更新を怠っていたことをお詫びしたい。
加えて、1年半の間に積もり積もったspamコメント/トラックバックを掃除していたところ、読者の皆様から頂いた貴重なコメントまで間違ってごっそり削除してしまった。本当に申し訳ない。重ね重ね謝罪したい。

更新を止めていた1年半の間に、実にいろいろなことがあった。

最後の更新は2006年の9月だったが、その時に通っていた姫とは11月に別れた。諸々の事情により彼女が関西に帰ってしまったのだ。帰るという話を聞いたのは10月だったが、その時はさすがにショックだった。「いずれ帰るつもり」と言うのは3月から聞いていはいたのだが、それでも辛いものだ。更新が止まった直接の原因はこのことだ。
この姫は、私の人生に最も大きな影響を与えた女性として記憶されるだろう。以前 私の馴染み として紹介したが、彼女に通ったことは本当に勉強になった。彼女と知り合ってから別れるまでは一年足らずに過ぎず、一緒に過ごした時間など累計で80時間にも満たないが、彼女のお陰で私は人間としても成長できたと思う。

しかし本当にいろいろあったのはその後だった。以前「この姫が上がるときは私も風呂遊びを上がることになるのかもしれない」などと殊勝なことを書いていた私だが、実はその後すぐに新しい馴染みができてしまった。
この姫とは、初会から姫予約だったなど出会い方がかなり特殊で、また音楽や漫画など趣味の領域での好みの一致度が高かったなこともあり、そして何より本当に素晴らしい女性であったため、すっかり心を奪われてしまった。さまざまな事情をかかえてこの業界で働いている女性に恋することは、自分を不幸にする可能性がかなり高い。そんなことは私も重々承知していた。しかし心が傾くのを抑えることができなかった。
この姫との関係では、私が今まで自分に課していた(そして当blogでも読者に薦めていた)ルールをいくつも破ってしまった。店外デートも自分から誘ったし、そこでの禁も破った。もちろん姫に迷惑をかけないという確証があってのことではあったが、やはり読者の皆様には謝らねばなるまい。

悲しいことだが、それほど好きだった姫を、私は救うことができなかった。彼女の抱えていた事情は、私で支えるには重すぎた。彼女は身請けされてこの業界から上がり、間も無く結婚する。「愛情は人を強くしてはくれるが、現実の前では無力」と彼女は言う。
最初は本当に辛かった。彼女と結ばれることが恐ろしく難しいことは理解していたつもりだったし、彼女が身請けされるという可能性も考えていないでもなかった。それでも、いざその事実を突きつけられると、ショックがきつかった。悲しさと自分への無力感で泣きそうになった。
その最初のショックから何とか立ち直り、彼女が上がったことに「おめでとう」と言える心境にようやく今近づきつつある。時間と共に心の傷も癒えるだろう。

私がソープに行くことはもう二度と無いと思う。前の馴染みが上がってもソープに通ったのは、この彼女がいたためだ。その彼女もいなくなった今、今度こそ本当に卒業ということになる。それに、ソープに行けば多分彼女のことを思い出して辛くなる。
しかし彼女に恋したことを後悔しているわけではない。もし人生をやり直せたとしても、やはり彼女を好きになるだろう。同じ苦しみをまた味わうのは本当に辛いが、彼女と過ごした一年間は私にとっての宝だ。彼女と出会えて本当に良かったと、今でも思っている。

まあそのような近況だ。
ソープに行くことが無くなった以上、この blog も更新ネタがなかなか無い。この先どうしたものかと言う話は、今思案中である。

精神的な貞操感覚

2006-09-15 15:50:06 | ソープ
逆説的なようだが、風俗嬢、とくにソープの泡姫には、精神的な貞操感覚がしっかりしている人が意外と多い。

売春していて何が貞操だ、と言い出す人もいそうだが、本当のことなのだ。彼女達は、「仕事としてのセックス」と「自分の気持ち」とをはっきりと分ける。そして、後者についての貞操感覚は、押しなべて堅い。プライベートでのセックスは基本的に夫や彼氏など好きな相手とだけ。心を許すかどうかも同じく。夫や彼氏のいない姫であっても、やはり「好きでもない相手とは、仕事ならいいけど」という感覚が働く。

セックスで感じるかどうかも、この区分けでかなり違って来る。
もちろん、貞操感覚がしっかりしている姫の中でも、仕事としてのセックスで感じるかどうかの度合は、姫によって千差万別だ。仕事では全く感じないという姫から、仕事でも相手によってはそこそこ感じる姫、仕事中にオーガズムに達する姫だっている(プライベートほどでは無いにせよ)。

男性にはこの貞操感覚・線引きがなかなか理解しがたい。「仕事で誰とでもやってるんだからプライベートでやっても一緒だろう」などと考えて店外デートに誘おうとする困った客もあとを絶たない。
同様な話として、最近の日本の男性客には「キスNG」が理解できないという話がある。男性から見ると「セックスやらせてくれるのにキスが駄目ってのは貞操感覚として理解できない」という話になる。しかし、今でこそキスOKが当り前となった日本の風俗業界だが、世界的な売春事情を見るといまだにキスNGの方が圧倒的に多い。映画「プリティ・ウーマン」にも出て来たが、「仕事ではキスNG」というのが女性にとっての気持ちの線引きとして万国共通なのだ。日本の場合は、「セックスは禁止だが他はOK」という不思議な法律があったせいで、非本番系風俗が発達し、そこでセックスできない分を埋めるためにキスが標準サービスとなった。そうなったのはここ20年ほどの話だ。

