植物事変 -OMOTE-

世に生を得るは事を為すにあり by坂本龍馬

EARTH Ride in 北海道富良野

2010-07-05 | おでかけリスト
「北海道富良野アースライド2010」

どこまでも続くグリーンの大地
野鳥さえずる澄んだ空気。

花と緑に染まる富良野を舞台に、
北海道の雄大な自然を体感する
“北海道富良野アースライド”。

走る楽しさを存分に感じることができる、
おおらかな時間、感動と充実がそこにはあります。

っていう、自転車をひたすら漕ぐイベントに参加しました。


後輩に「北海道でサイクリングどうですか」と騙されて誘われ、ちょうど旅行したかった私は何も知らずに快諾。サイクリングじゃなくてクロスバイクでがちで走る本格的なものだという詳細を聞かされたのは開催日の一週間前で、こりゃ無理だと思ったら発熱と頭痛までしてくる始末。断ろうと思った(というか、断った)のに、結局丸めこまれてしまい参加を決意。
ドタキャンも視野に入れつつ、そこから自転車、ヘルメット、グローブ、レーパン、ドリンクボトル、輪行袋などなどの一式を揃え、10万以上の出費をしました。特にチャリが間に合うかどうかは死活問題で、奔走した結果月曜に注文、金曜の夕方に届くというタイトスケジュール。自転車をからだに慣らす時間はたったの5分、ぶっつけ本番で参加する流れに。自転車が全くの素人な上にチャリにも乗り慣れない状態は不安といえば不安だけど、用意が揃えば何とかなる。自律神経がおかしくなったらどうしようという不安は残りましたが、そこは自分を信じて臨むしかない。


6/26/2010
<羽田⇒釧路>
まず、チャリを運ぶのがしんどい。そこそこ混雑した電車の中ででかいチャリを持ってるのもつらいし、10キロだから重さはたいしたことないけれど、かさばるし目立つし。
<釧路観光>
・和商市場で勝手丼
・炉端焼き
勝手丼が秀逸。まず、どんぶりとごはんを買う⇒その上に乗せる魚介を市場内を巡回しながら選んで買っていくという、エンターテイメント性。釧路近郊で取れた魚だから、どれも新鮮で本当に美味しい。矢部商店の大トロがヒットかな。いくらやウニも美味しい、全部美味しい。
ちなみに、この日は観測史上最高気温。炉端焼きを食べてるところを北海道新聞の人から取材を受けましたよ。6月の避暑地のはずの北海道で、32℃の猛暑とは。


6/27/2010
アースライド本番。富良野の広大な大地の中を走り抜け、125キロを目指すレース。クロスバイクに乗るのが初めてなので、最初の緩やかな上り坂はギアチェンジなしで走る(ギアの変え方がわからないから)。一緒に参加した先輩にギアの変え方のポイントを教わって、そこからは順調な滑り出し。ゆるふわがテーマの私たちのグループは、全体の最後尾付近をのんびり走り、走ってる途中は途中で大会関係者のプロ?の人に温かく励まされながら、頑張ってのんびりと漕ぐ。
途中高低差100mを超えたあたりで体力的にダウンした私は、グループから遅れてひとり寂しく歩くことも。ほんとに心が折れた。いろんなことを考えた。自然なんて嫌いだって思いながらのろのろと自転車を押しました。
頑張って折り返し地点の拓真館に着くと、そこからは精神的に振り切れたのか、後半は楽しく漕いで無事85キロを完走。(125キロ走りたかったけど、高低差400m近いコースは初心者には厳しいということで断念。そもそも最後尾付近をのろのろと走ってるくらいだし。)

このレースの目玉。コースの途中に、15~20キロ間隔くらいでエイドステーションがあるんだけれど、富良野のエイドステーションはとっても優秀。富良野メロン、富良野産ポークのBBQ、富良野産アスパラ、富良野産米?のおにぎり、ハーブティー、ふらのバーガーが出店する富良野産ポークのソーセージと、とにかく美味しいこれは元気が出ます。

走り終えての感想は、過去に出たことのあるイベント、100キロハイクや24Hマラソンに比べると軽め。時間的にも走ってる時間6、7時間だし、自転車だから進むの早いから楽しいし。終わった直後もつらくなかったし、筋肉痛も翌日には取れたかな。金欠のなかたくさんの愉吉を使ったので、これからはなるべくチャリに乗りたいです。ちょっとした移動や通勤にも自転車を使えるようになりたい。そして、来年は125キロ目指せるかなー。

