LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:1ヶ月以上ぶりのフライト

2021-08-21 | Flight Log (機長)
パンデミックでいろいろと忙しい。なかなか飛ぶ時間がない。そうこうしていると、気づけば8月末でMedical Certificateが切れてしまう。それから、8月中にIFRを飛んで飛んでおかないと、IFR ratingがcurrentでなくなってしまう。 短時間でも良いので空に上がらねば。 サンタモニカ空港に到着すると、ゲートキーが使えないのに気づいた。しばらく飛ぶのをやめていると、色々なことが起 . . . 本文を読む

フライトログ: カマリロ空港再訪問

2021-07-10 | Flight Log (機長)
晴天なので、カマリロ空港のWaypoint Cafeに立ち寄ることにした。エンジン始動、タクシー開始。B5ランナップで入念にチェック。ここでマグチェックの際、左マグの回転の低下が表示されない。ボタンをいろいろ押して設定変更、左右マグともに回転低下が表示されるようになった。自分しか飛んでいないこの機体。整備もしてないし誰も触ってないのに、何故タコメーター設定が変わったのか不思議だ。 ランナップを終 . . . 本文を読む

フライトログ:機体カバーをかけにいった

2021-06-08 | Flight Log (機長)
前回のフライトの後、機体カバーをかけずに空港を後にした。所用があったので仕方ないが、紫外線が強いこの時期、あまりカバーなしで放置したくない。空港に乗り込む車は普段から使っているテスラモデルS。その前はフルサイズSUVのレンジローバーだった。かさばるフルボディーカバーを収納するべく、貨物室が大きくハッチバックのデザインということが共通。この日は別な車を試してみようと、近所お買い物用の車、Fiat50 . . . 本文を読む

フライトログ: Waypoint Cafeへ

2021-06-06 | Flight Log (機長)
朝から昼まで雲が出ていて、サンタモニカは1200ft OVCという感じ。ロサンゼルス国際空港やホーソン空港も同様。トーランス空港はVMCだったと思う。オックスナード空港、カマリロ空港は1500ft OVC。雲の配置からVFRで安全かつ合法的に近隣空港に行くのは難しい。かと言って、サンタモニカ空港の長いIFRリリースは避けたい。空港で内装掃除などしながらのんびりしていると、午後になりどんどん晴れてき . . . 本文を読む

フライトログ:快晴の中、一人フラトン$100バーガー

2021-06-03 | Flight Log (機長)
久しぶりのフライト。June bloomの曇り空だったが、午後から晴れてきた。カバーをかけていたので、機体は綺麗。ラダベータートリムの取り付け部をグリスアップ。そして、入念なプリフライト。さすがにクランキングは弱かったが、1発で始動。B5 Run upへタクシー。ランナップの後、Rwy21 B5へタクシーしたかったが、IFRリリース待ちのシーラスが1機。どうやって捌くのかなと思ってグランドにコンタ . . . 本文を読む

フライトログ:機体を洗い、水滴を吹き飛ばすために飛行

2021-04-11 | Flight Log (機長)
ラダーベーターの修理期間中、愛機は基本的にカバーがかかっていない雨晒しの状態だったのだろう。作業していない時にはハンガー外に駐機していたはず。実際、かなり埃をかぶっていた。ラダベーター部だけピカピカ。今日はさすがに機体を洗って埃を落とし、フルカバーをかけないといけないと思っていた。何より、これからどんどん紫外線が強くなる。今日はあまり空港に居る時間がないので、機体を水洗いして埃を落とし、拭き取るこ . . . 本文を読む

フライトログ: 新品みたいなラダベーター、すごく気持ち良い。

2021-04-09 | Flight Log (機長)
ラダベーターが綺麗になり、愛機を眺めていても気持ちがいい。この日はかなり風が強かったが、空港に到着すると6kt程度の西風。とりあえず給油スポットに向かい、満タンまで給油した。ほぼ60ガロン入った。先日Low fuelと表示が出て驚いたが、結局は15ガロンくらい残量があったことになる。1時間の巡航ができる残量だ。ここまで燃料を使い切ることは殆どなかったので、Low fuel警告が出てからどれくらいの . . . 本文を読む

フライトログ:久々に愛機でのフライト

2021-04-06 | Flight Log (機長)
予定以上に時間がかかった愛機のVtail修理。やっと修理してくれたショップのあるRiverside Airportから、ホームグランドのSanta Monica Airportに戻すことができる。Waypoint Aviationで支払いを済ませ、そしてログブックへの記載を終了。担当のAさんは非常に気持ちいいいメカニックだ。この世界では比較的珍しい女性のメカニックだが、ボナンザの知識は豊富。Vta . . . 本文を読む