私はこの姫の感覚を大事にしたいと考えている。姫の気持ちの線引きを敢えてこちらから越えようとは思わない。もちろん姫がそれを望むのであればそれはそれで良いことだ。しかし、私も含めた男性というものは「この姫はそう望んでいるに違いない」と自分に都合良く思い込みたがる生き物だということも承知している。
姫が仕事として接してくれる中で楽しむ、というのが私のスタイルだ。仕事でもそれなりに感じてくれるという姫であれば、感じてくれることが嬉しい。「姫を感じさせられる自分が嬉しい」では無い点に注意して欲しい。感じるか感じないかの決定権はあくまで姫の側にあり、私はそれを尊重する。だからこそ感じてくれることが嬉しいわけだ。一方、感じないが感じている演技はしてくれるという姫であれば、演技してくれることが嬉しい。実際のところ私は演技の上手な姫が結構好きだ。こちらの気分を盛り上げてくれる。それに、こちらの気分を盛り上げようとして演技してくれる気遣いは、やはり嬉しいものだ。

ところで、最初に「意外と多い」という曖昧な書き方をしたが、実際のところどれぐらい多いのかについては、私も定量的なデータを持っていない。ただ感覚として、相当に多そうだ、という気はしている。
もちろん業種や地域などによる差は大きい。風俗の中で一番貞操感覚が堅いのはまず間違いなくソープだろう。本番が仕事の一部として組み込まれているソープだと、そうでない他業種に比べて、やはり感覚が堅くなる。また、東京よりも関西の方がしっかりしている人が多いらしい。仕事を頑張るための明確な目標や確固とした自分があるか、という差も影響するらしい。
ただし、「相当に多そうだ」という感覚には、私の主観/好みが影響している可能性も否定しない。私はこういった姫の貞操感覚をリスペクトしており、ぶっちゃけて言うとそういう感覚を持っている姫が好きなのだ。何を隠そう今の馴染みが、この感覚についてかなりしっかりしている。私と馴染みはこの貞操感覚/気持ちの線引きについて何度か語り合ったことがある。「東京より関西の方が」「明確な目標を持ってる子の方が」というのも実は馴染みからの指摘だ。思い返すと、今の馴染み以外の昔通っていた姫にも、似たタイプの姫が多かった気がする。

余裕

2006-09-10 14:37:49 | ♂と♀
風俗嬢のつぶやき に出ていた「嬢の恋愛」の話を読んで、根本的に“恋愛”というものは心に余裕がないと出来ない事 という箇所にはっとさせられた。
姫との恋愛についてはこの blog でも 姫に惚れること と題して記事を書いたことがあったが、今回はもっと広く一般的に「余裕」というキーワードで考えてみたい。

風俗でも恋愛でも、「心に余裕を持つこと」は恐ろしく重要である。

通常の風俗でも、ガツガツしている客や金銭的にセコい客は嫌われる。これは「余裕がない」ためだ。
高い金を払って風俗店に行く客としては「元を取りたい」と思う気持ちは当然と思う。しかし「なんとしても元を取らないと」と思ってしまうと、心に余裕が無くなる。これは姫も敏感に察知する。そうなると、相手を思いやる余裕も無くなり、相手の良いところを見つける余裕も無くなり、客・姫の両方に不満が残る結果になる。
特に客が擬似恋愛を楽しみたいなら、余裕はますます重要だ。姫が客に本当に惚れることは滅多に無いわけだがが、「個室にいる間はこの人が恋人」と自分に自己暗示をかけてムードを盛り上げようとする姫は割と多い。しかしその自己暗示も、余裕の無い客が相手だと簡単に破れてしまうのだ。
もしあなたが高い風俗店に行くことになって、「これだけの料金は自分にはかなりの大金だ」「これだけの金を払うのだから絶対失敗はできない」と思うなら、正直行くべきではないと思う。それより、自分の心に余裕を持てる価格帯の店に行く方が、結果として満足できることが多いのでは無かろうか。あるいは、高尾太夫のためなら(3年かけて貯めた)金を捨てても構わないと思った紺屋職人のように構えるか。

風俗でもそうだが、通常の恋愛でもやはり余裕を持つことは重要だ。余裕が無くなると、相手の気持ちを思いやる余裕が無くなる。
かれんさんは、嬢の恋愛について、嬢を好きだという“自分の気持ち”よりも嬢自身の気持ちを大切にする事が出来るならば と書いているが、姫との恋愛に限らず全ての恋愛一般について同じことが言える。

最近はいわゆるストーカーが社会問題化しているが、あれも「余裕の無さの悪循環」とも言うべきものが大きな原因ではないかと私は見ている。
実は最近、私の友人(♂)と別の友人(♀)との間で色恋絡みの揉め事があり、♂の方が半ばストーカーしかかるという困った事件に巻き込まれてしまった。私は以前より両方から相談を受けていて、たいへん頭の痛い思いをしていたのだが、かかる事態を防げなかったことはたいへん遺憾に思っている。
♂の方は以前から、「相手の気持ちを理解するよりも、自分の気持ちを相手に理解してもらいたいという気持ちの方が強い」という性格だった。その点には前から私も懸念を持っていたのだが。二人の仲がこじれてくると、♂の方は心に余裕が無くなり、「相手の気持ちを察する」ことができなくなり、「自分の気持ちを相手に伝える」方にばかり熱心となっていった。当然それがかえって♀の気持ちを遠ざけて言った。ますます余裕の無くなった♂は…とまあ完全な悪循環にはまってしまったのだ。
余裕の無さは、例えば「仕事も友人関係もうまくいっていない、もう俺にはこの人しかいない」と言った追い詰められた心理からも生じる。そういった環境要因と、相手の気持ちを察する余裕の無さが重なると、人間というのは結構簡単にストーカー化してしまう、のではないかと私は睨んでいる。