6/28/2010
<富良野でのんびりカヤック>
空知川の中流域をのんびり川下りするカヤックを体験。この日も暑かったので、川が気持ちいいアメンボ気分を味わいながら、楽しく川下り。
<札幌でジンギスカン>
最後は、「山小屋」というお店でジンギスカン。ラムうまし。ジンギスカン、そんなに得意ではないんだけど、美味しいと思ったのはお肉が新鮮だからかな。ご満悦でした。

病んでるのが止まらない

2010-06-07 | 百八煩悩
最近めっきり気持ちが沈んでしまい、どうしようもない。決して心の闇はつぶやくまいと思っていたTwitterにもついに病んでるTweetを投稿し始めてしまい、もう止まらない。Blogにもどろどろ、書き始めたらもう止まらない。

まず、外出が二日連続でできない。電車に乗らない外出はできるけど、電車に乗る外出は相当な体力・気力を消費してしまってぐったり、次の日一日寝てないと回復できない。てか、そもそも出かける前に薬飲んで一時間くらい横になって気合いを入れないと出かけられない。外出途中も、人混みに参ってすかさず薬飲んだり。友達との約束もドタキャンばっかりだ。

活字が困難。ビジネス書なんて到底無理だし、最近小説も読む気力がなくなった。聖おにいさん読めたから、マンガはいけるのかな。雑誌とかも疲れちゃうな、なんとなく気分的に。テレビもあまり見れなくなった。回復基調だった時期は図書館に行ってみたり、久し振りにTOEICの勉強したり、とそれなりのことができてたのに、今月入って逆戻りした感がある。無理してFES行ったりしてたからかなー。

毎日無意味にぐったり。実家生活が幸いして食事だけはちゃんと摂ってるけど、それ以外は何もやる気がおきないし、正直何もかもしんどい。一刻も早くこの状況を脱したいのに、なんだか最近遠回りをしてる気がして、げんなりする。まさかここまで自分が病むとは思ってなかったという思いと、いつか一度くらいはこうなるだろうっていう思いが交錯する。

2010年捨てた、と割り切れちゃえば楽なんだろうな。でも、そんなこと思えない。私真面目だから。社会復帰ちゃんとできるんだろうか。不安、不安、不安。

死にたいモチベーション自体も減退してるのは、不幸中の幸いかしら。
昔みたいに、飲み明かしても次の日普通に仕事しちゃうくらいの元気が戻るんだろーか。

Big Beach Festival

2010-06-06 | NO MUSIC NO LIFE
<BIG BEACH FESTIVAL'10>
日時:6月5日(土)
会場:千葉・幕張海浜公園 BIG BEACH FESTIVAL'10特設ステージ
時間:10:00開場/11:00開演/20:00終演(予定)
出演:
THE CHEMICAL BROTHERS [DJ SET]
GROOVE ARMADA [LIVE]
SASHA
CAGEDBABY
THE 2 BEARS
SHINICHI OSAWA
JAYMO&ANDY GEORGE
DIMITRI NAKOV
TANIA VULCANO
DAVIDE SQUILLACE
ZOMBIE DISCO SQUAD
DANCING PIGEONS [LIVE]
DEXPISTOLS
80KIDZ [LIVE]

行ってきました。正直、当日朝まで体調面が不安すぎて行けるのか?って感じでしたが、一緒に行った子もメンタル不調の子だったので、「ゆるりをテーマでいこう!」と明るくいってきました。80KIDZから見たので、スタートは12時くらいと早め。DJのイメージが強かったんですが、思ったよりも彼らはLIVEな感じでした。DEX見ようかと思ってたら、お昼をのんびり食べてて時間が経過して逃し、大沢伸一を後ろのほうで軽く流して聞いて、浜辺で棒倒ししたりお城を作ったりしながらSASHAを聞いて、気力チャージしてたらテンションが上がってしまい、GROOVE ARMADAには参戦。そしてケミカルっていう流れ。
後輩に3組会いました。一緒に行った子の友達も3組くらい会ったかな。一日限りのFESだと気楽に行けるからいいね。みんなに会えてよかった。

テンションに任せてケミカルをかなり前線で見てしまい、私の電池切れが起こって途中で対座。浜辺で座りながらのんびりと聞きました。とはいえ、やっぱりケミカルはすごいね。テンションちゃんとあげてくれました。体調不良じゃなければなー、もっと頑張れたけど、今日のテーマは、「ゆるり、無理しない」だったのでやむなし。
FESに行く元気があれば、私も元気かなと思ったけど、やっぱり途中で薬飲むはめになった。しかも、翌日まで気力消費っぷりがひどくて元気が戻らず。悩ましいです。