ボナンザの修理完了。リバーサイドまで同乗飛行。

2021-03-29 | Flight Log (同乗飛行)
ラダベーターのマグネシウムパーツの修理が必要となり、長きに渡りWaypoint Aviationで預かってもらっていた。紆余曲折あり、やっと修理完了。そしてテストフライトも無事終了したとの連絡あり。やっと愛機を取りに行けることになった。リバーサイド空港までは、ショップの飛行機で送迎してくれる。VFRしか飛べない機体なので、その調整に時間を要した。お迎えの時間は朝9時、サンタモニカ空港のTransi . . . 本文を読む

Vテールボナンザの弱点、マグネシウムパーツの劣化が想像以上だった

2021-03-02 | 航空関連エッセイ
Vテールボナンザの象徴、Vテールのラダベーターはマグネシウム製。軽量化が目的だったが、錆びやすく問題が多い弱点の一つ。アルミ製の部分にはまったく錆がないのに、マグネシウム製の部分だけ塗装が浮いてきた。錆が酷くなる前にと早めの一手を打ったつもりが、かなり深刻な劣化だった。 見た目はこんな程度で、赤矢印で示す箇所に錆があっては困ると判断。塗装を剥がし、マグネシウムの防錆加工をして、再塗装程度でい . . . 本文を読む

ラダベーターが取り除かれたボナンザS35

2021-02-16 | 航空関連エッセイ
ラダベーターが取り除かれた愛機ボナンザS35の写真が送られてきた。滅多に見れない光景だ。というか、愛機のこの姿、一生に一度しか見れないかも。取り外しはともかく、取り付けは相当に面倒だと言われているVテールボナンザのラダベーター。何度もつけたり外したりするもんじゃない。     横から見るとこんな感じ。ラダベーターもトリムタブもなくなると、アルミ製のVテールの本体だけが残り、 . . . 本文を読む

フライトログ:雨模様の空だが、修理の為にリバーサイド入りIFRフライト

2021-02-08 | Flight Log (機長)
この日はラダベーターの修理のため、Riverside AirportのWaypoint Aviationに機体を持ち込むことになっていた。朝から生憎の曇り空、雨模様。早朝は400-500ft overcastだった。内陸リバーサイドも300ft overcast, brokenという感じ。ILSでギリギリ降りれる天気だが、無理はしたくない。少し雲が高くなるのを待っていると、サンタモニカの雲は200 . . . 本文を読む

フライトログ:大掛かりな修理を前に

2021-01-19 | Flight Log (機長)
ラダベーターの修理は大掛かりになる。Vtailからラダベーターを取り外し、塗装をはがし、錆取り加工を行い、マグネシウムの防錆加工を行い、ペイントショップで今まで通りの色とデザインに戻すべく再塗装し、左右のパーツバランス取りをし、再びVtailに取り付ける。可動部分のベアリングなども交換になるだろう。1−2ヶ月は飛べなくなる。 その前に、軽く飛んでおこうと思った。天気は問題ない。空港に . . . 本文を読む

フライトログ:ラダベーターの修理見積もりのため、リバーサイド空港までIFRフライト

2021-01-15 | Flight Log (機長)
見出しの写真の通り、小さな錆により、塗装が浮いてきている。放置していると、錆を取り除く為にマグネシウムスキンを削り取る分量が増え、規定値以下の厚さになったら張り替えとなってしまう。ラダベターマグネシウムパーツのサビ取り修理は簡単じゃない。色々問い合わせたが、リバーサイド空港のWaypoint Aviationに行くことにした。場合によってはマグネシウム張り替え、最悪修理不能。その場合、中古パーツを . . . 本文を読む

フライトログ:初飛び

2021-01-12 | Flight Log (機長)
気づけば2021年の初飛び。夕方の空を飛ぶことにした。空港に到着し、機体カバーを外す。どうしても、ラダベーターが気になる。錆は酷くなっていない。B5ランナップにタクシー、ランナップの後、Right turn at shore lineで離陸した。ひんやりした夕暮れ時、気持ち良いフライト。ここで管制塔からトラフィックアラート。対向するトラフィックが3500ftにいるようだ。どう考えてもSpecial . . . 本文を読む