風俗で、姫の好意を勘違いして恋してしまう、あるいはストーカー化してしまう客が多いというのも、こういった「客の余裕の無さ」が原因ではなかろうか。
昔はいろいろ余裕のある人が「遊び」として風俗に通っていたが、最近ではいろいろ余裕の無い人が「救済」として風俗を求めるケースが目立ってきたように思う。うまく癒してあげられれば誰にとってもハッピーなのだが、難しいケースも多々あるようだ。

風俗で客が姫に惚れてしまった場合にはさらに難しくなる。いろいろと苦しい思いをすることになるので、まず確実に余裕が失われるのだ。「結ばれなくてもいい」とは前回書いたとおりだが、そこまでの余裕を保つのはそうそう簡単なことではない。
実は私も一時期心に余裕を失ってしまった時期があり、あの時は知らないうちに姫に迷惑をかけていたかもしれないと未だに申し訳なく思っている。この blog を読んでいる方々には、なんとかうまくやって欲しいと願っているところだ。

ローション

2006-09-09 20:27:55 | ソープ
ローションは、多くの風俗業界でマットプレイなどに使われる必需品である。堀之内でマットプレイが発明された頃は「泡踊り」などと呼ばれてボディソープが使われていたが、やがてローションに置き換わった。一日に何度もソープを使ってマットをやっていると姫の肌荒れがひどくなるが、ローションなら肌への負担がソープより小さくてすむためだ。それでもローション負けする人は結構いるのだが。

ローションはもともと、風呂に入れない寝たきり老人の清拭用に開発されたものである。私の父も10年前に末期癌が骨に転移し、延命治療を断ってぺインコントロール主体で死ぬまでの半年を過ごしたのだが、その際も清拭用にローションを使っていた。ベッドに寝たままでもこぼれないようにと粘性を高めて作られた液体が、あのローションである。
その医療用製品であったローションを風俗に転用してみようと最初に思いついた人は相当に凄い人だったと言わざるを得ない。

ローションの成分はよく「海藻成分」などと言われたりするが、それは大嘘で、実際はポリアクリル酸ナトリウムと呼ばれる化学製品である。増粘剤として食品添加物にも使われている物質なので、一応飲みこんでも安全ということになっている。しかし人によってはアレルギーとなることもあるので、あまり飲みこまない方が良いとは思う。

通常ローションはマットで使われるが、ベッドで使う技もある。マットでは全身ローションまみれでぬるぬるになるのに対し、ベッドだと少量を局所的に使う形になる。風俗以外でカップルがペペローションなどを使うようなケースだと、マットを持っていないだろうから、こちらの使い方になるのだろう。実際のところ技の幅はマットの方が圧倒的に広いのだが、たまに目先を変えるには面白い遊び方だと思う。今の馴染みが先日やってくれて、良いチェンジ・オブ・ペースになった。

嬉しそうな姫

2006-09-06 23:50:46 | ソープ
私の今の馴染みは、いわゆる仕事系と呼ばれているのだが、ソープ技に加えて客に対する礼儀・心遺い・ムードの演出を武器にしている。客に「尽くされている」と感じさせるタイプで、最近は少なくなった仕事系高級店の本道とでも言うのだろうか。いわゆる恋人系だと「客に甘える」ことが武器になるが、そういう攻め方はしない。あくまでも自分は控え目に一歩引いて、客を立てる姿勢。接待に最適な姫だろう。
ところが、趣味/専門の話が盛り上がってくると、それが一変する。表情も声も生き生きし、客の話を聞くよりも自分の喋りたいことを優先するようになり、自慢話や軽口も出るようになる。仕事系高級店としては失格なのかもしれないが、私がこの姫を好きでたまらないのはまさにここ。
このツボを見つけるまでには結構かかった。初会が散々で、裏を返したときにまあまあ、三度目に入ったときに「女性は男性に本当のことを言わない」という話で盛り上がったのは前にも書いた通りだが、もっと盛り上がる共通の趣味の話題があるとわかったのは四度目だった。歯止めが効かなくなることは姫自身も自覚していて、普通は自制しているようだ。三度目である程度打ち解けていたから四度目につながったのだろう。それでもいまだに、別れ際に「今日も趣味の話ばかりしてごめんなさい」と謝られることがよくある。私がそっちを楽しんでいるのはわかっているだろうに。そこはやはり仕事師のプライドなのだろう。

私は昔からこういったところに惹かれ易い。ソープ嬢としてのきちんとした仕事や接客態度が身に着いているが、時おり素顔を覗かせる、というパターン。
「そのギャップが魅力的」というのもあるし、「それなりに心を許してくれているから普段はあまり見せない素顔を見せてくれる」という満足もある (中年貴族さんの自分だけ特別という話とか)。しかし一番大きいのは「姫が嬉しそうにしているのを見るのが好き」ということなのかもしれない。どんなメイクも笑顔には勝てない。私は「セックスで仕事を忘れさせるほど姫をいい気持ちにさせよう」などと言った大それたことは考えないが、「仕事を忘れるほど楽しい時間を一緒に過ごせ」たら嬉しいと思う。
メールアドレスの話のときに書いた5年目でアドレスを教えてくれた姫も、着うたを聴かせ合っている最中は本当に嬉しそうにしていた。あの姫も仕事師としてのプライドの強い姫だったが、そのときは二回戦目をしないうちに話だけで時間になってしまい、コールが鳴ったとき本当に驚いて、そして申し訳ないという顔をしていた。