今年はフジロック無理かもなぁ。せめて来年、またこのFESに来れますよーに。

ついでに肌ケア系 その2

2010-06-04 | 生活雑記
ついでに、二か月くらい前にパナソニックの「ナイトスチーマー ナノケア EH-SA40」を購入しました。「ナノイーで、寝ながらエステ。」ってコピーのスチーマーね。会社の福利厚生のポイント(カフェテリアポイントってやつ)で購入したので実質タダですが、ポイント自体は25000ポイントくらい使ったので、けっこう高め。

効果のほどと、使用感は、、、

正直よくわからない。肌がもっちりしたとか、髪が潤ったとか、そんなクチコミもあるけれど、私は効果を感じられず。たぶん、冬の乾燥している季節ならもっと効果感じられるんだろうけどね。使用感は、けっこういい。スチームが顔にあたるので、「効いてる」感がある。ナノイーが吹き出てるときはやっぱりこれまた効果も使用感もイマイチなんだけど、目に見えない効果があると信じるしかない。

あと、場所を取る!ネットで買ったから大きさとかのイメージがつかないまま購入したのだけど、意外とでかい。

ということで、買うかどうかは冬場の乾燥の季節に要検討、といったところでしょうか。

ニキビ跡ケアには

2010-06-03 | 生活雑記
高校時代からストレス負荷がかかるとあごにひどいニキビができる。しかも、ついストレスとあごという場所がらかいじってニキビをつぶしたりなんかしちゃって、さらに悪化させた挙句ニキビ跡を残しまくっているのが私の肌。

そこで。

ちょっと高いですが、クチコミで話題のピンプルフリーを買ってみました。
5000円くらいした。高かったけど、けっこうひどい肌になっているのでやむを得ず。

使い始めて一カ月くらいした、その効果のほどは、、、


なんとなく、ニキビ跡が薄くなった気がする。


テクスチャーは、数多くのクチコミにあるように、相当なべたつきですが、そのべたべた感も効果ゆえかと思うと、だんだん慣れてくる。たぶん、ピンプルフリー、効果あると思う。黒ずみとかが薄まった気がするんだよね。ニキビ跡を気にしている人は是非一度お試しを。2週間くらいでなんとなく効果が感じられます。

「モーリス・ユトリロ展」

2010-05-27 | 芸術は爆発する
損保ジャパンの東郷青児美術館で開催中の「モーリス・ユトリロ展」に行ってきました。
ユリトロは、かろうじて名前を知ってるくらいのレベル、かつ、頂いた招待券で観に行ったので、さほど期待してなかったのですが、けっこうよかった。20世紀前半のパリ・モンマルトルの風景が、白の色彩を用いて美しく描かれてます。「売れる絵」だなぁっていうのがわかる。人を惹きつける魅力的な作品が多かったです。ポストカード購入。
アル中だったり恋多き母だったりという波乱万丈な人生を頭によぎらせると、絵を見る目も変わるよね。みんな人生大変だ。

かなり久し振りの芸術鑑賞でした。たまにはガス抜きしないとだなぁと思いつつなかなか出かけられずにいて、万を期しての美術鑑賞でしたが、ランチを食べて、買い物をして、とたった数時間で帰り道はぐったり。まだまだ本調子には戻れない。

菖蒲湯

2010-05-05 | 生活雑記
端午の節句なので、菖蒲湯に入りました。
邪気は払えたんだろーか。厄除けになったのかしら。
「勝負」に負けないよーになれたのかしら。

いずれにせよ、こーゆう日本の慣わしを大切にするのは大事なことだよね。私この手の行事事は好きです。

人生絶不調

2010-04-30 | 百八煩悩
人生絶不調です。人生至上最悪期。願わくは、今がその終盤であること。

何年も前から言ってますが、私はゼロ学占いという占いを信じています。Wikipedia曰く、「0学は易、四柱推命、気学、西洋占星術など、さまざまな占術をもとにして作られた「運命学の集大成」といわれている。」とか。
その占いっていうのは、おもに生年月日によって分かれる12の支配星と、十二支みたいな生年星座というものをもとに運気の流れを12段階に分けて表していて、それを運命期と呼んで12年で運気が一回りする、っていう考え方の占い。私は、支配星が氷王星、0学星座が大熊座、今は運命期「精算」にあたります。