もちろんこれは、いわゆる手抜きとは違う。仕事せずに済んで楽ができるから嬉しい、という姫なら大勢いるだろう。また、仕事のきちんとしている姫なら誰でも、というわけでもない。性格や興味の相性が大きい気はしている。

姫のメール/携帯

2006-08-31 22:20:55 | ソープ
私は基本的に姫のメールアドレスや携帯電話の番号をこちらから聞かない。もちろん、姫が教えてくれたら有難くいただくし、メールも送る。姫がこちらを気に入ってくれたら教えてくれるだろうから、それでいいという話。

私はこれが自分のスタイルだと思っているので、もし仮に今後新しい姫に出会うことがあったとしてもこれで行くつもりだが、この blog を読んでいる男性諸氏に「こうした方がいい」と勧められるかというと、なかなか微妙である。「客から聞かれたら教える」というスタンスの姫を相手にすると、両方待ちに入るため、滑稽なことになりがちだ。

ある姫の場合、初会からアドレス交換までに実に5年が過ぎた。顔出しNGの姫だったので、移籍でもしたら探すのが大変だから、せめてこちらのアドレスを教えておくぐらいはしておかないと、とずっと思ってはいた。なのだが、入ると異様にまったりしてしまうため、毎回言い出すのを忘れていたのだった。
きっかけは着メロの話題。どういう話の流れだったかはすっかり忘れてしまったが、当時の私は着メロ/着うたを自作することに凝っていて、携帯にいろいろ設定していたので、それを姫に聞かせたのだった。その話が妙に盛り上がり、そのときは1時間ぐらい丸々その話をしていたように記憶しているのだが、最後に姫が「アドレスも交換しよう」と。
その姫には数ヵ月に一度のペースで通っていたのだが、それ以来月一通ほどのペースでメールが来るようになった。メールの内容はと言うと、露骨な営業色は抑えてあって、季節の挨拶と近況報告と「元気にしていますか?」的な内容。こちらも毎回返事している。一度「なかなか逢いに行けなくてごめん、成績は大丈夫?」と聞いたこともあったのだが、「いろいろ厳しいけど、無理はかけたくないから、逢えるときに逢いにきてくれればいいよ」と返事がきた。真の営業とはかくあるべき。

別の姫の場合は、「すっかり教えたつもりになっていた」という大ボケなケース。その姫の携帯が壊れてアドレス帳がクリアされてしまい、店のWWWサイトに書いている日記で客全員に向かって「メール送ってください」と呼びかけたことがあった。その後その姫に入ったら、開口一番「なんでメール送ってくれなかったの」と怒られた。ひどい話だ(笑)。
この姫とは、いつのまにか「毎回生休明けの口開けに入る」ことになり、生休予定の連絡をメール/電話で毎月取り合うようになった。なぜそうなったのかと言うとまあいろいろ経緯があったのだが、その姫、生休明けの一人目は仕事の勘を取り戻すのに苦労していたようで、それが毎回私と決まっていると一種の条件反射のような形でスムーズにいったらしい。

今の馴染みとは、店外デートすることになってから、日程調整のためにアドレスを交換し、待ち合わせのために番号を交換し、と、かなり泥縄的な流れだった。
この姫は極めて筆不精で、自分からメールを送って来ないどころか、こちらのメールにもほとんど返事をよこさない。「次は○○日ぐらいに行きたいのだけれど出勤してる?」というメールにさえ返事が無い。ただメールを読んでくれてはいて、メールで近況(彼女が趣味的に興味を引きそうなもの)を送っておくと、次に入ったときに話題にしてくれる。

そういう滑稽な話もあったので、「姫のアドレス/番号を聞く代わりに自分のアドレス/番号を姫に教える」というあたりが妥当ではないか、という気も最近はしている。姫にその気があればメールなり電話なりしてくれるだろう。してくれない姫なら、姫のアドレスや番号を聞いたところで大差あるまい。
とは言え、最近では自分からアドレスや番号を教えてくれる姫がかなり増えたようにも思う。特に若い姫だろうか。年代的なものはあるかもしれない。上に書いた三人の姫は、今の馴染みも含めて、三人とも年齢層の高い姫だった。まあ私自身、年齢層の高い姫が好みなのだが。

ところで、掲示板などを読んでいると、「アドレス/番号を教えてもらって→姫とメールや電話して→仲良くなって→店外デート」といった夢を描く男性客が世の中には少なくないようである。店外デート自体の善し悪しももちろんあるのだが、それをひとまず置いておいたとしても、この図式は正しくないという気がする。
姫と仲良くなる方法が仮にあるとすれば、それは「店でお互い楽しい時間を過ごす」しか無いと私には思える。仲良くなった結果としてメールや電話が役に立つ、ということならあり得るだろう。また、店で楽しい時間を共有するための準備として、メールや電話が役に立つことも、やりようによっては可能かもしれない。ただ、メールや電話を通じて仲良くなるというのは、ありそうに無いと思うのだが。特に、「店に行かずにメールや電話で」ということになると、確実に嫌われる。

また、「営業用の携帯とプライベートの携帯」という区別を重要視する客もいて、そのような人は「プライベートの方のアドレス/番号を教えてもらう」ことを一種のステータスと考えるようだが、それもいかがなものだろう。
例えば私の今の馴染みは、前も書いた通り、ソープ嬢としての顔と表の世界での顔を持っている。携帯も表用とソープ用を持っているのだが、それはプライベート用/営業用という区分けではない。ソープのことが表のつきあいの人にバレるのが困るから携帯を分けているのだ。ある客のことを特別好きになったからといって表用の携帯に移行するかというと、そんなことはあり得ない。店に関してのメールが表用の携帯に来ては、携帯を分けている意味がない。
「プライベートの方を教えてほしい」という客の希望は、姫の事情を考えない一人よがりな願望だと思える。客としては、「プライベートの方を教えてもらった」ということで自信なり自己満足なりを得るのだろうとは思う。ひょっとしたら、それを逆手にとった営業もあるのかもしれない。それでも個人的には「考え方自体がおかしいのでは」と言う気がしてならない。

客の勘違い

2006-08-29 15:39:30 | ソープ
主婦…でもソープ嬢 で、姫が仕事以外でもSEX好きだと誤解する客についての話が出ている。まったく困った客が多いものだ。
しかしこの問題は、もちろん悪いのは誤解する客なのだが、客を誤解させるような環境というものも絡んでいる。具体的に言うと、客の誤解を煽るようなメディア、ならびに時代の変化である。今回はそれについて書いてみたい。

実は私が昔通っていた姫の一人も、一時期痴女キャラで売っていたことがあった。店のWWWサイトでのプロファイルはもちろん、雑誌のインタビューも「プライベートのときも欲求不満で体がうずいてくると逆ナンしてた」など、かなりめちゃくちゃな内容になっていた。当時はそれでかなりの人気があった。本気にしていた客が結構いたらしい。
もちろん実際にはそんなわけがない。この姫には痴女キャラに切替える前から通っていたので良く知っている。店外デートしたこともあるが、店の外では本当はシャイな女の子だった。それだけ痴女キャラとしての演技がうまかったということだろう。

また、別の姫からは、この姫は長く通う前に上がってしまったのだが、裏を返したときにこう言われたことがある。「carnal さんのエッチがあんまり気持ち良かったから、休みの日も思い出して一人エッチしちゃった」と。もちろん私がそれを本気にするわけは無いが、そう言って気分を盛り上げようとしてくれている姫の気持ちはとても嬉しかったので、こちらも嬉しそうに「本当に?じゃあ今日はもっと気持ち良くしてあげるね」とベタな返事をしてしまった。当然姫も嬉しそうに笑ってくれるので、気分が大いに盛り上がったことは言うまでもない。
しかし、あのかわいらしい笑顔でそういうことを言われたら、本気にして勘違いしてしまう客も少なくないのではなかろうか。「じゃあ次の休みの日には一人エッチじゃなく俺がしてあげるよ」とか言ってしまう客も結構いそうに思える。いやそれにしても思い出してみると良い子だった。たぶん今の馴染みの次ぐらいに。

こういったケース以外でも、痴女的な売り方をするWWWサイトや雑誌はよくある。また姫の営業用blogでも「普段からSEX大好きでーす」的なキャラ作りをしているものがたまに見られる。姫の売り込み方はいろいろあると思うが、そういう「SEX大好きというファンタジー」が売り方の一つとして定着してしまっている。
客がこれを「宣伝用のファンタジー」だとちゃんと理解すれば問題無い。しかし男性客というものは、「それが現実であって欲しい」と願う生き物なのだ。男性に限らず人間は、本当の現実よりも、自分がそうであって欲しいと思う願望の方を、信じてしまう。結果、ファンタジーを現実と信じ込んでしまう客が大量生産されることになる。

ファンタジーを信じ込む客が増えると、姫に迷惑が及ぶわけなのだが、興味深いことに、自分を痴女キャラで売る姫は、その被害をほとんど被らないのだ。そういった姫は、勘違い客のあしらい方も上手なもの。勘違い客ばかりが押し寄せても、うまく捌いて売上にしてしまう。
問題は、ファンタジーを「ソープ嬢はみんなSEX好きだ」という風に拡大解釈してしまった客が、痴女キャラで売るつもりもない姫のところにやってきた場合である。これは本当に迷惑な話だろう。なのだが、業界全体がこういう構図の上に成り立っているので、なかなか何ともしがたい話でもある。

というのが「メディアが勘違いを煽っている」の話だが、もう一つ、「時代の変化」についても、考えたことを書いておきたい。

勘違い客というのは最近になって突如発生したものではない。300年以上昔の吉原の遊廓には、今よりも遥かに勘違い客が多かった。客を勘違いさせてつなぎ止めようとする話はいくつも伝わっている。日本の勘違い客というのは、諸外国の売春事情と比べても明らかに多く、日本の伝統文化なのではないかとさえ思う。
この客の勘違いというやつは、300年前であれば問題にならなかったのだ。姫は吉原の壕の中に閉じ込められていたから、「休日に店外デート」などありえなかった。客がファンタジーを現実だと信じていても、客は姫に手出しできなかったのだから。だから、客の勘違いは、売上を増やすための策として、むしろ積極的に奨励されていた。
ところが時代が変わり、状況が少しずつ変わって来た結果、勘違い客のデメリットがメリットを上回るようになってきた。いまや姫も廓に縛り付けられているわけではなく、休日は自分の生活を持っている。これは良いことに違いないが、同時に、客が姫に手出しできる余地が生まれて来たということでもある。そして何より変わったのは、携帯電話の存在だ。
上にも書いた通り、「客を勘違いさせる」という売り方は、現状で、メディア/店/一部の姫から是認されている。それは、吉原の時代から脈脈と続く伝統なのではないかとも思う。しかし時代が変わった結果、もはや「害の方が大きくなった」という気がしている。その時代の変化に、メディアや店や姫が追い付いておらず、そのしわ寄せが出ているのではないだろうか。

女性をイかせたい?