特に運気が落ち込む冬の3運命期(背信・0地点・精算)は0地帯とも呼ばれるんですが、2008年から始まった私の冬の時代は、本当に運気がよくない。2007年からずっと警戒してたにも関わらず、降りかかる災難の醜悪さと、その災難への対処方法がことごとく裏目に出るこの現状は、八方塞がりにも程がある。運命の流れを知ることで自分の人生をよき方向に導けるとか、0地帯のうちは抗うことなく流れに任せるのがよいとか、頭ではわかってても、ついもがき苦しんで結局悪化の一途を辿り続けたのがつい最近までの話で、何とか現状打破をしようとしてるのが、今というところか。

20数年生きてきて、自由を満喫し、然したる不幸もなく、健全に幸せすぎる毎日を奔放に暮らしてきたツケだと母は言う。そういわれると、甘えて育った私は何もいえないし、やむを得ないとして多少は納得する。今のうちに受けれるだけ不幸を受け取って、幸せが降り注ぐであろう近未来を夢想すればいいんだろうか。

うー、しんどい。マジで死にたい。

さすがに「精算」年、過去のいろいろなしがらみを上手に捨てれそうな予兆はある。あとちょっとなのかなー。焦りは禁物。無駄に頑張らず、静かに生きているので、どうか世界が平和で私が安らかでありますように。せめてメンタルが回復の兆しを見せますように。

「私の男」

2010-04-28 | 歓楽読書街
桜庭一樹の「私の男」が文庫でようやく出たので、先日読了しました。

初桜庭一樹。さすが直木賞だね、良本でした。話は逸れるけど、芥川賞はハズレがよくあるけど、直木賞に大ハズレってないよね。
ネタバレですが、ストーリーは、奥尻島の地震で震災孤児になった主人公花が、縁戚に引き取られ、その「私の男」と近親相姦の愛情に溺れたのち、いろいろなことに迷いながらも、やや家族にコンプレックスのある血統書系の育ちのよい男と結婚することで人生リセットを試みる。時系列で追うとこんな感じのストーリーですが、著作では、時系列がバックデートして進みます。それぞれのキャラの視点でそれぞれの時代が語られ、時代が遡るにつれてそこまでの愛情に溺れていく因果が掴める仕組み。解説をつけた人と同じコメントになりますが、最後まで「私の男」である淳悟が精神的に歪んだ背景は明かされず、その不完全さがよかったりします。

まあ人も殺してるし、どろどろの話だ。
花と淳悟の関係を、殺されたおじいちゃんが持つような、倫理観や常識で異常と線引きするのは簡単だけれど、結婚する彼氏の家庭のような、すれ違って理解の足りない、けど模範的な家族っていうのは、果たして本当に正しいことで、幸せなことなの?とも考える。花の境遇を可哀相だと思う自分の模範的な感想は、何かに囚われているからそう思っちゃうんじゃないかと思ったりした。けど、その模範的な意識を全部取っ払って放り投げちゃったら、何を軸にして物事判断したらいいかわからなくし、倫理もくそもなくなっちゃうよね。

どろどろしたい気分のときに、どっぷり一気に読める本著は、私はお奨め。東野圭吾とかの、誤魔化される一冊より、この一冊を。

1Q84

2010-04-23 | 歓楽読書街
1Q84読みました。発売日に買って、その週末には読了。

これまでの春樹作品の中で、上位ランクインです。主人公青豆が前向きで建設的に生きているのがいい。有機野菜のような、健全な植物のような。天吾の雰囲気も、これまでの春樹の男キャラの典型である退廃的な雰囲気をちゃんと備えつつも、一歩地に足ついているというか、不思議すぎたり世捨て人すぎないところが好感が持てる。身近に感じれるというのかな。タマルや牛河とか老婦人とか、その他のキャラクターも、生きていることだったり、行動や取るべき手段だったり、そうゆうことの目的が明確で、何よりわかりやすかった。

個人的には、BOOK3は不要だったかも、とも思う。いろいろな事象に対して、説明的すぎる。それがわかりやすくてよかった、っていう評価にもなるかもしれないけれど、私はBOOK2で終わったほうがいろいろと考え巡らせられてよかったかなぁと。BOOK3で、はい、こうゆうお話でした、と正解を突きつけられてしまったような印象で、それはそれで乱暴なのではないかな、と思ったりしました。BOOK3ですっきりした反面、そう思っちゃったな。

と久しぶりにブログを更新。ふう。なかなか元気が出ませんね。