2006-08-22 00:19:24 | ♂と♀
男性は「女性を感じさせる/イかせる」ことに拘る。なぜならそれが自分の自信につながるからだ。「女性を感じせられないやつ」は男性にとって最大級の侮辱であり、自信喪失につながる。
すでに何度もこの blog で書いているように、男性がセックスに求めるものは、皮膚感覚的な気持良さだけでなく、自分への自信という精神的なものが大きい。男性はセックスを通じて自分への自信を再確認する。極端な話、射精するだけならオナニーでも良い。男性はセックスにそれ以上のものを求める。

女性もそれを何となくわかっているので、往々にして「気持ちよいふり」「イったふり」をする。その方が男性が満足するからだ。「相手に満足して欲しいから」という思いやりの気持ちのこともあれば、「その方が早く終わるから」という致し方ない事情のこともある。
本当の反応を見せてしまうと、男性は自信を喪失したり、ひどい場合には逆ギレして怒り出すことさえある。「本当の自分」を素直に認められる男性というのはそれほど多くない。男性と良好な関係を保つことを考えれば、やむを得ないことだろう。

しかしその結果何が起きるかというと、本当は下手なのに「自分はセックスが上手い」と誤解した男性の量産である。

というようなことを、今の馴染み姫と話したことがある。この話は 主婦…でも、ソープ嬢 へのコメントとしてちょっとだけ書き込んだのだが、こちらでも書いてみる。

この話をしたのは、三回目に入ったときだった。初会は実は全く話が盛り上がらず、裏を返したら比較的いい感じかなという風になって、の三回目だったのだが、この話題が大受けして、それで姫と打ち解けられたように思う。
姫は、(姫の仕事のことを知らない)友達から男性を紹介されて、「うっかり(本人談)」その日のうちにコトに及んでしまったことがあったそうだ。その相手は自分の腕にかなり自信満々の様子だったのだが、その中身はと言うと「今までの経験の中でも最低ランクに」ひどいものだったと。
という体験談を姫が話してくれたので、それに対して、上のような話をして、「その人が今までセックスした相手は本当のことを言わなかったんじゃないか」と言ってみたところ、これがなぜか大受けした。「そうか!誰かが勇気を出して本当のことを言わなきゃ!」と。
ただしオチもついた。「でも私がそれを言うのは嫌だから」と。まあそれが全ての女性の本音だろう。男性にとって本当のことを知らされるのはショックだが、女性にとっても本当のことを告げるのはなかなか勇気がいる。

最後に、男性読者へのアドバイスも。
ひょっとしたら、これを読んで「俺のはセックスは下手だったのか!」「実はイかせられてなかったのか!」とショックを受け、自信を失くす方もいるかもしれない。その気持ちはわかるのだが、このことも理解して欲しい。女性の大半は、セックスに、肉体的な快感よりも、精神的/愛情的なつながりを求める。オナニーではイけるかもしれないが、それよりも好きな男性とセックスする方が(たとえイけなくても)良いものなのだ。
だから、「相手をイかせよう」とあまり気負わない方がいい。それは男性にとって「自分に自信をつける」ためだけの独りよがりに過ぎない。それより、セックスはコミュニケーションなのだから、もっと相手を理解しよう。信頼を深めよう。自分の自信のためではなく、相手のためにセックスしよう。重要なのは、上手下手よりも、相手を思いやれるかどうかの方だ。お互いが(肉体的な意味だけでなく)気持ちのよい時間を過ごせるためにはどうしたらいいか、もっと考えてみよう。

TruthG の求人情報サイト

2006-07-02 07:56:13 | Net
日本語で読めるシリコンバレー系 blog としてネットビジネス関係者の間で有名な On Off and Beyond で、渡辺千賀さんが、シリコンバレーのスーパーエンジニアとソープ店長の給料は一緒 という記事を書いている。TruthG の求人情報サイトの充実ぶりを紹介する記事なのだが、私も初めて見るサイトだったため、思わず声をあげながら読んでしまった。

この TruthG のサイト、真剣にすごい。
女の子向けの 収入シミュレーション では、店と出勤日数、身長、体重などを入力すると、一ヶ月でどれだけの収入になるかをシミュレートしてくれる。税務署などの対策がどうなっているのか若干気にならないでもないが、求人に応募してくる女の子は「いくら稼げるか」が最大の関心事だろうから、良いところに目をつけたと言える。
FAQ の充実ぶりもなかなかのものだし、私は入店できるかな のページではルックスや体型への不安を解消するものになっている。面接の心得 では面接官の似顔絵まで紹介されており、とにかく「応募に対する不安」を解消することに全力を尽くしている。とどめの マンガで紹介 がまたすごい。

私は TruthG の店を利用したことが過去一回しかないので詳しくは知らないのだが、いろいろな面で厳しいというか管理がしっかりしている店という印象を持っている。過去このグループに在籍していたという女の子に話を聞くと、たいてい「出勤管理の厳しさ」を思い出に挙げる。病欠には必ず病院の診断書が必要、など。とだけ書くときつい店のように聞こえるが、店外デート禁止や完全衛生管理を客側にもはっきり明言している点など、要するに管理がしっかりしているのだろう。様々な意味でなあなあに流れがちな風俗という業種にあって、しっかりした管理を徹底しているからこそ、上記のようなしっかりしたサイトを作れるのだろう。

潮吹き

2006-06-08 02:44:01 | 医学
私をお風呂に連れてって で潮吹きの話を読んだので、私も潮吹きについての思い出を書いてみる。

私は基本的に指入れをしないため、潮吹きとも縁が薄い。それでも、過去吉原で私が通った中に、二人だけ潮を吹くという姫がいた。

一人はGスポットへの刺激で潮を吹くことがあると言っていた。それと同時に、潮を吹くと大変に疲れるとも言っていた。指入れしない私は潮を見ることもなかったが、興味深い話だと思った。全然関係無いが、この姫には、指入れはしないもののクンニが気持ち良いと褒められたことがある。テクニックと言うよりは、唾液の粘り気具合がなんとも言えず良かったらしい。

もう一人は、正常位で潮を吹くというちょっと変わったタイプ。刺激でと言うより気分が高まってくると、と言っていた。正常位なので、潮を吹くとこちらの下半身に温かいものがかかり、最初はびっくりするが、慣れるとこれはこれで良いものだった。こちらは、潮を吹いた後でも特に疲れるといったことは無かった模様。潮吹き以外でも、母子三人で TDL に行ったりとか、思い出深い姫だった。

ところで潮の正体が何かについてはまだ定説が無いようで、軽い失禁だとか過剰な愛液だとか様々な説があるらしい。思うのだが、潮と言っても一種類では無いのかもしれない。実は人によって潮の成分は違うのだが、みんなまとめて「潮」と呼んでいる、のでは。潮吹きを売りにする姫には、実は失禁しているだけ、というタイプが結構いそうに思う。先ほどの正常位で吹く姫などは、どうも失禁っぽかった気がする。もちろんそうでない姫もいるのだろう。

私の馴染み

2006-06-07 01:24:35 | ソープ
久しぶりに馴染みに入ってきた。ベッドのあと、二人で出前を食べ、風呂に入ってゆったりし、持っていった写真を見ながらおしゃべりし、もう一回と誘われ、頑張って大きくしてくれて、というところでコールが鳴った。「え?もう?」と本気で驚いた様子。いつも1回止まりの私なので、今日こそはという仕事師のプライドがあったらしい。

本当に良い子に巡り合えたものだと思う。ネットではきついことを書かれていたりもするので、相性は人それぞれあるのだろうとは思うが、私にとっては過去出会った中で最高の姫だ。
まず話が合って楽しい。しかも専門的なことになると私より遥かに詳しいので、話していて勉強にもなる。出会ってから半年ちょっとの間にいろいろなことを教えてもらい、私の世界も広がった。体の相性も良い。たぶん向うがこちらにうまく合わせてくれているのだとは思うが。ルックスも良い。と言うか品の良さがある。仕事師で売っているだけあって仕事には手を抜かない。今回のように椅子もマットも無かった時は、サービス料を受け取るときに本当にすまなそうな表情になる。
もちろん良いところばかりでもない。他人に対するある種の冷たさ/思いやりの無さが時折言葉の端に現れる。アトピーなので肌荒れがひどいとか粘膜が弱いといった点も泡姫としては弱点だろう。年齢もそれなりに高い(私よりは年下だが)。メールにほとんど返事をくれないのは時々悲しい。でも、そんなところまで含めて気に入っている。

姫に惚れること

2006-04-07 17:24:06 | ソープ
黒蜜や 雲の行方お風呂の日記 などで、最近相次いで「姫に対して恋愛感情を持つ客」の話が出ていた。今回はこれについて書いてみる。

ソープで姫と客との間に恋愛が成立することは、私も実際に数例知っているので全く無いとは言わないが、極めて例外的な場合に限られる。「自分は例外の方だ」と思いたくなるのは姫に惚れた客の人情だし、その気持ちは大変よくわかるのだが、ほとんどの場合そうではない。ほぼ常に、客の側の一方的な片想いである。

という前提の上でどうするかという話だが、

もちろん最初からそのような感情を持たないで済むならそれに越したことはない。とは言え、「そんなことは最初からわかっていたが、しかし」という人はどうしたらよいか。

結ばれるだけが愛でもないだろう。見守り続ける愛もある。「一番好きな人とは結ばれないもの」という言葉を聞くと私はいまだに目頭が熱くなるのだが、なかなかの真理を突いているとも思う。ソープの姫を好きになるとは、そういうことなのかもしれない。

見守る上では、好きな姫になるだけストレスをかけないことが重要なのだが、そのためには自分が登楼を楽しめなければならない。回数を重ねる毎に重くなっていく客を迎えるのは、姫としてもたいへんに辛い。いやもちろん「楽しむ」ことが難しいのは私にもよくわかっている。どうすればいいかは、今もなお考え中だ。

最後になるが、今回の件に関して 風俗 愛の放浪記 で非常に良い文章を見つけた。それを引用して今回の話の締めくくりとしたい。
そもそも、人と人との関係は、一方的なものではない。俺が好きだから、ということだけで成立するわけではない。二人の関係が出来上がるためには、一方が好意を示すときに、もう一方も好意を感じる、という相互関係が必要だ。こちらの心が動くときに、相手の心も動いている、ということが必要だ。これは、気持ちのキャッチボールだと言える。投げたボールを投げ返してくれなければ、キャッチボールは成立しない。

こういうキャッチボールは、恋愛に限ったことではない。特に風俗の場合、恋愛というのは、例外を除いてはほとんど成り立っていないように思われる。また、たとえ成り立ったとしても、そういう恋愛関係は長く続くものではないし、お互いの思惑が食い違う可能性も高い。

俺が風俗で唯一考えられる人間的な関係は、信頼関係だ。その信頼関係がどれだけ深められるかは、お客の努力と人間性にかかっている。女の子との間に深い信頼関係が築けたとき、おそらく最も深い精神的満足が得られるだろう。もちろん、そんなことは風俗の子相手にできるわけない、と思う男性も多いだろう。そういう気持ちの裏には、風俗という仕事に対する、あるいは風俗の仕事をしている女の子に対する蔑視が潜んでいるのではないか。風俗であれ、他の仕事であれ、そこにいるのは一人の女の子だ。その子に対して本当の信頼関係を築くのは、そういう外面的なレッテルを離れて、一人の人間と対峙したときに始めて可能になる。

事前予約

2006-04-02 23:06:10 | ソープ
UNDERGROUND LOVER で 事前予約 の話が取り上げられているので、またしても取り上げてみる。

事前に予約をするかどうかという話は、業種や店によっても異なる話ではある。ソープは比較的先の予約まで取ってくれる業種だと思うのだが、吉原にも当日でなければ予約を受け付けない店が結構ある。ただし私の利用する店のほとんどは、だいたい一週間ぐらい前から予約を受け付けてくれる。

さて、私は結構前から予約を入れる派だ。

昔よく通った姫の中に、顔出しNGにも関わらずNo.1の姫がいたのだが、前日までに必ず予約が埋まるため、かなり前から予約していた。週一しか出勤が無かった頃は、一ヶ月分の予約が月頭に出ていたのだが、激しい予約争奪戦になっていた。その後週三で出るようになって、一週間前ならだいたい取れるようになった。
また、毎回必ず生休明けの口開けで入ると決めていた姫がいたのだが、その姫の場合も生休予定が決まった直後くらいに予約を入れていた。生休明けの1本目は姫もいろいろと感覚を忘れるものらしいのだが、私でリフレッシュしていたようだ。怪我で一ヶ月ほど入院して復帰が決まったときは、「一本目絶対予約入れて」と電話がかかってきた。こういった休み明けだと、マットなど結構あやしい状態だったりするし、そういうものを求める人には向かないと思うが、個人的にはこれはこれで良いものだった。

などと私の場合はいろいろ事情はあったのだが、より根本的な話として、姫と逢うことについて「女の子とデートする」という感覚が強いと、事前にスケジュールしたくなるのが自然ではないかと思う。性欲以外のメンタリティが働くということだろうか。まあ姫に惚れてストーキングに走るような困った客も一部には含まれるのかもしれないが。

今の馴染みについても、数日前に予約を入れて、その旨をメールで知らせるようにしている。先日は「一緒に出前取って晩御飯食べませんか?」とのお誘いが返ってきて、一緒に夕食を楽しんだ。

仕事系と恋人系

2006-03-30 17:28:20 | ソープ
他の業種ではどうなのかよく知らないのだが、ソープでは姫を仕事系と恋人系に分けて語ることがよくある。
詳しくは後から述べるが、姫のタイプを分類するに当たってこの区分はあまり良い分類ではない。なのだが、客の好みを分類するにあたってはなかなか良くできた分類かと思う。

仕事系の姫と言った場合、マットや椅子などで「抜く」テクニックに長けた姫のことを指す。同時に、姫が攻めにまわること、恋人ムードが弱くて事務的になりやすいことなども暗示される。
恋人系の姫と言った場合はこの逆である。恋人っぽい雰囲気を売りにする一方、受身でテクニックもない、極端な場合はマットもほとんどできない、といったふうに捉えられている。また、甘え上手・会話の楽しさなども恋人系として評価される。

ネット掲示板や雑誌では姫をこの二つのどちらかに分類して評価する人が多いが、実際のところ姫のタイプというのはそう簡単に区分けできるものではない。
例えば、仕事が完璧にできるにも関わらず恋人っぽく接することもできる、という姫は意外と多い。頭の良い姫ならば会話も楽しい。私がこれまで馴染みとして通った姫にも、そういうタイプの姫が多かった。
また、同じ姫であっても客によって仕事系と見えたり恋人系と見えたりすることもある。客の側から攻めたときにうまく対応できると、客は「恋人系っぽい」と認識しやすい。そういう姫は、マグロ客からは仕事系と見え、攻め好きの客からは恋人系と見えることになる。

このように、姫を仕事系/恋人系の二つに分類するのはかなり無理があるのだが、一方客の側の好みはかなり綺麗にこの二つに分類できる。つまり、客の傾向として「仕事系を求める客」と「恋人系を求める客」という二つのはっきりした流れがある。そういう客のニーズに応じて、この分類が使われるようになったと思われる。
仕事系へのニーズは回数へのニーズと重なる。何度もやりたい客はやはり仕事系を求めることが多いのだろう。中には会話を「手を抜くための時間稼ぎ」ととる人までいる。逆にまったり感を求める客にとっては、次々と繰り出す技で攻められること自体が合わないようだ。

ところで、私の今の馴染みをこの分類に当てはめてみるならば、「色っぽいムードのうまい仕事系」ということになるかと思う。
仕事系と一口に言っても、ムードがによって受ける感じは全然異なってくる。明るい/しっとり/親しみやすい、などなど。例えば、巨匠という呼び名で知られるシャトーペトリウスの芹沢さんに昔お相手いただいたときは、陽性のムードで、「スポーツのような楽しいセックス」という感覚だったことを憶えている。ただし私は芹沢さんには一度しか入っておらず、裏を返せばまた別のムードを見せてくれたのかもしれない。
私の馴染みは「色っぽく濃厚なムード」を得意としている。実は私も初会のときはそれに圧倒され、あまり話がはずまなかった。裏を返して、共通の趣味があるとわかって、打ち解けてきたのはそれからだった。会話が盛り上がってくるとこのムードが消えてしまうのはいたしかたない。というか個人的にはそちらの方が楽しい。
このような色っぽいムードの仕事系プレイは、客によっては恋人系と受けとられることも多いようだ。私の馴染みの場合は、私が1回しかできなかったときに本当に済ま無さそうに謝るのだが、この辺りに仕事系的な姿勢が現れている。